JP3017054B2 - ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents
ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤInfo
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Description
合金鋼の溶接に適用することができ、水平隅肉溶接及び
立向上進溶接に好適であると共に、溶接作業性が優れ、
溶接速度の向上が可能なガスシールドアーク溶接用フラ
ックス入りワイヤに関する。
能率化を促進するための開発が進められている。特に造
船分野においては二重船殻が必要とされており、隅肉溶
接線が他の分野の1.5乃至2倍程度となるので、溶接
の高速化が強く要求されてきている。
いては、ビードの外観を改善するための技術が公知であ
る(特開昭62−33093号公報)。これは、フラッ
クスの成分であるTiO2 の粒度分布を適切に規定する
ことにより、アークを安定させるものである。また、溶
接速度を向上させる技術も提案されている(特開昭63
−235077号公報)。これは多電極溶接によるもの
であり、電極間隔を50mm以下にすることによって、
溶接速度の高速化を図っている。
2 の粒度分布を規定しても、ビードの外観が改善される
のみであって、その溶接速度は40cm/分程度と低速
である。また、多電極溶接による方法については、溶接
速度は高速化されているが、多電極溶接であるために、
溶接施工上においてトーチ周りが大型化したり、設備投
資費が高くなる等の問題点がある。
ーク溶接において、優れたビード形状と高速溶接とを低
コストで得ることが実現できる単電極のフラックス入り
ワイヤは開発されていない。
のであって、単電極による水平隅肉溶接において溶接速
度を例えば1m/分まで向上させることができ、優れた
ビード形状及びなじみ性を有していると共に、単電極に
よる立向上進溶接においても優れた溶接作業性を有する
ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供
することを目的とする。
ドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、ワイヤ全重量
に対して、Ti及びTi化合物(Ti換算値):1.5
乃至3.5重量%、Zr及びZr化合物(Zr換算
値):0.2乃至0.5重量%、Si及びSi化合物
(Si換算値):0.5乃至1.2重量%、Mn:2.
0乃至3.0重量%及びC:0.02乃至0.1重量%
を含有し、前記Ti及びTi化合物のTi換算値を重量
%で[Ti]、Zr及びZr化合物のZr換算値を重量
%で[Zr]、Si及びSi化合物のSi換算値を重量
%で[Si]と表すと、数式([Ti]/[Zr])に
よって表される値が5乃至12であり、数式(2×[Z
r]+[Si])によって表される値が1.1乃至1.
9であることを特徴とする。
金の形で添加されるSiがSi換算値で0.5乃至1.
1重量%、Si酸化物をSi換算値で0.05乃至0.
35重量%含有していることが好ましい。
金の形で添加されるTiがTi換算値で0.01乃至
0.5重量%、Ti酸化物をTi換算値で1.8乃至
3.3重量%含有していることが好ましい。
は合金の形で添加されるZrがZr換算値で0.01乃
至0.3重量%、Zr酸化物をZr換算値で0.15乃
至0.45重量%含有していることが好ましい。
びMg化合物(Mg換算値):0.3重量%以下、Al
及びAl化合物(Al換算値):0.3重量%以下に規
制されていると、より一層好ましい。
にすることができる。
i及びTi化合物(Ti換算値):1.5乃至3.5重
量%とは、金属又は合金として添加されるTi及びTi
O2等のTi化合物として添加されるTiの総量が、T
i換算値で1.5乃至3.5重量%ということである。
この場合に、TiとTi化合物の双方を必ず添加する必
要があるということではなく、いずれか一方の添加のみ
の場合であっても本発明の範囲に入ることは勿論であ
