JP3017176U - 玩具用移動装置 - Google Patents

玩具用移動装置

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JP3017176U
JP3017176U JP1995004637U JP463795U JP3017176U JP 3017176 U JP3017176 U JP 3017176U JP 1995004637 U JP1995004637 U JP 1995004637U JP 463795 U JP463795 U JP 463795U JP 3017176 U JP3017176 U JP 3017176U
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article
elevator box
electric motor
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啓子 土井
裕子 赤津
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Tomy Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作で、物品を次々と目的場所に運ぶ
ことが可能な玩具用移動装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 駆動手段と、物品の搭載が可能で所定の軌道
に沿って移動可能な移動体と、出発場所および目的場所
にそれぞれ設けられ移動体の到達を感知する移動体感知
手段と、目的場所を指定するための操作子と、駆動手段
の作動を制御する制御手段と、指定された目的場所に移
動体が到達したときに物品を移動体から排出させる物品
排出機構とを備え、制御手段は、駆動手段を作動させて
出発場所から目的場所側へ向けて移動体を移動させ、目
的場所に移動体が到達したことを移動体感知手段が感知
した時に駆動手段の作動を停止させ、その後、駆動手段
を作動させて移動体を移動させ、出発場所に移動体が到
達したことを移動体感知手段が感知した時に駆動手段の
作動を停止させて移動体を待機状態に保つように構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、玩具用移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
玩具用移動装置として、出願人は、エレベータボックスを上下動させる自走式 昇降玩具を既に提案している(実開平3−16720号公報)。この出願人の提 案した自走式昇降玩具では、操作者が、フロアレバー(突子)を突出させること により目的場所を予め選択した後に、操作つまみを操作すると、エレベータ本体 (昇降体)が出発場所から目的場所に向かって上昇する。その際に、エレベータ 本体に設けられた係合片(レバー部)が、目的場所の収納部に突出したフロアレ バーに当たり、それに連動してエレベータ本体の荷物用載せ皿が傾動する。これ により、荷物用載せ皿に搭載した荷物(物品)を目的場所の収納部に収納させる ことができる。一方、荷物を収納させた後は、再び操作つまみを操作すると、エ レベータ本体が下降して出発場所に戻るようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この玩具用移動用装置では、エレベータ本体を出発場所から目的場 所を経由して再び出発場所に戻らせるためには、まず、目的場所を選択するため にフロアレバーを突出させ、次いで、目的場所に上昇させるために操作つまみを 操作し、さらに、目的場所から出発場所に戻すために操作つまみを操作しなけれ ばならない。このように、この玩具用移動装置には、荷物を1回運搬するために 、フロアレバーの操作の他、操作つまみを何回も操作しなければならないので、 その操作が煩雑であるという改善点がある。特に、次々と目的場所に荷物を運ぶ 場合などには、繰り返し何度も操作しなければならないので、非常に煩雑になる 。
