JP3019480B2 - トランスデューサ送り装置 - Google Patents

トランスデューサ送り装置

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JP3019480B2
JP3019480B2 JP3163454A JP16345491A JP3019480B2 JP 3019480 B2 JP3019480 B2 JP 3019480B2 JP 3163454 A JP3163454 A JP 3163454A JP 16345491 A JP16345491 A JP 16345491A JP 3019480 B2 JP3019480 B2 JP 3019480B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク装置に適用す
るのに最適なトランスデューサ送り装置に関し、特に、
外部からの衝撃に対する緩衝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、光ディスク装置のトランスデ
ューサ送り装置として図4に示したものがある。
【0003】これは、ディスク状記録媒体である光ディ
スク1を記録及び/又は再生するトランスデューサとし
て光学ピックアップおよび磁界ヘッドを含む光学ブロッ
ク2を用いたものである。そして、光学ブロック2をス
ライダ3の上部に上向けに搭載し、シャーシ(図示せ
ず)上に水平に取り付けたガイドである一対のガイド軸
4をスライダ3の両側に平行に配置し、スライダ3の両
端を燒結含油軸受等からなる円筒状の一対の摺動軸受5
とガイドローラ6によって両ガイド軸4間に架設してい
る。そして、スライダ3上にラック板7をガイド軸4と
平行に取り付け、シャーシ上に垂直な支軸8a介して
取り付けたピニオン8をラック板7のラック7aに噛合
し、シャーシ上に取り付けたモータである駆動モータ9
のモータ軸9aによりウォーム10およびウォームホイ
ール11を介してピニオン8を回転駆動するように構成
している。
【0004】そして、光ディスク1をスピンドルモータ
(図示せず)によって高速で回転駆動しながら、駆動モ
ータ9によりウォーム10、ウォームホイール11を介
してピニオン8を正逆回転駆動し、ピニオン8によりラ
ック板7のラック7aを駆動して、スライダ3を両ガイ
ド軸4に沿って光ディスク1の半径方向である矢印a、
b方向に摺動して、光学ブロック2によって光ディスク
1の下面を記録及び/又は再生するように構成したもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のトラン
スデューサ送り装置は、スライダ3の摺動方向である矢
印a、b方向に外部から大きな衝撃が加わった場合、そ
の衝撃力はラック板7のラック7aからピニオン8に伝
わり、ウォームホイール11およびウォーム10を介し
てモータ9のモータ軸9aにスラスト方向の大きな力が
加えられる。そしてこの衝撃力によってモータ9だけで
なく、ラック7a、ピニオン8、ウォームホイール11
およびウォーム10を含むギアトレインの各ギアを破損
させ易いと言う問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、スライダの摺動方向に加えられる
外部からの大きな衝撃を効果的に緩衝することができる
トランスデューサ送り装置を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のトランスデューサ送り装置は、ディスク状
記録媒体を記録及び/又は再生するトランスデューサ
と、上記トランスデューサが搭載され、ガイドに沿って
摺動されるスライダと、上記スライダの摺動方向に沿っ
て一定範囲内で摺動できるようにこのスライダに取り付
けられたラック板およびスライド板と、シャーシに取り
付けられ、モータによって回転されて上記ラック板を駆
動するピニオンと、上記ラック板と上記スライド板とを
上記スライダの摺動方向の両方向から相互に弾性的に当
接させると共に、上記スライド板を上記スライダに設け
られたストッパーに上記スライダの摺動方向の一方向か
ら弾性的に当接する第1、第2の緩衝体とを備えたもの
である。
【0008】
【作用】上記のように構成された本発明のトランスデュ
ーサ送り装置は、第1、第2の緩衝体によりスライド板
