JP3019052U - 自動車用盗難防止ロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車原有のドアロック以外に設置する自動
車用盗難防止ロック。 【構成】 電動機４軸心４１の回転に伝動桿３が連動し
て回転し、鎖心桿２の一側が連動して前方のドア座金９
１の軸孔９１１より車柱８内に適当な距離伸入し、鎖心
桿２の限位溝２３の後側端２３２が二方向スイッチ６の
調整ハンドル６１を頂持し連動させて電源を切り電動機
４の回転を停止させてドア７を開放不能とし、ドア開放
時には電動機４の軸心４１を逆方向に回転させ伝動桿３
に伝動し、伝動桿３に鎖心桿２の一側２１が連動して移
動しドア座金９１の軸孔９１１を退出し、該鎖心桿２の
限位溝２３の前側端２３１に二方向スィッチ６の調整ハ
ンドル６１が連動し、電源を切断し、電動機４の回転を
停止し、ドアを開放する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は一種の、自動車用盗難防止ロックに関し、特に自動車にもともと付い ているドアロック以外に設置されるものであって、各ドア７と車柱８の間、及び トランクとトランクカバーの間に設置可能であり、鍵により開閉しない方式の盗 難防止暗証ロックに関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在、自動車用盗難防止ロックの種類は非常に多く、盗難防止ロックは完全に 盗難に対していかに万全を期すかということであり、従来の盗難防止ロックはい ずれも容易に破壊できないよう、且つ破壊に時間がかかるために泥棒に窃盗放棄 させるか或いは窃盗の機会を低減するようにされている。しかし、一般の自動車 用盗難防止ロックは以下のような欠点を有していた。 １．シフトロッドロックは、直接シフトロッドの桿管体を油圧カッターで切断す ることで破壊できた。 ２．電子盗難防止ロックは、通常電撃棒で全体の電気回路装置を破壊でき、また 外振動式の電子盗難防止ロックは常々異物の衝突により騒音を発生するという問 題を有していた。 ３．ハンドルロック等は、ほとんどが油圧カッターで直接ハンドルのリブを切断 して破壊でき、ハンドルを使用して逃走できた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は以下を課題とする。 １．原有の車内中央制御ロックに影響を与えず、即ち原有のドアのロックがいず れも開けられても依然として盗難防止効果を有する、自動車用盗難防止ロックを 提供すること。 ２．引き棒或いは鍵により施錠する必要がなく、且つ自動車外に鍵孔を有さず、 一般の泥棒には開ける或いは破壊できない自動車用盗難防止ロックであって、各 種電子式盗難防止ロック回路を前述の電気回路装置に組み合わせて盗難防止効果 を高め、これによりウインドを破壊しても車内で破壊して直接運転し逃走できず 、さらに電子盗難防止ロック装置を破壊するのに時間がかかり、盗難作業に時間 がかかるため、盗難防止効果が高い、自動車用盗難防止ロックを提供すること。 ３．異なる車種やメーカーによる選択使用に応じることができ、広い適用範囲と 実用性を有する、自動車用盗難防止ロックを提供すること。