JP3022301B2 - 電力制御装置 - Google Patents
電力制御装置Info
- Publication number
- JP3022301B2 JP3022301B2 JP3155496A JP3155496A JP3022301B2 JP 3022301 B2 JP3022301 B2 JP 3022301B2 JP 3155496 A JP3155496 A JP 3155496A JP 3155496 A JP3155496 A JP 3155496A JP 3022301 B2 JP3022301 B2 JP 3022301B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring board
- printed wiring
- cooling fin
- cooling
- cooling fins
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/0001—Technical content checked by a classifier
- H01L2924/0002—Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Description
により電力を制御する電力制御装置に関するものであ
る。
電力制御装置においてはパワートランジスタや整流器な
ど、発熱が伴い冷却能力の大きな冷却フィンで冷却する
ことが必要なパワー半導体素子が使用されており、小型
化、配線作業の合理化などを図るために印刷配線板に大
型の冷却フィンが載置されるようになってきている。
(b)は図7(a)における点線A−A’を含む垂直面
での断面図)を参照しながら従来の電力制御装置につい
て説明する。図7(a)と図7(b)において、パワー
トランジスタ6の樹脂パッケージ部に設けられた貫通穴
に下方からネジ7を挿入して、パワートランジスタ6を
アルミで押しだし成形した冷却フィン5に締め付け固定
している。パワートランジスタ6の端子部6aは、冷却
フィン5のある方向と反対側に折曲げられ印刷配線板2
の穴に通される。冷却フィン5には固定穴5a,5b,
5cが設けられ、固定穴5aと固定穴5cはネジ部の直
径が約4mmのネジ山が設けられ、ネジ部の直径約4m
mのネジ8,9を印刷配線板2の側から締め付けて、冷
却フィン5を印刷配線板2に固定する。その後、溶融し
たはんだの満たされたはんだ槽に印刷配線板2の裏面を
短時間浸し、印刷配線板2の裏面に形成された銅箔パタ
ーン2aとパワートランジスタ6の端子部6aとの間に
はんだ10を付着させ両者を接続する。
であるが、固定穴5bにおいては印刷配線板2を上記の
ようにはんだ槽に短時間浸漬してはんだ付けする際には
ネジ締めされておらずフリーの状態であり、はんだ槽へ
の浸漬後、固定穴5bにおいて、冷却フィン5と印刷配
線板2を同時にネジ部の直径が約4mmのネジ4により
シャーシ1の固定穴1bに締め付けるとともに、ネジ3
により印刷配線板2をシャーシ1の固定部1aに締め付
け固定する。
成では、印刷配線板2の銅箔パターン2aにパワートラ
ンジスタ6の端子部6aを印刷配線板2に載置された他
の電子部品と同時に溶融はんだ槽に浸漬してはんだ付け
すると、印刷配線板2が反り、図7(b)に示すように
固定穴5bにおける冷却フィン5の下面と印刷配線板2
の上面との間に隙間hが生じたまま半田付けされ固定す
る。これは、はんだ槽内の溶けた液状のはんだが高温で
あり印刷配線板の片面にこれが触れるため印刷配線板が
反るため、および、半田槽への浸漬時、冷却フィン5は
印刷配線板2に固定穴5a,5cにおいてはネジ8,9
により締め付けされているが、固定穴5bにおいては締
め付けがされていないからである。
定穴5bにおいて隙間hがある状態でシャーシ1の固定
部1bにネジ4により冷却フィン5と印刷配線板2がと
もに密着して締め付けられるのでその締め付け力で隙間
hが強制的に零となる。このとき、パワートランジスタ
6の端子部6aがはんだ接続部から押し上げられる応力
(ストレス)を受ける。この様な応力が端子部6aに印
加するとはんだ10にクラックが生じて接触不良を起こ
したり、印刷配線板2の導電膜2aが剥がれたり、端子
