JP3016709B2 - 燃焼炉及びその熱回収方法 - Google Patents

燃焼炉及びその熱回収方法

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JP3016709B2
JP3016709B2 JP7068589A JP6858995A JP3016709B2 JP 3016709 B2 JP3016709 B2 JP 3016709B2 JP 7068589 A JP7068589 A JP 7068589A JP 6858995 A JP6858995 A JP 6858995A JP 3016709 B2 JP3016709 B2 JP 3016709B2
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雄二郎 坂本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砂等の高温燃焼媒体を
流動させて都市ゴミ等を燃焼させる流動層を有する燃焼
炉に係わり、特に、炉内を隔壁によって前記流動層と熱
を回収する熱回収部とに区分した燃焼炉に関する。
【0002】
【従来の技術】近年エネルギー有効利用の観点から、都
市ゴミは単に焼却するのではなく、焼却時に発生する熱
をエネルギーとして有効利用し、発電用に供する動きが
活発化してきている。このような熱を回収する技術に、
焼却炉に接続された排ガスボイラを利用して、熱を回収
することは従来より一般的に知られているところであ
る。ところが、排ガスボイラよりもゴミを焼却する燃焼
炉の方が、単位体積当たりの熱容量の大きいことは周知
のとおりである。そこで、熱を効率良く回収するため
に、この単位体積当たりの熱容量の大きい燃焼炉自体か
ら熱を回収することが、最近、注目されつつある。
【0003】このような熱回収装置としては、燃焼炉の
ゴミや高温の砂等が流動している流動層に伝熱管を挿入
するのが、熱交換の意味では最適である。しかし、ゴミ
や砂の拡散阻害や伝熱管の摩耗が激しいという問題を有
しており、実用化は無理である。従って、伝熱管を使用
する熱回収技術においては、熱交換部での砂の動きは出
来るかぎり小さく、砂の温度は高いことが望まれる。そ
して、このような状況に対応できるように砂の動きをコ
ントロールすることが必要であり、且つ、熱交換のため
に別途多大なエネルギーを投入しないことも重要であ
る。
【0004】このような熱回収装置として図4に示すも
のが知られている(特公平5−87759号参照)。こ
れは、ゴミを燃焼させるための高温の砂等の燃焼媒体5
2が流動している炉50内の流動層51を燃焼部51a
と熱交換部51bとに仕切壁53によって区切ったもの
である。仕切壁53は管寄60から分岐した水管58を
利用して形成される壁で、材質は炭化ケイ素等の耐熱、
耐熱衝撃に優れたものを使用している。仕切壁53の上
端は、燃焼部51aから熱交換部51bへの砂の移動を
可能にするように、流動層51の表面高さよりも低いと
ころに位置し、また、下端には、熱交換部51bから燃
焼部51aへの砂の移動を可能にするように連通口56
を有している。
【0005】流動層51内の水管58一部には、流動す
る燃焼媒体52による摩耗を防止するためのプロテクタ
61が取り付けられている。流動層51の熱回収部51
bには、伝熱管57及び散気管59が設けられている。
【0006】このような燃焼炉50においては、ゴミ供
給口55から投下されたゴミ62と高温の燃焼媒体52
が、炉底の吹き込み面54から吹き込まれる空気によっ
て燃焼部51で踊るように流動して混ざり合いゴミ62
が燃焼されていく。そして、燃焼部51aの上部で流動
している燃焼媒体52の一部は熱回収部51bへと移動
する。
【0007】熱回収部51bでの散気管59からの空気
の供給は、伝熱管57の摩耗を少なくするために、燃焼
媒体52の流動が止まらない程度の量である。そのた
め、流動層51の上部で熱回収部51bへと移動してき
た燃焼媒体52は伝熱管57に熱を与えながら、下方に
降下していく。そして、熱回収部51bへと移動してき
た燃焼媒体52により下部の圧力が高まり、再び燃焼媒
体52は連通口56を通って、燃焼部51aへと移行す
る。
【0008】このように従来の燃焼炉は、流動層51の
燃焼部51a→流動層51の熱回収部51b→流動層5
1の燃焼部51aという高温の燃焼媒体52の循環を繰
り返して、単位体積当たりの熱容量の大きい燃焼炉自体
から熱を回収し、熱回収効率良くしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の燃焼炉は、燃焼媒体52の移動が、燃焼部51aで
は、吹きつけられる空気によって上部に舞い上がったも
