JP3019848U - 水槽の水浄化装置 - Google Patents

水槽の水浄化装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水槽内の水を常に良好な状態に保つことがで
き、水槽内の水に効率よく酸素を供給でき、水中でのア
ンモニアの発生を抑制でき、水面に浮上する尿素、蛋白
質、残渣等を濾過することができる水槽の水浄化装置を
提供する。 【構成】 水槽1と、水槽1から流れ込む水を濾過する
濾過槽2とを備え、水槽1内の底には多数の通水孔3を
有する受部4が形成された濾過器5を設置し、その受部
4に水槽用濾過材6を被せて濾過層7を形成し、前記濾
過槽7内には水槽1から流れ込む水を濾過する濾過体8
を設け、前記水槽1と濾過槽7とを連通管9で連通し、
その連通管に空気を送り込む給気管10を設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は鑑賞魚、食用魚等の水中動物を飼育する飼育槽(水槽)の水を水槽内 で浄化することができ、また、水槽の水を同水槽の外で濾過して水槽に循環させ ることができる濾過槽の水浄化装置に関するものであり、水中動物を良好な水質 環境で飼育できるようにした装置である。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の水浄化装置を設置した水槽を示したものである。この水槽Aの底 には上面Bに多数のスリットCが形成されてなるプラスチック製フィルタDが敷 かれ、その上に川砂利等を被せてある。前記フィルタDの上面片隅にはフィルタ Dの裏面側に通じるようにパイプFが立てられており、このパイプFの内側に空 気ポンプ(図示されていない)に接続される空気供給ホースGが差し込まれてい る。この水槽Aでは外部の空気ポンプを作動させて空気供給ホースGの下端Hか ら空気を吹き出させると、水槽A内の水が同図に矢印で示されるように川砂利等 の濾過層Iを通過して、フィルタDの裏面側に流れ込み、更にパイプF内を通っ て水槽A内の上部に流れ出して循環するようにしてある。この場合、水槽A内の 水に含まれるゴミ、魚の餌、糞等が濾過層I、フィルタDによって濾過され、ま たパイプF内を上昇する空気の泡からそこに流れる水に酸素が供給されて、浄化 された水がパイプFの上部吐出口Jから水槽A内に戻される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の水浄化方法では空気と浄化された水とをパイプFの上部 吐出口Jから水槽Aの上部に戻す方式であるため、空気がそのまま上方に抜けて しまい、空気が十分に水中に入らない。このため水槽A内の水に十分な酸素を供 給することができなかった。よって、魚の餌やフン等が腐敗して発生するアンモ ニアを食べるバクテリアが生きられず、水槽A内のアンモニアの濃度が増大し、 アンモニアが増大すると水が腐敗し、ヘドロが発生し、最終的には硫化水素が発 生して、魚が酸欠死してしまう。従来はこれを防ぐために水槽Aの水を頻繁に交 換しなければならなかった。
【0004】 又パイプFから吹き出る泡に混じってゴミ或は水苔や魚のエサ、フン等が水面 に浮かび上り、泡が水面で消えると軽い腐敗物はそのまま水面に浮遊物として残 り、重い腐敗物は再び水中に沈んで水を汚すことになる。このため水面の浮遊物 を放置しておくと水質が悪化するためため、従来はそれらを網で取り除く必要が あり面倒であった。また、水中の尿素や蛋白質が気泡に付着して浮上して水面に 滞留し、水槽の飼育環境が悪化するという問題もあった。
【0005】 本考案の目的は水中動物を飼育する水槽内の水を常に良好な状態に保つことが でき、水槽内の水に効率よく酸素を供給でき、水中でのアンモニアの発生を抑制 でき、水面に浮上する尿素、蛋白質、残渣等を濾過することができる水槽の水浄 化装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のうち請求項1の水槽の水浄化装置は水中動物を飼育する水槽1と、水 槽1から流れ込む水を濾過する濾過槽2とを備え、水槽1内の底には多数の通水 孔3を有する受部4が形成された濾過器5を設置し、その受部4に水槽用濾過材 6を被せて濾過層7を形成し、前記濾過槽2内には水槽1から流れ込む水を濾過 する濾過体8を設け、前記水槽1と濾過槽2とを連通管9で連通し、その連通管 9に外部から空気を送り込む給気管10を設けてなるものである。
