JP3020757B2 - タキキニン拮抗体の医学的新規用途 - Google Patents
タキキニン拮抗体の医学的新規用途Info
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Description
拮抗体を含むタキキニン拮抗体の、嘔吐の治療への使用
に関する。また新規タキキニン拮抗体、それらの製造
法、それらを含有する医薬組成物、およびそれらの医学
的用途についても記載する。
疾患、中枢神経障害、皮膚炎、咳および潰瘍性大腸炎や
クローン病のような胃腸障害などのさまざまな疾患の治
療に有効であることが知られている。
質拮抗体およびその他のニューロキニン拮抗体を含むタ
キキニン拮抗体が嘔吐の治療に有効であることを見出し
た。
P物質拮抗体およびその他のニューロキニン拮抗体を含
むタキキニン拮抗体の、嘔吐に対する治療への新規使用
を提供する。
およびその他のニューロキニン拮抗体を含むタキキニン
拮抗体の、嘔吐の治療用薬剤の製造への使用も提供す
る。
拮抗体およびその他のニューロキニン拮抗体を含むタキ
キニン拮抗体を有効量投与することからなる、嘔吐の症
状のあるかまたは嘔吐しやすいヒトを含む哺乳類の治療
方法を提供する。
のみならず、その予防をも含むものとする。
ン拮抗体を含むタキキニン拮抗体には、シスプラチンに
よりフェレットに惹起される嘔吐がそれら拮抗体の作用
により抑制されることからも分かるように、制吐作用が
あることが見い出された。前記の嘔吐の治療には、悪
心、吐き気および嘔吐の治療が含まれる。嘔吐には、急
性嘔吐、遅延嘔吐、および前駆嘔吐が含まれる。P物質
拮抗体およびその他のニューロキニン拮抗体を含むタキ
キニン拮抗体は、嘔吐がどのように惹起されたものであ
ってもその治療に有効である。例えば、嘔吐は、アルキ
ル化剤(例:シクロホスファミド、カルムスチン、ロム
スチン、クロランブシル)のような癌の化学治療剤;ダ
クチノマイシン、ドキソルビシン、ミトマイシン−Cお
よびブレオマイシンのような細胞障害抗生物質;シタラ
ビン、メトトレキセートおよび5−フルオロウラシルの
ような代謝拮抗薬;エトポサイド、ビンブラスチンおよ
びビンクリスチンのようなビンカアルカロイド類;シス
プラチン、ダカルバジン、プロカルバジンおよびヒドロ
キシウレアのような他の物質;およびこれらの物質の組
合わせのような薬剤;放射線宿酔;癌の治療などでの胸
部や腹部に対する放射線照射のような放射線療法;毒
物;胃炎のような代謝障害または感染により生ずる毒素
のような毒素;妊娠;動揺病のような前庭障害;術後
症;胃腸障害;胃腸運動低下;心筋梗塞や腹膜炎のよう
な内臓痛;偏頭痛;頭蓋間圧上昇;高山病のような頭蓋
間圧下降;およびモルヒネのようなオピオイド鎮痛剤に
より引き起こされるものであってよい。
が嘔吐の治療に特に有効であることが見出された。
は、嘔吐の治療におけるNK1 受容体拮抗体の使用を提
供する。本発明に使用される特定のタキキニン拮抗体
は、下記の特許明細書に総括的かつ明確に開示されてい
るものを含む。それらの開示は本明細書の開示の一部と
される; ・EP 0327009; ・WO 91/12266; ・EP 0284942; ・GB 2216529; ・US 4839465; ・WO 91/02745; ・EP 0484719; ・WO 91/18016; ・EP 0482539; ・EP 0446706 特に好ましいタキキニン拮抗体は、下記の特許明細書に
開示されているものである。
−アスパルチル−L−プロリル−L−アスパラギニル−
L−リシル−L−フェニルアラニル−L−チロシル〕−
4−メチル−1−オキソ−2S−(6−オキソ−5S−
1,7−ジアザスピロ〔4.4〕ノナン−7−イル)ペ
ンチル〕−L−トリプトファナミドおよびN−〔N1 −
〔L−アルギニル−L−プロリル−L−リシル−L−プ
ロピル−L−グルタミニル−L−グルタミニル−L−フ
ェニルアラニル−L−フェニルアラニル〕−4−メチル
−1−オキソ−2S−(6−オキソ−5S−1,7−ジ
アザスピロ〔4.4〕ノナン−7−イル)−ペンチル〕
−L−トリプトファナミドが好ましい。
るキヌクリジン誘導体、およびその薬学的に許容される
塩:
ル、クロロフェニルまたはブロモフェニルを表し;Rは
水素または炭素原子を1から4個含むアルキルを表し;
R1 は炭素原子を5から7個含むシクロアルキル、ノル
ボルニル、ピロリル、2,3−ジヒドロベンゾフラニ
ル、チエニル、アルコキシ部分に炭素原子を1から3個
含むアルコキシチエニル、ピリジル、ヒドロキシピリジ
ル、キノリニル、インドリル、ナフチル、アルコキシ部
分に炭素原子を1から3個含むアルコキシナフチル、ビ
フェニル2,3−メチレンジオキシフェニル、またはフ
ェニル基であって、シアノ、ニトロ、アミノ、アルキル
部分に炭素原子を1から3個含むN−モノアルキルアミ
ノ、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、炭素原
子を1から3個含むアルキル、炭素原子を1から3個含
むアルコキシ、アリルオキシ、ヒドロキシ、カルボキ
シ、アルコキシ部分に炭素原子を1から3個含むアルコ
キシカルボニルベンジルオキシ、カルボキサミド、また
はアルキル部分に炭素原子を1から3個含むN,N−ジ
アルキルカルボキサミドから選択される二つ迄の置換基
により置換されていてもよいフェニルを表し;R11は炭
素原子を3または4個含む枝分かれ鎖アルキル、炭素原
子を5または6個含む枝分かれ鎖アルケニル、炭素原子
を5から7個含むシクロアルキル、フリル、チエニル、
ピリジル、インドリル、ビフェニル、またはフェニルで
あってフッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、炭素
原子を1から3個含むアルキル、炭素原子を1から3個
含むアルコキシ、カルボキシ、アルコキシ部分に炭素原
子を1から3個含むアルコキシカルボニルまたはベンジ
ルオキシカルボニルから選択される二つ迄の置換基によ
り置換されていてもよいフェニルを表す。但しR1 が未
置換フェニル、ピロリルまたはチエニルを表し、Arが
チエニル以外の基をあらわすとき、R11は常に未置換フ
ェニル、フルオロフェニル、クロロフェニル、ブロモフ
ェニルまたはアルキルフェニル以外の基を表す。)例え
ば、シス−3−〔(2−メトキシフェニル)メチルアミ
ノ〕−2−ベンズヒドリル−キヌクリジン。
の式で表される化合物:
表し;R2 はフェニル、ピリジル、チエニルまたはフリ
ルを表し、このR2 は、(C1 −C4 )アルキル、(C
1 −C4 )アルコキシ、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨ
ードおよびトリフルオロメチルから独立して選択される
1個から3個の置換基によって置換されていてもよい;
R3 はフェニル、ナフチル、ピリジル、チエニルまたは
フリルを表し、このR3 は、(C1 −C4 )アルキル、
(C1 −C4 )アルコキシ、クロロ、フルオロ、ブロ
モ、ヨードおよびトリフルオロメチルから独立して選択
される1個から3個の置換基によって置換されていても
よい。)、およびその薬学的に許容される塩。
の式で表される化合物:
または下記の式で表される基、
ノ、N−(C1 −C3 )アルキルアミノまたは−(CH
2 )n −(nは0、1または2);Arはチエニル、フ
ェニル、フルオロフェニル、クロロフェニルまたはブロ
モフェニルであり;R1 は炭素原子を5から7個含むシ
クロアルキル、ピロリル、チエニル、ピリジル、フェニ
ルまたは置換フェニルであり、ここで置換フェニルはフ
ッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、炭素原子を1
から3個含むアルキル、炭素原子を1から3個含むアル
コキシ、カルボキシ、アルコキシ部分に炭素原子を1か
ら3個含むアルコキシカルボニル、およびベンジルオキ
シカルボニルから選ばれる1から3個の置換基により置
換されている;R2 はフリル、チエニル、ピリジル、イ
ンドリル、ビフェニル、フェニルまたは置換フェニルで
あり、ここで置換フェニルはフッ素、塩素、臭素、トリ
フルオロメチル、炭素原子を1から3個含むアルキル、
炭素原子を1から3個含むアルコキシ、カルボキシ、ア
ルコキシ部分に炭素原子を1から3個含むアルコキシカ
ルボニル、およびベンジルオキシカルボニルから選ばれ
る1または2個の置換基により置換されている。)、ま
たはその薬学的に許容される塩。例えば、8−ベンズヒ
ドリル−n−〔フェニルメチル〕−9−アザトリシクロ
〔4.3.−1.04.9 〕デカン−7−アミン;8−ベ
ンズヒドリル−n−〔(2−クロロフェニル)メチル〕
−9−アザトリシクロ〔4.3.−1.04.9 〕デカン
−7−アミン;8−ベンズヒドリル−n−〔(4−トリ
フルオロメチルフェニル)メチル〕−9−アザトリシク
ロ〔4.3.−1.04.9 〕デカン−7−アミン;8−
ベンズヒドリル−n−〔(2−メトキシフェニル)メチ
ル〕−9−アザトリシクロ〔4.3.−1.04.9 〕デ
カン−7−アミン。
の式で表される化合物:
Zは0から6の整数;(CH2 )Z を含む環は0から3
個の二重結合を含んでいてもよく、(CH2)Z の炭素
のうちの1個が酸素、硫黄または窒素で置換されていて
もよい;mは0から12の整数で、(CH2 )m の炭素
−炭素単結合のうちのいずれかが炭素−炭素二重結合ま
たは三重結合により置換されていてもよく、また(CH
2 )m のいずれかの炭素原子がR8 により置換されてい
てもよい;R1 は水素、またはヒドロキシ、アルコキシ
またはフルオロで置換されていてもよい(C1 −C6 )
アルキル;R2 は水素、直鎖または枝分かれ鎖(C1 −
C6 )アルキル、炭素原子のうち1個が窒素、酸素また