を介してラック板をスライダのストッパーに対して定位
置に位置決めし、ピニオンによるラック板の駆動により
スライダをスムーズに摺動させることができるにも拘わ
らず、スライダの摺動方向に加えられる大きな衝撃を第
1、第2の緩衝体によって効果的に緩衝することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を光ディスク装置のトランスデ
ューサ送り装置に適用した一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。なお、図4と同一構造部には同一の符号
を付して重複説明を省略する。
【0010】まず、ラック板7の下部にスライド板12
が重ねて配置されていて、これらラック板7とスライド
板12とはスライダ3上に取り付けられた一対のガイド
ピン13にガイド軸4と平行なそれぞれ一対の長孔1
4、15によって遊嵌されている。従って、ラック板7
とスライド板12はスライダ3上に矢印a、b方向に一
定範囲内で摺動自在に取り付けられている。また、両ガ
イドピン13間のほぼ中央位置でスライダ3上に垂直に
取り付けられたストッパーであるストッパーピン16が
スライド板12の角孔17を貫通してラック板7の長い
角孔18内に挿入されている。
【0011】そして、ラック板7のラック7a側とは反
対側でスライド板12に一体に形成されたばね係止部1
9とスライダ3上に取り付けられたばね係止部20との
間に第1の緩衝体でありガイド軸4と平行な第1の引張
ばね21の両端が係止されている。また、ストッパーピ
ン16の上端とラック板7に形成されたばね係止部22
との間に第2の緩衝体でありガイド軸4と平行な第2の
引張ばね23の両端が係止されている。なお、第1の引
張ばね21のばね力をP1とし、第2の引張ばね23の
ばね力をP2とすると、P1>P2に構成されている。
【0012】そして、ラック板7の長さ方向における矢
印b方向の一端である当接部7bとスライド板12の同
方向の一端から上方に垂直に折り曲げられた当接部12
aとが矢印a、b方向から相互に弾性的に当接され、ま
た、第2の引張ばね23によりスライド板12の角孔1
7の一端である当接部12bがストッパーピン16に矢
印a方向から弾性的に当接されている。
【0013】次に、動作を説明する。まず、外部からの
衝撃がない定常状態では、第1、第2の引張ばね21、
23によってラック板7とスライド板12とがこれらの
当接部7b、12aによって矢印a、b方向から相互に
弾性的に当接される。そして、第1の引張ばね21が第
2の引張ばね23に打ち勝って、スライド板12の当接
部12bをストッパーピン16に矢印a方向から弾性的
に当接させている。
【0014】従って、ラック板7はスライド板12を介
してストッパーピン16に対する定位置に位置決めされ
ている。そして、前述したように、駆動モータ9によっ
てピニオン8を正逆回転し、ピニオン8によりラック板
7のラック7aを駆動して、スライダ3を両ガイド軸4
に沿って矢印a、b方向に駆動する際、第1、第2の引
張ばね21、23が交互に矢印a、b方向に引張られ、
これら第1、第2の引張ばね21、23に抗してスライ
ダ3が矢印a、b方向にスムーズに摺動される。
【0015】次に、スライダ3の摺動方向である矢印
a、b方向に外力による大きな衝撃が加えられた場合の
緩衝作用を説明する。
【0016】まず、ピニオン8とモータ軸9aとの間の
ギアトレイン中にウォーム10およびウォームホイール
11が介在されているので、矢印a、b方向の衝撃力は
モータ9を回転させる力とはならず、モータ軸9aのス
ラスト方向への力となる。しかし、モータ軸9aはスラ
スト方向へは可動しないため、ピニオン8によりラック
板7が固定された形になり、上記の衝撃力は全てモータ
軸9aの軸受あるいはギアトレイン中のギアに加えられ
ることになる。
【0017】そして、このトランスデューサ送り装置
は、モータ9やギアトレイン中のギアに加えられる衝撃
力を効果的に緩衝することができる。
【0018】即ち、まず、スライダ3に矢印a方向の外
力による大きな衝撃力が加えられた場合、ピニオン
よって固定されているラック板7にスライド板12が当
接部7b、12aどうしで当接していて、このスライド
板12が矢印a方向には動けない。従って、ラック板7