【0004】 本考案は、かかる点に鑑みなされたものであり、簡単な操作で、物品を次々と 目的場所に運ぶことが可能な玩具用移動装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、駆動手段と、物品の搭載が可能で、前記駆動手段によ って所定の軌道に沿って移動可能な移動体と、前記軌道に沿って設けられた1つ の出発場所および少なくとも1つの目的場所と、前記出発場所および前記目的場 所にそれぞれ設けられ前記移動体の到達を感知する移動体感知手段と、前記目的 場所のうちの1つを指定するための操作子と、前記駆動手段の作動を制御する制 御手段と、指定された前記目的場所に前記移動体が到達したときに前記物品を前 記移動体から排出させる物品排出機構とを備え、前記制御手段は、前記操作子が 操作された時に前記駆動手段を作動させて前記出発場所から指定の前記目的場所 側へ向けて前記移動体を移動させ、指定の前記目的場所に前記移動体が到達した ことを前記移動体感知手段が感知した時に前記駆動手段の作動を一時的に停止さ せて前記移動体を一旦停留させ、その後に、前記駆動手段を作動させて前記出発 場所側へ向けて前記移動体を移動させ、前記出発場所に前記移動体が到達したこ とを前記移動体感知手段が感知した時に前記駆動手段の作動を停止させて前記移 動体を待機状態に保つように構成されていることを特徴とするものである。
【0006】 請求項2記載の考案は、正逆回転可能な電動モータを含んで構成された駆動手 段と、物品の搭載が可能で、かつ、レバー部への押圧に基づく所定の軸を中心と する物品排出板の回転動作によって前記物品の排出が可能で、しかも、前記駆動 手段によって所定の軌道に沿って移動可能な移動体と、前記軌道に沿って設けら れた1つの出発場所および少なくとも1つの目的場所と、前記出発場所および前 記目的場所にそれぞれ設けられ前記移動体の到達を感知する移動体感知手段と、 前記目的場所のうちの1つを指定するための操作子と、前記電動モータの作動・ 停止および回転方向を制御する制御手段と、前記操作子によって指定された前記 目的場所に突出し、前記移動体の移動に伴って前記レバー部を押圧することによ って前記物品排出板により前記物品を排出させるための突子とを備え、前記制御 手段は、前記操作子が操作された時に前記電動モータを一方向に回転させて前記 出発場所から指定の前記目的場所側へ向けて前記移動体を移動させ、指定の前記 目的場所に前記移動体が到達したことを前記移動体感知手段が感知した時に前記 電動モータの作動を一時的に停止させて前記移動体を一旦停留させ、その後に、 前記電動モータを反対の方向に回転させて前記出発場所側へ向けて前記移動体を 移動させ、前記出発場所に前記移動体が到達したことを前記移動体感知手段が感 知した時に前記電動モータの作動を停止させて前記移動体を待機状態に保つよう に構成されていることを特徴とするものである。
【0007】 請求項3記載の考案は、正逆回転可能な電動モータを含んで構成された駆動手 段と、物品の搭載が可能で、かつ、レバー部への押圧に基づく所定の軸を中心と する物品排出板の回転動作によって前記物品の排出が可能で、しかも、前記駆動 手段によって上下動可能なエレベータボックスと、このエレベータボックスの移 動路の最下に位置する1つの出発場所、およびこの出発場所の上方に位置する少 なくとも1つの目的場所と、前記出発場所および前記目的場所にそれぞれ設けら れ前記エレベータボックスの到達を電気的に感知するボックス感知手段と、前記 目的場所のうちの1つを指定するための操作子と、前記電動モータの作動・停止 および回転方向を制御する制御手段と、前記操作子によって指定された前記目的 場所に突出し、前記移動体の移動に伴って前記レバー部を押圧することによって 前記物品排出板により前記物品を排出させるための突子とを備え、前記制御手段 は、前記操作子が操作された時に前記電動モータを一方向に回転させて前記出発 場所から前記エレベータボックスを上昇させ、指定の前記目的場所に前記エレベ ータボックスが到達したことを前記ボックス感知手段が感知した時に前記電動モ ータの作動を一時的に停止させて前記エレベータボックスを一旦停留させ、その 後に、前記電動モータを反対の方向に回転させて前記エレベータボックスを下降 させ、前記出発場所に前記エレベータボックスが到達したことを前記スイッチが 感知した時に前記電動モータの作動を停止させて前記エレベータボックスを待機 状態に保つように構成されていることを特徴とするものである。
【0008】 請求項4記載の考案は、請求項3記載の玩具用移動装置において、前記エレベ ータボックスは、前記物品を出入れ可能な開口を有し、また、前記エレベータボ ックスの前記開口側にはスロープが設けられ、このスロープは、前記開口を介し て、前記出発場所および前記目的場所それぞれにおいて前記エレベータボックス との間で前記物品の授受ができるように構成されていることを特徴とするもので ある。
【0009】 請求項5記載の考案は、請求項3または4記載の玩具用移動装置において、前 記物品排出板は、前記エレベータボックスに設けられ前記スロープに向けて前記 物品を排出するように傾動可能な床板であって、前記突子は、前記目的場所の少 なくとも1つに出没可能に設けられ、前記操作子の指定に応じて前記レバー部の 移動路中に突出するように構成されていることを特徴とするものである。
