JP3021188U - 棒材の振れ回り防止装置 - Google Patents

棒材の振れ回り防止装置

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JP3021188U
JP3021188U JP1995007968U JP796895U JP3021188U JP 3021188 U JP3021188 U JP 3021188U JP 1995007968 U JP1995007968 U JP 1995007968U JP 796895 U JP796895 U JP 796895U JP 3021188 U JP3021188 U JP 3021188U
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JP1995007968U
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Inventor
光義 山口
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株式会社アルプスツール
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒材を支える振れ回り防止装置を設けること
による工作機械の主軸の負担を軽減する。 【解決手段】 棒材供給機1の先端部4に棒材aのガイ
ド部8をスライド部7を介し移動自在に装着する。ガイ
ド部と工作機械の主軸部18とを弾性材よりなる連結部
材21で連結し、主軸部の往復動にガイド部を連動させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、棒材供給機から旋盤等の工作機械に棒材を供給する際、両者間にお いて該棒材を支え、その振れ回りを防止する棒材の振れ回り防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
棒材供給機は、細長い棒材を旋盤等の工作機械に連続的に送り込むようになっ ている。
【0003】 即ち、棒材の後端をフィンガーチャックで把持して該フィンガーチャックを工 作機械の方に動かすことにより該棒材をバイト等の刃物の方に所定長さずつ送る ようにしている。
【0004】 ところが、工作機械の主軸を棒材の中心軸方向に移動して棒材を送るよう構成 した場合、該主軸と棒材供給機の先端部との間の距離が大きくなる。このため、 工作機械によって棒材を回動すると棒材が振れ回りし、異常な振動を引き起こす おそれがある。
【0005】 このような振れ回り防止するため、従来、例えば実開平3−68701号公報 で開示されるように、棒材供給機と移動主軸との間に棒材を通すための保持パイ プを設け、棒材の回動を支受して棒材の振れ回りを防止することが試みられてい る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の保持パイプは、主軸に固定されているので、予め定 位置に据え付けられた工作機械に対して棒材供給機を設置する場合、保持パイプ に対する棒材供給機の位置決めが難しい。
【0007】 また、保持パイプを主軸側に取り付けるようにすると、主軸の構造が複雑とな り、重量も増大する。 さらに、保持パイプは主軸移動に伴ない棒材供給機側のブッシュ内を摺動運動 するが、保持パイプが主軸に固着されていることから、保持パイプとブッシュと の間に生ずる摩擦抵抗により、無理な力が棒材供給機又は工作機械に加わるおそ れがある。
【0008】 本考案はそのような問題点を解決する棒材の振れ回り防止装置を提供すること を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の考案は棒材供給機1の先端部4にスライ ド部7を介し移動自在に装着された棒材aのガイド部8と、該ガイド部8と工作 機械2の主軸部18とを連結し該主軸部18の往復動に上記ガイド部8を連動さ せる弾性材よりなる連結部材21とを具備した棒材の振れ回り防止装置の構成を 採用し、請求項2の考案は、上記連結部材21がゴム製の弾性棒で構成された請 求項1記載の棒材の振れ回り防止装置の構成を採用している。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1に示されるように、棒材の振れ回り防止装置3は、棒材供給機1と工作機 械2との間に設けられ、棒材供給機1の先端部4に保持されている。該棒材供給 機1の本体は従来品であり、その概略を説明すると、棒材の後端をフィードパイ プ前端のフィンガチャックによって保持し、フィードパイプをチェーンにより駆 動することにより棒材を順次工作機械の方に送り込むようになっている。図2に 示されるように、工作機械2の主軸部18の中心軸は、棒材供給機1により供給 される棒材aの中心軸に一致するようになっており、かつ該中心軸上を所定の行 程だけ往復移動可能となっている。工作機械2の主軸部18には、棒材挿入部2 2が棒材供給機1側に設けられ、チャック23がそれと反対側に設けられている 。工作機械2はこのチャック23で棒材aを把持し、これを高速回転させながら 図1中工作機械2の右方向に移動し図示しないバイト等の刃物によって加工をす るようになっている。
【0011】 振れ回り防止装置3は、図2及び図3に示されるように、保持部5と、ブロッ ク体6と、スライド部7と、ガイド部8とを有している。 保持部5はこの触れ回り防止装置3を棒材供給機1に取り付けるための支持部 材であって、棒材供給機1の先端部4に固定されており、該保持部5にブロック 体6が位置調整可能に固定ネジ9で締結されている。この固定ネジ9による位置 調整により、後述するガイド部8の振止めブッシュ17の中心線が棒材供給機1 から出る棒材aの中心線と一致せしめられる。
