JP3016418U - 膨張可能な拘束エアバッグモジュール - Google Patents

膨張可能な拘束エアバッグモジュール

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JP3016418U
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アール.ローリッツェン ドナルド
ディー.ローズ ラリー
ディー.フォルソン マーク
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良された膨張可能な拘束エアバッグモジュ
ール組立体の提供。 【構成】 エアバッグモジュール拡散装置16は、膨張
器20の膨張ガス排出ポート23とエアバッグ14の膨
張ガス入口開口92との間に配置され、膨張ガスを拡散
し且つ方向変換する作用をする。拡散装置16は平担面
部材252にある開口270を含み、該開口は膨張器2
0の膨張ガス排出ポート23と実質的に整列していな
い。上記開口はルーバで覆うことができる。スクリーン
477からなる障壁は、また、拡散装置の一部として含
まれることもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は乗物搭乗者を受動的に拘束するための装置に使用されるようなエアバ ッグモジュール拡散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
操縦者を介在させることを要しないで展開していない状態から展開した状態に 自己作動する安全拘束装置、すなわち「受動拘束装置」、及び特に膨張可能なバ ッグあるいはクッションを組込んだこれらの拘束装置及び自動車におけるこのよ うな装置の利用は一般的な評価を得てきた。
【0003】 乗物が、衝突のような突然の減速に遭遇したとき、ガスで膨張するクッション あるいはバッグ、例えば、エアバッグを用いて乗物の搭乗者を保護することは周 知である。展開している間、バッグに典型的に充填されている急激に膨張するガ スは不活性ガス、例えば窒素ガスである。このような装置において、エアバッグ は必要とする空間を少なくするために通常は膨張しないで折り畳まれた状態に収 容されている。緊急時、ガスは、エアバッグを急激に膨張させるために膨張器か ら放出される。エアバッグは膨張時、衝突が続くにつれて乗物の搭乗者の動きを 抑制する作用をする。一般的に、このようなエアバッグは僅か数ミリ秒の間に膨 張するように通常設計される。
【0004】 乗物の膨張可能な拘束装置は、一般的に、乗物の枠及び/または本体のまわり に配置され又は取付けられた多数の衝突センサを含み、乗物の急激な減速を検知 する作用をする。次に、センサは、エアバッグを展開するよう作動させるために 、乗物の車室の要所に配置されたエアバッグモジュールまたは組立体に信号を送 る。一般的に、乗物の運転者を保護するために設けられたエアバッグすなわち運 転者側エアバッグは、乗物のステアリング支柱に配備された保管区画室に取付け られる。これに対して、前部座席の乗客を保護するためのエアバッグ、すなわち 、乗客側のエアバッグは、典型的には乗物の装置パネル/ダッシュボードに設置 されている。
【0005】 典型的なエアバッグ拘束装置は、通常「反応缶」または、より簡単には「缶」 といわれている、外の反応ハウジングまたは缶を一般的に含むエアバッグモジュ ールを使用している。反応缶は、「エアバッグ膨張器」または、より簡単には「 膨張器」、またはこのほかに「発生器」といわれているものを含む、エアバッグ モジュール装置の他の構成要素を支持しまたは収容する作用をする。膨張器は、 作動時、エアバッグを膨張させるためにガスを供給する作用をする。
【0006】 このような装置に使用される膨張器は典型的には発火形式または複合形式のい ずれかの形式のものである。 発火形式の膨張器は一般的に、作動の際、エアバッグを膨張させるために使用 されるガスを発生するガス発生材を含んでいる。一般的に、発火形式の膨張器に より作り出される膨張ガスは膨張器の長さに沿った開口、又は、排出ポートから 排出される。これに対し、点火し易い発火形式の材料の本体を付加した複合形式 の膨張器は、適当に作動する際、膨張器から放出される初期の膨張ガスとして貯 蔵された圧縮ガスを含んでいる。圧縮ガスの貯蔵と関連する物理的な結果として 、この圧縮ガスを貯蔵するために使用される容器は典型的には円筒形状を有して いる。さらに、このような円筒形状のガス貯蔵容器からのガス放出は典型的には 円筒容器の唯一端による開口、即ち、排出ポートを経て行なわれる。しかしなが ら、バッグを適当に展開するために、このような貯蔵容器からエアバッグへのガ スの排出はかなり均一な方法を行うことが一般的に望ましい。典型的なエアバッ グ/膨張器組立体に関して、このような均一な排出は、一般的に膨張器に直接的 あるいは間接的に接続されたエアバッグのガス入口開口の長さ方向に沿った展開 するバッグへの比較的均一なガス排出を有することにより達成される。このよう にして、バッグは適当に均一に展開され且つ、貯蔵容器の一端からのみガスを放 出することによる傾斜したバッグの展開のおそれがなくなる。
【0007】 加うるに、発火形式及び複合形式の膨張器内での火薬の燃焼(ガスが発生する )及び起爆材の燃焼は常に望ましくない熱い粒子材が作られてしまい、もし適当 に制御されなければ対応するエアバッグを損傷する結果となってしまう。
【0008】 また、エアバッグの膨張及び展開に際し、反応ハウジング缶は、乗物に対し得 られたエアバッグの展開による力を吸収または再伝達する作用をする。反応ハウ ジングは、典型的には、エアバッグが膨張しておらず折り畳まれた状態で、設定 される、開口して取付けられた容器である。従来の装置においては、エアバッグ は通常膨張器のまわりかまたは反応ハウジング自体に取付けられている。このよ うな取付けの結果として、バッグが展開している間及び該展開と関連して力が発 生するため、反応ハウジングは特に変形を受けやすい。例えば、エアバッグが膨 張するとき、エアバッグ開口の周辺部分は、ハウジングの変形の結果、しばしば ハウジングに対し外方に典型的に押し出される。これらの反応ハウジングの一般 的に開口した形状あるいは構成のため、このような変形は一般的に「鐘形の口」 といわれている。
【0009】 このような変形に抵抗し且つエアバッグのガス入口開口の周辺部分がハウジン グに対し外方に移動するのを防止するため、従来のエアバッグ装置は様様な手段 が採用されてきた。
【0010】 実際上、より厚い及び/または強い金属で反応ハウジングを作ることにより鐘 形の口になることを低減しまたは制限することができる。このようなより厚い金 属を使用することは、しかしながら、ハウジングの全体重量を著しくかつ不利益 に増大させることになる。勿論、乗物の重量は単位燃料当りの走行距離に関係す るため、重量を最小限度におさえることは最近の乗物設計にとって特に重要な関 心事である。反応ハウジングの作成に際しより強い形式の構成材に代えることは 、より強い構成材は一般に材料と関連する材料価格が高いため、常に実用的とは 限らず、したがって、より強い構成材に代えることはこのような安全拘束装置と 関連する価格を増大させることになる。
