JP3020582U - 作業車表示板傾動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 作業車用の表示板を傾動させる装置であ
る。 【構 成】表示板 １ にリンク ３ をピン連結し、
表示板 １ の他端をモータ８ により回転するねじ軸
４ によって移勤させるスライダー ５ にピン連結
して構成される作業車表示板傾動装置である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は道路上で作業をする作業車又はパトカー等の車体に取り付けて、他 の交通者に路上情報を与える為の表示板に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、車体に固定取付けされた表示板が多く用いられている。又高速で走行 するパトカー等には比較的小さな表示板しか用いられていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

固定取付けされた表示板は車体が走行中に表示板の板面に風圧が生じる為 高速で走行することは危険である。又作業車ではバックして作業をする時表示板 が視界を妨げる。以上の如き問題点があった。

【０００４】 本考案は、従来の技術の有するこの様な問題点を解決しようとするもので あり、表示板 １ が収納枠 ２ にモーター ８ によって収納出来る様にし た作業車表示板傾動装置を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の作業車表示板傾動装置は、表示板にリ ンクをピン連結し、表示板自体も一つのリンクの役目をなさしめて、リンクどう しが互いに角度を変えることによって、リンクの一つである表示板が傾動して、 表示板面が垂直に成ったり水平に成ったりして表示または収納できる構造とした 。

【０００６】

【作用】

上記のように構成された作業車表示板傾動装置のリンクの一端を収納枠にピ ン連結し、又表示板の下端をＬＭガイドによりガイドされたスライダーにピン連 結し、スライダーをネジ軸の回転により移動させてやることにより一つのリンク の役目をしている表示板は水平に倒れたり垂直に立ったりする。

【０００７】 該ネジ軸の回転をモーターにより行うことにより傾動の動作を楽に、迅速に 行うことができる。

【０００８】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図４、図５及び図６において表示板 １ とリンク ３ はピン連結され、リン ク ３ の一端は収納枠 ２ にピン連結されている。又表示板 ２ の一端は ＬＭガイド ６にガイドされ、モーター ８ により減速ギアーを介して回転さ れるネジ軸 ４ によって移動するスライダー ５ にピン連結されている。

【０００９】 又この実施例では表示板 １ の重量の一部を支持しうる圧縮ばね １３ を用いたダンパー １２ を設けている。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されており、使用する上において、以 下に記載されるような効果を奏する。

【００１１】 実施例に示す様にリンク ３ は板状の物でもよくて、板状のリンクは、 作業車が走行中は表示中の表示板にかかる風圧の抵抗を和らげ、表示板を収納中 は表示板の雨よけの役目をする。

【００１２】 表示板を収納する事により、表示板にかかる風の抵抗を少なく出来るため 作業車はより早い速度で走行出来、前記の問題を解消できる。

【００１３】 表示板の傾動動作は電動モーターで行われる為、作業車が後退する場合で も迅速に表示板を収納する事が出来、前記の問題を解消できる。

【図面の簡単な説明】

【図 １】表示中の状態を示す作業車表示板傾動装置の
側面図である。

【図 ２】収納中の作業車表示板傾動装置の側面図であ
る。

【図 ３】表示板を正面から見た正面図である。

【図 ４】作業車の実施例を示す正面図である。

【図 ５】同上の側面を示す側面図である。

【図 ６】同上の表示板を正面より見た正面図である。

【符号の説明】

１ 表示板 ２ 収納枠 ３ リンク ４ ネジ軸 ５ スライダー ６ ＬＭシャフト ７ ベアリング ８ モーター ９ カップリング １０ 取付け金具 １１ 車体 １２ ダンパー １３ 圧縮ばね １４ トラニオン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】表示板（１）と収納枠（３）を一対のリン
   ク（３）でピン連結し、該表示板（１）の多端をＬＭシ
   ャフト（６）により案内され、収納枠（３）に固定され
   たモーター（８）によりカップリング（９）を介して回
   転されるネジ軸（４）によって移動するスライダー
   （５）のトラニオン（１４）にピン連結して構成される
   作業車表示板傾動装置。