部6aと冷却フィン5との絶縁距離が小さくなるもしく
は触れてしまって短絡不良となってしまうという課題が
あった。
とにより生じる固定穴5b付近における冷却フィン5と
印刷配線板2との隙間hをなくすために、固定穴5bに
ネジを切っておき、はんだ槽に浸漬する前に、固定穴5
a,5cと同様に、固定穴5bにおいて印刷配線板2を
下方から冷却フィン5にネジで締め付けておいて、はん
だ槽浸漬後固定穴5bのネジを取り外し、図7に示すよ
うに上方からネジで印刷配線板2と固定穴5bを同時に
シャーシ1に締め付けるという方法があるが、この場合
には、ネジを取り外しする手間がかかると同時に、固定
穴5bにおいてシャーシ1に固定するのに使用するネジ
の径をはんだ槽に浸漬する前に印刷配線板2を固定穴5
bに締め付けておくネジの径より小さく、またネジの種
類を変える必要があり作業が面倒なものとなるという課
題があった。
の本発明の第1の手段は、パワー半導体素子と、前記パ
ワー半導体素子を固定し冷却する冷却フィンと、表面に
形成した導電膜に前記パワー半導体素子の端子部をはん
だづけして部品を電気接続する印刷配線板と、前記冷却
フィンを前記印刷配線板に固定し、はんだの溶融温度以
上でその固定機能を保持する複数の第1の冷却フィン固
定手段と、前記印刷配線板と前記冷却フィンを同時にシ
ャーシに固定する第2の冷却フィン固定手段を備え、前
記第2の冷却フィン固定手段は平面的な位置関係におい
て少なくとも一対の前記第1の冷却フィン固定手段間を
結ぶ線分上あるいは前記線分付近にて、前記冷却フィン
および前記印刷配線板に設けられた貫通孔にネジを貫通
させて前記冷却フィンと前記印刷配線板を同時に前記シ
ャーシに締め付け固定する構成とするものである。
手段の構成とするとともに、前記第2の冷却フィン固定
手段のために前記冷却フィンに設けられた前記貫通孔
は、前記印刷配線板との当接面において、0.5mm以
上のコーナー面取りを有する構成とするものである。
手段の構成とするとともに、前記第1の冷却フィン固定
手段は、前記冷却フィンに固定された複数の接続端子を
前記印刷配線板に設けられた貫通孔に貫通し、前記接続
端子を前記印刷配線板の前記冷却フィンと反対側にて変
形することにより、前記冷却フィンを前記印刷配線板に
固定してなる構成とするものである。
の手段の構成とするとともに、前記第1の冷却フィン固
定手段は、前記冷却フィンを前記印刷配線板に複数のネ
ジにより固定してなる構成とするものである。
溶融温度以上で冷却フィンを印刷配線板に固定する機能
を保持する複数の第1の冷却フィン固定手段を備えてい
るので、印刷配線板をはんだ槽に短時間浸漬してはんだ
付けしても、その部分で冷却フィンと印刷配線板を密着
固定することができる。また、印刷配線板と冷却フィン
をシャーシに同時に固定する第2の冷却フィン固定手段
を備えているので、重量物である冷却フィンをシャーシ
でも支えることとなり、製品の落下、振動時に冷却フィ
ンの重量が印刷板に対して与える衝撃力を緩和し、印刷
配線板の割れ、パワー半導体素子のはんだ付け部のクラ
ック、印刷配線板の導電膜の剥がれなどを防止すること
ができる。
な位置関係において、少なくとも一対の第1の冷却フィ
ン固定手段間を結ぶ線分上あるいは前記線分付近にて、
冷却フィンおよび印刷配線板に貫通孔を設け、その貫通
孔にネジを貫通させてシャーシに冷却フィンと印刷配線
板を同時に締め付け固定するので、第1の冷却フィン固
定手段で冷却フィンを印刷配線板に固定したあと、印刷
配線板を高温の液状化したはんだで満たされたはんだ槽
へ浸漬してはんだ付け処理をし、はんだ部が固着した後
においても、第2の冷却フィン固定手段により冷却フィ
ンと印刷配線板をシャーシに同時に締め付ける部分付近
においては、高温のはんだの影響による印刷配線板の反
りを抑制することができるので、冷却フィンと印刷配線
板間の隙間を小さくすることが可能となる。
ネジにて同時にシャーシに締め付け固定しようとする
時、印刷配線板と冷却フィン間の隙間が大きい場合に、
冷却フィンに固定されたパワー半導体の端子部と印刷配
線板の半田付けされた接続部に、隙間を強制的に零とす
るため、端子部が印刷配線板の半田付け部を突き抜こう
とする力が印加して、端子部が変形したりはんだ部に割
れが生じたりする恐れがあるが、上記の理由によりこの