【0007】 本考案のうち請求項2の水槽の水浄化装置は濾過体8が材質の異なる下方濾過 材11と上方濾過材12とを積層してなるものである。
【0008】 本考案のうち請求項3の水槽の水浄化装置は連通管9に、濾過槽2で濾過され た水を水槽1の濾過層7の下方に送り込む液体ポンプ13が連結され、給気管1 0に、それに空気を送り込む空気ポンプ14が連結されてなるものである。
【0009】 本考案のうち請求項4の水槽の水浄化装置は水槽1の横に同水槽内の水が流れ 込む収容受部15を形成し、この収容受部15内にその内部の水を殺菌する殺菌 灯16、加温するヒータ17を設け、同収容受部15とその横に設けた濾過槽2 とを連通して収容受部15内の水が濾過槽2内に流れ込むようにしたものである 。
【0010】 本考案のうち請求項5の水槽の水浄化装置は濾過器5に受部4が上下に離して 二段以上形成され、各受部4に水槽用濾過材6を被せて濾過層7を2層以上形成 してなるものである。
【0011】 本考案のうち請求項6の水槽の水浄化装置は濾過器5の受部4が濾過層7の下 へ送り込む空気及び水の送り込み方向に沿って上り傾斜に形成されてなるもので ある。
【0012】
【作用】
本考案のうち請求項1の水槽の水浄化装置では、水槽1の上部から濾過槽2内 に流れ込んだ水は同濾過槽2内の濾過体8で濾過される。特に、水槽1の水が水 槽1の上部から濾過槽2に流れ込むので、水槽1の上部に浮上して水面に滞留し ている尿素や蛋白質が濾過槽2に流れ込んで除去される。濾過槽2で濾過された 水は連通管9を通して水槽1の濾過層7の下方に戻される。このとき、給気管1 0を通して連通管9に空気が送り込まれ、この空気が混合した水が濾過層7を通 り抜けて濾過層7の上に吹き上がる。この場合、空気は濾過層7の下面に空気層 を形成しながらその一部が濾過層7を通り抜けて同濾過層7の上面から吹き上が る。濾過層7を通り抜けた水は同濾過層7により濾過されて奇麗な水となり、ま た濾過層7の下側に滞留している空気層と、濾過層7の全面から吹き上がる空気 の泡とが水槽1内の水に多量の酸素を供給して水の溶存酸素量が増大する。濾過 層7を通り抜けて同濾過層7の上面から吹き上がる水は空気の泡と共に水中の塵 芥や残渣を水面に押上げる。押し上げられた塵芥や残渣は水と共に濾過槽2に流 れ込んで除去され、濾過された奇麗な水のみが空気と混合されて水槽1内に送り 出される。この結果、常に良好な水質状態を作り出すことができ、それにより多 量の酸素を必要とするバクテリアは珊瑚砂や川砂利の濾過層7に付着して活発に 活動することができるようになり、このバクテリアの活動により水中魚の飼育に 有害な水中のアンモニア濃度が減少し、亜硝酸が消される。
【0013】 本考案のうち請求項2の水槽の水浄化装置では、濾過体8が下方濾過材11と それとは材質が異なり且つ下方濾過材11の上に設けた上方濾過材12とで構成 されるので、濾過槽2に流れ込んだ水は2段階に濾過されて奇麗になる。
【0014】 本考案のうち請求項3の水槽の水浄化装置では、連通管9に液体ポンプ13が 連結されているので、濾過槽2で濾過された水が液体ポンプ13により連通管9 に強制的に送り込まれ、水槽1への送り込みが円滑且つ確実になる。また、給気 管10に空気ポンプ14が連結されてなるので、給気管10への空気の送り込み も円滑且つ確実になる。
【0015】 本考案のうち請求項4の水槽の水浄化装置では、水槽1内の水が流れ込む収容 受部15に殺菌灯16とヒータ17とを設けたので、水槽1内の水を殺菌し、加 温することができる。
【0016】 本考案のうち請求項5の水槽の水浄化装置では、水槽1内の濾過器5に濾過層 7が2層以上形成されてなるので、水槽1内で水の濾過が確実に行なわれる。ま た、各濾過層7に空気の層が形成されるので水中に空気をより一層長い時間留め ておくことができ、水に大量の酸素を供給することができる。
