JP3022322B2 - プリンタ制御方式 - Google Patents

プリンタ制御方式

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JP3022322B2 JP8131197A JP13119796A JP3022322B2 JP 3022322 B2 JP3022322 B2 JP 3022322B2 JP 8131197 A JP8131197 A JP 8131197A JP 13119796 A JP13119796 A JP 13119796A JP 3022322 B2 JP3022322 B2 JP 3022322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ制御方式
に関し、特にホストコンピュータからパーソナルコンピ
ュータ側のプリンタへ出力するプリンタ制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータからパーソナ
ルコンピュータ側のプリンタへ出力を行うためのプリン
タ制御方式には、図6に示すようないくつかの方式があ
る。
【0003】図6(a)は、予め決められた印刷制御シ
ーケンスの範囲でプリンタを制御する従来の方式を模式
的に示す図である。図6(a)に示すように、この従来
の方式は、ホストコンピュータ側とパーソナルコンピュ
ータ側とにプリンタを制御するための印刷制御シーケン
スを予め設けておき、その印刷制御シーケンスの範囲で
プリンタを制御するものであり、より詳細には、業務ア
プリケーション(AP)からの印刷データについてホス
トコンピュータ側のプリントサブシステムでデータ変換
を行うとともに、パーソナルコンピュータ側でも固定変
換を行い、これらの変換後の印刷データをプリンタAか
ら出力する。
【0004】図6(b)は、プリンタ制御をホストコン
ピュータ側のアプリケーション(AP)に任せる従来の
方式を模式的に示す図である。図6(b)に示すよう
に、この従来の方式は、パーソナルコンピュータ側は全
くプリンタの印刷制御には関知せず、ホストコンピュー
タから送られてきた印刷データをそのままプリンタへ出
力するものであり、より詳細には、プリンタB用の専用
業務アプリケーション(AP)内でプリンタB用の生デ
ータを生成し、パーソナルコンピュータ側をパススルー
させてプリンタBから出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の2つの方式には、それぞれ以下のような問題点
がある。
【0006】図6(a)に示した従来の方式、すなわち
予め決められた印刷制御シーケンスの範囲でプリンタを
制御する方式では、新しい機能を利用するために拡張さ
れた印刷制御シーケンスを活用することができないとい
う問題がある。
【0007】図6(b)に示した従来の方式、すなわち
プリンタ制御をホストコンピュータ側のアプリケーショ
ン(AP)に任せる方式では、第1に、ホストコンピュ
ータ側の業務アプリケーション(AP)が、パーソナル
コンピュータ側に接続されるプリンタの種別を意識して
制御を変更する必要があるため、パーソナルコンピュー
タ側のプリンタが変更される度に、ホストコンピュータ
側の業務アプリケーションを変更し、またはホストコン
ピュータ側のプリントサブシステムのジェネレーション
を変更する必要が生じるという問題がある。
【0008】また、図6(b)に示した従来の方式で
は、第2に、パーソナルコンピュータ側でローカルエリ
アネットワーク(LAN)上のプリンタを切り替えて利
用するような場合には、固定のプリンタしか利用できな
いという問題がある。
【0009】さらに、図6(b)に示した従来の方式で
は、第3に、パーソナルコンピュータ側のオペレーティ
ングシステム(OS)上のプリンティングシステムやプ
リンタデバイスドライバ等が変更になった場合でもホス
トコンピュータ側のシステム構成(システム定義)等を
変更する必要があるという問題がある。
【0010】従って、本発明は前述した問題点に鑑みて
なされたものであり、パーソナルコンピュータ側のプリ
ンタを変更してもホストコンピュータ側のシステム構成
(システム定義)等を何ら変更する必要がなく、またサ
ポートしているプリンタ機能範囲でホストコンピュータ
からの指示通りの印刷制御シーケンスを利用することが
できるプリンタ制御方式を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明は、パーソナルコンピュータに複数のプリ
