JP3016960U - フィルム給送検知装置 - Google Patents

フィルム給送検知装置

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JP3016960U
JP3016960U JP1995004379U JP437995U JP3016960U JP 3016960 U JP3016960 U JP 3016960U JP 1995004379 U JP1995004379 U JP 1995004379U JP 437995 U JP437995 U JP 437995U JP 3016960 U JP3016960 U JP 3016960U
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JP1995004379U
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Inventor
和範 越阪部
幸聖 小迫
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旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】フィルム給送検知装置1は、発光素子3および
受光素子4を備える光検出素子2と、反射板5とが、フ
ィルム10の走行路を介して対向配置されている。反射
板5の反射面51は、湾曲部7の内面と同様に湾曲する
凹状の湾曲面であり、その形状および曲率は、発光素子
3からの光を反射して受光素子4へ集光するように設定
されている。検出位置8にフィルム10のパーフォレー
ション11が来ると、発光素子2から発せられた光は、
パーフォレーション11を通過後、反射面51で反射さ
れ、再びパーフォレーション11を通過して受光素子3
で受光され、出力信号を得る。フィルム10の走行時に
は、パーフォレーション11が検出位置8を周期的に通
過し、同周期のハイレベルの出力信号が得られ、これに
よりフィルム10の給送(走行)が検出される。 【効果】検出信号の出力差を大きくとることができ、検
出精度が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光検出素子によりフィルムの給送を検出するフィルム給送検知装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
フィルムの巻き上げや巻き戻しの際のフィルムの給送を検出するフィルム給送 検知装置を備えたカメラが知られている。
【0003】 図3および図4に、従来のフィルム給送検知装置の構成を示す。従来のフィル ム給送検知装置31は、発光素子33および受光素子34が隣接配置された光検 出素子32と、前記発光素子33からの光を反射して前記受光素子34へ導く平 面状の反射面35とが、フィルム10のパーフォレーション11が形成された部 分(縁部)を介して対向配置されており、フィルム11の走行時には、光検出素 子32および反射面35間を、パーフォレーション11と、パーフォレーション 間に形成された遮光部分12とが交互に通過する。
【0004】 そして、図3に示すように、光検出素子32および反射面35間の位置(検出 位置)38にパーフォレーション11が来たときは、発光素子33から発せられ た光は、パーフォレーション11を通過した後、反射面35で反射され、再びパ ーフォレーション11を通過して受光素子34で受光され、受光素子34にて光 電変換されて出力信号(ハイ信号)を得る。また、図4に示すように、前記検出 位置38にフィルム10の遮光部分12が来たときは、発光素子33から発せら れた光は、遮光部分12に遮られて反射面35へは届かず、遮光部分12で反射 した一部の光のみが受光素子34で受光され、ロー信号が得られる。従って、フ ィルム10が走行しているときには、周期的にハイレベルの出力信号が得られ、 これにより、フィルム10の給送(走行)が検出される。
【0005】 しかしながら、このような従来のフィルム給送検知装置31では、次のような 欠点があった。 すなわち、反射面35が平面であるため、反射光が拡散し、受光素子34にて 受光されない部分が多く、しかも、フィルム10の反射率が比較的大きい場合に は、図4に示す状態でも、受光素子34においてある程度の受光光量が得られて しまうので、図6中の点線で示すように、ハイ信号とロー信号との出力差が減少 し、そのため、検出の感度が低下し、誤検出の原因となったり、場合によっては 、検出不能となることがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、検出信号の出力差を大きくとることができ、検出精度の向上を図る ことができるフィルム給送検知装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(3)の本考案により達成される。
