JP3021958B2 - 漂白剤組成物 - Google Patents
漂白剤組成物Info
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- JP3021958B2 JP3021958B2 JP12348892A JP12348892A JP3021958B2 JP 3021958 B2 JP3021958 B2 JP 3021958B2 JP 12348892 A JP12348892 A JP 12348892A JP 12348892 A JP12348892 A JP 12348892A JP 3021958 B2 JP3021958 B2 JP 3021958B2
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- Japan
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- alkali
- bleaching
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- hydrogen peroxide
- pullulanase
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/39—Organic or inorganic per-compounds
- C11D3/3902—Organic or inorganic per-compounds combined with specific additives
- C11D3/3905—Bleach activators or bleach catalysts
- C11D3/3907—Organic compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/16—Organic compounds
- C11D3/38—Products with no well-defined composition, e.g. natural products
- C11D3/386—Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase
- C11D3/38636—Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase containing enzymes other than protease, amylase, lipase, cellulase, oxidase or reductase
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルカリ又はアルカリ耐
性プルラナーゼを含有する漂白剤組成物、更に詳しく
は、色・柄物の変色、褪色を改善した漂白剤組成物に関
する。
性プルラナーゼを含有する漂白剤組成物、更に詳しく
は、色・柄物の変色、褪色を改善した漂白剤組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】塩素系
漂白剤は使用できる繊維に制限があり、又色、柄物には
使用できず、更に独自のにおいを有していることなどか
ら、これらの欠点のない酸素系漂白剤が最近著しく普及
しはじめている。この酸素系漂白剤としては、過炭酸ナ
トリウム、過硼酸ナトリウムが漂白性能及び安定性など
の面から特に利用されている。
漂白剤は使用できる繊維に制限があり、又色、柄物には
使用できず、更に独自のにおいを有していることなどか
ら、これらの欠点のない酸素系漂白剤が最近著しく普及
しはじめている。この酸素系漂白剤としては、過炭酸ナ
トリウム、過硼酸ナトリウムが漂白性能及び安定性など
の面から特に利用されている。
【0003】酸素系漂白剤は塩素系漂白剤にくらべ漂白
力が弱く、各種漂白活性化剤が併用されている。この漂
白活性化剤にはアセトニトリル等に代表されるニトリル
類、グルコースペンタアセテート(GPAC)等に代表される
O−アセチル化物、テトラアセチルエチレンジアミン(T
AED)等に代表される N−アシル化物、無水マレイン酸等
に代表される酸無水物等が挙げられる。また、本発明者
