JP3018251B1 - フィ―ドスル―用フラットケ―ブル - Google Patents

フィ―ドスル―用フラットケ―ブル

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JP3018251B1
JP3018251B1 JP11079982A JP7998299A JP3018251B1 JP 3018251 B1 JP3018251 B1 JP 3018251B1 JP 11079982 A JP11079982 A JP 11079982A JP 7998299 A JP7998299 A JP 7998299A JP 3018251 B1 JP3018251 B1 JP 3018251B1
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flat cable
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 従来の密閉容器の内部からゴム“O”リング
等のシール面と密閉容器のシール面との間を通してケー
ブルを密閉容器の外部に引き出すための、ケーブルとこ
れを挟持する樹脂系シート及び粘着材層より成るフィー
ドスルー用フラットケーブルにおいては、ケーブルの形
状が丸線であるため、ケーブルとそれを挟む粘着材層と
の間に隙間が生じ、また、フラットケーブルの端面が直
角の切り落としであるため、密閉容器及びシール材との
間に隙間を生じ、これらの隙間から気密が漏れてしまう
という欠点があった。 【解決手段】 本発明のフィードスルー用フラットケー
ブルにおいては、ケーブルを粘着材層を介して2枚のシ
ートによって挟持せしめる。上記粘着材層の合計の厚さ
を、ケーブルの線径の少なくとも半分以上とする。ま
た、上記フラットケーブルの上記ケーブルの延びる方向
と直交する側の上記2枚のシート及び粘着材層の端面を
ナイフエッジ状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィードスルー用フ
ラットケーブル、特に、真空容器等の密閉容器の内部か
ら外部に電線等のケーブルを気密に引き出すためのフィ
ードスルー用フラットケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体や液晶基板等の製造作業は、高真
空系や腐食ガス中での作業となるため、一般にこのよう
な作業は隔離された容器内で行う事が多い。
【0003】この密閉容器内から外部への動力源や、各
種計測信号の取り出しには、予めシール加工した装置が
必要となるが、この様な専用装置を用いる事は不経済で
あり、シール加工した装置を追加する場合には加工に時
間が掛かる等の問題が有る。
【0004】そのため、近年、密閉容器の開口部のシー
ル部分にシート状のフラットケーブルを挟み込む事によ
り、簡便容易に装置の改造をする事なく目的を達する方
法が取られている。
【0005】図3〜図6は上記従来のフィードスルー用
フラットケーブルを示し、1は上面を開放した密閉容
器、2は上記密閉容器1の蓋、3は上記密閉容器1と上
記蓋2間に介在したゴム“O”リングなどのシール部
材、4は上記密閉容器1の上面のフランジ面1aと上記
シール部材3との間に挟み込んだフラットケーブルであ
る。このフラットケーブル4は2枚の矩形状樹脂フィル
ム又はシート5,5と、この樹脂系シート5,5間に接
着剤又は粘着材層6,6を介して気密に挟み込んだ電線
等のケーブル7とよりなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記電線
等のケーブル7の形状は丸線であるため、図5及び図6
に示すようにケーブル7の下側両側においてシート5と
フランジ面1aとの間にケーブル7に沿った方向に延び
る隙間8aが生じ、また、樹脂系シート5,5及び粘着
材層6,6の端面は直角の切り落としであるため、上記
端面と密閉容器1のフランジ面1a及びシール部材3と
の間にも上記ケーブル7に並行して延びる隙間8bを生
じ、これらの隙間8a,8bを介して密閉容器1内が外
部に連通し、気密が破れてしまうという欠点があった。
【0007】このような欠点を除くため、フラットケー
ブルを図7に示すように、その下面を平坦にしたもので
は、ケーブル7とそれを挟む粘着材層6,6との間にケ
ーブル7に沿った方向に延びる隙間8cを生ずるように
なる。
【0008】このような欠点を除くため、シール部材3
による押圧力を強め、上記隙間8cを除くようにした場
合には図8に示すようにシート5とシール部材3との間
に新たな隙間8dを生ずるようになる。
【0009】本発明者は種々実験,研究の結果,上記隙
間8dを生ずる理由は粘着材層6,6の合計の厚さAが
ケーブル7の線径Bの半分以下であるためであることを
見出した。
【0010】本発明はかかる知見をもとになされたもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のフィードスルー
