JP3022505B2 - 蛍光性基を有する有機ケイ素化合物、その製造および使用 - Google Patents

蛍光性基を有する有機ケイ素化合物、その製造および使用

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JP3022505B2
JP3022505B2 JP10253623A JP25362398A JP3022505B2 JP 3022505 B2 JP3022505 B2 JP 3022505B2 JP 10253623 A JP10253623 A JP 10253623A JP 25362398 A JP25362398 A JP 25362398A JP 3022505 B2 JP3022505 B2 JP 3022505B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光性基を有する
有機ケイ素化合物、その製造および使用に関する。
【0002】
【従来の技術】共有結合で結合した蛍光性基を有する有
機ケイ素化合物は、多数の文献から公知である。
【0003】蛍光性を有していてもよい発色団を有する
硬化性オルガノポリシロキサンは、米国特許(US−
A)第3741932号(Minnesota Mining and Manufa
cturing Company 、1973年6月26日公告)明細書
に記載されている。この合成は、スルホンアミド官能性
発色団を用いるエポキシ官能基の開環反応により行われ
る。
【0004】毛髪の処置のための蛍光性オルガノポリシ
ロキサンは、米国特許(US−A)第5176906号
(Dow Corning Corporation、1993年1月5日)明細
書に開示されている。これによると、特許請求された化
合物の製造は、塩化スルホニル基を有する蛍光性化合物
を用いるアミン官能性ポリシロキサンの求核性置換反応
を経由して行われる。
【0005】放射線照射硬化性エポキシシリコン−ポリ
エーテル−ブロックコポリマーは、米国特許(US−
A)第5227410号(General Electric Company 、
1993年7月13日)明細書に記載されている。ブロ
ックコポリマーの極性構造のために、200ppm領域
の光増感剤を透明に混入できる。
【0006】熱的に、ヒドロシリル化反応を経由して硬
化できるダンシル基を有するオルガノポリシロキサン
は、欧州特許出願公開(EP−A)第455384号(D
ow Corning Corporation、1991年11月6日公開)
明細書に記載されている。ビニル官能基およびアミン官
能基を有するオルガノポリシロキサンは、例えばダンシ
ルクロリドを用いて変性され、次いでH−架橋剤を用い
て硬化できる。
【0007】被覆のためのフルオレン基を有するオルガ
ノポリシロキサンは、米国特許(US−A)第4978
731号(Minnesota Mining and Manufacturing Compan
y 、1990年12月18日公告)明細書に公開されて
いる。この製造は、アリルフルオレンの水素含有オルガ
ノポリシロキサンへのヒドロシリル化反応を経由して行
われる。標識されたポリシロキサンは、塗布重量および
被覆欠陥の測定に役立つ。
【0008】シリコーンの硬化性能を試験するための方
法は、欧州特許出願公開(EP−A)第720015号
(Avery Dennison Corporation 、1996年7月3日公
開)明細書に記載されている。ピレン基を用いて官能性
化されているポリシロキサンは、硬化のオンラインコン
トロールを保証する。
【0009】蛍光性基を有するシランと、生物学的セン
サーにおける化学的指示薬としてのポリオルガノシロキ
サンとの二次反応は、米国特許(US−A)第4746
751号(Baxter Travenol Laboratories 、1988年
5月24日公告)明細書に公開されている。この合成
は、グリニャール化合物のクロロシランとの反応に基づ
いている。
【0010】蛍光性基、特にはピレン化合物を有する別
の有機ケイ素化合物は、米国特許(US−A)第486
6152号(Dow Corning Corporation、1989年9月
12日公告)明細書に開示されている。ピレンアルデヒ
ドとアミノ官能性ポリシロキサンとからの脱水により、
蛍光性試薬のポリシロキサンへの共有結合が得られる。
