JP3016229B1 - 多段横行フレ―ム駐車装置 - Google Patents

多段横行フレ―ム駐車装置

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JP3016229B1
JP3016229B1 JP11059905A JP5990599A JP3016229B1 JP 3016229 B1 JP3016229 B1 JP 3016229B1 JP 11059905 A JP11059905 A JP 11059905A JP 5990599 A JP5990599 A JP 5990599A JP 3016229 B1 JP3016229 B1 JP 3016229B1
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Abstract

【要約】 【課題】 現代の生活に自動車の利用は欠かせないもの
となっており、自動車の台数増加に随伴し駐車場の確保
が難しくなっている。駐車場不足がもたらす路上駐車で
の交通渋滞、環境の悪化が深刻な社会問題となってい
る。よって設置費用が安価でスペ−スを最大限に有効利
用した堅牢で安全性にも優れた駐車方法の出現が現今強
く望まれている。 【解決手段】本発明は、パズルパーキングと呼ばれる駐
車システムのなかで、設置費用が安価で、駐車スペース
を最大限に有効利用した多段横行フレーム駐車装置を提
供する。 【効果】 従来と同じスペ−スで、より多くの自動車を
収容でき、出庫方法も横行フレームを横行させる単純な
操作で出来る。既設のアスファルトやコンクリート上或
るいは地耐力があれば土上にも設置可能で地下を掘るよ
うな大規模な基礎工事の必要もなく設置工事期間も短
く、工事費用も安価である。平面駐車のように車路のデ
ッドスペースが必要なく、限られた土地空間を最大限に
生かした高効率駐車ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】通勤や買物、旅行など現代の
生活スタイルに車の利用は欠かせないものとなってお
り、車の保有台数の増加に随伴して駐車場の確保がます
ます困難になってきている。オフィスや店舗などでも駐
車場の確保は大きな課題となっており、また駐車場不足
がもたらす路上駐車での交通渋滞、環境の悪化が深刻な
社会問題となっている。それ故、過密化した都市に於い
ては現在の駐車スペースを有効活用するために、車を奥
行方向へ重列に収容するとともに、駐車平面を2段,3
段と重ねる方式所謂パズルパーキングと呼ばれる駐車シ
ステムを採用しているところが多い。
【0002】本発明は、パズルパーキングと呼ばれる駐
車システムのなかで、設置費用が安価で、駐車スペース
を最大限に有効利用した多段横行フレーム駐車装置に関
する。
【0003】
【従来の技術】パズルパーキング方式とは、車を奥行方
向へ重列に収容するとともに、駐車平面を2段,3段と
重ねることで、駐車場のデッドスペースを解消した高効
率駐車方式で、その方式は多種多様である。
【0004】そのなかでも従来の2段(昇降横行式,単
列式)方式とは、3台収容の駐車面積に下段に3台のパ
レットを、上段には2台のパレットを組立設置し、それ
ぞれのパレットを昇降、横行させる操作で5台収容でき
る。下段パレットは通常の平面駐車と同様に直接自動車
の入出庫が可能で、上段のパレット上の自動車を出庫す
る場合、下段パレットを横行させて昇降用スペースを設
けた後、入出庫に使用する上段パレットを昇降させるこ
とにより入出庫が可能となる。よって、1台の駐車スペ
ースに約2台の自動車が収容でき、パレットが横行する
ため下段の自動車を動かすことなく上段への入出庫が可
能である。
【0005】また、従来よく使用されている3段以上の
(昇降横行式,単列式)方式の中で例えば3段での方法
としては、全7台収容可能な場合、下段、中段に各2台
づつ、上段に3台の駐車スペースを設け、下段パレット
は通常の平面駐車と同様に直接自動車の入出庫が可能
で、中段パレットの場合、下段パレットを横行させて昇
降用スペースを設けた後、入出庫に使用する中段パレッ
トを昇降させることにより入出庫を可能とし、上段パレ
ットは下段、中段の両パレットを横行させて昇降用スペ
ースを設けた後、入出庫に使用する上段パレットを昇降
させることにより入出庫を可能とする方式である。な
お、図1に示すのは、中段の自動車を出庫させるために
下段のパレットを左方向に横行させ昇降用スペースを確
保した後、中段のパレットが降下している状態を示す図
である。よって、下段パレットは横行するのみ、上段パ
