JP3018776U - 骨 箱 - Google Patents

骨 箱

Info

Publication number
JP3018776U
JP3018776U JP1995006216U JP621695U JP3018776U JP 3018776 U JP3018776 U JP 3018776U JP 1995006216 U JP1995006216 U JP 1995006216U JP 621695 U JP621695 U JP 621695U JP 3018776 U JP3018776 U JP 3018776U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
bone
bone box
wooden
coating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995006216U
Other languages
English (en)
Inventor
健次 吉川
Original Assignee
株式会社鍵屋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社鍵屋 filed Critical 株式会社鍵屋
Priority to JP1995006216U priority Critical patent/JP3018776U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3018776U publication Critical patent/JP3018776U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】木箱で形成された骨箱であって、骨箱の表面に
ポリウレタン処理を施した下地層3を設け、この下地層
3の表面に、カシューナットセル液を有するフェノール
樹脂塗料から成る塗膜層4を設ける。塗膜層4は、石炭
酸とアルデヒドとの共縮合物と、乾燥性脂肪油と、揮発
性溶剤とを含む。 【効果】木製の骨箱に高級な印象の装飾が施され、しか
も、色彩や柄等を任意に選択することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、骨箱の改良に係るもので、特に、漆塗りと同様の趣きを有する塗 装が施された骨箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の骨箱として、木製やP.C 製などの材質が使用されており、特に、木製材 質の骨箱には、木の質感を利用した桐製骨箱やモミ製骨箱の外、布張仕立の骨箱 がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、高級な布張仕立の骨箱は、骨箱全体の色彩や柄等を任意に選択する ことはできるが、木の質感を損ねてしまう不都合があった。また、桐製骨箱やモ ミ製骨箱では、木の質感を利用することはできても、白木の素材をそのまま利用 したものであるから、特に高級なものであっても単一的な印象を免れ得ないもの であった。
【0004】 そこでこの考案は、上述の課題を解消すべく創出されたもので、木製の骨箱に 高級な印象の装飾が施され、しかも、色彩や柄等を任意に選択することができる 骨箱の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成すべくこの考案の第1の手段は、木箱1で形成された骨箱で あって、骨箱の表面にポリウレタン処理を施した下地層3を設け、この下地層3 の表面に、カシューナットセル液を有するフェノール樹脂塗料から成る塗膜層4 を設けたことにある。
【0006】 また、第2の手段の塗膜層4は、石炭酸とアルデヒドとの共縮合物と、乾燥性 脂肪油と、揮発性溶剤とを含んだことを課題解消のための手段とする。
【0007】
【作用】
この考案の第1の手段によると、下地層3が骨箱の表面を一定の条件に整える 。そして、塗膜層4が装飾効果を高めるものである。
【0008】 また、第2の手段の塗膜層4により、光沢のある漆塗り風の表面に仕上げるも のである。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
【0010】 この考案骨箱は、木箱1で形成された骨箱である(図1参照)。そして、この 骨箱の箱体2表面に、ポリウレタン処理を施した下地層3を設け、この下地層3 の表面に、カシューナットセル液を有するフェノール樹脂塗料から成る塗膜層4 を設けるものである(図2参照)。
【0011】 このとき、塗膜層4は、石炭酸とアルデヒドとの共縮合物と、乾燥性脂肪油と 、揮発性溶剤とを含ませる。このような成分を含有することで、骨箱の表面に漆 塗り風の高級感のある装飾を施す事が可能になり、更に、この塗膜層4の表面に 蒔絵などの装飾を施すことも可能である。そして、下地層3の表面をよく研磨す ることで、あたかも輪島塗り風の仕上がりにすることができる。また、この下地 層3の処理は、塗布の他、吹付けにて処理してもよい。更に、塗膜層4は、カシ ューナットセル液の代わりに、これに類似した成分を有する物質でもよい。
【0012】
【考案の効果】
この考案は上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。
【0013】 すなわち請求項1により、布張仕立の骨箱のように、木質感を損ねずに高級な 印象の装飾を施すことができ、骨箱全体の色彩や柄等を任意に選択することが可 能になった。しかも、ポリウレタン処理の下地層3とカシューナットセル液を有 するフェノール樹脂塗料から成る塗膜層4で仕上げるから、本来の漆塗りであれ ば仕上げに 3〜 4日もかかる骨箱でも、僅か1日で仕上げることが可能である。 この結果、注文による骨箱の塗装にも応じることができる。
【0014】 また、請求項2によると、光沢のある漆塗り風の表面に仕上げることが可能で あるから、輪島塗り風の装飾や蒔絵等の装飾も可能になり、骨箱全体の色彩や柄 等を任意に選択して更に高級感のある骨箱を提供することができる。
【0015】 このように、この考案によると、木製の骨箱に高級な印象の装飾が施すことが でき、しかも、色彩や柄等を任意に選択してこれまでにない骨箱の提供をするこ とができるといった実用上有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】この考案の下地層と塗膜層とを示す要部拡大断
面図。
【符号の説明】
1 木箱 2 箱体 3 下地層 4 塗膜層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木箱で形成された骨箱であって、骨箱の
    表面にポリウレタン処理を施した下地層を設け、この下
    地層の表面に、カシューナットセル液を有するフェノー
    ル樹脂塗料から成る塗膜層を設けたことを特徴とする骨
    箱。
  2. 【請求項2】 塗膜層は、石炭酸とアルデヒドとの共縮
    合物と、乾燥性脂肪油と、揮発性溶剤とを含んだ請求項
    1記載の骨箱。
JP1995006216U 1995-05-30 1995-05-30 骨 箱 Expired - Lifetime JP3018776U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995006216U JP3018776U (ja) 1995-05-30 1995-05-30 骨 箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995006216U JP3018776U (ja) 1995-05-30 1995-05-30 骨 箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3018776U true JP3018776U (ja) 1995-11-28

Family

ID=43154209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995006216U Expired - Lifetime JP3018776U (ja) 1995-05-30 1995-05-30 骨 箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3018776U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2185533A1 (en) Method and apparatus for coating articles
CA2387026C (en) Method and blank for providing a customizable decorative structure
JP3018776U (ja) 骨 箱
JPH01176061A (ja) 金属皮膜を形成した木製品及びその製造方法
JPS62134256A (ja) 本漆を施した合成樹脂製製品
US2840487A (en) Method of preparing a metal sheet with a canvas textured surface
JPH072222Y2 (ja) 化粧板
JP3045054U (ja) 節句用飾り台
JPS6214349B2 (ja)
JP2698763B2 (ja) 凹凸模様を有するうるし塗り製品の製造方法
KR910005797B1 (ko) 씨앗을 이용한 가구표면 제조방법
JPH06239097A (ja) 押し葉、押し花又はドライフラワーを使用した雅味豊かな化粧板の製造方法
JP3068305U (ja) 爪装飾具
JP3348186B2 (ja) 木製品への絵模様表出方法
JPH0310679B2 (ja)
JPH0126445Y2 (ja)
JPH05239B2 (ja)
JPH0244997Y2 (ja)
Hasluck Wood Finishing: Comprising Staining, Varnishing, & Polishing with Engravings and Diagrams
JP3018775U (ja)
JPS5891000A (ja) 桐製品の立体的装飾方法
JPS58913B2 (ja) 人工突板化粧板の製造方法
JPH0440909Y2 (ja)
JPS5853945B2 (ja) うずくり調化粧板の製造方法
JPH0475160B2 (ja)