らの研究の結果、特開昭63−233969号公報、特開昭63−
315666号公報、特開昭64−68347 号公報、特開平1−19
0654号等に例示されるような過酸化水素と反応して第4
級アンモニウム基を有する有機過酸を生成する化合物が
漂白活性化剤として極めて優れていることが見出されて
いる。
力が弱く、各種漂白活性化剤が併用されている。この漂
白活性化剤にはアセトニトリル等に代表されるニトリル
類、グルコースペンタアセテート(GPAC)等に代表される
O−アセチル化物、テトラアセチルエチレンジアミン(T
AED)等に代表される N−アシル化物、無水マレイン酸等
に代表される酸無水物等が挙げられる。また、本発明者
らの研究の結果、特開昭63−233969号公報、特開昭63−
315666号公報、特開昭64−68347 号公報、特開平1−19
0654号等に例示されるような過酸化水素と反応して第4
級アンモニウム基を有する有機過酸を生成する化合物が
漂白活性化剤として極めて優れていることが見出されて
いる。
【0004】一方、近年、酵素配合漂白剤が登場してき
た。酵素としてはプロテアーゼが一般に使用されてお
り、また、α−アミラーゼも澱粉質汚れに対して使用さ
れている。最近、アルカリプルラナーゼ及びアルカリ耐
性プルラナーゼが洗浄力を顕著に向上せしめ得るという
報告がある(特開平3−287698号、特開平3−290498号
各公報)。ここで、アルカリプルラナーゼとは、至適pH
をアルカリ領域に有するものをいい、アルカリ耐性プル
ラナーゼ至適pHは中性から酸性領域に有するが、アルカ
リ領域においても至適pHにおける活性に比較して充分な
活性を有し、且つ安定性を保持するものをいう。また、
中性とはpH6〜8の範囲をいい、アルカリ性とはそれ以
上のpH範囲をいう。
た。酵素としてはプロテアーゼが一般に使用されてお
り、また、α−アミラーゼも澱粉質汚れに対して使用さ
れている。最近、アルカリプルラナーゼ及びアルカリ耐
性プルラナーゼが洗浄力を顕著に向上せしめ得るという
報告がある(特開平3−287698号、特開平3−290498号
各公報)。ここで、アルカリプルラナーゼとは、至適pH
をアルカリ領域に有するものをいい、アルカリ耐性プル
ラナーゼ至適pHは中性から酸性領域に有するが、アルカ
リ領域においても至適pHにおける活性に比較して充分な
活性を有し、且つ安定性を保持するものをいう。また、
中性とはpH6〜8の範囲をいい、アルカリ性とはそれ以
上のpH範囲をいう。
【0005】ところで、有機過酸は水溶液中のCuやFe等
の金属によって分解されるため金属封鎖剤を併用する必
要がある。また、アルカリプルラナーゼ及びアルカリ耐
性プルラナーゼは溶液中の微量金属(例えばCu)によっ
てその活性が阻害されるためにキレート剤(EDTA等)を
併用することが好ましい。しかし、含金属染料で染色さ
れた色・柄物或いは含金属フィックス剤処理乃至は硫酸
銅処理を施された色・柄物に漂白剤とEDTAを一緒に使用
するとこれらの色や柄が変色或いは褪色するという問題
が生じる。
の金属によって分解されるため金属封鎖剤を併用する必
要がある。また、アルカリプルラナーゼ及びアルカリ耐
性プルラナーゼは溶液中の微量金属(例えばCu)によっ
てその活性が阻害されるためにキレート剤(EDTA等)を
併用することが好ましい。しかし、含金属染料で染色さ
れた色・柄物或いは含金属フィックス剤処理乃至は硫酸
銅処理を施された色・柄物に漂白剤とEDTAを一緒に使用
するとこれらの色や柄が変色或いは褪色するという問題
が生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決すべく鋭意研究した結果、過酸化水素または水
溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物、漂白活性化
剤、特定の高分子化合物及びアルカリ又はアルカリ耐性
プルラナーゼを併用することにより、漂白力が高く、し
かも色・柄物の変色・褪色が生じない漂白剤組成物が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
点を解決すべく鋭意研究した結果、過酸化水素または水
溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物、漂白活性化
剤、特定の高分子化合物及びアルカリ又はアルカリ耐性
プルラナーゼを併用することにより、漂白力が高く、し
かも色・柄物の変色・褪色が生じない漂白剤組成物が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、 (a) 過酸化水素または水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物 1〜90重量% (b) 過酸化水素と反応して、有機過酸を生成する漂白活性化剤 0.1 〜50重量% (c) 下記一般式(I)で示されるモノマーユニットを有する重合体もしくは共重 合体又はこれらの水溶性塩 0.05〜10重量%
【0008】
【化2】
【0009】(式中、X, Y, Z は-H、-CH3、-COOM 、-C
H2COOM、-OH を表し、M はH 又はアルカリ金属又はその
混合物を表す。n は2以上の数である。) (d) アルカリ又はアルカリ耐性プルラナーゼ 0.05〜5重量% を含有してなる漂白剤組成物を提供するものである。
H2COOM、-OH を表し、M はH 又はアルカリ金属又はその
混合物を表す。n は2以上の数である。) (d) アルカリ又はアルカリ耐性プルラナーゼ 0.05〜5重量% を含有してなる漂白剤組成物を提供するものである。
【0010】本発明の(a) 成分である水溶液中で過酸化
水素を発生する過酸化物としては、炭酸ナトリウム・過
酸化水素付加物、トリポリリン酸ナトリウム・過酸化水
素付加物、ピロリン酸ナトリウム・過酸化水素付加物、
尿素・過酸化水素付加物、4Na2SO4・2H2O2・NaCl、過ホ
ウ酸ナトリウム一水化物、過ホウ酸ナトリウム四水化
物、過酸化ナトリウム、過酸化カルシウム等が挙げられ
る。これらの中でも特に炭酸ナトリウム・過酸化水素付
加物が好ましい。(a) 成分は組成物中に1〜90重量%配
合されるが、特に50〜80重量%配合されるのが好まし
い。
水素を発生する過酸化物としては、炭酸ナトリウム・過
酸化水素付加物、トリポリリン酸ナトリウム・過酸化水
素付加物、ピロリン酸ナトリウム・過酸化水素付加物、
尿素・過酸化水素付加物、4Na2SO4・2H2O2・NaCl、過ホ
ウ酸ナトリウム一水化物、過ホウ酸ナトリウム四水化
物、過酸化ナトリウム、過酸化カルシウム等が挙げられ
る。これらの中でも特に炭酸ナトリウム・過酸化水素付
加物が好ましい。(a) 成分は組成物中に1〜90重量%配
合されるが、特に50〜80重量%配合されるのが好まし
い。
【0011】本発明に用いられる過酸化水素と反応し
て、有機過酸を生成する漂白活性化剤(b) としては、グ
ルコースペンタアセテート(GPAC)、テトラアセチルエ
チレンジアミン(TAED)、ノナノイルオキシベンゼンス
ルホン酸ソーダ(NOBS)等が代表的なものとして挙げら
れる。漂白活性化剤としては、第4級アンモニウム基を
有する有機過酸を生成するものが特に好ましく、例えば
次の構造を有するものが挙げられる。
て、有機過酸を生成する漂白活性化剤(b) としては、グ
ルコースペンタアセテート(GPAC)、テトラアセチルエ
チレンジアミン(TAED)、ノナノイルオキシベンゼンス
ルホン酸ソーダ(NOBS)等が代表的なものとして挙げら
れる。漂白活性化剤としては、第4級アンモニウム基を
有する有機過酸を生成するものが特に好ましく、例えば
次の構造を有するものが挙げられる。
【0012】
【化3】
【0013】a,b はa =0,b =0であるか、又はa =
1,b =1である。R2,R3は炭素数1〜2のアルキル基
である。連結基は特に限定されるものではないが、例え
ば直鎖又は分岐のアルキレン基、シクロアルキレン基、
フェニレン基又はアルキレンフェニレン基、オキシアル
キレン基 (-CH2CH2O-)等である。また、脱離基は特に限
定されるものではないが、例えば、
1,b =1である。R2,R3は炭素数1〜2のアルキル基
である。連結基は特に限定されるものではないが、例え
ば直鎖又は分岐のアルキレン基、シクロアルキレン基、
フェニレン基又はアルキレンフェニレン基、オキシアル