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の自動車用盗難防止ロックは、自動車にもともと付いているドアロック 以外に設置されるものであって、各ドア７と車柱８の間、及びトランクとトラン クカバーの間に設置可能であり、鍵により開閉しない方式の盗難防止暗証ロック であり、 発見信号通知回路制御装置による電動機４の正転或いは逆転制御に用いられる 一上記遠隔制御器と、 上記遠隔制御器が発信する信号を受信し、電動機の正転或いは逆転を制御する のに加え、車両のバッテリーが切れた時に予め設置された一般電池により電力を 供給する一停電時電源自動供給装置を有し、遠隔制御器によるドライバーシート 横のドア７と中柱の間の盗難防止ロックの開放制御を可能とする、一回路制御装 置と、を少なくとも有するほかに、 一本体座１と、一鎖心桿２と、一伝動桿３と、一電動機伝動線装置５と、一ド ア座金９１と、一柱座金９２とを有し、 上記本体座１は複数のねじ孔１１を有してドア７内の所定の位置に鎖結される と共に、一軸孔１２を有して一鎖心桿２が設置され、一位置決めピン１３を有し て該位置決めピン１３の一端が上記鎖心桿２の位置決め溝２４に置き入れられ、 鎖心桿２を一伝動桿３の伝動により上記軸孔１２内で往復させて定位置に移動さ せるほか、別側に一側に上記伝動桿３が挿入され、一孔１５を有して一二方向ス イッチ６が設置され、該二方向スイッチ６の調整ハンドル６１の前端６１１は上 記鎖心桿２の側辺の限位溝２３に伸入し、 上記鎖心桿２は、本体座１の軸孔１２に設置され、鎖心桿２の一側にねじ孔２ ２が設けられて伝動桿３の雄ねじ部３２がねじ込まれて伝動桿３の正転或いは逆 転の伝動に伴い、前後に移動可能とされるほか、該鎖心桿２の側辺には一限位溝 ２３が削設されて上記二方向スイッチ６の調整ハンドル６１の前端６１１が挿入 され、該鎖心桿２にはさらに一位置決め溝２４が設けられて本体座１に固着され た位置決めピン１３の一側１３１が挿入され、 上記伝動桿３は、雄ねじ部３２を有して鎖心桿２のねじ孔２２内にねじこまれ 、もう一側が電動機４の回転を受けることで該伝動桿３は正転或いは逆転し、鎖 心桿２に伝動して前後に移動させ、 上記ドア座金９１は、適当な厚みを有し、ドア７に予め削設した鎖心孔７１と 各位置決め孔に組み合わされ、対応する軸孔９１１と若干のねじ孔９１２が削設 され、若干のねじ９１３により該ドア座金９１とドア７及びドア内に予め設けら れた本体座１が鎖結され組み合わされると共に、該ドア座金９１の軸孔９１１よ り鎖心桿２の一側２１が適当な距離伸出させられ、 上記柱座金９２は適当な厚みを有し、車柱８に予め削設した鎖心孔８１と各位 置決め孔に組み合わされ、対応する軸孔９２１と若干のねじ孔９２２が削設され 、若干のリベット９２３により該柱座金９２と車柱８が結合、固定され、並びに 該柱座金９２の軸孔９２１より鎖心桿２の一側２１が穿入され、 上述の構成部材が組み合わされて成り、電動機４の軸心４１が回転し、相対的 に伝動桿３が連動して回転し、鎖心桿２の一側が連動して前方のドア座金９１の 軸孔９１１に伸入した後、車柱８内に適当な距離伸入し、鎖心桿２の限位溝２３ の後側端２３２が二方向スイッチ６の調整ハンドル６１を頂持し連動させて電源 を切り電動機４の回転を停止させる時、ドア７は開放不能とされ、鎖錠状態を形 成し、盗難防止を行い、反対にドアを開放する場合は電動機４の軸心４１を逆方 向に回転させて伝動桿３に伝動し、伝動桿３により鎖心桿２の一側２１が連動し て移動しドア座金９１の軸孔９１１にあって退出し、該鎖心桿２の限位溝２３の 前側端２３１により二方向スイッチ６の調整ハンドル６１が連動し、電源を切断 し、電動機４の回転を停止し、開放状態を形成する、以上とされる。