【0017】 本考案のうち請求項6の水槽の水浄化装置では、濾過器5の受部4が濾過層7 の下へ送り込まれる空気及び水の送り込み方向に沿って上り傾斜に形成されてい るため、濾過層7の下に送り込まれた空気がその送り込み箇所に留まることなく 濾過層7全体に行き渡り易くなる。この結果、空気が効率よく分散され、水中に より大量の酸素を供給できるようになる。
【0018】
【実施例1】 本考案の水槽の水浄化装置の第1の実施例を図1、2に基づいて詳細に説明す る。これらの図において1は水槽、2は濾過槽、21は収納室であり、これらは 同じ材料で形成され、第1仕切壁22、第2仕切壁23で水密に仕切られている 。第1仕切壁22の上部には水槽1内の水が濾過槽2に流れ込む(オーバーフロ ーする)様に複数の小孔による第1流通部24が形成されている。また、第2仕 切壁23の上部には濾過槽2と収容室21とを連通する複数の小孔による第2流 通部25が形成されている。これら流通部は小孔以外のものであっても良く、例 えば切込み等であってもよい。
【0019】 水槽1内の底には濾過器5が設けられている。この濾過器5は図3に示す様に 表面に多数の通孔(通水孔)3が形成された板材31を用いて四角い枠体32が 形成され、この枠体32の内壁面には多数の通孔3が形成された板材31を載せ るための支持部33が上下に二段にしてある。このうち一段目(下段)の支持部 33は図2の様に板材31を水平に載せられるように取付け、二段目(上段)の 支持部33は図2のように板材31を右上りの傾斜にして載せられるように右上 りにしてある。ここで板材31を右上りにするのは図2の左側のパイプ34から 送られる空気及び水の送り込み方向に沿って上り傾斜にするためである。
【0020】 前記枠体32の一段目の支持部33に通孔3が形成された板材31をセットし て第1の受部4を形成し、その上に川砂利、珊瑚砂等の水槽用濾過材6を平に敷 き詰めて一段目の濾過層7を作る。このとき濾過層7の上面と二段目に載せる板 材31との間に隙間ができるようにする。そして枠体32の二段目の支持部33 に二枚目の板材31をのせて第2の受部4を形成し、この板材31の上に川砂利 、珊瑚砂等の水槽用濾過材6を平に敷き詰めて二段目の濾過層7を作り濾過器5 が形成されている。次いで、濾過器5と水槽1との隙間に川砂利、珊瑚砂等を敷 き詰めて濾過器5を川砂利、珊瑚砂等で覆い隠す。この実施例では濾過層7を2 段構成にしてあるが、1段構成にしても或は3段以上の構成にしてもよい。
【0021】 濾過槽2の両側壁の下部内面対向箇所には支持具35が取付けられており、そ の支持具35に収容箱36が設置されている。この収容箱36はその周壁に多数 の通孔37が開設されている。収容箱36の通孔37は円形に限らず、三角形或 は楕円形又は網目状等にしても良い。この収容箱36には下方濾過材11と上方 濾過材12とが収容されている。下方濾過材11には図4に示す様に不規則な空 間を有する球状体が使用され、それが所望個数入れられている。この球状の下方 濾過材11は通常、ドライ濾過といわれるものであり、硝酸塩を除去するのに適 する。下方濾過材11の形状や材質等はこれ以外のものであってもよく、水槽内 1からオーバーフローした水に含まれるゴミ、苔、魚の餌や糞、硝酸塩等を除去 できるものであればよい。
【0022】 上方濾過材12には下方濾過材11と材質の異なる濾過材が使用されている。 その一例としては多数の細孔を備えた海綿体、ガラスの綿状体、スポンジ、ロク ウールマット等が使用される。これらは濾過槽2に流れ込んだ水に含まれる尿素 や蛋白質を除去するのに適する。この下方濾過材11と上方濾過材12とは多数 の通孔37が形成された仕切板38で仕切られており、上方濾過材12の上には 多数の通孔37が開いている押え板39を乗せてある。
【0023】 収容箱36の下の空間部40には液体ポンプ13を収容されている。この空間 部40は連通管9により水槽1と連通されている。この連通管9の一端は水槽1 内の濾過器5の濾過層7の下に開口されて、前記の液体ポンプ13から送り込ま れる水を濾過層7の下に送り込まれる様にしてある。
【0024】 前記連通管9には外部から空気を送り込む給気管10が連結されており、その 給気管10に連結されている図示されていない空気ポンプ14から外部の空気が 送り込まれ、その空気が連通管9に送られて連通管9内を通る水と混合して水槽 1内の濾過器5の濾過層7の下に送り込まれるようにしてある。