キレン基 (-CH2CH2O-)等である。また、脱離基は特に限
定されるものではないが、例えば、
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】上記一般式(II)において、連結基が -CpH
2p-(p は1〜12、特に好ましくは1〜5)で、脱離基
が (イ), (ロ), (ハ),(ニ), (ヘ), (ト), (ワ), (カ),
(ヨ),(タ), (レ) の構造式で表され、R5がC1〜C2のア
ルキル基、R6, R7が H又はC1〜C2のアルキル基、R8がC1
〜C2のアルキル基、R9がC1〜C3のアルキレン基である化
合物が望ましく、 (ヨ), (タ)の構造式で表される化合
物が特に望ましい。
2p-(p は1〜12、特に好ましくは1〜5)で、脱離基
が (イ), (ロ), (ハ),(ニ), (ヘ), (ト), (ワ), (カ),
(ヨ),(タ), (レ) の構造式で表され、R5がC1〜C2のア
ルキル基、R6, R7が H又はC1〜C2のアルキル基、R8がC1
〜C2のアルキル基、R9がC1〜C3のアルキレン基である化
合物が望ましく、 (ヨ), (タ)の構造式で表される化合
物が特に望ましい。
【0017】又、下記の一般式(III) で表されるニトリ
ル化合物も有用である。
ル化合物も有用である。
【0018】
【化6】
【0019】これらの漂白活性化剤のうちでも特に望ま
しいのは次の各式で表されるものである。
しいのは次の各式で表されるものである。
【0020】
【化7】
【0021】〔式中、R1、m は前記と同じで、p は1〜
10の整数、、脱離基は前記(ヨ),(タ)で表される基であ
る。〕(b) 成分は組成物中に 0.1〜50重量%配合され
る。
10の整数、、脱離基は前記(ヨ),(タ)で表される基であ
る。〕(b) 成分は組成物中に 0.1〜50重量%配合され
る。
【0022】本発明において、上記過酸化物(a) と漂白
活性化剤(b) は (a)/(b) 重量比で100/1〜1/20、
好ましくは50/1〜1/1の範囲で使用される。
活性化剤(b) は (a)/(b) 重量比で100/1〜1/20、
好ましくは50/1〜1/1の範囲で使用される。
【0023】本発明に使用される成分(c) としては、一
般式(I)のモノマーユニットがアクリル酸、メタクリ
ル酸、フマル酸、マレイン酸、アコニット酸、イタコン
酸、2−ヒドロキシアクリル酸、シトラコン酸、或いは
エチレン、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、メチルビニ
ルピロリドン、メチルビニルエーテル、スチレン、ペン
テン、イソブチレン、ジイソブチレン、ブタジエンの群
から選ばれる1種又は2種以上と一般式(I)のモノマ
ーユニットとの共重合体、或いは該重合体や該共重合体
の水溶性塩が挙げられる。就中、ポリアクリル酸塩、ポ
リマレイン酸塩、及びペンテン又はジイソブチレンと無
水マレイン酸の共重合体加水分解物の塩が好ましい。こ
れらの重合体及び共重合体並びにその水溶性塩の分子量
は 200以上10万以下が好ましく、更に好ましくは1000〜
20000 である。これら(c) 成分の配合量は組成物中に0.
05〜10重量%、特に 0.5〜5重量%が好ましい。
般式(I)のモノマーユニットがアクリル酸、メタクリ
ル酸、フマル酸、マレイン酸、アコニット酸、イタコン
酸、2−ヒドロキシアクリル酸、シトラコン酸、或いは
エチレン、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、メチルビニ
ルピロリドン、メチルビニルエーテル、スチレン、ペン
テン、イソブチレン、ジイソブチレン、ブタジエンの群
から選ばれる1種又は2種以上と一般式(I)のモノマ
ーユニットとの共重合体、或いは該重合体や該共重合体
の水溶性塩が挙げられる。就中、ポリアクリル酸塩、ポ
リマレイン酸塩、及びペンテン又はジイソブチレンと無
水マレイン酸の共重合体加水分解物の塩が好ましい。こ
れらの重合体及び共重合体並びにその水溶性塩の分子量
は 200以上10万以下が好ましく、更に好ましくは1000〜
20000 である。これら(c) 成分の配合量は組成物中に0.
