JP3016529U - コンクリート型枠のクランプ装置 - Google Patents

コンクリート型枠のクランプ装置

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JP3016529U
JP3016529U JP1995004016U JP401695U JP3016529U JP 3016529 U JP3016529 U JP 3016529U JP 1995004016 U JP1995004016 U JP 1995004016U JP 401695 U JP401695 U JP 401695U JP 3016529 U JP3016529 U JP 3016529U
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crank lever
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connecting rod
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JP1995004016U
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Inventor
義宏 八田
Original Assignee
株式会社フォーテック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 枠体の高さ方向での複数のクランプ装置を一
連に操作することは勿論のこと、安定したロック状態を
維持することができ、かつ、型枠の小口端面にコンパク
トに配設することができる。 【構成】 相互にクランプされる型枠A,B の一方の型枠
A の小口端面a にクランクレバー11を設けた操作軸3
と、このクランクレバーの先端に略T字形状の連結杆16
と係合部材20を枢着し、この係合部材と係脱するフック
金具2 を他方の型枠B に設け、連結杆16の両側に支持プ
レート5 を設け、該支持プレートの取付基部の他方の型
枠B 側の隅角部に操作軸3 を回動可能に支承するととも
に、開放凹部7 よりフック金具2 の移動線上に開口して
係合部材20を案内するガイド溝6 を設け、このガイド溝
を介してフック金具2 と開放凹部に位置する係合部材を
クランクレバーと連結杆の屈伸作動により係脱可能とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、大型のコンクリート型枠における例えば隅角部を形成する枠体相 互を着脱可能に固定するクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の大型の垂直状のコンクリート型枠を例えば一方の型枠の垂直面 端部に他方の型枠の小口端面を当接して、略方形状に枠組み形成する場合にその 高さ方向に複数配設されてクランプするクランプ装置として、トグル機構を採用 したクランプ装置が各種に開発されている。このトグル機構によるクランプ装置 は、クランプ・開放操作を1動作で行うことができるとともに、締結力が大きい という長所はあるが、型開きのストロークが制約されるという問題がある。そこ で、トグルレバーや連結ロッドの一端を係脱自在とし、この係合を解くことで型 開きストロークを大きくするように構成されたものが開発されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成のクランプ装置を大型の型枠の高さ方向に所定の間隔 で配設した場合、上部側の締結具が作業者の手の届かない位置のものに対して、 これを係脱する際、作業者が型枠に登って作業しなければならない等、作業者に 作業労力の負担と危険性を伴う問題点があった。 このため、締結具を一連に操作するため、操作軸にトグルレバーを設けて同操 作軸を中心としてトグルレバーを回動して締結具と受け具とを係脱する構成のも のも開発されているが、操作軸回りにトグルレバーを回動する構成では締結具が 複雑となり、かつ大型となって例えば型枠の小口端面より側方へ張出し、型枠相 互にズレを生じた場合、締結具の掛合および連結ロッドの操作に狂いを生じて円 滑性に欠ける問題点があった。 本考案は、上記問題点を解決するためになされたもので、枠体の高さ方向での 複数のクランプ装置を一連に操作することは勿論のこと、安定したロック状態を 維持することができ、かつ、型枠の小口端面にコンパクトに配設することのでき るコンクリート型枠のクランプ装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記技術課題を解決するため、相互にクランプされる型枠の一方の 型枠の小口端面に、クランクレバーを設けた操作軸と、このクランクレバーの先 端に略T字形状の連結杆と係合部材を枢着し、この係合部材と係脱するフック金 具を他方の型枠に設け、係合部材とフック金具とを係合させてクランクレバーを 回動させることにより両型枠を締結するクランプ装置において、前記連結杆の両 側に支持プレートを設け、該支持プレートの取付基部の他方の型枠側の隅角部に 操作軸を回動可能に支承するとともに、この操作軸に近接した位置の開放凹部よ りフック金具の移動線上に開口して前記係合部材を案内するガイド溝を設け、こ のガイド溝を介してフック金具と開放凹部に位置する係合部材をクランクレバー と連結杆の屈伸作動により係脱可能に設けたことであり、 また、クランクレバーは枠体の小口端面に対し、操作軸を中心とする90度角 度範囲で回動するコンクリート型枠のクランプ装置である。
