JP3018092U - 橋の雪降ろし装置 - Google Patents

橋の雪降ろし装置

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JP3018092U
JP3018092U JP1995005509U JP550995U JP3018092U JP 3018092 U JP3018092 U JP 3018092U JP 1995005509 U JP1995005509 U JP 1995005509U JP 550995 U JP550995 U JP 550995U JP 3018092 U JP3018092 U JP 3018092U
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JP
Japan
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bridge
snow
snow removing
sides
tops
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JP1995005509U
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Inventor
利登佐 蛯名
喜久男 上林
Original Assignee
建設省東北地方建設局長
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な設備で、人力または動力による効果的
な雪降ろしを可能とし、短時間で雪降ろしを済ませるこ
とを目的とする。 【構成】 橋の両側アーチ部頂部上に橋両側全長にわた
って所定の間隔で設けたガイド柱と、橋の両側ア−チ部
頂部上に橋の巾方向に載置された鋼材からなる雪降ろし
材とを備えた雪降ろし装置において、前記雪降ろし材が
両側ア−チ部頂部上を橋の全長方向に移動するための車
輪と、前記ガイド柱の内側を少なくとも1か所以上摺動
させることにより脱落を防ぐレ−ル部とを備え、且つ当
該レ−ル部の基部なは鋼ロ−プを取り付け、鋼ロ−プを
巻取りドラムにより巻取ることにより前記雪降ろし材を
移動させ、雪降ろしすることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、橋の雪降ろし装置に関するものである。特に、橋の上部工がアーチ 状及び平面状である橋の雪降ろし装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
橋は巨大構造物であるので、従来は橋の雪降ろし装置がなく、部分的な雪降ろ しの方法としては、高所作業車(リフト作業車)により人力で行う程度でほとん ど有効性はなく、対処の方法がなかった。 また、橋のア−チ部頂部に橋両側全長にわたって所定の間隔で設けた鋼ロ−プ 支持部材と、当該支持部材を通して橋両側に全長にわたって張った鋼ロ−プと、 当該鋼ロ−プに取り付けた2個の高所作業用落下防止装置の安全器と、当該2個 の安全器の間に設けた雪降ろし用棒状材と、前記安全器に取り付けた棒状材移動 用ロ−プと、当該移動用ロ−プの巻取りドラムとからなる橋の雪降ろし装置は実 開平4−97925号公報に開示されているが、安全器が吊り下げ金具を通過す る際に引っ掛かる等、動作が不確実であり、また、雪降ろし用棒状材の形状が一 直線であるため、雪を降ろす際に一直線の棒状材全体に雪の荷重がかかり雪を降 ろしにくく操作しにくいという問題点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、橋上部の積雪の雪降ろし装置がないに等しい現状 であり、落雪による事故があり、有効な雪降ろし装置の考案がない点である。 本考案は、簡単な設備で、人力または動力による効果的な雪降ろしを可能とし 、短時間で雪降ろしを済ませることによって、交通障害(交通止め)を最小限度 に抑え、更に橋上部の積雪が結氷化し、落雪して、渡橋中の自動車等が損壊する ことを未然に防止し、寒冷積雪地の道路管理(橋梁管理)上有効な橋の雪降ろし 装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決し考案の目的を達成するため本考案に係る橋の雪降ろし装置 は次のように構成したことを特徴とする。すなわち、本考案の第1は、橋の両側 アーチ部頂部上に橋両側全長にわたって所定の間隔で設けたガイド柱と、橋の両 側ア−チ部頂部上に橋の巾方向に載置された鋼材からなる雪降ろし材とを備えた 雪降ろし装置において、前記雪降ろし材が両側ア−チ部頂部上を橋の全長方向に 移動するための車輪と、前記ガイド柱の内側を少なくとも1か所以上摺動させる ことにより脱落を防ぐレ−ル部とを備え、且つ当該レ−ル部の基部には鋼ロ−プ を取り付け、鋼ロ−プを巻取りドラムにより巻取ることにより前記雪降ろし材を 移動させ、雪降ろしすることを特徴とし、本考案の第2は、雪降ろし材が、底辺 にレ−ル部を有する三角形状の鋼材2個を頂点において連結した形状とすること により、雪降ろし材が移動して雪を降ろす際に生じる荷重を1点に集中させない ことを特徴とする。
【0005】
【実施例】
以下本考案に係る橋の雪降ろし装置の1実施例を図面に基づき説明する。 図1は本考案に係る橋の雪降ろし装置の1実施例の側面図、図2は本考案に係 る雪降ろし材が橋の両側のア−チ部上に載置され、ガイド柱によりガイドされな がら巻取りドラムにより鋼ロ−プを巻取ることにより移動する状態を説明する説 明図、図3は雪降ろし材の平面図、図4は雪降ろし材のレ−ル部がガイド柱によ りガイドされア−チ部上を車輪により移動する状態を示す説明図、図5は橋の基 礎上に設けられた巻取りドラムにより鋼ロ−プを巻取り雪降ろし材を移動させる 方式を示す該略図である。図において1は橋、2は橋の基礎、3はア−チ部、4 はガイド柱、5は雪降ろし材、6は巻取りドラム、7はレ−ル部、7aは基部、 8は車輪、9は鋼ロ−プ、10はプ−リ、11は車道を示す。
【0006】 対象となる橋アーチ部は、橋の上部工がアーチ状及び平面状であれば良く、 アーチ状に限定されるものではない。橋の上部工がアーチ状及び平面状であれば 設置可能である。本実施例は、橋の上部工がアーチ状の場合である。 橋アーチ部頂部には、橋両側全長にわたって所定の間隔でガイド柱4を設け、 橋の両側ア−チ部3頂部上に橋の巾方向に載置された鋼材からなる雪降ろし材5 を設ける。
【0007】 雪降ろし材5は図3に示すごとく略X字状の鋼材であり、レ−ル部7と図4に 示すごとくア−チ部3上を橋の全長方向に移動させるための車輪8を有している 。この雪降ろし材5が橋のア−チ部3上を橋の全長方向に移動させることにより 橋の上部工上の雪を雪降ろしすることができる。 雪降ろし材5を橋のア−チ部上を移動させる方法は図1乃至図4に示される。 図3に示されるごとく、雪降ろし材5のレ−ル部7の基部7aには鋼ロ−プ9が 締結され、この鋼ロ−プ9を図1に示されるごとく橋の基礎2上に設けられた巻 取りドラム6により巻取ることにより雪降ろし材5を移動させる。巻取りドラム 6が設けられた側と反対側のレ−ル部7の基部7aに締結された鋼ロ−プ9はプ −リ10を経由して巻取ることができる。
【0008】 雪降ろし材5がア−チ部上から脱落しない方式は図4に示される。即ち、橋の 両側ア−チ部3の頂部上には橋の両側全長にわたって所定の間隔でガイド柱4が 設けられており、ガイド柱4の頂部は図4に示されるごとく内側に折れ曲がった 形状をしており、更に雪降ろし材5の橋巾方向にはレ−ル部7が設けられ、この レ−ル部7はガイド柱4の内側を少なくとも1か所以上摺動させているために脱 落を防ぐことができる。
【0009】 鋼ロ−プ9を巻取ることにより雪降ろし材5を移動させる巻取りドラム6は図 1に示されるごとく橋の基礎2上に設けられ、図5に示されるごとく手動または 動力により巻取るものである。図5においては2本の鋼ロ−プ9を巻取るため2 個の巻取りドラム6を図示したが、本考案は2個の巻取りロ−プに限定されるこ となく、1個の巻取りドラム6で巻取ることもできる。
【0010】
【考案の効果】 本考案に係る橋の雪降ろし装置は上記のように構成されているので、巨大構造 物である橋梁の積雪に対し、簡単な設備で、人力あるいは動力によって効果的な 雪降ろしを確実に可能とし、短時間で雪降ろしを済ませることができ、交通障害 (交通止め)を最小限度に抑え、更に橋上部の積雪が結氷化し、落雪して、渡橋 中の自動車等が損壊することを未然に防止し、人命の危険をも排除して、寒冷積 雪地の道路管理(橋梁管理)上有効であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る橋の雪降ろし装置の1実施例を示
す橋の側面図。
【図2】本考案に係る雪降ろし材が橋の両側のア−チ部
上に載置され、ガイド柱によりガイドされながら巻取り
ドラムにより鋼ロ−プを巻取ることにより移動する状態
を説明する説明図。
【図3】雪降ろし材の平面図。
【図4】雪降ろし材のレ−ル部がガイド柱によりガイド
されア−チ部上を車輪により移動する状態を示す説明
図。
【図5】橋の基礎上に設けられた巻取りドラムにより鋼
ロ−プを巻取り雪降ろし材を移動させる方式を示す該略
図。
【符号の説明】
1 橋 2 橋の基礎 3 ア−チ部 4 ガイド柱 5 雪降ろし材 6 巻取りドラム 7 レ−ル部 7a 基部 8 車輪 9 鋼ロ−プ 10 プ−リ 11 車道