05〜10重量%、特に 0.5〜5重量%が好ましい。
【0024】本発明では、アルカリプルラナーゼ及びア
ルカリ耐性プルラナーゼが使用される。ここで、アルカ
リプルラナーゼとは、至適pHをアルカリ領域に有するも
のをいい、アルカリ耐性プルラナーゼとは、至適pHは中
性から酸性領域に有するが、アルカリ領域においても至
適pHにおける活性に比較して充分な活性を有し、且つ安
定性を保持するものをいう。また、中性とはpH6〜8の
範囲をいい、アルカリ性とはそれ以上のpH範囲をいう。
本発明に用いられるアルカリプルラナーゼ及びアルカリ
耐性プルラナーゼは、バチルス(Bacillus)属に属する微
生物、例えば特開平3−290498号公報に記載されている
バチルス・エスピー(Bacillus sp;微工研菌寄番号第10
886 号)、バチルス・エスピー(Bacillus sp;微工研菌
寄番号第10887 号)の培養物より分離取得されたものが
好適に使用される。アルカリ又はアルカリ耐性プルラナ
ーゼは組成物中に0.05〜5重量%、好ましくは 0.1〜2
重量%配合される。
ルカリ耐性プルラナーゼが使用される。ここで、アルカ
リプルラナーゼとは、至適pHをアルカリ領域に有するも
のをいい、アルカリ耐性プルラナーゼとは、至適pHは中
性から酸性領域に有するが、アルカリ領域においても至
適pHにおける活性に比較して充分な活性を有し、且つ安
定性を保持するものをいう。また、中性とはpH6〜8の
範囲をいい、アルカリ性とはそれ以上のpH範囲をいう。
本発明に用いられるアルカリプルラナーゼ及びアルカリ
耐性プルラナーゼは、バチルス(Bacillus)属に属する微
生物、例えば特開平3−290498号公報に記載されている
バチルス・エスピー(Bacillus sp;微工研菌寄番号第10
886 号)、バチルス・エスピー(Bacillus sp;微工研菌
寄番号第10887 号)の培養物より分離取得されたものが
好適に使用される。アルカリ又はアルカリ耐性プルラナ
ーゼは組成物中に0.05〜5重量%、好ましくは 0.1〜2
重量%配合される。
【0025】本発明の漂白剤及び漂白洗浄剤組成物は、
上記成分の他に漂白剤或いは漂白洗浄剤組成物に通常添
加される公知の成分を添加することができる。例えばビ
ルダーとして、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、
リン酸塩等の水溶性無機ビルダー、ゼオライト等の水不
溶性無機ビルダーの他、酒石酸塩、クエン酸塩等の有機
ビルダーを用いることができる。また過酸化物あるいは
過酸化水素付加体の安定剤として公知の硫酸マグネシウ
ム、ケイ酸マグネシウム、塩化マグネシウム、ケイフッ
化マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ムの様なマグネシウム塩及びケイ酸ソーダの様なケイ酸
塩類を用いることができる。更に必要に応じて、カルボ
キシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエ
チレングリコールのような再汚染防止剤、アルキル硫酸
塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、高級脂肪酸石けんなどの陰イオン界面活性剤、
ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、高級脂肪酸のモノあ
るいはジエタノールアミド、アミンオキシドなどの非イ
オン界面活性剤、ベタインなどの両性界面活性剤、プロ
テアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼなどのア
ルカリ又はアルカリ耐性プルラナーゼ以外の酵素、蛍光
増白剤、染料、顔料、香料等を添加することができる。
上記成分の他に漂白剤或いは漂白洗浄剤組成物に通常添
加される公知の成分を添加することができる。例えばビ
ルダーとして、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、
リン酸塩等の水溶性無機ビルダー、ゼオライト等の水不
溶性無機ビルダーの他、酒石酸塩、クエン酸塩等の有機
ビルダーを用いることができる。また過酸化物あるいは
過酸化水素付加体の安定剤として公知の硫酸マグネシウ
ム、ケイ酸マグネシウム、塩化マグネシウム、ケイフッ
化マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ムの様なマグネシウム塩及びケイ酸ソーダの様なケイ酸
塩類を用いることができる。更に必要に応じて、カルボ
キシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエ
チレングリコールのような再汚染防止剤、アルキル硫酸
塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、高級脂肪酸石けんなどの陰イオン界面活性剤、
ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、高級脂肪酸のモノあ
るいはジエタノールアミド、アミンオキシドなどの非イ
オン界面活性剤、ベタインなどの両性界面活性剤、プロ
テアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼなどのア
ルカリ又はアルカリ耐性プルラナーゼ以外の酵素、蛍光
増白剤、染料、顔料、香料等を添加することができる。
【0026】
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0027】実施例1 表1に示す組成で漂白剤組成物を調製し、下記の方法で
漂白効果と脱色防止性の評価を行った。その結果を表1
