JP3018590U - ゲーム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技場のコンピュータ化を有効利用して木目
細かなゲーム場およびゲーム機の管理を実現することの
出来るゲーム装置を提供する。 【構成】 パチンコ機１に１対１に対応して設けられる
呼出ユニット５０にパチンコ機１のゲーム状態を表示す
る表示部１１，１２，１３，１４を設けたことを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ゲーム装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

パチンコ台などのゲーム機には、玉詰りなどが生じたときに店員を呼ぶための 客により操作されるスイッチが設けられており、店員を呼ぶ必要が生じたときに は客が操作すると、所定の位置に設定されているランプが点灯するようになって いる。

【０００３】 図３は、ゲーム機用表示装置の設けられたパチンコホールなどに設置されてい るパチンコ台の構成を示す斜視図であり、図において、１は島を構成するパチン コ台、２は並設された各パチンコ台の間に配置される玉貸出機、２ａは玉貸出機 ２へ紙幣を挿入するための紙幣挿入部、２ｂは玉貸出機２へ硬貨を挿入するため の硬貨挿入部、３は玉貸出機２から貸し出される玉の排出される玉排出部、４は 各パチンコ台１への玉供給通路を覆っている上部壁面である。５はゲーム機用表 示装置のランプ、６はパチンコ台使用中に玉詰りが生じたりしたときに客により 操作されてランプ５を点灯させ店員を呼ぶためのスイッチである。

【０００４】 ゲームを行っている客に店員を呼ぶ必要が生じると、客は自分が使用している パチンコ台１のスイッチ６を操作し、ランプ５を点灯させる。店員はこのランプ ５が点灯していることを確認して、その点灯しているランプ５のパチンコ台を知 ることができる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来のゲーム装置はこのように構成されているので、パチンコ機に必 要な表示がされず、遊技者の多用なニーズにこたえられないという欠点があった 。

【０００６】 本考案はこのような課題を解消するためになされたもので、遊技場のコンピュ ータ化を有効利用して木目細かなゲーム機の管理を実現するゲーム装置を提供す ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案に係るゲーム装置は、パチンコ機に１対１に 対応して設けられる呼出ユニットに前記パチンコ機のゲーム状態を表示する表示 部を設けたことを特徴とする。

【０００８】 また、前記表示部は遊技者の不正を表示する表示器で構成したことを特徴とす る。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図について説明する。 図１は、本実施例の呼出ユニットが適用されたパチンコ台からなる遊技島の構 成を示す斜視図である。 図１において、図３と同一箇所については同一の符号を付し説明を省略する。 図において、１１は遊技場内の各パチンコ台１に並設された玉貸出機２で検出 された不正使用を所定の発光色で表示する呼出ユニット５０の不正警報用表示部 である。このため玉貸出機２には、使用される貨幣が改造貨幣や疑似貨幣である ことを判定する図示していない貨幣判定部を備えている。１２は各パチンコ台１ におけるヒット回数を表示する呼出ユニット５０のヒット回数表示部、１３は各 パチンコ台１における前面ガラス板の開放状態を所定の発光色で表示する呼出ユ ニット５０の開放状態表示部、１４は各パチンコ台１において発生した故障を所 定の発光色で表示し店員に知らせるための呼出ユニット５０の故障表示部である 。これら不正警報用表示部１１、ヒット回数表示部１２、開放状態表示部１３、 故障表示部１４はランプあるいは発光ダイオードなどにより構成される。勿論、 呼出し用のスイッチ６も呼出ユニット５０に設けられている。尚、１５は前面ガ ラス板の開放状態を検出するスイッチである。

【００１０】 １６はパチンコ台に並設された玉貸出機で検出された不正使用を所定の発光色 で島単位で表示する島単位不正警報用表示部、１７はパチンコ台における前面ガ ラス板の開放状態を所定の発光色で島単位で表示する島単位開放状態表示部、１ ８はパチンコ台において発生した故障を所定の発光色で島単位で表示し店員へ知 らせるための島単位故障表示部である。

