JP3019771U - 管路開閉装置 - Google Patents

管路開閉装置

Info

Publication number
JP3019771U
JP3019771U JP1995007767U JP776795U JP3019771U JP 3019771 U JP3019771 U JP 3019771U JP 1995007767 U JP1995007767 U JP 1995007767U JP 776795 U JP776795 U JP 776795U JP 3019771 U JP3019771 U JP 3019771U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipeline
pipe
opening
closing device
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995007767U
Other languages
English (en)
Inventor
寛志 佐藤
Original Assignee
寛志 佐藤
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 寛志 佐藤 filed Critical 寛志 佐藤
Priority to JP1995007767U priority Critical patent/JP3019771U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3019771U publication Critical patent/JP3019771U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管路内の流動体の流れを止めずに行う管路復
旧工法と、これに使用される管路開閉装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 管路開閉装置は筒の内側と外側に袋を設け
る。管路復旧工法は上流側の管路を塞ぎ、仮管を設けて
流動体を下流側の管路に流して復旧工事を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ガス・上水・下水等の流動体を流したり送る、鋼管・ヒューム管 ・陶管・塩化ビニール管・ボックスカルバート・現場施工流路等の管路を、流動 体を止めることなく修復又は取り替え可能な管路開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
地震や災害或いは事故等で管路が損傷した場合、バルブやストッパーを使用し て一時的に水やガス等を止め、緊急措置を行っているが、この間水やガス等は止 まり、しかも継続して工事を行うことができる装置がないため、本格的な復旧工 事を継続して行うことができず、その後本格的な復旧工事を行うことになるが、 その間も、水やガス等を止めて工事をしなければならないという問題点があった 。管路が古くなって取り替える場合も、その工事の期間中、水やガスを止めない と工事ができないことはいうまでもない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記した従来技術の問題点を解決する管路開閉装置を提供するこ とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】
先ず、この考案に使用される語句につき説明する。復旧とは、取り替え又は修 復をいう。流体とは、空気やガス或いは水等のような、袋に入れて膨らませたり 袋から出して萎ませるものをいい、流動体とは、管路内を流れる都市ガスや上水 或いは下水等をいう。仮管とは、仮に取り付けて用立て、必要がなくなったら撤 去するホースや管をいう。
【0005】 1番目の考案の管路開閉装置は、水や空気等の流体を入れることにより膨らみ 、上記流体を出すことにより萎んで、筒の外側面と管路内壁間を開閉自在とする 外袋を筒の外側面に形成すると共に、水や空気等の流体を入れることにより膨ら み、上記流体を出すことにより萎んで、筒内を開閉自在とする内袋を筒の内側面 に装着し、かつ筒の一側又は両側に仮管接続部を延設したことを特徴とする。 管路の一部を切り取って開口し、開口部から管路開閉装置を管路内に入れ、外 袋に空気等の流体を圧入すると、外袋が膨らんで筒の外側面と管路内壁間を塞ぎ 、かつ外袋は管路内壁に圧着されるので管路開閉装置は固定され、内袋に空気等 の流体を圧入すると筒内で膨らんで筒を塞ぎ、下水等の流動体の流れを止めるこ とができる。上記状態から、内袋内の流体を出すと、流動体は流れ出し、外袋内 の流体を出すと、管路開閉装置の固定が解かれ、開口部から取り出すことができ る。筒には仮管接続部が延設されているので、仮管を繋いで既設管の流動体を新 設管や下流のマンホール等に流すことができる。
【0006】 2番目の考案の管路開閉装置は、1番目の考案の管路開閉装置の、筒の外側面 と管路間を閉じ、かつ筒内を開いたときの開口部断面積が、管路の断面積の1/ 2以上を確保できるようにしたことを特徴とする。 該管路開閉装置は、2番目の考案の管路開閉装置の作用効果に加え、仮管を設 けて上流側の流動体を復旧しようとする管路の下流側に流し、流動体の流れを確 保しながら復旧しようとする管路を復旧するとき、仮管を流れる流動体の流量が 大で、管路の機能を損なうようなことがない。
【0007】 3番目の考案の管路開閉装置は、1・2番目の考案の管路開閉装置の内袋と外 袋への流体の出入を、遠隔装置により操作できるようにしたことを特徴とする。 該管路開閉装置は、遠隔操作で内袋と外袋を膨らませたり萎ませたりして、管 路内の流動体の流れを止めたり、仮管に流動体を流すことができ、これらの操作 を道路上等から操作至簡に行うことができる。
