JP3019454U - 熱可塑性樹脂ストランドの脱水装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂ストランドの脱水装置

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JP3019454U
JP3019454U JP1995007035U JP703595U JP3019454U JP 3019454 U JP3019454 U JP 3019454U JP 1995007035 U JP1995007035 U JP 1995007035U JP 703595 U JP703595 U JP 703595U JP 3019454 U JP3019454 U JP 3019454U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行中の熱可塑性樹脂ストランド群を、スト
ランドカッタにてチップに切断する前に、ストランド群
に付着する冷却水を脱水するに際して、ストランド群の
走行姿勢を乱すことなく規整・案内しながら吸引脱水す
る装置を提供する。 【構成】 ストランド群Sと接触し、かつその走行速度
に対応する周速度となるように回転されるロ−ラの外周
表面を通気通水可能なメッシュ状とした吸着ロ−ル31
と、この吸着ロ−ラ31の幅方向に内嵌し、かつ吸着ロ
−ラ31と回転可能に可及的に内接して設けた吸引パイ
プ31Bと、この吸引パイプ31Bの吸引スリット31
Sをメッシュロ−ラ31と走行するストランド群Sとの
ほぼ接線方向に配置し、この吸引スリット31Sの内側
より吸引脱水する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は複数のダイノズルから熱可塑性プラスチック材料を連続的に吐出され てくるストランドを、水冷しながら搬送し、回転カッタで切断してペレット(チ ップ)を製造するに際し、このストランド群の表面に付着した冷却水を効率的に 脱水または除水するストランドグラニュレ−タにおける熱可塑性樹脂ストランド の脱水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にストランドグラニュレータ(Strand Granulater、ま たはペレタイザ、造粒装置とも言う)は、ダイから押出された溶融樹脂を冷却水 槽またはシャワに導入して、ストランド状に冷却固化した後、ストランドカッタ の引き取りロ−ラを介して固定刃と回転刃に依って1段の縦切りを行い、ペレッ ト状又はチップ状の製品を得るようにしている。そしてこのストランドのカット 方式としては、 (1)冷却水と共にストランドカッタに送り込むアンダ−ウォ−タ方式、 (2)冷却水と共にストランドカッタに積極的に送り込みはしないが、ストラン ド群に付着する冷却水と共にストランドカッタに送り込むウェットカット方式、 (3)ストランド群に付着する冷却水をストランドカッタに送り込む前に脱水す るドライカット方式 等がある。 しかし、このペレット状又はチップ状にカットしたストランド表面に冷却固化 時の水分が付着等にて残留していると、該ペレットを使用して溶解、成型を行な う際不都合が生じるので、このストランド群に付着する冷却水を予め除去してい る。この水分の除去方法としては (I)ストランドカッタでカットする前に除水するプレカット方式と、 (II)ペレット状になったものを脱水するアフタ−カット方式 とがある。 さらに、前記ドライカット方式に於いては、 (イ)ストランド群に付着する冷却水を脱水するに際し、ストランド群に乾燥空 気を吹き付けるブロ−方式、 (ロ)ストランド群の隙間から吸引して脱水するブレッス方式、ニュ−マチック 方式 (ハ)軟質のゴムロ−ラ等で絞りとるスクィ−ズ方式 等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ストランド群の隙間から吸引して脱水するブレッス方式またはニュ− マチック方式に於いては、 (a)連続的に走行するストランド群を、ストランド群の隙間から空気を吸引す ることに依って、ストランド群に付着する冷却水を吸引するノングリップ方式と 、 (b)ストランド走行の前後関係にて上下対のグリップロ−ラ−2対にて把持し ながら、この2対のグリップロ−ラ−の中間にて吸引脱水するインタ−メディエ −トグリップ方式 とがある。