のの一部がたまたま熱回収部51bに移動し、熱回収部
51bでは、そこに溜まった燃焼媒体52による下部の
圧力の高まりにより熱回収部51bから燃焼部51aに
移動するものであるので、このような方法では、燃焼媒
体52の動きをコントロールすることが困難であるとい
う問題を有していた。
【0010】更に、流動層51を燃焼部51a、及び、
熱回収部51bに区分しているため、流動層51内で仕
切壁53を形成するための水管58の摩耗を防止するた
めのプロテクタ61が必要であり、プロテクタ61自体
も定期的に取り替えなければならないという問題を有し
ていた。また、散気管59からの空気が燃焼部51aに
比べ少量であるとしても熱回収部51bでの温度をある
程度下げることも考えられ、熱回収率を低下さる恐れが
ある。
【0011】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、構造が簡単で、燃焼媒体の動きが容易にコント
ロールできる燃焼炉及びその熱回収方法を提供しようと
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決する本発
明の燃焼炉は、炉内を前記流動層と熱を回収する熱回収
部とに区分するように、下部に前記流動層と熱回収部と
を連通させる連通口を有して炉壁に沿って設けられた隔
壁と、炉外から前記熱回収部へと炉壁に挿通された伝熱
管と、前記熱回収部から前記流動層に向かって燃焼用
空気を吹き込む前記隔壁下端に設けられた噴流手段と
備えているものである。
【0013】前記隔壁は、炉径よりも小径の円筒で、上
部に未燃焼ガスを燃焼させるための空気を噴出するため
の噴出孔を有し、前記下部の連通口が前記熱回収部から
前記流動層に向かって突出しているものである。
【0014】そして、本発明の熱回収方法は、前記隔壁
上部から空気を噴射して未燃焼ガスを燃焼させると共
に、前記隔壁下端から前記流動層に向かって燃焼用空
気を吹き込み、エジェクター効果によって前記隔壁上部
から前記流動層の高温の燃焼媒体及び燃焼ガスを前記熱
回収部に吸引し、前記伝熱管に前記高温の燃焼媒体及
び、燃焼ガスを接触させて熱を回収する方法である。
【0015】
【作用】上記手段によると、隔壁下端から前記流動層
に向かって燃焼用空気を吹き込み、エジェクター効果に
よって、前記高温の燃焼媒体及び、燃焼ガスを強制的に
炉内の流動層と熱回収部間を循環させるので、隔壁上下
の空気の吹き込む量や速度を調整することにより、高温
の燃焼媒体及び、燃焼ガスの移動を定量的にコントロー
ルすることが可能になる。
【0016】更に、炉内の隔壁によって流動層と熱回収
部を区分しているので、従来のように流動層内の仕切壁
を支持する場合と異なり、摩耗する恐れがなくなる。ま
た、エジェクター効果を促す燃焼用空気は高温の燃焼媒
体及び、燃焼ガスと伝熱管との間で熱交換が終わった隔
壁の下部から噴射されるので、熱回収率を低下させな
い。そして、前記隔壁上部から噴射される未燃焼ガスを
燃焼させるための空気は燃焼媒体の熱回収部への移動量
を調節する。
【0017】
【実施例】次に、図面を参照しつつ本発明を説明する。
図1は本発明の燃焼炉の断面図であり、図2は隔壁1の
斜視図であり、図3(a)は熱回収部8の部分断面図で
あり、図3(b)は熱回収部8の部分上面図であり、図
3(c)は熱回収部7における熱回収の作用を示す図で
あり、図3(a)のE−E線断面図である。
【0018】図1において、1は隔壁、2は炉側壁、3
は空気管、4は水管、5は二次空気供給管、6は流動
層、7は熱回収部、8はゴミ、9は砂等の燃焼媒体、1
0はゴミ供給口、11は空気吹き込み面、12は風箱、
13は一次空気供給管である。
【0019】隔壁1は、図1に示すように直径が炉側壁
2よりも小さい円筒形状しており、その頂部には、二次
空気供給用の噴出孔1aが上面(Aジェット用)及び内
側面(Bジェット用)に設けられ、図2に示すように下
部には流動層6と熱回収部7とを連通させる連通口1b
が設けられている。この隔壁1が、図1に示す炉内の下
面壁14上に炉側壁2に沿って設置され、炉内が流動層
6及び熱回収部7とに区分される。
【0020】前記連通口1bは、熱回収部7から流動層
6に向かっての燃焼用空気の吹き込みをよくするため
に、流動層6に向かってやや突出した形状になってい
る。燃焼部6の空気吹き込み面11から吹き込まれる一
次空気により気泡が形成されるが、この気泡が形成され
る位置と隔壁1の連通口1bの位置はずらしておく。
【0021】隔壁1の頂部から流動層6の平均的な表面
までの距離aは、流動層6から熱交換部7への砂等の燃
焼媒体9の移動が、流動層部6の乱れと気流で運ばれる
程度に少量となるように、且つ、熱交換部7での砂等の
