JP3232733U - 体表面被覆シート - Google Patents

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Abstract

【課題】体表面に簡便に貼り付けることができる体表面被覆シートを提供する。【解決手段】体表面被覆シート1は、体表面対向面の中央領域には粘着性が無く、且つ、中央領域の周辺領域には粘着性が有る本体部2と、体表面対向面に積層された剥離可能シート3と、を備え、剥離可能シート3は、中央領域、及び、周辺領域のうち中央領域の周囲、を覆う第一の部分4と、周辺領域のうち、第一の部分4により覆われる領域の周囲を覆う第二の部分5と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、体表面被覆シートに関し、特には、体表面を被覆する本体部と当該本体部に積層された剥離可能シートとを含む体表面被覆シートに関する。
種々の体表面被覆シートが開発されている。体表面被覆シートは、例えば患部を周囲から見えなくなるようにするために又は患部を保護するために用いられている。
例えば、下記特許文献1には、入浴用患部カバーが開示されている。当該入浴用患部カバーは、少なくとも人工肛門のストーマ装具を覆うことが可能な大きさの被覆シートを含み、当該被覆シートの下面に皮膚への貼着が可能な粘着面が形成され、当該粘着面の中央部分には可撓性のある目隠しシートが一体に接合されている。当該目隠しシートによりストーマ装具を覆うことによって、当該ストーマ装具は外部から見えなくなる。
また、下記特許文献2には、創傷保護絆創膏が開示されている。当該創傷保護絆創膏は、柔らかい粘着フィルムの一方の面に設けられた粘着剤層と、この粘着剤層の所定範囲を囲むように設けられた環状のパッド部とから成る。当該環状のパッド部により、浸出液の漏れが防止される。
特開2007−319561号公報 特開2005−192806号公報
体表面被覆シートの多くは、体表面への粘着領域を有する。当該粘着領域によって、被覆された領域に対する体表面被覆シートの位置が固定される。
しかしながら、粘着領域を有するが故に、体表面に貼り付ける前に体表面被覆シートが折れ曲がることで、粘着領域同士が貼りつくことがある。また、意図されていない体表面に体表面被覆シートが貼りつくこともある。そのため、意図された体表面に、より簡便に貼り付けることができる体表面被覆シートが求められている。
また、例えばストーマ装具が体表面に取り付けられているヒト又は創傷部位を体表面に有するヒトは、当該ストーマ装具又は当該創傷部位を被覆する必要がしばしばある。例えば入浴する場合には、当該ストーマ装具又は当該創傷部位が水に接触しないように又は周囲から見られないようにするために、当該ストーマ装具又は当該創傷部位を体表面被覆シートによって被覆する場合がある。このような場合において、当該ストーマ装具又は当該創傷部位に対しては粘着領域が接触しないことが望ましい一方で、体表面被覆シートが体表面に確実に貼り付けられることが求められる。
本考案は、上記課題を解決するために、以下の体表面被覆シートを提供する。
すなわち、本考案は、
体表面対向面の中央領域には粘着性が無く、且つ、前記中央領域の周辺領域には粘着性が有る本体部と、
前記体表面対向面に積層された剥離可能シートと、を備え、
前記剥離可能シートは、
前記中央領域、及び、前記周辺領域のうち前記中央領域の周囲、を覆う第一の部分と、
前記周辺領域のうち、前記第一の部分により覆われる領域の周囲を覆う第二の部分と、
を備える体表面被覆シートを提供する。
本考案の体表面被覆シートは、意図された体表面に簡便に貼り付けることができる。また、本考案の体表面被覆シートによって、例えばストーマ装具又は創傷部位などの被覆されるべき器具又は部位の適切な被覆が可能となり、且つ、体表面への確実な貼り付けが可能となる。
本考案の体表面被覆シートを示す模式図である。 本考案の体表面被覆シートの構成要素を分離して示した模式図である。 剥離可能シートのうち第一の部分を本体部から剥離した状態を示す模式図である。 グラデーションが施された反対側の面の例を示す図である。 錯視を引き起こす模様が施された反対側の面の例を示す図である。
以下、本考案を実施するための好適な実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本考案の代表的な実施形態の一例を示したものであり、本考案の範囲は当該実施形態のみに限定されるものでない。
(1)体表面被覆シートの構成例
