JP3020982B2 - フラット形表示装置 - Google Patents

フラット形表示装置

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JP3020982B2
JP3020982B2 JP4643490A JP4643490A JP3020982B2 JP 3020982 B2 JP3020982 B2 JP 3020982B2 JP 4643490 A JP4643490 A JP 4643490A JP 4643490 A JP4643490 A JP 4643490A JP 3020982 B2 JP3020982 B2 JP 3020982B2
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傅 篠田
雅行 脇谷
倭士 安藤
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    • H05K1/02Details
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、可撓性配線板を介して表示用基板上の電極
に駆動信号を印加するように構成されたフラット形表示
装置に関する。
可撓性配線板(フレキシブルケーブル)は、スペース
メリットが大きく、多数の端子間の配線を一括に行うこ
とができるので、薄い奥行きを特徴とするフラット形表
示装置の配線手段として好適に用いられている。
〔従来の技術〕
発光させるドット(画素)の組み合わせによって文字
や図形を表示するドットマトリクス表示方式のプラズマ
ディスプレイパネル(PDP)は、表示面側及び背面側の
一対のガラス基板を放電空間を設けて対向配置し、格子
状に配列した帯状の電極の各交差部又はその近傍に画定
された各放電セルを選択的に放電させるように構成され
る。
PDPのガラス基板の表面の縁部には、表示領域から導
出した多数の電極のそれぞれに対応した端子を一方向に
配列した端子列が設けられ、これに各電極と表示駆動装
置とを接続するための可撓性配線板を固着される。
可撓性配線板は、ガラス基板の各端子のそれぞれに対
応した複数の接続部(配線板側端子)を有している。
一般に、ガラス基板への可撓性配線板の固着は、異方
性導電材を混入した熱硬化樹脂を接着剤とした熱圧着、
又は各端子と各接続部との半田付けにより行われる。
このような可撓性配線板を用いた配線では、端子列の
両端部において、ガラス基板と可撓性配線板との間の熱
膨張率の差に起因して、ガラス基板と可撓性配線板との
剥離が生じ易い。
そこで、従来において、可撓性配線板の剥離を防止す
るため、例えば特開昭64−28621号公報に示されている
ように、可撓性配線板の接続部列の両端に配置された接
続部の面積を、他の接続部の面積より大きくした接続構
造が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したように両端の接続部の面積を大きくすれば、
接続部とこれに対応するガラス基板側の端子との間の接
合面積が大となり、端子と接続部との接合強度が増大す
る。
しかしながら、従来では、端子と接続部との接合を強
化すると、可撓性配線板の熱的伸縮に伴ってガラス基板
の端子がガラス基板から剥がれ易くなるという問題があ
った。つまり、ガラス基板の端子列の両端部において、
端子を引き剥がすようにして可撓性配線板がガラス基板
から剥離し、電気的接続の信頼性が低下するという問題
があった。
本発明は上述の問題に鑑み、ガラス基板などに設けた
端子の剥がれを防止し、表示用基板と可撓性配線板との
間の電気的接続の信頼性を高めることを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1の発明の装置は、一方向に配列された複数の
端子50,51からなる端子列Lを設けた剛性の表示用基板1
1,12に、複数の接続部70を有する可撓性配線板60を、当
該各端子50,51と各接続部70とを異方性導電接着材を介
在させてそれぞれ対向させ、熱圧着により固着したフラ
ット形表示装置1であって、前記端子列Lの両端に配置
される端子51が、それに対向する前記接続部70に対して
当該端子列Lの配列方向の外方に突出したものである。
〔作 用〕
端子列Lの両端に配置される端子51は、それに対向す
る接続部70に対して、当該端子列Lの配列方向の外方に
突出する。すなわち、接続部70の端縁は、端子51の端縁
よりも内方(端子列Lの中央側)に位置する。
したがって、端子51が接続部70に対して突出した部分
と表示用基板11,12との密着力が、端子51を表示用基板1
1,12から剥がそうとする力に対抗し、端子51と表示用基
板11,12との剥離が起こりにくくなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第2図は本発明に係るPDP1を示す斜視図、第3図はPD
P1の電極構造を示す図である。
第2図において、PDP1は、表示側のガラス基板11、背
面側のガラス基板12、及び各ガラス基板11、12のそれぞ
れの両端部に固着されたフレキシブルケーブル60などか
ら構成され、両ガラス基板11,12の対向間隙に放電用の
混合ガスが封入されている。第2図におけるガラス基板
11の上面が表示面11Fとなる。
第3図に示されるように、各ガラス基板11,12の表面
には、封止ガラス17によって囲まれた表示領域E1内にて
所定の電極ピッチをもって平行するようにX電極13及び
Y電極14がそれぞれ配列されており、各ガラス基板11,1
2の両側の外縁部には、第3図では不図示のフレキシブ
ルケーブル60と接続される端子列Lが設けられている。
各端子列Lは、X電極13又はY電極14に連なる端子50
と、端子例Lの両端に配置されたダミー端子51とからな
る。
PDP1では、短絡を防止するため、端子50は、各端子50
の間隔にスペース的な余裕をもたせるように、電極13,1
4の数本毎に交互に各ガラス基板11,12の両側の外縁部に
振り分けて設けられている。
なお、各端子列Lは、例えばスパッタリング蒸着によ
って積層したクロム(Cr)、銅(Cu)、クロム(Cr)の
三層金属膜のパターニングによって形成するX電極13又