る。その他の成分も同様である。
分を適正量に限定することにより、前記課題を解決する
ことができることを見い出した。即ち、水平隅肉溶接に
おける高速溶接時の溶接作業性(ビードの形状及びなじ
み性)、及び立向上進姿勢における溶接作業性(ビード
の垂れ落ち防止性)を向上させることができる。
ヤ全重量に対するフラックス中の含有成分の組成限定理
由について説明する。
量% Tiは金属又は合金の形で添加されると、脱酸作用によ
りTiO2 を生成し、このTiO2 はスラグ形成剤とし
て作用する。また、チタン酸化物として添加しても、同
様のスラグ形成剤としての作用を有する。Ti含有量が
1.5重量%未満であると、スラグ量が不足するので、
水平隅肉溶接姿勢においてはビードの形状が劣化し、立
向上進姿勢においてはビードの垂れ落ちが発生する。一
方、Ti含有量が3.5重量%を超えると、水平隅肉姿
勢におけるビードのなじみ性が低下する。従って、ワイ
ヤ全重量に対するTi含有量は1.5乃至3.5重量%
とする。好ましくは、Ti含有量は2乃至3重量%であ
る。なお、Tiは金属Tiの他に、Fe−Ti等のTi
合金又はルチール及びルコキシン等の化合物から添加さ
れるものであり、Ti合金又はTi化合物から添加され
る場合は、Ti含有量はこれらに含有されるTi換算値
を示す。
る場合と、Ti酸化物の形で添加される場合とでは、ス
ラグ形成剤としての作用は同一であるが、溶接金属中の
酸素量が異なるものとなる。従って、これらの添加量を
変化させることにより、溶接金属中の酸化量を調整する
ことができる。Ti又はTi合金が0.01重量%未満
であると、溶接部の靱性が低下する。一方、Ti又はT
i合金が0.5重量%を超えると、溶接部の強度が過度
に高くなる。また、TiO2 含有量がTi換算値で1.
8重量%未満であると、水平隅肉姿勢におけるビード形
状が凸状になりやすくなる。一方、TiO2 含有量がT
i換算値で3.3重量%を超えると、ビードのなじみ性
が劣化する。従って、Tiが金属又は合金の形で添加さ
れる場合には、ワイヤ全重量に対するTi含有量は0.
01乃至0.5重量%であることが好ましい。また、T
iがTi酸化物の形で添加される場合には、ワイヤ全重
量に対するTiO2 含有量はTi換算値で1.8乃至
3.3重量%であることが好ましい。
量% Zrは金属又は合金の形で添加されると、脱酸作用によ
りZrO2 を生成し、このZrO2 は水平隅肉姿勢にお
けるビードのなじみ性を向上させる効果を有する。ま
た、Zr酸化物として添加しても、同様に作用する。Z
r含有量が0.2重量%未満であると、この効果が低下
する。一方、Zr含有量が0.5重量%を超えると、溶
接金属の表面にスラグが均一に被覆されなくなり、ビー
ドの形状が低下する。従って、ワイヤ全重量に対するZ
r含有量は0.2乃至0.5重量%とする。好ましく
は、Zr含有量は0.25乃至0.40重量%である。
なお、Zrは金属Zrの他に、Fe−Zr及びFe−S
i−Zr等のZr合金又はジルコンサンド等の酸化物か
ら添加されるものであり、Zr合金又はZr酸化物から
添加される場合は、Zr含有量はこれらに含有されるZ
r換算値とする。
る場合と、Zr酸化物の形で添加される場合とでは、ビ
ードのなじみ性を向上させる効果は同一であるが、溶接
金属中の酸素量が異なるものとなる。従って、これらの
添加量を変化させることにより、溶接金属中の酸化量を
調整することができる。Zr又はZr合金が0.01重
量%未満であると、溶接部の靱性が低下する。一方、Z
r又はZr合金が0.3重量%を超えると、ビードの形
状が劣化する。また、ZrO2 含有量がZr換算値で
0.15重量%未満であると、水平隅肉姿勢におけるビ
ードのなじみ性が低下する。一方、ZrO2 含有量がZ
r換算値で0.45重量%を超えると、ビード形状が劣
化する。従って、Zrが金属又は合金の形で添加される
場合には、ワイヤ全重量に対するZr含有量は0.01
乃至0.3重量%であることが好ましい。また、Zrが
Zr酸化物の形で添加される場合には、ワイヤ全重量に
対するZrO2 含有量はZr換算値で0.15乃至0.