図1及び2を参照して、本考案の体表面被覆シートについて説明する。図1は、当該体表面被覆シートの本体部に、剥離可能シートが積層されている状態を示す模式図である。図2は、当該体表面被覆シートの構成要素を分離して示した模式図である。
図1及び2に示されるとおり、本考案の体表面被覆シート1は、本体部2と剥離可能シート3とを備えている。剥離可能シート3は、第一の部分4と第二の部分5とを備えている。以下に、これらの構成要素の夫々について説明する。
本体部2によって、体表面が被覆される。本体部2は、例えば1枚のシートであってよく、すなわち2つの面を有する。当該2つの面は、体表面対向面6及び当該体表面対向面と反対側の面7である。体表面対向面6は、体表面を被覆する際に、体表面に対向する面である。当該反対側の面7は、体表面対向面6と反対側を向く面であり、本体部2により体表面を被覆した場合に、他者から視認可能となる面である。
図2に示されるとおり、体表面対向面6の中央領域8には粘着性が無く、且つ、前記中央領域の周辺領域9には粘着性が有る。粘着性が無い中央領域8及び粘着性が有る周辺領域9を有することで、例えば被覆されるべき器具又は部位には体表面被覆シート1の本体部2は粘着せずに、当該被覆されるべき器具又は部位の周囲の体表面と本体部2とが粘着することができる。その結果、体表面被覆シート1の本体部2を体表面から剥がす際に、当該被覆されるべき器具が破損すること若しくは当該被覆されるべき部位が傷つくことを防ぐことができる。
本体部2は、図2においては、角が丸くされた長方形である。本体部2の形状及び大きさは、被覆されるべき体表面の形状及び大きさによって適宜設定されてよい。本体部2の形状は、例えば円形、楕円形、又は矩形であってよい。矩形には、例えば正方形、長方形、角が丸くされた正方形、及び角が丸くされた長方形が包含される。
本体部2は、少なくとも一つの辺が例えば5〜35cm、特には6〜30cm、より特には7〜25cmである矩形でありうる。例えば本体部2が長方形である場合、長辺が例えば5〜35cm、特には6〜30cm、より特には7〜25cmであり、且つ、短辺が例えば3〜30cm、特には4〜25cm、より特には5〜22cmでありうる。
また、本体部2は、直径が例えば5〜35cm、特には6〜30cm、より特には7〜25cmである円であってもよい。また、本体部2は、長径が例えば5〜35cm、特には6〜30cm、より特には7〜25cmである楕円であってもよい。
中央領域8は、図2においては、角が丸くされた長方形である。中央領域8の形状及び大きさは、被覆されるべき器具又は部位の形状及び大きさによって適宜設定されてよい。中央領域8の形状は、例えば円形、楕円形、又は矩形であってよい。矩形には、例えば正方形、長方形、角が丸くされた正方形、及び角が丸くされた長方形が包含される。
中央領域8は、少なくとも一つの辺が例えば3〜30cm、特には4〜25cm、より特には5〜20cmである矩形でありうる。例えば中央領域8が長方形である場合、長辺が例えば3〜30cm、特には4〜25cm、より特には5〜20cmあり、且つ、短辺が例えば2〜20cm、特には3〜16cm、より特には4〜12cmでありうる。
また、中央領域8は、直径が例えば3〜30cm、特には4〜25cm、より特には5〜20cmである円であってもよい。また、当該中央領域は、長径が例えば3〜30cm、特には4〜25cm、より特には5〜20cmである楕円であってもよい。
周辺領域9は、中央領域8を完全に囲むように設けられていることが好ましい。これにより、例えば本体部2を体表面に貼り付けたヒトが入浴した場合に、本体部2と体表面との間に水が侵入することを防ぐことができる。その結果、被覆されるべき器具又は部位が、水に接触することを防ぐことができる。
周辺領域9の幅は、例えば体表面被覆シート1の本体部2及び/又は中央領域8の大きさなどを考慮して、適宜設定されてよい。周辺領域9の幅は、例えば1〜10cm、特には2〜8cm、より特には3〜6cmでありうる。本考案において、周辺領域9の幅とは、周辺領域9の中央領域側の端と当該端と反対側の端との間の距離のうち最小の値をいう。
周辺領域9のうちの中央領域8の周囲(すなわち、剥離可能シート3のうち第一の部分4を剥離した際に露出する粘着領域)の幅は、例えば5mm〜30mm、好ましくは6〜25mm、より好ましくは7〜20mmでありうる。本考案において、周辺領域9のうちの中央領域8の周囲の幅とは、第一の部分4を剥離した際に露出する粘着領域のうちの、中央領域側の端と第二の部分5側の端との間の距離のうち最小の値をいう。
