JP2019148067A - 排水路付き閉塞栓と、これを用いた下水管洗浄時の枝管排水方法 - Google Patents

排水路付き閉塞栓と、これを用いた下水管洗浄時の枝管排水方法 Download PDF

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Abstract

【課題】老朽化した既設の下水管の内壁に合成樹脂製の更生管をライニングする前の下水管を長さ方向に適宜に区切った区間の洗浄工程において、かかる洗浄区間の下水管に合流する枝管内適所を水密状に填塞すると共に、枝管からの下水を下水管の洗浄区間外部へ排水させる様にした排水路付き閉塞栓を提供する。【解決手段】上端に流入口2aを、下端に流出口2bを設けた剛性を有する排水導管2と、該排水導管2の周囲に空気の流出入で膨縮自在に設けた内装バッグ3と、該内装バッグ3の膨張規制と防護用にこれを被包する外装バッグ4と、該外装バッグ4外周に周着した厚み方向に弾性を有するスリーブ5と、排水導管2の流出口2bに連結した長尺な可撓管6とから構成する。【選択図】図8

Description

本発明は、老朽化した既設の下水管の内壁に合成樹脂製の更生管をライニングする前の下水管を長さ方向に適宜に区切った区間の洗浄工程において、かかる洗浄区間の下水管に合流する枝管からの下水を下水管の洗浄区間外部へ排出させるために使用される排水路付き閉塞栓と、これを用いた下水管洗浄時の排水方法に関する。
一般に老朽化した既設の下水管の内壁に合成樹脂製の更生管をライニングする場合、その下水管のライニングする区間毎に事前に下水管内を洗浄している。
このため、上記下水管に接続されている枝管から排水が流入しない様に、下水管の洗浄期間は枝管の上流に接続された排水枡の排水口を閉塞する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
すると、排水枡内には、排水が貯留されることとなるため、該排水を定期的にバキュームカーで吸引回収し、適切な処理施設まで運搬しなければならないといった手間を有していた(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−287194号公報 特開平8−296271号公報
そこで、本発明では、下水管に合流する枝管内適所を水密状に填塞すると共に、枝管からの下水を下水管の洗浄区間外部へ排水させる様にした排水路付き閉塞栓と、これを用いた下水管洗浄時の排水方法を提供することを目的としている。
上記課題に鑑み、本発明の排水路付き閉塞栓は、上端に流入口を、下端に流出口を設けた剛性を有する排水導管と、該排水導管の周囲に空気の流出入で膨縮自在に設けた内装バッグと、該内装バッグの膨張規制と防護用にこれを被包する外装バッグと、該外装バッグ外周に周着した厚み方向に弾性を有するスリーブと、前記排水導管の流出口に連結した長尺な可撓管とから成ることを特徴とする。
又、上記空気の流通用のエアホースを接続する内装バッグの一端部に対応した排水導管の一端開口部を流入口又は流出口と成したことを特徴とする。
更に、外装バッグは内装バッグに着脱自在に貼着したり、スリーブは外装バッグに着脱自在に貼着したことを特徴とする。
そして、本発明に係る下水管洗浄時の枝管排水方法は、下水管を長さ方向に適宜に区切った区間の洗浄工程において、かかる洗浄区間の下水管に合流する枝管からの下水を下水管の洗浄区間外部へ排出させる方法であって、上記排水路付き閉塞栓の内装バッグに空気を供給して該内装バッグをその外側の外装バッグとスリーブと共に膨張させることにより、前記排水路付き閉塞栓を枝管内適所に水密状に填塞すると共に、可撓管の末端口を下水管の洗浄区間外部へ配置したことを特徴とする下水管洗浄時の枝管排水方法。
