JP3020261U - 頭髪染めにおける耳部保護具 - Google Patents

頭髪染めにおける耳部保護具

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JP3020261U JP1995003474U JP347495U JP3020261U JP 3020261 U JP3020261 U JP 3020261U JP 1995003474 U JP1995003474 U JP 1995003474U JP 347495 U JP347495 U JP 347495U JP 3020261 U JP3020261 U JP 3020261U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耳部外被弁の裏側皮膚面への貼付が容易で剥
落する惧れが少なく、頭髪染め用の染剤・薬品等を用い
た染色作業時の汚染を防止し得る頭髪染めにおける耳部
保護具を提供する。 【構成】 人体の耳部外被弁(耳介)1の少なくとも頭
髪に対面する裏側皮膚面に接触して被覆可能な形状,大
きさに形成した網状基材による保護具本体片11を設
け、該網状基材による保護具本体片11での耳部外被弁
1の裏側皮膚面への本体片網状接触面12に対して、該
本体片網状接触面12の少なくとも全周辺部を含んで、
耳部外被弁1の全皮膚面を損なう惧れがなく、且つ少な
くとも該耳部外被弁1の皮膚面の全部,又は一部に剥離
可能に貼着させ得る粘着剤層21を直接,又は下地層を
介し塗着して構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、頭髪染めにおける耳部保護具に関し、さらに詳しくは、人体の頭髪 に対する白髪染め,及び/又は任意に選択した彩色の染剤による頭髪染めに際し て、耳部の耳介と呼ばれる外被弁に剥離可能に貼付させることにより、該耳部外 被弁(耳介)部を頭髪染め用の染剤・薬品等から保護し得るようにした頭髪染め における耳部保護具の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の頭髪染め用の染剤・薬品等を使用して、人体の頭髪の一部な いしは全部を黒色,その他の色に染色する際には、該染剤・薬品等の一部が皮膚 面,殊に、比較的弱い耳部外被弁(耳介)の頭髪に対面した裏側皮膚面をも汚染 して損なう場合がある。
【0003】 そこで、従来においては、このような惧れを排除するために、該当箇所である 耳部外被弁の裏側皮膚面に対して、染剤・薬品等の付着による汚染を避けるため の薄片状をした耳部保護具を着脱且つ剥離自在に貼付させるようにしており、本 考案者においても、先に、このような耳部保護具として、実用新案登録第195 4247号(平成4年実用新案出願公告第21532号,考案の名称「耳染め防 止ステッカー」)を提案した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来から用いられている耳部保護具の場合には、耳部外被 弁の裏側皮膚面への貼付による装着が煩雑に過ぎてある程度の熟練さを必要とす るとか、あるいは染色作業中であるにも拘らず不用意に触れて剥落したりするこ ともあり、必ずしも効果的でないという実用上好ましくない種々の問題点を有す るものであった。
【0005】 本考案は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、その目 的とするところは、耳部外被弁の裏側皮膚面への貼付が容易で剥落する惧れが少 なく、頭髪染め用の染剤・薬品等を用いた染色作業時の汚染を良好且つ効果的に 防止し得るようにした,この種の頭髪染めにおける耳部保護具を提供することで ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案の第1の考案に係る請求項1に記載の頭髪 染めにおける耳部保護具は、人体の耳部外被弁(耳介)の少なくとも頭髪に対面 する裏側皮膚面に接触して被覆可能な形状,大きさに形成した網状基材による保 護具本体片を設け、該網状基材による保護具本体片での前記耳部外被弁の裏側皮 膚面への本体片網状接触面に対し、その網状部相当部分と網状部以外の空間部相 当部分とを夫々に埋めて、前記耳部外被弁の全皮膚面を損なう惧れがなく、且つ 少なくとも該耳部外被弁の皮膚面の全部,又は一部に剥離可能に貼着させ得る粘 着剤層を塗着形成してなることを特徴とするものである。