本体部2の材料は、好ましくは伸縮可能でありうる。これにより、例えば被覆されるべき器具又は部位をより適切に被覆することができる。また、貼り付け作業がより簡便に行われうる。
本体部2の基材の材料として、例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、及びポリウレタンを挙げることができる。本体部2の基材の材料は、素材のしなやかさの理由から好ましくはポリ塩化ビニルである。ポリ塩化ビニルの基材として、例えばCL34054(バンドー化学株式会社、厚み60μm)を挙げることができる。本体部2の基材の厚みは、例えば10〜100μm、特には30〜90μm、より特には40〜80μm、さらにより特には50〜70μmでありうる。当該基材上に、粘着性の有る周辺領域及び粘着性の無い中央領域を設けることで、本体部が形成されうる。
周辺領域9の粘着性は、例えば周辺領域9に粘着剤を積層することによりもたらされてよい。当該粘着剤として、例えばアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、及びシリコーン系粘着剤を挙げることができる。本考案において、皮膚への低刺激の理由からアクリル系粘着剤が好ましい。これら粘着剤は、例えばエマルジョンの粘着剤であってもよく、又は、有機溶剤系の粘着剤であってもよい。粘着剤の施与量は、例えば10〜50g/m、特には15〜45g/m、より特には20〜40g/m、さらにより特には25〜35g/m、さらにより特には約30g/mでありうる。
中央領域8は、粘着性を有さない領域である。粘着性を有さない領域は、例えばのり殺し加工により又は粘着剤を積層しないことにより形成される。のり殺し加工とは、粘着剤の粘着性が働かないようにする処理である。のり殺し加工は、例えば糊殺し剤の施与又は糊殺し層の積層により行われてよい。
糊殺し剤として、例えばUVインクを挙げることができる。UVインクとしては、例えばUV VNLシリーズのインク、UV161シリーズのインク、及びUV VP Sシリーズのインク(いずれも株式会社T&K TOKA製)などを用いることができる。UVインクにより形成される層の厚みは、例えば1〜20μm、特には3〜17μm、より特には5〜15μm、さらにより特には7〜13μm、さらにより特には約10μmであってよい。
糊殺し層として、例えばPETフィルムを挙げることができる。PETフィルムの厚みは、例えば5〜50μm、特には10〜40μm、より特には15〜35μm、さらにより特には20〜30μm、さらにより特には約25μmでありうる。
剥離可能シート3は、体表面対向面6に積層されている。剥離可能シート3は、体表面に本体部2を貼り付ける前に本体部2から剥離され、そして、本体部2によって体表面が被覆される。剥離可能シート3によって、体表面被覆シート1の本体部2の体表面対向面6が汚れることを防ぐことができ、及び、粘着性がある周辺領域9が意図しない部分に粘着することを防ぐことができる。剥離可能シート3は、体表面対向面6のうち周辺領域9の全体及び中央領域8の一部又は全体を覆うように設けられていてよい。中央領域8が汚れないようにするために、剥離可能シート3は、体表面対向面6の全体を覆うように設けられていることが好ましい。剥離可能シート3は、例えば図1及び2に示されるとおり、本体部2よりも大きくてよい。これにより、すなわち剥離可能シート3が、本体部2の端からはみ出していてよい。これにより、剥離可能シート3を本体部2から剥がすことが容易になる。
剥離可能シート3は、中央領域8、及び、周辺領域9のうち中央領域8の周囲、を覆う第一の部分4と、周辺領域9のうち、第一の部分4により覆われる領域の周囲を覆う第二の部分5とを備えている。剥離可能シート3が、第一の部分4及び第二の部分5に分かれていることの技術的意義を以下に説明する。
第一の部分4は、中央領域8、及び、周辺領域9のうち中央領域8の周囲、を覆うように構成されている。これにより、第一の部分4を、本体部2から剥離したときに、粘着性の無い中央領域8と、中央領域8の周囲(すなわち粘着性が有る周辺領域9の一部)と、が露出する。中央領域8及び粘着性がある周辺領域9の当該一部が露出した状態を図3に示す。当該露出した状態で本体部2を体表面に接触させることで、被覆されるべき器具又は部位には、粘着性の無い中央領域8が接触するので、本体部2と当該被覆されるべき器具又は部位との位置関係を容易に調整することができる。また、当該位置関係が調整された状態で、粘着性の有る周辺領域9の前記一部を体表面に粘着させることで、当該位置関係が固定される。これによって、本体部2の適切な位置への貼り付けを簡便に行うことができる。