様な損傷を防止することができる。
ィン固定手段の貫通孔が、前記印刷配線板との当接面に
おいて、0.5mm以上のコーナー面取りを有するの
で、冷却フィンを印刷配線板に固定した状態で、半田浸
漬槽へ浸漬しても、半田が印刷配線板の穴から表面張力
で膨れ上がって印刷配線板の上面から出たとしても、触
れて半田が固化する恐れが少なく半田が冷却フィンに残
って穴を塞いだり、半田屑が貫通孔に残ったりする恐れ
がなくなるものである。
ィン固定手段が、冷却フィンに固定された複数の接続端
子を印刷配線板に設けられた貫通孔に貫通し、接続端子
を印刷配線板の冷却フィンと反対側にて変形することに
より、冷却フィンを印刷配線板に固定してなるので、冷
却フィンの固定作業時間を短縮することができるもので
ある。
ィン固定手段が、冷却フィンを印刷配線板に複数のネジ
により固定してなるので、冷却フィンの印刷配線板への
固定を、特別な治具を使用することなく、確実に行うこ
とができるものである。
照しながら説明する。図1と図2(図1の点線A−A’
で示す部分での断面図)において、パワートランジスタ
16は、その樹脂パッケージ部に設けられた貫通穴に下
方からネジ17が挿入され、アルミで押しだし成形され
た冷却フィン15に締め付けられて固定されている。パ
ワートランジスタ16の端子部16aは冷却フィン15
の側と反対の方向に折曲げられ印刷配線板12の穴に通
される。冷却フィン15には押しだし成形により作られ
た凸部に貫通孔15aと貫通孔15bと貫通孔15c
(図示せず)と貫通孔15d(図示せず)が設けられ、
貫通孔15a,15c,15dには片端がネジ頭状にな
っている金属製のピン18,19,20を印刷配線板1
2側から挿入して各々の先端部にバネ性を有する金属製
のプッシュナット21,22,23を冷却フィン15側
から圧入し、ピンの頭状の部分と冷却フィン15の凸部
下面で印刷配線板12を挟み込んで冷却フィン15を印
刷配線板12に固定する。
12に固定した状態で印刷配線板12の裏面を高温で液
状はんだの満たされたはんだ槽に浸して、印刷配線板1
2の裏面から突き出たパワートランジスタ16の端子部
16aの先端部分を印刷配線板12の裏面に設けられた
銅箔パターン12aにはんだ30を付着させ接続する。
11の突起部11aに印刷配線板12がネジ13により
固定され、シャーシ11の突起部11bには、冷却フィ
ン15と印刷配線板12が同時にネジ14により固定さ
れる。ネジ14の位置は平面的に見て冷却フィン15の
貫通孔15c(ピン19が挿入されている)と貫通孔1
5d(ピン20が挿入されている)を結ぶ線分上のほぼ
中央に位置する。
いてその働きを説明する。パワートランジスタ16は、
電力損失が大きなものであっても、アルミで成形された
大型の冷却フィン15に固定されているので、その接合
温度が定格値を越えないように冷却することができる。
また、冷却フィン15はネジ14によりシャーシ11の
固定部11bに印刷配線板12とともに固定されている
ので、機器が落下衝撃などの力を受けてもシャーシ11
の固定部11bが保持するので冷却フィン15の重量に
よって印刷配線板12に印加する衝撃力等のストレスが
緩和される。
15c,15dを設けて、図2に示すようにピン18,
19,20により冷却フィン15を印刷配線板12に固
定しているので、高温のはんだ槽に浸してもその固定状
態が緩むことがない。したがって、印刷配線板12に設
けられた穴に抵抗やコンデンサ等、他の電子部品を挿入
し、冷却フィン15とパワートランジスタ16を上記の
ように印刷配線板12にピン18,19,20により固
定して、印刷配線板12の下面を高温で溶けたはんだの
入ったはんだ槽に浸漬して取り出すと、パワートランジ
スタ16の端子部16aの先端は図1のようにはんだが
付着して固まり、他の電子部品も同様に相互にはんだと
印刷された銅箔パターンにより電気的接続されるととも
に固定される。
んだ槽に浸漬することによって、印刷配線板12が反る
傾向があるが、冷却フィン15は貫通孔15c,15d
においてピン19,20により印刷配線板12に密着固
定されているのでピン19とピン20の間に位置する貫
通孔15bの部分において印刷配線板12と冷却フィン
15の凸部下面間との隙間がほとんど生じない。したが