【0008】
【実施例】
以下この考案を、図1〜図3を参照し、老朽化した既設の下水管路の取り替え 工事を例にとり説明する。下水管路はヒューム管1、1…を接続して道路下に埋 められており、間隔をおいてマンホール2が設けられている。a−b区間の管路 を取り替える場合、先ずa−b区間の道路を掘って取り替えようとする管路のヒ ューム管を露出させ、取り替えようとする管路の上流側のヒューム管1aの上部 を切り取って開口部3をつくり、開口部3から管路開閉装置4をヒューム管1a の中に入れる。管路開閉装置4は、筒5の外周面に膨らませたり萎ませたりする ことができる外袋6を形成し、内側に膨らませたり萎ませたりすることができる 内袋7を装着したもので、外袋6内にコンプレッサーを利用して空気を送り込む と、点線で示されるように膨らんで筒5とヒューム管1aの内壁間を塞ぎ、かつ ヒューム管1aを押圧して密着し固定されて動かなくなる。また、内袋7にコン プレッサーから空気を送り込むと、点線で示されるように膨らんで筒5内を塞ぎ 、ヒューム管1aは密栓された状態となって下水の流れを止めることができる構 造になっている。外袋6と内袋7は、ゴム製であってもよく、繊維又は布等を入 れたゴム製であってもよい。強くて圧力により破れないものから選択することが できる。外袋6は、ゴム等の袋を筒5の外周に巻いて形成してもよく、筒5の外 周に筒状のゴム等を被せ、両端縁を接着して、ゴム等と筒5の外周面で袋を形成 してもよい。筒5は、金属製や樹脂製でもよいが、作業しやすいように、軽量な アルミ製が好適である。尚、筒5の一側又は両側には、管を繋ぐ突出部20が形 成されている。 以上管路開閉装置を利用した管路開閉法につき説明したが、管路を閉鎖すると 下水の流れ先がなくなるので、外袋6と内袋7が萎んだ状態の管路開閉装置をヒ ューム管1a内に入れ、次に開口部3からポンプ8をヒューム管1a内に入れて 、仮管9によりヒューム管1a内の下水を集積タンク10内に流すようにする。 尚管路にはU字溝等から枝管11により下水が流れ込むので、復旧しようとする 管路のヒューム管を取り除くに先だち、枝管11を流れる下水の流れ先をつくら ないといけないが、枝管11を仮管12に接続し、仮管12から流れる下水も集 積タンク10内流すようにして、集積タンク10内の下水をポンプアップして仮 管19により纏めて下流側のマンホール2に流すようにする。ここでコンプレッ サーから管路開閉装置4の外袋6と内袋7に空気を圧送して膨らませると、下水 は復旧しようとする管路を流れなくなるので、ヒューム管1aの下流側の隣接ヒ ューム管を切断し、復旧しようとする部分のヒューム管を撤去して、下流側から 新しいヒューム管と取り替えることができる。最後にヒューム管1aの開口部3 からポンプ8と管路開閉装置4を取り出し、開口部3を蓋等で塞ぐ、次に枝管1 1を新設ヒューム管に繋いで仮管を撤去し、埋め戻して工事を終わる。
【0009】 管路復旧工事は夜間作業が多く、管路取り替えを昼間中断しなければならない が、このような場合は図4及び図5に示されるように、新設ヒューム管1b内に も管路開閉装置4を設け、既設ヒューム管1aと新設ヒューム間1bのそれぞれ の管路開閉装置4の外袋と内袋を膨らませて下水の流れを止めた状態で、仮管1 3により新設ヒューム管1aと既設ヒューム管1b内の管路開閉装置4・4を繋 ぎ、繋ぎ終わったら内袋を萎ませて既設ヒューム管1a内の下水を新設ヒューム 管1b内に流すことができる。この場合、既設ヒューム管1a内のポンプを外に 出し、開口部3に蓋14をして、仮管15で集積タンク10と既設ヒューム管1 aを繋いで連通させると、下水のオーバーフローを防止することができる。蓋1 4をするときは、蓋14を既設ヒュウーム管1a内に入れ、板材16を既設のヒ ューム管1aの外側におき、板材16の透孔にボルト17を挿通して蓋14に設 けたナット18に螺挿すると、蓋14は既設のヒューム管1aの内壁に密着して 開口部3が塞がれる。 上記管路復旧工法は、復旧しようとする区間の全部のヒューム管を取り替えて からでなく、取り替えながら新設ヒューム管に既設ヒューム管から下水を流すこ とができるので、ヒューム管を取り替えながら順次枝管の接続や仮管の撤去を行 い埋め戻すことができ、工事を短期間に終わらせることができる。 管路復旧工法は上記工法に限定されず、上水道やガス等の管路復旧工法にも利 用することができる。この場合は、図5における仮管15に枝管11を繋ぐこと ができる。従って集積タンク10は必ずしも必要ではない。蓋14の上面にゴム 等の弾性体を積層しておけば、開口部は完全にシールされ、水やガスが漏洩する ようなことはない。 管路開閉装置の、筒の外側面と管路間を閉じかつ筒内を開いたときの開口部断 面積が、管路の断面積の1/2以上を確保できるようにすると、流れの機能を失 わない。また、内袋と外袋への流体の出入を遠隔装置により操作できるようにす ると作業を行いやすい。
【0010】
【考案の効果】
この考案は詳記のように構成され、ガス・上水・下水等の流動体の流れを止め ることなく、又は短時間止めるだけで、管路の修復又は取り替え等の復旧工事を 行うことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】下水管路復旧工法1例の説明図である。
【図2】管路開閉装置1例の側面断面図である。
【図3】管路開閉装置の中央部における断面図である。
【図4】下水管路復旧工法1例の説明図である。
【図5】ヒューム管の開口部に蓋をしたところを示す断
面図である。
【符号の説明】
1・1a・1b…ヒューム管 2…マンホール 4…管
路開閉装置 5…筒 6…外袋 7…内袋 9・12・
13・15・19…仮管