45重量%であることが好ましい。
量% Siは金属又は合金の形で添加されると、脱酸作用によ
りSiO2 を生成し、このSiO2 は水平隅肉姿勢にお
けるビード形状を向上させる効果を有する。また、Si
酸化物として添加しても、同様に作用する。Si含有量
が0.5重量%未満であると、この効果が低下し、ビー
ドの形状が凸状になりやすくなる。一方、Si含有量が
1.2重量%を超えると、スラグの剥離性が低下する。
従って、ワイヤ全重量に対するSi含有量は0.5乃至
1.2重量%とする。好ましくは、Si含有量は0.6
乃至1.0重量%である。なお、Siは金属Siの他
に、Fe−Si及びFe−Si−Mn等のSi合金又は
長石及び珪砂等の酸化物から添加されるものであり、S
i合金又はSi酸化物から添加される場合は、Si含有
量はこれらに含有されるSi換算値とする。
る場合と、Si酸化物の形で添加される場合とでは、ビ
ード形状を向上させる効果は同一であるが、溶接金属中
の酸素量が異なるものとなる。従って、これらの添加量
を変化させることにより、溶接金属中の酸化量を調整す
ることができる。Si又はSi合金が0.5重量%未満
であると、脱酸不足により溶接部にブローホール等の溶
接欠陥が発生しやすくなる。一方、Si又はSi合金が
1.1重量%を超えると、溶接部の靱性が低下する。ま
た、SiO2 含有量がSi換算値で0.05重量%未満
であると、ビードの形状が凸状になりやすくなる。一
方、SiO2 含有量がSi換算値で0.35重量%を超
えると、スラグの剥離性が低下する。従って、Siが金
属又は合金の形で添加される場合には、ワイヤ全重量に
対するSi含有量は0.5乃至1.1重量%であること
が好ましい。また、SiがSi酸化物の形で添加される
場合には、ワイヤ全重量に対するSiO2 含有量はSi
換算値で0.05乃至0.35重量%であることが好ま
しい。
量が0.02重量%未満であると、溶接金属の強度が不
足する。一方、C含有量が0.1重量%を超えると、ス
パッタの発生が増加する等によって、溶接作業性が低下
する。従って、ワイヤ全重量に対するC含有量は0.0
2乃至0.1重量%とする。
量% Mnは溶接金属の脱酸を促進すると共に、溶接金属の靱
性及び強度を高める効果も有している。Mn含有量が
2.0重量%未満であると、溶接金属の強度及び靱性が
低下する。一方、Mn含有量が3.0重量%を超える
と、強度が必要以上に高くなり、靱性が低下する。従っ
て、ワイヤ全重量に対するMn含有量は2.0乃至3.
0重量%とする。なお、Mnは金属Mnの他に、Fe−
Mn及びFe−Si−Mn等のMn合金から添加される
ものであり、Mn合金から添加される場合は、Mn含有
量はこれに含有されるMn換算値とする。
として使用されることが多い。また、MgOは一般的
に、スラグ形成剤として使用されることが多い。しかし
ながら、Mg及びMgOには、水平隅肉溶接におけるビ
ード形状及びビードのなじみ性を向上させる効果はない
ので、添加量を規制する必要がある。Mg含有量が0.