って、貫通孔15bにおいてネジ14で冷却フィン15
と印刷配線板12を同時にシャーシ11に締め付けた時
にパワートランジスタ16の端子部16aのはんだ付け
部30に圧縮力が印加して、はんだ付け部に割れが生じ
たり、端子部16bが押し上げられて冷却フィン15と
の間隔が少なくなったり接触する恐れがない。
属製のピンと金属性のプッシュナット、すなわちピン1
8とプッシュナット21およびピン19とプッシュナッ
ト22およびピン20とプッシュナット23により冷却
フィン15を印刷配線板12に固定し、平面的な位置関
係に於てピン19とピン20を結ぶ線分上にてネジ14
で冷却フィン15と印刷配線板12をシャーシ11に同
時に固定するので、製品の落下、振動時に印刷配線板に
対する、重量物である冷却フィン15による衝撃力を緩
和し、印刷配線板の割れ、半田付け部のクラックを防止
することができると同時に、印刷配線板12をはんだ槽
に浸漬して半田面を半田付けした後においても、ネジ1
4でシャーシ11に固定される部分において、冷却フィ
ン15と印刷配線板12の密着状態を維持することがで
き、印刷配線板12と冷却フィン15をネジ14にてシ
ャーシ11に締め付けした時、冷却フィン15に固定さ
れたパワートランジスタ16の端子部と印刷配線板12
のはんだ接続部に、突き上げる力が印加して、端子部が
変形したり、はんだ部に割れが生じたりする恐れがな
い。また、その時に印刷配線板12が変形して他の電子
部品の半田付け部にストレスを与える恐れがない。
の印刷配線板12への固定をピン18,19,20とプ
ッシュナット21,22,23により行ったが、これに
限定されるものではなく、はんだの溶融温度以上で固定
機能を保持する固定手段を使用すればよい。
とピン20を結ぶ線分上の中央に設けたが、ピン19寄
りあるいはピン20寄りに設けてもよい。また、ネジ1
4をピン19とピン20を結ぶ線分から10mm程度離
れた近傍に配置しても同様の効果が得られる。
ついて、図3を参照しながら説明する。図3は、パワー
トランジスタ28を固定し、それを冷却するための冷却
フィン24を裏返して見た図である。この冷却フィン2
4は図1に示す第1の実施例の冷却フィン15とほぼ同
形状をしており、本実施例の冷却フィン24が第1の実
施例における図1の冷却フィン15と異なる点は3個の
接続端子25,26,27が設けられ、それぞれの片側
が冷却フィン24に設けられた穴24a,24c,24
dに圧入固定されている点と、平面的にみて穴24cと
穴24dを結ぶ線分上に設けられた貫通孔24bの端部
の片側には、図4の断面図において、24fで示すよう
にc2 =0.1のコーナー面取りが施され、反対側すな
わち印刷配線板29に当接する側においては24eの箇
所にc1 =1mmのコーナー面取りが施されている点で
ある。
26,27と、パワートランジスタ28のリード線を印
刷配線板29のそれぞれ対応した位置に設けられた貫通
孔に通してから、印刷配線板29の裏側(冷却フィン2
4の載置される面と反対側)から、接続端子25,2
6,27の先端部にくさびを打ち込んで押し広げ印刷配
線板29から接続端子25,26,27が抜けないよう
にして冷却フィン24を印刷配線板29に固定する。
ン24を上にした状態にして、印刷配線板29の下面を
液状化したはんだの満たされた半田槽に短時間浸してパ
ワートランジスタ28のリード線や他の印刷配線板29
に載置された電子部品を半田付けする。その後平面的に
みて接続端子26と接続端子27を結ぶ線分上に設けら
れた印刷配線板29の貫通孔29bとそれに対向して冷
却フィン24に設けられた貫通孔24bにネジを通して
シャーシ(図示せず)に冷却フィン24と印刷配線板2
9を同時に固定する。
いてその働きを説明する。接続端子25,26,27を
印刷配線板29に設けられた貫通孔に貫通し、それらの
先端を印刷配線板29の冷却フィン24と反対側にてく
さび状の刃を打ち込んで押し広げ変形することにより、
冷却フィン24を印刷配線板29に短時間で固定でき
る。また、接続端子25,26,27の材料を黄銅の鉛
メッキなどにしておけば、変形後半田槽に浸すとき、印
刷配線板の銅箔部に前記接続端子を半田付けして接続端
子の固定強度を増すことができる。
り残り)を除去するために、図4に示すように通常c2
