JP3019158U - 消臭マット - Google Patents

消臭マット

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JP3019158U
JP3019158U JP1995006728U JP672895U JP3019158U JP 3019158 U JP3019158 U JP 3019158U JP 1995006728 U JP1995006728 U JP 1995006728U JP 672895 U JP672895 U JP 672895U JP 3019158 U JP3019158 U JP 3019158U
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deodorant
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JP1995006728U
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Inventor
一雄 福田
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株式会社睦商事
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易なる構造体によって消臭効果を上げるこ
と。 【構成】 内部に水Wが入れられた灰皿10内に敷設さ
れるシート状の消臭マット15。この消臭マット15
は、全体としての形状が平面形状となる板状部材16を
備え、この板状部材16には、表裏方向に貫通する多数
の穴16が形成されている。板状部材15には吸着剤を
溶融した消臭液が含浸され、この吸着成分によって空気
中に含まれる臭いの成分を吸着して消臭が行われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は消臭マットに係り、主として、灰皿内の吸い殻に起因した臭いを消す ために好適な消臭マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種の芳香液若しくは固体を用いた消臭剤が市販されている。この 種の消臭剤による消臭方法は、適宜な合成樹脂材料等によって形成された容器体 に芳香液若しくは固体を充填し、これらの揮発成分が室内に充満することによっ て所望の臭いに芳香して消臭を行うものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような消臭剤は、芳香のために特別に設計された容器体と 、当該容器体へ充填される芳香剤とからなり、特定の容器が必要不可欠として構 成されている。そのため、容器代を販売価格に計上するため、一個当たりの製造 コストを高くするという不都合があった。しかも、容器体が不燃性の材料である ものも存在し、燃焼ゴミと分別されることなく廃棄される場合が多くなるという 問題もある。
【0004】 また、従来の消臭は、芳香液等の揮発成分が室内に満たされるものであり、当 該揮発成分が悪臭を打ち消すことによって消臭を行うことから、厳密には無臭状 態となるものではない。そして、そこには何らかの臭いが存在する。この点、芳 香液の臭いには多種多様なものが存在しており、且つ、臭いの好き嫌いは千差万 別であるため、本来的には無臭状態にすることの方が好ましい。
【0005】 ところで、一般家庭や各種公共建物等においては、喫煙のための灰皿が用いら れており、この灰皿に残された吸い殻に起因した臭いが問題となっている。そし て、近年では、嫌煙権の主張の高まりと共に、灰皿自体から発生する臭いまで一 掃しようとする傾向もある。特に、公共建物等に設置されている灰皿の場合には 、不特定多数の者の利用に供されるため、防火上の配慮もしくは消し忘れに伴う 多量な煙の発生を防止するために、灰皿内に水を入れておくことが通常行われて いる。この場合には、煙草の葉の成分であるニコチン、タール等が水に溶解して 更に強い臭いを発し、喫煙者でも不快感を感ずる程の臭いが漂う場合がしばしば 見られ、かかる観点から何等かの抜本的な対応策が望まれていた。
【0006】
【考案の目的】
本考案の目的は、空気中に含まれている悪臭成分を吸着することができるとと もに、主として、灰皿から発生する臭いを有効に抑制することができ、且つ、廉 価にて供給することのできる消臭マットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、平面形状に形成された板状部材に当該板 状部材の表裏を貫通する多数の穴を形成するとともに、前記板状部材に吸着剤を 溶融した消臭液を含浸させる、という構成を採っている。
【0008】 また、本考案に係る消臭マットは、灰皿の底壁上に載置可能な大きさを備えた 平面形状を有する板状部材に、当該板状部材の表裏方向に貫通する多数の穴を形 成するとともに、前記板状部材に吸着剤を溶融した消臭液を含浸させる、という 構成も採用されている。
【0009】 更に、本考案は、不織布、フェルト、和紙を含む成形材料を用いて灰皿の底壁 上に載置可能な大きさとなる板状部材を設け、当該板状部材の表裏を貫通する多 数の穴を形成するとともに、前記板状部材に吸着剤を溶融した消臭液を含浸させ る、という構成を採っている。
【0010】 また、本考案は、灰皿内に水を収納した状態で前記灰皿内に敷設される消臭マ ットであって、不織布、フェルト、和紙を含む成形材料を用いて前記灰皿の底壁 上に載置可能な平面形状となる板状部材を設け、当該板状部材の表裏を貫通する 多数の穴を形成するとともに、前記板状部材に吸着剤を溶融した無臭の消臭液を 含浸させ、これによって、前記目的をより良く達成しようとしたものである。
【0011】
【作用】
本考案における消臭マットは、板状部材に吸着剤を含む消臭液が含浸されてい るため、空気中に含まれる臭いの成分が吸着される。この際、板状部材には、表 裏を貫通する多数の穴が形成されているため、当該穴を通じた空気等の流通促進 が図られることとなり、効果的な吸着を行うことができる。
【0012】 前記無臭マットを灰皿に用いた場合には、煙草の吸い殻に最も近い位置で臭い の成分を吸着できることとなる。灰皿内に水を入れた状態で無臭マットを用いる と、前記穴の存在下で発生する毛細管現象によって水の循環若しくは対流が行わ れ、無臭マットの消臭効果を長期的に維持することが可能となる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0014】 図1には本実施例に係る消臭マットが灰皿に適用された概略斜視図が示され、 図2には図1のA−A線に沿う矢視断面図が示されている。これらの図において 、灰皿10は、略円形の底壁11と、当該底壁11の周縁から上方に立設されて 上端を開放形状とした周壁12とにより構成されている。
【0015】 前記灰皿10内には水Wが所定量収納されるようになっており、この水W中に 消臭マット15が底壁11から若干浮かんだ位置となるように配置されている。 消臭マット15は、不織布、フェルト若しくは和紙等を成形材料として平面形状 に形成された板状部材16を備えて構成されている。この板状部材16は、前記 底壁11上に載置することとができる外周形状に形成されており、当該板状部材 16には、表裏の方向に貫通する多数の穴17が形成されている。これらの穴1 7の開口径は特に限定されるものではないが、穴17の存在下で毛細管現象を発 生させることができる程度に設定すれば足りる。また、全ての穴17を総合した 開口面積は、板状部材16による一定の消臭効果を確保できる範囲で任意に設定 することができる。
【0016】 前記板状部材16には消臭液が含浸されている。この消臭液は、特定の香りを 有しない無臭の消臭液が用いられており、少なくとも臭いの成分を吸着すること のできる成分、例えば、有機酸化合物(クエン酸ナトリウム、リンゴ酸等の食品 添加物)等からなる吸着剤を溶融したものによって構成されている。
【0017】 本実施例における消臭マット15は、板状部材16に消臭液を含浸させた後に 穴17を形成することによって成形できるが、消臭液の無駄を回避するためには 、前記穴17を予めプレス等で形成しておき、その後に消臭液を含浸させること が好ましい。
【0018】 次に、本実施例の作用について説明する。
【0019】 図4に示されるように、灰皿10に対して矢印方向に消臭マット15を入れた 後、同図中二点鎖線で示される位置をおおよその目安として水を入れる。この状 態では、図3に示されるように、穴17の存在による毛細管現象で水Wが吸い上 げられて消臭マット15の上面側にも水Wが存在して、謂わば消臭マットが浸漬 された状態となる。灰皿10の初期使用状態で、最初に消臭マット15の上面側 に存在する水Wに煙草の成分が溶解し始めると、これに伴って発生する臭いは直 ちに消臭マット15によって吸着される。水Wの表面側が汚れてくるに従い、吸 着効果は低下する傾向となるが、穴17の存在化で水Wの対流が起こるため、水 面側の汚れも循環され、比較的長期に亘って吸着効果を維持することが可能とな る。
【0020】 灰皿10内の吸い殻が相当量に達して清掃が必要となる状態になった時に、灰 皿清掃とともに、吸い殻と消臭マット15を廃棄し、新たなる消臭マットを灰皿 10内にセットして水Wを入れておけばよい。
【0021】 なお、本考案における消臭マットを形成する板状部材16の形状は、前記実施 例構成に限らず、例えば、図5に示されるように方形等としてもよく、また、穴 17をより微細に設ける構成等も採用することができる。
【0022】 また、前記実施例では、灰皿10に用いられる場合を説明したが、本考案の消 臭マット15は台所の生ごみ入れに敷設して用いる等、一定の消臭が必要となる 種々の箇所での利用を図ることが可能である。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、板状部材の表裏を貫通する穴を設ける とともに、前記板状部材に消臭液を含浸させた構成としたから、特定の臭いが含 まれた空気と消臭マットとの接触面積を拡大しつつ吸着効果を促進できるという 効果を得る。しかも、消臭マット全体は平面形状に形成された板状部材を用いて おり、これに消臭液を含浸するのみであるため、構造が極めて簡単となり、量産 特性に富んで廉価にて提供することができる。
【0024】 また、本考案の消臭マットは特に灰皿の底壁上に載置可能として灰皿使用時に 伴う不快な臭いを最短位置にて消臭することができる。しかも特定の臭いを芳香 することなく無臭状態を確保するものであるため、駅構内等を始めとした各種の 公共建物内の灰皿に適用することによって、その実用的価値を極めて有効に発揮 することができる。
【0025】 また、消臭マットを形成する材料としては、不織布、フェルト或いは和紙等を 用いているため、廃棄後の燃焼にも適したものとなり、不燃材からなる廃棄物を 発生させることもなく、近時社会問題となっているゴミ対策の上からも支障なく 用いることができる。
【0026】 更に、灰皿内に水を入れた状態で消臭マットを用いることで、単一の消臭シー トにおける消臭効果を長期に亘って保持することができ、この点からも従来にな い優れた効果を得ることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る消臭マットが灰皿に適用された一
実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】前記実施例の作用説明図である。
【図4】図1の分解斜視図である。
【図5】本考案の消臭マットの変形例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 灰皿 11 底壁 15 消臭マット 16 板状部材 17 穴 W 水