燃焼媒体9の粒径が比較的小さいものとなるように、そ
して、図3(c)に示されるように、砂等の燃焼媒体9
が水管4の表面を覆うに充分の量となるように、Aジェ
ット、Bジェットの強度を考慮して十分に大きくとる。
【0022】水管4に接触していない部分の砂等の燃焼
媒体9は水管4への熱移動にそれほど貢献しないので、
この状態でかなりの高温の砂等の燃焼媒体9が流せる。
更に、Aジェット、Bジェットの空気で、流動層6の上
部空間に放出される不完全燃焼ガスを燃焼させることに
より、砂等の燃焼媒体9の温度を更に上昇させると同時
に、この高温の燃焼ガスを熱交換部7において、下向き
に流すことにより、水管4は高温の燃焼ガスからも熱を
回収できることになる。
【0023】熱交換部7で高温の燃焼ガスを下向きに流
すために、空気管3を通る空気の噴流を熱交換部7の炉
側壁2を通して流し込むようにし、この高速噴流のエジ
ェクター効果に依って、高温燃焼ガスを吸引し、水管4
で熱交換した後、未だに温度の高い燃焼ガスを流動層6
へ再循環させる。熱交換部7を流下してくる砂等の燃焼
媒体9も、この高速噴流で熱交換部7から流動層6内部
に戻す。空気管3から流動層6への空気の噴射は、空気
管3からのノズルをエジェクター効果と砂等の燃焼媒体
9の移動効果を充分だせるように、熱交換部7へ下面壁
14に沿って突き出してもよい。また、側壁2を炉内側
へ窪ませて、側壁2の内面と隔壁1とが面一で空気を噴
出させてもよい。
【0024】流動層6の内部は静圧が上部空間6aより
も高いので、これを軽減するために炉床の空気吹き込み
面11から下面壁14までのb寸法を適当に定める。空
気管3から噴出される空気噴流の動圧は、流動層6の内
部の静圧より充分高いが、随伴される高温ガスと砂等の
燃焼媒体9の動圧を充分に高める必要があり、隔壁1下
部の連通口1bの面積も、流動層6からの砂等の燃焼媒
体9が噴き出してこないように充分小さくする必要があ
る。場合によっては、空気管3を通る空気の源を一次空
気源13から切り離して、より高圧にしてもよい。尚、
符号3aは、バルブである。
【0025】熱回収部7内の水管4は、図3(a)に示
すように、隔壁1と炉壁2の間でX字を形成するような
上下の水管4a、4bからなり、この上下の水管4a、
4bは上面からみると、図3(b)に示すように、千鳥
状に配置されている。水管4は、熱応力、砂等の燃焼媒
体9との接触を考えて、図1に示すようにC領域まで、
水管4を設置すると、大きくて軽いゴミの侵入を防止で
きる。
【0026】流動層6に炉床の空気吹き込み面11から
吹き込まれる一次空気を、60〜100m/secとか
なりの高速で吹き込むと、その動圧が流動層6内で回復
されることは殆どなく、圧損になるため、流動層6内の
静圧は、一次空気の風箱12内圧力よりかなり低くな
る。そのため、炉側壁2から流動層6への空気供給とな
る空気管3の空気源を一次空気の風箱12から導いても
必要な動圧を得ることができ、熱回収部7から流動層6
へと燃焼ガスや砂等の燃焼媒体9を随伴することができ
る(エジェクター効果)。従って、まんいち炉側壁2か
ら吹き込む空気の動圧が不十分という状態になっても空
気管3から吹き込まれる空気の圧力を上昇させる程度が
小さくてよい。
【0027】次に、本発明の熱回収方法を説明する。流
動層6においては、ゴミ供給口10から投下されたゴミ
8と高温の砂等の燃焼媒体9が、炉底の吹き込み面11
から吹き込まれる空気によって舞い上がり、踊るように
流動して混ざり合いゴミ8が燃焼されている。流動層6
の上部では、隔壁1の頂部からの二次空気(Aジェッ
ト、Bジェット)により未燃焼ガスが燃焼される。
【0028】一方、熱回収部7の下部において、空気管
3から隔壁1下部の連通口1bを通して、流動層6へと
空気を噴射する。すると、熱回収部7の下部の燃焼ガス
や砂等の燃焼媒体9がこの勢いに巻き込まれて流動層6
へと移動し、熱回収部7の上部の燃焼ガスや砂等の燃焼
媒体9が熱回収部7内を下降し、流動層6上部6aの燃
焼ガスや砂等の燃焼媒体9は熱回収部7内へ吸引される
(エジェクター効果)。燃焼ガスや砂等の燃焼媒体9が
熱回収部7内を下降する間に、水管4に前記高温の砂等
の燃焼媒体9及び、燃焼ガスが接触して熱が回収され
る。このように本発明の燃焼炉の熱回収方法は、流動層
6→熱回収部7→流動層6という高温の燃焼媒体9や燃
焼ガスの循環を繰り返して、単位体積当たりの熱容量の
大きい燃焼炉自体から熱を回収し、熱回収効率良くして
いる。
【0029】以上のように本発明の燃焼炉及びその熱回
収方法は、燃焼用として吹き込まなければならない空気
の動圧を利用して流動層6の燃焼ガスを熱回収部7から
再度流動層6へと循環させて燃焼効率を上げると共に、
熱回収部7で燃焼ガス及び砂等の燃焼媒体9からコンパ