要するに本発明に係る排水路付き閉塞栓(以下、閉塞栓とも称する。)は、老朽化した既設の下水管の内壁に合成樹脂製の更生管をライニングする前の下水管を長さ方向に適宜に区切った区間の洗浄工程において使用されるものにして、上下端に流出入口を設けた剛性を有する排水導管の周囲に空気の流出入で膨縮自在な内装バッグを設け、該内装バッグを膨張規制と防護用の外装バッグで被包し、該外装バッグ外周に厚み方向に弾性を有するスリーブを周着し、前記排水導管の流出口に長尺な可撓管を連結し、該可撓管の末端口を下水管の洗浄区間外部へ配置したので、内装バッグに空気を供給して内装バッグをその外側の外装バッグとスリーブと共に膨張させることにより、外装バッグ外周に設けた厚み方向に弾性を有するスリーブは例え枝管内面が錆瘤等の付着・堆積物によって歪に変形していてもその内面形状に対応して変形し圧着されるため、枝管内適所を隙間無く水密状に填塞でき、これにより枝管上流と下水管とを水密状に遮断して枝管から下水管への下水の浸入を阻止できると共に、その下水を排水導管及び可撓管が連続する一連の排水路を通じてその末端口から下水管の洗浄区間外部へと、その洗浄期間中継続して排水できる。
よって、従来要していた排水枡に溜まった下水をバキュームカーで汲み取り処理施設へ運搬する手間やその費用を削減できる。
又、可撓管を排水導管に取付ける時に、上記空気の流通用のエアホースを接続する内装バッグの一端部に対応した排水導管の一端開口部を流入口又は流出口と成すことにより、1形態の排水路付き閉塞栓で排水導管の流出口に連結する可撓管とエアーホースの延出方向を同一方向又は逆方向に設定できる。
これにより、例えば閉塞栓を枝管下流の下水管との合流口を通じて枝管内適所に填塞する場合では、エアホースは可撓管と同一方向に延出し、下水管内適所に配置したエアーポンプに連結することや、閉塞栓を枝管上流の排水枡との連通口を通じて枝管内適所に填塞する場合では、エアホースは可撓管と逆方向に延出し、排水枡の地上に露出した開口部を経て屋外に配置したエアーポンプに連結するなど現場の状況に応じて適宜にエアーポンプと閉塞栓(内装バッグ)との連結状態を設定でき、便利である。
外装バッグは内装バッグに着脱自在に貼着したので、内装バッグと一体化でき、該内装バッグの膨縮にスリーブと共に追従できる。
特に、作業が完了した閉塞栓の回収後において、スリーブと共に外装バッグを取り外して新規な外装バッグを内装バッグに取り付ければ、閉塞栓の再使用が可能で経済的である。
スリーブは外装バッグに着脱自在に貼着したので、閉塞栓の回収後、外装バッグが再度の使用が可能な場合には、スリーブのみを取り外して新規なスリーブを外装バッグに取り付ければ、閉塞栓の再使用が可能でより経済的である等その実用的効果甚だ大である。
膨張状態の排水路付き閉塞栓の正面図である。 同上縦断面図である。 同上要部拡大図である。 排水路付き閉塞栓の変形例を示す正面図である。 排水路付き閉塞栓の他の変形例を示す縦断面図である。 同上要部拡大図である。 合流口に膨張前状態の排水路付き閉塞栓を挿入した状態を示す概略断面図である。 排水路付き閉塞栓で合流口を填塞した状態を示す概略断面図である。 図5の排水路付き閉塞栓で合流口を填塞した状態を示す概略断面図である。 図4の排水路付き閉塞栓で連通口を填塞した状態を示す概略断面図である。
以下本発明の実施の一形態例を図面に基づいて説明する。
本発明に係る排水路付き閉塞栓1(以下、閉塞栓1と称する。)は、老朽化した既設の大型の下水管Dの内壁に合成樹脂製の更生管(図示せず)をライニングする前の下水管Dを長さ方向に適宜に区切った区間Lの洗浄工程において使用されるものであって、下水管Dに合流する枝管B内適所を水密状に填塞して枝管Bからの下水を下水管Dの洗浄区間Lの外部Mへ排出させる様にしたものである。
この閉塞栓1は、上端に流入口2aを、下端に流出口2bを設けた剛性を有する排水導管2と、該排水導管2の周囲に空気の流出入で膨縮自在に設けた内装バッグ3と、該内装バッグ3の膨張規制と防護用にこれを被包する外装バッグ4と、該外装バッグ4外周に周着した厚み方向に弾性を有する発泡ウレタンゴム等の合成ゴム製のスリーブ5と排水導管2の流出口2bに水密状に連結した長尺な可撓管6とから主に構成し、該可撓管6と排水導管2の連続する一連の流路を排水路1aと成している。
排水導管2は、枝管Bよりも小径な所定口径と所定長さを有すると共に、硬質塩化ビニルなどの剛性を有する比較的軽量な合成樹脂製管から成り、排水導管2の上端2a及び下端2bは、内装バッグ3及び外装バッグ4の上下端より上方及び下方へ若干突出させている。