【0010】 請求項6記載の考案は、請求項3から5のいずれかに記載の玩具用移動装置に おいて、前記制御手段は、前記操作子によって1つの前記目的場所が指定されて 前記エレベータボックスが上昇し始めた時から、当該エレベータボックスが前記 出発場所に戻り前記ボックス感知手段によって感知されるまでの間の前記操作子 による次なる前記目的場所の指定を無効にするように構成されていることを特徴 とするものである。
【0011】 請求項7記載の考案は、請求項3から6のいずれかに記載の玩具用移動装置に おいて、前記制御手段は、前記操作子によって指定された前記目的場所以外の各 目的場所における前記ボックス感知手段による前記エレベータボックスの到達の 感知を無効にするように構成されていることを特徴とするものである。
【0012】 請求項8記載の考案は、請求項3から7のいずれかに記載の玩具用移動装置に おいて、前記エレベータボックスの移動先を告示するための発音データを記憶す るデータ記憶手段と、前記エレベータボックスの移動開始の際に、前記データ記 憶手段から当該移動先に対応する前記発音データを読み出すデータ読出手段と、 当該読み出された発音データに基づいて発音する発音手段とを備えていることを 特徴とするものである。
【0013】
【作用】
上記した手段によれば、操作子により目的場所を指定すれば、その目的場所に 向けて移動体が移動し、その目的場所に到達した所で止まり、そこで物品を排出 する。その後、移動体は自動的に出発場所に戻る。したがって、出発場所で物品 を移動体に乗せ、目的場所を指定すれば、簡単な操作で物品を所望の目的場所に 次々と運ぶことができる。
【0014】
【実施例】
以下、図面に基づいて、本考案の実施例に係る玩具用移動装置について説明す る。
【0015】 符号1はエレベータ玩具であり、このエレベータ玩具1の外観について説明す れば、このエレベータ玩具1の本体2には、右側に電源スイッチ3と階指定ボタ ン(操作子)4a〜4dが設けられている。階指定ボタン4a〜4dはそれぞれ 1階〜4階までの階指定を行うボタンである。このうち指定ボタン4aはダミー ボタンとなっている。また、本体2の左側にはエレベータボックス5が配設され 、このエレベータボックス5は上下に移動可能となっている。このエレベータボ ックス5の移動路は透明ドーム6によって覆われている。また、エレベータボッ クス5内には図3に示す人形(物品)7が搭載可能となっている。また、本体2 の中央には螺旋状のスロープ8が設けられている。なお、本体2の階指定ボタン 4a〜4dの上方には放音口9が設けられている。
【0016】 次に、エレベータ玩具1の遊び方について説明する。
【0017】 人形7をエレベータボックス5に乗せ、電源スイッチ3を入れ、階指定ボタン 4a〜4dのいずれかを押す。この場合、エレベータボックス5は1階が待機場 所(出発場所)になっているため、階指定ボタン4aを押しても、エレベータボ ックス5は動かず、音声も発しられない。一方、その他の階指定ボタン4b〜4 dを押した場合、例えば、階指定ボタン4dを押した場合には、「4階に参りま す。」という音声が放音口9から発しられると共に、エレベータボックス5が4 階まで上昇し、ここで、人形7がスロープ8上に排出される。その後に、「1階 に参ります。」という音声が放音口9から発しられ、エレベータボックス5が1 階まで下降する。一方、スロープ8上に排出された人形7はスロープ8を滑動し て1階に至る。エレベータボックス5と、人形7とでは、人形7の方が早く1階 に到達する。そして、人形7は1階でエレベータボックス5が下降してくるのを 待って、エレベータボックス5に乗り込む。
【0018】 続いて、このエレベータ玩具1の詳細を説明する。
【0019】 (1)エレベータボックス5の構成 エレベータボックス5は図2に示すように半円筒状の中空部材で構成されてい る。このエレベータボックス5内に設けられる床板(物品排出板)11は図3( a)に示すように軸11a(所定の軸)を中心に回転可能に構成されている。こ の床板11の基端部にはレバー部12が付設されている。また、エレベータボッ クス5には取付枠13aが設けられ、エレベータボックス5は、この取付枠13 aとこの取付枠13aに嵌合する押え枠13bによって挟まれるガイド棒14に 沿って上下動できるようになっている。また、エレベータボックス5は、上下一 対のプーリ15a,15bに掛けられた紐16に係合している。具体的には、紐 16の端部同士を繋ぐ引きばね17(図4参照)が取付枠13aおよび押え枠1 3b内に納められている。一対のプーリ15a,15bのうち下側のプーリ15 bはモータMの動力によって歯車機構18を介して回転されるようになっている 。すなわち、モータMとプーリ15bは、図2および図5に示すように、歯車1 8a〜18jを介して連結され、モータMの動力が歯車18a〜18jを介して プーリ15bに伝達されるようになっている。なお、歯車18hおよび18iの 間には面クラッチ19が介挿されている。すなわち、歯車18hは軸20に固定 され、一方、歯車18iは軸20に遊動可能に支持され、歯車18iは押しばね 21によって歯車18hに押し付けられている。また、エレベータボックス5の 外周には3つの開口10a,10b,10cが設けられており、このうち開口1 0cはスロープ8側に口を開いている。
