JP3020057B2 - ジョイント用スリーブ - Google Patents

ジョイント用スリーブ

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JP3020057B2
JP3020057B2 JP23493898A JP23493898A JP3020057B2 JP 3020057 B2 JP3020057 B2 JP 3020057B2 JP 23493898 A JP23493898 A JP 23493898A JP 23493898 A JP23493898 A JP 23493898A JP 3020057 B2 JP3020057 B2 JP 3020057B2
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東亜高級継手バルブ製造株式会社
有限会社イーエフテクノ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエチレン等の熱
可塑性高分子材料からなる管類を接続するためのジョイ
ント用スリーブ、その製造方法及び使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平7−51997号公報に、
線状発熱体を内蔵した熱可塑性高分子材料被覆線からな
る螺旋の隣接する被覆線同志を、螺旋外周の1箇所以上
で部分的に、融着し離れないように固定されたジョイン
ト用スリーブが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大気中における被覆線
同志の融着は、その融着部分に酸化を伴うことから、従
来のジョイント用スリーブは、外面に酸化膜ができる。
しかし乍ら、ジョイント用スリーブは、小口径管と大口
径管との嵌合部に介在させ、線状発熱体に通電して小口
径管外面と大口径管内面を加熱溶融させて、小口径管と
大口径管を融着させるものであり、該ジョイント用スリ
ーブの外面は、小口径管外面との融着面である大口径管
内面に対応し、従来のジョイント用スリーブは、融着面
に酸化膜を介在させることになり、その酸化膜によっ
て、小口径管と大口径管の適正な融着が阻害される問題
があった。
【0004】然るに、小口径管と大口径管をジョイント
用スリーブを用いて融着させるときの、融着面である小
口径管外面と大口径管内面に対応するジョイント用スリ
ーブの内面と外面に、酸化膜がない、新規なジョイント
用スリーブを提供することを本発明の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のジョイント用スリーブは、線状発熱体を内
蔵した熱可塑性高分子材料被覆線からなる螺旋の隣接す
る被覆線同志を、螺旋の外面及び内面以外で、融着し離
れないように固定する。又は線状発熱体を内蔵した熱可
塑性高分子材料被覆線からなる螺旋の隣接する被覆線同
志を、その接触部分で、融着し離れないように固定す
る。又は線状発熱体を内蔵した熱可塑性高分子材料被覆
線からなる螺旋の隣接する被覆線同志を、その接触部分
で360度当たり一箇所以上で部分的に、融着し離れな
いように固定する。又は線状発熱体を内蔵した熱可塑性
高分子材料被覆線からなる螺旋の隣接する被覆線同志
を、その接触部分で途切れることなく連続的に、融着し
離れないように固定する。従って本発明のジョイント用
スリーブは、小口径管と大口径管を融着させるときの、
融着面である小口径管外面と大口径管内面に対応するジ
ョイント用スリーブの内面と外面の何れにも、酸化膜が
できず、融着面に酸化膜を介在させることなく、小口径
管と大口径管を適正に融着させることができる。
【0006】本発明のジョイント用スリーブは、線状発
熱体を内蔵した熱可塑性高分子材料被覆線をローラの表
面に螺旋状に巻き付ける工程と、得られた螺旋の外面及
び内面以外で被覆材を外部熱器具によって加熱溶融さ
せ、螺旋の隣接する被覆線同志を離れないように固定す
る工程から成る製造方法。又は線状発熱体を内蔵した熱
可塑性高分子材料被覆線をローラの表面に螺旋状に巻き