内装バッグ3は、気密性及び柔軟性を有するゴム製シートを樽状に形成、具体的には、上下に排水導管2の上下方外周の夫々に弾性的に装着可能な筒口3aを設けた漏斗部3bと、各漏斗部3bの大径部に連続する長尺な円筒状の胴部3cとから成る。
そして、各筒口3a外周には所定径のナイロン糸7を捲回して緊締することにより排水導管2外周に気密性が保持された内装バッグ3が形成される。
尚、各筒口3aと排水導管2とは、上記に限らず、接着等その他の手段によって内装バッグ3の気密性を保持しても良い。
又、上記空気の流通用のエアホース8を接続する内装バッグ3の一端部(漏斗部3b)に対応した排水導管2の一端開口部を流入口2a(図4参照)又は流出口2b(図1、5参照)と成すことにより、1形態の閉塞栓1で排水導管2の流出口2bに連結する可撓管6とエアーホース8 の延出方向を同一方向又は逆方向に設定できる。
即ち、図1〜3に示す閉塞栓1では、内装バッグ3下方の漏斗部3bに管継手9の先端が突入する様に挿通され、該管継手9は、これの内装バッグ3内外側の夫々より螺着した一対のナット9aで内装バッグ3の内外面を気密状に挟持することにて内装バッグ3に固着され、該内装バッグ3より外方突出する管継手9の基端に可撓性を有する所定長さのエアホース8の一端を着脱可能に気密連結し、該エアホース8は、これを接続した下方の漏斗部3bに対応した排水導管2の下端開口部を流出口2bと成して該流出口2bに連結した可撓管6と同一方向に延出して成り、エアホース8の他端を図示しないエアーポンプに連結している。
又、図4に示す閉塞栓1の変形例では、内装バッグ3上方の漏斗部3bに管継手9の先端が突入する様に挿通され、該管継手9は、上記と同様に内装バッグ3に固着され、該内装バッグ3より外方突出する管継手9の基端にエアホース8の一端を着脱可能に気密連結し、該エアホース8は、これを接続した上方の漏斗部3bに対応した排水導管2の上端開口部を流入口2aと成すことにより、該流入口2aの反対側の流出口2bに連結した可撓管6と逆方向に延出して成り、エアホース8の他端を図示しないエアーポンプに連結している。
尚、図4に示す閉塞栓1は、内装バッグ3に対する管継手9及びエアホース8の取付位置以外は、図1〜3に示す閉塞栓1と同一構成のため、その縦断面図及びこれの要部拡大図を省略し、図1〜3に示す閉塞栓1と同一又は相当部分には同じ符号を付している。
外装バッグ4は、引張強さ及び摩擦係数が大きく、透水率が小さくて柔軟性を有するガラス繊維入り不織布などの布製から成り、内装バッグ3を被包する様に収容し、内装バッグ3より大きい樽状(その形状については上記と同様なため説明は省略する。)に形成され、その円筒状の胴部4cの上下に連続して設けた漏斗部4bにおける筒口4aの付け根に締結具10を外嵌し、該締結具10の圧着にて内装バッグ3の筒口3aの付け根を介して排水導管2に括り付けている。
これにより、外装バッグ4は、内装バッグ3の過度の膨張を規制し、その膨張時形状を維持すると共に、内装バッグ3の損傷、破裂などを誘引する突起物などから保護している。
尚、外装バッグ4における管継手9の対応部位には、ナット9aを挿通可能な透孔4dが穿設されている。
締結具10はステンレス製のホースバンドであり、長さ方向全域にわたって斜め横向きの係合溝11aを所定ピッチで穿設したバンド11と、該バンド11の一端部上方に軸線がバンド11の長さ方向に合致する様に固定された筒状のハウジング12と、該ハウジング12とバンド11の一端部間に進退自在に挿通されたバンド11の他端側の係合溝11aに噛合する様にハウジング12に転動自在に内蔵されたウォームギア(図示せず)と、該ウォームギヤの一端よりハウジング12外部に回転自在に突出してその突端面にネジ回しを差し込む十字穴を刻設した操作軸13とから成る。
そして、操作軸13の回動にてハウジング12内のウォームギアを転動させることにより、ウォームギアに噛合するバンド11(係合溝11a)を進退させて一周して成るバンド11の輪状の口径を拡縮径自在と成し、バンド11の輪状の縮径による上記圧着にて外装バッグ4を内装バッグ3を介して排水導管2に括り付け、バンド11の輪状の拡径による圧着解除にて排水導管2から離脱可能と成している。
尚、締結具10は、合成樹脂製の結束用バンド(図示せず)であっても良い。
又、外装バッグ4の内面と内装バッグ3外面とは、図示しない両面テープを介して着脱自在に貼着している。