【0011】蛍光性を有するシリコーン樹脂は、米国特
許(US−A)第3427273号(Owens-Illinois Gl
ass Company 、1969年2月11日公告)明細書に記
載されている。この製造は、ブロモナフタレンのリチウ
ム化および引き続くアルコキシシランとの反応により行
われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、簡単な方法により、入手が容易な出発原料を用い、
遷移金属触媒を用いないで製造され、かつラジカル重合
により硬化できる、蛍光性基を有する有機ケイ素化合物
を提供することである。本発明の別の課題は、被覆の製
造に応用でき、その際、標識した有機ケイ素化合物が、
塗布重量の測定および被覆欠陥の発見に役立つ、蛍光性
基を有する有機ケイ素化合物を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
り解決される。
【0014】本発明の対象は、式:
【0015】
【化8】
【0016】〔式中、Rは、同じまたは異なっており、
一価であって、場合によれば置換されており、基当たり
に炭素原子1〜18個を有し、1個またはそれ以上の酸
素原子により中断されていてもよい炭化水素基を表し、
Xは、同じまたは異なっており、塩素原子または式OR
1(式中、R1は、水素原子または基当たりに炭素原子1
〜8個を有し、エーテル酸素原子により置換されていて
もよいアルキル基である)の基であり、Eは、1個また
はそれ以上の(メタ)アクリレート基を有する有機基を
表し、Aは、式:
【0017】
【化9】
【0018】(式中、R2は、二価または三価であっ
て、場合によれば置換されており、基当たりに炭素原子
2〜50個を有し、1個またはそれ以上の式:
【0019】
【化10】
【0020】の基により置換されている炭化水素を表
す)の基であり、xは、R2の原子価に相当して1また
は2、有利には2であり、R3は、R1と同じものを表す
か、または式−C(=O)−R1の基を表し、かつL
は、蛍光性の有機基を表し、 aは、0、1または2、 bは、0、1、2または3、 cは、0、1、2または3、 dは、0、1または2、 かつ和a+b+c+d4、有利には和a+b+c+d
≦3であり、ただし、分子当たりに少なくとも1個の基
Aを有する〕の単位を有する蛍光性基を有する有機ケイ
素化合物である。
【0021】さらに本発明の対象は、式:
【0022】
【化11】
【0023】〔式中、R、X、E、a、bおよびcは、
上記にこのために記載したものを表し、ただし、分子当
たりに少なくとも1個の基Eを有する〕の単位を有する
有機ケイ素化合物(1)を、式: HNR3−L または HS−L (IV) 〔式中、R3およびLは、上記にこのために記載したも
のを表す〕の蛍光性の有機化合物(2)と反応させるこ
とを特徴とする、蛍光性基を有する有機ケイ素化合物の
製造方法である。
【0024】その際、本発明による反応は、バルク、溶
液または乳化液中で実施できる。
【0025】本発明による有機ケイ素化合物は、有利に
はシランまたはオルガノポリシロキサンであり、その際
オルガノポリシロキサンが有利である。
【0026】本発明による有機ケイ素化合物は、有利に
は平均分子量(Mn)500〜1000000g/モ
ル、有利には5000〜500000g/モルおよび有
利には25℃において粘度10〜1000000mm2
・s-1、有利には25℃において20〜100000m
2・s-1を有する。
【0027】基Rの例は、アルキル基、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソ−プロピル基、1
−n−ブチル基、2−n−ブチル基、イソ−ブチル基、
t−ブチル基、n−ペンチル基、イソ−ペンチル基、ネ
オ−ペンチル基、t−ペンチル基;ヘキシル基、例えば
n−ヘキシル基;ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基;
オクチル基、例えばn−オクチル基およびイソ−オクチ
ル基、例えば2,2,4−トリメチルペンチル基;ノニ
ル基、例えばn−ノニル基;デシル基、例えばn−デシ
ル基;ドデシル基、例えばn−ドデシル基;オクタデシ
ル基、例えばn−オクタデシル基;シクロアルキル基、
例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘ
プチル基およびメチルシクロヘキシル基;アリール基、
例えばフェニル基、ナフチル基、アントリル基およびフ
ェナントリル基;アルキルアリール基、例えばo−トリ
ル基、m−トリル基、p−トリル基;キシリル基および
エチルフェニル基;およびアラルキル基、例えばベンジ
ル基およびフェニルエチル基である。
【0028】有利には、メチル基、n−オクチル基、n
−ドデシル基およびn−オクタデシル基である。
【0029】ハロゲン化基Rの例は、ハロゲンアルキル
基、例えば3,3,3−トリフルオロ−n−プロピル
基、2,2,2,2’,2’,2’−ヘキサフルオロイ
ソプロピル基、ヘプタフルオロイソプロピル基およびハ
ロゲンアリール基、例えばo−クロロフェニル基、m−
クロロフェニル基、p−クロロフェニル基である。
【0030】アルキル基R1の例は、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソ−プロピル基、1−n−ブチ
ル基、2−n−ブチル基、イソ−ブチル基、t−ブチル
基である。有利にはメチル基およびエチル基である。エ
ーテル酸素原子により置換されているアルキル基R1
例は、メトキシエチル基およびエトキシエチル基であ
る。
【0031】有利にはR3は、水素原子である。
【0032】有利には、Eは、式:
【0033】
【化12】
【0034】〔式中、R4は、二価または三価であっ
て、炭素原子1〜50個を有し、1個またはそれ以上の
酸素原子により中断されていてもよい炭化水素基を表
し、Zは、式−O−または−NR3−(式中、R3は、上
記にこのために記載したものを表す)殊には−O−の基
を表し、R5は、水素原子またはメチル基であり、かつ
yは、1または2、殊には2である〕の基である。
【0035】有利には、Eは、式:
【0036】
【化13】
【0037】〔式中、R5は、上記にこのために記載し
たものを表し、R6は、線状または分枝状で、基当たり
に炭素原子1〜6個を有するアルキレン基、R7は、線
状または分枝状で、基当たりに炭素原子1〜6個を有す
るアルキレン基、かつzは、0または1〜40の値の整
数を表す〕の基である。
【0038】有利には、R2は、式:
【0039】
【化14】
【0040】〔R4、R5、Zおよびyは、上記にこのた
めに記載したものを表す〕の基である。
【0041】有利には、R2は、式:
【0042】
【化15】
【0043】〔R5、R6、R7およびzは、上記にこの
ために記載したものを表す〕の基である。
【0044】アクリレート官能性基Eの例は、下記の式
のものである。
【0045】
【化16】
【0046】
【化17】
【0047】〔式中、zは、上記にこのために記載した
ものを表す〕基Aの例は、下記の式のものである。
【0048】
【化18】
【0049】
【化19】
【0050】〔式中、zおよびLは、上記にこのために
記載したものを表す〕基Aの有利な例は、下記の式のも
のである。
【0051】
【化20】
【0052】〔式中、zおよびLは、上記にこのために
記載したものを表す〕有利には、Lは、基当たりに炭素
原子4〜30個を有する蛍光性炭化水素基であり、これ
は窒素、酸素、硫黄およびリンのグループから選ばれて
いてもよいヘテロ原子を有していてもよい。
【0053】基Lの例は、下記の式のものである。
【0054】
【化21】
【0055】その際、−NR3−もしくは−S−を介す
るR2への結合は、化学的に意味があるいかなる方法で
行ってもよい。
【0056】有利には、蛍光性基を有する有機ケイ素化
合物としては、式:
【0057】
【化22】
【0058】〔式中、Rは、上記にこのために記載した
ものを表し、Yは、基AまたはEを表し、ただし、分子
当たりに少なくとも1個の基Aを含み、gは、0、1ま
たは2、mは、0または1〜1000の値の整数、かつ
oは、0または1〜1000の値の整数である〕のもの
である。
【0059】有利には、本発明により使用される有機ケ
イ素化合物(1)は、一般式:
【0060】
【化23】
【0061】〔式中、R、E、g、oおよびmは、上記
にこのために記載したものを表し、ただし、分子当たり
に少なくとも1個の基Eを有する〕のものである。
【0062】本発明による方法に使用される有機ケイ素
化合物(1)の製造方法は、公知であり、例えば米国特
許(US−A)第5593787号(Wacker-Chemie Gmb
