JP3019304U - 羽 織 - Google Patents

羽 織

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JP3019304U
JP3019304U JP1995006809U JP680995U JP3019304U JP 3019304 U JP3019304 U JP 3019304U JP 1995006809 U JP1995006809 U JP 1995006809U JP 680995 U JP680995 U JP 680995U JP 3019304 U JP3019304 U JP 3019304U
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JP
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embroidery
haori
tulle
fabric
denier
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JP1995006809U
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English (en)
Inventor
堀口眞男
Original Assignee
堀口 眞男
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 和装及び洋装のいずれにも、軽く羽織ること
ができ、しかも、改まった席でも、違和感なく着用でき
る装飾性に富んだ羽織を提供する。 【構成】 20〜75デニールのポリエステル繊維から
なるチュール地1の表面に、無地染又は絣染の絹糸で構
成された太さの異なる二種以上の紐2を用いて、刺繍を
施した長方形の刺繍地3を2枚用いて形成された袖無し
の羽織であり、各刺繍地3をそれぞれ長手方向中央部で
半分に折り曲げて半身の前見頃4と後見頃5が形成され
ており、背中央線で、2枚の刺繍地3が縫合されてお
り、かつ、各刺繍地3の前見頃4と後見頃5が脇で縫合
されている。なお、刺繍地3に使用した紐2の少なくと
も一種を、チュール地1に1〜3cm幅のベルト状に刺繍
したテープ6で、前衿、後衿、裾及び袖口は縁取られて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チュール地に紐刺繍を施した生地を使用した羽織に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、和装及び洋装のいずれにも、軽く羽織ることができ、しかも、改まった 席でも、違和感なく着用できる羽織は存在しなかった。
【0003】 また、チュール地は、花嫁のベール等に使用されるものであり、それに刺繍す ることも知られているが、この刺繍は、ハンカチーフやブラウス等に使用される エンブロイダリー的なものに限られていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、チュール地を用いて、和装及び洋装のいずれにも、軽く羽織ること ができ、しかも、改まった席でも、違和感なく着用できる装飾性に富んだ羽織を 提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の羽織は、20〜75デニールのポリエステル繊維からなるチュール地 の表面に、無地染又は絣染の絹糸で構成された太さの異なる二種以上の紐を用い て、刺繍を施した長方形の刺繍地を2枚用いて形成された袖無しの羽織である。 この羽織は、各刺繍地をそれぞれ長手方向中央部で半分に折り曲げて半身の前見 頃と後見頃に形成し、背中央線で、2枚の刺繍地を縫合し、かつ、各刺繍地の前 見頃と後見頃を脇で縫合してなるものである。なお、別途、刺繍地に使用した紐 の少なくとも一種を、チュール地に1〜3cm幅のベルト状に刺繍したテープを準 備し、これを、前衿、後衿、裾及び袖口の縁取りに使用することにより、全体に 統一された、豪華な羽織に仕上げられている。
【0006】 本考案において、刺繍は手作業で実施されてもよいが、電子ハンドル刺繍機を 使用して施されているのが好ましい。
【0007】 また、本考案では、チュール地として、適度の張りと強度を有するポリエステ ル繊維からなるものを使用するが、特に、20〜50デニールというように、一 般に市販されていないような細いポリエステル繊維からなるものを使用するのが 好ましい。
【0008】 かかるチュール地に刺繍する紐は、絹糸からなるものであり、一般に太さが1 〜6mm程度のものを組み合わせて使用するのが好ましい。
【0009】 なお、本考案において使用される長方形の刺繍地(例えば、幅34〜68cm、 長さ150cm)及びテープ(例えば、幅1〜3cm、長さ200cm)は、いずれも チュール地の全面に前述の如く紐で刺繍したものであるが、その刺繍面の周囲に は、縫い代として、チュール地が存在するようにするのがよい。
【0010】
【実施例】
次に、図面に示す実施例に従って、本考案を更に詳しく説明する。 図1の製品は、図2に示すような、ポリエステル繊維からなる30デニールの ポリエステル繊維からなる網目のチュール地1の表面に、3種の絹糸からなる太 さの異なる紐2を使用して、電子ハンドル刺繍機で、全面に刺繍を施した幅35 cm、長さ150cmの長方形の刺繍地3と、上記紐2の一種類を使用してチュール 地1に太さ2cm、長さ200cmのベルト状に刺繍を施したテープ6を使用してな るものであり、長方形の刺繍地3は、図3の如く、裁断して、各刺繍地3をそれ ぞれ半分に折り曲げて半身の前見頃4と後見頃5に形成し、背中央線7で、2枚 の刺繍地3を縫合し、かつ、各刺繍地3の前見頃4と後見頃5の脇12を縫合し て羽織状とし、この前衿8、後衿9、裾10及び袖口11をテープ6で縁取りし たものである。
【0011】 長方形の刺繍地3の周囲には、図2の如く、チュール地1が縫い代として存在 するので、背中や脇の縫合線は、刺繍に邪魔されることなく、美しく仕上げるこ とができ、また、刺繍部分を裁断した裾や衿等は、テープ6で縁取ることにより 、均一な外観に仕上げることができる。なお、テープ6も、図2の如く、刺繍の 周囲にチュール地1が縫い代として存在するため、該チュール地1を折り曲げ、 該チュール地1とベルト状刺繍部分の間に裾や衿の端部を挟み込んで、縁取りと されている。
【0012】
【考案の効果】
本考案の製品は、外観的には、透明度が高く、かつ非常に細いポリエステル繊 維からなるチュール地1を使用しているため、絹糸の紐の刺繍模様のみからなる ような外観を有する、高貴で上品な外観の羽織となり、和装用にも洋装用にも、 広く使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の製品の一例を示すもので、Aは正面
図、Bは背面図である。
【図2】図1の製品を構成する刺繍地とテープを示す平
面図である。
【図3】図1の製品の型紙を示す平面図である。
【符号の説明】
1 チュール地 2 紐 3 刺繍地 4 前見頃 5 後見頃 6 テープ 7 背中央線 8 前衿 9 後衿 10 裾 11 袖口 12 脇

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 20〜75デニールのポリエステル繊維
    からなるチュール地1の表面に、無地染又は絣染の絹糸
    で構成された太さの異なる二種以上の紐2を用いて、刺
    繍を施した長方形の刺繍地3を2枚用いて形成された袖
    無しの羽織であり、各刺繍地3をそれぞれ長手方向中央
    部で半分に折り曲げて半身の前見頃4と後見頃5が形成
    されており、背中央線で、2枚の刺繍地3が縫合されて
    おり、かつ、各刺繍地3の前見頃4と後見頃5が脇で縫
    合されていること、及び、刺繍地3に使用した紐2の少
    なくとも一種を、チュール地1に1〜3cm幅のベルト状
    に刺繍したテープ6を、前衿、後衿、裾及び袖口の縁取
    りに使用していることを特徴とする羽織。
  2. 【請求項2】 上記刺繍が電子ハンドル刺繍機を使用し
    て施されている請求項1の羽織。
  3. 【請求項3】 上記チュール地1が20〜50デニール
    のポリエステル繊維からなるものである請求項1又は2
    の羽織。
  4. 【請求項4】 上記紐2の太さが1〜6mmである請求項
    1〜3いずれか1項の羽織。
JP1995006809U 1995-06-12 1995-06-12 羽 織 Expired - Lifetime JP3019304U (ja)

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