【0011】 1990年7月17日に発行され、普通に譲渡された、ラウリッツェンその他 の、米国特許第4,941,678号明細書は、このような鐘形の口を避けた構 造を有する軽重量のハウジング箱組立体を開示している。この組立体は、バッグ の内側の口部分に、反応箱の重量を制限し且つそこに横断的に位置している綱ひ もを含んでいる。この綱ひもはバックが展開する際箱の口における拡張力を保持 する。これのため、箱の口部分をより軽くでき、組立体の重量を不必要に増大さ せるような補強フランジを箱の両側に沿って設ける必要が減少する。組立体のバ ッグを保持するために、上記特許は以下のことを開示している。即ち、膨張可能 なバッグのガス入口開口に形成された連続した取付けリングを保持するために、 反応箱体の各壁の内側に形成された切り込みがバッグ保持リング殻を構成してい る。
【0012】 今までに、様様な車両用安全拘束膨張クッション構造が、クッションの両内側 に取付けられた(「綱」といわれている)薄い細長片材を用いてきた。このよう な綱は展開時のクッションの拡大を制限する作用をする。このようにして、綱の ない運転者側のエアバッグは典型的に運転者に向って約15から20インチ(3 7.5〜50cm)拡大するが、綱のあるエアバッグは典型的に運転者に向って約 10から13インチ(25.4〜32.5cm)拡大するだけである。
【0013】 米国特許第5131680号明細書は複合形式の膨張器を開示し且つ拡散装置 を含んでいる。開示された膨張器組立体は、一般に円筒形の容器と一般に円筒形 の拡散装置と、及び容器の一端に締結されたマニホルド組立体を含んでいる。拡 散装置は容器よりも直径がより大きく且つ容器とマニホルド組立体の両方を取り 囲んで取付けられている。さらに、ガスがエアバッグに案内される開口を有する 拡散装置は、マニホルド組立体の全長及び容器の縦方向の大部分にわたって実質 的に延びている。この拡散装置は容器とマニホルド組立体の両方を取り囲み且つ 作動中そこに加えられる応力に耐えることができるようにするために、このよう な拡散装置は好ましい以上に一般的により大きくしかも重くなる。
【0014】 さらに、少なくとも一部がエアバッグに膨張ガスを保持及び/または運搬する ことに関する多数の特許が存在する。
【0015】 例えば、米国特許第4986569号明細書はエアバッグの通路に配置された 金属ロッドを着座させるために周辺縁のフランジに肩部を有する箱を具備するエ アバッグ取付け装置を開示している。箱の縁のフランジは箱上にエアバッグを保 持するためにロッドのまわりに凹状に折り曲げられている。
【0016】 米国特許第5069480号明細書は膨張可能な枕またはエアバッグが取付け られている枕保持体を含んだ枕またはエアバッグ組立体を含み且つ保持体が反応 ハウジング組立体に締結されているエアバッグ保持体組立体を開示している。ガ ス発生器により供給されるガスは、作動の際、保持体に設けられた開口を通して 且つ枕またはエアバッグ内へと流れる。エアバッグはバッグの端部のまわりに縫 いつけられたV字形縁により保持体に取付けられている。縁及びエアバッグを前 方へ動かす際、V字形縁の開口側は保持体の周辺縁と係合し且つ包囲する。
【0017】 他のこのような特許の例として、米国特許第3,708,181号では、圧力 がガスタンクから膨張可能なバッグに伝達されるノズルを使用し、タンクとノズ ルが舌片と溝との接合により相互に接合され、連続した可撓弾性保持部材がノズ ル放出口の周りに形成された溝の所定位置にバッグの縁部分を保持するようにし ている。 米国特許第4111457号明細書はエアバッグの縁を膨張可能な拘束装置の ハウジングに固定するために締付リングを使用することを開示している;米国特 許第4136894号明細書は特別に設計されたハウジングの3個の独立した発 生ガス収容室の各々を覆うために開口のある拡散装置を使用することが開示され ている;米国特許第5062664号明細書はガス発生器が挿入される開口を有 する中空円筒形部材あるいは箱を記載しており、該円筒形部材を包囲するエアバ ッグの開口端を有している;また米国特許第5058919号明細書は、スクリ ーン形部材がハウジング内に折り畳まれたエアバッグを保持するのに使用される エアバッグモジュール構造及び組立体の技術を開示している。
【0018】
【考案が解決しようとする課題】
それにもかかわらず、鐘形の口及び均一のガス分配及びバッグ展開上の問題点 に対する軽荷重及び低価格の解決策が依然として望まれている。
【0019】 実際上、このような膨張可能な拘束装置の構成部材、特に膨張可能なエアバッ グ及びハウジングは、螺子、リベットまたはボルトのような選択された締結具に より相互に連結され且つ保持される。例えば、選択された締結具は相互に締結さ れるべき夫々の部材に予め形成された締結孔を典型的に貫通する。不幸なことに 、これらの膨張可能な拘束ユニット組立において頻繁に起こる問題は所望の且つ 適当な締結孔と相互に締結されるべき夫々の部材との整合を達成し且つ維持する のが困難であるということである。また、バッグ展開の際に発生する応力のかか る望ましくない箇所を避けるために、例えば、反応箱とバッグのガス入口開口の まわりに配置された金属保持フランジまたは金属リングとの間のような、2個の 荷重担持材(例えば、金属)の間にバッグを締結することにより組立体内にバッ グを固定あるいは締結することが一般に好まれている。このようにして、バッグ 織布の締結孔のまたはそのまわりのバッグ展開応力の望ましくない荷重は減少し 且つ好ましくは避けられる。
【0020】 一般に、このような締結は反応箱自体を介して行なわれ、それにより箱、バッ グ及び金属保持フランジまたは金属リングがこのような締結手段により全て同時 に一体的に締結されるので、組立工程は単純化される。 不幸にも、比較的可撓なバッグ材料にある締結孔は箱及び/または保持フランジ にある締結孔に対して容易に移動してしまう傾向があるため、箱、バッグ及び保 持フランジにある締結孔を正しく同時に整列維持することは困難である。その結 果、組立作業者は締結孔を適当な整列状態に維持することに傾注するか、または 、作業者は、バッグにある締結孔を箱及び保持フランジにある締結孔と再度整列 させるために作業者が行うこと以外は全て停止しなければならない。このことは 、勿論、作業を遅らせ且つ組立工程の価格を増大させることになる。さらに、適 当な締結孔の整列を再び行なうために作業者を介在させる要求はより充分に自動 化された組立工程を実行する妨げになっている。
【0021】 このようにして、エアバッグにある締結孔は隣接部材にある締結孔との整列を 維持し且つ自動化生産及び組立が容易にできる比較的単純で低価格のバッグの取 付け及び保持機構が望まれている。