は硫黄により置換されていてもよい(C3 −C7 )シク
ロアルキル;フェニルおよびナフチルから選ばれるアリ
ール;インダニル、チエニル、フリル、ピリジル、チア
ゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリ
ル、トリアゾリル、テトラゾリルおよびキノリルから選
ばれるヘテロアリール;フェニル(C2 −C6 )アルキ
ル、ベンズヒドリルおよびベンジルから選択されるもの
であって、ここでアリールおよびヘテロアリール基、並
びにベンジル、フェニル(C2 −C6 )アルキルおよび
ベンズヒドリル基のフェニル部分は、ハロ、ニトロ、
(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ、
トリフルオロメチル、アミノ、(C1 −C6 )アルキル
アミノ、(C1 −C6 )アルキル−O−C(O)、(C
1 −C6 )アルキル−O−C(O)−(C1 −C6 )ア
ルキル、(C1 −C6 )アルキル−CO2 −、(C1 −
C6 )アルキル−C(O)−(C1 −C6 )アルキル−
O−、(C1 −C6 )アルキル−C(O)−、(C1 −
C6 )アルキル−C(O)−(C1 −C6 )アルキル
−、ジ−(C1 −C6)アルキルアミノ、−CONH−
(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルキル−C
ONH−(C1 −C6 )アルキル、−NHC(O)Hお
よび−NHC(O)(C1 −C6 )アルキルから独立し
て選ばれる1個またはそれ以上の置換基により置換され
ていてもよい;R5 は水素または(C1 −C6 )アルキ
ル;或いはR2 およびR5 は、それらに結合している炭
素と共に、炭素原子を3から7個もつ飽和炭素環式環を
形成する、ここでこれらの炭素原子のうち1個は、酸
素、窒素または硫黄により置換されていてもよい;R3
はフェニルおよびナフチルから選ばれるアリール;イン
ダニル、チエニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、イ
ソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、トリア
ゾリル、テトラゾリルおよびキノリルから選ばれるヘテ
ロアリール;または炭素原子を3から7個もつシクロア
ルキルであって、ここでこれらの炭素原子のうち1個は
窒素、酸素または硫黄により置換されていてもよく;ア
リールおよびヘテロアリール基は1個または2個の置換
基により置換されていてもよい、また(C3 −C7 )シ
クロアルキルは1個または2個の置換基により置換され
ていてもよい、ここで置換基とはハロ、ニトロ、(C1
−C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ、トリフ
ルオロメチル、アミノ、フェニル、(C1 −C6 )アル
キルアミノ、−CONH−(C1 −C6 )アルキル、
(C1 −C6 )アルキル−CONH−(C1 −C6 )ア
ルキル、−NHC(O)Hおよび−NHC(O)−(C
1 −C6 )アルキルから独立して選ばれるものである;
R4 は有効な結合部位をもつ窒素含有環のいずれの原子
と結合していてよく、R7 は有効な結合部位をもつ(C
H2 )z 含有環のいずれの原子と結合していてよい;R
4 、R6 、R7 およびR8 は水素、ヒドロキシ、ハロ、
アミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、(C1 −C
6 )アルキルアミノ、ジ(C1 −C6 )アルキルアミ
ノ、(C1 −C6 )アルコキシ、(C1 −C6 )アルキ
ル−O−C(O)−、(C1 −C6 )アルキル−O−C
(O)−(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アル
キル−CO2 、(C1 −C6 )アルキル−C(O)−
(C1 −C6 )アルキル−O−(C1 −C6 )アルキル
−C(O)−、(C1 −C6 )アルキル−C(O)−
(C1 −C6 )アルキル−、およびR2 の定義中に述べ
られているラジカルからそれぞれ独立して選ばれるもの
である。但し(a)mが0のときR8 は存在しない、
(b)R4 、R6 、R7 およびR8 のいずれも、それら
に結合している炭素と共にR5 を有する環を形成しな
い、また(c)R4 およびR7 は同一の炭素原子とは結
合しない。)、またはその薬学的に許容される塩。例え
ば、〔1α,3α,4α,5α〕−4−(2−メトキシ
ベンジル)アミノ−3−フェニル−2−アザビシクロ
〔3.3.0〕オクタン、4−(2−メトキシベンジ
ル)アミノ−3−フェニル−2−アザビシクロ〔4.
4.0〕デカン、4−(2−メトキシベンジル)アミノ
−4−ベンズヒドリル−3−アザビシクロ〔4.1.
0〕ヘプタン。
R,7aR)および(3aRS,7aRS)の状態にあ
る下記の式で表されるイソインドリン誘導体:
か、またはRとRとで結合を形成する;R’は同一でフ
ェニルを表し、2位または3位がハロゲンまたはメチル
で置換されていてもよい;XはO、SまたはNR3 を表
す;R3 は水素、C1-12アルキル(1個またはそれ以上
のカルボキシ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アル
コキシカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、カル
バモイル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカルバモ
イル(これらのラジカルのアルキル部分はジアルキルア
ミノまたはフェニル置換基を含んでいてもよい)、フェ
ニル(ハロゲン、アルキル、アルコキシまたはジアルキ
ルアミノで置換されていてもよい)、ナフチル、チエニ
ル、フリル、ピリジルまたはイミダゾリルで置換されて
いてもよい)、またはジアルキルアミノを表す;R1 は
フェニル(1個またはそれ以上のハロゲン、OH、アル
キル(ハロゲン、アミノ、アルキルアミノまたはジアル
キルアミノで置換されていてもよい)、アルコキシまた
はアルキルチオ(OH、またはアルキル部分が他のO、
SまたはNヘテロ原子を含むことのできる5員または6
員のヘテロ環を形成してもよいジアルキルアミノで置換
されていてもよい)で置換されていてもよく、或いはア
ミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノで置換さ
れていてもよい)を表す;またはR1 はシクロヘキサジ
エニル、ナフチルまたは1個またはそれ以上のO、Nま
たはSヘテロ原子をもつ炭素原子数が5から9個の
(不)飽和モノまたはポリサイクリックヘテロサイクリ
ルである;R2 はH、ハロゲン、OH、アルキル、アミ
ノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミ
ノアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシルオキ
シ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、ジアルキルア
ミノアルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニ
ル、アミノ、アシルアミノまたはアルコキシカルボニル
アミノを表す;これらの種々のアルキルおよびアシル基
は、炭素原子数が1から4個の直鎖状または枝分かれ鎖
状の基である。)例えば以下の式で表される化合物:
式で表される1,4−ジアラルキルピペリジンおよびピ
ペラジン誘導体:
ハロゲン、1−3Cアルキル、CF3 、1−3Cアルコ
キシキ、OHまたはメチレンジオキシでモノまたはジ置
換されていてもよいフェニル;またはイミダゾリルを表
す、或いはAr1 はハロゲンで置換されていてもよいベ
ンゾチエニル;ハロゲンで置換されていてもよいナフチ
ル;ビフェニル;またはベンジルで置換されていてもよ
いインドリルであってもよい;X1 は水素またはOHを
表す;YはNまたはCX11を表す;XおよびX11は水素
を表す;或いはX1 またはX11は結合を示す;或いはX
およびX1 はOまたはNO(CH2 )p Amを表すpは
2または3を表す;Amはジ(1−4Cアルキル)アミ
ノを表す;Qは水素、1−4Cアルキルまたは(C
H2 )q Amを表す;qは2または3を表す;Amはピ
ペリジノ、4−ベンジルピペリジノまたはジ(1−4C
アルキル)アミノを表す;Rは水素、メチルまたは(C
H2 )n Lを表す;Lは水素またはNH2 を表す;nは
2から6を表す;TはCOM、COOM、CONHMま
たはCSNHMを表す;Mは水素、1−6Cアルキル、
フェニル(1−3C)アルキル(ハロゲン、OH、1−
4Cアルコキシまたは1−4Cアルキルで環が置換され
ていてもよい)、ピリジル(1−3C)アルキル、ナフ
チル(1−3C)アルキル、ピリジルチオ(1−3C)
アルキル、スチリル、1−メチル−2−イミダゾリルチ
オ(1−3C)アルキル、1−オキソ−3−フェニル−
2−インダニルを表すか、またはアリールまたはヘテロ
アリールで置換されていてもよい。)、およびその光学
異性体および酸付加塩。
式で表される化合物:
シ;R3 はカルボキシまたは保護されたカルボキシ、或
いはR2 およびR3 は結合して式−O−C(O)で表さ
れる基を表す;R4 はヒドロキシまたは保護されたヒド
ロキシ;R5 はヒドロキシまたは保護されたヒドロキ
シ;R6 はヒドロキシ、保護されたヒドロキシまたは低
級アルコキシ;‥‥は単結合または二重結合を表す。)
例えば以下の式で表される化合物:
式で表される化合物: R1 −A−D−Trp(R2 )−Phe−R3 P (ここで、R1 は水素またはアミノ保護基;R2 は水
素、アミノ保護基、カルバモイル(低級)アルキル、カ
ルボキシ(低級)アルキルまたは保護されたカルボキシ
(低級)アルキル;R3 はアル(低級)アルキルまたは
下記の式で表される基
たは適当な置換基を有していてもよい低級アルキル、ま
たはR4 とR5 とは結合してベンゼン縮合低級アルキレ
ン、または式−OR6 (ここでR6 は水素、アリールま
たは適当な置換基を有していてもよい低級アルキル)で
表される基を形成する。);Aは単結合または1個また
は2個のアミノ酸残基;但し、Aが−D−Trp−のア
ミノ酸残基1個を表すときはR4 は水素ではない。)、
およびその薬学的に許容される塩。例えば以下の式で表
される化合物:
式で表される化合物:
ミノ、ピリジル、ピロリル、ピラゾロピリジル、キノリ
ルまたは下記の式で表される基:
合、XはCHまたはN、ZはO、SまたはNHを表し、
XおよびZのそれぞれは適当な置換基を有していてもよ
い。)R2 は水素または低級アルキル;R3 は水素また
はヒドロキシ;R4 は適当な置換基を有していてもよい
低級アルキル;R5 は適当な置換基を有していてもよい
アル(低級)アルキル、またはピリジル(低級)アルキ
ル、或いはR4 とR5 は結合してベンゼン縮合低級アル
キレンを形成する;Aは適当な置換基を有していてもよ
く、D−Trpとなり得るアミノ酸残基;そしてYは結
合、低級アルキレン、低級アルケニレンを表す。)例え
ば以下の式で表される化合物:
式で表される化合物:
基:
5 (R5 は水素または低級アルキル))R2 はヒドロキ
シまたは低級アルキル;R3 は水素または適当な置換基
を有していてもよい低級アルキル;R4 は適当な置換基
を有していてもよいアル(低級)アルキル;Aはカルボ
ニルまたはスルホニル;Yは結合または低級アルケニレ
ンを表す。)例えば以下の式で表される化合物:
式で表される化合物:
ク環系残基;Xはオキサまたはチアを表す;YはHまた
はヒドロキシを表す;R1 およびR2 はそれぞれ独立し
てフェニルまたはチエニルを表し、いずれの基もハロま
たはトリフルオロメチルで置換されていてもよい;
R3 、R4 およびR5 はそれぞれ独立してH、C1-6 ア
ルキル、C2-6 アルケニル、C2-6 アルキニル、ハロ、
シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリメチルシリ
ル、−ORa 、SCH3 、SOCH3 、SO2 CH3 、
−NRa Rb 、NRa CORb 、NRa CO2 Rb 、−
CO2 Ra または−CONRa Rb を表す;Ra および
Rb はそれぞれ独立してH、C1-6 アルキル、フェニル
またはトリフルオロメチルを表す。)、およびその塩ま
たはプロドラッグ。例えば、シス−(2S,3S)−3
−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルオキ
シ〕−2−(ジフェニルメチル)−1−アザビシクロ
〔2.2.2〕オクタン。
式で表される化合物:
し、(CH2 )n 中のいずれかの炭素−炭素単結合が炭
素−炭素二重結合により置換されていてもよく、(CH
2)n 中のいずれかの炭素原子がR4 で置換されていて
もよく、また(CH2 )n中のいずれかの炭素原子がR7
で置換されていてもよい。);Zは(CH2 )m (m
は0から6の整数を表し、(CH2 )m 中のいずれかの
炭素−炭素単結合が炭素−炭素二重結合または三重結合
により置換されていてもよく、また(CH2 )m 中のい
ずれかの炭素原子がR8 で置換されていてもよい。);
R1 は水素、または、ヒドロキシ、(C1 −C4 )アル
コキシまたはフルオロで置換されていてもよい(C1 −
C8 )アルキル;R2 は水素、直鎖または枝分かれ鎖
(C1 −C6 )アルキルおよび(C3 −C7 )シクロア
ルキル(シクロアルキル中の1個のCH2 がNH、酸素
または硫黄により置換されていてもよい)から選ばれる
ラジカル;フェニルおよびナフチルから選ばれるアリー
ル;インダニル、チエニル、フリル、ピリジル、チアゾ
リル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリ
ル、トリアゾリル、テトラゾリルおよびキノリルから選
ばれるヘテロアリール;フェニル−(C2 −C6 )−ア
ルキル、ベンズヒドリルおよびベンジルであって、ここ
でアリールおよびヘテロアリール基、並びにベンジル、
フェニル−(C2 −C6 )−アルキルおよびベンズヒド
リル基のフェニル部分はハロ、ニトロ、(C1 −C6 )
アルキル、(C1−C6 )アルコキシ、トリフルオロメ
チル、アミノ、(C1 −C6 )アルキルアミノ、(C1
−C6 )アルキル−O−C(O)−、(C1 −C6 )ア
ルキル−O−C(O)−(C1 −C6 )アルキル、(C
1 −C6 )アルキル−C(O)−O−、(C1 −C6 )
アルキル−C(O)−、(C1 −C6 )アルキル−O
−、(C1 −C6 )アルキル−C(O)−、(C1 −C
6 )アルキル−C(O)−(C1 −C6 )アルキル−、
ジ−(C1 −C6 )アルキルアミノ、−CONH−(C
1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルキル−CON
H−(C1 −C6 )アルキル、NHC(O)Hおよび−
NHC(O)−(C1 −C6 )アルキルからそれぞれ独
立して選ばれる1個またはそれ以上の置換基により置換
されていてもよく、またベンズヒドリルのフェニル部分
の一つがナフチル、チエニル、フリルまたはピリジルで
置換されていてもよい;R5 は水素、フェニルまたは
(C1 −C6 )アルキル;或いはR2 とR5 とが、それ
らに結合している炭素と共に、炭素原子を3から7個も
つ飽和環を形成する、ここでこの環中のCH2 基の一つ
が酸素、NHまたは硫黄で置換されていてもよい;R3
はフェニルおよびナフチルから選ばれるアリール;イン
ダニル、チエニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、イ
ソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルおよびト
リアゾリルから選ばれるヘテロアリール;テトラゾリル
およびキノリル;および炭素原子を3から7個もつシク
ロアルキルで、このシクロアルキル中のCH2 基の一つ
はNH、酸素または硫黄で置換されていてもよい;ここ
でアリールおよびヘテロアリール基は1個またはそれ以
上の置換基により置換されていてもよく、(C3 −
C7 )シクロアルキルは1個または2個の置換基により
置換されていてもよい、ここで置換基とはハロ、ニト
ロ、(C1 −C6)アルキル、(C1 −C6 )アルコキ
シ、トリフルオロメチル、アミノ、(C1−C6 )アル
キルアミノ、−CONH−(C1 −C6 )アルキル、
(C1 −C6)アルキル−C(O)−NH−(C1 −C
6 )アルキル、−NHC(O)Hおよび−NHC(O)
−(C1 −C6 )アルキルからそれぞれ独立して選ばれ
るものである。;R4 およびR7 は,ヒドロキシ、水
素、ハロ、アミノ、オキソ、シアノ、メチレン、ヒドロ
キシメチル、ハロメチル、(C1 −C6 )アルキルアミ
ノ、ジ−(C1 −C6 )アルキルアミノ、(C1 −
C6 )アルコキシ、(C1 −C6 )アルキル−O−C
(O)−、(C1 −C6 )アルキル−O−C(O)−
(C1 −C6)アルキル、(C1 −C6 )アルキル−C
(O)、(C1 −C6 )アルキル−C(O)−(C1 −
C6 )アルキル−O、(C1 −C6 )アルキル−C
(O)、(C1 −C6 )アルキル−C(O)−(C1 −
C6 )アルキル−、およびR2 の定義中に記載されてい
るラジカルからそれぞれ独立して選ばれるものである;
R6 はNHC(O)R9 、−NHCH2 R9 、SO2 R
9 またはR2 、R4 およびR7 の定義中に記載されてい
るラジカル;R8 はオキシミノ(=NOH)または
R2 、R4 およびR7 の定義中に記載されているラジカ
ル;R9 は(C1 −C6 )アルキル、水素、フェニルま
たはフェニル(C1 −C6)アルキル;但し、(a)m
が0の場合はR8 は存在しない、(b)R4 、R6 、R
7 またはR8 がR2 の定義と同様である場合は、それ
は、それに結合している炭素と共にR5 を有する環を形
成することはできない、また(c)R4 およびR7 が同
一の炭素と結合している場合、R4 およびR7 はそれぞ
れ独立して水素、フルオロおよび(C1 −C6 )アルキ
ルから選ばれるものであるか、またはそれらに結合して
いる炭素と共に、それらに結合している窒素含有環と共
にスピロ化合物を形成する(C3 −C6 )飽和炭素環式
環を形成する。)、およびその薬学的に許容される酸付
加塩。例えばシス−3−(2−メトキシベンジルアミ
ノ)−2−フェニルピペリジン、特にその(2S,3
S)または(+)鏡像異性体。
最も好ましいタキキニン拮抗体は、WO90/0552
5、WO90/05729、WO91/18899、W
O92/01688、WO92/06079、EPO4
99313、特にEP0436334に記載されている
ものである。すなわち、前に定義した式A、B、C、
D、E、F、G、H、V’で表される化合物、特に式W
で表される化合物が好ましい。
合物も、本発明において好ましく用いられる。
もできるが、有効成分を医薬製剤とするのが好ましい。
適当な医薬製剤は、上記に引用した特許明細書に記載さ
れている。
口、デポーまたは直腸投与用に配合することもできる
し、吸入または吹送(いずれも口または鼻を通しての)