従って(a)のごとき連続的に走行するストランド群をノングリップ のままストランド群の隙間から空気を吸引したり、また(b)のごときストラン ド群の走行の前後関係にて2対のグリップロ−ラ−の中間にて吸引脱水するので 、上記(a)および(b)のいずれの方式でも、吸引脱水する箇所でのストラン ド群の把持が十分に行なわれていないため、ストランド群の走行中の姿勢を乱す 可能性が大きく、若しストランド群の内の1本でも走行に不具合が発生する時に は、吸引脱水する箇所に切断されたストランドが吸引力で団子状に集中して、他 の残された正常なストランドの走行をも連れられて不具合が生じるものとなる。
【0004】 本考案は、上述の欠点に鑑みて吸引により除水するブレッス方式またはニュ− マチック方式に、さらにブロ−方式とスクィ−ズ方式を組み合わせたもので、1 本の吸着ロ−ルを以て連続的に走行するストランド群をグリップして規整しなが ら自らで効率的に、しかも確実に吸引脱水することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するためになしたもので、ストランド群と接触し、か つその走行速度に対応する周速度となるように回転されるロ−ラの外周表面を通 気通水可能なメッシュ状とした吸着ロ−ルと、この吸着ロ−ラの幅方向に内嵌し 、かつ吸着ロ−ラを回転可能に可及的に内接して設けた吸引パイプと、この吸引 パイプの吸引スリットをメッシュロ−ラと走行するストランド群とのほぼ接線方 向に配置し、この吸引スリットの内側より吸引脱水することを要旨とする。 また、ストランド群の走行速度に対応する周速度となるように回転するロ−ラ の外周表面を通気通水可能のメッシュ状とし、この吸着ロ−ラの幅方向に、吸着 ロ−ラと回転可能に可及的に内接する吸引パイプを設け、この吸引パイプに設け る吸引スリットをメッシュロ−ラと走行するストランド群との接線方向よりもや や上流側又は下流側になるように調節可能の取付手段を介して設け、吸引スリッ トの内側より吸引脱水することを要旨とする。 ストランド群の走行速度に対応する周速度となるように回転する通気通水可能 のメッシュロ−ラに、回転可能に可及的に内接する吸引スリットを有する吸引パ イプを介して吸引脱水するようにすると共に、この吸着ロ−ラに接して受動的に 回転するロ−ラを配置し、この上下対をなすローラ間にストランド群を挟み搬送 しつつ吸引脱水することを要旨とする。 ストランド群の走行速度に対応する周速度となるように回転する通気通水可能 のメッシュ状の吸着ロ−ラに、可及的に回転可能に内接する吸引スリットを有す る吸引パイプを介して吸引脱水するようにすると共に、この吸着ロ−ラの2本を 上下に夫々配設し、かつ上方の吸着ローラを受動的に回転するようにし、この上 下対とした吸着ローラにてストランド群の吸引脱水することを要旨とする。 ストランドカッタのフィ−ドロ−ルを通気通水可能のメッシュ状とし、回転可 能に可及的に内接する吸引パイプに吸引スリットを設け、この吸引パイプの吸引 スリットを介して吸引脱水をすることを要旨とする。
【0006】
【作用】