【0022】 エアバッグ膨張器は、前述した発火形膨張器の場合、作動する際、膨張器内に 含まれているガス発生材を点火する電気的に作動可能な点火装置を通常取付けて きた。ガス発生反応は典型的に高い発熱作用を伴なうので、ガス発生過程の間、 大量の熱が一般的に発生する。勿論、熱に直接接触する結果、人間が熱せられた 表面と直接的あるいは間接的のいずれかにせよ接触することになるが、この熱と の接触は望ましくは避けるべきである。また、膨張器により熱いガスを有するエ アバッグへの接触はエアバッグ自体損傷を起すことになり且つエアバッグの故障 を引き起すことにもなる。例えば、エアバッグが膨張器に隣接して包装される設 計において、作動開始直後の短時間の間、膨張器はこのような高い速度で且つガ スがエアバッグの内部表面の比較的狭い領域に直接衝突するような状態でガスを 放出することができ、且つエアバッグ自体は該エアバッグを通過することにより 燃焼で発生した孔を有するようなある形成の損傷を受け且つそれによって装置の 適切な機能が妨げられてしまう。
【0023】 このようにして、展開過程の間、例えば、乗物の「衝突」によるエアバッグの 展開の理由によって、またはバッグの展開過程自体を通してのいずれかによって 乗物の搭乗者が損傷することなく、発生する熱を安全に分散させることを含む、 安全なエアバッグの展開が可能である装置が望まれている。
【0024】 さらに、展開の際エアバッグの拡大範囲を制限するためにエアバッグ内に綱を 用いることは公知であるが、このような綱を含むことは生産工程を複雑にし且つ 製造及び生産コストを増大させることになる。
【0025】 したがって、このような綱の信頼に代るものとしてまたは付加するものとして 、ガスの流れを変換し且つクッションの展開を行うための低価格の組立体の改良 が必要となる。
【0026】 さらに、エアバッグモジュール組立体の大きさや重量を減少させることは、乗 物の単位燃料当りの走行距離または外観のいずれかに対し極めて不利な影響を及 ぼすことなく乗物の製作や形状を様々に変えてこのような組立体の取付けを促進 させることにとって重要である。
【0027】 また、生産を促進し且つ控え目な生産品質検査を可能にする組立体の設計は現 代の経済競争社会環境からみて重要なことである。
【0028】 このようにして、組立容易、軽量、小型且つ比較的安価なエアバッグモジュー ル組立体が望まれている。
【0029】 本考案の一般的な目的は改良された膨張可能な拘束エアバッグモジュールを提 供することである。
【0030】 本考案のより特別な目的は1個またはそれ以上の前述した問題を解決すること である。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本考案の一般的な目的は膨張可能な拘束エアバッグモジュールのための膨張ガ ス拡散装置を通して、少なくともある程度、達成することができる。実際上、こ のようなモジュールは典型的には、膨張ガス入口開口を有する膨張可能なエアバ ッグと、縦方向長さを有し且つ作動に際し膨張ガスを排出するために縦方向長さ に沿って間隔を置いた複数個の膨張ガス排出ポートを有する長い膨張器と、エア バッグ及び膨張器のためのハウジングを形成する反応箱とを含んでいる。
【0032】 膨張ガス拡散装置は膨張ガスを拡散及び方向変換させるために膨張ガス排出ポ ートとエアバッグ膨張ガス入口開口との間に配置されている。 膨張ガス拡散装置は縦方向長さと周囲が限定された周辺縁とを有する少なくと も1個の実質的に平担な面部材を含んでいる。
【0033】 第1の実施例においは、平担な面部材は膨張ガスを膨張器からエアバッグへ運 ぶために複数個の間隔を置いた膨張ガス通路開口を含んでおり、膨張器の膨張ガ ス排出ポートと実質的に整列していない間隔を置いた膨張ガス通路開口を備えて いる。
【0034】 第2の実施例においては、平担面部材は頂面側、底面側、縦方向長さ及び周囲 が限定された周辺縁を有している。平担面部材はまた膨張ガスを膨張器からエア バッグへ運び且つ導びくために平担面部材の頂面側に位置する傾斜羽根板を形成 したルーバで覆われた開口を含んでいる。
【0035】 本考案は、さらに、膨張可能な拘束エアバッグモジュールのための膨張ガス拡 散装置を含んでいる。モジュールは、膨張ガス入口開口と、作動の際、少なくと も1個の膨張ガス排出ポートから膨張ガスを排出する膨張器とを有する膨張可能 なエアバッグのためのハウジングを形成している。モジュールにおいて、拡散装 置は膨張器の膨張ガス排出ポートとエアバッグの膨張ガス入口開口との間に配置 されている。
【0036】 拡散装置は縦方向長さ及び周囲が限定された周辺縁を有する少なくとも1個の 実質的な平担面部材を含んでいる。平担面部材は膨張ガスを膨張器からエアバッ グへ運び且つ導びくための少なくとも2組のルーバで覆われた開口を含んでいる 。ルーバで覆われた開口の各々は平担面部材の頂面側に位置する傾斜羽根板を含 んでいる。2組のルーバで覆われた開口の傾斜羽根板は反対方向に角度がつけら れており且つ2組のルーバで覆われた開口は開口のない、堅い面領域によって間 隔を置いて離れている。さらに、スクリーン状の粒子障壁がルーバで覆われた開 口の下側に横たわるように平担面部材の底面側に接合されている。
【0037】 従来の技術は、エアバッグクッションの展開を所望の拡がりへと適切に促進し 且つ制御し、またガス流の方向変換及びガス流から粒子材の除去を促進する膨張 ガス拡散装置を有するモジュール組立体を提供することができない。
【0038】 ここに用いられているように、対象の拡散装置の開口、孔又は口に関し膨張器 の膨張ガス排出口とは「実質的に整列していない」ということは、ガス排出口か ら通常発射されるガス(すなわち膨張器の平面に直角に発射されるガス)が対応 のエアバッグに流入する前に拡散装置、例えば面部材の下側に衝突するような整 列状態を言うと理解すべきである。したがって、拡散装置の平担面部材にある開 口を通る膨張ガスの通過は膨張器から流れ出るガスの方向変換を必要としている 。即ち、ガスの流れは膨張器からの排出と拡張装置の平担面部材への通過との間 に方向が変化する。 実際上、本考案の拡散装置は対応するエアバッグに入る前に膨張器から排出さ れる膨張ガスの少なくとも約50%、好適には少なくとも約75%を方向変換す ることになる。
【0039】 他の目的及び利点は添付した請求の範囲及び図面と関連する以下の詳細な説明 からその技術の熟練者達にとって明らかとなろう。
【0040】
【実施例】
本考案によれば、ここに説明され、特別に構成され且つ設計された拡散装置は 、エアバッグ組立体に使用される。拡散装置は、この名前が示すように望ましい ガス拡散を促進するのに加えて、また、以下のことを助ける。:1)モジュール 組立体を容易にする。;2)組立体内の適切なバッグの保存を維持する、3)車 両搭乗者による接触からのみならずエアバッグ表面からも熱い膨張器表面への望 ましい隔離を維持する。さらに、拡散装置は、使用時、反応箱の鐘形の口を制御 する作用をすることができ、それによって、反応箱を一体的に保持するのを助け る。