【０００５】

【作用】 本考案の自動車用盗難防止ロックは、自動車にもともと付いているドアロック 以外に設置されるものであり、各ドア７と車柱８の間、及びトランクとトランク カバーの間に設置可能であり、鍵により開閉しない方式の盗難防止ロックであり 、少なくとも、周知の一遠隔制御器と、周知の一回路制御装置と、一本体座１と 、一鎖心桿２と、一伝動桿３と、一ドア座金９１と、一柱座金９２を要件とし、 これらの組合せにより、電動機４の軸心４１の回転に伝動桿３が連動して回転し 、鎖心桿２の一側が連動して前方のドア座金９１の軸孔９１１より車柱８内に適 当な距離伸入し、鎖心桿２の限位溝２３の後側端２３２が二方向スイッチ６の調 整ハンドル６１を頂持し連動させて電源を切り電動機４の回転を停止させる時、 ドア７は開放不能とされ、鎖錠状態を形成し、盗難防止を行い、反対にドア開放 時には電動機４の軸心４１を逆方向に回転させて伝動桿３に伝動し、伝動桿３に より鎖心桿２の一側２１が連動して移動しドア座金９１の軸孔９１１を退出し、 該鎖心桿２の限位溝２３の前側端２３１に二方向スイッチ６の調整ハンドル６１ が連動し、電源を切断し、電動機４の回転を停止し、開放状態を形成する。

【０００６】

【実施例】

図１から図７に示されるように、本考案の自動車用盗難防止ロックは、自動車 にもともと付いているドアロック以外に設置されるものであり、各ドア７と車柱 ８の間、及びトランクとトランクカバーの間（図には表示せず）に設置可能であ り、鍵により開閉しない方式の盗難防止ロックである。

【０００７】 本考案の自動車用盗難防止ロックは、少なくとも、一遠隔制御器と、一回路制 御装置と、一本体座１と、一鎖心桿２と、一伝動桿３と、一電動機伝動線装置５ と、一ドア座金９１と、一柱座金９２とを包括する。

【０００８】 上記遠隔制御器（図には表示せず）は、発見信号通知回路制御装置による電動 機４の正転或いは逆転制御に用いられる。

【０００９】 上記回路制御装置（図には未表示）は、遠隔制御器が発信する信号を受信し、 電動機の正転或いは逆転を制御すると共に、車両のバッテリーが切れた時に予め 設置された一般電池により電力を供給する一停電時電源自動供給装置（図には表 示せず）を有し、遠隔制御器（図には表示せず）によるドライバーシート横のド ア７と中柱の間の盗難防止ロックの開放制御可能とするものであり、さらに電子 盗難防止回路装置（本考案の請求範囲に含まれないのでここでは説明を省略する ）を包括する。

【００１０】 上記本体座１は、複数のねじ孔１１を有してドア７内の所定の位置に鎖結され 、一軸孔１２を有して上記鎖心桿２が設置され、並びに一位置決めピン１３を有 して該位置決めピン１３の一端が上記鎖心桿２の位置決め溝２４に置き入れられ （図４参照）、鎖心桿２を伝動桿３の伝動により本体座１の軸孔１２内で往復さ せて定位置に移動させ、このほか、該本体座１の別の一側には雄ねじ１４１を切 った管体１４が設けられ、該管体１４に伝動桿３が挿入されると共に、該管体１ ４の外側に電動機伝動線装置５の一側の連接蓋５３が連接され、さらに該本体座 １にはべつに一孔１５が設けられて一二方向スイッチ６が設置され、該二方向ス イッチ６の調整ハンドル６１の前端６１１は鎖心桿２の側辺の限位溝２３に進入 される。

【００１１】 上記鎖心桿２は、本体座１の軸孔１２に設置され、且つその一側にねじ孔２２ が設けられ（図２、３参照）て伝動桿３の雄ねじ部３２がねじ込まれて伝動桿３ の正転或いは逆転の伝動に伴い、前後に移動し（図２、３参照）、このほか、該 鎖心桿２の側辺には一限位溝２３が削設されて二方向スイッチ６の調整ハンドル ６１の前端６１１が挿入され、このほか、該鎖心桿２には一位置決め溝２４が設 けられて本体座１に固着された位置決めピン１３の一側１３１が挿入される。 上記伝動桿３は、雄ねじ部３２を有して鎖心桿２のねじ孔２２内にねじこまれ 、もう一側には位置決め溝３１が削設されて電動機伝動線装置５の電動機伝動線 ５１が連接固定され、電動機４が正転或いは逆転する時、電動機伝動線５１はそ れに伴い正或いは逆方向に旋回し、相対的に伝動桿３に伝動して伝動桿３を正転 或いは逆転させ、もって鎖心桿２に伝動して前後に移動させる。