およびスライド板12に対してスライダ3だけが矢印a
方向に摺動し、スライダ3と一体に矢印a方向に移動さ
れるばね係止部20によって第1の引張ばね21が伸長
され、その矢印a方向の衝撃力が効果的に緩衝される。
なおこの時、ストッパーピン16がスライダ3と一体に
矢印a方向に移動するので、第2の引張ばね23は縮
む。
【0019】次に、スライダ3に矢印b方向の外力によ
る大きな衝撃力が加えられた場合、スライダ3と一体の
ストッパーピン16が当接部12bを介してスライド板
12を矢印b方向に押すため、ピニオン8によ固定さ
れたラック板7に対してスライド板12とスライダ3が
一体に矢印b方向に摺動し、スライダ3と一体に矢印b
方向に移動されるストッパーピン16によって第2の引
張ばね23が伸長され、その矢印b方向の衝撃力が効果
的に緩衝される。この時、第1の引張ばね21の伸縮は
起きない。
【0020】従って、第1、第2引張ばね21、23の
ばね力P1、P2に関して、矢印a方向の衝撃に対して
はP1−P2の値を、矢印b方向の衝撃に対してはP2
の値をそれぞれモータ9やギアトレイン中のギアの強度
以下に設定しておけば、外部からの衝撃による破損を防
ぐことができる。特に、P1=2P2に設定すれば、矢
印a方向、矢印b方向の両方向共に同じ設定値にするこ
とができる。
【0021】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づき各種の変更が可能である。
【0022】例えば、トランスデューサは、光学ブロッ
ク以外の磁気ヘッド等であっても良く、また、緩衝体は
引張ばねの他圧縮ばねであっても良い。
【0023】
【発明の効果】本発明のトランスデューサ送り装置は、
以上のように構成されているので、次のような効果を奏
する。第1、第2の緩衝体によりスライド板を介してラ
ック板をスライダのストッパーに対して定位置に位置決
めし、ピニオンによるラック板の駆動によりスライダを
スムーズに摺動させることができるにも拘らず、スライ
ダの摺動方向に加えられる大きな衝撃を第1、第2の緩
衝体によって効果的に緩衝することができるようにした
ので、外部からの大きな衝撃力がモータや各ギアに直接
加えられて、これらが破損されることを未然に防止する
ことができ、耐衝撃性を著しく増大させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるトランスデューサ送り
装置を示す斜視図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】図2のAーA矢視での断面側面図である。
【図4】従来のトランスデューサ送り装置を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 光ディスク(ディスク状記録媒体) 2 光学ブロック(トランスデューサ) 3 スライダ 4 ガイド軸(ガイド) 7 ラック板 7a ラック板のラック 7b ラック板の当接部 8 ピニオン 9 駆動モータ(モータ) 12 スライド板 12a、12b スライド板の当接部 13 ガイドピン 14、15 長孔 16 ストッパーピン(ストッパー) 19、20、22 ばね係止部 21 第1の引張ばね(第1の緩衝体) 23 第2の引張ばね(第2の緩衝体) a、b スライダの摺動方向

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体を記録及び/又は再生
    するトランスデューサと、上記トランスデューサが搭載
    され、ガイドに沿って摺動されるスライダと、上記スラ
    イダの摺動方向に沿って一定範囲内で摺動できるように
    このスライダに取り付けられたラック板およびスライド
    板と、シャーシに取り付けられ、モータによって回転さ
    れて上記ラック板を駆動するピニオンと、上記ラック板
    と上記スライド板とを上記スライダの摺動方向の両方向
    から相互に弾性的に当接させると共に、上記スライド板
    を上記スライダに設けられたストッパーに上記スライダ
    の摺動方向の一方向から弾性的に当接する第1、第2の
    緩衝体とを備えたトランスデューサ送り装置。
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