JP3020631B2 - トップエントリー型ボールバルブ - Google Patents

トップエントリー型ボールバルブ

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JP3020631B2
JP3020631B2 JP3065181A JP6518191A JP3020631B2 JP 3020631 B2 JP3020631 B2 JP 3020631B2 JP 3065181 A JP3065181 A JP 3065181A JP 6518191 A JP6518191 A JP 6518191A JP 3020631 B2 JP3020631 B2 JP 3020631B2
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伸夫 石上
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Nippon Ball Valve Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はトップエントリー型ボ
ールバルブに関し、特にそのボール弁体とシートリング
の脱着を容易にした構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトップエントリー型ボールバルブ
は、図5に示すように、弁ボディ1に上部開放の弁室2
を設け、その弁室2に1次側通路3及びこれと同軸上に
設けた2次側通路4をそれぞれ連通せしめ、弁室2内に
挿入したボール弁体5と、弁室2の2次側通路4の開口
端のまわりの受圧面6との間に単一のシートリング7が
介在され、また1次側通路3の開口端のまわりの受圧面
8との間にシートリング組立体9が介在される。
【0003】シートリング組立体9は、シートリング部
材10と皿ばね11及びこれらを抱持するシートリング
ホルダー12とから成り、その皿ばね11のばね力によ
りシートリング部材10をボール弁体5に押圧し、その
反力で他方のシートリング7もボール弁体5に押圧させ
るようになっている(特公昭61−58706号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のごときボールバ
ルブにおいて、ボール弁体5、シートリング7及びシー
トリング組立体9を弁室2に組込み又はこれらを弁室2
から抜き出す際は、皿ばね11を圧縮させ、シートリン
グ7及びシートリング組立体11と各受圧面6、8との
間の摩擦力を減少させる必要がある。
【0005】このため、従来はホルダー12とシートリ
ング部材10とを強く挾持する治具(前掲の特許公報参
照)を用い、これにより皿ばね11を圧縮させながら、
組立又は分解する必要があった。
【0006】しかし、組立時や分解時に常に治具を用い
ることは作業能率を低下させると共に、ボールバルブの
設置場所の周辺にスペースが少ない場合は、治具を操作
することが困難なこともある。
【0007】そこで、この発明は、上記のごとき治具を
用いることなく弁体の組立、分解が容易にできるように
することを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する第
1の手段は、弁ボディに設けた弁室の上部を開放し、弁
室に1次側通路及び2次側通路を連通せしめ、弁室内に
挿入したボール弁体と弁室の一方の通路開口端のまわり
の受圧面との間に単一のシートリングを介在し、ボール
弁体と弁室の他方の通路開口端のまわりの受圧面との間
にシートリング部材と押圧用皿ばね及びこれらを抱持す
るホルダーとから成るシートリング組立体を介在してな
るトップエントリー型ボールバルブにおいて、ボール弁
体の中心からその弁孔の両端に至る各弁孔部分の寸法に
差をもたせ、その差の大きさを寸法の大きい方の弁孔部
分が対向する単一のシートリング又はシートリング組立
体のシートリング部材とボール弁体の最大嵌合深さより
大きい寸法に設定した構成としたものである。
【0009】また、第2の手段は、上記のボール弁体の
中心からの寸法の短い方の弁孔部分の内面をその開口端
側が拡大するテーパ状に形成し、開弁時にそのテーパ状
の弁孔部分と対向するシートリング単体又はシートリン
グ組立体のシートリング部材との接触径をその弁孔部分
の開口端の径より大きく設定した構成としたものであ
る。
【0010】
【作用】上記のボールバルブは、弁孔の両端開口部の外
周にそれぞれ単一のシートリングと、シートリング組立
体のシートリング部材とを密着させた状態で開弁状態と
なり、その状態から弁体をいずれか一方の方向に90度
回転させると閉弁状態になる。弁体を分解する際は、開
弁状態から180度(閉弁状態から更に90度)回転さ
せる。そうすると、寸法の短い弁孔部分に対向した単一
のシートリング(又はシートリング組立体のシートリン
グ部材)との間に間隙が生じ、その結果皿ばねのばね力
が無くなり、ボール弁体、シートリング及びシートリン
グ組立体を軽く抜き出すことができる。
【0011】組立の際は、ボール弁体、単一のシートリ
ング及びシートリング組立体を上記の分解時の状態で組
込む。
【0012】
【実施例】図1に示す実施例は、基本的には従来のトッ
プエントリー型ボールバルブと同様の構造である。
【0013】即ち、弁ボディ1に上部開放の弁室2を設
け、その弁室2に1次側通路3及び2次側通路4をそれ
ぞれ連通せしめ、弁室2内に挿入したボール弁体5と、
弁室2の2次側通路4の開口端のまわりの受圧面6との
間に単一のシートリング7が介在され、また1次側通路
3の開口端のまわりの受圧面8との間にシートリング組
立体9が介在される。シートリング組立体9も従来の場
合と同様に、シートリング部材10と皿ばね11及びこ
れらを抱持するシートリングホルダー12とから成り、
その皿ばね11のばね力によりシートリング部材10を
ボール弁体5に押圧し、その反力で他方のシートリング
7をボール弁体5に押圧する。
【0014】なお、弁室2の上部には、ボンネット13
がボルト14により取付けられ、そのボンネット13に