【００１２】 上記電動機伝動線装置５は、電動機伝動線５１、スリーブ５２、及び二つの雌 ねじを切った連接蓋５３、５４を包括し、その中、電動機伝動線５１はスリーブ ５２中を穿貫し、本実施例中ではメーター線に類似の中心伝動線とスリーブが採 用されて伝動の効果と適当な可撓性を有し、該電動機伝動線５１の一端５１１は 加圧によりブロック状とされ直接伝動桿３の位置決め溝３１と連接固定され、電 動機伝動線５１のもう一端５１２は一位置決め座５１３と連結し電動機４の軸心 ４１と連接し固定され、電動機４の軸心４１が正転或いは逆転する時、伝動桿３ は連動して回転し、さらに鎖心桿２に伝動して前後に移動させ、これにより電動 機４は前述の本体座１と適当な距離分離してドア内のもう一つの適当な地点に設 置されることができ、実際の取り付け作業時に本考案を異なる車種ドア内の空間 形態に設置できる。

【００１３】 上記ドア座金９１（図５参照）は、適当な厚みを有し、ドア７に予め削設した 鎖心孔７１と各位置決め孔（図には表示せず）に組み合わされ、対応する軸孔９ １１と若干のねじ孔９１２が削設され、若干のねじ９１３により該ドア座金９１ とドア７及びドア内に予め設けられた本体座１が鎖結され組み合わされる。且つ 該ドア座金９１の軸孔９１１より鎖心桿２の一側２１が適当な距離伸出させられ る。

【００１４】 上記柱座金９２（図６参照）は適当な厚みを有し、車柱８に予め削設した鎖心 孔８１と各位置決め孔（図には表示せず）に組み合わされ、対応する軸孔９２１ と若干のねじ孔９２２が削設され、若干のリベット９２３により該柱座金９２と 車柱８が結合、固定され、並びに該柱座金９２の軸孔９２１より鎖心桿２の一側 ２１が穿入される。

【００１５】 本考案は上述の構成部材が組み合わされて成り、該遠隔制御器（図には表示せ ず）の通知回路制御装置（図には表示せず）が電動機４の軸心４１の回転を制御 して電動機伝動線５１を回転させて、相対的に伝動桿３が回転して鎖心桿２の一 側２１に伝動してドア座金９１の軸孔９１１内を前方に伸出させ、さらに柱座金 ９２の軸孔９２１より車柱８内の適当な距離まで伸入させ、並びに鎖心桿２の限 位溝２３の後側端２３２が二方向スイッチ６の調整ハンドル６１を頂持し連動さ せて電源を切り電動機４の回転を停止させる時、ドア７は開くことができず、鎖 錠状態を形成し、盗難防止作用を達成する（図２参照）。反対に開きたい時には 、遠隔制御器通知回路制御装置が電動機４の軸心４１を逆方向に回転させて伝動 桿３に伝動し、さらに伝動桿３により鎖心桿２の一側２１が連動して移動しドア 座金９１の軸孔９１１にあって退出し、該鎖心桿２の限位溝２３の前側端２３１ により二方向スイッチ６の調整ハンドル６１が連動し、電源を切断し、電動機４ の回転を停止し、このとき開放状態を形成する（図３参照）。

【００１６】 さらに、異なる種類の自動車の規格における違いにより、ドア７と車柱８の間 の間隙も異なるが、前述の二方向スイッチ６或いは鎖心桿２の限位溝２３の前後 の相関位置の前方への調整移動或いは後方への調整移動させることで相対的に該 鎖心桿２の一側２１の前方への伸出距離を調整でき、もって異なる車種にも対応 することができ、これにより、本実施例中（図１参照）は本体座１における二方 向スイッチ６設置の孔１５部分付近に若干のねじ孔１６が設けられて、選択的に 二方向スイッチ６を適当な位置に固定可能とされ、異なる車種に適用できる。実 際の取り付け時にはこのほか電動機４或いは本体座１の外部を適当に覆うシール ドー（図には表示せず）が設けられてもよい。

