JP3016652B2 - ゲインコントロール回路 - Google Patents

ゲインコントロール回路

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JP3016652B2 JP4021529A JP2152992A JP3016652B2 JP 3016652 B2 JP3016652 B2 JP 3016652B2 JP 4021529 A JP4021529 A JP 4021529A JP 2152992 A JP2152992 A JP 2152992A JP 3016652 B2 JP3016652 B2 JP 3016652B2
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
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    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response

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  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ受像機、ビデオ
テープレコーダやビデオプロジェクタの映像信号の階調
を、入力画像の特徴をとらまえて自動的に最適な画像に
調整する階調補正装置において、その補正量を制御する
ゲインコントロール回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ受像機の高画質化の傾向が
強まっており、入力画像の特徴によって自動的に最適な
階調を得ることができる階調補正装置が重要視されてい
る。この段調補正装置では、入力信号の輝度分布によっ
て、階調補正の補正量を制御する必要から、ゲインコン
トロール回路が用いられている。
【0003】以下、従来例のゲインコントロール回路を
含む階調補正装置を図面を参照しながら説明する。図3
は従来例のゲインコントロール回路を含む階調補正装置
のブロック図を示す。図3において、5は入力輝度信号
の輝度分布をとるヒストグラムメモリである。6はヒス
トグラムの累積加算を行ない、その最大累積度数が出力
輝度信号の最大値になるように各データを正規化するル
ックアップテーブル演算回路である。7はルックアップ
テーブル演算回路6により正規化されたデータを記憶
し、入力輝度信号の輝度レベルに応じた補正値を読み出
せるルックアップテーブルメモリである。8はルックア
ップテーブル演算回路6で得られた正規化されたデータ
の差の最大値を検出する最大値検出回路である。9は最
大値検出回路8で得られた最大値によって補正量を出力
するゲインコントロール回路である。10はルックアップ
テーブルメモリ7の出力とゲインコントロール回路9の
出力を乗算し階調補正信号を得る乗算回路である。
【0004】このように構成された階調補正装置につい
て、以下図4を用いてその動作について説明する。図4
はこの階調補正装置での輝度変換の様子をグラフで示し
た特性図である。
【0005】まず入力輝度信号aを8ビットの256階
調とし、入力輝度レベルを適当な数に分割したヒストグ
ラムをとり、図4(a) のような入力輝度信号aの輝度分
布がヒストグラムメモリ5に記憶される。このメモリの
内容は一定期間ごとにクリアされ各データを0にする。
この期間は一般に1垂直走査期間、またはその整数倍に
選ばれる。次に、ルックアップテーブル演算回路6がヒ
ストグラムのデータを累積加算し、最後に得られる最大
累積値が出力輝度レベルの最大値(256)になるよう
な正規化係数を計算し、この係数を累積ヒストグラムの
各データに乗算する。その結果bはルックアップテーブ
ルメモリ7に記憶される。これらのようすを図4(b) に
示す。ルックアップテーブルメモリ7は入力輝度信号a
の輝度レベルによって読み出され、その出力輝度レベル
のデータと入力輝度レベルとの差を図4(c) のような補
正値cとして出力する。
【0006】一方、図4(a) におけるヒストグラム最大
の入力輝度レベルに対応する位置で、図4(b) に示すよ
うに、ルックアップテーブル演算回路6で得られたデー
タの差の最大値dが最大値検出回路8によりディジタル
信号で検出される。次に、ゲインコントロール回路9に
より最大値dの値によって補正量eがディジタル信号で
決められる。これは、入力輝度信号aがある輝度レベル
に集中した場合、最大値dが大きくなるので、このよう
な場合には補正量を小さくするものである。たとえば、
図4(d) のような特性が与えられたとすると、補正量e
として128 が出力される。そして乗算回路10によって、
この補正量eはルックアップテーブルメモリ7から出力
される補正値cに乗算される。このとき、補正量eは0
〜256 の範囲で出力され、乗算回路10は補正量eが256
のときにゲイン1となり、128 のときにゲイン1/2 とな
るように乗算を行う。そこで図4(d) のような特性で
は、ゲインは1/2 となり、補正値cに1/2 を乗算するこ
とにより、図4(e) のような階調補正信号fが得られ、
この階調補正信号fによって階調補正が行われる。この
ゲインコントロール回路9はROMにある特性を書き込
んだものであり、最大値dで読み出すことによって実現
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ROM
を用いると回路規模が大きくなるという問題がある。本
発明は上述の問題に鑑み、階調補正装置の補正量の制御
を行うゲインコントロール回路を、回路規模を小さく実
現するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のゲインコントロール回路は、入力映像信号
における輝度信号の輝度分布であるヒストグラムをとる
ヒストグラムメモリと、前記ヒストグラムメモリの出力
の累積加算を行い、最大累積度数が出力輝度信号の最大
値になるように各データを正規化するルックアップテー
ブル演算回路と、前記ルックアップテーブル演算回路に
より正規化されたデータを記憶し、入力輝度信号の輝度
レベルに応じた補正値を読み出せるルックアップテーブ
ルメモリと、前記ルックアップテーブル演算回路で得ら
れた正規化されたデータの差の最大値を検出する最大値
検出回路と、前記最大値検出回路で得られた最大値を用
いて補正量を制御するゲインコントロール回路と、前記
ゲインコントロール回路の出力と前記ルックアップテー
ブルメモリから出力される補正値とを乗算することによ
って、階調補正信号を得ることができる乗算回路とを備
える階調補正装置において、前記最大値検出回路の出力
を反転するインバータと、前記インバータの出力から第
1の定数を引き算する引き算回路と、前記引き算回路の
出力が負になったときは出力を0にするリミッタと、前
記リミッタの出力に第2の定数を乗算する乗算回路とを
備え、前記正規化されたデータの差の最大値から階調補
正の補正量を制御する階調補正信号を得るように構成し
たものである。
【0009】
【作用】本発明は、上記の構成によって、階調補正装置
の補正量の制御を、最大値が第1の定数で決まる所定値
を越えた場合にはリミッタにより0にし、乗算回路で第
2の定数により補正量を変えることで、簡単に実現で
き、回路規模を小さくできる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例のゲインコントロー
ル回路を図面に基づいて説明する。ここでも、従来例と
同様の階調補正装置におけるゲインコントロール回路に
ついて説明する。図1は本発明の一実施例のゲインコン
トロール回路のブロック図である。図1において、1は
入力信号であるディジタル信号の最大値dを反転するイ
ンバータである。2はインバータ1の出力から第1の定
数Aを引算する引算回路である。3は引算回路2の出力
が負の値になったときに、0を出力するリミッタであ
る。4はリミッタ3の出力に第2の定数Bを乗算し、出
力信号としてディジタル信号の補正量eを得る乗算回路
である。
【0011】このように構成されたゲインコントロール
回路について、以下、その動作について説明する。ま
ず、インバータ1によって、入力信号が反転される。次
に、引算回路2によって、インバータ2の出力から定数
Aが引算される。次に、リミッタ3によって、引算回路
2の出力が負の値になったときは0にする。正の値のと
きはそのまま出力する。次に、乗算回路4によって、リ
ミッタ3の出力に定数Bが乗算される。こうして得られ
る特性は図2のようになる。
【0012】図2において、定数Aを0に、定数Bを1
に設定した場合、最大値dと補正量eの関係は、aのよ
うな直線になる。定数Aを0に、定数Bを1/2 に設定し
た場合は、傾きが1/2 になり、bのような直線となる。
また定数Aを128 に、定数Bを1に設定した場合は、12
8 をこえると補正量は0となり、cのような直線とな
る。さらに定数Aを128 に、定数Bを1/2 に設定した場
合は、傾きが1/2 となり、dのような直線となる。この
ように、定数Aで補正量を0にする点を決め、(たとえ
ば、192 をこえる補正量を0にしたいときは、定数Aを
64に設定する)、定数Bで傾きを決めることができ、階
調補正装置の補正量を制御することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インバー
タ、引算回路、リミッタ、乗算回路を用いて、第1の定
数で補正量を0にする点を決め、第2の定数で傾きを決
めることにより、回路規模を小さくすることができ、階
調補正装置において、検出したヒストグラムの最大値に
基づいて、第1および第2の定数を用いて補正量を制御
することができ、その実用的効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のゲインコントロール回路の
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例のゲインコントロール回路に
おける動作を説明するためのグラフである。
【図3】従来例のゲインコントロール回路を含む階調補
正装置のブロック図である。
【図4】従来例の動作を説明するためのグラフである。
【符号の説明】
1 インバータ 2 引算回路 3 リミッタ 4,10 乗算回路 5 ヒストグラムメモリ 6 ルックアップテーブル演算回路 7 ルックアップテーブルメモリ 8 最大値検出回路 9 ゲインコントロール回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−255785(JP,A) 特開 平3−126377(JP,A) 特開 平2−36675(JP,A) 特開 昭63−39280(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/14 - 5/217