【0005】
【作用】
上記構成としたことにより、クランクレバーを180度方向へ回動することな く、90度角度範囲の回動で確実に型枠をクランプすることができる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明すると、図の実施例は一方の 固定型枠Aの垂直面に可動型枠Bの小口端面を当接する隅角部でのクランプ装置 1を示すもので、図1はクランプ状態の平面図、図2はクランプ状態の側面図、 図3は型開き状態の平面図、図4はクランプ装置を装着した側面図を示すもので 、このクランプ装置1は、例えば対をなす複数のフック金具2と係脱機構4とか らなるもので、固定型枠Aの小口端面a側には複数の係脱機構4が所定の間隔で 配設され、可動型枠Bの小口端面bには係脱機構4と対応して対をなすフック金 具2が配設され,この各係脱機構4は操作軸3により一連に操作するように連繋 されている。
【0007】 この係脱機構4は、固定型枠Aの小口端面aの長手方向に沿って所定の間隔で 操作軸3を回動可能に支承する支持プレート5と、操作軸3に連繋される連結ロ ッド部材10と、この連結ロッド部材10の先端に取付けられてフック金具2と 係脱する係合部材20とより構成されている。
【0008】 この支持プレート5は所定の間隔で取付けられる対をなすもので、略長方形状 に形成されて、その縁片5a側は固定枠体Aの外側面より若干張出し状に取付け られ、この支持プレート5の取付基部の可動型枠B側の隅角部には操作軸3が回 動可能に支承されている。また、この支持プレート5にはガイド溝6が形成され ている。このガイド溝6は図3に示すように、操作軸3の軸心3aより所定の寸 法hを隔てた位置で寸法tの外側の位置に中心7aを有して係合部材20とフッ ク金具2を開放した状態で係合部材20を保持する開放凹部7が形成され、この 開放凹部7より縁片5a側の外側に向けて所定の角度で傾斜溝8が形成され、こ の傾斜溝8の端部には、枠体Bのフック金具2のフック部2aの移動線上であっ て、同支持プレート5の縁片5a側に開口する開口溝9が形成されている、
【0009】 また、連結ロッド部材10は、操作軸3に溶着手段により取付けられる対をな すクランクレバー11と、このクランクレバー11に取付けられる連結杆16と 、この連結杆16に略T字状に取付けられる係合部材20とより構成されている 。
【0010】 このクランクレバー11は一端側が操作軸3に固定されるとともに、他端側に は連結杆16を枢着する軸ピン15の挿入孔12が貫設され、また、このクラン クレバー11の型閉じ側縁13(図示時計方向回動縁)側には固定型枠Aの小口 端面aに当接して回動を規制する規制凸部14が形成されている。
【0011】 また、連結杆16は図5に示すように、クランクレバー11間に軸ピン15を 挿通されて枢着される円環状の取付部17とねじ杆18とからなり、このねじ杆 18には略T字状に係合部材20が取付けられている。この係合部材20は図6 に示すように、断面略方形状の支持杆21と、この支持杆21の両端には支持プ レート5のガイド溝6に沿って案内されてフック金具2のフック部2aと係脱さ れる係合ピン22が形成され、この係合部材20の支持杆21の中央部にはその 軸心20aと直交する方向に連結杆16のねじ杆18に外嵌する挿入孔23が貫 設されている。このように形成された係合部材20はその挿入孔23を介して連 結杆16のねじ杆18に外嵌されるとともに、同ねじ杆18に螺合されたナット 24,25により位置調整可能に取付けられ、左右の係合ピン22の端部は支持 プレート5のガイド溝6にスライド案内可能に係合されている。
【0012】 このように設けられた係脱機構4は、型開き状態で図3に示すように係合部材 20の係合ピン22は支持プレート5の開放凹部7に位置して同係合ピン22の 中心20aは開放凹部7の中心7aとほぼ整合されており、この状態で軸ピン1 5は支持軸3の外側に位置されてクランクレバー11と連結杆16は略V字形状 に屈曲されている。
【0013】 このように形成された係脱機構4に対し、可動型枠Bの小口端面bに取付けら れた対をなすフック金具2は、左右の支持プレート5と係合部材20の支持杆2 1の間に挿入されるもので、先端にフック部2aが形成されている。なお、この フック部2aは可動枠体Bを移動して固定枠体Aに当接した際に、支持プレート 5に形成したガイド溝6の開口溝9の前面側に位置するように設けられている。
【0014】 このように形成されたクランプ装置1は型開きの状態で図3に示すように係脱 機構4のクランクレバー11は小口端面aに対し外側にほぼ直角状に位置すると ともに、連結ロッド部材10の係合部材20の係合ピン22は支持プレート5の ガイド溝6の開放凹部7に位置保持されている。この型開き状態より両型枠A, Bをクランプするには、先ず、可動型枠Bを移動して型枠Aに小口端面b側を当 接すると、同端面bに取付けたフック金具2は左右の支持プレート5と係合部材 20の支持杆21の間に挿入され、そのフック部2aは支持プレート5に形成し たガイド溝6の開口溝9の前面側に位置される。