本考案の好ましい実施態様において、中央領域8の色と、周辺領域9のうち中央領域8の周囲の色とが異なっていてよい。これらの色が異なることで、粘着性の有る部分と粘着性の無い部分とを容易に区別することができる。その結果、より簡便に本体部2を体表面に貼り付けることができる。
第二の部分5は、周辺領域9のうち、第一の部分4により覆われる領域の周囲を覆うように構成されている。粘着性が有る周辺領域9の前記一部によって本体部2を体表面へ固定した後に、第二の部分5を本体部2から剥離することで、粘着性の有る周辺領域9の残りの部分が露出する。露出した当該残りの部分を体表面に貼り付けることで、本体部2が体表面により確実に粘着する。
第二の部分5は、図1に示されるとおり、2つの部分にさらに分かれていてよい。これにより、本体部2からの剥離を容易に行うことができる。第二の部分5は、3つ又は4つの部分に分かれていてもよい。第二の部分5の分割の仕方は、当業者により適宜行われてよい。
剥離可能シート3の材料として、公知の剥離紙又は剥離シートが用いられてよい。
剥離紙としては、例えばシリコーン塗工剥離紙を挙げることができる。シリコーン塗工剥離紙は、紙の層とポリエチレン(PE)層とシリコーン層とがこの順に積層されたものでありうる。シリコーン塗工剥離紙は、例えば紙の表面にPE層を積層し、次に、当該当該PE層にシリコーン層を積層することで製造されうる。シリコーン塗工剥離紙の製造に用いられる紙の厚みは、例えば60〜100g/m、65〜95g/m、より特には70〜90g/m、さらにより特には約80g/mでありうる。
剥離シートとしては、例えば延伸ポリプロピレン(OPP)剥離シート及びポリエチレン(PE)剥離シートを挙げることができる。当該OPP剥離シートは、OPPフィルムの表面に剥離剤を塗工することにより製造される。当該PE剥離シートは、PEフィルムの表面に剥離剤を塗工することにより製造される。これら剥離シートの製造に用いられる剥離剤は、例えばシリコーン系の剥離剤でありうる。当該OPP剥離シートの厚みは、例えば30〜100μm、特には40〜80μm、より特には50〜70μm、さらにより特には約60μmでありうる。当該PE剥離シートの厚みは、例えば50〜150μm、特には70〜130μm、より特には90〜110μm、さらにより特には100μmでありうる。剥離可能シートが薄すぎる場合又は厚すぎる場合に、剥離可能シートを剥離しづらくなることがある。
本考案の体表面被覆シートは、好ましくは体表面と体表面に取り付けられている器具とを被覆するために用いられる。当該器具として、例えばストーマ装具、及び胃ろう用器具を挙げることができる。また、本考案の体表面被覆シートは、傷を隠すために用いられてもよい。
本考案の体表面被覆シートは、特にストーマ装具が取り付けられた体表面を被覆するために適している。ストーマ装具は、例えば面板及びストーマ袋から構成される。面板は、例えばストーマ周囲の皮膚に取り付けられる部材をいう。ストーマ袋は、ストーマからの排泄物を収容する袋である。本考案の体表面被覆シートは、例えば面板と丸められたストーマ袋とを覆うように、体表面に貼り付けられうる。
本考案の体表面被覆シートは、好ましくは入浴時又は体洗浄時に体表面を被覆するために用いられる。このような場面において本考案の体表面被覆シートを使用することで、被覆されるべき器具又は部位に水が接触することを防ぐことができる。
本考案の体表面被覆シートの本体部2において、反対側の面7の色は好ましくは肌色である。これにより、本体部2を体表面に貼り付けたときに、本体部2が目立たなくなる。
本体部2は体表面対向面6と反対側の面7の周縁に、前記シートと体表面との境界を目立たなくする模様が施されていてよい。当該模様は、例えばグラデーション模様である。これにより、本体部2を体表面に貼り付けたときに、本体部2がより目立たなくなる。グラデーション模様を施された反対側の面7の例を図4に示す。図4に示されるとおり、グラデーション模様は、本体部2の端から中央に向かって色(特には肌色)が濃くなるような模様である。このようなグラデーション模様によって、本体部2と体表面との境界がぼやかされ、本体部2が目立たなくなる。
本体部2は体表面対向面6と反対側の面7に、錯視を引き起こす模様が施されていてもよい。例えばストーマ装具を本体部2により被覆した場合、当該ストーマ装具を被覆している部分が膨らむことで、当該部分が目立つことがある。例えば当該膨らみを目立たないようにする錯視、例えばクレーター錯視など、を引き起こす模様を、当該反対側の面7に設けることで、当該部分を目立たなくすることができる。クレーター錯視を引き起こす模様が施された反対側の面7の例を図5に示す。このような模様によって、体表面の膨らみが目立たないようになる。