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水や空気等の流体を入れることにより膨
    らみ、上記流体を出すことにより萎んで、筒の外側面と
    管路内壁間を開閉自在とする外袋を筒の外側面に形成す
    ると共に、水や空気等の流体を入れることにより膨ら
    み、上記流体を出すことにより萎んで、筒内を開閉自在
    とする内袋を筒の内側面に装着し、かつ筒の一側又は両
    側に仮管接続部を延設したことを特徴とする管路開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 筒の外側面と管路間を閉じかつ筒内を開
    いたときの開口部断面積が、管路の断面積の1/2以上
    を確保できるようにしたことを特徴とする、請求項1記
    載の管路開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の内袋と外袋への流体の出
    入を遠隔装置により操作できるようにしたことを特徴と
    する、管路開閉装置。
JP1995007767U 1995-06-23 1995-06-23 管路開閉装置 Expired - Lifetime JP3019771U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995007767U JP3019771U (ja) 1995-06-23 1995-06-23 管路開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995007767U JP3019771U (ja) 1995-06-23 1995-06-23 管路開閉装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3019771U true JP3019771U (ja) 1996-01-12

Family

ID=43155173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995007767U Expired - Lifetime JP3019771U (ja) 1995-06-23 1995-06-23 管路開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3019771U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3361436B2 (ja) 1996-11-12 2003-01-07 芦森工業株式会社 管路のバイパス方法及び締切り装置並びに管路の補修方法
JP2019148067A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 クロダイト工業株式会社 排水路付き閉塞栓と、これを用いた下水管洗浄時の枝管排水方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3361436B2 (ja) 1996-11-12 2003-01-07 芦森工業株式会社 管路のバイパス方法及び締切り装置並びに管路の補修方法
JP2019148067A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 クロダイト工業株式会社 排水路付き閉塞栓と、これを用いた下水管洗浄時の枝管排水方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5066658B2 (ja) 水路開閉装置及び水路渇水方法
JP4505836B2 (ja) 止水プラグ及びバイパスシステム
JP3019771U (ja) 管路開閉装置
US5308192A (en) Method and apparatus for rehabilitating sewage manholes
JP4081512B2 (ja) 内導管式加圧作動開閉耐重圧蓋装置
US4365649A (en) Sewer pipe plug
US5379803A (en) Apparatus for the abandonment of a branch main
JP2900022B2 (ja) 管路開閉装置と管路復旧工法
WO2021121034A1 (zh) 带有安装结构的橡胶套筒及安装该套筒的管道
GB2091373A (en) Method for lining pipe mains having branching domestic connection pipes
JP2933917B1 (ja) 既設管渠の補修工法
JP3361436B2 (ja) 管路のバイパス方法及び締切り装置並びに管路の補修方法
JP2009019757A (ja) 筒状可変形導管及び上水又は下水用管路仮管工事方法
JP5185223B2 (ja) 管路バイパス装置およびこの装置を用いる管路バイパス工法
JPH07173866A (ja) 水路施工用止水具及び水路施工方法
KR100637586B1 (ko) 상,하수도관로의 보수-보강장치 및 방법
KR102140417B1 (ko) 차집관로의 보수를 위한 하수 우회장치
JP3025364U (ja) 臭気逆流防止部材
KR20060001256A (ko) 상수도관 전체보수에서의 단부 기밀장치 및 방법
KR100576992B1 (ko) 상수도 보수관과 가지밸브간의 연결 및 밀폐장치
JPH05272684A (ja) 分岐管接続用管継手
JP3177003U (ja) 汚水桝・下水道管の止水栓
JPH03209095A (ja) 通水管に対するウォーターストッパー装置並びに該装置を用いるマンホールのインバート作業方法
JPH0679887U (ja) パッカー
JP2002285592A (ja) 管内夾雑物の捕集装置