レットは昇降するのみであるため、各パレットの動きと
しては下段には横行用の作動のみ、上段には昇降用の作
動のみの動きをする一方、中段は横行、昇降の2つの作
動を行うため、横行用、昇降用の両方の作動が可能とな
る機構が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の2段方
式では、駐車平面上で3台分のスペースを2段にしても
最大5台分しか収容できない。同スペースでさらに収容
台数を増やすためには、地下や上層にさらに1段追加し
て、2段であった平面を3段にする方法があるが、地下
を掘る工事や基礎工事が必要となるため工事費用が大幅
に嵩むなどの問題点がある。それ故上述の3段以上の方
式では、フレームを柱と梁を使って頑丈な骨組みにし、
横行レールを設置した後に各パレットを設置し駐車装置
を構成するため、駐車装置のフレームが自動車を載せた
何台もの上,中,下段の各駐車パレット48を支え且
つ、作動させるために必要な各パレットには昇降させる
ための昇降用チェーン47がそれぞれ取付けされ、中段
には横行枠46及び横行用レール45の設置が必要であ
るため、基礎工事や駐車装置が非常に大規模なものとな
り、設置費用が大幅に嵩むばかりか、駐車装置自体が必
要とする設置面積が広くなるため、駐車スペースを有効
に利用できないなどの問題点がある。尚且複雑な動きの
ため、誤作動がないようメンテナンスも必要となり維持
費もかかる。よって、設置費用が安価で、駐車スペース
を最大限に有効利用した、堅牢で安全性にも優れた駐車
装置の出現が現今強く望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、上,中,下段のパレットに自動車を駐車する駐車
装置に於て、地耐力のある地表上にレールを設けたベー
ス用フレームを載置し、自動車を駐車できる上段のパレ
ットを昇降させるためのフレームを組立設置した後、ベ
ース用フレームのレール上には、中段と下段のパレット
を載置した横行フレームを走行できるよう構成し、上段
のパレットは、それぞれ中段と下段のパレット上の自動
車を出庫させることなく駐車させたままの横行フレ−ム
をベ−ス用フレ−ムのレ−ル上を走行できるようにし、
フレームの上段のパレットを下降させる操作によって出
庫可能にし、中段のパレット上に駐車してある自動車
は、下段のパレットを位置確認ストッパ−でベース用フ
レームに固定し、ベ−ス用フレ−ムのレ−ル上を横行フ
レ−ムを再び逆方向に走行させることで自動車の出庫を
可能に構成した昇降や走行及び停止を操作パネルの操作
でプログラマブルコントローラ(以下、PCと略す)に
よって任意の位置で行なえるようにしたことを特徴とす
る多段横行フレ−ム駐車装置。及び、下段パレットの後
端中央に横行用の駆動装置を取付け、プログラマブルコ
ントローラによって下段パレットのみを横行走行させ停
止位置にて停止した後、下段パレットを位置確認ストッ
パ−でベース用フレームに固定し、中段のパレット上に
駐車してある自動車を横行フレームを横行させることな
く中段パレットを下降させる操作によって出庫可能に構
成したことを特徴とする請求項1記載の多段横行フレ−
ム駐車装置である。
【0008】
【発明の実施の形態1】次に本発明を図面を参照しなが
ら詳しく説明する。図2と図4に基づいて先ずフレーム
1を説明すると、27は前方に傾斜状になったベ−ス用
フレ−ムで、このベ−ス用フレ−ム27の後側部に立設
する側柱3,3,3,3と該側柱3の上端部をそれぞれ
つなぐ横柱2によって空間A,B,Cを形成するフレー
ム1が形成されている。フレーム1の各側柱3の両側面
部にそれぞれ凹溝21が垂直方向に設けてあって、該凹
溝21内へ移動杆19が昇降自由に嵌入されている。そ
してこの移動杆19には前方に突出させて上段パレット
4,5,6が水平状態にそれぞれ一体に設けてある。な
お、20は各移動杆19と上段パレット4,5,6との
結合を補強するために設けられている補強杆である。そ
して、空間A,B,Cのフレーム1の側柱3,3との間
の横柱2の中央部に昇降駆動装置17がそれぞれ取付け
されている。この昇降駆動装置17からチェーン18が
パレット4,5,6の後部へ取付けされていて、それぞ
れの昇降駆動装置17の始動によってそれぞれのパレッ
ト4,5,6が側柱3,3に設けた凹溝21,21を移
動杆19,19が添接しながらチェーン18で吊り下げ
られ昇降するように構成されている。そしてベ−ス用フ
レ−ム27には前後に並行に凸状のレ−ル29,29が
設けてある。このレ−ル29,29上を中段パレット8