H 、1997年1月14日公告)明細書に記載されてい
る。
【0063】本発明による方法において、使用する有機
ケイ素化合物(1)の基Eのモル当たりに、有利には蛍
光性有機化合物(2)0.0001〜2モル、有利には
0.001〜2モルかつ殊に有利には0.001〜1モ
ルが使用される。
【0064】本発明による方法において、マイケル反応
に類似する反応に触媒作用があるあらゆる公知の化合
物、例えば氷酢酸、塩化亜鉛(IV)、ナトリウムメチ
ラートおよびアルカリアミドを使用できるが、これは有
利ではない。
【0065】さらに、本発明による方法において、ラジ
カル開始剤、例えばアゾ化合物および/またはペルオキ
ソ化合物を触媒として使用してもよいが、これは有利で
はない。このような触媒が使用される場合に、有機ケイ
素化合物(1)と蛍光性有機化合物(2)との合計重量
に対して、有利には0.1〜5重量%の量である。
【0066】本発明による方法において、溶剤および水
またはこの両者の混合物が一緒に使用できる。有機溶剤
の例は、トルエン、キシレン、2−ブタノール、1−ブ
タノール、酢酸n−ブチル、イソプロパノールおよびジ
メトキシエタンである。
【0067】有利には、一緒に使用した溶剤を本発明に
よる反応の後に除去する。
【0068】本発明による方法は、有利には大気圧、す
なわち約1020hPa(絶対)の圧力において実施さ
れる。しかし、これより高いかまたは低い圧力でも実施
できる。さらに、本発明による方法は、有利には温度2
5℃〜150℃、有利には25℃〜120℃、殊に有利
には25℃〜100℃で実施される。
【0069】本発明による方法で得られた蛍光性基を有
する有機ケイ素化合物は、線状で末端トリオルガノシロ
キシ基を有するオルガノポリシロキサン、線状で末端ヒ
ドロキシル基を有するオルガノポリシロキサン、環状オ
ルガノポリシロキサンおよびジオルガノシロキサン単位
とモノオルガノシロキサン単位からの共重合体から成る
グループから選ばれているオルガノポリシロキサン
(3)と平衡化できる。
【0070】有利には、線状で末端トリオルガノシロキ
シ基を有するオルガノポリシロキサンとしては、式: R3SiO(SiR2O)rSiR3 〔式中、Rは上記のこのために記載したものであり、か
つrは、1〜1500の値の整数である〕のもの、線状
で末端ヒドロキシル基を有するオルガノポリシロキサン
としては、式: HO(SiR2O)sH 〔式中、Rは上記のこのために記載したものであり、か
つsは、0または1〜1500の値の整数である〕のも
の、環状オルガノポリシロキサンとしては、式: (R2SiO)t 〔式中、Rは上記のこのために記載したものであり、か
つtは、3〜12の整数である〕のもの、かつ、共重合
体としては、式: R2SiO および RSiO3/2 〔式中、Rは上記のこのために記載したものである〕の
単位を有するものが使用される。
【0071】場合によれば実施される平衡化に使用され
るオルガノポリシロキサン(3)と蛍光性基を有する有
機ケイ素化合物との量比率は、単に、場合によれば実施
される平衡化で製造されるオルガノポリシロキサン中の
蛍光性基の希望する割合により、かつ希望する平均鎖長
により決定される。
【0072】本発明による実施される平衡化において、
平衡を促進する酸性または塩基性触媒が使用される。
【0073】酸性触媒の例は、硫酸、リン酸、トリフル
オロメタンスルホン酸、塩化窒化リンおよび反応条件下
で、固体の酸性触媒、例えば酸活性化した漂白性粘土、
酸性ゼオライト、スルホン化活性炭およびスルホン化ス
チレン−ジビニルベンゼン−共重合体である。有利には
塩化窒化リンである。塩化窒化リンは、いずれも使用す
る有機ケイ素化合物の全重量に対して、有利には5〜1
000重量ppm(百万分の1部)、殊には50〜20
0重量ppmの量を使用する。
【0074】塩基性触媒の例は、ベンジルトリメチルア
ンモニウムヒドロキシド、テトラメチルアンモニウムヒ
ドロキシド、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属
水酸化物のメタノール溶液、水酸化ホスホニウムおよび
シラノラートである。有利にはアルカリ金属水酸化物で
あって、これは、いずれも使用する有機ケイ素化合物の
全重量に対して、50〜10000重量ppm(百万分
の1部)、殊には500〜2000重量ppmの量を使
用する。