による投与に適当な形態とすることもできる。特に経口
および非経口製剤が好ましい。
えば、あらかじめゼラチン化したトウモロコシ澱粉、ポ
リビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース)、フィラー(例えば、ラクトース、微結晶性セル
ロース、燐酸カルシウム)、滑剤(例えば、ステアリン
酸マグネシウム、タルク、シリカ)、崩壊剤(例えば、
ジャガイモ澱粉、ナトリウムスターチグリコレート)、
或いは湿潤剤(例えば、ラウリル燐酸ナトリウム)等の
ような薬学的に許容される賦形剤を用いて、従来の方法
により、錠剤やカプセルなどの形態にすることができ
る。このような錠剤は、当業者により良く知られている
方法でコートしてもよい。経口投与用の液状薬剤は、例
えば溶液、シロップ、懸濁液等の形態をとってもよい
し、乾燥させたものを使用前に水または他の適当な溶剤
と混ぜ合わせるようにしてもかまわない。このような液
状の薬剤は、懸濁剤(例えば、ソルビトールシロップ、
セルロース誘導体、水素化した食用脂肪)、乳化剤(例
えば、レシチン、アラビアゴム)、非水性溶剤(例え
ば、アーモンドオイル、油性エステル、エチルアルコー
ル、分留した植物油)、および保存剤(例えば、メチル
またはプロピル−p−ヒドロキシベンゾエート、ソルビ
ン酸)等の薬学的に許容される添加剤を用いて、従来の
方法により製造することができる。これらの製剤は、バ
ッファー塩、香味料、着色料、甘味料等を適宜含んでも
よい。
がコントロールできるよう適切に配合される。
の方法により錠剤またはロゼンジの形態とすることがで
きる。
続静脈内注入による非経口投与用に配合することができ
る。注射用の製剤は単位投与量形態とすることができ、
例えば防腐剤と共にアンプルや多投与量容器に封入して
もよい。このような組成物は油性または水性溶剤の懸濁
液、溶液、またはエマルジョンとすることができ、また
懸濁剤、安定剤および/または分散剤のような配合剤を
含有してもよい。或いは、使用前に、例えば無菌で発熱
物質を含まない水のような適当な溶剤と混ぜ合わせられ
るよう、有効成分をパウダー状にしてもよい。
う軟膏、クリーム、ジェル、ローション、ペッサリー、
エアロゾルまた点滴剤(例えば、目、耳または鼻への点
滴剤)の形態に配合することができる。軟膏およびクリ
ームは、例えば、水性または油性の基剤と適当な増粘剤
および/またはゲル化剤とを用いて配合される。目に投
与するための軟膏は、滅菌した成分を用いて無菌状態で
製造する。
て配合され、通常一種またはそれ以上の乳化剤、安定化
剤、分散剤、懸濁剤、増粘剤または着色剤も含有する。
点滴剤は水性または非水性の基剤を用いて配合され、一
種またはそれ以上の分散剤、安定化剤、溶解剤または懸
濁剤も含有する。これらは防腐剤を含んでもよい。
その他のグリセリドのような従来からの座薬基剤を含
む、座薬や浣腸薬のような直腸投与用の組成物としても
よい。
い。このような長期間にわたり作用する製剤は、皮下注
入(例えば、皮下や筋肉内)または筋肉注射により投与
することができる。このように本発明の化合物は、適当
な高分子または疎水性物質(例えば許容されるオイルを
用いたエマルジョン)またはイオン交換樹脂と共に配合
したり、或いは、除々に溶解する塩のような貧溶誘導体
とすることができる。
たは単位投与器により投与出来るようタキキニン拮抗体
を溶液の形態に配合するか、或いは適当な放出器を用い
て投与できるよう適当なキャリアーを含む粉末とする。
にも記載されている。すなわち制吐剤として用いる場合
の本発明の化合物の投与量は、タキキニン拮抗体が有効
であると分かっている他の症状に適切な投与量と同じで
ある。但し、患者の年齢や症状により投与量を変える必
要がある。また適切な投与量は、最終的には担当する医
師または獣医の判断に委ねられる。投与量は、投与経路
および選択した化合物にも依存する。適当な投与量の範
囲は、例えば一日当たり0.1mg/kg体重から約4
00mg/kg体重である。
はそれ以上の他の治療剤と組み合わせて投与することも
でき、またいかなる経路での投与にも適するよう従来の
方法で配合することができる。適切な投与量は当業者に
より容易に判断される。例えばタキキニン拮抗体は、メ
チルプレドニゾロンやデキサメタゾンのような全身性抗
炎症性コルチコステロイド、或いはオンダンセトロン、
グラニセトロンまたはメトクロプラマイドのような5H
T3 拮抗体と組み合わせて投与してもよい。
ューロキニンを含むタキキニンに対して効力のある特定
の拮抗体である新規化合物に関する。
すでに述べた通りである。例えば、キヌクリジン誘導体
に関するWO90/05729、およびEP04363
34が参照されてよい。
下記の式(I)により表される2,2,1−アザビシク
ロヘプタン誘導体およびその薬学的に許容される塩また
は溶媒和物を提供する。
シドを表し、R1 はハロゲン原子、C1-4 アルキル基、
C1-4 アルコキシ基、トリフルオロメチル基およびS
(0)n C1-4 アルキル基から選ばれ、R2 およびR3
は、同一でも異なっていてもよく、水素、ハロゲン原
子、C1-4アルキル基、C1-4 アルコキシ基、トリフル
オロメチル基およびシアノ基からそれぞれ独立して選ば
れ、nは0、1または2を表す。)
的に許容される塩で適当なものは、塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、アルキルまたはアリールスルホネート
(例:メタンスルホネート、p−トルエンスルホネー
ト)、リン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒
石酸塩、フマール酸塩およびマレイン酸塩のような薬学
的に許容される有機または無機酸と共に形成される酸付
加塩である。
学的には許容されるものではなくとも、式(I)により
表される化合物、およびその薬学的に許容される酸付加
塩を得る過程における中間体の製造に用いることができ
る。
が、式(I)の化合物は少なくとも三つのキラル中心
(式(I)中*で示した)をもつので、四組の光学異性
体(例えば鏡像異性体)およびラセミ混合物のようなそ
れらの混合物の形態で存在する。
(b)で表されるシス異性体であってもよいし、式
(c)および(d)で表されるトランス異性体であって
よいし、或いはそれらの混合物であってもよい。
性体は、二つの鏡像異性体のうちの一つとして、または
ラセミ混合物を含むそれらの異性体混合物として存在で
きる。式(I)の化合物のこのようなすべての異性体、
およびラセミ混合物のようなそれらの異性体混合物は本
発明の範囲に含まれる。
(a)および(b)で表されるような)の形であるもの
が好ましい。
は、メチル、エチル、プロピル、プロポ−2−イル、ブ
チル、ブト−2−イルまたは2−メチルプロポ−2−イ
ルのような直鎖または枝分かれ鎖アルキル基である。C
1-4 アルコキシ基は、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、プロポ−2−オキシ、ブトキシ、ブト−2−オキシ
または2−メチルプロポ−2−オキシのような直鎖また
は枝分かれ鎖アルコキシ基である。
ッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子である。
位、4位、5位または6位のいずれかに(例えば、3位
および5位に)R2 およびR3 が結合されていてよい。
しいものは、RがA環を表し、R1がC1-4 アルコキシ
(例えばメトキシ)基またはS(0)n C1-4 アルキル
基を表し、好ましくはnが0または1(例えばSOMe
またはSMe)であるものである。R1 がC1-4 アルコ
キシ(例えばメトキシ)を表すものがより好ましい。
環を表し、R2 および/またはR3が水素またはハロゲ
ン(例えばフッ素)原子またはシアノ基を表すものであ
る。R2 および/またはR3 が水素またはハロゲン(例
えばフッ素)原子を表すものがより好ましい。
がA環を表し、R2 およびR3 のうち一つが水素を表
し、もう一つが好ましくはフェニル環の5位にあって、
水素原子またはハロゲン(例えばフッ素)原子を表すも
のである。
がA環を表し、R1 がC1-4 アルコキシ(例えばメトキ
シ)基またはS(0)n C1-4 アルキル基を表し、好ま
しくはnが0または1(例えばSOMeまたはSMe)
であり、R2 およびR3 のうち一つが水素を表し、もう
一つが水素原子またはハロゲン(例えばフッ素)原子を
表すものである。
うち好ましいものは、(エキソ,エキソ)−2−(ジフ
ェニルメチル)−N−〔(2−メトキシフェニル)メチ
ル〕−1−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−
アミン;(エキソ,エキソ)−2−(ジフェニルメチ
ル)−N−〔(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)
メチル〕−1−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−
3−アミン;(エンド,エンド)−2−(ジフェニルメ
チル)−N−〔(2−メトキシフェニル)メチル〕−1
−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−アミン;
(エンド,エンド)−2−(ジフェニルメチル)−N−
〔(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)メチル〕−
1−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−アミ
ン;(エンド,エンド)−2−(ジフェニルメチル)−
N−〔2−ピリジルメチル〕−1−アザビシクロ〔2.