【0007】 本考案の第2の考案に係る請求項2に記載の頭髪染めにおける耳部保護具は、 人体の耳部外被弁(耳介)の少なくとも頭髪に対面する裏側皮膚面と、頭髪に対 面しない表側皮膚面,縁側皮膚面の少なくとも所要部分とに夫々接触して被覆可 能な形状,大きさに形成した網状基材による保護具本体片を設け、該網状基材に よる保護具本体片での前記耳部外被弁の裏側皮膚面と、表側皮膚面,縁側皮膚面 の少なくとも所要部分とへの本体片網状接触面に対し、該網状部相当部分と網状 部以外の空間部相当部分とを夫々に埋めて、前記耳部外被弁の全皮膚面を損なう 惧れがなくて、且つ少なくとも該耳部外被弁の皮膚面の全部,又は一部に剥離可 能に貼着させ得る粘着剤層を塗着形成してなることを特徴とするものである。
【0008】 本考案の第3の考案に係る請求項3に記載の頭髪染めにおける耳部保護具は、 人体の耳部外被弁(耳介)の少なくとも頭髪に対面する裏側皮膚面に接触して被 覆可能で、且つ頭髪に対面しない縁側皮膚面を経て表側皮膚面側へ折返し可能な 止着片部を延長突出させてなる形状,大きさに形成した網状基材による保護具本 体片を設け、該網状基材による保護具本体片での前記耳部外被弁の裏側皮膚面へ の本体片網状接触面,及び縁側皮膚面と表側皮膚面への止着片部網状接触面の夫 々に対し、該網状部相当部分と網状部以外の空間部相当部分とを夫々に埋めて、 前記耳部外被弁の全皮膚面を損なう惧れがなく、且つ少なくとも該耳部外被弁の 皮膚面の全部,又は一部に剥離可能に貼着させ得る粘着剤層を塗着形成してなる ことを特徴とするものである。
【0009】 本考案に付加される請求項4に記載の考案は、前記請求項1ないし3の何れか に記載の頭髪染めにおける耳部保護具において、前記網状基材による保護具本体 片,又は網状基材による止着片部を延長突出させた保護具本体片が、頭髪染め用 の染剤・薬品等に対して不浸透性,不浸漬性を有する網状薄片材料からなること を特徴とするものである。
【0010】 本考案に付加される請求項5に記載の考案は、前記請求項1ないし4の何れか に記載の頭髪染めにおける耳部保護具において、前記粘着剤層を形成する粘着剤 が、頭髪染め用の染剤・薬品等の薬効によって粘着作用を失わず、且つ前記網状 基材による保護具本体片に十分に馴染み得る性状を有し、必要に応じて通気性を 有することを特徴とするものである。
【0011】 本考案に付加される請求項6に記載の考案は、前記請求項1ないし5の何れか に記載の頭髪染めにおける耳部保護具において、前記網状基材による保護具本体 片,又は網状基材による止着片部を延長突出させた保護具本体片を、使用時にあ って任意に剥離可能な剥離台紙上,又は貼付基準線に沿って少なくとも2分割可 能な剥離台紙上に添着させたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
従って、本考案の請求項1に記載の頭髪染めにおける耳部保護具では、人体の 耳部外被弁(耳介)の少なくとも頭髪に対面する裏側皮膚面に対し、網状基材に よる保護具本体片を粘着剤層で剥離可能に貼着させることにより、これが網状で あるために、耳部外被弁の曲面からなる裏側皮膚面への網状基材による保護具本 体片の該曲面に馴染んだ貼着で該裏側皮膚面が保護され、且つ使用済みに伴って 剥離される。
【0013】 本考案の請求項2に記載の頭髪染めにおける耳部保護具では、人体の耳部外被 弁(耳介)の少なくとも頭髪に対面する裏側皮膚面から頭髪に対面しない縁側皮 膚面,表側皮膚面の少なくとも所要部分にかけて、網状基材による保護具本体片 を粘着剤層で剥離可能に貼着させることにより、耳部外被弁の曲面からなる裏側 皮膚面への網状基材による保護具本体片の主体部の該曲面に馴染んだ貼着で該裏 側皮膚面が保護されると共に、同様に曲面からなる縁側皮膚面,表側皮膚面への 該網状基材による保護具本体片の残余部の該曲面に馴染んだ貼着で該保護状態が 保持され、且つ使用済みに伴って剥離される。
