JP3017860U - 音楽練習教本 - Google Patents

音楽練習教本

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JP3017860U
JP3017860U JP1994017271U JP1727194U JP3017860U JP 3017860 U JP3017860 U JP 3017860U JP 1994017271 U JP1994017271 U JP 1994017271U JP 1727194 U JP1727194 U JP 1727194U JP 3017860 U JP3017860 U JP 3017860U
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兵吉 深見
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成美堂出版株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】音階を表示させた薄片をピアノ等の鍵盤に添着
させて音楽練習を容易にできるようにする。 【構成】音楽教本にシート１をセットする。シート１に
は裏面に粘着剤を塗布した薄片２，３，４，５を剥離容
易に添着してある。該薄片２，３，４，５には夫々音階
名８，８，…を表示してある。該薄片２，３，４，５を
対応する鍵盤６，７に添着させる。音楽教本には多数の
曲符１３，１３，…が記載されている。該曲符１３の音
符には夫々音階名１４，１４，…を表示してある。この
音階名１４，１４，…を読みながら、対応する音階名
８，８，…の鍵盤６，７を弾いて練習する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、音楽練習教本に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鍵盤型楽器玩具として、スイッチ群からの選択信号により定めら れた音階の音を発生する電気回路を有し、表紙に表示された鍵盤をたゝくことに より鍵盤下のスイッチを押し、定められた音階の電気回路形成により音を出す玩 具が提案されている（実公昭６１−３０１８）。そして、該玩具を組み込んだ音 楽絵本が公開されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来の音を出す絵本は、あくまで玩具であって 、音も所謂電気回路によって形成された電子音を出すものに過ぎず、所謂音楽の 練習よりも誰でもが曲目に近いメロディーが楽しめると云うものである。
【０００４】しかして、ピアノやオルガン等の音はそれらの玩具では出すことが できないのは勿論、ピアノ等の鍵盤を使用するタッチは全く異質であって、単に 音階を追うだけではピアノ等の練習にはなり得ない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで本考案においては、真の楽器を使用して、 そのタッチや音色に常に接し、且つ音符の読みに気を取られることなく充分なる 練習が可能になるようにせんとするもので、音楽教本は、その各曲の各音符に対 応して音階を表示させる一方、ピアノ等の鍵盤より狹巾の薄片には音階を表示さ せ、該薄片裏面に粘着剤を塗布して樹脂膜面を有するシートに剥離自在に添着さ せ、該シートを音楽教本とセットとしたことを特徴とする。
【０００６】
【実施例】以下、図に示す一実施例により本考案を詳細に説明する。 １はシートで、上面に合成樹脂膜を形成させてある。２，２，…、３，３，… 、４，４，…、５，５，…は薄片で、夫々白鍵６，６，…、黒鍵７，７，…の巾 より狭巾に形成し、薄片２，２，…、３，３，…は丸型に、薄片４，４，…、５ ，５，…は角形に形成してある。
【０００７】この丸型と角形の区別は、白鍵６と黒鍵７に対応して区別されるも ので、何れを丸型とし、何れを角形とするも自由に選択できる。又、薄片２，２ ，…、３，３，…は多角形、長方形、花びら形、その他の形状にすることも自由 である。
【０００８】又、薄片２，２，…、３，３，…、４，４，…、５，５，…は各音 階名８，８，…を描出させてあり、必要に応じて音階毎に薄片４，４，…、５， ５，…に着色させることもできる。例えば、ハ長調のドには青とか、レに黄とか 任意の色を選択して着色しておくのが便利である。又、１オクターブ下とか上の 音には着色するとか、別枠９を設けるとかして区別することは推奨される。
【０００９】これら薄片２，２，…、３，３，…、４，４，…、５，５，…の裏 面には粘着剤を塗布してあり、シート１上に整列添着してある。又、これら薄片 ２，２，…、３，３，…、４，４，…、５，５，…は一枚の薄葉１０に印刷等に より描出し、シート１に添着し、必要な切り込み１１により各薄片２，２，…、 ３，３，…、４，４，…、５，５，…を切り離すことができるようにしてもよい 。
【００１０】これら薄片２，２，…、３，３，…、４，４，…、５，５，…を添 着したシート１は教本１２の一部に固定させておく、或は該シート１は、教本１ ２に挾持させる如く。或はミシン目等により切離し可能なる如くセットすること も可能である。
【００１１】教本１２の曲符１３には、夫々の音階に応じた表示１４，１４，… をしておき、薄片２，２，…、３，３，…、４，４，…、５，５，…に対応する 音階名、形状、色彩の描出しておく。
【００１２】次いで、その使用方法について説明すれば、薄片２，２，…、３， ３，…、４，４，…、５，５，…をシート１から剥離して対応する白鍵６，６， …、黒鍵７，７，…に夫々その表示１４，１４，…により対応する薄片２，３， ４，５をその裏面に塗布した粘着剤により添着させる。
【００１３】教本１２の練習すべき曲符１３を選択して、その曲符１３の音階表 示１４，１４，…により対応する白鍵６，６，…、黒鍵７，７，…を選択して引 き、以下次々と対応する表示の或る白鍵６、黒鍵７を選択して弾くことにより自 然に曲符１３が弾けるようになる。
【００１４】
【考案の効果】上記の如き本考案によれば、音楽教本は、その各曲の各音符に対 応して音階を表示させる一方、ピアノ等の鍵盤より狹巾の薄片には音階を表示さ せ、該薄片裏面に粘着剤を塗布して樹脂膜面を有するシートに剥離自在に添着さ せ、該シートを音楽教本とセットとしたので、音符の読めない小児でも記号、色 、形の薄片によって曲符に従い自然に曲符を弾くことができるようになる。
【００１５】又、これにより階名の読み方や音程を正しくとらえることができる ようになり、小児の音楽教育が楽しみながらできる。又、ピアノ、オルガンはそ のものを使用するので、音質や弾き方、特にタッチ等も単なる遊びから実質的音 楽教育に踏み込んだ練習が可能になる。
【００１６】更に、本品は極めて簡単な構成であるので、誰でも簡単に使用でき 、且つ廉価に提供できる等実用上の効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案一実施例斜面図。
【図２】同上要部平面図。
【図３】同上使用状態一部平面図。
【図４】同上他要部平面図。
【符号の説明】
１ シート ２ 薄片 ３ 薄片 ４ 薄片 ５ 薄片 ６ 白鍵 ７ 黒鍵 １０ 薄葉 １２ 教本

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】音楽教本は、その各曲の各音符に対応して
    音階を表示させる一方、ピアノ等の鍵盤より狹巾の薄片
    には音階を表示させ、該薄片裏面に粘着剤を塗布して樹
    脂膜面を有するシートに剥離自在に添着させ、該シート
    を音楽教本とセットとしたことを特徴とする音楽練習教
    本。
  2. 【請求項２】薄片に表示した音階と、教本に表示した音
    階を対応した着色にて表示することを特徴とする請求項
    １に記載の音楽練習教本。
  3. 【請求項３】教本に表示した音階部分とそれに対応する
    薄片に表示した音階部分を同形に描出したことを特徴と
    する請求項１に記載の音楽練習教本。
  4. 【請求項４】シートに薄葉を樹脂膜面に添着し、薄葉の
    一部を切取り自在の薄片としたことを特徴とする請求項
    １に記載の音楽練習教本。
JP1994017271U 1994-12-29 1994-12-29 音楽練習教本 Expired - Lifetime JP3017860U (ja)

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