3重量%を超えると、溶接金属に対するスラグの被包性
が不均一となり、ビード形状が低下する。従って、ワイ
ヤ全重量に対するMg含有量は0.3重量%以下とす
る。なお、MgがMgOとして添加される場合は、Mg
含有量はMg換算値とする。
として使用されることが多く、脱酸作用によって生成し
たAl2O3は、酸化物として添加したときと同様に、ス
ラグの凝固点を上昇させる作用を有する。従って、立向
上進姿勢においては、これらの酸化物を添加することに
より溶接作業性が向上する。しかしながら、Al含有量
が0.3重量%を超えると、水平隅肉溶接におけるビー
ドのなじみ性が低下する。従って、ワイヤ全重量に対す
るAl含有量は0.3重量%以下とする。なお、Alが
Al2O3として添加される場合は、Al含有量はAl換
算値とする。
重量%で、[Ti]、[Zr]及び[Si]と表すと、
以下の数式によって算出される数値を限定することによ
り、ビード形状及びビードのなじみ性をより一層向上さ
せることができる。
すパラメーターとして、Ti及びTi化合物のTi換算
値を重量%で[Ti]、Zr及びZr化合物のZr換算
値を重量%で[Zr]と表すと、数式([Ti]/[Z
r])で表すことができる。これは、溶融スラグ中にお
いてTi酸化物であるTiO2 とZrの酸化物であるZ
rO2 とが相互に作用するからである。([Ti]/
[Zr])が12を超えると、TiO2 と比較して凝固
点が高いZrO2 が相対的に不足することによって、ス
ラグ全体の凝固点が低下する。従って、水平隅肉溶接姿
勢においてビードを支えることができなくなり、ビード
形状が凸状になりやすくなる。一方、([Ti]/[Z
r])が5未満であると、ZrO2 が相対的に過剰とな
ることによって、スラグ全体の凝固点が高くなり、スラ
グの凝固が早くなるので、ビードのなじみ性が低下す
る。従って、ワイヤ全重量に対する([Ti]/[Z
r])は5乃至12とする。好ましくは、([Ti]/
[Zr])は7乃至11である。
9 水平隅肉溶接におけるビードのなじみ性を向上させる効
果を示すパラメーターとして、Zr及びZr化合物のZ
r換算値を重量%で[Zr]、Si及びSi化合物のS
i換算値を重量%で[Si]と表すと、数式(2×[Z
r]+[Si])で表すことができる。これは、溶融ス
ラグ中においてZr酸化物であるZrO2 とSiの酸化
物であるSiO2 が相互に作用するからである。(2×
[Zr]+[Si])が1.1未満であると、スラグの
粘性が低下するので、水平隅肉溶接姿勢においてビード
を支えることができなくなり、ビード形状が凸状になり
やすくなる。一方、(2×[Zr]+[Si])が1.
9を超えると、スラグの粘性が高くなるため、ビードの
なじみ性が低下する。従って、ワイヤ全重量に対する
(2×[Zr]+[Si])は1.1乃至1.9とす
る。好ましくは、(2×[Zr]+[Si])は1.2
乃至1.7である。
用フラックス入りワイヤの実施例についてその比較例と
比較して具体的に説明する。
分等が本発明の範囲内であるものを実施例とし、少なく
とも1種が本発明の範囲から外れているものを比較例と
して、鋼製外皮中にフラックスを充填してフラックス入
りワイヤを作製した。各フラックス中の含有成分(重量
%)等を下記表1乃至3に示す。但し、表中に示した化
学成分が、合金又は化合物の形でフラックス中に含有さ
れる場合は、それらの換算値とする。また、鋼製外皮は
JIS G 3141、SPCCを使用し、ワイヤ全重
量に対するフラックスの割合は18重量%、ワイヤ径は
1.4mmとした。
4に示す溶接方法によって鋼板を溶接し、ビード形状及
びビードのなじみ性等を観察することによって、溶接作
業性を評価した。これらの評価結果を下記表5に示す。
クス中の化学成分等が全て請求項1に規定した本発明の
範囲内である実施例No.1〜12については、優れた
溶接作業性を示した。特に、実施例No.1〜8につい
ては、請求項2〜5に規定した範囲も満足しているの
で、水平隅肉溶接姿勢における溶接作業性がより一層優
れたものとなった。
([Ti]/[Zr])が本発明範囲の下限未満であ
り、酸化物から添加されるSi及び(2×[Zr]+
[Si])が本発明範囲の上限を超えているので、水平
隅肉溶接におけるビード形状が不良であると共に、立向
上進溶接において、ビードの垂れが発生しやすくなっ
た。また、スラグ剥離性についても不良であった。比較
例No.14はZr含有量が本発明範囲の下限未満であ
り、([Ti]/[Zr])、Al含有量及び酸化物か
ら添加されるSiが本発明範囲の上限を超えているの
で、水平隅肉溶接におけるビードのなじみ性及びスラグ
の剥離性が不良であった。
i]/[Zr])が本発明範囲の下限未満であり、Z
r、C及びMgの含有量が本発明範囲の上限を超えてい
るので、ビードの形状が不良であると共に、スパッタ量
が増加した。比較例No.16はC含有量が本発明範囲
の下限未満であり、Ti、Zr、Siの含有量及び(2
×[Zr]+[Si])が本発明範囲の上限を超えてい
るので、ビード形状、ビードのなじみ性及びスラグの剥
離性が不良であり、継手強度も低下した。比較例No.