はY電極14と同時に形成してもよいし、別に形成しても
よい。また、フレキシブルケーブル60との接続を確実な
ものとするため、めっき処理を施してもよい。
第1図は本発明に係るPDP1の要部を示す断面図であ
り、ガラス基板11又はガラス基板12とフレキシブルケー
ブル60との接続部を拡大して示すものである。
PDP1では、端子列Lにおける各端子50の幅D1は例えば
0.3mm程度とされ、矢印M1方向に配列された各端子50の
相互の間隔d1は0.3mm程度とされている。また、ダミー
端子51の幅D2は4mm程度とされ、各ダミー端子51と端子5
0との間隔d2は0.6mm程度とされている。
他方、フレキシブルケーブル60は、片面に端子列Lに
対応する接続部70を設けた例えばポリイミド板である。
PDP1では、接続部70の幅は端子50の幅D1と同程度さ
れ、接続部70の配列ピッチは端子列Lの配列ピッチと等
しい。したがって、ダミー端子51は、これに対向する接
続部70に対して幅広となり、ダミー端子51の外端51a
は、接続部70の外端70aに対して端子列Lの外方に距離G
1だけ突出し、ダミー端子51の内端51bは,接続部70の内
端70bに対して、端子列Lの内方(方向M1における中央
側)に距離G2だけ突出している。
以上のように構成されたPDP1におけるガラス基板11と
フレキシブルケーブル60との接続及び固着は、異方性導
電材を含む図外の熱硬化樹脂層を介してガラス基板11と
フレキシブルケーブル60とを対向させ、フレキシブルケ
ーブル60側から約200℃に加熱したボンディングツール
を押し当てる熱圧着によって行われる。
熱圧着後に常温に戻ると、フレキシブルケーブル60の
方がガラス基板11よりも熱膨張率が大きいため、フレキ
シブルケーブル60がガラス基板11よりもより多く収縮し
てこれらの間に応力が生じる。この応力は、ガラス基板
11の剛性が高いため、フレキシブルケーブル60とガラス
基板11との境界面において、せん断応力として作用し、
特に両端部においては引張応力としても作用する。した
がって、ガラス基板11の両端のダミー端子51に対して
は、ダミー端子51をガラス基板11から引き剥がそうとす
る力となって現れる。
しかしながら、上述したように、PDP1では、ダミー端
子51の面積が大きいので、ダミー端子51とガラス基板11
との接合力が大きく剥がれにくいとともに、ダミー端子
51の外端51aが接続部70の外端70aに対して突出している
ので、ダミー端子51に生じる引張応力は、その中央部分
において最も大きく、外端51aにはほとんど生じない。
したがって、ダミー端子51がその外端51aから剥がれる
ということがなく、ダミー端子51はガラス基板11から剥
がれにくい。
実際に、70℃及びマイナス20℃の環境下に温度勾配を
設けずに交互にさらす温度サイクル耐久試験を行ったと
ころ、従来では、4サイクルで剥離が生じたが、本実施
例のPDP1では、10サイクル以上の耐久力があることが確
認できた。
第4図は本発明の他の実施例に係るPDP1Bの要部を示
す断面図である。同図において第1図と同一の機能を有
する構成要素には同一の符号を付してある。
PDP1Bでは、ダミー端子51の外端51aのみがフレキシブ
ルケーブル60Bの接続部70Bに対して突出するように、接
続部70Bが配列されている。したがって、PDP1Bでは、フ
レキシブルケーブル60の収縮に起因するダミー端子51と
ガラス基板11との剥離を防止することができる。
上述の実施例においては、端子列Lの両端に電気回路
上の機能をもたないダミー端子51を設けたが、ダミー端
子51に代えて、表示又はエージングなどに用いる端子を
設けることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ガラス基板などに設けた端子の剥が
れを防止することができ、表示用基板と可撓性配線板と
の間の電気的接続の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るPDPの要部を示す断面図、 第2図は本発明に係るPDPを示す斜視図、 第3図はPDPの電極構造を示す図、 第4図は本発明の他の実施例に係るPDPの要部を示す断
面図である。 図において、 1,1BはPDP(フラット形表示装置)、 11,12はガラス基板(表示用基板)、 50は端子、 51はダミー端子(端子)、 60はフレキシブルケーブル(可撓性配線板)、 70は接続部、 Lは端子列である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 倭士 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−145168(JP,U) 実開 平2−27761(JP,U) 実開 昭62−36569(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 17/18,11/02 H05K 1/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方向に配列された複数の端子からなる端
    子列を設けた剛性の表示用基板に、複数の接続部を有す
    る可撓性配線板を、当該各端子と各接続部とを異方性導
    電接着材を介在させてそれぞれ対向させ、可撓性配線板
    側からの熱圧着により固着したフラット形表示装置であ
    って、 前記端子列の両端に配置される端子が、それに対向する
    前記接続部よりも大きく且つ当該接続部に対して当該端
    子列の配列方向の外方に突出しており、 前記可撓性配線板の熱的収縮により生じて前記両端の端
    子における外方側の端縁に加わる引張応力を小さくし
    て、前記表示用基板からの当該両端の端子の剥離を防止
    してなる ことを特徴とするフラット形表示装置。
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JP5477422B2 (ja) 2012-01-06 2014-04-23 株式会社村田製作所 高周波信号線路
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