と下段パレット10を載置した横行フレーム11と中段
パレット7と下段パレット9を載置した横行フレーム1
2が左右に摺動自在に走行可能なそれぞれの車輪13,
13,13,13と下段パレット9,10のそれぞれの
両左車輪14,14がレール29,29上を走行するよ
うに構成してある。即ち横行フレ−ム11,12のそれ
ぞれの両車輪13と下段パレット9,10の左車輪14
はベ−ス用フレ−ム27のレ−ル29,29を共用走行
することとなる(図8参照)。
【0009】さらに詳しく説明すると、図4に示すよう
に横行フレ−ム11もフレーム1と同じように両側に凹
溝32,32を設けた側柱30,30と該側柱30の上
端部をそれぞれつなぐ横柱31によって形成され、側柱
30,30の下端部には左方に脚部38,38が伸び該
脚部38,38をつなぐ基台39によってコ字形に形成
されたコ字形杆33が固着されている。このコ字形杆3
3の基台39中央には左方に突出した突板40が一体に
形成されていて、この突板40の中央には孔41が設け
られている。該コ字形杆33の四隅の脚部38中には車
輪13,13,13,13がそれぞれ車軸44に遊嵌さ
れて装着されている。該コ字形杆33の脚部38,38
の両外側部にはそれぞれコ字形溝板34,34がそれぞ
れ取付けされている。横行フレーム11の両車輪13は
ベース用フレーム27のレール29,29上を左右に走
行自由に嵌入してある。側柱30の凹溝32内へL形移
動杆16の垂直部に設けた凸部が昇降自由に嵌入されて
おり、該L形移動杆16の基部が左方に突出していてそ
こへ中段パレット8が載置され一体に固着してある。横
行フレーム11の横柱31の上部中央には中段パレット
8を昇降させるための昇降駆動装置22が取付けられ、
この昇降駆動装置22からチェーン23が中段パレット
8の中央右端に取付けされていて、該昇降駆動装置22
の始動によって中段パレット8が側柱30,30に設け
た凹溝32,32をL形移動杆16,16が添接しなが
らチェーン23で吊り下げられ昇降するものである。横
行フレーム11の下端部のコ字形杆33の基台39の中
央右端には横行フレ−ム11を横行走行させるための横
行用駆動装置26aが右方へ突出させて取付けられてい
る。
【0010】下段パレット10の左端中央底部にベース
用フレーム27の孔36に嵌入固定するための固定用の
シャフト37とソレノイド42を内蔵した位置確認スト
ッパ−24が取付けされている。また、下段パレット1
0の右端中央部には横行フレーム11の基台39の中央
部に左方に突出した突板40の孔41に固定するための
固定用のシャフト37とソレノイド42を内蔵した位置
確認ストッパ−25が埋込取付けされている。(図5,
図7参照)通常は横行フレーム11のコ字形杆33の基
台39に一体に形成された突板40の孔41に位置確認
ストッパー25がソレノイド42の働きによって固定用
シャフト37が嵌入した状態になっており、横行フレー
ム11と下段パレット10はシャフト37によって固定
されている。図6に示すとおり下段パレット10の右端
前後に取付板35,35が下方に一体に形成され、その
取付板35,35にそれぞれ右車輪15,15が装着さ
れている。該右車輪15,15は、コ字形杆33の両脚
部38,38の両外側のそれぞれのコ字形溝板34,3
4の溝中を添接しながら右車輪15,15が摺動自在に
嵌入してある。また図7に示すとおり下段パレット10
の左端の前後の取付け部43には左車輪14,14がそ
れぞれ装着されている。該左車輪14,14はベース用
フレームに設けたレール29,29上を左右に走行す
る。なお、図中44は車軸である。なお、以上は横行フ
レーム11の構成作用について述べたが、横行フレーム
12も横行フレーム11と同様にそれぞれ構成され、同
じ作用を行なうことは勿論である。図7,図8に於て、
28はベ−ス用フレ−ム27の前方に設置された共通ス
ロ−プで、この駐車装置の下段パレットと地表面との段
差をなくし自動車の出庫をスム−ズにするためのもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態2】本発明の実施の形態1で述べた
構成と同様の構成となっているが、一部構成が異なる部
分があるので図面を参照しながら説明する。図4、図8
に示すように、下段パレット後端中央には、横行用の駆
動装置26bが後方へ突出させて取付けられている。こ
れは、ベース用フレーム27のレール29,29上を下
段パレットのみが横行走行するための駆動装置である。
【0012】(作用1)本発明の自動車の出庫方法はす