【0020】 (2)透明ドーム6の構成 透明ドーム6は図2に示すように半円筒状の中空部材で構成され、この中を、 前記エレベータボックス5が上下動するようになっている。この透明ドーム6の スロープ8側は開放されている。また、透明ドーム6の1階部分には、エレベー タボックス5の開口10aに対応する部分に、窓6aが設けられ、この窓6aか ら人形7を入れることができるようになっている。
【0021】 (3)ボックス感知手段の構成 本体2の1階〜4階の待機場所および停留場所(目的場所)には図6および図 8に示すようにノーマルオープンスイッチ23a〜23dが設けられ、このノー マルオープンスイッチ23a〜23dの可動接点は共通の電源ライン24に接触 可能となっている(図6参照)。このノーマルオープンスイッチ23a〜23d の近くにはそれぞれレバー25a〜25dが設けられている。そして、エレベー タボックス5の移動によって、レバー25a〜25dを動作させて、ノーマルオ ープンスイッチ23a〜23dを閉じるようになっている。なお、ノーマルオー プンスイッチ23a〜23dおよびレバー25a〜25dは、図8に示すように 、裏枠70とボード71とによって挟持されるようにして設けられている。
【0022】 (4)人形7の排出機構の構成 本体2の2階〜4階の停留場所には、図7および図8に示すように、突子26 b〜26dが設けられている。このうち4階の停留場所の突子26dは固定の突 子となっている。一方、突子26bおよび26cは可動突子となっており、リン ク機構27によって、動作するようになっている。このリンク機構27は、図7 に示すように、軸28aを中心にシーソ動作するリンク28を含んで構成されて いる。このリンク28の各端には、突子26b,26cがそれぞれ付設されたリ ンク29,30が連結されている。また、リンク28にはレバー31が取り付け られている。リンク28の手前には階指定ボタン4b、4cが設置されている。 階指定ボタン4bは軸28aの下方に、階指定ボタン4cは軸28aの上方に位 置している。また、階指定ボタン4b,4cの下側には斜面35が設けられ、階 指定ボタン4b,4cを押した際、この斜面35の働きによって、リンク28が 軸28aを中心に回転し、階指定ボタン4bの押圧に対応して突子26bがエレ ベータボックス5の移動路中に突出し、階指定ボタン4cの押圧に対応して突子 26cがレバー部12の移動路中に突出するようになっている。また、レバー3 1の手前には階指定ボタン4dが設置されている。この階指定ボタン4dの下側 には逆V字状の切欠き部36が設けられ、この切欠き部36内にはレバー31の 突片31aが位置している。したがって、レバー31は階指定ボタン4dが押圧 された際に、突子26bおよび26cをレバー部12の移動路から後退させる。 これら突子26b〜26dは、図3(a)に示すように、突出状態の時、エレベ ータボックス5の上昇に伴ってレバー部12を押圧することにより、軸11aを 中心に床板11を回転動作により傾動させて、人形7をスロープ8に排出させる 。なお、階指定ボタン4b〜4dの下側にはそれぞれノーマルオープンスイッチ 38b〜38dが設置されている。
【0023】 (5)内部回路の構成 図9には内部回路が示されている。この内部回路は、LSI41を備えており 、LSI41は、移動先を告示するための発音データを記憶する内部ROM(デ ータ記憶手段)91と、ROM91から発音データを読み出すデータ読出部(デ ータ読出手段)92と、データ読出部92が発音データを読み出すための基準ク ロックを生成するクロック発生部(データ読出手段)93とを備えている。また 、LSI41の入力ポートI1〜I4は図示しない内部抵抗によって電池B1の 電池電圧(以下、「ハイレベル電圧」という)にプルアップされている。また、 出力ポートO1,O2は、電動モータMを駆動するためのローレベル電圧を出力 し、トランジスタ43,46にそれぞれ接続されている。さらに、出力ポートO 3は、発音データ信号を出力し、抵抗R1を介してトランジスタ73に接続され ている。出力ポートO4は、ローレベル電圧である無効信号(後述する)を出力 し、抵抗R2を介してトランジスタ40に接続されている。