付ける工程と、得られた螺旋の隣接する被覆線の被覆材
接触部分を外部熱器具によって加熱溶融させ、螺旋の隣
接する被覆線同志を離れないように固定する工程とから
成る製造方法。によって得ることができる。
【0007】本発明のジョイント用スリーブは、小口径
管と大口径管との嵌合部に介在させ、通電によって発熱
する材料から成る線状発熱体に通電して、小口径管外面
と大口径管内面を加熱溶融させて、小口径管と大口径管
を融着させる管類の接続方法に使用する。またジョイン
ト用スリーブを、管の外面に設け、管類として使用す
る。またジョイント用スリーブを管の内面に設け、継手
類として使用する。
【0008】本発明の管類には管の他、長い配管、各種
継手類、弁栓類を含み、これらの接続(ジョイント)と
は、管同志は無論、管と継手類、管と弁栓類、継手類と
弁栓類の接続を含む。また管類は全体が熱可塑性高分子
材料からなるものの他、接続部分だけを部分的に熱可塑
性高分子材料からなる筒部材によって形成した金属製の
ものでも良い。
【0009】本発明において、線状発熱体としては、ニ
ッケル線、ニクロム線等、通電によって発熱する材料か
らなる線状のもの、即ち電熱線を用いる。また螺旋状に
巻かれた被覆線の被覆材が加熱されて溶融したとき、隣
接する線状発熱体同志が相互接触して短絡するのを防止
するため、線状発熱体には絶縁被膜を施すことが好まし
い。その絶縁材料としては、ガラス繊維編組、セラミッ
ク等の非金属絶縁材料、接続しようとする管類の成型材
料より溶融温度が高い(耐熱性が大きい)高分子絶縁材
料を用いる。また被覆線の被覆材としては、接続しよう
とする管の成型材料と同じ又は略同じ溶融温度を有し、
且つ親和性の大きい、接続しようとする管の成型材料と
同じ又は略同じ材質の熱可塑性高分子材料を用いる。例
えば接続しようとする管がポリエチレン製の場合、被覆
線の被覆材もポリエチレンを用いることが最も好まし
い。
【0010】本発明において、1本の線状発熱体を内蔵
した熱可塑性高分子材料被覆線を単独で螺旋状に巻く
と、線状発熱体の両端が螺旋の両端に位置し、接続しよ
うとする管類の外部に一端は簡単に取り出せても、他端
は同様に外部に簡単に取り出せないので、1本の線状発
熱体を内蔵した熱可塑性高分子材料被覆線を2本平行に
且つ密着させて螺旋状に巻き、螺旋の一端側で2本の線
状発熱体を結線して1本化する。又は1本の線状発熱体
を内蔵した熱可塑性高分子材料被覆線を二つ折りにして
螺旋状に巻く。又は2本の線状発熱体を平行に内蔵した
熱可塑性高分子材料被覆線を単独で螺旋状に巻き、螺旋
の一端側で2本の線状発熱体を結線して1本化する。こ
れら3種類の方式によって線状発熱体の両端を螺旋の一
端側に位置させることができ、接続しようとする管類の
外部への線状発熱体の両端の取り出しが簡単に行える。
従って本発明においては、上記の3種類の方式の何れか
1つを適宜選択し、線状発熱体を内蔵した熱可塑性高分
子材料被覆線からなる螺旋を形成することが好ましい。
【0011】本発明において、熱可塑性高分子材料被覆
線を巻き付けるローラは、縦型とすることによって、隣
接する被覆線同志を離れないように固定した後、螺旋の
ローラからの取り外しが簡単に行えるので好ましい。ま
た熱可塑性高分子材料被覆線端部をローラの巻き取り開
始位置に止着するための被覆線止め具を、被覆線端部を
下方に引き抜き自在に挟持する構成にすることで、螺旋
をローラからの取り外す際、ローラの巻き取り開始位置
での被覆線端部の止着を人為操作で解く必要がなく、螺
旋のローラからの取り外しがより一層簡単に行えるので
好ましい。
【0012】外部熱器具としては、ローラに螺旋状に巻
き付けた熱可塑性高分子材料被覆線の間に差し込む複数
の櫛歯を有する櫛形の熱板を用いる。その理由は、1回
の操作で螺旋の端から端まで隣接する被覆線の接触部分
(即ち螺旋の外面及び内面以外)を確実に失敗すること
なく融着でき、また被覆線の接触部分の部分融着と全面
融着のどちらにも対応でき、また構造が簡単で廉価に得
られる等、螺旋の隣接する被覆線の接触部分を融着する
上で最も好適である。