2.1〕ヘプタン−3−アミン;(エンド,エンド)−
2−(ジフェニルメチル)−N−〔(2−メチルチオフ
ェニル)メチル〕−1−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘ
プタン−3−アミン、およびこれらの化合物の薬学的に
許容される塩および溶媒和物である。
中および生物体内におけるP物質およびその他のニュー
ロキニンを含むタキキニンの拮抗体であり、従ってP物
質およびその他のニューロキニンを含むタキキニンによ
り媒介される症状の治療に有効である。
作用をもつ。この作用は、Peptides, 7, 855-864 (198
6) に記載されているうさぎの大脳皮質膜を用いるDam,
V. およびQuirion, R. の方法により、うさぎの皮質中
の 3H−P物質を置き換える能力を試験管中で測定する
ことにより、またTachykinin Antagonists, Hakanson,
R. and Sundler, F. (Eds.) Elsevier: Amsterdam, (19
85) pp. 305-312 に記載されているBrown, J.R. らの方
法によるうさぎの胸郭大動脈の機能の研究により示され
る。
用を示すことが、例えば、麻酔を施したモルモットにP
物質であるメチルエステルにより惹起される気管支収縮
が、拮抗体の静脈内投与により拮抗されることがNuerop
eptides, 19, 127-135 (1991)に記載のHagan らの方法
により示されることから分かる。
が、例えば、酢酸によりネズミに惹起された腹腔収縮を
抑制することがBrit. J. Pharmac. Chemother., 32, 29
5-310(1968) に記載のCollier らの方法により示される
ことから分かる。
ことが、例えば、NK1 受容体作用物質であるGR73
632と血管拡張剤である神経ペプチドCGRPとを組
み合わせて足底投与することにより惹起される足の浮腫
を抑制することが、Brit. J.Pharmacol., 102, 360 (19
91)に記載のBeresford, I.J.M. らの方法により示され
ることから分かる。
とが、例えば、NK1 受容体作用物質であるGR736
32を大脳内心室注射することによりネズミに惹起され
る運動機能こう進に対する拮抗作用が、Brit. J. Pharm
acol., 102, 73 (1991) に記載のElliott, P.J. らの方
法により示されることから分かる。
が、例えば、シスプラチンによりフェレットに惹起され
る嘔吐が、前記の試験方法により抑制されることから分
かる。従って、式(I)の化合物は鎮痛剤として有用で
ある。特に、術後の痛みのような外傷による痛み、生理
痛、偏頭痛や群発性頭痛のような頭痛、および胃腸の痛
みの治療に有効である。
用である。特に、喘息、感冒、慢性気管支炎およびリュ
ウマチ性関節炎における炎症;クローン病、潰瘍性大腸
炎、炎症性腸炎および非ステロイド抗炎症薬により惹起
された損傷のような胃腸管の炎症;ヘルペスや湿疹のよ
うな皮膚の炎症;膀胱炎や切迫尿失禁のような膀胱の炎
症;および目や歯の炎症の治療に有効である。
患の治療に有用である。特に蕁麻疹のような皮膚のアレ
ルギー性疾患、および鼻炎のような気道のアレルギー性
疾患の治療に有用である。
も有効である。特に、精神分裂病、そう病、痴呆、或い
はアルツハイマー病のような他の認識障害のような精神
病;不安;ADIS性の痴呆;糖尿病性の神経病;多発
性硬化症;鬱病;パーキンソン病;および薬剤依存や濫
用の治療に有効であり、また筋弛緩剤および鎮痙薬とし
ても作用する。
治療にも有用である。式(I)の化合物は、嘔吐がどの
ように惹起されたものであっても、その治療に有効であ
る。例えば、嘔吐は前に述べた嘔吐原因物質により惹起
されるものであってよい。式(I)の化合物は、炎症性
腸炎症候群のような胃腸病;乾せん、掻よう症および日
焼けのような皮膚炎;アンギーナ、血管性頭痛およびレ
イノード病のような血管痙攣症;クモ膜下出血をまねく
脳血管痙攣のような脳貧血;硬皮症およびエオジン好性
肝蛭症のような繊維組織増殖症および膠原病;紅斑性狼
そうのような免疫増進または抑制に関係する疾患、およ
び繊維組織炎のようなリューマチ性の疾患;および咳の
治療にも有効である。
薬品に用いられる式(I)で表される化合物、およびそ
の薬学的に許容される塩および溶媒和物を提供する。本
発明の他の態様によれば、P物質およびその他のニュー
ロキニンを含むタキキニンにより媒介される症状の治療
用薬剤の製造に使用される式(I)で表される化合物、
およびその薬学的に許容される塩および溶媒和物が提供
される。
で表される化合物、およびその薬学的に許容される塩を
有効量投与することからなる、ヒトを含む哺乳類の治療
方法、特にP物質およびその他のニューロキニンを含む
タキキニンに媒介される症状の治療方法が提供される。
減のみならず、その予防をも含む。式(I)で表される
化合物はそのままで投与することもできるが、有効成分
を医薬製剤とすることが好ましい。したがって、本発明
は、少なくとも一種類の式(I)で表される化合物また
はその薬学的に許容される塩を含み、投与経路に適する
ように配合された医薬組成物も提供する。このような医
薬組成物は、医薬品、特にヒト用の医薬品の使用に採用
される形態を取ることが好ましく、一種またはそれ以上
の薬学的に許容されるキャリアーまたは賦形剤を用いて
従来の方法により配合することができる。
下、非経口、局所(目および鼻)、デポーまたは直腸投
与用に配合することもできるし、或いは吸入または吹送
(口または鼻を通しての)による投与に適するような形
態に配合することもできる。適当な医薬組成物は前記の
通りである。
量は、一日当たり0.1mg/kg体重から約400m
g/kg体重である。但し、患者の年齢や症状により投
与量を変える必要がある。また適切な投与量は、最終的
には担当する医師または獣医の判断に委ねられる。投与
量は投与経路および選択した化合物にも依存する。
たはそれ以上の他の治療剤と共に投与することもでき、
またいかなる経路での投与にも適するよう従来の方法で
配合することができる。適切な投与量は当業者により容
易に判断される。例えば、式(I)の化合物は、メチル
プレドニゾロンやデキサメタゾンのような全身性抗炎症
性コルチコステロイド、或いはオンダンセトロン、グラ
ニセトロンまたはメトクロプラマイドのような5HT3
拮抗体と共に投与してもよい。
容される塩および溶媒和物は、以下に概略を記した一般
的な方法により得ることができる。以下の記述において
特にことわりのない限り、基R1 およびR3 は、式
(I)の化合物についての前記の定義の通りである。
(I)の化合物は、式(II)で表される化合物:
ばこのイミンを単離し、その後水素化ホウ素、水素化ア
ルミニウム、または金属水素化物錯体(例えば水素化リ
チウムアルミニウムやホウ水素化ナトリウム)のような
金属水素化物、或いは硫化ボランメチル、9−ボロビシ
クロノナン(9−BBN)、トリエチルシラン、トリア
セトキシボロハイドライドナトリウム、シアノボロハイ
ドライドナトリウムのような有機金属錯体などの適当な
金属還元剤を用いて、イミンを還元することにより得ら
れる。或いは、例えばプラチナ触媒を用い、エタノール
のような適当な溶媒中で触媒水素化してもよい。
ル)、芳香族炭化水素(例:ベンゼン、トルエン、キシ
レン)または塩素化炭化水素(例:ジクロロメタン、ジ
クロロエタン)のような適当な溶媒中で、室温から反応
混合物の還流温度の温度範囲内でおこなうのが便利であ
る。またこの反応は、触媒量のp−トルエンスルホン酸
のような適当な酸性還元剤および/またはモレキュラー
シーブのような脱水剤の存在下でおこなうのが好まし
い。
ルムアミド;ベンゼン;ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンおよび1,2−ジメトキシエタン
のようなエーテル類;およびエタノールのようなアルコ
ール類などの適当な溶媒中で、0℃から反応混合物の還
流温度の温度範囲内でおこなうのが便利である。方法
(A)は、シアノボロハイドライドナトリウムの存在下
で濃縮反応をおこなう場合には、中間体イミンを形成す
ることなしに一つのステップとすることができる。従っ
てこの場合には還元をおこなう必要がない。
(I)の化合物は、式(IV)で表される化合物:
ばこのイミンを単離し、その後還元することにより得ら
れる。濃縮および還元のステップは、方法(A)に記し
たのと同じ条件下でおこなう。
一つのステップとすることもできる。
れる化合物:
ことにより得られる。この反応は、エーテル(例:テト
ラヒドロフラン)のような適当な溶媒中、−10から2
5℃の温度範囲で、必要に応じて例えばチオフェノール
銅等のCu(I)イオン源のような1,4付加促進剤の
存在下でおこなうのが便利である。
される化合物:
ることにより得られる。例えば、アルコール(例:エタ
ノール)のような適当な溶媒中、水酸化ナトリウムのよ
うな塩基の存在下、高温、例えば反応混合物の還流温度
で反応させるのが便利である。
Street et al., J. Med. Chem., 1990, 33, 2690) 。式
(IV)のアミンは、シアノボロハイドライドナトリウ
ムの存在下、式(II)のケトンを酢酸アンモニウムに
より還元的アミノ化することにより得られる。或いは、
式(II)のケトンを塩酸ヒドロキシルアミンのような
適当なオキシム化剤と反応させて対応するオキシムを生
成し、次にこのオキシムを水素化リチウムアルミニウム
のような適当な還元剤を用いて還元するか、または例え
ばパラジウムを触媒として用いて触媒水素化することに
より式(IV)のアミンを得ることができる。
表されるN−ベンジル類似体:
れていてもよいフェニル環を表す)のベンジル置換基を
除去することにより得られる。例えば、Arがp−メト
キシフェニルを表す場合は、臭化水素酸によりベンジル
置換基を除去することことができ、またArが未置換の
場合は、例えばパラジウムを触媒として用いる触媒水素
化反応によりベンジル置換基を除去することができる。
ケトンを上記の方法(A)と同じ条件下でNH2 −CH
2 Ar(Arは上記と同じ)と反応させることにより得
られる。
(VIII)で表される中間体は新規化合物であり、従
ってそれらは本発明の別の特徴となる。
れる塩として単離する必要がある場合は、遊離塩基の状
態にある式(I)の化合物を、アルコール(例:エタノ
ール、メタノール)、エステル(例:エチルエステル)