【0075】場合によれば実施される平衡化は、有利に
は80〜150℃において、かつ大気圧、すなわち約1
020hPa(絶対)において実施される。しかし、希
望する場合には、これより高いかまたは低い圧力も使用
できる。平衡化は、有利には、いずれも使用される有機
ケイ素化合物の全重量に対して、水と混合しない溶剤、
例えばトルエン中、5〜20重量%で実施される。
【0076】平衡化から得られた混合物の後処理の前
に、触媒を不活性化してもよい。
【0077】本発明による方法は、バッチ式、半連続式
または全連続式で実施できる。
【0078】蛍光性有機化合物(2)を有機ケイ素化合
物(1)中の(メタ)アクリレート基に対して化学量論
的量より少なく使用すると、本発明による有機ケイ素化
合物は、残っている(メタ)アクリレート基を介してラ
ジカル的に、またはヒドロシリル化を経由して架橋でき
る。
【0079】次いで、有利には、本発明による蛍光性基
および(メタ)アクリルオキシ基を有する有機ケイ素化
合物は、平均して基A少なくとも0.001個、基E少
なくとも2個、殊には平均して基A0.01〜0.1
個、基E2〜8個を有する。
【0080】さらに本発明の対象は、(A)式(I)の
単位を有する蛍光性基および(メタ)アクリルオキシ基
を有するオルガノポリシロキサン、および(B)光増感
剤を含む放射線照射硬化性組成物である。
【0081】本発明の対象は、さらに、本発明による組
成物の架橋により製造された成形体である。
【0082】本発明による放射線照射硬化性組成物は、
有利には被覆、例えば外被覆の製造に使用される。
【0083】本発明の対象は、さらに、本発明による組
成物を基体上に適用し、高エネルギー放射線照射により
架橋させることを特徴とする、被覆の製造方法である。
【0084】有利には、本発明による蛍光性基および
(メタ)アクリルオキシ基を有するオルガノポリシロキ
サンは、光、有利には紫外光により架橋され、その際、
波長範囲200〜400nmのものが有利である。紫外
光は、例えばキセノンランプ、低圧水銀ランプ、中圧水
銀ランプ、高圧水銀ランプまたはエキシマーランプで発
生できる。光による架橋のために、400〜600nm
の波長を有するもの、すなわちいわゆる「ハロゲンライ
ト」も好適である。
【0085】しかし、本発明によるオルガノポリシロキ
サンの架橋に好適なエネルギー源は、レントゲン線、γ
線または電子線であっても、あるいはこれらの放射線の
異なる、少なくとも二種を同時に使用してもよい。高エ
ネルギー放射線照射に加えて、赤外線を用いる熱供給を
含む熱供給を用いてもよい。しかし、このような熱供給
は、必要ではなく、有利にはエネルギー使用量を低下さ
せるために行わない。
【0086】好適な光増感剤(B)は、場合によれば置
換されているアセトフェノン、プロピオフェノン、ベン
ゾフェノン、アントラキノン、ベンジル、カルバゾー
ル、キサントン、チオキサトン、フルオレン、フルオレ
ノン、ベンゾイン、ナフタレンスルホン酸、ベンズアル
デヒドおよびケイ皮酸である。
【0087】この例は、フルオレノン、フルオレン、カ
ルバゾール;アセトフェノン;置換アセトフェノン、例
えば3−メチルアセトフェノン、2,2’−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン、4−メチルアセトフェ
ノン、3−ブロモアセトフェノン、4−アリルアセトフ
ェノン、p−ジアセチルベンゼン、p−t−ブチルトリ
クロロアセトフェノン;プロピオフェノン;置換プロピ
オフェノン、例えば1−〔4−(メチルチオ)フェニ
ル〕−2−モルホリンプロパノン−1、ベンゾフェノ
ン;置換ベンゾフェノン、例えばミヒラーケトン、3−
メトキシベンゾフェノン、4,4’−ジメチルアミノベ
ンゾフェノン、4−メトキシベンゾフェノン、4−クロ
ロベンゾフェノン、4,4’−ジメトキシベンゾフェノ
ン、4−クロロ4’−ベンジルベンゾフェノン;キサン
トン;置換キサントン、例えば3−クロロキサントン、
3,9−ジクロロキサントン、3−クロロ−8−ノニル
キサントン;チオキサントン;置換チオキサントン、例
えばイソプロピルチオキサントン;アントラキノン;置
換アントラキノン、例えばクロロアントラキノンおよび
アントラキノ−1,5−ジスルホン酸二ナトリウム塩;
ベンゾイン;置換ベンゾイン、例えばベンゾインメチル
エーテル;ベンジル;2−ナフタレンスルホニルクロリ