=0.1mm〜0.2mmのコーナー面取り24fを設
けるが、冷却フィン24の印刷配線板29と当接する側
において、貫通孔24bにはそれより大きなc1 =1m
mのコーナー面取り24eが設けられているので、冷却
フィン24を接続端子25,26,27で印刷配線板2
9に固定した状態で、印刷配線板29の反対側の面を半
田槽に浸せきして半田付けするときに、貫通孔24bに
おいて図4のようにはんだ40が球状に膨れ上がって
も、冷却フィン24に半田が接触して固化し、穴を塞ぐ
恐れがない。
26と接続端子27の位置を結ぶ線分上に冷却フィン2
4と印刷配線板29に固定穴を設けて、ネジによりシャ
ーシに固定するので、冷却フィン24の重量による印刷
配線板29へのストレスを緩和することができる。さら
に印刷配線板29の半田槽浸せき時に起こる印刷配線板
29の反りで、印刷配線板29と冷却フィン24の凸部
下面との間に隙間が生じるのを防止しでき、固定穴24
bにおいてネジによりシャーシへ冷却フィン24と印刷
配線板29を同時に固定する際にパワートランジスタ2
8の半田付け部等にストレスが加わるのを防止すること
ができる。
の印刷配線板29側のコーナー面取りを1mmとした
が、実験によれば0.5mm以上であれば同様の効果を
得ることができる。
ついて、図6を参照しながら説明する。図6において、
図1の構成と異なるのは、冷却フィン35が印刷配線板
32に3本のネジ36,37,38で印刷配線板32の
下から固定されていること、ネジ34が平面的な位置関
係において、ネジ36とネジ37を結ぶ線分上の中央で
はなく、ネジ37寄りに位置していることである。
印刷配線板32に固定する作業を、ネジ36,37,3
8を使用して行なっているので、実施例1においてピン
18,19,20に、プッシュナット18,19,20
をはめ込む工具、あるいは実施例2において、接続端子
25,26,27の端部にくさびを打ち込んで押し広げ
て変形させる工具など、特別な工具を使用せずに簡単に
できる。
37の位置を結ぶ線分上において、ネジ34によりシャ
ーシ31に両者を同時に固定するので、上記のようにネ
ジ36とネジ37であらかじめ冷却フィン35を印刷配
線板32に固定してから、はんだ槽に印刷配線板32に
浸して半田付けしても、ねじ34で締め付ける箇所にお
いて、印刷配線板32と冷却フィン35の間に、印刷配
線板32の反りにより隙間が生じないので、基板の反り
の状態が冷却フィン35と印刷配線板32を同時に、ネ
ジ34によりシャーシ31に固定する際に変化せず冷却
フィン35に固定されて、半田槽で半田付けされたパワ
ートランジスタ(図示せず)などのリード線部あるいは
他の電子部品の半田付け部にストレスが加わる恐れがな
い。
とネジ37を結ぶ線分上、あるいはその線分の近傍(ネ
ジ34のネジ頭がねじ36とネジ37のネジ頭を結ぶ帯
域との距離が約10mm程度離れた状態)に存在すれ
ば、印刷配線板32の印刷配線部分との距離を考慮して
移動しても上記と同様の効果を得ることができる。
れば、パワー半導体素子を固定し冷却する冷却フィンを
はんだの溶融温度以上でその固定機能を保持する複数の
第1の冷却フィン固定手段により印刷配線板に固定し、
第2の冷却フィン固定手段により印刷配線板と冷却フィ
ンをシャーシに同時に固定するとともに、第2の冷却フ
ィン固定手段は平面的な位置関係において少なくとも一
対の第1の冷却フィン固定手段間を結ぶ線分上あるいは
前記線分付近にて、冷却フィンおよび印刷配線板に設け
られた貫通孔を設け、前記貫通孔にネジを貫通させて、
シャーシに冷却フィンと印刷配線板を同時に締め付け固
定する構成としているので、製品の落下、振動時に印刷
配線板に対する衝撃力を緩和し、印刷配線板の割れ、半
田付け部のクラックを防止することができる。また、印
刷配線板に冷却フィンを第1の冷却フィン固定手段によ
り固定した状態で、融けたはんだの入ったはんだ槽に印
刷配線板の片面を浸して、パワー半導体素子のリード線
を印刷配線板にはんだ付けしても、印刷配線板の反りに
よって第2の冷却フィン固定手段による締め付け部にお
いて、印刷配線板と冷却フィン間の隙間が大きくなら
ず、第2の固定部手段で印刷配線板と冷却フィンを同時
に締め付ける際に、パワー半導体素子のリード線部や他