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号における輝度信号の輝度分
    布であるヒストグラムをとるヒストグラムメモリと、前
    記ヒストグラムメモリの出力の累積加算を行い、最大累
    積度数が出力輝度信号の最大値になるように各データを
    正規化するルックアップテーブル演算回路と、前記ルッ
    クアップテーブル演算回路により正規化されたデータを
    記憶し、入力輝度信号の輝度レベルに応じた補正値を読
    み出せるルックアップテーブルメモリと、前記ルックア
    ップテーブル演算回路で得られた正規化されたデータの
    差の最大値を検出する最大値検出回路と、前記最大値検
    出回路で得られた最大値を用いて補正量を制御するゲイ
    ンコントロール回路と、前記ゲインコントロール回路の
    出力と前記ルックアップテーブルメモリから出力される
    補正値とを乗算することによって、階調補正信号を得る
    ことができる乗算回路とを備える階調補正装置におい
    て、前記ゲインコントロール回路は、前記最大値検出回
    路の出力を反転するインバータと、前記インバータの出
    力から第1の定数を引き算する引き算回路と、前記引き
    算回路の出力が負になったときは出力を0にするリミッ
    タと、前記リミッタの出力に第2の定数を乗算する乗算
    回路とを備え、前記正規化されたデータの差の最大値か
    ら階調補正の補正量を制御する階調補正信号を得るよう
    に構成したゲインコントロール回路。
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