ド;ベンズアルデヒド;ケイ皮酸である。殊に有利に
は、オリゴ〔2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−
(1−メチルビニル)−フェニル)−プロパノン〕であ
る。
【0088】光増感剤は、本発明による組成物中に、い
ずれも架橋しようとするオルガノポリシロキサンの全重
量に対して、有利には0.01〜10重量%、有利には
0.5〜5重量%の量を使用する。
【0089】本発明による組成物は、重合防止剤を含ん
でいてもよい。より取扱性を良くするために、本発明に
よる組成物は、例えば貯蔵の間に、使用するための配合
物の早すぎる架橋を防ぐために、少量の防止剤を加える
と有利である。
【0090】場合によれば使用される防止剤の例は、す
べて慣用で、これまでラジカル的に進行するプロセスに
使用されている防止剤、例えばヒドロキノン、4−メト
キシフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
フェノールまたはフェノチアジンである。有利には、防
止剤は、いずれも架橋しようとするオルガノポリシロキ
サンの全重量に対して10〜10000ppm、殊に有
利には50〜1000ppmの量を使用する。
【0091】場合によれば、追加のモノマーまたはオリ
ゴマー、有機(メタ)アクリル酸エステルまたはその混
合物を、架橋しようとするオルガノポリシロキサンの全
重量に対して有利には0.1〜10重量%の量加えるこ
とができるが、これは有利ではない。
【0092】本発明による被覆を適用できる基体の例
は、紙、木材、コルク、合成樹脂シート、例えばポリエ
チレンシートまたはポリプロピレンシート、セラミック
製物体、ガラス繊維を含むガラス、金属、アスベスト製
を含むボール紙、および天然または合成有機繊維から成
る織布または不織布などである。本発明による被覆は、
例えば離型紙被覆に応用される。
【0093】被覆しようとする基体上への本発明による
放射線照射硬化性組成物の適用は、任意で、液状物質か
ら成る被覆の製造に適し、一般に公知の方法、例えば浸
漬、塗布、注型、噴霧、ロール塗布、例えばオフセット
グラビア転写装置、ナイフ塗布またはドクターブレード
塗布を用いる印刷により実施できる。
【0094】本発明による蛍光性基を有する有機ケイ素
化合物は、その簡単な製造方法および目的に応じたルミ
ネセンスの段階化の可能性が特徴である。
【0095】ヒドロシリル化反応とは異なり、マイケル
反応類似反応では、触媒として遷移金属を必要としな
い。低い反応温度のために、反応の際の(メタ)アクリ
レート基への追加の熱負荷は少ない。蛍光性基の修飾
は、アクリル酸シリコーンの合成の間に「現場で」実施
できる。
【0096】本発明による方法において、式HNR3
Lの化合物(2)を使用する場合には、反応の後に第二
級または第三級アミンが生成し、これはラジカル重合の
際にレドックスの反応相手として反応し、ラジカル重合
の酸素感受性を低下できる。有利には、本発明による有
機ケイ素化合物は、アクリル酸シリコーンの放射線照射
硬化の際に加え、その際、これは抑制的には作用しな
い。標準方法を用いて、被覆の適用重量をルミネセンス
測定により測定できる。
【0097】欠陥のある被覆は、容易に発見できる。本
発明による蛍光性基を有する有機ケイ素化合物は、熱付
加架橋するオルガノポリシロキサン材料における添加剤
としても使用できる。
【0098】
【実施例】例1:1−アミノアントラセン35mg
(0.18ミリモル)をトルエン1g(10.9ミリモ
ル)中に室温で溶かし、次いで、式:
【0099】
【化24】
【0100】z=2.7〜3.0 の末端Si−結合ジアクリレート基を有し、二重結合当
量約1300g/モルおよび25℃における粘度270
mm2/sを有する平均鎖長56のジメチルポリシロキ
サン70g(58ミリモルC=C)と混合する。反応溶
液を90℃に調整し、1時間撹拌する。濾過の後に反応
混合物を高真空(1ミリバール)中、90℃で重量が一
定となるまで濃縮する。25℃において粘度302mm
2/sを有する黄色で透明な油状物68.3g(理論値
の97.6%)が得られる。該油状物は、紫外領域34
0〜410nmにおいて強い蛍光を示す(フルオル
1)。
【0101】例2:1−アミノアントラセンを35mg
の代わりに70mg(0.36ミリモル)使用した変更