ンタが接続され、前記パーソナルコンピュータに接続す
るホストコンピュータから前記パーソナルコンピュータ
側のプリンタへ出力するプリンタ制御方式において
パーソナルコンピュータ、予め取り扱い可能な論理
プリンタタイプを記憶保持する手段を備え前記ホスト
コンピュータは、印刷制御シーケンス生成前に、前記パ
ーソナルコンピュータ側へ取り扱い可能な論理プリンタ
タイプの問い合わせを行い、前記パーソナルコンピュー
タから応答された論理プリンタタイプをもとに印刷デー
タを編集する手段を備え、前記パーソナルコンピュータ
側で印刷制御可能なシーケンスを利用して前記ホストコ
ンピュータから前記パーソナルコンピュータに対して
刷指示を行う、ことを特徴とするプリンタ制御方式を提
供する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図1および図2を参照すると、本発明はそ
の最良の実施の形態において、ホストコンピュータ1か
らパーソナルコンピュータ2側に接続されるプリンタ群
3へ出力するプリンタ制御方式において、パーソナルコ
ンピュータ2は、接続されるプリンタ装置31、32、
…ごとに取り扱い可能な論理プリンタタイプとデータ変
換規則とプリンタドライバとの対応を記憶するテーブル
と、ホストコンピュータ1からの問い合わせに対して前
記テーブルをもとに取り扱い可能な論理プリンタタイプ
を応答するとともに、ホストコンピュータ1からの印刷
データを変換するプリンタ制御プロセッサ23と、プリ
ンタ制御プロセッサ23により変換された印刷データを
プリンタ群3中の対応するプリンタ装置31、32、…
へ実際に出力する複数のプリンタドライバ241、24
2、243、…からなるプリンタドライバ群24と、を
含む。
【0014】また、図2および図5を参照すると、ホス
トコンピュータ1は、パーソナルコンピュータ2から応
答された論理プリンタタイプをもとに業務アプリケーシ
ョン11からの印刷データを編集するプリントデータ編
集処理部13を含む。
【0015】なお、パーソナルコンピュータ2は、印刷
制御可能なプリンタ群3中のプリンタ装置31、32、
…を常に監視し、前記テーブルを更新するようにすると
よい。
【0016】
【実施例】次に、前述した本発明の実施の形態をより具
体的に説明するために、本発明の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図1を参照すると、本発明のプリンタ
制御方式はその一実施例として、ホストコンピュータ1
からパーソナルコンピュータ2側に接続されるプリンタ
群3へ出力するオンラインプリンティングシステムに適
用される。
【0018】パーソナルコンピュータ2は、通信ドライ
バ21、通信プロトコル制御部22、プリンタ制御プロ
セッサ23およびプリンタドライバ群24を含み、プリ
ンタ群3として複数のプリンタ装置31、32、…が接
続されている。
【0019】通信ドライバ21および通信プロトコル制
御部22は、ホストコンピュータ1との間でデータ等の
やりとりを行うためのものである。
【0020】プリンタ制御プロセッサ23は、プリンタ
制御メイン230と、各種の論理プリンタに対応して設
けられるプリンタデータ制御部231、…、235、…
と、を含み、ホストコンピュータ1からの問い合わせに
対して接続中のプリンタ装置31、32、…ごとに取り
扱い可能な論理プリンタタイプを応答する機能と、プリ
ンタデータ変換処理機能と、対応するプリンタドライバ
241、242、243、…へ印字を指示する機能と、
を実現する。なお、ホストコンピュータ1側とパーソナ
ルコンピュータ2側とには、論理プリンタが定められて
予め取り扱い可能な複数の印刷制御シーケンスが決定さ
れており、パーソナルコンピュータ2に接続されるプリ
ンタ装置31、32、…ごとに取り扱い可能な論理プリ
ンタタイプとデータ変換規則とプリンタドライバとが所
定の管理テーブル上に記憶されている。
【0021】プリンタドライバ群24は、プリンタ群3
中のプリンタ装置31、32、…のうち、指定されたプ
リンタ装置に対して実際にデータを出力する複数のプリ
ンタドライバ241、242、243、…からなる。
【0022】図2は、本発明の一実施例の動作を説明す
るための図である。以下、図1および図2を参照して本
実施例の動作を説明する。なお、ホストコンピュータ1
は、各種の論理プリンタ制御シーケンスを生成する機能
を有しており、生成された論理プリンタ制御シーケンス
により、印刷指示を行うことが可能な論理プリンタであ