【0041】 本考案は、バン、貸物トラック、及び特に乗用車を含む自動車用の乗客側のエ アバッグモジュール組立体に関し、以下に述べるが、本考案は、また、運転者側 の組立体を含む乗用車のための他の形式又は種類のエアバッグモジュール組立体 ばかりでなく、例えば、飛行機を含む他の形式の乗物にも適用可能であることが 理解されよう。乗用車に関しては、乗客側のエアバッグは一般的に運転者側の組 立体に用いられるエアバッグよりもより大きいという典型的な大きさの相違を含 んだ、乗客と運転者側のエアバッグモジュール組立体との間の通常の物理的な相 違のために、本考案は乗客側のエアバッグモジュール組立体に特に使用されるこ ともまた理解されよう。
【0042】 最初に図1を参照すると、全体が10で示されるエアバッグモジュール組立体 の分解斜視図が示されている。エアバッグモジュール組立体10は、自己収容型 ユニットであり且つ折り畳みエアバッグ14;拡散装置16;例えばガス膨張器 を1個又はそれ以上の衝突センサ(図示せず)と接続させるために関連する配線 /連結具21を備えたガス発生器又は膨張器20;及びエアバッグモジュール包 囲体22を含んでいる。
【0043】 膨張器20は縦方向長さに沿って、軸方向に間隔を置いた複数列の開口、即ち 、排出ポート23を含んでおり、それによって、作動の際、膨張ガスは膨張器か ら、少なくとも該膨張器の一側面側またはその端部から放出される。
【0044】 包囲体22は反応箱あるいは「缶」24として示されている反応ハウジング組 立体を一般に含んでいる。本考案の実施にあたっては、構成上特別な材料で作ら れた反応箱と関連して使用することを制限していないが、組立体の価格及び重量 を特に低減及び/または最小限にするという要望のために、反応箱は典型的には 鋼鉄、あるいは、好適には、鋳造成形あるいは押出成形のいずれかによるアルミ ニウムにより作られるのが理解されよう。さらに、例えば、型成形されたプラス チックのような構成上他の適当な材料を用いた反作用箱の構成もまた意図してい ることも理解されよう。
【0045】 反応箱24の外部25には乗物の取付けパネルにモジュール10の組付けを容 易にするために設けられた組付けブラケット26及び28が取付けられている。 本考案の実施に際し、反応箱は、取付けパネルのような乗物の適当な共働部分、 典型的な乗客側のモジュール組付けに使用されるような適当な共働部分、あるい は通常運転者側モジュール組付けに使用されるような、ステアリングホイールに 固定可能であることが理解されよう。例えば、ブラケット、フランジあるいは棒 のような、また反応ハウジングの外部にあるその他のあるいは適当な付加的取付 手段が、特別な組付けに必要とされる場合、乗物へのモジュールの取付けを容易 にするために使用可能であることもまた理解されよう。いくつかの特別な組付け のために反応ハウジング自体何らかの補足取付け手段のようなものを使用するこ となく組付けを可能にするようになっていることもまた理解されよう。
【0046】 エアバッグモジュール組立体の一部とするかあるいは別々とするかのいずれか の場合、カバー又はドア(図示せず)が一般的に設けられる。このようなカバー 又はドアは一般的には箱を閉じるように設計される。実際上、このようなドアは 、典型的には、プラスチックまたはプラスチックを含んだ金属基体またはステア リングホイール(運転者側の組立体に適用した場合)もしくは、取付けパネル( 例えば、典型的な乗客側に適用した場合)のいずれかの外表面の材料と一致する ようにまたは類似するよう典型的に選定された他のカバー層の材料で作られる。
【0047】 図1に示されるように、反応ハウジング24は第1の部材30を含んでいる。 図で示されるように、第1の部材はロール形状を有し且つ夫々、第1及び第2の 側面パネル31A及び31Bとして示されるように、側面パネルを含むことがで きる。また、反応ハウジング組立体24も、夫々、第1及び第2端板32及び3 4を含んでいる。反応ハウジング24の組立てに際し、第1の部材30及び端板 32と34は全体が36で示される開口を区画形成するために共働する。開口は 典型的には形状が長方形であるが、例えば、円形、卵形、及び正方形を含む他の 形または形状が、そのような形または形状が特別な組付けに対する必要性を満足 することができるので、本考案を逸脱することなく適当に使用されることが理解 されよう。さらに、各側面パネル31A及び31Bは間隔を置いた1個またはそ れ以上の締結孔38を含んでおり、組立工程における締結孔の使用は、以下によ り詳細に説明される。
【0048】 第1の端板32はその中に膨張器20を収納し且つ該膨張器と適合する逃し開 口40を含んでいる。上述の如く、典型的な膨張器は一般的に円筒形または円筒 形状を有している。円筒形の膨張器の使用により、第1の端板32にある逃し開 口40は一般的に環状の形状をしている。 しかしながら、本考案と一致することではあるが、端板の開口40の形状は様 々な形や大きさの膨張器と適合させるために適当に変更が可能であることが理解 されよう。膨張器20は長い円筒形状をしており且つ反応ハウジング組立体24 における第1及び第2の端板、32及び34との間に保持されている。図に示さ れるように、第1の端板32に設けられている環状開口40に加えて、同様の開 口42が第2の端板34に設けられている。また、図に示されるように、フラン ジ44が膨張器20の第1の端部46に設けられており、一方、スタッドが膨張 器20の第2の端部50に設けられている。第1の端板32にある開口40の大 きさは膨張器20が上記開口40にぴったりと嵌合するように挿入されるような 大きさとなっている。同様にして、第2の端板34にある開口48の大きさと形 状は膨張器20の第2の端部50上のスタッド48をぴったりと収容するような 大きさ及び形状となっている。勿論、膨張器を締結する他の手段も意図されてお り且つ本考案の実施と関連して使用可能であることは理解されよう。
【0049】 拡散装置16は、以下に更に説明するように、エアバッグモジュール組立体内 にある拡散装置の締結を可能にするように締結孔86及び88を含んでいる。
【0050】 エアバッグ14は間隔を置いて配置された1個またはそれ以上の締結孔94を 含む入口開口92のまわりに縁部90を有している。図1の実施例に示されるよ うに、1組の締結具96(そのうち1個のみが図示されている)が組立体10に あるエアバッグ14と拡散装置16の両方を接合するのに使用可能である。この ような実施例において、エアバッグ14の締結孔94、ハウジングの側面パネル 31A及び31Bの締結孔38、及び拡散装置16の締結孔86及び88が互い に共働して間隔を置いて配置され、整列した締結孔を貫通する選択された締結体 96とも共働して間隔を置いて配置されている。