【0013】熱可塑性高分子材料被覆線の断面形状は特
に限定されるものではないが、櫛形の熱板の各櫛歯を螺
旋の隣接する被覆線の間に差し込むことによって、螺旋
の隣接する被覆線同志を、螺旋の外面及び内面以外、即
ち螺旋の隣接する被覆線の接触部分を加熱溶融させて、
融着し離れないように固定する場合、螺旋の隣接する被
覆線の間への各櫛歯の差し込みが四角形断面より簡単
に、且つ確実に失敗することなく行える円形断面の方が
好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1及び図2において、符号(1)は
ガラス繊維編組からなる絶縁被膜(1c)を施した線状
発熱体であるニッケル線(1a)を1本内蔵した熱可塑
性高分子材料であるポリエチレン製の被覆線、(1b)
は被覆線(1)の被覆、(2)は鉛直方向に軸芯を有す
る縦型の金属ローラであって、巻き付ける被覆線(1)
端部をローラの巻き取り開始位置となる上部表面との間
で下方に引き抜き自在に挟持する板バネ製の被覆線止め
具(3)を有する巻き取りローラ、(4)は水平方向に
軸芯を有する上下一対の金属ローラであって、巻き取り
ローラ(2)の外側近傍に配置され、上下のローラの間
から2本の被覆線(1)を上下に平行に且つ密着させ
て、巻き取りローラ(2)の表面に対し接線方向で繰り
出す上下一対の送りローラ、(5)は送りローラ(4)
と反対側の巻き取りローラ(2)の外側近傍で、巻き取
りローラ(2)の軸芯と平行に配置する外部熱器具であ
る櫛形の熱板であって、巻き取りローラ(2)の外側か
らこの中心に向けて水平に突出させる片(薄肉板)状の
櫛歯(5a)を、被覆線(1)の外径と同じ又は略同じ
間隔で巻き取りローラ(2)の軸芯方向に複数枚並列に
設けている。
【0015】そして、止め具(3)が送りローラ(4)
と略同じ高さになる巻き取り開始位置まで巻き取りロー
ラ(2)を下降させ、即ち巻き取りローラ(2)の巻き
取り開始位置と送りローラ(4)による被覆線繰り出し
位置とを略同じ高さにセットし、2本の被覆線(1)の
各端部を上下の送りローラ(4)の間を通して巻き取り
ローラ(2)の表面上部の巻き取り開始位置に止め具
(3)を介して挟持止着し、巻き取りローラ(2)を一
方向に所定速度で回転させ乍ら、この回転と同期させて
巻き取りローラ(2)の1回転当たり1本の被覆線
(1)の外径の2倍の寸法該巻き取りローラ(2)を上
昇移動させ、巻き取りローラ(2)の表面に、2本の被
覆線(1)を、隙間が生じないように密着させた状態
で、所定長さ螺旋状に巻き取る(巻き付ける)。
【0016】次に、被覆線(1)の被覆材の溶融温度
(ポリエチレンの場合、120度〜130度)以上の所
定温度に電気加熱してある熱板(5)を、図1、図2の
実線及び図3の仮想線に示すように、各櫛歯(5a)の
先端が巻き取りローラ(2)表面の被覆線(1)からな
る螺旋(6)の外面よりさらに外側に位置する待機位置
から、図3の仮想線に示すように、各櫛歯(5a)の先
端が巻き取りローラ(2)の表面の被覆線(1)からな
る螺旋(6)の内面となる巻き取りローラ(2)の表面
に接触する又は接触する寸前の融着位置に、巻き取りロ
ーラ(2)の半径方向に進行移動させ、さらに融着位置
から待機位置に巻き取りローラ(2)の半径方向に後退
移動させ、この熱板(5)の1往復動作によって、各櫛
歯(5a)を巻き取りローラ(2)の表面の被覆線
(1)からなる螺旋(6)の隣接する被覆線(1)の間
に、被覆線(1)の被覆材が溶融するのに必要な時間
(約1秒程度)だけ差し込み、巻き取りローラ(2)の
表面の被覆線(1)からなる螺旋(6)の外面及び内面
以外、即ち螺旋の隣接する被覆線(1)の接触部分を、
部分的に加熱溶融させて融着させる。またこの融着を巻
き付けローラ(2)を90度ずつ間欠的に回転させて4
回行い、螺旋(6)の隣接する被覆線(1)の接触部分
を360度(1巻き)当たり等間隔に4箇所融着し、螺
旋(6)の隣接する被覆線(1)同志を離れないように
固定する。ここで、隣接する被覆線(1)の間に櫛歯
(5a)を差し込むと、櫛歯(5a)の上下面に接触す
る部分の樹脂(被覆材)が溶融し、その溶融樹脂は櫛歯