るか否かを判断するとともに、目的とする印刷結果(帳
票)を得るために印刷制御シーケンスへデータを生成し
て引き渡す。
【0023】パーソナルコンピュータ2のプリンタ制御
プロセッサ23は、パーソナルコンピュータ2側で印刷
制御可能なローカル接続プリンタおよびネットワークプ
リンタの種別をチェックし、取り扱い可能な論理プリン
タタイプを格納しておく。
【0024】ホストコンピュータ1は、業務アプリケー
ション(AP)等から印刷要求があると、まずパーソナ
ルコンピュータ2へパーソナルコンピュータ2側で取り
扱い可能な論理プリンタタイプの問い合わせを行う。
【0025】ホストコンピュータ1から取り扱い可能な
論理プリンタタイプの問い合わせを受信したパーソナル
コンピュータ2は、予め格納しておいた取り扱い可能な
プリンタ装置31、32、…の論理プリンタタイプ数と
論理プリンタタイプとをホストコンピュータ1へサポー
トプリンタタイプ応答として送信する。
【0026】図3は、パーソナルコンピュータ2から送
信されるサポートプリンタタイプ応答のフォーマットの
一例を示す図である。図3に示すように、このサポート
プリンタタイプ応答は、パーソナルコンピュータ2側で
取り扱い可能なローカル接続プリンタおよびネットワー
クプリンタの接続台数(“台数”)と、プリンタ装置
(“プリンタ1”、“プリンタ2”、…)ごとに設定さ
れる取り扱い可能な論理プリンタタイプ数(“num”)
および論理プリンタタイプ(“common”, “type1”,
“type2”, …)と、を含む。
【0027】ホストコンピュータ1は、パーソナルコン
ピュータ2から図3に示したような形式で応答された論
理プリンタタイプのうち、ホストコンピュータ1の業務
アプリケーション(AP)等からの印刷要求データが最
適に印刷可能なプリンタ装置および論理プリンタタイプ
を選択し、印刷データの編集を行う。ホストコンピュー
タ1側でパーソナルコンピュータ2へ送信する印刷デー
タを作成した後、パーソナルコンピュータ2側で利用す
るプリンタ装置および論理プリンタタイプを指定して印
刷データを送信する。なお、送信される印刷データは、
図2に示すように、プリンタの指定コマンド(“指
定”)と、論理プリンタタイプ(“type”)と、印字デ
ータと、を含む。
【0028】パーソナルコンピュータ2は、ホストコン
ピュータ1から受信した印刷データ内の論理プリンタタ
イプをもとに、プリンタ制御プロセッサ23内のプリン
タデータ制御部231、…、235、…のうちの対応す
るプリンタデータ制御部により、プリンタ装置31、3
2、…に出力可能な印字データへ変換する。このような
変換により作成された印字データは、プリンタドライバ
群24中の該当するプリンタドライバを経由してプリン
タ群3中の該当するプリンタ装置へ出力される。
【0029】図4は、本発明の一実施例におけるプリン
タ制御プロセッサの管理テーブルの一例を示す図であ
る。図1に示したプリンタ制御プロセッサ23は、パー
ソナルコンピュータ2側で印刷制御可能なローカル接続
プリンタおよびネットワークプリンタを常に監視してお
り、図4に示した管理テーブルを更新する。なお、この
管理テーブルは、プリンタ装置(“プリンタ1”、“プ
リンタ2”、…)ごとに論理プリンタタイプ(“共
通”、“タイプ1”、…)とデータ変換規則(“データ
変換0”、“データ変換1”、…)とプリンタドライバ
(“ドライバ1”、“ドライバ2”、…)とを関連付け
ている。
【0030】図5は、本発明の一実施例におけるホスト
コンピュータの構成をさらに詳細に示す図である。図5
を参照すると、ホストコンピュータ1は、業務アプリケ
ーション11、プリントサブシステム12および通信制
御プロセッサ13から構成される。
【0031】業務アプリケーション11は、文書作成や
表計算等を実行するためのプログラムであり、印刷コマ
ンド等を指定することにより、パーソナルコンピュータ
2側に接続されるプリンタ装置からの出力を指示するこ
とができる。
【0032】プリントサブシステム12は、プリントデ
ータ編集処理部14を含み、業務アプリケーション11
からの印刷データを論理プリンタごとに編集する。
【0033】通信制御プロセッサ13は、パーソナルコ
ンピュータ2との間でデータ等のやりとりを行うための
ものである。
【0034】以上、本発明の一実施例について説明して
きたが、本発明はこのような実施例に限定されるもので
はなく、本発明の原理に準ずる各種の実施例を含む。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パーソナルコンピュータ側のプリンタを変更してもホス