【0024】 この内部回路では、電源スイッチ3を入れ、例えば、階指定ボタン4cを押す と、ノーマルオープンスイッチ38cが閉じ、階指定ボタン4cが押されている 間だけLSI41の入力ポートI3がローレベル電圧になる。次いで、階指定ボ タン4cが戻されると、ノーマルオープンスイッチ38cが開き、入力ポートI 3がハイレベル電圧になる。LSI41は、入力ポートI3の電圧がローレベル 電圧に一旦低下した後にハイレベル電圧に復帰すると、3階が指定されたものと 判別し、出力ポートO1にローレベル電圧を出力し、トランジスタ43,44, 45を作動させて電動モータMを正回転させる。この際、LSI41では、デー タ読出部92が、クロック発生部93のクロック信号に同期して、エレベータボ ックス5の移動先に対応する発音データを内部ROM91から読み出し、読み出 した発音データ信号を抵抗R1を介してトランジスタ73に出力する。これによ り、スピーカ74から「3階に参ります。」の音声が出力される。また、これと 同時に、LSI41は、出力ポートO4からローレベル電圧を出力することによ って、トランジスタ40を作動させて、そのコレクタ電圧をハイレベル電圧にす る。この結果、各ノーマルオープンスイッチ38b〜38cのトランジスタ40 側の端子がハイレベル電圧になる。これにより、ノーマルオープンスイッチ38 b〜38dによって1つの停留場所が指定された時(この場合には3階が指定さ れた時)から、エレベータボックス5が上下動した後に待機場所に到達したこと をスイッチ(ボックス感知手段)23aによって感知されるまでの間のノーマル オープンスイッチ38b〜38dによる停留場所の指定が無効にされる。
【0025】 そして、エレベータボックス5が図6(a)〜(c)に示すように上昇する。 エレベータボックス5が途中の停留場所を通過すると、ノーマルオープンスイッ チ23bが閉じて入力ポートI2がローレベル電圧になるが、LSI41は、指 定された停留場所以外の各停留場所におけるノーマルオープンスイッチ23bに よるエレベータボックス5の到達の感知を無効として処理する。次いで、エレベ ータボックス5が指定階に至ると、ノーマルオープンスイッチ23cが閉じる結 果、入力ポートI3がローレベル電圧になる。これにより、LSI41は、エレ ベータボックス5が指定された停留場所に到達したと判別し、出力ポートO1に ハイレベル電圧を出力し、トランジスタ43,44,45の作動を停止すること によって、電動モータMの作動を停止させる。停止後、所定時間経過すると、L SI41は、出力ポートO2からローレベル電圧を出力することによって、トラ ンジスタ46,47,48を作動させることによって、電動モータMを逆回転さ せる。また、この際、データ読出部92が、エレベータボックス5の移動先に対 応する発音データを内部ROM91から読み出し、読み出した発音データ信号を 出力ポートO3に出力することによって、スピーカ74から「1階に参ります。 」の音声が出力される。そして、エレベータボックス5が1階の待機場所に至る と、ノーマルオープンスイッチ23aが閉じ、入力ポートI1がローレベル電圧 になる結果、LSI41は、待機場所に到達したと判別し、出力ポートO2にハ イレベル電圧を出力し、トランジスタ46,47,48の作動を停止させること によって、電動モータMを停止させる。なお、LSI41は、その他の階が指定 された場合も同様にして動作する。
【0026】 (6)人形7の構成 図10に示すように、人形7内には鋼球21が入っており、この鋼球21の一 部は人形7の起立を妨げない範囲で人形7の下側から露出している。この人形7 はスロープ8上に乗った際には、鋼球21の転動によって、スロープ8を滑り下 りる。
【0027】 (7)スロープ8の構成 スロープ8は図2に示すように螺旋状に構成され、待機場所および各停留場所 で、エレベータボックス5との間で人形7の授受が行えるようになっている。ス ロープ8の下端にはスロープ面8aに対して出没可能なストッパ50が設けられ ている。このストッパ50は図3(b)に示すように押しばね51によって上方 へ付勢されている。このストッパ50には横向突起50aが設けられ、この横向 突起50aにエレベータボックス5の下端が突き当たった場合に、ストッパ50 がスロープ面8aから没するようになっている。ストッパ50が没すると、図3 (c)に示すように、スロープ8上で係止されていた人形7はエレベータボック ス5内に入り込む。なお、このスロープ8は支柱80を介して基台81と屋根8 2に挟み込まれるようにして設けられている。
【0028】 (8)その他 図2において符号84は基台81の下板、符号85は下板84に取り付けられ る電池蓋である。また、符号86は電動モータMおよび歯車機構18を取り付け るための機構ボックスである。