を除いて例1の操作を繰り返した。25℃において粘度
308mm 2/sを有する褐色がかって透明な油状物6
7.9g(理論値の97%)が得られる。該油状物は、
紫外領域340〜410nmにおいて強い蛍光を示す。
【0102】例3:1−アミノアントラセンを35mg
の代わりに4−アミノフルオレセイン35mg(0.1
ミリモル)およびトルエン1gの代わりに2−ブタノー
ル5g(67.6ミリモル)を使用した変更を除いて、
例1の操作を繰り返した。
【0103】25℃において粘度321mm2/sを有
する橙色で透明な油状物69.1g(理論値の98.7
%)が得られる。該油状物は、紫外領域410〜550
nmにおいて強い蛍光を示す(フルオル2)。
【0104】例4:1−アミノアントラセンを35mg
の代わりに4−アミノピレン70mg(0.32ミリモ
ル)およびトルエンを1gの代わりに2gを使用した変
更を除いて、例1の操作を繰り返した。
【0105】25℃において粘度298mm2/sを有
する褐色がかった油状物67.3g(理論値の96.1
%)が得られる。該油状物は、紫外領域310〜425
nmにおいて強い蛍光を示す。
【0106】例5:1−アミノアントラセン35mg
(0.18ミリモル)をトルエン1g(10.9ミリモ
ル)中に室温で溶かし、次いで、例1と同様の式の末端
Si−結合ジアクリレート基を有し、二重結合当量約5
00g/モルおよび25℃における粘度110mm2
sを有する平均鎖長15のジメチルポリシロキサン70
g(146ミリモルC=C)と混合する。反応溶液を9
0℃に調整し、1時間撹拌する。濾過の後に反応混合物
を高真空(1ミリバール)中、90℃で重量が一定とな
るまで濃縮する。25℃において粘度165mm2/s
を有する褐色で透明な油状物68.4g(理論値の9
7.7%)が得られる。該油状物は、紫外領域310〜
425nmにおいて強い蛍光を示す(フルオル3)。
【0107】例6:その製造を例1に記載したポリマー
フルオル1を、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェ
ニルプロパン−1−オン〔チバ−ガイギー(Ciba-Geigy)
社のダロクル(Darocur)(R)1173〕3重量%と混合す
る。配合物をガラス棒を用いて層厚さ約3μmで、コロ
ナ前処理したUCB社のポリプロピレンシート上に塗布
し、残留酸素20ppmの窒素雰囲気中で、フュージョ
ン(Fusion)社の300シリーズの水銀ランプ下で30℃
で3秒間硬化させる。斑点がなく磨耗に強いシリコーン
被覆が得られる。
【0108】シリコーン被覆したPP−シートを硬化の
後に、放射極大254nmを有するハナウ(Hanau) 社の
UV−ハンドランプ「フルオテスト(Fluotest)」下で観
察すると、裸眼でも良く認識されるシリコーン層の蛍光
のために、どんな小さい被覆欠陥または被覆厚さの相違
も検出できる。
【0109】例7:その製造を例3に記載したポリマー
・フルオル2を、例6に記載のようにして配合し、硬化
させる。斑点がなく磨耗に強いシリコーン被覆が得られ
る。
【0110】シリコーン被覆したPP−シートを硬化の
後に、放射極大366nmを有するハナウ社のUV−ハ
ンドランプ「フルオテスト」下で観察すると、この場合
にも最適に良く識別できる蛍光のために、被覆の検査が
確保できる。
【0111】例8:その製造を例5に記載したポリマー
・フルオル3を、オリゴ−〔2−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパ
ノン〕〔ランベルティ(Lamberti)社の商品名エサクレ(E
sacure) KIP150として購入、入手できる〕3重量
%と混合する。配合物をガラス棒を用いて層厚さ約3μ
mで、ICI社のポリエステルシート上に塗布し、例6
記載のようにして十分に硬化させる。斑点がなく磨耗に
強いシリコーン被覆が得られる。
【0112】シリコーン被覆したポリエステルシート
を、放射極大254nmを有するUV−ハンドランプ下
で例6のようにして観察すると、シリコーン層の強い蛍