【0014】 本考案の請求項3に記載の頭髪染めにおける耳部保護具では、人体の耳部外被 弁(耳介)の少なくとも頭髪に対面する裏側皮膚面に網状基材による保護具本体 片を粘着剤層で剥離可能に貼着させた上で、頭髪に対面しない縁側皮膚面,表側 皮膚面の少なくとも所要部分に該網状基材による保護具本体片から延長突出され た止着片部を同様に粘着剤層で剥離可能に貼着させることにより、耳部外被弁の 曲面からなる裏側皮膚面への網状基材による保護具本体片の該曲面に馴染んだ貼 着で該裏側皮膚面が保護されると共に、同様に曲面からなる縁側皮膚面,表側皮 膚面への止着片部の該曲面に馴染んだ貼着で該保護状態が保持され、且つ使用済 みに伴って剥離される。
【0015】 本考案の請求項4に記載の頭髪染めにおける耳部保護具では、網状基材による 保護具本体片,又は網状基材による止着片部を延長突出させた保護具本体片の頭 髪染め用染剤・薬品等に対する不浸透性,不浸漬性が確保される。
【0016】 本考案の請求項5に記載の頭髪染めにおける耳部保護具では、網状基材による 保護具本体片の粘着性が保証され、併せて、通気性を与えるときは、貼着該当部 のむれ等がなくなる。
【0017】 本考案の請求項6に記載の頭髪染めにおける耳部保護具では、粘着剤層が保護 され、被貼着該当部への貼着操作が行ない易くなる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案に係る頭髪染めにおける耳部保護具の各別の実施例につき、図1 ないし図4を参照して詳細に説明する。
【0019】 先ず、本考案の第1実施例を適用した耳部保護具について述べる。
【0020】 第1実施例. 図1は、本第1実施例を適用した耳部保護具の概要構成を示す斜視図であり、 また、図2は、同上第1実施例におけるA−A線部の拡大断面図である。
【0021】 即ち、これらの図1,図2に示す第1実施例において、本耳部保護具10は、 人体の耳介と呼ばれる外被弁(以下、耳部外被弁という)1の少なくとも染色し ようとする頭髪に対面する裏側皮膚面に接触して被覆可能な形状,大きさに形成 すると共に、該裏側皮膚面への本体片網状接触該当面12側にのみ、その網状部 相当部分と網状部以外の空間部相当部分とを夫々に埋める状態で粘着剤層21を 塗着した網状基材による薄片状の保護具本体片11と、該網状基材による保護具 本体片11を粘着剤層21によって剥離可能に添着させる剥離台紙31とで構成 する。
【0022】 ここで、前記網状基材による保護具本体片11の形状,大きさについては、耳 部外被弁の貼着対象面となる裏側皮膚面の一般的,且つ平均的な形状,大きさに 合わせて設定すればよく、その資質としては、頭髪染め用の染剤・薬品等に対す る不浸透性,不浸漬性を付加させることで、貼着対象の裏側皮膚面への汚染を効 果的に排除できる。また、網状基材による保護具本体片11では、これが網状を なすために、それ自体で所要程度までの十分な柔軟性及び伸縮性を備えており、 従って、該裏側皮膚面,即ち、通常では極めて曲面に富んだ起伏のある裏側皮膚 面への馴染み,いわゆるマッチング性が確保され、且つまた、十分な通気性もあ ることから、続いて述べる前記粘着剤層21の性状と共々に、該貼着後における 裏側皮膚面のむれ等,つまり換言すると、皮膚呼吸,水分の浸出等に対して良好 に対処できる。なお、本網状基材による保護具本体片11による耳部保護具10 においては、左右の各耳部外被弁1に対応させることができる。
【0023】 前記保護具本体片11の本体片網状接触該当面12での網状部相当部分と網状 部以外の空間部相当部分とを夫々に埋めて塗着される粘着剤層21としては、こ の場合、極めて当然のことながら、該粘着剤層21を形成する粘着剤が、前記耳 部外被弁1の全皮膚面を損なう惧れがなくて、しかも、前記頭髪染め用の染剤・ 薬品等の薬効によって粘着作用を失わない性状を有する必要があり、且つ必要に 応じては、前記網状基材による保護具本体片11の特性に対応して、一旦,所要 の適当する下地層を塗着した上で、あらためて該粘着剤層21を塗着形成するの が好ましい。そして、本粘着剤層21の塗着範囲については、前記貼着対象面で ある裏側皮膚面への完全且つ確実な貼着をなすために、前記網状基材による保護 具本体片11の所要貼着面に対して、その全面に塗着するのが最も効果的である が、必要に応じては、少なくとも周辺面部を含んで、所要部分ごとに点着させる ようにすることでも足りる。さらには、本粘着剤層21についても、前記網状基 材による保護具本体片11での柔軟性及び伸縮性に馴染ませ得るようにし、必要 に応じて、所要程度の通気性を与えることで、ここでも同様な作用及び効果が得 られる。