【0051】 組立体10において、膨張ガス拡散装置16は、膨張ガスを拡散し且つ方向変 換させるために、膨張器の膨張ガス排出ポート23とエアバッグの膨張ガス入口 開口92との間に配置される。
【0052】 図2,3,4は、本考案の一実施例に従って、拡散装置216を有するエアバ ッグモジュール組立体210を示したものである。エアバッグモジュール組立体 210は、図1に示されたエアバッグモジュール組立体10と同様であり、縦方 向に沿って間隔を置いて配置されたガス出口、即ち、排出ポート223を有する 膨張器220を含んでいる。膨張器220は、ロール形状を有する第1の部材2 30により形成され、且つ夫々第1及び第2の側面パネル231Aと231Bと して示される側面パネルを含む反応箱、即ち、ハウジング224内に配置されて いる。反応ハウジング組立体224は、また、夫々第1及び第2の端板232及 び234を含んでいる。またナット235は、組立体210内の膨張器220を さらに堅固に固定するために、膨張器端部250において膨張器スタッド248 と接合される。膨張器220は、さらに、公知のように、膨張器端部246の反 対側にある配置連結体251を含み、例えば、膨張器と1個またはそれ以上のセ ンサ(図示せず)との接続を可能にしている。
【0053】 さて、図5に移ると、頂面側254を有する少なくとも一つの実質的な平担面 部材216;底面側256;夫々、2つの対向した横方向側面260Aと260 B;夫々、2つの対向した縦方向側面264Aと264B;とを含む拡散装置2 16が示されており、該拡散装置は縦方向長さ266を有し;夫々、横方向及び 縦方向側面260及び264の周りに区画形成された周辺縁267を含み;且つ 、夫々、縦方向側面264A及び264Bの周辺縁267の周囲にある、側壁2 68A及び268Bを含む一部材の構造体を有している。
【0054】 平担面部材252はガス流案内手段を含んでおり、それによって、バッグが膨 張したとき、ガスの流れが平担面部材を通り且つこのようにして拡散装置を通過 し且つエアバッグ内へと案内されることができる。このようにして、拡散装置2 16は、膨張ガスが膨張器からエアバッグへと該拡散装置を通過するとき、該膨 張ガスが拡散及び方向変換するように作用する。
【0055】 図で示されるように、ガス流案内手段は、例えば、平担面部材252にある複 数個の間隔を置いて離れた開口270を含んでおり、底面側256から頂面側2 54へと、平担面部材252を通して、且つこのようにして拡散装置216を通 してガスが流れることができるようになっている。一般的に、平担面部材252 の縦方向長さ266は拡散装置216を通過するガスの流れ方向に対してほぼ垂 直になっている。
【0056】 拡散装置216において、間隔を置いて離れた開口270は6段の形になって おり、各段は夫々3個の等しく且つ対称的に間隔を置き且つ形成された環状開口 、271(a−c),272(a−c),273(a−c),274(a−c) ,275(a−c)、及び276(a−c)を含んでいる。エアバッグモジュー ル組立体210においては、恐らく図2に最良に図示されているように、拡散装 置の開口270は膨張器220の膨張ガス排出ポート223とは実質的に整列し ていない。その結果、通常、ガス排出ポート223から排出されるガス(即ち、 膨張器の平担面と垂直に排出されるガス)は、平担面部材252の底面側256 に衝突する。この結果、膨張器220から流出するガスが対応するエアバッグを 通過する前に方向を変えることになる。 即ち、ガスの流れは膨張器からの排出と拡散装置の平担面部材をの通過との間 にその方向が変化する。
【0057】 膨張器から膨出する膨張ガスにより運ばれるより重い粒子は、接触する際、比 較的冷たい表面上に堆積する傾向があることが判明されてきた。膨張ガス開口が 、膨張器の膨張ガス排出ポートと実質的に整列していない構成を拡散装置が含ん でいるため、拡散装置上に膨張ガスが衝突するのを助長し且つこのよにして上記 拡散装置上に堆積する粒子の量は増加する。この結果、このような拡散装置及び 該拡散装置を備えた反応ハウジング組立体は有利なことに、このような表面上に 衝突しない同様の膨張ガスと比較したとき、エアバッグに入り込む膨張ガスが比 較的より少ない量の微粒子材を運ぶことができるようにしている。
【0058】 図5に戻ると、各側壁268A及び268Bは、例えば、ハウジングの側面パ ネル31A及び31Bの締結孔38の位置と対応するような間隔を置いた関係に ある1個またはそれ以上の締結孔277を含む。拡散装置216は、図4に示さ れるように、夫々、反応箱の側面パネル231A及び231Bを貫通し、且つ、 夫々、対応する拡散装置の側壁268A及び268Bにある締結孔を貫通する、 螺子あるいはリベットのような、締結具296によりハウジングに締結される。
【0059】 これらの同様な締結具は、拡散装置を反応ハウジング缶に取付けるのに使用さ れ、所望ならば、エアバッグの締結孔を付加的に貫通する締結具を有するように して組立体にエアバッグを接合するのにも使用されることが理解されよう。例え ば、単一の締結具が反応ハウジング、エアバッグ、及び拡散装置にある締結孔を 貫通することができる。
【0060】 本考案はより広い意味で、組立体内にある拡散装置またはエアバッグのいずれ かを取付けるかまたは締結する方法により限定されるものでないこともまた理解 されよう。このようにして、本考案に含まれる様々な特徴の説明及び理解を手助 けするために、図2,3,4及びそれに続くエアバッグモジュール組立体の図面 は対応するエアバッグを図示しないことにより単純化される。
【0061】 図6,7,8は本考案の他の実施例に従った拡散装置416を含むエアバッグ モジュール組立体410を示したものである。前述した組立体10及び210も 備えているように、エアバッグモジュール組立体410はガス出口、即ち、排出 ポート423を有する膨張器420を含んでいる。膨張器420は、ロール形状 を有し、且つ、夫々、第1及び第2の側面パネル431A及び431Bで示され る側面パネルを含む第1部材430で形成された反応箱、即ち、ハウジング42 4内に配置されている。反応ハウジング組立体424は、また、夫々、第1及び 第2の端板432及び434を含んでいる。また、ナット435は、組立体41 0内の膨張器420をさらに堅固に固定するために、膨張器端部250において 膨張器スタッド448と接合される。膨張器420は、さらに、公知のように、 膨張器端部446の反対側にある配線連結体451を含み、例えば、膨張器と1 個またはそれ以上のセンサ(図示せず)との接続を可能にしている。
【0062】 上述した拡散装置16及び216と同様に、拡散装置416は、縦方向長さ4 66を有している頂面側454、底面側456を有し且つ側壁468A及び46 8Bを含む一部材の構造体を有するほぼ長方形の平担面部材452を含んでいる 。