【0012】 ブロック体6は、棒材供給機1から送り出された棒材aを通すための貫通穴1 0を中心部に有し、上部にはスライド部7の一端が固着されている。 スライド部7は、棒材供給機1の先端部4から工作機械2の主軸部18の方へ と水平に伸びており、ブロック体6の上部に鉤形に突設された支持部材12の先 端に固定ネジ13によってその一端が締結され片持ち状に保持されている。スラ イド部7はその両側面に溝を有し、該溝にガイド部8の突部11が摺動可能に嵌 まり込んでいる。スライド部7は図示例ではスライドレールであるが、丸棒その 他の形状の物であってもよい。
【0013】 ガイド部8は、棒材ガイド体14とスライドブロック体15とを有している。 棒材ガイド体14は、棒材aを軸方向に摺動可能に保持する通し穴16を有し、 該通し穴16の内面には棒材aをその軸線の回りに回動可能に支える振止めブッ シュ17が固定されている。スライドブロック体15は棒材ガイド体14の上部 に固定されており、上記突部11を有している。これにより、ガイド部8はスラ イド部7に沿って自在に摺動することとなる。
【0014】 なお、ガイド部8をスライド部7に固定し、スライド部7を上記ブロック体6 に対して摺動可能にしてもよい。 また、棒材ガイド体14としては、図4に示す如く、振止めブッシュ17を通 し穴16の内面にボールベアリング24、24を介して装着した構成としても良 い。このようにすれば、振止めブッシュ17の摩耗を軽減できる。その他、棒材 ガイド体14としては、振止めブッシュ17に代えて棒材aの回りを遊星状に取 り囲むローラ群を用いたり、棒材aを挟持する複数のベルトを用いたりしてもよ い。
【0015】 図2及び図3に示されるように、ガイド部8と工作機械の主軸部18との間に は、両者を連結し該主軸部18の往復動に上記ガイド部8を連動させる連結部材 21が設けられている。より具体的には、ガイド部8には止め具19が突設され 、主軸部18には接続部材20が突設され、止め具19と接続部材20とに連結 部材21の両端が夫々固定されている。連結部材21としては棒材、ロープ等を 用いることができ、またその材料も金属、ゴム、ウレタン等種々のものを選ぶこ とができるが、振れ止め装置3側から主軸部18側に振動が伝わり難くするため ゴム等の弾性材で構成するのが望ましい。
【0016】 次に、この棒材の振れ回り防止装置の作用について説明する。 棒材供給機1から送出された棒材aは、ブッシュ17内を貫通して主軸部18 に直線的に送られる。主軸部18はそのチャック23で棒材aを掴んで回転し、 切削等の加工を行う。このとき、振れ回り防止装置は3は、この回転する棒材a の外周を取り囲むようにして支え、棒材a回転時の振れ回り動作を抑制防止する 。
【0017】 また、工作機械2の主軸部18とガイド部8とが連結部材21で連結されてお り、主軸部18の往復動作に同調してガイド部8が往復動作するので、棒材aは 常に振れ回り防止装置3のガイド部8に案内支受された状態にある。
【0018】 連結部材21が弾性材で構成されている場合は、主軸部18が移動する時に棒 材aを摺動案内するガイド部8に大きな力や振動が生じても、連結部材21の部 分がこれを吸収する。よって、主軸部18での加工精度等に支障を来さない。
【0019】 なお、棒材供給機1の棒材aの送り出し位置に対応して振れ回り防止装置3の 位置を保持部5で調整することにより、棒材供給機1と振れ回り防止装置3と、 工作機械2とに対する棒材aの通路が一直線上に誤差なく設定される。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、振れ回り防止装置が棒材供給機側に取り付けられるので、工 作機械の主軸の構成を簡素化、軽量化することができるのはもちろん、振れ回り 防止装置側の棒材のガイド部と工作機械の主軸部とを弾性材よりなる連結部材で 連結し主軸部の往復動にガイド部を連動させるので、棒材供給機と主軸部とを正 確に連動させることができるという効果がある。また、主軸部が移動する時に棒 材を案内するガイド部に大きな力や振動が生じても弾性材よりなる連結部材でこ れを吸収でき、また連結部材がゴム製の弾性棒であるときは更に好適に振動を吸 収することができ、主軸部や棒材供給機の本体に無理な力が加わるのを防止して 加工精度を高めることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の振れ回り防止装置の一実施例を棒材供
給機及び工作機械と共に示す全体立面図である。
【図2】上記振れ回り防止装置の部分切欠断面図であ
る。
【図3】上記振れ回り防止装置の左側面図である。
【図4】上記振れ回り防止装置におけるガイド部の他の
実施例を示す部分切欠図である。
【符号の説明】
a…棒材 1…棒材供給機 2…工作機械 3…振れ回り防止装置 4…棒材供給機の先端部 7…スライド部 8…ガイド部 18…主軸部 21…連結部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒材供給機の先端部にスライド部を介し
    移動自在に装着された棒材のガイド部と、該ガイド部と
    工作機械の主軸部とを連結し該主軸部の往復動に上記ガ
    イド部を連動させる弾性材よりなる連結部材とを具備し
    たことを特徴とする棒材の振れ回り防止装置。
  2. 【請求項2】 上記連結部材がゴム製の弾性棒で構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の棒材の振れ回り防
    止装置。
JP1995007968U 1995-08-01 1995-08-01 棒材の振れ回り防止装置 Expired - Lifetime JP3021188U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100812535B1 (ko) * 2007-04-18 2008-03-12 창원대학교 산학협력단 선반가공봉재의 진동방지장치

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