トコンピュータ側のシステム構成(システム定義)等は
何ら変更する必要がない。
【0036】また、本発明によれば、サポートしている
プリンタ機能範囲(プリンタタイプ)であれば、ホスト
コンピュータからの指示通りの印刷制御シーケンスを利
用することができる。
【0037】さらに、本発明によれば、ホストコンピュ
ータ側で適切な論理プリンタタイプを選択することがで
きるため、帳票によっては最適の印刷制御シーケンスに
より印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図3】本発明の一実施例におけるパーソナルコンピュ
ータから送信されるサポートプリンタタイプ応答のフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例におけるプリンタ制御プロセ
ッサの管理テーブルの一例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例におけるホストコンピュータ
の構成をさらに詳細に示す図である。
【図6】従来のプリンタ制御方式を模式的に示す図であ
る。(a)は予め決められた印刷制御シーケンスの範囲
でプリンタを制御する方式を示し、(b)はプリンタ制
御をホストコンピュータ側のアプリケーション(AP)
に任せる方式を示す。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 11 業務アプリケーション 12 プリントサブシステム 13 通信制御プロセッサ 14 プリントデータ編集処理部 2 パーソナルコンピュータ 21 通信ドライバ 22 通信プロトコル制御部 23 プリンタ制御プロセッサ 230 プリンタ制御メイン 231、…、235、… プリンタデータ制御部 24 プリンタドライバ群 241、242、243、… プリンタドライバ 3 プリンタ群 31、32、… プリンタ装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パーソナルコンピュータに複数のプリンタ
    が接続され、前記パーソナルコンピュータに接続するホ
    ストコンピュータから前記パーソナルコンピュータ側の
    プリンタへ出力するプリンタ制御方式において前記 パーソナルコンピュータ、予め取り扱い可能な論
    理プリンタタイプを記憶保持する手段を備え前記ホストコンピュータは、 印刷制御シーケンス生成前
    に、前記パーソナルコンピュータ側へ取り扱い可能な論
    理プリンタタイプの問い合わせを行い、前記パーソナル
    コンピュータから応答された論理プリンタタイプをもと
    に、前記複数のプリンタから適切なプリンタを選択し、
    該選択したプリンタに適合した印刷データを編集する手
    段を備え、前記パーソナルコンピュータ側で印刷制御可
    能なシーケンスを利用して前記ホストコンピュータから
    前記パーソナルコンピュータに対して印刷指示を行う、
    ことを特徴とするプリンタ制御方式。
  2. 【請求項2】ホストコンピュータからパーソナルコンピ
    ュータ側のプリンタへ出力するプリンタ制御方式におい
    て、 前記パーソナルコンピュータが、 接続されるプリンタごとに取り扱い可能な論理プリンタ
    タイプとデータ変換規則とプリンタドライバとの対応を
    記憶するテーブルと、 前記ホストコンピュータからの問い合わせに対して前記
    テーブルをもとに取り扱い可能な論理プリンタタイプを
    応答するとともに、前記ホストコンピュータからの印刷
    データを変換するプリンタ制御プロセッサと、 該プリンタ制御プロセッサにより変換された印刷データ
    を対応するプリンタへ出力するプリンタドライバと、 を含むことを特徴とするプリンタ制御方式。
  3. 【請求項3】前記ホストコンピュータが、前記パーソナ
    ルコンピュータから応答された論理プリンタタイプをも
    とに印刷データを編集するプリントデータ編集処理部を
    含むことを特徴とする請求項2記載のプリンタ制御方
    式。
  4. 【請求項4】前記パーソナルコンピュータが、印刷制御
    可能なプリンタを常に監視し、前記テーブルを更新する
    ことを特徴とする請求項2または3記載のプリンタ制御
    方式。
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