【0063】 平担面部材452は、また、ガス流案内手段を含み、それによって、バッグが 膨張したとき、ガスの流れは平担面部材を通り且つこのようにして拡散装置を通 過し且つエアバッグ内へと案内されることができる。図示された実施例において 、ガス流案内手段は、例えば、複数個のルーバで覆われた開口470(a−h) を含んでいる。ルーバで覆われた開口470(a−h)は、平担面部材452の 頂面側454に位置し、開口472(a−h)に隣接した傾斜羽根板471(a −h)を含んでいる。 このようにして、ルーバで覆われた開口470(a−h)は膨張ガスを膨張器 からエアバッグへと運び且つ案内する作用をする。即ち、平担面部材452のル ーバで覆われた開口470(a−h)により、ガスが底面456から頂面側45 4へと平担面部材452を通って、しかもこのようにして拡散装置416を通っ て流れることができる。一般に、平担面部材452の縦方向長さ466は平担面 部材452を通過するガスの流れ方向に対して概ね垂直である。
【0064】 拡散装置416において、間隔を置いて離れたルーバで覆われた開口470( a−h)は、2組の等しい数のルーバで覆われた開口、即ち、夫々、473A( ルーバで覆われた開口470a,470b,470c及び470dを具備する) 及び473B(ルーバで覆われた開口470e,470f,470g及び470 h)で形成されているが、そこにある2組の傾斜羽根板は、互いに略垂直のよう になって反対方向に曲っており、それにより対応するエアバッグ(図示せず)の 側に向って膨張ガスを案内する。
【0065】 このようなルーバで覆われた拡散装置において、ルーバで覆われた開口470 (a−h)は、ガス排出ポートから排出されるガス(即ち、膨張器の平担表面と 垂直に排出されるガス)がエアバッグに入る前に拡散装置に衝突するように、膨 張器の膨張ガス排出ポートと「実質的に整列しない」のが好ましいことが理解さ れよう。結果的に、このような拡散装置及び該拡散装置を備えた組立体により、 膨張ガスが比較的より少ない量の微粒子を運びながらエアバッグ内に入り込むこ とができる。
【0066】 さらに、ルーバで覆われた開口は拡散装置を通過する膨張ガスのより積極的な 方向変換をもたらすことができる。ルーバで覆われた開口を有する拡散装置の一 つの魅力的な使用は、対応するエアバッグの中央よりもむしろ、両側に膨張ガス を向けることである。ガスを外方に向けた結果、エアバッグの側部分が好ましく は最初に展開することができ、よりゆっくりと展開するようエアバッグの中央部 分又は空洞をそのまま残し、この中央部分が展開時に十分には膨張しないように する。それから搭乗者から離れる方向に拡大するエアバッグは、展開エネルギー の大部分を消費する間、搭乗者に対する衝撃を吸収する作用をする。その結果、 エネルギーの綱の必要性を低減しあるいは減少させることができる。
【0067】 このようなルーバで覆われた拡散装置にとって、数、場所、配置、傾斜羽根板 の角度、開口の大きさのような設計上の要素は、この技術の熟達者により適当に 選択され且つここで提供された教示により導びかれることができる。
【0068】 加うるに、拡散装置416の平担面部材452は、該平担面部材452を通っ てガスが通過することができる開口がない、即ち、この領域において堅い平担面 部材の消散領域475を含んでいる。このような領域を含むことによって、例え ば、望ましい膨張ガスの流れを、しかも、このようにして望ましいエアバッグの 展開を有利に達成することができる。拡散装置416において、開口のない領域 475はその周りに対称的に配置されルーバで覆われた開口を有する平担面部材 に対して中央に位置している。このような配置構造は、例えば、エアバッグの中 央部分が展開する速度と比べて、対応するエアバッグの両側が展開する速度を増 加させるために使用することが可能である。本考案の拡散装置におけるこのよう な開口のないまたは「空白」面領域の使用、配置、場所、及び大きさは、この分 野における熟練者達にとって明らかでありまたここで提供された教示から導びか れるように、特別な用途に対する要求を満足させるよう選択できることが理解さ れよう。
【0069】 エアバッグモジュール組立体410はまた、拡散装置の平担面部材の底面側4 56に隣接したスクリーンからなる粒子障壁477を含み、それによって、該障 壁は平担面部材452の開口472(a−h)の下層に横たわっている。前述の ように、膨張器から押出される膨張ガスにより運ばれたより重い粒子は該粒子が 接触する比較的冷たい表面に堆積する傾向がある。膨張器からのガスが通過する スクリーンを含むことにより、エアバッグに入る前の膨張ガスからこのような粒 子を望ましいように除去することができる付加的な表面を提供することができる 。
【0070】 実際上、0.009〜0.030インチ(0.2〜0.8mm)の直径を有する ANSI16−20ワイヤメッシュのような金属材(例えば、スチールまたはア ルミニウム)のスクリーンを使用することができる。スクリーンは、拡散装置の 平担面部材の底面側にスポット溶接のようにして適当に固定されるかまたは接合 されることができる。
【0071】 スクリーン障壁のような特別な設計上の要素(例えば、構成材料、メッシュの 大きさ、ワイヤの直径等)が、通過するガスの流れ速度、ガスに含まれる粒子材 の量、粒子の望ましい除去の度合い等のような使用の点からみて適当に調整でき ることが理解されよう。スクリーン材は、例えば、編織されたまたは伸長した材 料、例えば、望ましくは金属の性質を有するものでもよいこともまた理解されよ う。
【0072】 本考案による拡散装置の一部としてこのような粒子のための障壁を使用するこ とはルーバで覆われた開口を有するこれらの拡散装置に限定されるものでないこ とは理解されよう。即ち、例えば、増大された粒子除去のような使用に伴なう利 益は、また、例えば、図2,3,4及び図5に示される拡散装置216を用いる ときのように、開口がルーバで覆われていない拡散装置と結びつけて認識するこ とができる。
【0073】 図9は、図3に示される組立体と同様のエアバッグモジュール組立体510の 一部断面側面図であり、且つ拡散装置216と同様の拡散装置516を含んでい るが、開口の下に横たわるようにして、平担面部材552の底面側に接合された スクリーン部材577を含むように示している。組立体210について述べたよ うに、組立体510は、ガス出口、即ち、排出ポート523を有する膨張器52 0を含んでいる。膨張器520は第1の部材530に形成された反応箱、即ち、 ハウジング524内に収容され、ロール形状を有し、且つ側面パネル(1個の側 面パネル531Bのみが側面図である図9でみることができる)を含んでいる。 反応ハウジング組立体524は、また、夫々、第1及び第2の端板532及び5 34を含んでいる。また、ナット535は、組立体510内にある膨張器520 をさらに堅固に固定するために、膨張器端部550にある膨張器スタッド548 に接合される。