またはエーテル(例:テトラヒドロフラン)のような適
当な溶媒中で、適切な量の適当な酸と反応させればよ
い。
容される塩を含む式(I)の化合物の他の塩からも従来
の方法により得ることができる。
化するか、または溶媒を蒸発させて対応する溶媒和物を
生成することにより、溶媒分子と会合させて容易に単離
することができる。
像異性体が必要な場合、この異性体は例えば、式(I)
の化合物の対応する鏡像異性体の混合物を従来の方法に
従って分割することにより得ることができる。
(I)の化合物の鏡像異性体混合物を用いて塩を形成す
ることができる。得られる異性体塩の混合物を、例えば
分別結晶により分離してジアステレオマー塩とし、この
塩を所望の遊離塩基に転化することによって一般式
(I)の化合物の所望の鏡像異性体を単離できる。或い
は、一般式(I)の化合物の鏡像異性体は、本明細書中
に記載されている一般的方法のいずれかにより、適当な
光学的に活性な中間体から合成することもできる。
オマーは、従来の方法、例えば、適当な不斉出発物質を
用いて、本明細書中に記載されている一般的な方法のい
ずれかにより合成するか、または一般式(I)の化合物
の異性体混合物を転化して塩のような適当なジアステレ
オマー誘導体とし、それをクロマトグラフィーまたは分
別結晶のような従来の方法により分離することにより得
ることができる。或いは、誘導体とすることなしにジア
ステレオマーを分離することもできる。
化学」("Stereochemistry of Carbon Compounds" by
E.L. Eliel (McGraw Hill, 1962))や「分割剤一覧」("T
ablesof Resolving Agents" by S.H. Wilen) 等に記載
されている。上記のさまざまな一般的な方法は、必要と
する化合物を順をおって生成する途中のいずれかの段階
で所望の基を導入するのに役立つ。またこれらの一般的
な方法は、このような多段階プロセスにおいて、さまざ
まに組み合わせることができる。勿論、多段階プロセス
における反応の順序は、反応条件が最終生成物の分子中
に存在させたい基に影響しないように決めることができ
る。
よび「実施例」により更に詳しく説明する。但し本発明
はこれらの「中間体」および「実施例」に限定されるも
のではない。温度の単位はすべて「℃」である。薄層ク
ロマトグラフィー(t.l.c.)にはシリカを、フラ
ッシュカラムクロマトグラフィー(FCC)にはシリカ
(Merck9385)を、またショートパスクロマト
グラフィー(SPC)にはシリカ(Merck772
9)を用いた。また以下の略語を用いた。エーテル:ジ
エチルエーテル;系A:酢酸エチル/メタノール/アン
モニア;系B:石油エーテル/酢酸エチル/メタノール
/アンモニア。
2.1〕ヘプタン−3−オン 1−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−オン
(2.65g)、ベンズアルデヒド(3.64ml)お
よび水酸化ナトリウム(1.15g)とからなる混合物
をエタノール(25ml)中に入れ、還流下40分間加
熱した。冷却後、真空中で溶媒を除去し、残差をジクロ
ロメタン(300ml)と水(300ml)とに分配し
た。水性層はジクロロメタン(2x300ml)で更に
抽出した。有機性抽出物を合わせて食塩水(100m
l)で溶媒層洗浄をおこない、乾燥させた後真空中で濃
縮してオレンジ色の油状物(5.84g)を得た。この
油状物をFCCにかけ、ガソリン/酢酸エチル(6:1
から3:1)を用いて勾配溶離して精製し、標題の化合
物を黄色の固体(3.80g)として得た。 m.p.61−63°。 TLC(ガソリン/酢酸エチル、3:1)Rf0.39
クロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−オン(I)および
(エキソ)−2−(ジフェニルメチル)−1−アザビシ
クロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−オン(II) 臭化フェニルマグネシウム(テトラヒドロフラン1M溶
液、37.84ml)を、チオフェノキシド銅(657
mg)を乾燥テトラヒドロフラン(50ml)に懸濁さ
せた懸濁液を氷浴中で冷却したものに滴下した。この混
合物を10分間攪拌した後、2−(フェニルメチレン)
−1−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−オン
(3.77g)の乾燥テトラヒドロフラン(50ml)
溶液を少しずつ加え、2時間かけて室温に温めた。これ
に飽和塩化アンモニウム(50ml)をゆっくり加え、
20分間攪拌して反応させた。次に、飽和塩化アンモニ
ウム(50ml)とエーテル(150ml)とを加え、
エーテル層を分離した。水性層をエーテル(2x150
ml)で更に抽出した。また有機性抽出物を合わせて食
塩水(2x50ml)で溶媒層洗浄をおこない、乾燥さ
せた後真空中で濃縮してオレンジ色の油状物(7.36
g)を得た。この油状物をFCCにかけ、系B(30:
70:0.5:0.1)と系A(100:0.5:0.
1)で溶離して精製し、異性体Iを白色の固体(2.3
8g)として、また異性体IIを薄黄色の固体(752
mg)として得た。 TLC(系A、100:2:0.1) Rf 0.30 異性体I Rf 0.61 異性体II
〔(2−メトキシフェニル)メチル〕−1−アザビシク
ロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−アミン (エキソ)−2−(ジフェニルメチル)−1−アザビシ
クロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−オン(50mg)の
乾燥トルエン(15ml)溶液に、2−メトキシベンジ
ルアミン(0.035ml)およびパラトルエンスルホ
ン酸(10mg)を添加した。この混合物をディーン−
ストーク水分離器中で還流させながら22時間加熱し
た。真空中で溶媒を除去し、残差を乾燥テトラヒドロフ
ラン(15ml)に溶解した。9−ボラビシクロノナン
のテトラヒドロフラン溶液(0.5M、0.72ml)
を加え、窒素ガス気流中で5時間攪拌した。9−ボラビ
シクロノナン溶液(0.72ml)を更に加え、20時
間攪拌を続けた。2Nの水酸化ナトリウム溶液(10m
l)を加えて40分間攪拌した後、有機溶媒を真空中で
除去し、残差を酢酸エチル(3x25ml)で抽出し
た。有機性抽出物を合わせて食塩水(10ml)で溶媒
層洗浄をこない、乾燥させた後真空中で濃縮して黄色の
油状物(242mg)を得た。この油状物をSPCにか
け、系A(100:4:0.5)で溶離して精製し、標
題の化合物を薄黄色の固体(35mg)として得た。
m.p.142−144° TLC(系A、100:10:0.5)Rf0.38
〔(2−メトキシフェニル)メチル〕−1−アザビシク
ロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−アミン塩酸塩 (エンド)−2−(ジフェニルメチル)−1−アザビシ
クロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−オン(500mg)
の乾燥ジクロロメタン(50ml)溶液に、2−メトキ
シベンジルアミン(2.7mmol)および活性化した
4Aモレキュラーシーブを添加した。この反応混合物を
窒素中、室温で21時間攪拌した。パラトルエンスルホ
ン酸(50mg)を添加して4時間攪拌を続けた後、エ
タノール(50ml)を、次にホウ水素化ナトリウム
(341mg)を加えた。反応混合物を48時間攪拌し
たあと濾過し、濾液に水(5ml)を加えた。真空中で
有機溶媒を除去し、残差に水(300ml)を加えてジ
クロロメタン(3x200ml)で抽出した。有機性抽
出物を合わせて食塩水で洗浄し、乾燥させた後真空中で
溶媒を除去して黄色の固体(1.0g)を得た。この固
体をSPCにかけ、系A(100:10:0.5)で溶
離して精製し、白色の泡状物(112mg)を得た。こ
れを塩酸塩に転化して、標題の化合物を白色の固体(1
3.2mg)として得た。m.p.174−176° TLC(系A、100:10:0.5)Rf0.28
〔(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)メチル〕−
1−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−アミン
二塩酸塩 (エキソ,エンド)−2−(ジフェニルメチル)−1−
アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−オン(50
0mg)、4−トルエンスルホン酸(70.0mg)お
よび5−フルオロ−2−メトキシベンジルアミン(42
0mg)からなる混合物を無水トルエン(20ml)中
に入れ、ディーン−ストーク水分離器中で攪拌下還流さ
せながら18時間加熱した。室温に冷却しながら真空中
で溶媒を蒸発させ、残差を無水テトラヒドロフラン(7
ml)に溶解して0°に冷却した。9−ボラビシクロノ
ナンのテトラヒドロフラン溶液(0.5M、7.2m
l)を加えて室温で48時間攪拌を続けた。真空中で溶
媒を蒸発させ、残差を2Mの水酸化ナトリウム水溶液
(30ml)で希釈し、酢酸エチル(3x20ml)で
抽出した。有機性抽出物を合わせて食塩水(1x10m
l)で洗浄し、乾燥させた後真空中で濃縮して黄色の油
状物を得た。この油状物をシリカ(MerckHF25
4)を用いたカラムクロマトグラフィーにかけ、酢酸エ
チルとメタノール(NH3 を5%含有)との混合液(9
5:5)で溶離して精製し、二つの分画を得た。これら
の分画をエーテル性の塩化水素で処理して標題の化合物
(160mg)を白色の固体として得た。m.p.16
2−164° TLC(5%メタノール/アンモニア:酢酸エチル、
5:95)Rf0.2(5) 同様にして次の化合物を得た。
〔(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)メチル〕−
1−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−アミン
二塩酸塩 標題の化合物(100mg)を白色の固体として得た。
m.p.168−170° TLC(5%メタノール/アンモニア:酢酸エチル、
5:95)Rf0.2(0)
〔2−ピリジルメチル〕−1−アザビシクロ〔2.2.