【0024】 前記剥離台紙31としては、前記網状基材による保護具本体片11における粘 着剤層21の所要な粘着性を良好に保持する必要上,使用時にあって任意に剥離 可能な形態のものであればよく、必要に応じては、前記貼着操作を手際よく完全 且つ確実に行なえるようにするために、図1,2に示した如く、貼付基準線32 に沿って少なくとも2分割可能な剥離台紙31a,31b上に添着させるのが効 果的である。即ち、このように2分割可能な剥離台紙31a,31b上に添着さ せることによって、貼着操作に際しては、先ず、前記網状基材による保護具本体 片11から、一方の剥離台紙31aを剥離して該当する粘着剤層21の半面を露 出させ、該露出させた粘着剤層21の一方の半面を前記耳部外被弁1の裏側皮膚 面の該当部分に貼着させると共に、いわゆる貼着の位置決めをなしておき、引続 き、他方の剥離台紙31bを剥離して粘着剤層21の他方の半面を露出させ、そ の後、該露出させた粘着剤層21の他方の半面を貼着させるのである。
【0025】 従って、前記構成による第1実施例の耳部保護具10では、前記耳部外被弁1 の裏側皮膚面に対する頭髪染め時の染剤・薬品等による汚染を効果的に防止でき る。
【0026】 次に、本考案の第2実施例を適用した耳部保護具について述べる。
【0027】 第2実施例. 図3は、本第2実施例を適用した耳部保護具の概要構成を示す斜視図である。 本第2実施例において、前記第1実施例と同一符号は同一または相当部分を示し ている。
【0028】 この図3に示す第2実施例においては、本耳部保護具10を構成する網状基材 による保護具本体片11aについて、これを頭髪に対面する裏側皮膚面と、頭髪 に対面しない表側皮膚面,縁側皮膚面の少なくとも所要部分とに夫々接触して被 覆可能な形状,大きさに形成したもので、具体的には、図3に示す如く、前記第 1実施例に比較して左右の幅方向の長さをほぼ2倍に形成したものである。
【0029】 即ち、この図3に示す第2実施例の耳部保護具10においては、網状基材によ る保護具本体片11aの一半部を裏側皮膚面に貼着させた後に、他半部を折り返 すことにより、縁側皮膚面を経て表側皮膚面側に貼着させるものであって、この ように構成するときは、前記第1実施例による耳部保護具の場合と全く同様な作 用及び効果が得られるほかに、ここでの該貼着状態を一層,良好且つ効果的に保 持できるのである。なお、本網状基材による保護具本体片11aによる耳部保護 具10においても、左右の各耳部外被弁1に対応させることができる。
【0030】 次に、本考案の第3実施例を適用した耳部保護具について述べる。
【0031】 第3実施例. 図4は、本第3実施例を適用した耳部保護具の概要構成を示す斜視図である。 本第3実施例において、前記第1,第2の各実施例と同一符号は同一または相当 部分を示している。 本考案の第3の考案に係る請求項3に記載の頭髪染めにおける耳部保護具は、 人体の耳部外被弁(耳介)の少なくとも頭髪に対面する裏側皮膚面に接触して被 覆可能で、且つ頭髪に対面しない縁側皮膚面を経て表側皮膚面側へ折返し可能な 止着片部を延長突出させてなる形状,大きさに形成した網状基材による保護具本 体片を設け、該保護具本体片における前記耳部外被弁の裏側皮膚面への本体片網 状接触面,及び縁側皮膚面と表側皮膚面への止着片部網状接触面の夫々に対し、 該網状部相当部分と網状部以外の空間部相当部分とを夫々に埋めて、前記耳部外 被弁の全皮膚面を損なう惧れがなく、且つ少なくとも該耳部外被弁の皮膚面の全 部,又は一部に剥離可能に貼着させ得る粘着剤層を塗着形成してなることを特徴 とするものである。
【0032】 この図4に示す第3実施例においては、本耳部保護具10を構成する網状基材 による保護具本体片11bについて、これを頭髪に対面する裏側皮膚面に接触し て被覆可能で、且つ頭髪に対面しない縁側皮膚面を経て表側皮膚面側へ折返し可 能な各止着片部13,14を延長突出させた形状,大きさに形成したものであっ て、具体的には、図4に示す如く、前記第1実施例と同様な網状基材による保護 具本体片11bにあって、該本体の一側辺側上下から長さ方向に向け、所要長さ による上下の各止着片部13,13を夫々に延長して突出形成させると共に、他 側辺側上下から左方の幅方向に向け、左の各止着片部14,14を夫々に延長し て突出形成させたものである。