の印刷配線板上の部品の半田付け部に、印刷配線板の反
りの状態が変わることによって、ストレスが印加するの
を防止することができる。
第2の冷却フィン固定手段の貫通孔が、印刷配線板との
当接面において、0.5mm以上のコーナー面取りを有
するので、前記第1の冷却フィン固定手段により印刷配
線板に冷却フィンを固定した状態で、融けたはんだの満
たされたはんだ槽に印刷配線板の片面を浸して、パワー
半導体素子のリード線を印刷配線板にはんだ付けする際
に、前記第2の冷却フィン固定手段のネジを通すための
冷却フィンの貫通孔にはんだが付着して、貫通孔を塞ぐ
のを防止することができる。
フィンにあらかじめ固定された、前記第1の冷却フィン
固定手段である複数の接続端子を印刷配線板に設けられ
た貫通孔を貫通させたあと、その接続端子の端部を冷却
フィンと反対側で変形させ接続端子が抜けなくなるよう
にして、冷却フィンを印刷配線板に固定してなるので、
印刷配線板への冷却フィンの固定を短時間で行なうこと
ができ、接続端子をはんだ付けの可能な材料としておけ
ば、はんだ付けにより冷却フィンの固定強度を強くする
ことができる。
記第1の冷却フィン固定手段を、印刷配線板の穴にネジ
を通して冷却フィンに締め付け固定する構成としている
ので、特別な固定治具を必要とせず簡単に冷却フィン
を、印刷配線板に固定することができる。
要部斜視図
要部斜視図
した際の状態を示す断面図
の裏面の状態を示す斜視図
要部斜視図
斜視図 (b)は、同、電力制御装置の要部断面図
Claims (4)
- 【請求項1】 パワー半導体素子と、前記パワー半導体
素子を固定し冷却する冷却フィンと、表面に形成した導
電膜に前記パワー半導体素子の端子部をはんだづけして
部品を電気接続する印刷配線板と、前記冷却フィンを前
記印刷配線板に固定し、はんだの溶融温度以上でその固
定機能を保持する複数の第1の冷却フィン固定手段と、
前記印刷配線板と前記冷却フィンを同時にシャーシに固
定する第2の冷却フィン固定手段を備え、前記第2の冷
却フィン固定手段は平面的な位置関係において少なくと
も一対の前記第1の冷却フィン固定手段間を結ぶ線分上
あるいは前記線分付近にて、前記冷却フィンおよび前記
印刷配線板に設けられた貫通孔にネジを貫通させて前記
冷却フィンと前記印刷配線板を同時に前記シャーシに締
め付け固定する構成とした電力制御装置。 - 【請求項2】 第2の冷却フィン固定手段のために前記
冷却フィンに設けられた貫通孔は、印刷配線板との当接
面において、0.5mm以上のコーナー面取りを有する
請求項1記載の電力制御装置。 - 【請求項3】 第1の冷却フィン固定手段は、冷却フィ
ンに固定された複数の接続端子を印刷配線板に設けられ
た貫通孔に貫通し、前記接続端子を前記印刷配線板の前
記冷却フィンと反対側にて変形させることにより、前記
冷却フィンを前記印刷配線板に固定してなる請求項1記
載の電力制御装置。 - 【請求項4】 第1の冷却フィン固定手段は、冷却フィ
ンを印刷配線板に複数のネジにより固定してなる請求項
1記載の電力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3155496A JP3022301B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 電力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3155496A JP3022301B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 電力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09232778A JPH09232778A (ja) | 1997-09-05 |