用フラットケーブルは、夫々粘着材層を介して2枚のシ
ートによってケーブルを挟持せしめると共に、上記2枚
のシートのうちの一枚を平坦なものとし、上記粘着材層
の合計の厚さを、上記ケーブルの線径の少なくとも半分
以上としたことを特徴とする。
【0012】上記ケーブルの延びる方向と直交する側の
上記2枚のシート及び粘着材層の端面はナイフエッジ状
にカットされていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
【0014】本発明のフィードスルー用フラットケーブ
ルにおいては、図1に示すようにケーブル7を挟持する
粘着材層6,6の合計の厚さを、ケーブル7の直径の少
なくとも半分以上とする。
【0015】また、図2に示すように、フラットケーブ
ルの上記ケーブル7の延びる方向と直交する方向の側の
上記2枚のシート5,5及び粘着材層6,6の端面をそ
の上面から下面に斜めに外方に向かって傾斜しているナ
イフエッジ状とする。
【0016】なお、上記ケーブルは電線の他、熱電対、
補償導線、ファイバーグラス又はパワー用もしくは信号
取り出し用電線であってもよい。
【0017】本発明のフィードスルー用フラットケーブ
ルは上記のような構成であるから、ケーブル7の線径の
少くとも半分以上が上記粘着材層6内に埋め込まれ、上
記従来における隙間8b〜8dが粘着材層6によって充
填され、完全に埋められるので、気体又は液体の漏れを
完全に遮断することができるようになる。
【0018】(実施例1)
【0019】ケーブル7として線径0.1mmのものを
厚さ30μの粘着材層を有する厚さ25μのポリイミド
フィルムで挟み、これらをクッション材が敷かれた熱プ
レスにセットし、350℃、4×106 Paの圧力をか
け2分間熱融着を行ない、フィードスルー用フラットケ
ーブルを作成し、このフィードスルー用フラットケーブ
ルの端面をナイフエッジ形状に加工した。
【0020】このフィードスルー用フラットケーブルを
O−リング開閉部を有する真空チャンバーにセットし、
真空テストを行った結果10-7Paの真空度を得ること
ができた。従来のフィードスルー用フラットケーブルに
おいては10-5Paであった。
【0021】(実施例2)
【0022】線径0.3mmのケーブルと、厚さ100
μの粘着材層を有する厚さ25μのポリイミドフィルム
を用い、その他の条件は実施例1と同じにしたフィード
スルー用フラットケーブルの真空テストを行った結果1
-6Paの真空度を得ることができた。従来のフィード
スルー用フラットケーブルにおいては10-2Paであっ
た。
【0023】
【発明の効果】上記のように本発明のフィードスルー用
フラットケーブルによれば、高度のシーリングを達成で
き、簡便容易に製作が可能で、密閉系装置の改造や加工
をする事なく、外部にリアルタイムの情報を取り出せ、
又外部から内部に信号やパワーを送り込む事も容易に出
来るようになる等大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィードスルー用フラットケーブルに
おけるケーブル部分の一部の拡大縦断側面図である。
【図2】本発明のフィードスルー用フラットケーブルに
おける端部の一部の拡大縦断側面図である。
【図3】従来のフィードスルー用フラットケーブルを用
いた密閉容器の縦断側面図である。
【図4】図3に示す従来のフィードスルー用フラットケ
ーブルの拡大平面図である。
【図5】図3に示す従来の密閉容器の一部の拡大縦断正
面図である。
【図6】従来のフィードスルー用フラットケーブルにお
けるケーブル部分の一部の拡大縦断側面図である。
【図7】従来のフィードスルー用フラットケーブルにお
けるケーブル部分の一部の拡大縦断側面図である。
【図8】従来のフィードスルー用フラットケーブルにお
けるケーブル部分の一部の拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 1a フランジ面 2 蓋 3 シール部材 4 フラットケーブル 5 樹脂系シート 6 粘着材層 7 ケーブル 8a 隙間 8b 隙間 8c 隙間 8d 隙間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々粘着材層を介して2枚のシートによ
    ってケーブルを挟持せしめると共に、上記2枚のシート
    のうちの一枚を平坦なものとし、上記粘着材層の合計の
    厚さを、上記ケーブルの線径の少なくとも半分以上とし
    たことを特徴とするフィードスルー用フラットケーブ
    ル。
  2. 【請求項2】 上記ケーブルの延びる方向と直交する側
    の上記2枚のシート及び粘着材層の端面がナイフエッジ
    状にカットされていることを特徴とする請求項1記載の
    フィードスルー用フラットケーブル。
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