べて操作パネルによって行い(図示せず)この操作パネ
ルはPCで管理されていて、PCのプログラムによって
一番効率のよい出庫方法が自動的に制御されている。例
えば、パレットの昇降時の上限、下限及び、横行時の左
限、右限の停止位置の作動確認は、リミットスイッチの
電気的なシーケンス回路にて各パレットはインターロッ
ク制御となり、よって横行や昇降及び停止などの動きは
すべて自動的に制御され、尚且つ非常時には安全装置が
働いて緊急停止するように安全面にも配慮されている。
操作用の押ボタンは操作パネル表面にあり、操作パネル
は駐車装置のパレットの位置確認できる位置に設置し、
操作は操作パネルに電源用スイッチと上段、中段、下段
と同数の呼出しボタン、非常停止ボタン等を配置しま
す。操作は目的のパレットの呼出しボタンを押すと、数
秒間警報回転ランプ(図示せず)、及びブザーが鳴った
後パレットが作動し、目的の位置に停止し自動車の入出
庫を行う。
【0013】図2、図4に於て、それぞれの自動車の出
庫方法を説明する。それぞれの作動は、操作パネルの操
作によって行い、横行や停止や昇降の動きや固定用シャ
フト37を作動させる位置確認ストッパー24,25の
ソレノイド42などの指令はすべてPCによって制御さ
れている。下段左側のパレット10上の自動車と下段右
側のパレット9上の自動車は操作パネルを操作を必要と
しないで前進することによって駐車装置より出庫する。
上段中央のパレット5上の自動車は昇降駆動装置17の
作動でパレット5の移動杆19,19がフレーム1の側
柱3,3の凹溝21,21を添接しながら下降し停止位
置に達するとPCに制御され停止し出庫できる。上段右
側のパレット4を下降させるためには、横行フレーム1
2の下端のコ字形杆33の基台39に突出した突板40
の孔41に位置確認ストッパー25がソレノイド42の
働きによってシャフト37が下方に下がり固定した状態
の横行フレ−ム12に中段パレット7と下段パレット9
を載置したままで、べ−ス用フレ−ム27上に設けたレ
−ル29,29上を横行フレーム12の駆動装置26a
が作動し、図4のE方向に走行させ停止位置にくると停
止し、昇降駆動装置17の作動によりフレーム1の凹溝
21,21に添接しながら上段パレット4を停止位置ま
で下降し停止位置に達すると停止し出庫できる。 上段
左側のパレット6を下降させるためには、横行フレーム
11の下端のコ字形杆33の基台39に突出した突板4
0の孔41に位置確認ストッパー25がソレノイド42
の働きによってシャフト37が下方に下がり固定した状
態の横行フレ−ム11に中段パレット8と下段パレット
10を載置したままで、べ−ス用フレ−ム27上に設け
たレ−ル29,29上を横行フレーム11の駆動装置2
6aが作動し、図4のD方向に走行させ停止位置にくる
と停止し、昇降駆動装置17の作動によりフレーム1の
側柱3,3に設けた凹溝21,21に添接しながら上段
パレット4を停止位置まで下降し停止位置に達すると停
止し出庫できる。
【0014】中段左側のパレット8を下降させるために
は、PCの制御によって図8に示すように下段パレット
10と中段パレット8を載置したまま下段パレット10
左端中央底部に取付けした位置確認ストッパ−24にP
Cの指令によって電気的駆動源であるソレノイド42が
働いて固定用のシャフト37がベース用フレ−ム27上
に設けた孔36に嵌入して下段パレット10は固定され
る。次に、横行フレーム11の下端のコ字形杆33の基
台39に突出した突板40の孔41に嵌入した位置確認
ストッパー25がソレノイド42の働きによってシャフ
ト37が上方に上がり固定していたシャフト37が外れ
る。下段パレット10は位置確認ストッパ−24のシャ
フト37がベース用フレーム27の孔36に嵌入固定さ
れたままの状態で、べ−ス用フレ−ム27上のレ−ル2
9,29上を、中段パレット8を載置したままの横行フ
レ−ム11の駆動装置26aが作動することにより車輪
13,13,13,13がD方向に走行し停止する(図
4参照)。このとき横行フレ−ム11のコ字形杆33の
脚部38内に両車輪13,13が装着されており、下段
パレット10の取付板35に取付けられた右車輪15,
15は図6に示すように、コ字形杆33の前後側面に設
けたコ字形溝板34,34中を摺動するので下段パレッ
ト10が横行フレ−ム11の脚部38,38から外れる
ことはない。そして図2のD方向に走行した横行フレー
ム11は停止位置に達すると停止し、中段パレット8を
載置したL形移動杆16が昇降駆動装置22の作動で横
行フレーム11の凹溝32,32に添接しながら下降し