【００１１】 図２は、本実施例のゲーム装置のゲーム場内の配線系統を示す配線図である。 図において、１ａは各パチンコ台１に設けられ、パチンコ台１の各部を制御し たりヒット回数を検出するＣＰＵ、２１はゲーム場内に設けられ各パチンコ台を 管理するホールコンピュータ、３１はホールコンピュータ２１と不正警報用表示 部１１とを接続する接続ケーブル、３２はホールコンピュータ２１とヒット回数 表示部１２とを接続する接続ケーブル、３３はホールコンピュータ２１と開放状 態表示部１３とを接続する接続ケーブル、３４はホールコンピュータ２１とスイ ッチ１５とを接続する接続ケーブル、３５はホールコンピュータ２１と玉貸出機 ２とを接続する信号線、３６は各パチンコ台のＣＰＵ１ａとホールコンピュータ ２１とを接続するバスである。 尚、呼出ユニット５０には少なくともスイッチ６が設けられていればよい。

【００１２】 このゲーム装置では、遊技場内の各パチンコ台１に並設された玉貸機２で貨幣 などの不正使用が検出されると、ホールコンピュータ２１は不正警報用表示部１ １へ信号を送り、不正警報用表示部１１のランプあるいは発光ダイオードを点灯 あるいは点滅させる。 また、各パチンコ台１におけるヒット回数は、そのパチンコ台１のＣＰＵ１ａ が把握しており、このヒット回数データはホールコンピュータ２１へ送られ集計 されると共に、ヒット回数表示部１２へ表示される。 また、各パチンコ台１における前面ガラス板が開放状態となると、スイッチ１ ５は前面ガラス板が開放されたことを検出し、ホールコンピュータ２１へ知らせ 、ホールコンピュータ２１は前面ガラス板が開放されたパチンコ台１の開放状態 表示部１３へ信号を送り、開放状態表示部１３のランプあるいは発光ダイオード を点灯あるいは点滅させる。 また、客が使用しているパチンコ台１のスイッチ６を操作すると、ホールコン ピュータ２１はスイッチ６の操作を検知して、スイッチ６が設けられたパチンコ 台１の故障表示部１４のランプあるいは発光ダイオードを所定の発光色で点灯あ るいは点滅させる。

【００１３】 ホールコンピュータ２１は、不正警報用表示部１１、ヒット回数表示部１２、 開放状態表示部１３、故障表示部１４を点灯あるいは点滅させたときには、これ と同時に当該島毎に設けられた島単位不正警報用表示部１６、島単位開放状態表 示部１７、島単位故障表示部１８を表示する。

【００１４】 以上のように、本実施例によれば、ホールコンピュータにより各パチンコ台毎 に不正警報用表示、ヒット回数表示、開放状態表示、故障表示が行われると共に 、島毎にも不正警報用表示、開放状態表示、故障表示が行われるので、遊技場お よびその遊技場に設置されたパチンコ台や玉貸出機の管理を木目細かに且つ客の 立場に立って行うことができる。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように、本考案によれば、各パチンコ台毎および島毎に不正警報用表示 、開放状態表示、故障表示やヒット回数表示がホールコンピュータにより行われ るようにしたので、コンピュータ化の進む遊技場に適した木目細かな遊技場およ び各ゲーム機の管理を行うことが出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例によるゲーム装置が適用され
たパチンコ台からなる遊技島の構成を示す斜視図であ
る。

【図２】本考案の一実施例によるゲーム装置の配線系統
を示す配線図である。

【図３】従来のゲーム装置を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ パチンコ台（ゲーム機） １ａ ＣＰＵ ２ 玉貸出機 １１ 不正警報用表示部 １２ ヒット回数表示部 １３ 開放状態表示部 １４ 故障表示部 １６ 島単位不正警報用表示部 １７ 島単位開放状態表示部 １８ 島単位故障表示部 ２１ ホールコンピュータ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パチンコ機に１対１に対応して設けられ
   る呼出ユニットに前記パチンコ機のゲーム状態を表示す
   る表示部を設けたことを特徴とするゲーム装置。
2. 【請求項２】 前記表示部は遊技者の不正を表示する表
   示器で構成したことを特徴とする請求項１記載のゲーム
   装置。