【0074】 前述したように、膨張器から排出される膨張ガスにより運ばれたより重い粒子 は、接触する際、比較的冷たい表面に堆積する傾向がある。したがって、拡散装 置516内にスクリーンを含み、且つ膨張器からのガスが該スクリーンを通るこ とにより、粒子がエアバッグに入り込む前に膨張ガスから望ましいように除去さ れることができる付加的表面を提供することができる。
【0075】 平担面部材の開口は対称的に配置される必要のないこともまた理解されよう。 例えば、図10及び図11には、夫々、図2,3,4及び図6,7,8と関連し て示され且つ前述した組立体と同様の拡散装置を有するエアバッグモジュール組 立体が示されている。
【0076】 まず図10に移ると、前述した、組立体210及び拡散装置216と同様の拡 散装置616を有するエアバッグモジュール組立体610が示されている。エア バッグモジュール組立体610はガス出口、即ち、排出ポート623を有し、ロ ール形状を有する第1の部材630に形成された反応箱624内に配置されてい る膨張器620を含み、且つ、該第1の部材は、夫々、第1及び第2の側面パネ ル631Aと631Bとして示される側面パネルを含んでいる。
【0077】 拡散装置616はガス流変更手段としての複数個の間隔を置いて離れた開口6 70を含む平担面部材652を含み、それによって、平担面部材をしたがって拡 散装置を通り且つエアバッグへと入るガスの流れをエアバッグが膨張するにつれ て、案内することができる。拡散装置216の開口270と同様に、拡散装置6 16の開口670は膨張器620の膨張ガス排出ポート623と実質的に整列し ていない。
【0078】 拡散装置616においては、しかしながら、開口670は対称配置ではない。 即ち、拡散装置616においては、一様な間隔を置いていない5段の形となって おり、各段は夫々、3個の等しく且つ対称的に間隔を置き且つ形成された環状開 口671(a−c),672(a−c),673(a−c),674(a−c) ,675(a−c)を含んでいる。
【0079】 同様にして、図11は、前述したような、組立体410及び拡散装置416と 同様の、拡散装置716を有するエアバッグモジュール組立体710を示してい る。拡散装置716においては、しかしながら、平担面部材にあるルーバで覆わ れた開口は非対称的に配置されている。即ち、拡散装置716においては、ルー バで覆われた開口セット773Aは4個の同様な形状をし且つ同様に配置された ルーバで覆われた開口770(a−d)を含んでいる一方、ルーバで覆われた開 口セット773Bは、ただ2個の同様な形状をし且つ同様に配置されたルーバで 覆われた開口770eと770fを含むのみである。
【0080】 拡散装置に対してこのような均一でなく、非対称的な開口の配置は、例えば、 非対称のバッグの展開が望まれるとき、その用途が見出されることが理解されよ う。このような配置は、より大きな開口面積を有する拡散装置のこれらの面部分 にある拡散装置を通るガスの流れの方がより大きいという典型的な結果をもたら すことが理解されよう。「非対称バッグの展開」は、バッグの1つまたはそれ以 上の部分が、バッグの他の部分の膨張または展開する前に膨張及び/または展開 されるのが望ましくは必要とされるようなとき、対称的な形状を有していないバ ッグが展開すること及び対称的な形状のバッグが非対称にまたは不均一に展開す ることの両方を含んでいることが理解されよう。したがって、例えば、このよう な適用は乗物の前部席の中央に座っている前部席の乗客に対しクッションとして 付加的に拡張する乗客側組立体を含むことができる。
【0081】 典型的には、本考案の拡散装置は、比較的大きな構造的強度、使用の容易さ及 び比較的低価格のために一般的に好まれる、延性のある薄板材、鋼鉄または鋼鉄 、特に低炭素鋼を含有するアルミニウム(例えば、型成形または押出し成形のい ずれかで作られる)のような典型的には金属薄板材で作られる。しかしながら、 本考案の拡散装置は何らかの適当な材料で作ることができる、即ち、該拡散装置 は、膨張器のある形式を含むモジュールとして実現できるので、温度が約100 0°Fまでのような温度を含む膨張可能な拘束装置を組込んで使用する状態のも とで耐えることができ且つ適当に作動できる任意の材料で作ることができること も理解できるであろう。
【0082】 特に好適な製作方法において、例えば、鋼鉄あるいはアルミニウムの薄板のよ うな選定された構成材の単一で平担な型が使用され且つ金属薄板を選択的に折り 曲げ且つ正確に切断あるいは穴あけを行うことにより、拡散装置の最終的な形状 が完成する。
【0083】 一般的に、拡散装置は、特別な使用により要求される形状及び/または大きさ が何であろうと、そこに取付けられる膨張器の大きさ及びバッグの大きさにより 一般的に決定される大きさで選ぶことができる。例えば、所望ならば、拡散装置 は選択された角度で一体的に接合あるいは形成された2個あるいはそれ以上の実 質的な平担面部材を含むことができる。
【0084】 平担面部材の開口は、大きさ、形状及び配置のようなパラメータを変更するこ とができること、またこのようなパラメータは特別な組立体のための要求を満た すために拡散装置の構造を適合させるよう選択可能であることがここに提示され た教示により導びかれるこの技術の熟練者が理解することが理解されるべきであ る。
【0085】 ここに適切に説明して開示した本考案は、ここには特に開示しないいかなる要 素、部材、工程、構成要素、あるいは材料がなくても実施可能であろう。
【0086】 前述した説明は理解を明らかにするためにのみ与えられており、且つ、本考案 の範囲内の変形はこの技術の熟練者達にとって明らかであるので、そこから不必 要な限定がなされるべきでない。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアバッグモジュール組立体の部分的に分解し
た斜視図である。
【図2】本考案の一実施例に従った、拡散装置を有する
エアバッグモジュール組立体の平面図である。
【図3】本考案の一実施例に従った、拡散装置を有する
エアバッグモジュール組立体の部分切断側面図である。
【図4】本考案の一実施例に従った、拡散装置を有する
エアバッグモジュール組立体の部分切断端面図である。
【図5】図2,3,4に示されたエアバッグモジュール
組立体の拡散装置の概略斜視図である。
【図6】本考案の他の実施例に従った、拡散装置を有す
るエアバッグモジュール組立体の平面図である。
【図7】本考案の他の実施例に従った、拡散装置を有す
るエアバッグモジュール組立体の部分切断側面図であ
る。
【図8】本考案の他の実施例に従った、拡散装置を有す
るエアバッグモジュール組立体の部分切断端面図であ
る。
【図9】本考案の一実施例に従った、スクリーン部材を
含んで示しているが図3に示された組立体と同様の、エ
アバッグモジュール組立体の部分切断側面図である。
【図10】本考案のまた他の実施例に従った、拡散装置