【0025】 濾過槽2の隣には収納室21が設けられている。この収納室21の第1仕切壁 22には第1流通部24が設けられ、第2仕切壁23には第2流通部25が設け られており、第1流通部24を通って水槽1内の水が収納室21内に流入し、第 2流通部25を通って収納室21内の水が濾過槽2に流入する様にしてある。こ の収納室21内にはその内部の水を殺菌するための殺菌灯16や、加温するため のヒーター17等が収容される。
【0026】
【使用例】
水槽1内の水は連通管9から濾過槽2と収容室21内に流れ込んで濾過槽2内 で尿素、蛋白質、餌や糞灯の残渣が濾過される。この状態で液体ポンプ13と図 示されていない空気ポンプ14とを可動させると、濾過槽2で尿素、蛋白質、餌 や糞灯の残渣が濾過されて空間部40内に貯留されている水が液体ポンプ13に より連通管9を通して水槽1に送り込まれる。このとき空気ポンプ14から給気 パイプ10に送られる空気が連通管9内で水と混合して水槽1に送り込まれる。 この水と空気(気泡)は濾過器5の下段の濾過層7の底面全体に広がり、同濾過 層7、上段の濾過層7を抜けて水槽1内に吹き上がる。この吹き上がった水と気 泡は水中の腐敗物を取り入れながら水面に達する。水面に達すると気泡は消えて しまい、空気内に取り入れられていた腐敗物は水と共に水面に浮遊して、第1仕 切壁22の上部に形成された第1流通部24から濾過槽2内に流れ込む。濾過槽 2内に送り出された水と腐敗物は濾過体8を通って塵芥が除去され、濾過されて 綺麗な水になって空間部40内に貯留する。
【0027】 前記の様に連通管9から濾過器5の下段の濾過層7の下に送り込まれた水と空 気のうち濾過層7を一気に抜けることができない空気は、その一部が濾過層7の 下に留まって空気の層を形成し、ここにある水に大量の酸素を供給する。また濾 過層7の全面から吹き上がる空気の泡が水槽1内の水に酸素を供給する。また、 川砂利、珊瑚砂の濾過層7に直接空気が供給されるので、ここにアンモニアを食 べるバクテリアが大量に生息できるようになる。この結果、水槽1内の水の溶存 酸素量が増大し、またアンモニアがバクテリアにより消化されて減少し、魚の飼 育にとって非常に良好な水質環境が作られるようになる。またアンモニアが大量 に溜らないため水の腐敗、ヘドロの発生、硫化水素の発生が抑制される。
【0028】
【考案の効果】
本考案の請求項1の水槽の水浄化装置は次のような効果がある。 .水槽内の水に沢山の酸素が供給されるので魚の飼育に良い水質環境を作る ことができる。 .水槽内の水に沢山の酸素が供給されるのでアンモニアを食べるバクテリア が生息しやすくなり、この結果、水中のアンモニア濃度が減少する。 .水槽内の水中のアンモニア濃度が減少するので、水の腐敗、ヘドロの発生 が抑制され或は無くなる。 .水槽内の海草の活動が活発になると光合成により多量の酸素が水に供給さ れ、水質が益々水中動物の飼育に適したものになる。 .水槽の上部から濾過槽に流れ込んだ水に混じっている尿素、蛋白質、腐敗 物や残渣等が濾過槽において除去され、水槽内の水がより一層きれいになる。 .濾過体を濾過槽から取り出して洗浄し、それを再度濾過槽内に入れればい つまでも水を奇麗にすることができる。このため、水槽内の水を長期間に亙って 良質に保つことができ、水槽内の水を取り替える頻度も少なくて済む。
【0029】 本考案の請求項2の水槽の水浄化装置では、濾過槽内に種類の異なる下方濾過 材と上方濾過材とが入れられているので、水槽から濾過槽内にオーバーフローし た水が2段階に濾過されて奇麗になる。
【0030】 本考案のうち請求項3の水槽の水浄化装置では、濾過槽で濾過された水が液体 ポンプにより連通管に強制的に送り込まれるので水槽への送り込みが円滑且つ確 実になる。また、空気ポンプにより連通管へ空気が送られるので、水槽内には濾 過された水だけでなく空気も混合して送られ、水槽内の水に酸素が供給される。
【0031】 本考案のうち請求項4の水槽の水浄化装置では、水槽内の水が流れ込む収容受 部に殺菌灯とヒータとを設けたので、水槽内の水を殺菌し、飼育に適した水温に 加温することができる。