【0015】 この状態で操作軸3の下端部に設けた操作ハンドル3bを操作してクランクレ バー11を型閉じ方向、すなわち、図3の状態より時計方向に回動すると、この クランクレバー11に連繋した連結杆16に略T字状に取付けた係合部材20は その両端に設けた係合ピン22が支持プレート5のガイド溝6の傾斜溝8に沿っ て移動され、この傾斜溝8に連続形成された開口溝9側に位置したフック金具2 のフック部2aに係合ピン22は係合されてクランクレバー11と連結杆16は ほぼ直線状となり、さらに、操作ハンドル3bを操作するとクランクレバー11 の規制凸部14が型枠Aの小口端面aに当接された状態で係合ピン22はフック 部2aに当接係合されて型枠A,Bはクランプされる。このクランプ状態で軸ピ ン15の軸心15aは操作軸3の軸心3aと係合部材20の係合ピン22の軸心 20aを結ぶ線Cより内側の位置となって、フック金具2はこの連結ロッド部材 10によりデッドロックされて型枠A,Bは強固にクランプされる。すなわち、 クランクレバー11の90度角度範囲の回動で型枠A,Bをクランプすることが できる。
【0016】 このクランプ状態より型開きするには、上記とは逆に操作ハンドル3bを操作 してクランクレバー11を型開き方向、すなわち、図示反時計方向へ回動すると 、このクランクレバー11に連繋した連結杆16に略T字状に取付けた係合部材 20はフック金具2のフック部2aより離脱されて係合が解かれるとともに、そ の両端に取付けた係合ピン22はガイド溝6の開口溝9に引き込まれて、傾斜溝 8に沿って移動され、連結杆16とクランクレバー11は屈曲されて係合部材2 0はガイド溝6の開放凹部7に位置される。この状態で可動型枠Bを移動するこ とで大きく型開きすることができる。
【0017】 このように本例クランプ装置1は、複数の係脱機構4を操作軸3により一連に 連繋して、クランクレバー11を操作軸3の下部に設けた操作ハンドル3aを操 作することで複数の係脱機構4とフック金具2との係脱を一連に行うことができ るので、従来のように高所へ登って作業することが解消される。とくに、この係 脱機構4の要部であるクランクレバー11と連結杆16は操作軸3を中心とする 90度角度範囲でガイド溝6を介して屈伸可能に構成したものであるから、クラ ンクレバー11の長さを小さくできるので軽い操作力で係脱することができ、か つ伸長した状態で強固なクランプを維持することができる。また、係合部材20 を取付けた連結杆16が外側向きの構成であるから、複数の係脱機構4でもナッ ト24,25の操作が容易で、簡単に係合部材20を位置調整できる。とくに、 係脱機構4とフック金具2との係脱は軸ピン15が操作軸3を跨ぐ必要のない9 0度角度範囲で係脱する構成であるから、係脱装置4をコンパクトにすることが できる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成したものであるから、複数の係脱機構を操作軸に より一連に連繋してクランクレバーを操作軸の下部に設けた操作ハンドルを操作 することで複数の係脱機構とフック金具との係脱を一連に行うことができるので 高所へ登って作業する必要がなく、とくに、この係脱機構の要部であるクランク レバーと連結杆は操作軸を中心とする90度角度範囲でガイド溝を介して屈伸可 能に構成したものであるから、クランクレバーの長さを小さくできるので軽い操 作力で係脱することができ、かつ伸長した状態で強固なクランプを維持すること ができる。また、係合部材を取付けた連結杆が外側向きの構成であるから、複数 の係脱機構でもナットの操作が容易で、簡単に係合部材を位置調整できる。とく に、係脱機構とフック金具との係脱は軸ピンが操作軸を跨ぐ必要のない90度角 度範囲で係脱する構成であるから、係脱装置をコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランプ状態の平面図である。
【図2】クランプ状態の側面図である。
【図3】型開きした状態の平面図である。
【図4】クランプ装置を装着した型枠の側面図である。
【図5】連結杆の正面図である。
【図6】係合部材の正面図である。
【符号の説明】
1 クランプ装置 2 フック金具 2a フック部 3 操作軸 4 係脱機構 5 支持プレート 6 ガイド溝 7 開放凹部 8 傾斜溝 9 開口溝 10 連結ロッド部材 11 クランクレバー 15 軸ピン 16 連結杆 20 係合部材 22 係合ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互にクランプされる型枠の一方の型枠
    の小口端面に、クランクレバーを設けた操作軸と、この
    クランクレバーの先端に略T字形状の連結杆と係合部材
    を枢着し、この係合部材と係脱するフック金具を他方の
    型枠に設け、係合部材とフック金具とを係合させてクラ
    ンクレバーを回動させることにより両型枠を締結するク
    ランプ装置において、 前記連結杆の両側に支持プレートを設け、該支持プレー
    トの取付基部の他方の型枠側の隅角部に操作軸を回動可
    能に支承するとともに、この操作軸に近接した位置の開
    放凹部よりフック金具の移動線上に開口して前記係合部
    材を案内するガイド溝を設け、このガイド溝を介してフ
    ック金具と開放凹部に位置する係合部材をクランクレバ
    ーと連結杆の屈伸作動により係脱可能に構成したコンク
    リート型枠のクランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記クランクレバーは枠体の小口端面に
    対し、操作軸を中心とする90度角度範囲で回動する請
    求項1のコンクリート型枠のクランプ装置。
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