ボール弁体5の弁棒15を水密を保持して貫通せしめ、
その弁棒15の上端にハンドル16を取付けている。
【0015】ところで、この発明の特徴部分は、ボール
弁体5の構造にある。即ちボール弁体5には、弁棒15
の中心線と直交する方向の弁孔17が設けられるが、そ
の中心線を中心として従来の場合は弁孔17が左右対称
形であったが、この発明の場合は中心線の片側の弁孔部
分17a(図1の場合は単一のシートリング7に対向し
た弁孔部分)の長さL1 に比べ、他側の弁孔部分17b
(シートリング組立体9に対向した弁孔部分)の長さL
2 の方が短く形成されている。その長さの差(L1 −L
2 )は、単一のシートリング7と対向したボール弁体1
5の部分がそのシートリング7に嵌まる最大深さL3
り大きくなるように、即ちL1 −L2>L3 になるよう
に設定される。
【0016】また、シートリング組立体9の各孔部の径
は、寸法の短い方の弁孔部分17bの開口端周辺のボー
ル弁体5に接触し得る径に設定される。
【0017】なお、上記の寸法の短い方の弁孔部分17
bの内周面は、中心部分から次第に径が大きくなり、シ
ートリング部材10の内径と同一径まで拡大するテーパ
面に形成することが望ましい。というのは、弁孔17が
図2に示すように全長にわたり同一径であると、寸法の
短い方の弁孔部分17b開口端とシートリング部材10
との間に段差18が生じるためである。勿論、このよう
な段差18があっても差支えない場合は、必ずしもテー
パ状にする必要はなく、図2のようにストレートの弁孔
17であっても差支えない。
【0018】実施例のボールバルブは以上のように構成
され、図1の開弁状態において、ボール弁体5に対し単
一のシートリング7及びシートリング組立体9のシート
リング部材10がそれぞれ弁孔部分17a、17bの開
口端の外周面に皿ばね11のばね力で押圧され、シール
を図る。上記の状態からボール弁体5を90度回転させ
ると、閉弁状態となる。
【0019】また、上記のボールバルブにおいて、ボー
ル弁体5を分解する際には、ハンドル16及びボンネッ
ト13を外したのち、ボール弁体5を開弁状態から18
0度(閉弁状態から更に90度)回転させると、図3に
示すように、寸法の短い弁孔部分17bが単一のシート
リング7側に向き、寸法の長い弁孔部分17aがシート
リング組立体9のシートリング部材10の内径に深く入
り込む。そのため、短い弁孔部分17bの端面とシート
リング7との間に微小すき間ΔXが生じる。
【0020】シートリング7とボール弁体5との間に上
記のごときすき間ΔXが生じると、皿ばね11による押
圧力が無くなり、従って受圧面6、8との摩擦も無くな
るので、ボール弁体5、シートリング組立体9及びシー
トリング7を弁室2から自由に抜き出すことができる。
【0021】逆に、ボール弁体5を組込む場合は、図3
の状態で組込んだのち、ボール弁体5を閉弁状態又は開
弁状態に回転させるだけでよい。
【0022】なお、上記の実施例は、図1に示すように
開弁状態において寸法の長い弁孔部分17aが単一シー
トリング7に対向し、寸法の短い弁孔部分17bがシー
トリング組立体9に対向するように構成されているが、
これらの関係を図4に示すように逆にしてもよい。即ち
寸法の長い弁孔部分17aがシートリング組立体9に対
向し、短い弁孔部分17bが単一シートリング7に対向
するように構成しても、前述の場合と同様の作用効果が
得られる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明はボール弁体の
中心から両側の弁孔部分の寸法に所定の寸法差をもたせ
ることにより、開弁状態から180度回転させるだけで
一方の弁孔部分の端面と単一のシートリング(又はシー
トリング組立体のシートリング部材)との間にすき間が
生じ、皿ばねの押圧力が無くなる。このため、治具を用
いることなく、組立及び分解を行うことができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】図1の変形例の断面図
【図3】図1の組立又は分解時の断面図
【図4】他の実施例の一部を示す断面図
【図5】従来例の断面図
【符号の説明】
1 弁ボディ 2 弁室 3 1次側通路 4 2次側通路 5 ボール弁体 6 受圧面 7 シートリング 8 受圧面 9 シートリング組立体 10 シートリング部材 11 皿ばね 12 シートリングホルダー 13 ボンネット 14 ボルト 15 弁棒 16 ハンドル 17 弁孔 17a、17b 弁孔部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ボディに設けた弁室の上部を開放し、
    弁室に1次側通路及び2次側通路を連通せしめ、弁室内
    に挿入したボール弁体と弁室の一方の通路開口端のまわ
    りの受圧面との間に単一のシートリングを介在し、ボー
    ル弁体と弁室の他方の通路開口端のまわりの受圧面との
    間にシートリング部材と押圧用皿ばね及びこれらを抱持
    するホルダーとから成るシートリング組立体を介在して
    なるトップエントリー型ボールバルブにおいて、ボール
    弁体の中心からその弁孔の両端に至る各弁孔部分の寸法
    に差をもたせ、その差の大きさを寸法の大きい方の弁孔
    部分が対向する単一のシートリング又はシートリング組
    立体のシートリング部材とボール弁体の最大嵌合深さよ
    り大きい寸法に設定したことを特徴とするトップエント
    リー型ボールバルブ。
  2. 【請求項2】 ボール弁体の中心からの寸法の短い方の
    弁孔部分の内面をその開口端側が拡大するテーパ状に形
    成し、開弁時にそのテーパ状の弁孔部分と対向するシー
    トリング単体又はシートリング組立体のシートリング部
    材との接触径をその弁孔部分の開口端の径より大きく設
    定したことを特徴とする請求項1に記載のトップエント
    リー型ボールバルブ。
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