【0032】 本考案のうち請求項5の水槽の水浄化装置では、水槽内の水が2層以上の濾過 層により濾過されるので、1層の場合よりもより良い濾過が行われる。
【0033】 本考案のうち請求項6の水槽の水浄化装置では、濾過槽から濾過層の下へ送り 込まれる空気及び水が、送り込まれた箇所に留まることなく濾過層の上り傾斜に 添って濾過層全体に行き渡り易くなり、空気が水中に効率よく分散される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水槽の水浄化装置の一実施例を示した
斜視図。
【図2】図1の水槽の断面図。
【図3】本考案の水槽の水浄化装置に使用される濾過器
を示した斜視図。
【図4】本考案の水槽の水浄化装置に使用される濾過体
を示した分解説明図。
【図5】従来の水槽の一例を示した斜視図。
【符号の説明】
1 水槽 2 濾過槽 3 通水孔 4 受部 5 濾過器 6 水槽用濾過材 7 濾過層 8 濾過体 9 連通管 10 給気管 11 下方濾過材 12 上方濾過材 13 液体ポンプ 14 空気ポンプ 15 収容受部 16 殺菌灯 17 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 3/32 9/00 501 Z

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水中動物を飼育する水槽(1)と、水槽
    (1)の上部から流れ込む水を濾過する濾過槽(2)と
    を備え、水槽(1)内の底に多数の通水孔(3)を有す
    る受部(4)が形成された濾過器(5)を設置し、その
    受部(4)に水槽用濾過材(6)を被せて濾過層(7)
    を形成し、前記濾過槽(2)内に水槽(1)から流れ込
    む水を濾過する濾過体(8)を設け、同水槽(1)と濾
    過槽(2)とを連通管(9)で連通し、その連通管
    (9)に外部から空気を送り込む給気管(10)を連結
    してなることを特徴とする水槽の水浄化装置。
  2. 【請求項2】濾過体(8)が材質の異なる下方濾過材
    (11)と上方濾過材(12)とを上下に積層してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の水槽の水浄化装置。
  3. 【請求項3】連通管(9)に、濾過槽(2)で濾過され
    た水を水槽(1)の濾過層(7)の下方に送り込む液体
    ポンプ(13)が連結され、給気管(10)に、それに
    空気を送り込む空気ポンプ(14)が連結されてなるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の水槽の水浄
    化装置。
  4. 【請求項4】水槽(1)の横に同水槽内の水が流れ込む
    収容受部(15)を形成し、この収容受部(15)内に
    その内部の水を殺菌する殺菌灯(16)、加温するヒー
    タ(17)を設け、同収容受部(15)とその横に設け
    た濾過槽(2)とを連通して収容受部(15)内の水が
    濾過槽(2)内に流れ込むようにしたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3記載のいずれかの水槽の水浄化装
    置。
  5. 【請求項5】濾過器(5)に受部(4)が上下に離して
    二段以上形成され、各受部(4)に水槽用濾過材(6)
    を被せて濾過層(7)を上下に2層以上形成してなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の水槽の水浄化装置。
  6. 【請求項6】濾過器(5)の受部(4)が濾過層(7)
    の下へ送り込む空気及び水の送り込み方向に沿って上り
    傾斜に形成されてなることを特徴とする請求項1乃至請
    求項5記載のいずれかの水槽の水浄化装置。
JP1995007197U 1995-06-22 1995-06-22 水槽の水浄化装置 Expired - Lifetime JP3019848U (ja)

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