これにより、外装バッグ4は内装バッグ3と一体化でき、該内装バッグ3の膨縮にスリーブ5と共に追従する様に成しており、外装バッグ4の取り外しに際しては、締結具10による圧着解除後、内装バッグ3から引き剥がすことで成し得る。
スリーブ5は外装バッグ4に図示しない両面テープを介して着脱自在に貼着している。
尚、スリーブ5は、枝管B内適所に配した閉塞栓1を膨張させた時に、枝管Bの内面形状が歪であっても対応して枝管Bを水密状に閉塞する様に外装バッグ4の胴部4c外面に貼着したものである。
可撓管6は、合成樹脂製の長尺な蛇腹ホースから成り、該蛇腹ホース6の先端口を流出口2bに外嵌すると共に、上記と同様に図示例のホースバンド又は結束バンドから成る締結具10にて外嵌圧着して排水導管2と可撓管6を水密状に連結して排水路1aを構成している。
又、可撓管6の末端口6aは、図示例の様に、排水導管2と同素材で同径にして短尺な合成樹脂管の先端口を外嵌すると共に、その外周を締結具10にて外嵌圧着することにより、前記合成樹脂管と一体的に連結して頑丈に構成しても良い。
次に、閉塞栓1の他の変形例について、図5、6に基づき説明する。
この閉塞栓1は、主にエアホース8の取付け位置を変更したものであり、その他については上記と基本構造を同様としているので、上記と同一又は相当部分には同じ符号を図面に付し、説明を省略する。
具体的には、内装バッグ3の内側を気密状に区画する排水導管2の管壁において、その下方に先端が内装バッグ3内部に突入する様に排水導管2内から気密状に挿嵌され、基端が排水導管2内面に沿って流出口2bに指向するL字状の管継手9が配置されており、該管継手9の基端にエアホース8の一端を着脱可能に気密連結し、該エアホース8の他端は、排水路1aを通じてその末端口6aより外方へ延出し、図示しないエアーポンプに連結される。
尚、図5、6に示す閉塞栓1は、エアホース8の内装バッグ3との接続側に対応する排水導管2の一端開口部を流出口2bと成すことにより、排水導管2の流出口2bに連結する可撓管6とエアーホース8の延出方向を同一方向に設定したものを示したが、このタイプの閉塞栓1についても、エアホース8の内装バッグ3との接続側に対応する排水導管2の一端開口部を流入口2aと成すことにより、排水導管2の流出口2bに連結する可撓管6とエアーホース8の延出方向を逆方向に設定できる(図示せず)。
上記の様に構成された閉塞栓1において、エアホース8と可撓管6が同一方向に延出したもの(図1、5参照)では、主に洗浄区間Lの下水管Dに合流する複数の枝管Bとの合流口Cの夫々に使用される(図10参照)が、これに限定されず枝管B内の適宜箇所にも適用できる。
この使用に際し、閉塞栓1はエアホース8を介して下水管D内適所に配置したエアポンプに接続されているが、内装バッグ3に空気が供給されていない膨張前状態であり、下水管D内から流入口2aを上にして合流口Cへ向かって突き上げ、閉塞栓1を合流口C内に挿入配置する(図7参照、この図示例では、図1の閉塞栓1を代表例として示す。)。
そして、エアポンプからエアホース8を通じて内装バッグ3に空気を供給してその外側の外装バッグ4とスリーブ5と共に膨張させる。
すると、外装バッグ4外周に設けた厚み方向に弾性を有するスリーブ5が、例え枝管B内面が錆瘤等の付着・堆積物によって歪に変形していてもその内面形状に対応して変形し圧着されるため、合流口Cを隙間無く水密状に填塞できる(図8、9参照)。
尚、可撓管6の末端口6aは、閉塞栓1による合流口Cの水密填塞の前後の何れかに下水管Dの洗浄区間Lの外部M、好ましくは洗浄区間Lの下流側の外部Mへ配置しておく。
又、エアホース8と可撓管6が逆方向に延出したもの(図4参照)では、主に洗浄区間Lの下水管Dに合流する複数の枝管B上流の排水枡Sとの連通口Uの夫々に使用される(図10参照)が、これに限定されず枝管B内の適宜箇所にも適用できる。
この使用に際し、閉塞栓1はエアホース8を介して排水枡S近傍の地上に配置したエアーポンプに接続され、内装バッグ3に空気が供給されていない膨張前状態であって、可撓管6の末端6aを排水枡Sの開口部Hから排水枡S内を経て該排水枡Sとの連通口Uへ差し込んで可撓管6を枝管B内下流へと繰り入れ、その末端6aを合流口C、下水管D内部を通して、最終的には下水管Dの洗浄区間Lの外部M、好ましくは洗浄区間Lの下流側の外部Mへ到達させ、かかる状態で内装バッグ3が膨出前状態の閉塞栓1を枝管B内適所(図示例では連通口U内部)に配置する。