【0033】 即ち、この図4に示す第3実施例の耳部保護具10においては、網状基材によ る保護具本体片11bを裏側皮膚面に貼着させた後に、上下の各止着片部13, 13と左の各止着片部14,14とを夫々に折り返すことにより、縁側皮膚面を 経て表側皮膚面側に貼着させるもので、このように構成するときは、前記第1実 施例による耳部保護具の場合と全く同様な作用及び効果が得られるほかに、該貼 着状態をより一層,良好且つ効果的に保持できるのである。なお、本網状基材に よる保護具本体片11bによる耳部保護具10においても、長さ方向を上下反転 させて用いることにより、左右の各耳部外被弁1に対応させることができる。
【0034】
【考案の効果】
以上、各実施例によって詳述したように、本考案に係る請求項1の頭髪染めに おける耳部保護具によれば、人体の耳部外被弁の少なくとも頭髪に対面する裏側 皮膚面に対して、網状基材による保護具本体片を粘着剤層で剥離可能に貼着させ るようにしたから、これが網状であるために、耳部外被弁の曲面からなる裏側皮 膚面への網状基材による保護具本体片の該曲面に馴染んだ貼着によって該裏側皮 膚面を十分に保護し得る利点があり、しかも、構成的にも極めて簡単で容易且つ 安価に実施できる等の実用上,優れた特長がある。
【0035】 本考案に係る請求項2の頭髪染めにおける耳部保護具によれば、人体の耳部外 被弁の少なくとも頭髪に対面する裏側皮膚面から頭髪に対面しない縁側皮膚面, 表側皮膚面の少なくとも所要部分にかけて、網状基材による保護具本体片を粘着 剤層で剥離可能に貼着させるようにしたから、耳部外被弁の曲面からなる裏側皮 膚面への網状基材による保護具本体片の主体部の該曲面に馴染んだ貼着によって 該裏側皮膚面を十分に保護できると共に、同様に曲面からなる縁側皮膚面,表側 皮膚面への該網状基材による保護具本体片の残余部の該曲面に馴染んだ貼着によ って保護状態を良好に保持し得るほか、同様な特長を有する。
【0036】 本考案に係る請求項3の頭髪染めにおける耳部保護具によれば、人体の耳部外 被弁の少なくとも頭髪に対面する裏側皮膚面に網状基材による保護具本体片を粘 着剤層で剥離可能に貼着させた上で、頭髪に対面しない縁側皮膚面,表側皮膚面 の少なくとも所要部分に該網状基材による保護具本体片から延長突出された止着 片部を同様に粘着剤層で剥離可能に貼着させるようにしたから、耳部外被弁の曲 面からなる裏側皮膚面への網状基材による保護具本体片の該曲面に馴染んだ貼着 によって該裏側皮膚面を十分に保護できると共に、同様に曲面からなる縁側皮膚 面,表側皮膚面への止着片部の該曲面に馴染んだ貼着によって保護状態を良好に 保持し得るほか、同様な特長を有する。
【0037】 本考案に係る請求項4の頭髪染めにおける耳部保護具よれば、網状基材による 保護具本体片,又は網状基材による止着片部を延長突出させた保護具本体片での 頭髪染め用染剤・薬品等に対する不浸透性,不浸漬性を良好に確保できるという 好ましい利点があるほか、これが網状であって所要程度までの十分な柔軟性及び 伸縮性を備えているために、曲面に富んだ裏側皮膚面への馴染みがよく、同時に 十分な通気性もあるので、貼着後の各皮膚面のむれ等に良好且つ効果的に対処で きて一層,効果が増す。
【0038】 本考案に係る請求項5の頭髪染めにおける耳部保護具によれば、網状基材によ る保護具本体片の粘着性を良好に確保できるという好ましい利点があるほか、必 要に応じて、通気性を与えるときは、網状基材による保護具本体片と共々に貼着 該当部でのむれ等を効果的に解消できる。
【0039】 本考案に係る請求項6の頭髪染めにおける耳部保護具によれば、外部に対して 粘着剤層を保護できると共に、被貼着該当部への貼着操作を行ない易くなるとい う好ましい利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を適用した頭髪染めにおけ
る耳部保護具の概要構成を示す斜視図である。
【図2】同上第1実施例におけるA−A線部の拡大断面
図である。
【図3】本考案の第2実施例を適用した頭髪染めにおけ