【0029】 このように構成されたエレベータ玩具1によれば、階指定ボタン4b〜4dの 操作によって、エレベータボックス5を任意の所まで動作することができるので 、本物のエレベータに乗っているかのイメージが醸し出され、面白味のあるもの となる。また、人形7が指定の階で下り、しかも、エレベータボックス5が自動 的に停留場所に戻る。このため、簡単な操作で人形7を停留場所に次々と運ぶこ とができるので、さらに面白味が増すことになる。
【0030】 以上、本考案者によってなされた考案の実施例について説明したが、本考案は 、かかる実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において 種々の変形が可能である。
【0031】
【考案の効果】
本考案の代表的なものの効果を説明すれば、操作子で目的場所を指定するだけ で、移動体が出発場所から目的場所まで移動し、そこで物品を排出した後に再び 出発場所に戻るため、簡単な操作で楽しく遊ぶことができる。また、このような 構成を必要とする様々な玩具に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の鏡面研磨装置を適用したエレベータ玩
具の斜視図である。
【図2】図1のエレベータ玩具の一部を分解して示す斜
視図である。
【図3】図1のエレベータ玩具の排出機構等を示す図で
ある。
【図4】図1のエレベータ玩具の紐の巻掛け状態を示す
図である。
【図5】図1のエレベータ玩具の動力の伝達機構を示す
図である。
【図6】図1のエレベータ玩具のボックス感知手段を示
す図である。
【図7】図1のエレベータ玩具の排出機構における突子
の状態を示す図である。
【図8】図1のエレベータ玩具の一部を分解して示す斜
視図である。
【図9】図1のエレベータ玩具の内部回路図である。
【図10】図1のエレベータ玩具の人形の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 エレベータ玩具 4a〜4d 階指定ボタン(操作子) 5 エレベータボックス 8 スロープ

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段と、物品の搭載が可能で、前記
    駆動手段によって所定の軌道に沿って移動可能な移動体
    と、前記軌道に沿って設けられた1つの出発場所および
    少なくとも1つの目的場所と、前記出発場所および前記
    目的場所にそれぞれ設けられ前記移動体の到達を感知す
    る移動体感知手段と、前記目的場所のうちの1つを指定
    するための操作子と、前記駆動手段の作動を制御する制
    御手段と、指定された前記目的場所に前記移動体が到達
    したときに前記物品を前記移動体から排出させる物品排
    出機構とを備え、前記制御手段は、前記操作子が操作さ
    れた時に前記駆動手段を作動させて前記出発場所から指
    定の前記目的場所側へ向けて前記移動体を移動させ、指
    定の前記目的場所に前記移動体が到達したことを前記移
    動体感知手段が感知した時に前記駆動手段の作動を一時
    的に停止させて前記移動体を一旦停留させ、その後に、
    前記駆動手段を作動させて前記出発場所側へ向けて前記
    移動体を移動させ、前記出発場所に前記移動体が到達し
    たことを前記移動体感知手段が感知した時に前記駆動手
    段の作動を停止させて前記移動体を待機状態に保つよう
    に構成されていることを特徴とする玩具用移動装置。
  2. 【請求項2】 正逆回転可能な電動モータを含んで構成
    された駆動手段と、物品の搭載が可能で、かつ、レバー
    部への押圧に基づく所定の軸を中心とする物品排出板の
    回転動作によって前記物品の排出が可能で、しかも、前
    記駆動手段によって所定の軌道に沿って移動可能な移動
    体と、前記軌道に沿って設けられた1つの出発場所およ
    び少なくとも1つの目的場所と、前記出発場所および前
    記目的場所にそれぞれ設けられ前記移動体の到達を感知
    する移動体感知手段と、前記目的場所のうちの1つを指
    定するための操作子と、前記電動モータの作動・停止お
    よび回転方向を制御する制御手段と、前記操作子によっ
    て指定された前記目的場所に突出し、前記移動体の移動
    に伴って前記レバー部を押圧することによって前記物品
    排出板により前記物品を排出させるための突子とを備
    え、前記制御手段は、前記操作子が操作された時に前記
    電動モータを一方向に回転させて前記出発場所から指定
    の前記目的場所側へ向けて前記移動体を移動させ、指定
    の前記目的場所に前記移動体が到達したことを前記移動
    体感知手段が感知した時に前記電動モータの作動を一時
    的に停止させて前記移動体を一旦停留させ、その後に、