次いで、地上のエアーポンプからエアホース8を通じて内装バッグ3に空気を供給してその外側の外装バッグ4とスリーブ5と共に膨張させることにより、外装バッグ4外周に設けた厚み方向に弾性を有するスリーブ5が、上記と同様に、枝管Bの内面形状に対応して変形し圧着されるため、連通口Uを隙間無く水密状に填塞できる(図10参照)。
上記の様に、各種の閉塞栓1(図1、4、5参照)による枝管B内適所(図示例では合流口C、連通口U)の水密填塞で枝管Bの上流側を下水管Dと水密状に隔絶し、枝管Bからの下水管Dへの下水の浸入を阻止すると共に、排水導管2と可撓管6が連続する一連の排水路1aによって枝管Bに下水管Dの洗浄区間Lの外部Mが連通して、該外部Mに配置した可撓管6の末端口6aより枝管Bからの下水を下水管Dの洗浄区間Lの外部Mへその洗浄期間中継続して排水できる。
そして、上記洗浄が完了した作業終了後において、閉塞栓1を回収するにあたっては、エアポンプによって内装バッグ3内の空気を吸引排気する。
この時、外装バッグ4は内装バッグ3に両面テープを介して一体的に貼着されているので、内装バッグ3の収縮にスリーブ5と共に追従できるから、内装バッグ3等を排水導管2を心棒として収縮させられ、枝管B内の填塞箇所(図示例では合流口C、連通口U)より閉塞栓1を簡単に離脱させることができる。
そして、閉塞栓1の回収後において、必要に応じ各所に用いられている締結具10を取り外す。
即ち、操作軸13をネジ回しを用いて回動することにより、ハウジング12内のウォームギアを転動させて、締結具10による各所に対する圧着を解除する。
これにより、先ず排水導管2から可撓管6を分離し、続いて両面テープと共に外装バッグ4を内装バッグ3から剥がし、新規な外装バッグ4を内装バッグ3に取り付ければ、閉塞栓1の再使用が可能である。
又、外装バッグ4の継続使用が可能で、スリーブ5を廃棄する場合には、該スリーブ5を両面テープと共に外装バッグ4から剥ぎ取り、新規なスリーブ5を外装バッグ4に取り付ければ良い。
上記の様に、閉塞栓1の分解された各パーツは点検され、継続使用可能か、又は交換が必要か確認され、再度組み付けられて再使用される。
1 排水路付き閉塞栓
2 排水導管
2a 流入口
2b 流出口
3 内装バッグ
4 外装バッグ
5 スリーブ
6 可撓管
6a 末端口
8 エアホース
B 枝管
D 下水管
L (洗浄)区間
M 外部

Claims (5)

  1. 上端に流入口を、下端に流出口を設けた剛性を有する排水導管と、該排水導管の周囲に空気の流出入で膨縮自在に設けた内装バッグと、該内装バッグの膨張規制と防護用にこれを被包する外装バッグと、該外装バッグ外周に周着した厚み方向に弾性を有するスリーブと、前記排水導管の流出口に連結した長尺な可撓管とから成ることを特徴とする排水路付き閉塞栓。
  2. 上記空気の流通用のエアホースを接続する内装バッグの一端部に対応した排水導管の一端開口部を流入口又は流出口と成したことを特徴とする請求項1記載の排水路付き閉塞栓。
  3. 外装バッグは内装バッグに着脱自在に貼着したことを特徴とする請求項1又は2記載の排水路付き閉塞栓。
  4. スリーブは外装バッグに着脱自在に貼着したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の排水路付き閉塞栓。
  5. 下水管を長さ方向に適宜に区切った区間の洗浄工程において、かかる洗浄区間の下水管に合流する枝管からの下水を下水管の洗浄区間外部へ排出させる排水方法であって、請求項1、2、3又は4記載の排水路付き閉塞栓の内装バッグに空気を供給して該内装バッグをその外側の外装バッグとスリーブと共に膨張させることにより、前記排水路付き閉塞栓を枝管内適所に水密状に填塞すると共に、可撓管の末端口を下水管の洗浄区間外部へ配置したことを特徴とする下水管洗浄時の枝管排水方法。
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