(5a)を被覆線(1)の間から引き抜くことによって
直ちに接触して一体化、即ち融着される。そのため溶融
樹脂が大気(酸素)と接触するのを、即ち融着部分が酸
化するのを最小限に押さえることができるのである。
【0017】次に、巻き取りローラ(2)と送りローラ
(4)との間で2本の被覆線(1)を図示しない切断機
構によって切断し、図示しない螺旋押し出し機構によっ
て、螺旋(6)の上端を下方に押し、螺旋(6)を巻き
取りローラ(2)から下方に取り外し、次の螺旋(6)
の製造を行い、螺旋(6)を連続的に製造するものであ
る。そして巻き取りローラ(2)から取り外された螺旋
(6)の一端側にある2本の被覆線(1)の一端からニ
ッケル線(1a)を露出させ、これら2本のニッケル線
(1a)の露出端部を結線して1本化すると共に、螺旋
(6)の他端側にある2本の被覆線(1)の他端から1
本化されたニッケル線(1a)の両端を露出させ、1本
化されたニッケル線(1a)の露出両端部に給電用端子
(7)を半田付け固定する。
【0018】上記の製造方法によって、図4及び図5に
示すように、ニッケル線(1a)を内蔵したポリエチレ
ン製の被覆線(1)からなる螺旋(6)の隣接する被覆
線(1)同志を、螺旋(6)の外面及び内面以外、即ち
螺旋(6)の隣接する被覆線(1)の接触部分で、36
0度(1巻き)当たり等間隔に4箇所を、融着し離れな
いように固定し、且つ2個1組の給電用端子(7)が一
端側に位置するジョイント用スリーブ(6A)の製品が
得られる。図4及び図5において、符号(8)は被覆線
融着部を示す。
【0019】また、上記の製造方法と同様に、巻き取り
ローラ(2)の表面に、2本の被覆線(1)を隙間が生
じないように密着させた状態で所定長さ螺旋状に巻き取
った後、被覆線(1)の被覆材の溶融温度以上の所定温
度に加熱してある熱板(5)を、待機位置から融着位置
に進行移動させ、最上段の被覆線(1)端部近傍とその
真下の被覆線(1)端部近傍との間に最上段の櫛歯(5
a)が差し込まれるように、各櫛歯(5a)を巻き取り
ローラ(2)の表面の被覆線(1)からなる螺旋(6)
の隣接する被覆線(1)の間に差し込んだ状態で、巻き
取りローラ(2)を被覆線(1)の巻き取り方向に所定
速度で1回転(360度)させ、且つこの回転と同期さ
せて巻き取りローラ(2)の1回転で1本の被覆線
(1)の外径と同じ寸法該巻き取りローラ(2)を上昇
移動させ、1回転後、直ちに櫛歯(5a)を融着位置か
ら待機位置に後退移動させ、巻き取りローラ(2)の表
面の被覆線(1)からなる螺旋(6)の隣接する被覆線
(1)の接触部分を、全長に亘って(巻き始めと巻き終
わりを省く)途切れることなく連続的に、加熱溶融させ
て融着させ、螺旋(6)の隣接する被覆線(1)同志を
離れないように固定する。ここで、櫛歯(5a)は隣接
する被覆線(1)の間に差し込まれた状態で螺旋状の被
覆線接触部分に沿って移動することになり、その櫛歯
(5a)の上下面に接触した部分の樹脂(被覆材)から
順次溶融し、その溶融樹脂は櫛歯(5a)の通過によっ
て直ちに接触して一体化、即ち融着される。そのため溶
融樹脂が大気(酸素)と接触するのを、即ち融着部分が
酸化するのを最小限に押さえることができるのである。
この後、上記の製造方法と同様に、巻き取りローラ
(2)から螺旋(6)を取り外し、取り外された螺旋
(6)の2本の被覆線(1)のニッケル線(1a)の1
本化及び1本化されたニッケル線(1a)両端への給電
用端子(7)の取り付けを行うことによって、図6及び
図7に示すように、ニッケル線(1a)を内蔵したポリ
エチレン製の被覆線(1)からなる螺旋(6)の隣接す
る被覆線(1)同志を、螺旋(6)の外面及び内面以
外、即ち螺旋(6)の隣接する被覆線(1)の接触部分
で、全長に亘って(巻き始めと巻き終わりを省く)途切
れることなく連続的に、融着し離れないように固定し、
且つ2個1組の給電用端子(7)が一端側に位置する他
のジョイント用スリーブ(6B)の製品が得られる。図
6及び図7において、符号(9)は被覆線融着部を示
す。
【0020】上記のジョイント用スリーブ(6A)又は