JP3022301B2 true JP3022301B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=12334413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3155496A Expired - Fee Related JP3022301B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 電力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3022301B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017069310A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 田淵電機株式会社 | 電子部品の冷却構造およびその製造方法 |
US20220330414A1 (en) * | 2021-04-08 | 2022-10-13 | International Business Machines Corporation | Heat sinks with beyond-board fins |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP3155496A patent/JP3022301B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09232778A (ja) | 1997-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2115553C (en) | Plated compliant lead | |
US3964666A (en) | Bonding contact members to circuit boards | |
EP1931183B1 (en) | Electronic device | |
US5783865A (en) | Wiring substrate and semiconductor device | |
JP2500462B2 (ja) | 検査用コネクタおよびその製造方法 | |
US4593342A (en) | Heat sink assembly for protecting pins of electronic devices | |
US5714803A (en) | Low-profile removable ball-grid-array integrated circuit package | |
JPH05114428A (ja) | 大電流基板の製造方法 | |
US7829387B2 (en) | Electronic apparatus and method of manufacturing the same | |
US5950072A (en) | Low-profile removable ball-grid-array integrated circuit package | |
JP3424526B2 (ja) | 電子部品の実装方法 | |
JPS5998591A (ja) | 両面回路接続方法 | |
JP3022301B2 (ja) | 電力制御装置 | |
JP4769697B2 (ja) | プリント基板の製造方法、プリント基板組立体の製造方法、及びプリント基板の反り矯正方法 | |
JPH0832194A (ja) | 熱融着用可撓性プリント板及びその接続構造 | |
GB2345576A (en) | Heat-sink of ICs and method of mounting to PCBs | |
US4761880A (en) | Method of obtaining surface mount component planarity | |
JP2003046211A (ja) | 電子部品の実装構造 | |
JPH1056243A (ja) | 回路基板 | |
JPH06169048A (ja) | 導体ピンの接合方法 | |
JPS5830187A (ja) | 両面プリント基板およびその接続方法 | |
JPH0422036B2 (ja) | ||
JP2697987B2 (ja) | 接続用端子付き電子部品およびその実装方法 | |
JP2000077812A (ja) | 基板の接続方法 | |
JPH09312449A (ja) | 端子付き部品の取付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |