JP3016413B2 - ポリウレタンコロイド架橋粒子及びその製造方法 - Google Patents
ポリウレタンコロイド架橋粒子及びその製造方法Info
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Description
用ワニス、これらの改質剤、樹脂、エラストマーの改質
剤、顔料分散安定剤、乳化重合用の安定剤等として有益
なポリウレタンコロイド架橋粒子及びその製造方法に関
する。
は、ラジカル反応を用いた非水分散重合法及び水性エマ
ルジョン重合法等が公知である。又、水性のポリウレタ
ンウレアコロイド粒子の製造方法としては、特開平1−
110506号公報に記載の方法が知られている。上記
の非水系ポリウレタンウレアコロイド粒子の製造方法で
は、その合成過程で粒子同士が凝集或は融着し、安定な
コロイド粒子が得難い為に、多量の乳化剤の使用が要求
されたり、或は媒体としてポリオールや樹脂溶液中で粒
子を合成し、粒子同士の凝集を防止する方法が知られて
いる。
する方法では、乳化剤による最終製品に対する悪影響が
あり、一方、媒体としてポリオールや樹脂溶液を使用す
る場合には、得られるコロイド粒子の用途が限定され、
応用範囲が狭い等の問題がある。従って本発明の目的
は、上記従来技術の問題点を解決し、塗料、接着剤、イ
ンキ用ワニス、これらの改質剤、樹脂、エラストマーの
改質剤、顔料分散安定剤、乳化重合用の安定剤等として
有益なポリウレタンコロイド架橋粒子を提供することで
ある。
明によって達成される。即ち、本発明は、溶媒中に分散
したコロイド架橋粒子が、油脂変性ポリオールとポリイ
ソシアネートとポリアミン化合物の反応で得られるポリ
ウレタンコロイド架橋粒子であって、上記ポリウレタン
コロイド架橋粒子は、溶媒に対して溶媒和されている部
分と架橋した非溶媒和部分とから構成されており、溶媒
和部分が油変性ポリオールからなり、且つ非溶媒和部分
がウレア結合の水素結合及び架橋構造からなり、該架橋
非溶媒和部分の粒子径が0.01μm〜1.0μmであ
ることを特徴とするポリウレタンコロイド架橋粒子、及
びその製造方法である。
ート基を有するプレポリマーとポリアミン化合物とを反
応させると、イソシアネートとアミンの活性水素基との
反応が進むにつれて、生成したウレア結合同士の水素結
合及び架橋構造の生起により、媒体中に不溶解のドメイ
ンが形成されると同時に、油脂変性ポリオール鎖が媒体
中で溶媒和されることにより、非溶解性のドメインの凝
集等によるコロイド架橋粒子の巨大化が防止され、安定
なポリウレタンコロイド架橋粒子が容易に得られること
を見出した。
性ポリオールが、非水媒体中での結晶性が小さく、反応
が進むにつれて生じる高分子化の過程を経ても、媒体中
で油脂変性ポリオールを主体とするポリマー鎖の自由は
保持され、一方のウレア結合同士の水素結合と架橋構造
による結晶部分の生起により、その周囲のポリマー鎖の
自由度が減少し、後者の非溶解性結晶部分を粒子の中心
とするドメインを形成して、非結晶部分と結晶部分との
ミクロ相分離が容易に行われ、結晶部分の周囲に溶媒和
されたポリマー鎖が規則正しく外向きに配向された形態
をとる。これは従来のミセル下で重合することにより得
られる公知のコロイド粒子の製造方法とは根本的に異な
る作用である。
発明を更に詳しく説明する。本発明においては、油脂変
性ポリオールと、ポリイソシアネート化合物とを非水媒
体中又は無溶媒で反応させ、イソシアネート基を有する
プレポリマーを合成する。油脂変性ポリオールとポリイ
ソシアネート化合物との反応は、1<NCO/OH≦2
の条件で行い、溶媒和されるプレポリマー鎖の分子量を
コントロールする。この様に合成されるプレポリマーの
分子量は、特に限定されないが、好ましい範囲は約50
0〜15,000である。
ケット式合成釜に仕込み、濃度が5〜70重量%になる
様に非水系溶媒を添加して濃度を調整する。この溶液を
撹拌しながら、予め2〜20重量%の濃度に調整したポ
リアミン化合物の溶液を徐々に添加して反応を行いポリ
ウレアを合成し、ポリウレタンコロイド架橋粒子を製造
する。この際使用するポリアミンは通常のポリアミンで
もよいし、又、3官能以上のポリイソシアネートとジア
ミンの反応によって得られる3官能以上のポリウレアポ
リアミンであってもよい。
の他にポリアミン溶液に前記プレポリマー又はその溶液
を添加する方法でもよい。ポリマー合成及び架橋反応の
為の温度は特に限定されないが、好ましい温度は30℃
〜120℃である。ポリマー合成及び架橋反応の為の反
応温度、反応濃度、撹拌機の形態、撹拌力、ポリアミン
溶液及びプレポリマー又はその溶液の添加速度等は特に
限定されないが、ポリアミン化合物とプレポリマーのイ
ソシアネート基との反応は速いので、急激な反応が行わ
れない様に、反応を制御することが好ましい。
は、官能基が2以下のポリオールであって、好ましい分
子量は1,000±300であるが、これに限定されな
い。油脂変性ポリオールの具体例としては、例えば、各
種の油脂を低級アルコールやグリコールを用いてアルコ
リシス化する方法、油脂を部分鹸化する方法、水酸基含
有脂肪酸をグリコールによりエステル化する方法等によ
って、油脂に約2個以下の水酸基を含有させたもの、或
はJ.H.SAUNDERS,K.C.FRISCH著
のPOLYURETHANES,CHEMISTRY
AND TECHNOLOGY PART 1,Che
mistry(p48〜53)(1962年発行)等に
記載の油脂変性ポリオール等が挙げられる。上記の水酸
基含有脂肪酸としては、例えば、リシノレイン酸、12
−ヒドロキシステアリン酸、ヒマシ油脂肪酸、水添ヒマ
シ油脂肪酸等が挙げれれる。
合成に使用するポリイソシアネート化合物の例として
は、トリレンジイソシアネート、4,4´−ジフェニル
メタンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、
メタキシレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、4,4
´−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、
メチルシクロヘキサン−2,4−(又は−2,6−)−
ジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチ
ル)シクロヘキサン、イソホロンジイソシアネート、ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸
ジイソシアネート等の2個のイソシアネート基を有する
ものが挙げられる。
体、ビューレット体、アダクト体、ポリメリック体とし
た多官能のイソシアネート基を有するもの、例えば、
4,4’,4”−トリフェニルメタントリイソシアネー
ト、2,4−トリレンジイソシアネートの環状三量体、
2,6−トリレンジイソシアネートの環状三量体、混合
した3モルの2,4−及び2,6−トリレンジイソシア
ネートの環状三量体、ジフェニールメタン−4,4’−
ジイソシアネートの三量体、3モルのジフェニールメタ
ン−4,4’−ジイソシアネートと1モルのトリメチロ
ールプロパンとの反応生成物、3モルの2,4−トリレ
ンジイソシアネートと1モルのトリメチロールプロパン
との反応生成物、3モルの2,6−トリレンジイソシア
ネートと1モルのトリメチロールプロパンとの反応生成
物、3モルの2,4−トリレンジイソシアネートと1モ
ルのトリメチロールエタンとの反応生成物、3モルの
2,6−トリレンジイソシアネートと1モルのトリメチ
ロールエタンとの反応生成物、混合した3モルの2,4
−及び2,6−トリレンジイソシアネートと1モルのト
リメチロールプロパンとの反応生成物等、及びこれらの
ポリイソシアネートを、メタノール、エタノール、フェ
ノール、クレゾール、ε−カプロラクタム、メチルエチ
ルケトンオキシム、アセトンオキシム、N,N−ジメチ
ルヒドロキシアミン、マロン酸ジエチル、アセチルアセ
トン等の活性水素を分子内に1個有する化合物とポリイ
ソシアネート化合物のイソシアネート基の一部又は全部
を反応したもの等を使用することが出来る。
使用原料である油脂変性ポリオール、ポリイソシアネー
ト化合物及びポリアミン化合物を溶解するもので、活性
水素を有さない全ての非水系溶媒を使用することが出来
る。特に好ましいものはヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ノナン、デカン、シクロヘキサン、トルエン、キシ
レン等の炭化水素系の単独又は混合溶媒系である。尚、
本発明において「溶解」とは常温及び高温下での溶解の
両方を包含する。
て、例えば、エチレンジアミン、ジアミノプロパン、ジ
アミノブタン、ヘキサメチレンジアミン、トリメチルヘ
キサメチレンジアミン、N−アミノエチルピペラジン、
ビス−アミノプロピルピペラジン、ポリオキシプロピレ
ンジアミン、4,4−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ン、イソホロンジアミン、チオ尿素、メチルイミノビス
プロピルアミン等のジアミンの単独又は混合物、ジプロ
ピレントリアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ントリアミン及びポリオキシプロピレントリアミン等の
3官能以上のポリアミンの単独又は混合物を好ましく使
用することが出来る。更に上記のジアミンを使用する場
合には、該ジアミンと前記3官能以上のポリイソシアネ
ートとをほぼNCO/NH2 =1の割合で反応させて得
られる3官能以上のポリウレアポリアミンとして使用す
る。
ポリイソシアネート化合物、ポリアミン化合物、得られ
るプレポリマーの種類、使用量及び使用比率は、使用す
る溶媒中でのコロイド架橋粒子の大きさ及び安定性等を
制御する目的で決定される。即ち、本発明のポリウレタ
ンコロイド架橋粒子は、溶媒中で溶媒和されない結晶部
分のドメインと、そのドメインから伸びて溶媒中で溶媒
和されたポリマー鎖により形成されており、両者の比率
と形態がポリウレタンコロイド架橋粒子の性質を左右す
る。
インと溶媒和されたポリマー鎖とで形成されたポリウレ
タンコロイド架橋粒子は、溶媒中で安定なコロイド分散
液であり、その分散液の光の散乱により青い乳光から黄
味がかった乳光に見える。その分散液中のポリウレタン
コロイド架橋粒子のドメインの粒径は、通常0.01〜
1.0μmであり、溶媒和されているポリマー鎖の1個
の分子量は約500〜15,000であり、均一な溶媒
系としては溶媒和部分と非溶媒和部分との比率が99対
1から60対40の重量比の範囲で、特に好ましくは9
5対5から75対25の重量比である。非溶媒和部分の
比率が低過ぎると、非溶媒和部分のドメインの安定性が
低下し、良好なコロイド架橋粒子が生成されにくい。一
方、非溶媒和部分の比率が高過ぎると、非溶媒和部分の
ドメインが大きくなり、得られるコロイド架橋粒子の安
定性が低下し、コロイド架橋粒子の凝集が生じ易くな
る。
は、溶媒和されていない結晶部のドメインと溶媒和され
たポリマー鎖から形成されている不均一粒子である為
に、その性質は溶媒和されていないドメインと溶媒和さ
れたポリマー鎖の両者の性能を併せ持っている。1例と
して、イソシアネート基を有するプレポリマーとポリア
ミン化合物をNCO/NH2 =1.0のモル比で反応さ
せて合成したポリウレタンコロイド架橋粒子を、固形分
で5〜10重量%の分散液としてガラス板の上に、乾燥
膜が10μmになる様に塗付し乾燥して製膜したとこ
ろ、この乾燥塗膜は、透明性に優れ、粘着性の無い、し
かも驚くべきことに、溶融温度は200℃以上を示し
た。
と、結晶部分のドメインの耐熱性の結果と考えられる。
従って、上記のイソシアネート基を実質上含有しないコ
ロイド架橋粒子は、非架橋型の耐熱性及び耐摩耗性の優
れた塗料やインキのベヒクルとして有用である。他方、
NCO/NH2 >1でプレポリマーとポリアミンとを反
応させて、イソシアネート基を残存させたポリウレタン
コロイド架橋粒子は、上記の効果の他にイソシアネート
基の優れた反応性を利用することが出来る為に、架橋型
の塗料やインキのベヒクル、接着剤及びそれらの改質剤
としても有用である。
溶媒中における形態は、図1に示す様なものと想像され
る。このコロイド架橋粒子の粒径の制御については、溶
媒和部分とドメインを含んだ大きさと、溶媒和部分とド
メインのそれぞれの制御が可能である。先に記載のポリ
ウレタンコロイド架橋粒子分散液の外観色及び粒径は、
ドメイン部分を表現している。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。尚、文中部又は%とあるのは特に断りのない限
り重量基準である。
0.0部とn−ノナン100.0部とを撹拌機付き合成
釜に仕込み、撹拌しながら温度を50℃に制御する。予
め、NCO/OH=2になる様に用意したイソホロンジ
イソシアネート47.3部を1時間かけて徐々に添加
し、この条件で3時間反応を続け、更に90℃2時間の
反応を行い合成を完結させた。次にn−ノナンで不揮発
分を50%に調整して、イソシアネート基を3.03%
含有するプレポリマー溶液を得た。このプレポリマーの
分子量は1,384であり、又、このプレポリマー溶液
をPP−1とする。
0.0部とn−デカン100.0部とを撹拌機付き合成
釜に仕込み、撹拌しながら温度を50℃に制御する。予
め、NCO/OH=2になる様に用意したイソホロンジ
イソシアネート31.5部を1時間かけて徐々に添加
し、この条件で3時間反応を続け、更に90℃2時間の
反応を行い合成を完結させた。次にn−デカンで不揮発
分を50%に調整して、イソシアネート基を1.12%
含有するプレポリマー溶液を得た。このプレポリマーの
分子量は3,708であり、又、このプレポリマー溶液
をPP−2とする。
0.0部とキシロール100.0部とを撹拌機付き合成
釜に仕込み、撹拌しながら温度を50℃に制御する。予
め、NCO/OH=2になる様に用意したイソホロンジ
イソシアネート26.0部を1時間かけて徐々に添加
し、この条件で3時間反応を続け、更に90℃2時間の
反応を行い合成を完結させた。次にキシロールで不揮発
分を50%に調整して、イソシアネート基を0.70%
含有するプレポリマー溶液を得た。このプレポリマーの
分子量は6,032であり、又、このプレポリマー溶液
をPP−3とする。
0.0部とトルオール100.0部とを撹拌機付き合成
釜に仕込み、撹拌しながら温度を50℃に制御する。予
め、NCO/OH=1.5になる様に用意したイソホロ
ンジイソシアネート27.8部を1時間かけて徐々に添
加し、この条件で3時間反応を続け、更に90℃2時間
の反応を行い合成を完結させた。次にトルオールで不揮
発分を50%に調整して、イソシアネート基を1.75
%含有するプレポリマー溶液を得た。このプレポリマー
の分子量は2,402であり、又、このプレポリマー溶
液をPP−4とする。
ン900.0部とを撹拌機付き合成釜に仕込み、撹拌し
ながら温度を40℃に制御しながら、予めNCO/NH
2 =1.0になる様に用意したジエチレントエリアミン
1.6部を溶解しn−ノナン30.4部の溶液を5時間
掛けて徐々に添加し、70℃で1時間反応を行い合成を
完結する。この分散液は固形分5%の半透明乳白色の安
定な分散液であった。
ン900.0部とを撹拌機付き合成釜に仕込み、撹拌し
ながら温度を40℃に制御しながら、予めNCO/NH
2 =1.0になる様に用意したトリエチレンテトラミン
1.3部を溶解したn−ノナン24.1部の溶液を5時
間掛けて徐々に添加し、70℃で1時間反応を行い合成
を完結する。この分散液は固形分5%の半透明乳白色の
安定な分散液であった。
イソホロンジイソシアネート系ポリイソシアネート(イ
ソシアヌレート型)1.0部とn−デカン912.3部
とを撹拌機付き合成釜に仕込み、撹拌しながら温度を5
0℃に制御して溶解させる。予めNCO/NH2 =1.
0になる様に用意したイソホロンジアミン6.3部を溶
解したn−デカン120.4部の溶液を5時間掛けて徐
々に添加し、70℃で1時間反応を行い合成を完結す
る。この分散液は固形分5%のやや赤味の青色の安定な
分散液であった。
イソホロンジイソシアネート系ポリイソシアネート(イ
ソシアヌレート型)5.6部とn−デカン106.4部
とを撹拌機付き合成釜に仕込み、撹拌しながら温度を5
0℃に制御して溶解させる。予めNCO/NH2 =1.
0になる様に用意したイソホロンジアミン7.9部を溶
解したn−デカン150.1部の溶液を5時間掛けて徐
々に添加し、70℃で1時間反応を行い合成を完結す
る。この分散液は固形分5%の乳白色の安定な分散液で
あった。
イソホロンジイソシアネート系ポリイソシアネート(イ
ソシアヌレート型)1.0部とn−デカン919.0部
とを撹拌機付き合成釜に仕込み、撹拌しながら温度を5
0℃に制御して溶解させる。予めNCO/NH2 =1.
0になる様に用意したイソホロンジアミン2.3部を溶
解したn−デカン43.7部の溶液を5時間掛けて徐々
に添加し、70℃で1時間反応を行い合成を完結する。
この分散液は固形分5%の半透明乳光色の安定な色分散
液であった。
イソホロンジイソシアネート系ポリイソシアネート(イ
ソシアヌレート型)5.6部とn−デカン1,006.
4部を撹拌機付き合成釜に仕込み、撹拌しながら温度を
50℃に制御して溶解させる。予めNCO/NH2 =
1.0になる様に用意したイソホロンジアミン3.9部
を溶解したn−デカン73.7部の溶液を5時間掛けて
徐々に添加し、70℃で1時間反応を行い合成を完結す
る。この分散液は固形分5%のやや黄味の半透明青白色
の安定な分散液であった。
カン900.8部とを撹拌機付き合成釜に仕込み、撹拌
しながら温度を50℃に制御して溶解させる。予めNC
O/NH2 =1.0になる様に用意した分子量440の
ポリオキシプロピレントリアミンの3.5部を溶解した
n−デカン65.7部の溶液を5時間掛けて徐々に添加
し、70℃で1時間反応を行い合成を完結する。この分
散液は固形分5%の透明で安定な分散液であった。
ール900.0部とを撹拌機付き合成釜に仕込み、撹拌
しながら温度を50℃に制御して溶解させる。予めNC
O/NH2 =1.0になる様に用意した分子量2,00
0のポリオキシプロピレントリアミンの11.1部を溶
解したキシロール210.9部の溶液を5時間掛けて徐
々に添加し、70℃で1時間反応を行い合成を完結す
る。この分散液は固形分5%の透明で安定な分散液であ
った。
ル900.0部とを撹拌機付き合成釜に仕込み、撹拌し
ながら温度を50℃に制御して溶解させる。予めNCO
/NH2 =1.0になる様に用意した分子量440のポ
リオキシプロピレントリアミンの6.1部を溶解したト
ルオール115.9部の溶液を5時間掛けて徐々に添加
し、70℃で1時間反応を行い合成を完結する。この分
散液は固形分5%の透明で安定な分散液であった。
用) 実施例14 平均分子量1,000のポリブチレンアジペート20部
を60℃で溶解し、この中にヘキサメチレンジイソシア
ネートのイソシアヌレートポリイソシアネート8.12
部を添加し均一に混合した。このものを予め1リットリ
ルのステンレス容器に準備した実施例5のポリウレタン
コロイド架橋粒子4.0部とn−デカン25部の混合液
の中に徐々に加え、ホモジナイザーで15分間撹拌乳化
した。この乳化液は分散質の平均分散粒子径が13.5
μmで分離もなく安定な乳化液であった。
み、400rpmの回転をさせながら温度を80℃まで
上げ、6時間の反応を終了しポリウレタンゲル微粒子の
分散液を得た。この分散液を100Toorで真空乾燥
を行ってn−デカンを分離しポリウレタンゲル微粒子を
得た。このものは平均粒子径が15μmの真球状の白色
粉末状であり、塗料や樹脂の艶消剤として有用であっ
た。
ウレタンコロイド架橋粒子20部とn−ノナン150部
とを仕込み混合した。次にこの液をホモミキサーで混合
しながら予め70℃に加温した平均分子量1,250の
3官能のポリラクトンポリオール100部を徐々に添加
して乳化させた。この乳化液は分散質の平均分散粒子径
が32μmで分離もなく安定な乳化液であった。更にヘ
キサメチレンジイソシアネートアダクトポリイソシアネ
ート44.9部を徐々に添加した。
90℃に上げ、45分間反応させた後、錨型撹拌機に代
えて200rpmの回転をさせながら温度を90℃まで
上げ、6時間の反応を終了しポリウレタンゲル微粒子の
分散液を得た。この分散液を100Toorで真空乾燥
を行ってn−ノナンを分離しポリウレタンゲル微粒子を
得た。このものは平均粒子径が35μmの真球状の白色
粉末状であり、塗料や樹脂の艶消剤として有用であっ
た。
ウレタンコロイド架橋粒子20部とn−デカン150部
とを仕込み混合した。次にこの液をホモミキサーで混合
しながら予め70℃に加温した平均分子量1,250の
3官能のポリラクトンポリオール100部を徐々に添加
して乳化させた。この乳化液は分散質の平均分散粒子径
が9μmで分離もなく安定な乳化液であった。更にヘキ
サメチレンジイソシアネートアダクトポリイソシアネー
ト44.9部を徐々に添加した。
90℃に上げ、45分間反応させた後、錨型撹拌機に代
えて200rpmの回転をさせながら温度を90℃まで
上げ、6時間の反応を終了しポリウレタンゲル微粒子の
分散液を得た。この分散液を100Toorで真空乾燥
を行ってn−デカンを分離しポリウレタンゲル微粒子を
得た。このものは平均粒子径が10μmの真球状の白色
粉末状であり、塗料や樹脂の艶消剤として有用であっ
た。
を60℃で溶解し、この中にヘキサメチレンジイソシア
ネートのイソシアヌレートポリイソシアネート8.12
部を添加し均一に混合した。この物を予め1リットリル
のステンレス容器に準備した実施例10のポリウレタン
コロイド架橋粒子4.0部とn−デカン25部の混合液
の中に徐々に加え、ホモジナイザーで15分間撹拌乳化
した。この乳化液は分散質の平均分散粒子径が4μmで
分離もなく安定な乳化液であった。
み、400rpmの回転をさせながら温度を90℃まで
上げ、6時間の反応を終了しポリウレタンゲル微粒子の
分散液を得た。この分散液を100Toorで真空乾燥
を行ってn−デカンを分離しポリウレタンゲル微粒子を
得た。このものは平均粒子径が6μmの真球状の白色粉
末状であり、塗料や樹脂の艶消剤として有用であった。
を60℃で溶解し、この中にヘキサメチレンジイソシア
ネートのイソシアヌレートポリイソシアネート8.12
部を添加し均一に混合した。この物を予め1リットリル
のステンレス容器に準備した実施例1のポリウレタンコ
ロイド架橋粒子3.0部とn−デカン25部の混合液の
中に徐々に加え、ホモジナイザーで15分間撹拌乳化し
た。この乳化液は分散質の平均分散粒子径が8μmで分
離もなく安定な乳化液であった。
み、400rpmの回転をさせながら温度を90℃まで
上げ、6時間の反応を終了しポリウレタンゲル微粒子の
分散液を得た。この分散液を100Toorで真空乾燥
を行ってn−デカンを分離しポリウレタンゲル微粒子を
得た。このものは平均粒子径が10μmの真球状の白色
粉末状であり、塗料や樹脂の艶消剤として有用であっ
た。
及びその製造方法は下記の効果を奉する。 1.粒径及びそのドメインの大きさをコントロールされ
たポリウレタンコロイド架橋粒子の製造が可能である。 2.溶媒中で溶媒和部分と非溶媒和部分のドメインから
構成されている為に、ソフトな溶媒和部分の塗膜形成能
とハードなドメインの塗膜物性を高める効果がある為に
広い用途が期待出来る。 3.溶媒和部分にイソシアネート基を有するポリウレタ
ンコロイド架橋粒子の製造が可能であり、イソシアネー
ト基の強い反応性を応用した用途が期待出来る。 4.得られたポリウレタンコロイド架橋粒子は表面張力
が小さく、表面の活性が大きい為に他の粒子の表面に対
する吸着性に優れている。以上の効果から、本発明のポ
リウレタンコロイド架橋粒子は、塗料、インキのベヒク
ル、接着剤の改質剤、粘度コントロール剤、非水系分散
体製造の為の分散安定剤、顔料の分散剤等の広範囲の用
途がある。
の想像図。
Claims (3)
- 【請求項1】 溶媒中に分散したコロイド架橋粒子が、
油脂変性ポリオールとポリイソシアネートとポリアミン
化合物の反応で得られるポリウレタンコロイド架橋粒子
であって、上記ポリウレタンコロイド架橋粒子は、溶媒
に対して溶媒和されている部分と架橋した非溶媒和部分
とから構成されており、溶媒和部分が油変性ポリオール
からなり、且つ非溶媒和部分がウレア結合の水素結合及
び架橋構造からなり、該架橋非溶媒和部分の粒子径が
0.01μm〜1.0μmであることを特徴とするポリ
ウレタンコロイド架橋粒子。 - 【請求項2】 請求項1に記載のポリウレタンコロイド
架橋粒子を製造する方法において、非水媒体に溶解し
て、又は無溶媒下に油脂変性ポリオールにジイソシアネ
ート化合物を、官能基比1<NCO/OH≦2で反応さ
せてイソシアネート基を有するプレポリマーを合成し、
非水媒体中で3官能以上のポリアミンと上記のプレポリ
マーのイソシアネート基の一部又は全部とを反応させる
ことを特徴とするポリウレタンコロイド架橋粒子の製造
方法。 - 【請求項3】 3官能以上のポリアミンが、ポリアミン
の単独又は3官能以上のポリイソシアネートとジアミン
の反応によって得られる3官能以上のポリウレアポリア
ミンである請求項2に記載のポリウレタンコロイド架橋
粒子の製造方法。
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JP6283974A JP3016413B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | ポリウレタンコロイド架橋粒子及びその製造方法 |
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JPH08120092A JPH08120092A (ja) | 1996-05-14 |
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-
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- 1994-10-25 JP JP6283974A patent/JP3016413B2/ja not_active Expired - Lifetime
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