熱可塑性樹脂がストランドグラニュレ−タSGのダイヘッド101から吐出さ れてストランド群Sとなり、これをストランドグラニュレ−タの冷却槽111内 を通過させることにより所定の冷却が行われて固化され、この冷却固化されたス トランドの走行途中において、走行中のストランド群を、ボトム側は能動型、ア ッパ−ロ−ルは受動型とした上下対をなすテ−クアップロ−ラにて、グリップ又 はニップしながら、或いは能動側のボットムロ−ルのみのテ−クアップロ−ルと して、しかもこのテ−クアップロ−ラを吸着ローラとして用い、かつこのローラ の表面を通気通水可能のメッシュ或いはパ−フォレ−トとし、ストランドの走行 速度に対応するような周速度となるように回転させ、このメッシュ或いはパ−フ ォレ−トのテ−クアップロ−ルの内部に、回転しない吸引スリットを、走行する ストランドがこのメッシュ或いはパ−フォレ−トのテ−クアップロ−ルと接する 方向に向けて対置するようにしているので、このテ−クアップロ−ラ自身にてス トランドの走行を規整しながら、しかもこのテ−クアップロ−ラが吸着ローラと して作用し、ストランドに付着する水分を吸引脱水をすることができ、ストラン ド群の走行に支障を起こすことなく確実に吸引脱水することができるものとなる 。
【0007】
【実施例】
以下本考案の熱可塑性樹脂ストランドの脱水装置における一実施例を図面に基 づいて説明する。 図2はストランドグラニュレ−タの概略側面図で、図においてSGはストラン ドグラニュレ−タで、このストランドグラニュレ−タSGは図2に示すようにダ イヘッドと、このダイヘッド1を備えた冷却槽2と、この冷却槽2に隣接したテ ークアップを兼ねた吸着ローラ装置3と、ストランドカッタ4とより構成される 。ダイヘッド1のダイバルブ11の先端に取り付けた所要径のダイノズル12か ら溶融した熱可塑性樹脂を吐出して、ストランド群Sとすると共に、このストラ ンド群Sはストランドグラニュレ−タSGのダイヘッド1に隣接した冷却槽2( クェンチバス)に導かれ、この冷却槽2内の冷却水に浸責されると冷却されて固 化される。 なお、この冷却槽2は操業上左右に移動させることがあり、この移 動を容易に行うため、下部には冷却槽移動用の車輪24が設置される。
【0008】 冷却槽2内に吐出された溶融状態のストランド群Sはこの冷却槽内に設置され たガイドプレ−ト21及びガイドバ−22a,22b,22c・・・にて順次案 内されて冷却槽内を移動する際、所定の冷却固化がなされ、次いで冷却槽終端位 置に設けたテンションレバ−23を経て次工程のテ−クアップを兼ねた吸着ロー ラ装置3に送られる。
【0009】 この実施例では、テ−クアップを兼ねた吸着ローラ装置3はアッパ−ロ−ル3 2と、ボットムテ−クアップロ−ルとなる吸着ロール31とが上下1対となって おり、ボットムテ−クアップロ−ル用の吸着ロール31はテ−クアップ駆動部3 3に依りテ−クアップ駆動ベルト34を介して回転される。この吸着ロール31 の回転駆動速度即ち周速度は、走行するストランド群Sの走行速度と合わせるよ うにする。そしてアッパ−ロ−ル32は、加圧装置(図示せず)に依りボットム テ−クアップロ−ルとして吸着ロール31に対して予め定めた圧力で加圧接触さ れており、この吸着ロ−ルに従動して回転し、ストランド群を挾んで搬送するよ うになっている。
【0010】 テ−クアップを兼ねた吸着ローラ装置3を経て脱水されたストランド群Sは、 次工程のストランドカッタ部4のフィ−ドロ−ラ41へストランド群を送り込み 、ストランドカッタ部4に設けた固定刃42(デッドナイフ又はベッドナイフと も云う)と、ストランドカッタ駆動部44にてベルト45を介して所定の速さで 回転する回転刃43(ロ−タリカッタ)に依って所定長さに切断され、所望のチ ップPまたはペレットを得るものである。
【0011】 前記ストランドグラチュレータSGにおけるテ−クアップ部に本考案の吸着ロ −ルが適応され、これにより冷却槽にて水冷されたストランド群Sはまだ冷却水 が付着しているので、ストランドカッタ4に導入される前に、本考案装置が適用 されるものである。この実施例では、上下対をなすテ−クアップロ−ラとなって おり、アッパ−ロ−ル32をボットムテ−クアップロ−ルとなる吸着ロール32 に対し、予め定めた圧力にて加圧し、ストランド群Sをこの上下のローラ間にて グリップしながら走行制御し、ストランド群は、テ−クアップの吸着ロ−ラ自身 にて吸引脱水をすることによって、ストランド群の走行に支障を起こすことなく 、吸引脱水して次工程のストランドカッタ部4のフィ−ドロ−ラ41へストラン ド群を送り込み、ストランドカッタ部にて所定長さに切断され、所望のチップP (或いはペレットとも云う)を得る。