を有するエアバッグモジュール組立体の平面図である。
【図11】本考案のまた更に他の実施例に従った、拡散
装置を有するエアバッグモジュール組立体の平面図であ
る。
【符号の説明】
10,210,410,510,610…エアバッグモ
ジュール組立体 14…折り畳みエアバッグ 16,216,416,516,616,716…拡散
装置 20,220,420,520,620…膨張器 23,223,423,523,623…排出ポート 24,224,424,524,624…反応ハウジン
グ(組立体) 92…入口開口 252,452,552,652,752…平担面部材 254,454…頂面側 270…開口 256,456…底面側 470,770…ルーバで覆われた開口 471…傾斜羽根板 472…開口 475…開口のない領域 477,577…スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 マーク ディー.フォルソン 東京都三鷹市中原1−26−3 三鷹ニュー パーク タウン 604号 (72)考案者 ブライアン ディー.ガン アメリカ合衆国,ユタ 84401, オグデ ン トゥエンティシックスス ストリート 1520

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張ガス入口開口を有する膨張可能なエ
    アバッグと、縦方向長さを有し且つ、作動に際し膨張ガ
    スを排出するために縦方向長さに沿って間隔を置いた複
    数個の膨張ガス排出ポートを有する長い膨張器と、エア
    バッグ及び膨張器のためのハウジングを形成する反応箱
    とを具備する膨張可能な拘束エアバッグモジュールにお
    いて:膨張ガスを拡散し且つ方向変換させるための、膨
    張ガス排出ポートとエアバッグ膨張ガス入口開口との間
    に配置された膨張ガス拡散装置を具備し、該膨張ガス拡
    散装置は縦方向長さと周囲が限定された周辺縁とを有す
    る少なくとも1個の実質的な平担面部材を具備し、上記
    平担面部材はまた膨張ガスを膨張器からエアバッグへ運
    ぶための、複数個の間隔を置いた膨張ガス通路開口を含
    み、該間隔を置いた膨張ガス通路開口は膨張ガス排出ポ
    ートと実質的に整列していないことを特徴とする膨張可
    能な拘束エアバッグモジュール。
  2. 【請求項2】 膨張ガス通路開口は均一且つ対称的に間
    隔を置いて配置されている請求項1記載のエアバッグモ
    ジュール。
  3. 【請求項3】 膨張ガス通路開口は非対称な配置となっ
    ている請求項1記載のエアバッグモジュール。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの膨張ガス通路開口が、
    膨張ガスを膨張器からエアバッグへと運び且つ案内する
    ための、上記平担面部材の頂面側に位置する傾斜羽根板
    を具備するルーバで覆われた開口である請求項1記載の
    エアバッグモジュール。
  5. 【請求項5】 膨張ガス拡散装置がスクリーンからなる
    粒子障壁をさらに具備する請求項1記載のエアバッグモ
    ジュール。
  6. 【請求項6】 平担面部材は中央に位置する開口のない
    領域をさらに具備する請求項1記載のエアバッグモジュ
    ール。
  7. 【請求項7】 膨張ガス入口開口を有する膨張可能なエ
    アバッグと、作動の際、少なくとも1個の膨張ガス排出
    ポートから膨張ガスを排出する膨張器と、エアバッグ及
    び膨張器のためのハウジングを形成する反応箱とを具備
    する膨張可能な拘束エアバッグモジュールにおいて:膨
    張ガスを拡散し且つ方向変換させるための、膨張ガス排
    出ポートとエアバッグ膨張ガス入口開口との間に配置さ
    れた膨張ガス拡散装置を具備し、該膨張ガス拡散装置は
    頂面側、底面側、縦方向長さ及び周囲が限定された周辺
    縁とを有する少なくとも1個の実質的な平担面部材を具
    備し、 該平担面部材は膨張ガスを膨張器からエアバッグへ運び
    且つ案内するための、上記平担面部材の頂面側に位置す
    る傾斜羽根板を具備するルーバで覆われた開口をまた含
    んでいることを特徴とする膨張可能な拘束エアバッグモ
    ジュール。
  8. 【請求項8】 膨張ガス通路のルーバで覆われた開口が
    均一且つ対称的に間隔を置いて配置されている請求項7
    記載のエアバッグモジュール。
  9. 【請求項9】 膨張ガス通路のルーバで覆われた開口が
    非対称的な配置となっている請求項7記載のエアバッグ
    モジュール。
  10. 【請求項10】 膨張ガス拡散装置がスクリーンからな
    る粒子障壁をさらに具備する請求項7記載のエアバッグ
    モジュール。
  11. 【請求項11】 平担面部材は中央に位置する開口のな
    い領域をさらに具備する請求項7記載のエアバッグモジ
    ュール。
  12. 【請求項12】 膨張器が、縦方向長さを有し且つ作動
    に際し膨張ガスを排出するための縦方向長さに沿って間
    隔を置いた複数個の膨張ガス排出ポートを有する長い膨
    張器であり、またルーバで覆われた開口が膨張ガス排出
    ポートと実質的な整列をしていない請求項7記載のエア
    バッグモジュール。
  13. 【請求項13】 反応箱が膨張ガス入口開口及び膨張器
    を有する膨張可能なエアバッグのためのハウジングを形
    成し、該膨張器は、作動する際、少なくとも1個の膨張
    ガス排出ポートから膨張ガスを排出し、上記反応箱は膨
    張器の膨張ガス排出ポートとエアバッグ膨張ガスの入口
    開口との間に配置された拡散装置を備えている膨張可能
    な拘束エアバッグモジュールのための膨張ガス拡散装置
    において、該拡散装置は:頂面側と、底面側と、縦方向
    長さ及び周囲が限定された周辺縁を有する少なくとも1
    個の実質的な平担面部材を具備し、該平担面部材は膨張
    ガスを膨張器からエアバッグへ運び且つ案内するための
    少なくとも2組のルーバで覆われた開口を含み、該ルー
    バで覆われた開口の各々は上記平担面部材の頂面側に位
    置する傾斜羽根板を具備し、上記平担面部材は反対方向
    に角度がつけられた2組のルーバで覆われた開口の傾斜
    羽根板を有し、2組のルーバで覆われた開口は開口のな
    い、堅い面領域によって間隔を置いて離れており、スク
    リーンからなる粒子障壁がルーバで覆われた開口の下側
    に横たわるように上記平担面部材の底面側に接合されて
    いることを特徴とする膨張可能な拘束エアバッグモジュ
    ールのための膨張ガス拡散装置。
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