1〕ヘプタン−3−アミン塩酸塩 (エンド)−2−(ジフェニルメチル)−1−アザビシ
クロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−オン(250mg)
と2−アミノメチルピリジン(102μl)とをジクロ
ロエタン(20ml)に溶解して得た溶液に、トリアセ
トキシボロハイドライドナトリウム(286mg)を、
次に酢酸(57μl)を加えて48時間攪拌して反応さ
せた。この反応混合物をジクロロメタン(30ml)で
希釈してから、飽和重炭酸ナトリウム溶液(2x50m
l)、水(50ml)および食塩水(50ml)で順に
洗浄した。有機溶液を乾燥させた後、蒸発乾燥させてガ
ム状物質を得た。これをFCCにかけ、系A(75:2
5:1)で溶離してガム状物質(170mg)を得た。
これをメタノール性塩酸で処理して塩酸塩とし、標題の
化合物(196mg)を白色の固体として得た。 m.p.170−172°(分解) t.l.c.(系A、75:25:1)Rf0.34
〔(2−メチルチオフェニル)メチル〕−1−アザビシ
クロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−アミン塩酸塩 (エンド)−2−(ジフェニルメチル)−1−アザビシ
クロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−オン(100m
g)、2−メチルチオベンジルアミン(83mg)、パ
ラトルエンスルホン酸(205mg)および4Aモレキ
ュラーシーブ(2g)からなる混合物をメタノール(1
0ml)中に入れて3時間攪拌した。これにシアノボロ
ハイドライドナトリウム(113mg)を加えて48時
間攪拌した。この混合物を濾過し、濾液を濃縮して乾燥
させた。残差を酢酸エチル(50ml)と飽和重炭酸ナ
トリウム溶液(50ml)とに分配し、有機層を水(2
x50ml)および食塩水(50ml)で洗浄し、乾燥
させた後真空中で濃縮して黄色の油状物を得た。これを
FCCにかけ、系A(100:10:0.5)で溶離し
てガム状物質(39mg)を得た。これをメタノール性
塩酸で処理して塩酸塩とし、標題の化合物(44mg)
を薄黄色の固体として得た。 m.p.168−170°(分解) t.l.c.(系A、100:10:1)Rf0.58
ミノ)−2−フェニルピペリジンの制吐作用を、シスプ
ラチンによりフェレットに惹起される嘔吐を抑制する能
力により示した。この嘔吐のモデルでは、シスプラチン
(200mg/m2 i.p.)を投与してから約1時間
後にむかつきと嘔吐が起きた。シスプラチンに反応して
最初にむかつきが生じた時に試験化合物を投与した(例
えば、i.p.、p.o.、i.v.、s.c.、i.
c.v.)。また嘔吐に対する試験化合物の効果は、適
当な対照物質(例えば水)との比較により決定した。試
験化合物は、その投与量を3mg/kgi.p.とした
ときに制吐作用を示した。上記の試験化合物(3mg/
kgi.p.)は、嘔吐の原因物質であるシクロフォス
ファミド(200mg/kgi.p.)、モルヒネ
(0.5mg/kgs.c)、吐根(2mg/kgp.
o)および硫酸銅を同時に投与した場合にも、制吐作用
を示した。試験化合物シス−3−(2−メトキシベンジ
ルアミノ)−2−フェニルピペリジンの(2S,3S)
鏡像異性体は、投与量を3mg/kgi.p.としたと
きに、シスプラチンによりフェレットに惹起された嘔吐
を抑制した。上記試験化合物の(2R,3R)鏡像異性
体は、NK1 受容体拮抗体としては(2S,3S)鏡像
異性体に比べて1/1000の効力しかなく、上記の嘔
吐試験では不活性であった。式(I)で表される化合物
(エキソ,エキソ)−2−(ジフェニルメチル)−N−
〔(2−メトキシフェニル)メチル〕−1−アザビシク
ロ〔2.2.1〕ヘプタン−3−アミン(実施例1)
も、投与量を5mg/kgi.p.としたときに、シス
プラチンによりフェレットに惹起された嘔吐を抑制し
た。試験化合物N−〔N1 −〔L−ピログルタミル−L
−アラニル−L−アスパルチル−L−プロリル−L−ア
スパラギニル−L−リシル−L−フェニルアラニル−L
−チロシル〕−4−メチル−1−オキソ−2S−(6−
オキソ−5S−1,7−ジアザスピロ〔4.4〕ノナン
−7−イル)ペンチル〕−L−トリプトファナミドもま
た投与量10μgi.c.v.のシスプラチンによりフ
ェレットに惹起される嘔吐を抑制した。上記のインビボ
実験の間、タキキニン拮抗体化合物の投与による明らか
な副作用または中毒効果はみられなかった。
Claims (9)
- 【請求項1】P物質拮抗体およびその他のニューロキニ
ン拮抗体を含むタキキニン拮抗体を有効成分としてな
る、嘔吐治療剤。 - 【請求項2】タキキニン拮抗体がNK1受容体拮抗体で
ある、請求項1に記載の治療剤。 - 【請求項3】嘔吐が、癌化学治療剤、放射線宿酔、放射
線療法、毒物、毒素、妊娠、前庭障害、術後症、胃腸障
害、胃腸運動低下、内臓痛、偏頭痛、頭蓋間圧上昇、頭
蓋間圧下降またはオピオイド鎮痛薬により惹起されるも
のである、請求項1または2に記載の治療剤。 - 【請求項4】嘔吐が癌化学治療剤により惹起されるもの
である、請求項3に記載の治療剤。 - 【請求項5】嘔吐がシスプラチンまたはシクロフォスフ
ァミドにより惹起されるものである、請求項4に記載の
治療剤。 - 【請求項6】嘔吐がモルヒネ、吐根または硫酸銅により
惹起されるものである、請求項1〜3のいずれかに記載
の治療剤。 - 【請求項7】タキキニン拮抗体が下記の式A、B、C、
D、E、F、G、H、V’またはWで表される化合物、
またはその薬学的に許容される塩である、請求項1〜6
のいずれか一項記載の治療剤。 【化1】 (ここで、Arはチエニル、フェニル、フルオロフェニ
ル、クロロフェニルまたはブロモフェニルを表し;Rは
水素または炭素原子を1から4個含むアルキルを表し;
R1は炭素原子を5から7個含むシクロアルキル、ノル
ボルニル、ピロリル、2,3−ジヒドロベンゾフラニ
ル、チエニル、アルコキシ部分に炭素原子を1から3個
含むアルコキシチエニル、ピリジル、ヒドロキシピリジ
ル、キノリニル、インドリル、ナフチル、アルコキシ部
分に炭素原子を1から3個含むアルコキシナフチル、ビ
フェニル2,3−メチレンジオキシフェニル、またはフ
ェニル基であって、シアノ、ニトロ、アミノ、アルキル
部分に炭素原子を1から3個含むN−モノアルキルアミ
ノ、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、炭素原
子を1から3個含むアルキル、炭素原子を1から3個含
むアルコキシ、アリルオキシ、ヒドロキシ、カルボキ
シ、アルコキシ部分に炭素原子を1から3個含むアルコ
キシカルボニルベンジルオキシ、カルボキサミド、また
はアルキル部分に炭素原子を1から3個含むN,N−ジ
アルキルカルボキサミドから選択される二つ迄の置換基
により置換されていてもよいフェニルを表し;R11は
炭素原子を3または4個含む枝分かれ鎖アルキル、炭素
原子を5または6個含む枝分かれ鎖アルケニル、炭素原
子を5から7個含むシクロアルキル、フリル、チエニ
ル、ピリジル、インドリル、ビフェニル、またはフェニ
ルであってフッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、
炭素原子を1から3個含むアルキル、炭素原子を1から
3個含むアルコキシ、カルボキシ、アルコキシ部分に炭
素原子を1から3個含むアルコキシカルボニルまたはベ
ンジルオキシカルボニルから選択される二つ迄の置換基
により置換されていてもよいフェニルを表す。但しR1
が未置換フェニル、ピロリルまたはチエニルを表し、A
rがチエニル以外の基をあらわすとき、R11は常に未
置換フェニル、フルオロフェニル、クロロフェニル、ブ
ロモフェニルまたはアルキルフェニル以外の基を表
す。) 【化2】 (ここで、R1は水素または(C1−C6)アルキルを
表し;R2はフェニル、ピリジル、チエニルまたはフリ
ルを表し、このR2は、(C1−C4)アルキル、(C
1−C4)アルコキシ、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨ
ードおよびトリフルオロメチルから独立して選択される
1個から3個の置換基によって置換されていてもよい;
R3はフェニル、ナフチル、ピリジル、チエニルまたは
フリルを表し、このR3は、(C1−C4)アルキル、
(C1−C4)アルコキシ、クロロ、フルオロ、ブロ
モ、ヨードおよびトリフルオロメチルから独立して選択
される1個から3個の置換基によって置換されていても
よい。) 【化3】 (ここで、Yは(CH2)m(mは1から3の整数)、
または下記の式で表される基、 【化4】 Pは0または1の整数であり; Zは酸素、硫黄、アミノ、N−(C1−C3)アルキル
アミノまたは−(CH2)n−(nは0、1または
2); Arはチエニル、フェニル、フルオロフェニル、クロロ
フェニルまたはブロモフェニルであり;R1は炭素原子
を5から7個含むシクロアルキル、ピロリル、チエニ
ル、ピリジル、フェニルまたは置換フェニルであり、こ
こで置換フェニルはフッ素、塩素、臭素、トリフルオロ
メチル、炭素原子を1から3個含むアルキル、炭素原子
を1から3個含むアルコキシ、カルボキシ、アルコキシ
部分に炭素原子を1から3個含むアルコキシカルボニ
ル、およびベンジルオキシカルボニルから選ばれる1か
ら3個の置換基により置換されている; R2はフリル、チエニル、ピリジル、インドリル、ビフ
ェニル、フェニルまたは置換フェニルであり、ここで置
換フェニルはフッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチ
ル、炭素原子を1から3個含むアルキル、炭素原子を1
から3個含むアルコキシ、カルボキシ、アルコキシ部分
に炭素原子を1から3個含むアルコキシカルボニル、お
よびベンジルオキシカルボニルから選ばれる1または2
個の置換基により置換されている。) 【化5】 (ここで、Xは0から4の整数; Yは0から4の整数; Zは0から6の整数; (CH2)zを含む環は0から3個の二重結合を含んで
いてもよく、(CH2)zの炭素のうちの1個が酸素、
硫黄または窒素で置換されていてもよい; mは0から12の整数で、(CH2)mの炭素−炭素単
結合のうちのいずれかが炭素−炭素二重結合または三重
結合により置換されていてもよく、また(CH2)mの
いずれかの炭素原子がR8により置換されていてもよ
い; R1は水素、またはヒドロキシ、アルコキシまたはフル
オロで置換されていてもよい(C1−C6)アルキル; R2は水素、直鎖または枝分かれ鎖(C1−C6)アル
キル、炭素原子のうち1個が窒素、酸素または硫黄によ
り置換されていてもよい(C3−C7)シクロアルキ
ル;フェニルおよびナフチルから選ばれるアリール;イ
ンダニル、チエニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、
イソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、トリ