に示す。
漂白効果と脱色防止性の評価を行った。その結果を表1
に示す。
【0028】(1) 漂白効果の評価方法 20℃の水道水に表1の漂白剤を有効酸素が0.05%となる
ように添加し、下記の調製法で作成したカレー汚染布*
を8cm×8cmの大きさで5枚、30分間浸漬し、次式で漂
白率を算出した。
ように添加し、下記の調製法で作成したカレー汚染布*
を8cm×8cmの大きさで5枚、30分間浸漬し、次式で漂
白率を算出した。
【0029】
【数1】
【0030】反射率は日本電色工業 (株) 製 NDR-1001D
P で460nm フィルターを使用して測定した。 * カレー汚染布:市販のレトルトパックカレー(大塚食
品,ボンカレーゴールド中辛)を温め、1000μの篩で具
を取り除き、そのカレールーをスポンジで木綿金布#200
3 布に塗り付け自然乾燥したものを、8cm×8cmの試験
片とし、実験に供した。
P で460nm フィルターを使用して測定した。 * カレー汚染布:市販のレトルトパックカレー(大塚食
品,ボンカレーゴールド中辛)を温め、1000μの篩で具
を取り除き、そのカレールーをスポンジで木綿金布#200
3 布に塗り付け自然乾燥したものを、8cm×8cmの試験
片とし、実験に供した。
【0031】(2) 脱色防止性 漂白剤を有効酸素濃度が0.05%となるように40℃の水道
水に溶解後、直接染料(Sumilight Supra Blue FBGL) で
染めた木綿布を2時間浸漬後、JIS L 0804の変褪色用グ
レースケールを用いてその等級を求め、その値が 4.5以
上を◎、4以上4.5 未満を○、3以上4未満を△、3未
満を×として評価した。
水に溶解後、直接染料(Sumilight Supra Blue FBGL) で
染めた木綿布を2時間浸漬後、JIS L 0804の変褪色用グ
レースケールを用いてその等級を求め、その値が 4.5以
上を◎、4以上4.5 未満を○、3以上4未満を△、3未
満を×として評価した。
【0032】
【表1】
【0033】表中の(b−1)及び(b−2)を以下に
示す。
示す。
【0034】
【化8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−290498(JP,A) 特開 平3−287698(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 7/54 C11D 7/18 C11D 7/26 C11D 7/42 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)
Claims (3)
- 【請求項1】 (a) 過酸化水素または水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物 1〜90重量% (b) 過酸化水素と反応して、有機過酸を生成する漂白活性化剤 0.1 〜50重量% (c) 下記一般式(I)で示されるモノマーユニットを有する重合体もしくは共重 合体又はこれらの水溶性塩 0.05〜10重量% 【化1】 (式中、X, Y, Z は-H、-CH3、-COOM 、-CH2COOM、-OH
を表し、M はH 又はアルカリ金属又はその混合物を表
す。n は2以上の数である。) (d) アルカリ又はアルカリ耐性プルラナーゼ 0.05〜5重量% を含有してなる漂白剤組成物。 - 【請求項2】 漂白活性化剤(b) が第4級アンモニウム
基を有する有機過酸を生成する漂白活性化剤である請求
項1記載の漂白剤組成物。 - 【請求項3】 アルカリ又はアルカリ耐性プルラナーゼ
(d) がバチルス(Bacillus)属に属する微生物の培養物よ
り分離取得されたものである請求項1又は2記載の漂白
剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12348892A JP3021958B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 漂白剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12348892A JP3021958B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 漂白剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05320696A JPH05320696A (ja) | 1993-12-03 |
JP3021958B2 true JP3021958B2 (ja) | 2000-03-15 |
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ID=14861871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12348892A Expired - Lifetime JP3021958B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 漂白剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3021958B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP12348892A patent/JP3021958B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH05320696A (ja) | 1993-12-03 |
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