【００１７】 また、図７は本考案のもう一つの実施例を示す。前述の伝動桿３の伝動が直接 その位置決め溝３１と電動機４の軸心４１が連結固定されることによってなり、 同様の伝動効果をあげ、図７に示されるように、電動機４の回転はその軸心４１ より伝動桿３に伝えられ、伝動桿３は相対的に鎖心桿２を連動させて移動させ、 さらに鎖心桿２がドア座金９１より伸出しさらに柱座金９２を経て車柱８内に進 入することにより、自動車の車種によりこの種の電動機４は直接本体座１と組み 合わせて一体の構造とされてもよく、これにより本考案の適用範囲はさらに広く なる。

【００１８】

【考案の効果】

本考案の効果は以下にまとめられる。 １．原有の車内の中央制御ロックに影響を与えず、原有のドアのロックがいずれ も開けられても、本考案は盗難防止効果を有する。 ２．引き棒或いは鍵により施錠する必要がなく、自動車の外観上も鍵孔がなく、 一般の泥捧に開けられる或いは破壊されることがなく、且つ前述の回路制御装置 を組み合わせて直接各種電子式盗難防止回路を装置することができ、もって盗難 防止効果を増進し、即ちウインドを破壊して車内を破壊することができず、即ち ロックを破壊して直接運転して盗難することができず、またさらに電子盗難防止 装置を破壊するには時間がかかるため、盗難防止効果が高められている。 ３．電動機は本体座と分離或いは組合せる方式を選択的に採用でき、異なる車種 応じて或いはメーカーの選択使用に供され、広い適用範囲と実用性を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解斜視図である。