(2)体表面被覆シートの被覆手順の一例
次に、本考案の体表面被覆シートによる体表面の被覆手順の一例について、図1及び3を参照しながら説明する。
本考案の体表面被覆シート1は、体表面へ貼り付ける前は、図1に示されるように、本体部2に剥離可能シート3が積層されている。
まず、第一の部分4が、本体部2から剥離される。その結果、図3に示されるとおり、粘着性の無い中央領域8と、中央領域8の周囲(すなわち粘着性が有る周辺領域9の一部)と、が露出する。中央領域8とその周囲が露出した状態で、本考案の体表面被覆シート1は、被覆されるべき体表面に中央領域8が向かい合うように配置される。次に、粘着性の有る周辺領域9の前記一部が、体表面に貼り付けられて、体表面被覆シート1と体表面との位置関係が固定される。その後、第二の部分5が全て本体部2から剥離される。そして、周辺領域9が体表面に貼り付けられる。
以上のように、本考案の体表面被覆シート1を体表面へ貼り付けることで、体表面を簡便に被覆することができる。
1 体表面被覆シート
2 本体部
3 剥離可能シート
4 第一の部分
5 第二の部分

Claims (13)

  1. 体表面対向面の中央領域には粘着性が無く、且つ、前記中央領域の周辺領域には粘着性が有る本体部と、
    前記体表面対向面に積層された剥離可能シートと、を備え、
    前記剥離可能シートは、
    前記中央領域、及び、前記周辺領域のうち前記中央領域の周囲、を覆う第一の部分と、
    前記周辺領域のうち、前記第一の部分により覆われる領域の周囲を覆う第二の部分と、
    を備える体表面被覆シート。
  2. 体表面対向面の中央領域と、前記中央領域の周囲に配され粘着性を有する周辺領域と、を備える本体部と、
    前記体表面対向面に積層された剥離可能シートと、を備え、
    前記剥離可能シートは、
    前記中央領域、及び、前記周辺領域のうち前記中央領域の周囲、を覆う第一の部分と、
    前記周辺領域のうち、前記第一の部分により覆われる領域の周囲を覆う第二の部分と、
    を備える体表面被覆シート。
  3. 前記中央領域の色と前記周辺領域のうち前記中央領域の周囲の色とが異なる、請求項1又は2に記載の体表面被覆シート。
  4. 前記周辺領域のうち前記中央領域の周囲の幅が5mm〜30mmである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の体表面被覆シート。
  5. 前記シートが、体表面と体表面に取り付けられている器具とを被覆するために用いられる、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の体表面被覆シート。
  6. 前記器具がストーマ装具である、請求項5に記載の体表面被覆シート。
  7. 前記本体部は入浴時に体表面を被覆するために用いられる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の体表面被覆シート。
  8. 前記本体部は前記体表面対向面と反対側の面の色が肌色である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の体表面被覆シート。
  9. 前記本体部は前記体表面対向面と反対側の面の周縁に、前記シートと体表面との境界を目立たなくする模様が施されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の体表面被覆シート。
  10. 前記模様がグラデーションである、請求項9に記載の体表面被覆シート。
  11. 前記本体部は前記体表面対向面と反対側の面に、錯視を引き起こす模様が施されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の体表面被覆シート。
  12. 前記本体部が、伸縮可能な材料を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の体表面被覆シート。
  13. 前記シートの面積が、前記本体部の面積より大きい、請求項1〜12のいずれか一項に記載の体表面被覆シート。
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