【0012】 吸着ロ−ル31の詳細を図1に示す。 この吸着ロール31は、ストランド群Sの走行速度と一致した周速度をもって 回転駆動されるメッシュ状もしくはパンチングメタル状の所要径と長さを有する 吸着ロール本体31A内に吸引パイプ31Bを内嵌し、かつこの吸引パイプ31 Bは吸着ロール本体内周面に可及的に近接し、フレームFに固定されるようにし て構成される。
【0013】 さらに詳しく説明すれば、吸着ローラ本体31Aはストランド群Sの外表面に 付着した冷却水を除去するために通過することが出来る微細な穴開きのメッシュ 状の吸着ロ−ラ本体31Aの両端外周部に設けたフランジ31F,31Fを、ベ アリング31C,31C、ベアリングハウジング31H,31Hを介してフレ− ムに回動自在に支持されると共に、一方のフランジ31Fには回動用のプーリま たはギヤ31Eを取り付け、駆動用タイミングベルトプ−リ−34を介して駆動 源にて回転され、この駆動速度はストランドの走行速度とほぼ同じ表面速度にな るよう回転させる。 メッシュ状のロ−ラ本体31Aの内側には、回転可能に接触するかもしくは可 及的に近接して回転しない中空の吸引パイプ31Bを設け、この吸引パイプ31 Bの端部から真空ポンプないし減圧バルブ(いづれも図示しない)から吸引する ようにする。そして、吸引パイプ31Bの幅方向に、走行するストランド群がメ ッシュ状の吸着ロ−ラ本体の表面を接触走行する方向にほぼ向けて吸引スリット 31Sを設けて、吸引パイプの端部から吸引することにより吸引スリット31S を介し、回転するメッシュ状の吸着ロ−ラ本体の表面からストランド群に付着す る冷却水を吸着吸引して脱水するようにする。
【0014】 吸引パイプ31Bの一端外周には、フランジFを突設し、本体フレームにボル トBにて固定するが、この場合吸引パイプ31Bに設けた吸引スリット31Sの 方向を図3に示すように角度θを調整可能なようにフランジFに円弧形の長孔を 設け、この長孔内に挿通するボルトBの締結にて本体フレームに固着させると共 に、他端には支承軸30を固定し、この支承軸30の外周にベアリング31Dを 設け、このベアリング31Dにて前記吸着ロール本体の一方のフランジ31Fを 回動可能に支持する。なおこの支承軸30の端部にはフレームを突設し、本体フ レームに固定される。
【0015】 斯様にして吸引脱水されたストランド群は、次工程のストランドカッタ部4の フィ−ドロ−ラ部41へストランド群を送り込み、ストランドカッタ部4の固定 刃42(デッドナイフ又はベッドナイフ)と、ストランドカッタ駆動部44にて ベルト45を介して所定の速さで回転する回転刃43(ロ−タリカッタ)に依っ て所定長さに切断され、所望のチップまたはペレットPを得る。
【0016】 次に、吸引スリット31Sの方向設置について説明する。 メッシュ或いはパ−フォレ−トのテ−クアップ用の吸着ロ−ル本体31A)の内 部に接する様に対置され、回転しない吸引パイプ31Bの吸引スリット31Sの 方向は、図3に示すようにストランド群Sが、ストランド群の走行速度に対応せ る表面速度となるように回転する通気通水可能のメッシュ状或いはパ−フォレ− ト状の吸着ロ−ル本体31Aと接する接線よりも、若干ストランドの進行に対し てやや上流側又は下流側になるように角度θを調節する方が、ストランドの進行 速度やストランドの本数や太さによって付着する冷却水の吸着が効率的であるの で、これを微調整するものである。即ち、吸引スリット取り付け角度調節装置は 、本体フレ−ム3Fに取り付けるに際し、吸引パイプ31Bの支承軸30の一端 に溶接されたるフランジFと他端側のフランジFの外周側の位置に複数個、好ま しくは3ないし4個の傾き角度調整用の長穴hを円周弧に添って、傾き角度の要 調整範囲よりも若干大きめに開け、本体フレ−ム3Fに円周に長穴に対応して開 けられた複数個、好ましくは3ないし4個のネジ穴に、所定の傾き角度θとなる ようし、ボルトBにてメッシュ状のロ−ラのフランジFをフレ−ム3Fに固定す る。