【図２】本考案の断面動作表示図である。

【図３】本考案のもう一つの断面動作表示図である。

【図４】本考案の別角度の拡大断面図である。

【図５】本考案の実施例中、車柱への柱座金の取付けを
表示する斜視図である。

【図６】本考案の実施例中、ドアへのドア座金、本体
座、鎖心桿などの取付けを表示する斜視図である。

【図７】本考案のもう一つの実施例の拡大断面図であ
る。

【符号の説明】

７・・・ドア ８・・・車柱 １・・・本体座 ２・・
・鎖心桿 ３・・・伝動桿 ５・・・電動機伝動線装置
９１・・・ドア座金 ９２・・・柱座金 １１・・・ねじ孔 １２・・・軸孔 １３・・・位置決
めピン ２４・・・位置決め溝 １４１・・・雄ねじ
１４・・・管体１４ ５３・・・連続蓋 １５・・・孔
６・・・二方向スイッチ ６１・・・調整ハンドル
６１１・・・調整ハンドル前端 ２３・・・限位溝 ２
２・・・ねじ孔 ３２・・・雄ねじ部 ３・・・位置決
め溝 ５１・・・電動機伝動線 ５２・・・スリーブ
５３、５４・・・連接蓋 ５１１・・・電動機伝動線の
一端 ５１２・・・電動機伝動線のもう一端 ５１３・
・・位置決め座 ４１・・・電動機軸心 ９１・・・ド
ア座金 ７１・・・鎖心孔 ９１１・・・軸孔 ９１２
・・・ねじ孔 ９１３・・・ねじ ２１・・・鎖心桿の
一側 ９２・・・柱座金 ８１・・・鎖心孔 ９２１・
・・軸孔 ９２２・・・ねじ孔 ９２３・・・リベット
９２１・・・柱座金軸孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車にもともと付いているドアロック
   以外に設置されるものであって、各ドア７と車柱８の
   間、及びトランクとトランクカバーの間に設置可能であ
   り、鍵により開閉しない方式の盗難防止暗証ロックであ
   り、 発見信号通知回路制御装置による電動機４の正転或いは
   逆転制御に用いられる一上記遠隔制御器と、 上記遠隔制御器が発信する信号を受信し、電動機の正転
   或いは逆転を制御するのに加え、車両のバッテリーが切
   れた時に予め設置された一般電池により電力を供給する
   一停電時電源自動供給装置を有し、遠隔制御器によるド
   ライバーシート横のドア７と中柱の間の盗難防止ロック
   の開放制御を可能とする、一回路制御装置と、を少なく
   とも有するほかに、 一本体座１と、一鎖心桿２と、一伝動桿３と、一電動機
   伝動線装置５と、一ドア座金９１と、一柱座金９２とを
   有し、 上記本体座１は複数のねじ孔１１を有してドア７内の所
   定の位置に鎖結されると共に、一軸孔１２を有して一鎖
   心桿２が設置され、一位置決めピン１３を有して該位置
   決めピン１３の一端が上記鎖心桿２の位置決め溝２４に
   置き入れられ、鎖心桿２を一伝動桿３の伝動により上記
   軸孔１２内で往復させて定位置に移動させるほか、別側
   に一側に上記伝動桿３が挿入され、一孔１５を有して一
   二方向スイッチ６が設置され、該二方向スイッチ６の調
   整ハンドル６１の前端６１１は上記鎖心桿２の側辺の限
   位溝２３に伸入し、 上記鎖心桿２は、本体座１の軸孔１２に設置され、鎖心
   桿２の一側にねじ孔２２が設けられて伝動桿３の雄ねじ
   部３２がねじ込まれて伝動桿３の正転或いは逆転の伝動
   に伴い、前後に移動可能とされるほか、該鎖心桿２の側
   辺には一限位溝２３が削設されて上記二方向スイッチ６
   の調整ハンドル６１の前端６１１が挿入され、該鎖心桿
   ２にはさらに一位置決め溝２４が設けられて本体座１に
   固着された位置決めピン１３の一側１３１が挿入され、 上記伝動桿３は、雄ねじ部３２を有して鎖心桿２のねじ
   孔２２内にねじこまれ、もう一側が電動機４の回転を受
   けることで該伝動桿３は正転或いは逆転し、鎖心桿２に
   伝動して前後に移動させ、 上記ドア座金９１は、適当な厚みを有し、ドア７に予め
   削設した鎖心孔７１と各位置決め孔に組み合わされ、対
   応する軸孔９１１と若干のねじ孔９１２が削設され、若
   干のねじ９１３により該ドア座金９１とドア７及びドア
   内に予め設けられた本体座１が鎖結され組み合わされる
   と共に、該ドア座金９１の軸孔９１１より鎖心桿２の一
   側２１が適当な距離伸出させられ、 上記柱座金９２は適当な厚みを有し、車柱８に予め削設
   した鎖心孔８１と各位置決め孔に組み合わされ、対応す
   る軸孔９２１と若干のねじ孔９２２が削設され、若干の
   リベット９２３により該柱座金９２と車柱８が結合、固
   定され、並びに該柱座金９２の軸孔９２１より鎖心桿２
   の一側２１が穿入され、 上述の構成部材が組み合わされて成り、電動機４の軸心
   ４１が回転し、相対的に伝動桿３が連動して回転し、鎖
   心桿２の一側が連動して前方のドア座金９１の軸孔９１
   １に伸入した後、車柱８内に適当な距離伸入し、鎖心桿
   ２の限位溝２３の後側端２３２が二方向スイッチ６の調
   整ハンドル６１を頂持し連動させて電源を切り電動機４
   の回転を停止させる時、ドア７は開放不能とされ、鎖錠
   状態を形成し、盗難防止を行い、反対にドアを開放する
   場合は電動機４の軸心４１を逆方向に回転させて伝動桿
   ３に伝動し、伝動桿３により鎖心桿２の一側２１が連動
   して移動しドア座金９１の軸孔９１１にあって退出し、
   該鎖心桿２の限位溝２３の前側端２３１により二方向ス
   イッチ６の調整ハンドル６１が連動し、電源を切断し、
   電動機４の回転を停止し、開放状態を形成する、以上と
   される、自動車用盗難防止ロック。