アゾリル、テトラゾリルおよびキノリルから選ばれるヘ
テロアリール;フェニル(C2−C6)アルキル、ベン
ズヒドリルおよびベンジルから選択されるものであっ
て、ここでアリールおよびヘテロアリール基、並びにベ
ンジル、フェニル(C2−C6)アルキルおよびベンズ
ヒドリル基のフェニル部分は、ハロ、ニトロ、(C1−
C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、トリフル
オロメチル、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、
(C1−C6)アルキル−O−C(O)、(C1−
C6)アルキル−O−C(O)−(C1−C6)アルキ
ル、(C1−C6)アルキル−CO2−、(C1−
C6)アルキル−C(O)−(C1−C6)アルキル−
O−、(C1−C6)アルキル−C(O)−、(C1−
C6)アルキル−C(O)−(C1−C6)アルキル
−、ジ−(C1−C6)アルキルアミノ、−CONH−
(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルキル−C
ONH−(C1−C6)アルキル、−NHC(O)Hお
よび−NHC(O)(C1−C6)アルキルから独立し
て選ばれる1個またはそれ以上の置換基により置換され
ていてもよい; R5は水素または(C1−C6)アルキル; 或いはR2およびR5は、それらに結合している炭素と
共に、炭素原子を3から7個もつ飽和炭素環式環を形成
する、ここでこれらの炭素原子のうち1個は、酸素、窒
素または硫黄により置換されていてもよい; R3はフェニルおよびナフチルから選ばれるアリール;
インダニル、チエニル、フリル、ピリジル、チアゾリ
ル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、
トリアゾリル、テトラゾリルおよびキノリルから選ばれ
るヘテロアリール;または炭素原子を3から7個もつシ
クロアルキルであって、ここでこれらの炭素原子のうち
1個は窒素、酸素または硫黄により置換されていてもよ
く;アリールおよびヘテロアリール基は1個または2個
の置換基により置換されていてもよい、また(C3−C
7)シクロアルキルは1個または2個の置換基により置
換されていてもよい、ここで置換基とはハロ、ニトロ、
(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、
トリフルオロメチル、アミノ、フェニル、(C1−
C6)アルキルアミノ、−CONH−(C1−C6)ア
ルキル、(C1−C6)アルキル−CONH−(C1−
C6)アルキル、−NHC(O)Hおよび−NHC
(O)−(C1−C6)アルキルから独立して選ばれる
ものである; R4は有効な結合部位をもつ窒素含有環のいずれの原子
と結合していてよく、R7は有効な結合部位をもつ(C
H2)z含有環のいずれの原子と結合していてよい; R4、R6、R7およびR8は水素、ヒドロキシ、ハ
ロ、アミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、(C1
−C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルア
ミノ、(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アル
キル−O−C(O)−、(C1−C6)アルキル−O−
C(O)−(C1−C6)アルキル、(C1−C6)ア
ルキル−CO2、(C1−C6)アルキル−C(O)−
(C1−C6)アルキル−O−(C1−C6)アルキル
−C(O)−、(C1−C6)アルキル−C(O)−
(C1−C6)アルキル−、およびR2の定義中に述べ
られているラジカルからそれぞれ独立して選ばれるもの
である。但し(a)mが0のときR8は存在しない、
(b)R4、R6、R7およびR8のいずれも、それら
に結合している炭素と共にR5を有する環を形成しな
い、また(c)R4およびR7は同一の炭素原子とは結
合しない。) 【化6】 (ここで、 Qは置換されていてもよいアザビサイクリック環系残
基; Xはオキサまたはチアを表す; YはHまたはヒドロキシを表す; R1およびR2はそれぞれ独立してフェニルまたはチエ
ニルを表し、いずれの基もハロまたはトリフルオロメチ
ルで置換されていてもよい; R3、R4およびR5はそれぞれ独立してH、C1−6
アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、
ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリメチ
ルシリル、−ORa、SCH3、SOCH3、SO2C
H3、−NRaRb、NRaCORb、NRaCO2R
b、−CO2Raまたは−CONRaRbを表す; RaおよびRbはそれぞれ独立してH、C1−6アルキ
ル、フェニルまたはトリフルオロメチルを表す。) 【化7】 (ここで、 Yは(CH2)n(nは1から4の整数を表し、(CH
2)n中のいずれかの炭素−炭素単結合が炭素−炭素二
重結合により置換されていてもよく、(CH2)n中の
いずれかの炭素原子がR4で置換されていてもよく、ま
た(CH2)n中のいずれかの炭素原子がR7で置換さ
れていてもよい。); Zは(CH2)m(mは0から6の整数を表し、(CH
2)m中のいずれかの炭素−炭素単結合が炭素−炭素二
重結合または三重結合により置換されていてもよく、ま
た(CH2)m中のいずれかの炭素原子がR8で置換さ
れていてもよい。); R1は水素、または、ヒドロキシ、(C1−C4)アル
コキシまたはフルオロで置換されていてもよい(C1−
C8)アルキル; R2は水素、直鎖または枝分かれ鎖(C1−C6)アル
キルおよび(C3−C7)シクロアルキル(シクロアル
キル中の1個のCH2がNH、酸素または硫黄により置
換されていてもよい)から選ばれるラジカル;フェニル
およびナフチルから選ばれるアリール;インダニル、チ
エニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリ
ル、オキサゾリル、イソキサゾリル、トリアゾリル、テ
トラゾリルおよびキノリルから選ばれるヘテロアリー
ル;フェニル−(C2−C6)−アルキル、ベンズヒド
リルおよびベンジルであって、ここでアリールおよびヘ
テロアリール基、並びにベンジル、フェニル−(C2−
C6)−アルキルおよびベンズヒドリル基のフェニル部
分はハロ、ニトロ、(C1−C6)アルキル、(C1−
C6)アルコキシ、トリフルオロメチル、アミノ、(C
1−C6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルキル−
O−C(O)−、(C1−C6)アルキル−O−C
(O)−(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アル
キル−C(O)−O−、(C1−C6)アルキル−C
(O)−、(C1−C6)アルキル−O−、(C1−C
6)アルキル−C(O)−、(C1−C6)アルキル−
C(O)−(C1−C6)アルキル−、ジ−(C1−C
6)アルキルアミノ、−CONH−(C1−C6)アル
キル、(C1−C6)アルキル−CONH−(C1−C
6)アルキル、NHC(O)Hおよび−NHC(O)−
(C1−C6)アルキルからそれぞれ独立して選ばれる
1個またはそれ以上の置換基により置換されていてもよ
く、またベンズヒドリルのフェニル部分の一つがナフチ
ル、チエニル、フリルまたはピリジルで置換されていて
もよい; R5は水素、フェニルまたは(C1−C6)アルキル;
或いはR2とR5とが、それらに結合している炭素と共
に、炭素原子を3から7個もつ飽和環を形成する、ここ
でこの環中のCH2基の一つが酸素、NHまたは硫黄で
置換されていてもよい; R3はフェニルおよびナフチルから選ばれるアリール;
インダニル、チエニル、フリル、ピリジル、チアゾリ
ル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリルお
よびトリアゾリルから選ばれるヘテロアリール;テトラ
ゾリルおよびキノリル;および炭素原子を3から7個も
つシクロアルキルで、このシクロアルキル中のCH2基
の一つはNH、酸素または硫黄で置換されていてもよ
い; ここでアリールおよびヘテロアリール基は1個またはそ
れ以上の置換基により置換されていてもよく、(C3−
C7)シクロアルキルは1個または2個の置換基により
置換されていてもよい、ここで置換基とはハロ、ニト
ロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキ
シ、トリフルオロメチル、アミノ、(C1−C6)アル
キルアミノ、−CONH−(C1−C6)アルキル、
(C1−C6)アルキル−C(O)−NH−(C1−C
6)アルキル、−NHC(O)Hおよび−NHC(O)
−(C1−C6)アルキルからそれぞれ独立して選ばれ
るものである。; R4およびR7は,ヒドロキシ、水素、ハロ、アミノ、
オキソ、シアノ、メチレン、ヒドロキシメチル、ハロメ
チル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ−(C1−C
6)アルキルアミノ、(C1−C6)アルコキシ、(C
1−C6)アルキル−O−C(O)−、(C1−C6)
アルキル−O−C(O)−(C1−C6)アルキル、
(C1−C6)アルキル−C(O)、(C1−C6)ア
ルキル−C(O)−(C1−C6)アルキル−O、(C
1−C6)アルキル−C(O)、(C1−C6)アルキ
ル−C(O)−(C1−C6)アルキル−、およびR2
の定義中に記載されているラジカルからそれぞれ独立し
て選ばれるものである; R6はNHC(O)R9、−NHCH2R9、SO2R
9またはR2、R4およびR7の定義中に記載されてい
るラジカル; R8はオキシミノ(=NOH)またはR2、R4および
R7の定義中に記載されているラジカル; R9は(C1−C6)アルキル、水素、フェニルまたは
フェニル(C1−C6)アルキル; 但し、(a)mが0の場合はR8は存在しない、(b)
R4、R6、R7またはR8がR2の定義と同様である
場合は、それは、それに結合している炭素と共にR5を
有する環を形成することはできない、また(c)R4お
よびR7が同一の炭素と結合している場合、R4および
R7はそれぞれ独立して水素、フルオロおよび(C1−
C6)アルキルから選ばれるものであるか、またはそれ
らに結合している炭素と共に、それらに結合している窒
素含有環と共にスピロ化合物を形成する(C3−C6)
飽和炭素環式環を形成する。) - 【請求項8】タキキニン拮抗体が式Wで表される化合
物、またはその薬学的に許容される塩である、請求項1
〜6のいずれか一項記載の治療剤。 - 【請求項9】タキキニン拮抗体が(2S,3S)−3−
(2−メトキシベンジルアミノ)−2−フェニルピペリ
ジン、またはその薬学的に許容される酸付加塩である、
請求項8に記載の治療剤。
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