【0008】 (1) 発光部および受光部を有する光検出素子と、前記発光部からの光を反 射して前記受光部へ導く反射面とが、フィルムの走行路を挟んで対向配置された フィルム給送検知装置であって、 前記反射面は、前記発光部からの光を前記受光部へ集光するような曲面で構成 されていることを特徴とするフィルム給送検知装置。
【0009】 (2) 前記曲面は、ほぼ球面である上記(1)に記載のフィルム給送検知装 置。
【0010】 (3) 前記曲面は、フィルム走行方向と直交方向に母線をもつほぼ円筒面で ある上記(1)に記載のフィルム給送検知装置。
【0011】
【作用】 本考案のフィルム給送検知装置では、光検出素子の発光部からの光を反射して 受光部へ導く反射面を曲面、特に凹面で構成し、この曲面よりなる反射面により 発光部からの光を受光部へ集光するので、光検出素子および反射面間の位置にパ ーフォレーションが来たときに得られる出力信号(ハイ信号)のレベルがより高 くなる。従って、検出信号の出力差を大きくとることができ、検出精度の向上が 図れる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案のフィルム給送検知装置を添付図面に示す好適実施例に基づいて 詳細に説明する。
【0013】 図1および図2は、それぞれ、本考案のフィルム給送検知装置の実施例を示す 断面図である。これらの図に示すように、本考案のフィルム給送検知装置1は、 カメラ本体と該カメラ本体に対し開閉可能に設置された裏蓋とを有するカメラ( 図示せず)に設置され、発光素子(発光部)3および受光素子(受光部)4を備 える光検出素子(フォトリフレクタ)2と、反射板5とを有している。
【0014】 この場合、光検出素子2は、例えば、図示しないカメラの裏蓋側(裏蓋に固着 された親板または圧板)に設置され、反射板5は、カメラ本体6側に設置されて いる。
【0015】 そして、図示のように、前記裏蓋を閉じた状態において、光検出素子2と、反 射板5とは、銀塩写真フィルム(以下単に「フィルム」という)10の走行路を 挟んで対向配置され、それらの離間距離は、一定に保持される。
【0016】 光検出素子2において、発光素子3としては、例えば発光ダイオード(LED )が用いられ、受光素子4としては、例えばフォトトランジスタが用いられる。
【0017】 フィルム10の幅方向両端部には、それぞれ、フィルム10を給送するための パーフォレーション(孔)11が、フィルム10の長手方向に沿って一定の間隔 で穿設されている。また、フィルム10の隣接するパーフォレーション間の部分 には、遮光部分12が形成されている。パーフォレーション11に、カメラ本体 6側に設置されたスプロケットホイール(図示せず)のスプロケットが噛み込ま れた状態で、スプロケットホイールが回転駆動することにより、フィルム10の 給送を行うことができる。
【0018】 なお、フィルム10の給送は、次のような場合に行われる。 まず、裏蓋が閉じられ、そのことが検出されると、前記スプロケットホイール が駆動回転し、フィルム10を初期設定位置(1コマ目の撮影が可能な位置)ま で送る。また、レリーズボタンの押圧操作により撮影がなされると、スプールを 回転駆動してフィルム10を1コマ分巻き上げる。さらに、フィルム10の最後 のコマの撮影が完了したら、パトローネのスプールを前記と逆方向に回転駆動し て、スプールに巻き取られているフィルム10をパトローネ内に巻き戻す。
【0019】 カメラ本体6の前記光検出素子2と対向する位置には、凹状の湾曲部7が形成 されており、この湾曲部7の内面に、反射板5が貼着されている。反射板5の表 面は、発光素子3からの光を反射し、受光素子4へ導く反射面51が形成されて いる。反射面51としては、例えば金属箔や、蒸着、スパッタリング等により形 成された金属薄膜等よりなるもの(鏡面)が挙げられる。
【0020】 この反射面51は、湾曲部7の内面と同様に湾曲する凹状の湾曲面であり、そ の形状および曲率は、発光素子3からの光を反射して受光素子4(特に、受光素 子4の中心部)へ集光するように設定されている。この場合、反射面51は、少 なくとも一次元方向(特に、フィルム10の走行方向)にパワーを持つものであ るのが好ましく、例えば、球面、円筒面、Zトーリック面またはこれらに近似す る形状の面で構成されている。その中でも特に、球面、円筒面(特にフィルム走 行方向と直交する方向に母線をもつ円筒面)またはこれらに近似する形状の面が 好ましい。
