JP2690800B2 - テープ剤包装体 - Google Patents
テープ剤包装体Info
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- JP2690800B2 JP2690800B2 JP5869690A JP5869690A JP2690800B2 JP 2690800 B2 JP2690800 B2 JP 2690800B2 JP 5869690 A JP5869690 A JP 5869690A JP 5869690 A JP5869690 A JP 5869690A JP 2690800 B2 JP2690800 B2 JP 2690800B2
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- Japan
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- packaging material
- support
- tape
- tape agent
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はテープ剤包装体に関し、詳しくはテープ剤を
貼付する際の操作性を向上した包装体に関する。
貼付する際の操作性を向上した包装体に関する。
<従来の技術> 支持体の片面に粘着剤層を設けたシート状テープ剤は
各種用途に用いられている。このようなテープ剤を被着
体に貼付するには、通常、粘着面保護用に設けられてい
るセパレータをテープ剤から剥離してから、または剥離
しながら貼着操作を行なう。
各種用途に用いられている。このようなテープ剤を被着
体に貼付するには、通常、粘着面保護用に設けられてい
るセパレータをテープ剤から剥離してから、または剥離
しながら貼着操作を行なう。
しかしながら、テープ剤の大きさが小さい場合や支持
体が薄くて腰がないような場合は貼付操作が難しく、皺
が入ってきれいに貼付できないことがある。
体が薄くて腰がないような場合は貼付操作が難しく、皺
が入ってきれいに貼付できないことがある。
一方、近年開発が盛んに行なわれている薬物を経皮投
与するためのテープ剤においても、長時間にわたる皮膚
貼付や薬物を定量的に経皮投与する必要から、支持体を
できるだけ薄くして貼付中に違和感が生じないものを用
い、また皺が入らないように貼付することが要望されて
いる。
与するためのテープ剤においても、長時間にわたる皮膚
貼付や薬物を定量的に経皮投与する必要から、支持体を
できるだけ薄くして貼付中に違和感が生じないものを用
い、また皺が入らないように貼付することが要望されて
いる。
<発明が解決しようとする課題> そこで本発明者らは、支持体の厚みが薄くて腰がない
ようなテープ剤や、テープ剤の面積が小さくて貼付しに
くいテープ剤、支持体に伸張性があり貼付しにくいテー
プ剤、テープ剤に積層されている粘着剤層に凝集力がな
く通常の貼付操作では手が汚染されるようなテープ剤で
あっても、問題なく比較的簡単に貼付できるテープ剤を
得る目的で検討を行なった。
ようなテープ剤や、テープ剤の面積が小さくて貼付しに
くいテープ剤、支持体に伸張性があり貼付しにくいテー
プ剤、テープ剤に積層されている粘着剤層に凝集力がな
く通常の貼付操作では手が汚染されるようなテープ剤で
あっても、問題なく比較的簡単に貼付できるテープ剤を
得る目的で検討を行なった。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために検討を重ねた結果、従来、
テープ剤を包装するために用いられテープ剤を取り出し
たのち廃棄されている包材を有効に利用すること、つま
り包材を支持体に仮着した状態で貼付作業を行ない、貼
付作業終了後に支持体から剥離除去することによって本
発明の目的を解決できることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
テープ剤を包装するために用いられテープ剤を取り出し
たのち廃棄されている包材を有効に利用すること、つま
り包材を支持体に仮着した状態で貼付作業を行ない、貼
付作業終了後に支持体から剥離除去することによって本
発明の目的を解決できることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
即ち、本発明は支持体に粘着剤層を積層したシート状
テープ剤を包装した包装体であって、支持体が包材内面
に易剥離状態で仮着されていることを特徴とするテープ
剤包装体を提供するものである。
テープ剤を包装した包装体であって、支持体が包材内面
に易剥離状態で仮着されていることを特徴とするテープ
剤包装体を提供するものである。
以下、本発明を図面を用いて説明する。
第1図は本発明のテープ剤包装体を示す一実施例を示
す断面図であり、粘着剤層4を積層した支持体5は包材
2の内面に易剥離状態にて仮着されている。包材2は包
材1と周縁部(端部)にて熱融着や接着剤、チェックな
どの手段にてシールされており、包装されるテープ剤の
粘着剤層4には表面保護の目的でセパレータ3が積層さ
れている。
す断面図であり、粘着剤層4を積層した支持体5は包材