光が良く観察される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09D 5/00 C09D 5/00 C 183/07 183/07 C09K 11/00 C09K 11/00 A 11/06 11/06 G01N 21/91 G01N 21/91 A // C08F 299/08 C08F 299/08 (72)発明者 ベルンヴァルト ドイプツァー ドイツ連邦共和国 ブルクハウゼン ヴ ィルコフシュトラーセ 14 (72)発明者 ヨーゼフ ヴォルファーゼーダー ドイツ連邦共和国 タン シュヴァルベ ンシュトラーセ 17 (56)参考文献 特開 平8−245520(JP,A) 特開 平9−183853(JP,A) 特開 平8−253591(JP,A) 特開 平2−11662(JP,A) 特開 平9−75838(JP,A) 米国特許3741932(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 7/08 C07F 7/10 C08G 77/20 C08G 77/38 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 {式中、 Rは、同じまたは異なっており、一価であって、場合に
    よれば置換されており、基当たりに炭素原子1〜18個
    を有し、1個またはそれ以上の酸素原子により中断され
    ていてもよい炭化水素基を表し、 Xは、同じまたは異なっており、塩素原子または式OR
    1(式中、R1は、水素原子または基当たりに炭素原子1
    〜8個を有し、エーテル酸素原子により置換されていて
    もよいアルキル基である)の基であり、 Eは、式: 【化2】 [式中、R 5 は、水素原子またはメチル基であり、R
    6 は、線状または分枝状で、基当たりに炭素原子1〜6
    個を有するアルキレン基、R 7 は、線状または分枝状
    で、基当たりに炭素原子1〜6個を有するアルキレン
    基、かつzは、0または1〜40の値の整数を表す]で
    あり、 Aは、式: 【化3】 [式中、R 2 は式: 【化4】 (式中、R 5 は、水素原子またはメチル基であり、R
    6 は、線状または分枝状で、基当たりに炭素原子1〜6
    個を有するアルキレン基、R 7 は、線状または分枝状
    で、基当たりに炭素原子1〜6個を有するアルキレン
    基、かつzは、0または1〜40の値の整数を表す)で
    あり、 xは、R 2 の原子価に相当して2であり、3は、R1と同じものを表すか、または式−C(=O)
    −R1の基を表し、かつLは、式: 【化5】 の蛍光性の有機基を表し]であり、 aは、0、1または2、 bは、0、1、2または3、 cは、0、1、2または3、 dは、0、1または2、 かつ和a+b+c+d<4であるの1以上の単位を有
    する有機ケイ素化合物であって、1分子当たり少なくと
    も1個の基Aを有する単位を、少なくとも1個有する有
    機ケイ素化合物。
  2. 【請求項2】 式: 【化6】 [式中、R、X、E、a、bおよびcは、請求項1にこ
    のために記載したものを表す]の1以上の単位を有する
    有機ケイ素化合物であって、1分子当たりに少なくとも
    1個の基Eを有する単位を、少なくとも1個有する有機
    ケイ素化合物(1)を、式: HNR3−L または HS−L (IV) [式中、R3およびLは、請求項1にこのために記載し
    たものを表す]の蛍光性の有機化合物(2)と反応させ
    ることを特徴とする、請求項1記載の蛍光性基を有する
    有機ケイ素化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 有機ケイ素化合物(1)として、一般
    式: 【化7】 [式中、RおよびEは、請求項1にこのために記載した
    ものを表し、 gは、0、1または2、 mは、0または1から1000までの値の整数、かつ oは、0または1から1000までの値の整数であ
    の1以上の単位を有する有機ケイ素化合物であって、1
    分子当たりに少なくとも1個の基Eを有する単位を、少
    なくとも1個有する有機ケイ素化合物を使用する、請求
    項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の有機ケイ素化合物から成
    り、光増感剤の共存下に放射線により硬化可能な組成
    物。
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