【0017】 なお、ストランドの進行速度やストランドの本数や太さによって付着する冷却 水の吸着を効率的にするために吸引スリット取り付け角度を調節するとき、あら かじめ傾き角度θが零すなわち、メッシュロ−ラの幅方向にて走行するストラン ド群が接する接線方向に吸引スリットが直交する時の位置をあらかじめ刻印して おき、これに基づき必要な角度の値をフレ−ムのネジ穴の外側に記入しておくと 当該角度の調節が至便である。
【0018】 次に、図4の(B)に示す実施例について説明する。この実施例では上下対を なすテ−クアップ用のロ−ラを共に、メッシュ或いはパ−フォレ−トの吸着ロー ラ31,31を上下に対設したものである。即ち、アッパ−ロ−ル32を、前述 する回転するロ−ラの表面を通気通水可能のメッシュ状の吸着ロ−ルとし、吸着 ロ−ラの幅方向に吸着ロ−ラと回転可能に内接する吸引パイプを設け、吸引パイ プの吸引スリットをメッシュロ−ラと走行するストランド群とのほぼ接線方向に 配置し、吸引スリットの内側より吸引脱水する吸着ロ−ルと同様の構造とするが 、ここでアッパ−ロ−ルでは逆に吸引スリットと吸引パイプより吸引するのでな く空気を吐出し、吸引するボットムテ−クアップ用の吸着ロ−ル31に対向して 設置するものである。
【0019】 この時、アッパ−ロ−ルにおけるスリットの幅は、吸引するボットムテ−クア ップ用の吸着ロ−ルのスリットの幅よりも広いほうが良いし、吐出するアッパ− ロ−ルのスリットの傾き角度は、ボットムテ−クアップ用の吸着ロ−ルの傾き角 度が上流方向であるに対し逆にスリットストランド走行方向の下流側にすること もできる。 また、アッパ−ロ−ルを、ボットムテ−クアップ用のロ−ルと同様にともに吸 着ロ−ルとすることができる。
【0020】 さらに、他の実施例として、ストランドカッタのフィ−ドロ−ルをメッシュ状 (或いはパ−フォレ−ト状)の吸着ロ−ルとすることができる。ストランドカッ タ4のフィ−ドロ−ル41のボットムまたはアッパ−を前述の吸着ロ−ルとする ものである。この場合、冷却槽2から出てきたストランド群Sは、省略されたテ −クアップロ−ラ−をパスして、ストランドカッタ部4のフィ−ドロ−ラ部41 へストランド群が送り込まれ、当該フィ−ドロ−ルを経て固定刃(デッドナイフ 又はベッドナイフ)と、ストランドカッタ駆動部にてベルトを介して所定の速さ で回転する回転刃43(ロ−タリカッタ)に依って所定長さに切断され、所望の チップまたはペレットPを得る。
【0021】
【考案の効果】
本考案によるときは、ストランドの走行速度に対応するような周速度となるよ うに、通気通水可能のメッシュ(或いはパ−フォレ−ト)のテ−クアップを兼ね た吸着ロ−ラを回転させながら、この吸着ローラ内に配設した吸引パイプに設け た吸引スリットから一定の内部方向に吸引脱水するので、ストランド群の走行姿 勢を規整すると共に、高速で走行するストランドに付着した冷却水の除去が効率 的に行え、脱水が確実に行える利点がある。 請求項2において、吸引パイプに設ける吸引スリットをメッシュロ−ラと走行 するストランド群との接線方向よりもやや上流側又は下流側になるように調節可 能の取付手段を介して設け、吸引スリットの内側より吸引脱水するようにしてい るので、ストランドに付着した冷却水の除去がより確実に行える利点がある。 請求項3において、吸着ロ−ラに接して受動的に回転するロ−ラを配置し、こ の上下対をなすローラ間にストランド群を挟み搬送しつつ吸引脱水するので、ス トランドの搬送を確実に行える。 請求項4において、吸着ロ−ラの2本を上下に夫々配設し、かつ上方の吸着ロ ーラを受動的に回転するようにし、この上下対とした吸着ローラにてストランド 群の吸引脱水するので、ストランドに付着した冷却水の除去がストランドの上下 両方面より行えてより確実に行える利点がある。 請求項5において、ストランドカッタのフィ−ドロ−ルを通気通水可能のメッ シュ状とし、回転可能に可及的に内接する吸引パイプに吸引スリットを設けてい るので、このストランドカッタの吸引パイプの吸引スリットを介して吸引脱水を することができ、構造を簡易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の熱可塑性樹脂ストランドの脱水装置の