    前記電動モータを反対の方向に回転させて前記出発場所
    側へ向けて前記移動体を移動させ、前記出発場所に前記
    移動体が到達したことを前記移動体感知手段が感知した
    時に前記電動モータの作動を停止させて前記移動体を待
    機状態に保つように構成されていることを特徴とする玩
    具用移動装置。
  3. 【請求項3】 正逆回転可能な電動モータを含んで構成
    された駆動手段と、物品の搭載が可能で、かつ、レバー
    部への押圧に基づく所定の軸を中心とする物品排出板の
    回転動作によって前記物品の排出が可能で、しかも、前
    記駆動手段によって上下動可能なエレベータボックス
    と、このエレベータボックスの移動路の最下に位置する
    1つの出発場所、およびこの出発場所の上方に位置する
    少なくとも1つの目的場所と、前記出発場所および前記
    目的場所にそれぞれ設けられ前記エレベータボックスの
    到達を電気的に感知するボックス感知手段と、前記目的
    場所のうちの1つを指定するための操作子と、前記電動
    モータの作動・停止および回転方向を制御する制御手段
    と、前記操作子によって指定された前記目的場所に突出
    し、前記移動体の移動に伴って前記レバー部を押圧する
    ことによって前記物品排出板により前記物品を排出させ
    るための突子とを備え、前記制御手段は、前記操作子が
    操作された時に前記電動モータを一方向に回転させて前
    記出発場所から前記エレベータボックスを上昇させ、指
    定の前記目的場所に前記エレベータボックスが到達した
    ことを前記ボックス感知手段が感知した時に前記電動モ
    ータの作動を一時的に停止させて前記エレベータボック
    スを一旦停留させ、その後に、前記電動モータを反対の
    方向に回転させて前記エレベータボックスを下降させ、
    前記出発場所に前記エレベータボックスが到達したこと
    を前記スイッチが感知した時に前記電動モータの作動を
    停止させて前記エレベータボックスを待機状態に保つよ
    うに構成されていることを特徴とする玩具用移動装置。
  4. 【請求項4】 前記エレベータボックスは、前記物品を
    出入れ可能な開口を有し、また、前記エレベータボック
    スの前記開口側にはスロープが設けられ、このスロープ
    は、前記開口を介して、前記出発場所および前記目的場
    所それぞれにおいて前記エレベータボックスとの間で前
    記物品の授受ができるように構成されていることを特徴
    とする請求項3記載の玩具用移動装置。
  5. 【請求項5】 前記物品排出板は、前記エレベータボッ
    クスに設けられ前記スロープに向けて前記物品を排出す
    るように傾動可能な床板であって、前記突子は、前記目
    的場所の少なくとも1つに出没可能に設けられ、前記操
    作子の指定に応じて前記レバー部の移動路中に突出する
    ように構成されていることを特徴とする請求項3または
    4記載の玩具用移動装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記操作子によって1
    つの前記目的場所が指定されて前記エレベータボックス
    が上昇し始めた時から、当該エレベータボックスが前記
    出発場所に戻り前記ボックス感知手段によって感知され
    るまでの間の前記操作子による次なる前記目的場所の指
    定を無効にするように構成されていることを特徴とする
    請求項3から5のいずれかに記載の玩具用移動装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記操作子によって指
    定された前記目的場所以外の各目的場所における前記ボ
    ックス感知手段による前記エレベータボックスの到達の
    感知を無効にするように構成されていることを特徴とす
    る請求項3から6のいずれかに記載の玩具用移動装置。
  8. 【請求項8】 前記エレベータボックスの移動先を告示
    するための発音データを記憶するデータ記憶手段と、前
    記エレベータボックスの移動開始の際に、前記データ記
    憶手段から当該移動先に対応する前記発音データを読み
    出すデータ読出手段と、当該読み出された発音データに
    基づいて発音する発音手段とを備えていることを特徴と
    する請求項3から7のいずれかに記載の玩具用移動装
    置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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