クトな形で熱を回収する。そして、熱交換部7に侵入し
た砂等の燃焼媒体9と高温燃焼ガスを高速空気噴流によ
り強制的に流動層6に再循環させるため、従来の成り行
きにまかせて再循環させる方式に比べ、砂とガスの流れ
を安定化することができる。また、流動層6上部空間6
aでAジェット、Bジェットの空気により、かなり燃焼
が促進されるため二次燃焼炉の負荷を軽減し、燃焼効率
を高め排出CO濃度の低減を達成することができる。
【0030】更に、炉内の隔壁によって流動層と熱回収
部を区分しているので、従来のように流動層内の仕切壁
を支持する場合と異なり、摩耗する恐れがなくなる。ま
た、エジェクター効果を促す燃焼用空気は高温の燃焼媒
体及び、燃焼ガスと伝熱管との間で熱交換が終わった隔
壁の下部から噴射されるので、熱回収率を低下させな
い。
【0031】尚、以上の本発明の燃焼炉及び熱回収方法
は、石炭の流動層にも適用が可能であり、流動層6から
放出された未燃ガスを、更に、燃焼促進した上、流動層
6に再循環させることが可能である。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明の燃焼炉及びその熱
回収方法は、炉内を流動層と熱回収部とに区分する隔壁
と、前記隔壁下端に設けられた噴流手段という簡単な構
造で、エジェクター効果を利用して高温の燃焼媒体及
び、燃焼ガスを強制的に炉内の流動層と熱回収部間を循
環させるものである。その結果、燃焼用空気の吹き込む
量や速度を調整することにより、高温の燃焼媒体及び、
燃焼ガスの移動を定量的にコントロールすることが可能
となり、燃焼炉運転中の効率のよい安定した熱回収が実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼炉の断面図である。
【図2】本発明の燃焼炉における隔壁の斜視図である。
【図3】本発明の燃焼炉における熱回収部を示す図であ
る。
【図4】従来の燃焼炉の断面図である。
【符号の説明】
1 隔壁 2 炉側壁 3 空気管 4 水管 5 二次空気供給管 6 流動層 7 熱回収部 8 ゴミ 9 砂等の燃焼媒体 10 吹き込み面 13 一次空気供給管
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 富雄 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所 神戸総合技術研 究所内 (56)参考文献 特開 平6−317306(JP,A) 特公 平5−87759(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23G 5/30 ZAB F23C 10/02 F28D 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉床から空気流を吹き込み炉内の砂等の
    高温燃焼媒体を流動させて都市ゴミ等を燃焼させる流動
    層を有する燃焼炉において、炉内を前記流動層と熱を回
    収する熱回収部とに区分するように、下部に前記流動層
    と熱回収部とを連通させる連通口を有して炉壁に沿って
    設けられた隔壁と、炉外から前記熱回収部へと炉壁に挿
    通された伝熱管と、前記熱回収部から前記流動層に向
    かって燃焼用空気を吹き込む前記隔壁下端に設けられ
    た噴流手段とを備えていることを特徴とする燃焼炉。
  2. 【請求項2】 前記隔壁は、炉径よりも小径の円筒で、
    上部に未燃焼ガスを燃焼させるための空気噴出孔を有
    し、前記下部の連通口が前記熱回収部から前記流動層に
    向かって突出していることを特徴とする請求項1記載の
    燃焼炉。
  3. 【請求項3】 炉床から空気流を吹き込み炉内の砂等の
    高温燃焼媒体を流動させて都市ゴミ等を燃焼させる流動
    層を有する燃焼炉の熱回収方法において、炉内を隔壁に
    より、炉内中央の前記流動層と伝熱管を有して炉壁に沿
    った熱回収部とに区分し、前記隔壁下端から前記流動
    層に向かって燃焼用空気を吹き込むことによって前記隔
    壁上部から前記流動層の高温の燃焼媒体及び燃焼ガスを
    前記熱回収部に吸引し、前記伝熱管に前記高温の燃焼媒
    体及び、燃焼ガスを接触させて熱を回収することを特徴
    とする燃焼炉の熱回収方法。
  4. 【請求項4】 前記隔壁上部から空気を噴射して未燃焼
    ガスを燃焼させると共に、前記流動層の高温の燃焼媒体
    及び燃焼ガスを前記熱回収部に吸引することを特徴とす
    る請求項3記載の燃焼炉の熱回収方法
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