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状に形成された板状部材に当該板
    状部材の表裏を貫通する多数の穴を形成するとともに、
    前記板状部材に吸着剤を溶融した消臭液を含浸させたこ
    とを特徴とする消臭マット。
  2. 【請求項2】 灰皿の底壁上に載置可能な大きさを備え
    た平面形状を有する板状部材に、当該板状部材の表裏方
    向に貫通する多数の穴を形成するとともに、前記板状部
    材に吸着剤を溶融した消臭液を含浸させたことを特徴と
    する消臭マット。
  3. 【請求項3】 不織布、フェルト、和紙を含む成形材料
    を用いて灰皿の底壁上に載置可能な大きさとなる板状部
    材を設け、当該板状部材の表裏を貫通する多数の穴を形
    成するとともに、前記板状部材に吸着剤を溶融した消臭
    液を含浸させたことを特徴とする消臭マット。
  4. 【請求項4】 灰皿内に水を収納した状態で前記灰皿内
    に敷設される消臭マットであって、不織布、フェルト、
    和紙を含む成形材料を用いて前記灰皿の底壁上に載置可
    能な平面形状となる板状部材を設け、当該板状部材の表
    裏を貫通する多数の穴を形成するとともに、前記板状部
    材に吸着剤を溶融した無臭の消臭液を含浸させたことを
    特徴とする消臭マット。
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