2の内面に易剥離状態にて仮着されている。包材2は包
材1と周縁部(端部)にて熱融着や接着剤、チェックな
どの手段にてシールされており、包装されるテープ剤の
粘着剤層4には表面保護の目的でセパレータ3が積層さ
れている。
第2図は第1図に示すテープ剤包装体からテープ剤を
取り出すために包材を開封している状態を示す斜視図で
ある。
取り出すために包材を開封している状態を示す斜視図で
ある。
本発明に用いるテープ剤としては粘着剤層4を支持体
5に積層したものであれば特に制限はなく、従来から公
知のものが適用できるが、本発明の目的をより明確に実
現するためには、支持体の厚みが薄いものが効果的であ
り、またテープ剤の大きさも小さいものが効果が顕著に
現れる。
5に積層したものであれば特に制限はなく、従来から公
知のものが適用できるが、本発明の目的をより明確に実
現するためには、支持体の厚みが薄いものが効果的であ
り、またテープ剤の大きさも小さいものが効果が顕著に
現れる。
また、テープ剤を構成する粘着剤層4には経皮吸収性
の薬物を含有させることによって、皮膚面追従性の柔軟
な支持体が必要となる薬物含有のテープ製剤として皺が
入らずに皮膚面に貼付できるようになり好ましいものと
なる。
の薬物を含有させることによって、皮膚面追従性の柔軟
な支持体が必要となる薬物含有のテープ製剤として皺が
入らずに皮膚面に貼付できるようになり好ましいものと
なる。
テープ剤を構成する支持体5を易剥離状態に仮着する
包材2は、その材質には特に制限はなく、ポリオレフィ
ン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリイミド、ポリア
ミド、ポリスルホン、ポリハロオレフィンなどのフィル
ムを用いることができ、またガスバリヤー性などを付与
するために金属箔の積層や金属蒸着、塗料コーティング
などを施してもよい。
包材2は、その材質には特に制限はなく、ポリオレフィ
ン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリイミド、ポリア
ミド、ポリスルホン、ポリハロオレフィンなどのフィル
ムを用いることができ、またガスバリヤー性などを付与
するために金属箔の積層や金属蒸着、塗料コーティング
などを施してもよい。
本発明においてテープ剤の支持体5は上記包材2の内
面に易剥離状態にて仮着されるが、仮着方法としては粘
着剤による仮着、熱圧着(軽度の熱融着)による仮着な
どが挙げられる。さらに、上記支持体5の包材2への仮
着状態は支持体5全面が包材2に仮着されている状態以
外に、支持体5の一部分が包材2に仮着されている状
態、例えば包材2の内面または支持体5の背面に格子
状、筋状、点状のごときパターン状に粘着剤を塗布して
おく状態も含むものである。粘着剤による仮着の場合は
支持体5と包材2とを剥離した際に包材2側に粘着剤が
残留するように設計しなければならない。
面に易剥離状態にて仮着されるが、仮着方法としては粘
着剤による仮着、熱圧着(軽度の熱融着)による仮着な
どが挙げられる。さらに、上記支持体5の包材2への仮
着状態は支持体5全面が包材2に仮着されている状態以
外に、支持体5の一部分が包材2に仮着されている状
態、例えば包材2の内面または支持体5の背面に格子
状、筋状、点状のごときパターン状に粘着剤を塗布して
おく状態も含むものである。粘着剤による仮着の場合は
支持体5と包材2とを剥離した際に包材2側に粘着剤が
残留するように設計しなければならない。
なお、仮着状態において支持体5と包材2との接着力
は粘着剤層4と被着面(例えば皮膚面)との接着力より
も小さく設計する必要がある。
は粘着剤層4と被着面(例えば皮膚面)との接着力より
も小さく設計する必要がある。
また、包材2は本発明のテープ剤包装体を開封してテ
ープ剤を取り出して貼付作業する際には支持体に仮着し
た状態であるので、貼付部位を視認しながら貼付作業す
るためには透明もしくは半透明の材質からなるものを採
用することが好ましく、またテープ剤を貼付する際に剛
性を付与して裏打部材として作用させるためには、でき
るだけ厚みを大きくし、少なくとも20μmの厚みの包材
を用いることが好ましい。
ープ剤を取り出して貼付作業する際には支持体に仮着し
た状態であるので、貼付部位を視認しながら貼付作業す
るためには透明もしくは半透明の材質からなるものを採
用することが好ましく、またテープ剤を貼付する際に剛
性を付与して裏打部材として作用させるためには、でき
るだけ厚みを大きくし、少なくとも20μmの厚みの包材
を用いることが好ましい。
包材1は包材1と同様の材質からなるものでも異質の
材質からなるものでもよく、上記包材2と該包材1によ
って、少なくともテープ剤を包装できるものであればよ
い。また、第1図において包材1の内面はセパレータ3
に接しているので特に処理する必要はないが、セパレー
タ3を有さないテープ剤を包装する場合は、包材1の内
面にはシリコーン処理やフッ素処理などの剥離処理を施
こし、粘着剤層3が包材1の内面に接着しないようにす
る必要がある。
材質からなるものでもよく、上記包材2と該包材1によ
って、少なくともテープ剤を包装できるものであればよ