17は(2×[Zr]+[Si])及びMn含有量が本
発明範囲の下限未満であり、Ti、Mgの含有量及び
([Ti]/[Zr])が本発明範囲の上限を超えてい
るので、水平隅肉溶接におけるビード形状及びビードの
なじみ性が不良であると共に、継手強度が低下し、靱性
の劣化が生じた。
量、金属又は合金として添加されるSi及び(2×[Z
r]+[Si])が、いずれも本発明範囲の上限を超え
ているので、水平隅肉溶接におけるビードのなじみ性が
不良であると共に、継手強度が過度に高くなり、靱性の
劣化が生じた。比較例No.19は酸化物から添加され
るSiが本発明範囲の下限未満であり、(2×[Zr]
+[Si])が本発明範囲の上限を超えているので、ビ
ード形状及びビードのなじみ性が不良であった。
ワイヤ中の化学成分の含有量を適正量に規定しているの
で、単電極による水平隅肉溶接において溶接速度の向上
が可能となり、優れたビード形状及びなじみ性を有して
いると共に、単電極による立向上進溶接においても優れ
た溶接作業性を有するガスシールドアーク溶接用フラッ
クス入りワイヤを得ることができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 金属外皮中にフラックスを充填してなる
ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおい
て、ワイヤ全重量に対して、Ti及びTi化合物(Ti
換算値):1.5乃至3.5重量%、Zr及びZr化合
物(Zr換算値):0.2乃至0.5重量%、Si及び
Si化合物(Si換算値):0.5乃至1.2重量%、
Mn:2.0乃至3.0重量%及びC:0.02乃至
0.1重量%を含有し、前記Ti及びTi化合物のTi
換算値を重量%で[Ti]、Zr及びZr化合物のZr
換算値を重量%で[Zr]、Si及びSi化合物のSi
換算値を重量%で[Si]と表すと、数式([Ti]/
[Zr])によって表される値が5乃至12であり、数
式(2×[Zr]+[Si])によって表される値が
1.1乃至1.9であることを特徴とするガスシールド
アーク溶接用フラックス入りワイヤ。 - 【請求項2】 更に、ワイヤ全重量に対して、金属又は
合金の形で添加されるSiがSi換算値で0.5乃至
1.1重量%、Si酸化物をSi換算値で0.05乃至
0.35重量%含有することを特徴とする請求項1に記
載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。 - 【請求項3】 更に、ワイヤ全重量に対して、金属又は
合金の形で添加されるTiがTi換算値で0.01乃至
0.5重量%、Ti酸化物をTi換算値で1.8乃至
3.3重量%含有することを特徴とする請求項1に記載
のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。 - 【請求項4】 更に、ワイヤ全重量に対して、金属又は
合金の形で添加されるZrがZr換算値で0.01乃至
0.3重量%、Zr酸化物をZr換算値で0.15乃至
0.45重量%含有することを特徴とする請求項1に記
載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。 - 【請求項5】 更に、ワイヤ全重量に対して、Mg及び
Mg酸化物(Mg換算値):0.3重量%以下、Al及
びAl酸化物(Al換算値):0.3重量%以下に規制
されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
1項に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入り
ワイヤ。 - 【請求項6】 前記金属外皮は軟鋼又は合金鋼であるこ
とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7251596A JP3017054B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7251596A JP3017054B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0994692A JPH0994692A (ja) | 1997-04-08 |
JP3017054B2 true JP3017054B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=17225178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7251596A Expired - Lifetime JP3017054B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017054B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
KR100427546B1 (ko) * | 2001-09-06 | 2004-04-30 | 고려용접봉 주식회사 | 용접성이 우수한 염기성계 플럭스 코어드 와이어 |
KR100706022B1 (ko) * | 2005-11-17 | 2007-04-12 | 고려용접봉 주식회사 | 대각장 및 대각목용 플럭스 코어드 와이어 |
JP4841238B2 (ja) * | 2005-12-07 | 2011-12-21 | 株式会社神戸製鋼所 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP7251596A patent/JP3017054B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0994692A (ja) | 1997-04-08 |
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