【0021】 図1に示すように、光検出素子2および反射面51間の位置(検出位置)8に フィルム10のパーフォレーション11が来たときは、発光素子2から発せられ た光は、パーフォレーション11を通過した後、反射面51で反射、集光され、 再びパーフォレーション11を通過して受光素子3で受光され、受光素子3にて 光電変換されて出力信号(ハイ信号)を得る。また、図2に示すように、前記検 出位置8にフィルム10の遮光部分12が来たときは、発光素子2から発せられ た光は、遮光部分12に遮られて反射面51へは届かず、遮光部分12で反射し た一部の光のみが受光素子4で受光され、ロー信号が得られる。従って、フィル ム10が走行しているときには、パーフォレーション11が検出位置8を周期的 に通過し、図6に示すように、同周期のハイレベルの出力信号9が得られ、これ により、フィルム10の給送(走行)が検出される。検出されたデータは、例え ばフィルム10の送り量の制御に利用される。
【0022】 次に、本考案の効果を、具体的実施例を挙げて説明する。 図5は、光検出素子および反射物の表面(反射面)間の距離と、受光素子にお ける受光光量との関係を示すグラフである。このグラフ中、No. 1は、本考案の フィルム給送検知装置1における反射面(球面)51での反射光の受光光量を示 し、No. 2は、従来のフィルム給送検知装置31における反射面35での反射光 の受光光量を示し、No. 3は、本発明および従来のフィルム給送検知装置におけ るフィルム(市販品中で比較的高反射率のフィルム)10の表面での反射光の受 光光量を示す。この場合、光検出素子の発光・受光面40とフィルム10の表面 との距離aは、0.2mmに設定され、光検出素子の発光・受光面40と反射面5 1、35との距離bを0.7mmとしたとき、最大受光光量が得られる。
【0023】 図5のグラフに示すように、従来のフィルム給送検知装置におけるパーフォレ ーション通過時の受光光量(No. 2)を100%としたとき、本考案のフィルム 給送検知装置におけるパーフォレーション通過時の受光光量(No. 1)は、約1 25%であり、本考案においては、遮光部分通過時の受光光量(約40%)との 差は、従来に比べ約1.4倍となる。
【0024】 なお、本考案において、光検出素子2は、カメラ本体6側に設置され、反射板 5は、カメラの裏蓋側に設置されている構成であってもよい。 また、反射板5を有さず、カメラ本体側または裏蓋側に前述したような反射面 が直接形成されていてもよい。 以上、本考案を図示の実施例に基づいて説明したが、本考案は、これに限定さ れるものではない。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案のフィルム給送検知装置によれば、検出信号の出力 差を大きくとることができるので、検出精度の向上が図れる。特に、反射率の高 いフィルムを用いた場合でも、検出信号の出力差を十分に確保することができ、 精度の良いフィルム給送の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフィルム給送検知装置の実施例を示す
断面図である。
【図2】本考案のフィルム給送検知装置の実施例を示す
断面図である。
【図3】従来のフィルム給送検知装置の構成を示す断面
図である。
【図4】従来のフィルム給送検知装置の構成を示す断面
図である。
【図5】光検出素子および反射面間の距離と、受光素子
における受光光量との関係を示すグラフである。
【図6】受光素子からの出力電流の経時変化を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1 フィルム給送検知装置 2 光検出素子 3 発光素子 4 受光素子 5 反射板 51 反射面 6 カメラ本体 7 湾曲部 8 検出位置 9 出力信号 10 フィルム 11 パーフォレーション 12 遮光部分 31 従来のフィルム給送検知装置 32 光検出素子 33 発光素子 34 受光素子 35 反射面 38 検出位置 40 発光・受光面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部および受光部を有する光検出素子
    と、前記発光部からの光を反射して前記受光部へ導く反
    射面とが、フィルムの走行路を挟んで対向配置されたフ
    ィルム給送検知装置であって、 前記反射面は、前記発光部からの光を前記受光部へ集光
    するような曲面で構成されていることを特徴とするフィ
    ルム給送検知装置。
  2. 【請求項2】 前記曲面は、ほぼ球面である請求項1に
    記載のフィルム給送検知装置。
  3. 【請求項3】 前記曲面は、フィルム走行方向と直交方
    向に母線をもつほぼ円筒面である請求項1に記載のフィ
    ルム給送検知装置。
JP1995004379U 1995-04-13 1995-04-13 フィルム給送検知装置 Expired - Lifetime JP3016960U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015097854A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 富士通フロンテック株式会社 プリズムセンサ

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