JP3017615B2 - エンジン制御方法 - Google Patents

エンジン制御方法

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JP3017615B2
JP3017615B2 JP5047295A JP4729593A JP3017615B2 JP 3017615 B2 JP3017615 B2 JP 3017615B2 JP 5047295 A JP5047295 A JP 5047295A JP 4729593 A JP4729593 A JP 4729593A JP 3017615 B2 JP3017615 B2 JP 3017615B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの回転数や
トルクの目標の運転パターンから制御値を出力するエン
ジン制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種制御方法は、図4に示すよう
に、ステップ201で目標値を出力し、続いて、フィー
ドバック制御を行い(ステップ202)、制御値を出力
する(ステップ203)ようにしていた。例えば、エン
ジンの回転数−時間特性の運転パターンを示す図2にお
いて、運転パターンを、定常直線Aの定常部Sから直線
的に変化する過渡直線Bの過渡部Tを経て再び定常直線
Cの定常部Sに至るような目標値に設定してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の制
御方法では、定常部Sと過渡部Tの全域を、ステップ2
02に示したように、1つの制御だけでカバーしている
から、運転の進行に伴い、図2に細線で示すような、追
従遅れが過渡部Tの上がり部分で発生して過渡直線Bか
ら大きくずれた変位曲線bになったり、過渡部Tに続く
定常部Sではオーバーシュートが大きくなって安定性に
欠ける不安定曲線fを呈するようになる。これでは、目
標値に対しエンジンを精度良く運転するのは難しい。
【0004】この発明は、上記問題に鑑みてなしたもの
で、その目的は、エンジンの回転数やトルクの目標値に
対しエンジンを精度良く運転できるエンジン制御方法を
得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】この発明で
は、エンジンに対する制御を実施するにあたり、自動切
換え手段として、比例制御に積分制御を組み合わせた公
知の(比例+積分)制御動作を用いているけれども、定
常部と過渡部の両方を1つの制御方式でカバーしなけれ
ばならなかったことによるエンジンの運転精度の限界を
克服するために、本発明者らは、加速度を検出して、そ
の大きさにより制御動作を切り換えることができること
に着目した。この観点から、まず、本発明者らは、加速
度を容易に検出できるための運転パターンを、エンジン
の回転数やトルクの目標値に対して導入し、続いて、目
標値から検出される加速度により、定常部と過渡部での
上記問題点を解消するために、その大きさに応じて、定
常部では安定性を重視した制御方式を選択し、一方、過
渡部では、追従性を重視した制御方式を選択するよう制
御を切り換えるのが好ましいと判断するに至った。
【0006】かくして、この発明は、エンジンの回転数
やトルクの目標の運転パターンから加速度を算出し、そ
の算出結果に基づいて、前記加速度の大きさが一定値以
上である過渡部においては比例制御を行い、前記加速度
の大きさが一定値以下である定常部においては積分制御
を行うことを特徴とするエンジン制御方法を提供するも
のである。
【0007】すなわち、この発明は、エンジンの回転数
やトルクの目標の運転パターンから加速度算出するこ
により、エンジンに対する制御を運転パターンの定常
部と過渡部とでこれら各部に見合った制御方式を選択す
ることで自動切換えが行われる。すなわち、前記加速度
の算出結果に基づいて、前記加速度の大きさが一定値以
上である過渡部においては比例制御を行い、前記加速度
の大きさが一定値以下である定常部においては積分制御
を行う。それによって、定常部が不安定であったのを安
定にできるとともに、過渡部では追従遅れが生じていた
のを緩和できる。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係るエンジン制御方法の実
施例を、図面に基づいて説明する。図1において、エン
ジン制御方法は、まず、ステップ101で、エンジンの
回転数の目標の運転パターン(図2参照)を出力し、続
いて、フィードバック制御(積分制御)を行う(ステッ
プ102参照)とともに、異なるフィードバック制御
(比例制御)も行う(ステップ103参照)。一方、図
2に示す目標の運転パターンの定常部Sおよび過渡部T
ら加速度を算出し(ステップ104参照)、その算出
結果(図3参照)に基づく加速度の大きさにより、エン
ジンに対する制御を過渡部Tに対して行う場合には、追
従性を重視した上記フィードバック制御(比例制御)に
切換え、また、定常部Sに対して行う場合は、安定性を
重視した上記フィードバック制御(積分制御)に切換え
る(ステップ105参照)。この際、加速度の大きさ
P,Q(P>Q)は、図3に示すように、過渡部Tの方
(大きさP)が定常部Sのもの(大きさQ)より大であ
るのが一般的である。また、上記切換えは、図3におい
て、例えば、加速度の大きさがY値(Y=一定)を基準
にすることで行うことができる。また、エンジンに対す
る制御(比例/積分)を加速度の大きさP,Qに基づい
て適切に自動切換えする機能を有する自動切換え装置が
備わっている。最後に、ステップ106で、各々の指令
値を制御値として出力する。
【0009】その結果、図2に点線で示すような曲線
d,gを得た。すなわち、過渡部Tの上がり部分では、
過渡直線Bから大きくずれた変位曲線bに比べて追従遅
れを緩和した形状の変位曲線dになっており、また、過
渡部Tに続く定常部Sではオーバーシュートが大きくな
って安定性に欠ける不安定曲線fに比べてオーバーシュ
ートの小さい安定した安定曲線gを呈しているのが分か
る。
【0010】このように本実施例では、エンジンの回転
数やトルクの目標の運転パターンから加速度の大きさ
P,Qを求め、その大きさP,Qにより、公知の制御手
法に切換える自動比例/積分切換制御を用いたので、追
従遅れが過渡部Tの上がり部分で発生したり、過渡部T
に続く定常部Sではオーバーシュートが大きくなって安
定性に欠けたりすることを防止でき、目標値に対しエン
ジンを精度良く運転できる。
【0011】
【発明の効果】以上のようにこの発明では、目標の運転
パターンから加速度を算出し、その算出結果に基づい
て、前記加速度の大きさが一定値以上である過渡部にお
いては比例制御を行い、前記加速度の大きさが一定値以
下である定常部においては積分制御を行うように構成し
たので、エンジンの運転精度を向上できる。つまり、定
常部が不安定であったのを安定にできるとともに、過渡
部では追従遅れが生じていたのを緩和でき、その結果、
エンジンの回転数やトルクの目標値に対する追従性、安
定性を向上でき、エンジンの運転精度が良くなる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すフローチャート構成
説明図である。
【図2】エンジンの回転数の目標の運転パターンおよび
制御結果を示すエンジンの回転数−時間特性図である。
【図3】上記実施例において算出された加速度を示す特
性図である。
【図4】従来例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A,C…目標の運転パターンの定常直線、B…目標の
転パターンの過渡直線、S…目標の運転パターンにおけ
る定常部、T…目標の運転パターンにおける過渡部、
P,Q…算出された加速度の大きさ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転数やトルクの目標の運転
    パターンから加速度を算出し、その算出結果に基づい
    て、前記加速度の大きさが一定値以上である過渡部にお
    いては比例制御を行い、前記加速度の大きさが一定値以
    下である定常部においては積分制御を行うことを特徴と
    するエンジン制御方法。
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