一実施例を示す吸着ロ−ルを示す断面図である。
【図2】ストランドグラニュレ−タの概略側面図であ
る。
【図3】吸着ロールの縦断側面図である。
【図4】テークアップとして用いる吸着ロールの説明図
である。
【符号の説明】
S ストランド群 P チップ(またはペレットと云う) SG ストランドグラニュレ−タ 1 ダイヘッド 11 ダイバルブ 12 ダイノズル 2 冷却槽 24 冷却槽移動用車輪 21 ガイドプレ−ト 22a ガイドバ− 22b ガイドバー 22c ガイドバ− 23 テンションレバ− 4 ストランドカッタ 41 フィ−ドロ−ラ部 42 固定刃 43 回転刃 3 吸着ロ−ル 31 メッシュ状の吸着ロ−ラ 32 アッパーロール 31A 吸着ロール本体 30 支承軸 31B 吸引パイプ 31S 吸引スリット

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストランド群と接触し、かつその走行速
    度に対応する周速度となるように回転されるロ−ラの外
    周表面を通気通水可能なメッシュ状とした吸着ロ−ル
    と、この吸着ロ−ラの幅方向に内嵌し、かつ吸着ロ−ラ
    と回転可能に可及的に内接して設けた吸引パイプと、こ
    の吸引パイプの吸引スリットをメッシュロ−ラと走行す
    るストランド群とのほぼ接線方向に配置し、この吸引ス
    リットの内側より吸引脱水することを特徴とするストラ
    ンドグラニュレ−タにおける熱可塑性樹脂ストランドの
    脱水装置。
  2. 【請求項2】 ストランド群の走行速度に対応する周速
    度となるように回転するロ−ラの外周表面を通気通水可
    能のメッシュ状とし、この吸着ロ−ラの幅方向に、吸着
    ロ−ラと回転可能に可及的に内接する吸引パイプを設
    け、この吸引パイプに設ける吸引スリットをメッシュロ
    −ラと走行するストランド群との接線方向よりもやや上
    流側又は下流側になるように調節可能の取付手段を介し
    て設け、吸引スリットの内側より吸引脱水することを特
    徴とせるストランドグラニュレ−タにおける熱可塑性樹
    脂ストランドの脱水装置。
  3. 【請求項3】 ストランド群の走行速度に対応する周速
    度となるように回転する通気通水可能のメッシュロ−ラ
    に、回転可能に可及的に内接する吸引スリットを有する
    吸引パイプを介して吸引脱水するようにすると共に、こ
    の吸着ロ−ラに接して受動的に回転するロ−ラを配置
    し、この上下対をなすローラ間にストランド群を挟み搬
    送しつつ吸引脱水することを特徴とするストランドグラ
    ニュレ−タにおける熱可塑性樹脂ストランドの脱水装
    置。
  4. 【請求項4】 ストランド群の走行速度に対応する周速
    度となるように回転する通気通水可能のメッシュ状の吸
    着ロ−ラに、可及的に回転可能に内接する吸引スリット
    を有する吸引パイプを介して吸引脱水するようにすると
    共に、この吸着ロ−ラの2本を上下に夫々配設し、かつ
    上方の吸着ローラを受動的に回転するようにし、この上
    下対とした吸着ローラにてストランド群の吸引脱水する
    ことを特徴とするストランドグラニュレ−タにおける熱
    可塑性樹脂ストランドの脱水装置。
  5. 【請求項5】 ストランドカッタのフィ−ドロ−ルを通
    気通水可能のメッシュ状とし、回転可能に可及的に内接
    する吸引パイプに吸引スリットを設け、この吸引パイプ
    の吸引スリットを介して吸引脱水をすることを特徴とす
    るストランドグラニュレ−タにおける熱可塑性樹脂スト
    ランドの脱水装置。
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