(6B)の製造方法は、螺旋(6)を1個ずつ製造する
方法を記載したが、例えば10個分の長さを有する長尺
螺旋を形成し、その長尺螺旋の被覆線同志を融着し、離
れないように固定し、巻き取りローラ(2)から取り外
した後、長尺螺旋を10等分に切断するようにしても良
い。
【0021】図8及び図9において、符号(10)はガ
スや水道の配管として用いられている熱可塑性高分子材
料であるポリエチレン製の管、(11)はエレクトロフ
ュージョン継手であり、この継手(11)は継手本体の
成型金型の中に、上記ジョイント用スリーブ(6A)又
は(6B)をインサートし、その金型の中に流動状態の
ポリエチレン樹脂を圧入して継手本体を射出成形するこ
とによって製造され、各管差し込み口の内面にそれぞれ
別個にジョイント用スリーブ(6A)又は(6B)が一
体に埋め込まれた熱可塑性高分子材料であるポリエチレ
ン製の継手となり、継手(11)の管差し込み口に接続
する管(10)の端部を差し込むことによって、管(1
0)と継手(11)の嵌合部にジョイント用スリーブ
(6A)又は(6B)が介在される。
【0022】ジョイント用スリーブ(6A)又は(6
B)を内面に一体に設けたエレクトロフュージョン継手
(11)は主に小及び中口径の管(10)の接続に用い
られ、大口径の管を接続する場合のエレクトロフュージ
ョン継手は、ジョイント用スリーブ(6A)又は(6
B)を嵌め込む溝を継手本体の各管差し込み口の内面に
設け、ジョイント用スリーブ(6A)又は(6B)を継
手本体と別体で取り扱うようになっている。継手本体は
押し出し成形された管材を継手長さに切断し、その内面
にジョイント用スリーブ(6A)又は(6B)を嵌め込
む溝を切削形成することによって製造される。この継手
本体の内面溝にジョイント用スリーブ(6A)又は(6
B)を嵌め込み、給電端子を管差し込み口から外側に引
き出した状態で、継手の管差し込み口に接続する管の端
部を差し込むことによって、管と継手の嵌合部にジョイ
ント用スリーブ(6A)又は(6B)が介在される。
【0023】また、ジョイント用スリーブ(6A)又は
(6B)は、管の端部外面に嵌合して継手に差し込むこ
とによって、管と継手の嵌合部にジョイント用スリーブ
(6A)又は(6B)が介在される。
【0024】上記のように、小口径管である管(10)
と大口径管である継手(11)との嵌合部に介在された
ジョイント用スリーブ(6A)又は(6B)のニッケル
線(1a)に通電することによって、管(10)外面と
継手(11)内面の樹脂を加熱溶融させ、管(10)と
継手(11)の融着を行うもので、図9に示すように、
ジョイント用スリーブ(6A)又は(6B)の被覆線融
着部(8)又は(9)は、該ジョイント用スリーブ(6
A)又は(6B)の外面及び内面以外、即ち隣接する被
覆線(1)の接触部分に存在し、継手(11)内面との
融着面である管(10)外面に対応(接触)するジョイ
ント用スリーブ(6A)又は(6B)の内面及び管(1
0)外面との融着面である継手(11)内面に対応(接
触)するジョイント用スリーブ(6A)又は(6B)の
外面の何れにも、酸化膜ができていないため、融着面に
酸化膜を介在させることなく、酸化していない樹脂面同
志を加熱溶融させ、管(10)と継手(11)を適正に
融着できるのである。またジョイント用スリーブ(6
A)又は(6B)の被覆線融着部(8)又は(9)自体
殆ど酸化していないため、管(10)と継手(11)の
適正な融着を阻害しないのである。
【0025】螺旋(6)の隣接する被覆線(1)の接触
部分で、全長に亘って(巻き始めと巻き終わりを省く)
途切れることなく連続的に、融着し離れないように固定
したジョイント用スリーブ(6B)は、管(10)と継
手(11)を嵌合させる際、スリーブ(6B)内面と管
(10)外面との摺接又はスリーブ(6B)外面と継手
(10)内面との摺接によって、螺旋(6)が部分的に
乱れ、隣接する被覆線(1)の間に部分的に隙間を生
じ、被覆線(1)の密度が不均一になることが皆無で、
管(10)と継手(11)との嵌合部の樹脂を略均一に