い。また、第1図において包材1の内面はセパレータ3
に接しているので特に処理する必要はないが、セパレー
タ3を有さないテープ剤を包装する場合は、包材1の内
面にはシリコーン処理やフッ素処理などの剥離処理を施
こし、粘着剤層3が包材1の内面に接着しないようにす
る必要がある。
<発明の効果> 以上のように本発明のテープ剤の包装体は、支持体に
粘着剤層を積層したシート状テープ剤を包装した包装体
であり、支持体が包材内面に易剥離状態で仮着されてい
るので、包装されているテープ剤を使用する場合、まず
包装体を開封して支持体が仮着されている側の包材を持
って、そのままテープ剤の粘着剤層を被着体に貼付す
る。貼付後、仮着されている包材を支持体から剥離除去
することによって皺が入らずにテープ剤を貼付すること
ができるのである。
粘着剤層を積層したシート状テープ剤を包装した包装体
であり、支持体が包材内面に易剥離状態で仮着されてい
るので、包装されているテープ剤を使用する場合、まず
包装体を開封して支持体が仮着されている側の包材を持
って、そのままテープ剤の粘着剤層を被着体に貼付す
る。貼付後、仮着されている包材を支持体から剥離除去
することによって皺が入らずにテープ剤を貼付すること
ができるのである。
このように本発明では、包材は単にテープ剤を包装す
るためだけに用いるのではなく、支持体の裏打部材とし
て利用することによって貼付操作を簡単にできるという
効果を発揮するものである。
るためだけに用いるのではなく、支持体の裏打部材とし
て利用することによって貼付操作を簡単にできるという
効果を発揮するものである。
第1図は本発明のテープ剤包装体の一実施例を示す断面
図、第2図は第1図に示す包装体からテープ剤を取り出
すために包材を開封している状態を示す斜視図を示す。 1,2……包材、4……粘着剤層、5……支持体、
図、第2図は第1図に示す包装体からテープ剤を取り出
すために包材を開封している状態を示す斜視図を示す。 1,2……包材、4……粘着剤層、5……支持体、
Claims (3)
- 【請求項1】支持体に粘着剤層を積層したシート状テー
プ剤を包装した包装体であって、支持体が包材内面に易
剥離状態で仮着されていることを特徴とするテープ剤包
装体。 - 【請求項2】粘着剤層に薬物が含有されている請求項
(1)記載のテープ剤包装体。 - 【請求項3】支持体が仮着されている面の包材が透明も
しくは半透明である請求項(1)記載のテープ剤包装
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5869690A JP2690800B2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | テープ剤包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5869690A JP2690800B2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | テープ剤包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03259976A JPH03259976A (ja) | 1991-11-20 |
JP2690800B2 true JP2690800B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=13091701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5869690A Expired - Fee Related JP2690800B2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | テープ剤包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2690800B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4549732B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2010-09-22 | 藤森工業株式会社 | 貼付剤収納用包装袋及び貼付剤包装体 |
WO2013015345A1 (ja) * | 2011-07-27 | 2013-01-31 | 株式会社フジシールインターナショナル | 包装体 |
CN103462805A (zh) * | 2013-09-26 | 2013-12-25 | 黄流艳 | 能有效控制膏药厚薄及宽窄的膏药成型调节装置 |
-
1990
- 1990-03-08 JP JP5869690A patent/JP2690800B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03259976A (ja) | 1991-11-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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