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋の両側アーチ部頂部上に橋両側全長に
    わたって所定の間隔で設けたガイド柱と、橋の両側ア−
    チ部頂部上に橋の巾方向に載置された鋼材からなる雪降
    ろし材とを備えた雪降ろし装置において、前記雪降ろし
    材が両側ア−チ部頂部上を橋の全長方向に移動するため
    の車輪と、前記ガイド柱の内側を少なくとも1か所以上
    摺動させることにより脱落を防ぐレ−ル部とを備え、且
    つ当該レ−ル部の基部には鋼ロ−プを取り付け、鋼ロ−
    プを巻取りドラムにより巻取ることにより前記雪降ろし
    材を移動させ、雪降ろしすることを特徴とする橋の雪降
    ろし装置。
  2. 【請求項2】 雪降ろし材が、底辺にレ−ル部を有する
    三角形状の鋼材2個を頂点において連結した形状とする
    ことにより、雪降ろし材が移動して雪を降ろす際に生じ
    る荷重を1点に集中させないことを特徴とする請求項1
    記載の橋の雪降ろし装置。
JP1995005509U 1995-05-15 1995-05-15 橋の雪降ろし装置 Expired - Lifetime JP3018092U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09118494A (ja) * 1996-06-21 1997-05-06 Tohoku Electric Power Co Inc ブーム式作業車
JP2016180273A (ja) * 2015-03-25 2016-10-13 株式会社熊谷組 清掃装置、及び、当該清掃装置を用いた清掃方法

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JPH09118494A (ja) * 1996-06-21 1997-05-06 Tohoku Electric Power Co Inc ブーム式作業車
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