加熱することができるので有効である。
【0026】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように、本発明
のジョイント用スリーブは、線状発熱体を内蔵した熱可
塑性高分子材料被覆線からなる螺旋の隣接する被覆線同
志を、螺旋外面及び内面以外(即ち隣接する被覆線の接
触部分)で、融着し離れないように固定したから、小口
径管類と大口径管類を融着させるときの、融着面である
小口径管端部外面と大口径管端部内面に対応する内面と
外面の何れにも、酸化膜ができず、融着面に酸化膜を介
在させることなく、小口径管類と大口径管類を適正に融
着させることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジョイント用スリーブの製造方法を示す側面説
明図
【図2】ジョイント用スリーブの製造方法を示す平面説
明図
【図3】ジョイント用スリーブの製造方法を示す部分拡
大説明図
【図4】ジョイント用スリーブの全体側面図
【図5】ジョイント用スリーブの全体平面図
【図6】他のジョイント用スリーブの全体平面図
【図7】他のジョイント用スリーブの全体平面図
【図8】管類の接続方法を示す全体断面説明図
【図9】管類の接続方法を示す部分拡大説明図
【図10】熱可塑性高分子材料被覆線の説明図
【符号の説明】
(1a) ニッケル線(線状発熱体) (1b) 被覆 (1c) 絶縁被膜 (1) 被覆線 (2) 巻き取りローラ (3) 止め具 (4) 送りローラ (5) 熱板(外部熱器具) (5a) 櫛歯 (6) 螺旋 (6A) ジョイント用スリーブ (6B) 他のジョイント用スリーブ (7) 給電用端子 (8) 被覆線融着部 (9) 被覆線融着部 (10) 管(小口径管) (11) 継手(大口径管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−164889(JP,A) 特開 平3−37496(JP,A) 特開 平8−338587(JP,A) 特開 平5−116222(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 47/02 B29C 53/56 - 53/78 B29C 65/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性高分子材料からなる小口径管と
    大口径管との嵌合部に介在させ、通電によって発熱する
    材料からなる線状発熱体に通電して、小口径管外面と大
    口径管内面を加熱溶融させて、小口径管と大口径管を融
    着させる管類の接続方法に使用するジョイント用スリー
    ブにおいて、線状発熱体を内蔵した熱可塑性高分子材料
    被覆線をローラの表面に螺旋状に巻き付けて得られた
    旋の隣接する被覆線の間に櫛形の熱板の櫛歯を差し込
    み、螺旋の隣接する被覆線の被覆材接触部分を加熱溶融
    させ、螺旋の隣接する被覆線同志を、その接触部分で、
    融着し離れないように固定したことを特徴とするジョイ
    ント用スリーブ。
  2. 【請求項2】 前記熱板によって螺旋の隣接する被覆線
    同志を、その接触部分で360度当たり一箇所以上で部
    分的に、融着し離れないように固定した請求項1記載の
    ジョイント用スリーブ。
  3. 【請求項3】 前記熱板によって螺旋の隣接する被覆線
    同志を、その接触部分で途切れることなく連続的に、融
    着し離れないように固定した請求項1記載のジョイント
    用スリーブ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3記載のジョイント
    用スリーブを、管の外面に設けた管類。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2又は3記載のジョイント
    用スリーブを、管の面に設けた継手類。
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