る耳部保護具の概要構成を示す斜視図である。
【図4】本考案の第3実施例を適用した頭髪染めにおけ
る耳部保護具の概要構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 耳部外被弁 10 耳部保護具 11,11a,11b 網状基材による保護具本体片 12 本体片網状接触該当面 13,14 止着片部 21 粘着剤層 31,31a,31b 剥離台紙 32 貼付基準線

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の耳部外被弁(耳介)の少なくとも
    頭髪に対面する裏側皮膚面に接触して被覆可能な形状,
    大きさに形成した網状基材による保護具本体片を設け、
    該網状基材による保護具本体片での前記耳部外被弁の裏
    側皮膚面への本体片網状接触面に対し、その網状部相当
    部分と網状部以外の空間部相当部分とを夫々に埋めて、
    前記耳部外被弁の全皮膚面を損なう惧れがなく、且つ少
    なくとも該耳部外被弁の皮膚面の全部,又は一部に剥離
    可能に貼着させ得る粘着剤層を塗着形成してなることを
    特徴とする頭髪染めにおける耳部保護具。
  2. 【請求項2】 人体の耳部外被弁(耳介)の少なくとも
    頭髪に対面する裏側皮膚面と、頭髪に対面しない表側皮
    膚面,縁側皮膚面の少なくとも所要部分とに夫々接触し
    て被覆可能な形状,大きさに形成した網状基材による保
    護具本体片を設け、該網状基材による保護具本体片での
    前記耳部外被弁の裏側皮膚面と、表側皮膚面,縁側皮膚
    面の少なくとも所要部分とへの本体片網状接触面に対
    し、該網状部相当部分と網状部以外の空間部相当部分と
    を夫々に埋めて、前記耳部外被弁の全皮膚面を損なう惧
    れがなく、且つ少なくとも該耳部外被弁の皮膚面の全
    部,又は一部に剥離可能に貼着させ得る粘着剤層を塗着
    形成してなることを特徴とする頭髪染めにおける耳部保
    護具。
  3. 【請求項3】 人体の耳部外被弁(耳介)の少なくとも
    頭髪に対面する裏側皮膚面に接触して被覆可能で、且つ
    頭髪に対面しない縁側皮膚面を経て表側皮膚面側へ折返
    し可能な止着片部を延長突出させてなる形状,大きさに
    形成した網状基材による保護具本体片を設け、該網状基
    材による保護具本体片での前記耳部外被弁の裏側皮膚面
    への本体片網状接触面,及び縁側皮膚面と表側皮膚面へ
    の止着片部網状接触面の夫々に対し、該網状部相当部分
    と網状部以外の空間部相当部分とを夫々に埋めて、前記
    耳部外被弁の全皮膚面を損なう惧れがなく、且つ少なく
    とも該耳部外被弁の皮膚面の全部,又は一部に剥離可能
    に貼着させ得る粘着剤層を塗着形成してなることを特徴
    とする頭髪染めにおける耳部保護具。
  4. 【請求項4】 前記網状基材による保護具本体片,又は
    網状基材による止着片部を延長突出させた保護具本体片
    が、頭髪染め用の染剤・薬品等に対して不浸透性,不浸
    漬性を有する網状薄片材料からなることを特徴とする請
    求項1ないし3の何れかに記載の頭髪染めにおける耳部
    保護具。
  5. 【請求項5】 前記粘着剤層を形成する粘着剤が、頭髪
    染め用の染剤・薬品等の薬効によって粘着作用を失わ
    ず、且つ前記網状基材による保護具本体片に十分に馴染
    み得る性状を有し、必要に応じて通気性を有することを
    特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の頭髪染め
    における耳部保護具。
  6. 【請求項6】 前記網状基材による保護具本体片,又は
    網状基材による止着片部を延長突出させた保護具本体片
    を、使用時にあって任意に剥離可能な剥離台紙上,又は
    貼付基準線に沿って少なくとも2分割可能な剥離台紙上
    に添着させたことを特徴とする請求項1ないし5の何れ
    かに記載の頭髪染めにおける耳部保護具。
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