停止位置に達すると停止し出庫できる。
【0015】中段右側のパレット7を下降させるために
は、中段パレット7を載置したまま下段パレット9の右
端中央底部に取付けした位置確認ストッパ−25にPC
の指令によって電気的駆動源であるソレノイド42が働
いて固定用のシャフト37が基台39の突板40に設け
た孔41に嵌入して下段パレット10は横行フレーム1
2に固定された状態で横行フレーム12の駆動装置26
aが作動することにより、図2のE方向に横行フレーム
12が走行し停止位置に達すると停止する。PCの制御
によって図8に示すように下段パレット9と中段パレッ
ト7を載置したまま下段パレット9左端中央底部に取付
けした位置確認ストッパ−24にPCの指令によって電
気的駆動源であるソレノイド42が働いて固定用のシャ
フト37がベース用フレ−ム27上に設けた孔36に嵌
入して下段パレット9は固定される。次に、横行フレー
ム12の下端のコ字形杆33の基台39に突出した突板
40の孔41に嵌入した位置確認ストッパー25がソレ
ノイド42の働きによってシャフト37が上方に上がり
固定していたシャフト37が外れる。次に、べ−ス用フ
レ−ム27上のレ−ル29,29上を横行フレ−ム12
をD方向に走行移動させ停止位置にくると停止し、そし
て中段パレット7を載置したL形移動杆16,16が昇
降駆動装置22の作動で横行フレーム12の凹溝32,
32に添接しながら下降し停止位置にくると停止し出庫
できる。
【0016】(作用2)作用1で述べた本発明の自動車
の出庫方法の他に、横行用の例えばモーターなどの駆動
装置26bによって下段パレットがベース用フレーム2
7のレール29,29上を下段パレットのみが横行走行
する場合について説明する。図4に於て、上段右側のパ
レット4,上段中央のパレット5,上段左側のパレット
6と中段左側のパレット8と下段右側のパレット9,下
段左側のパレット10については、上述の作用1の自動
車の出庫方法と同様である。中段右側のパレット7を下
降させるためには、中段パレット7を載置したまま下段
パレット9の右端中央底部に取付けした位置確認ストッ
パ−25にPCの指令によって電気的駆動源であるソレ
ノイド42が働いて固定用のシャフト37が上方に上が
り、基台39の突板40に設けた孔41より外れる。下
段パレット10は横行フレーム12から離れた状態で、
下段パレット9の中央後端に後方へ突出させて取付けし
た駆動装置26bが、PCの制御により作動し、図2の
E方向に下段パレット9のみが走行し停止位置に達する
と停止する。PCの制御によって、下段パレット9の左
端中央底部に取付けした位置確認ストッパ−24にPC
の指令によって電気的駆動源であるソレノイド42が働
いて固定用のシャフト37がベース用フレ−ム27上に
設けた孔36に嵌入して下段パレット9は固定される。
次に中段パレット7を載置したL形移動杆16,16が
昇降駆動装置22の作動で横行フレーム12の凹溝3
2,32に添接しながら下降し停止位置にくると停止し
出庫できる。このように下段パレットに取付けされた駆
動装置26bが作動し、横行フレームを横行させること
なく、下段パレットのみの横行によって中段パレット上
の自動車を出庫させることができる。
【0017】それぞれの上段,中段,下段のパレットを
元の状態に戻すには操作パネルによって上述の作用を逆
の順序でそれぞれPCが制御し行なうのは勿論である。
【0018】
【発明の効果】本発明によると中段のパレット、下段の
パレット上に自動車を駐車させたまま横行フレームを横
行させること、もしくは、下段パレットのみを横行させ
ることで、中段と下段の自動車を入出庫させることなく
上段の自動車が入出庫可能で、従来と同じスペースでよ
り多くの自動車を駐車させることができる。既設のアス
ファルトやコンクリート上或るいは、地耐力があれば土
上にも設置可能で、レールの付いたベース用フレームと
上段部分昇降用のフレームとを組立設置し、レール上に
横行フレームを載せる工事のため、地下を深く掘るよう
な大規模な基礎工事の必要もなく設置工事期間も短く、
工事費用も安価である。平面駐車のように車が駐車スペ
ースに収まるように車の向きを変える切り返しを行う車
路のデッドスペースが必要なくなり、限られた土地空間
を最大限に生かした高効率駐車ができる。本発明の自動
車の出庫方法はすべて操作パネルによって行い、この操
作パネルはPCで管理されていて、PCのプログラムに
よって一番効率のよい出庫方法が自動的に制御されてい
る。例えば、パレットの昇降時の上限、下限及び、横行
時の左限、右限の停止装置の作動確認は、リミットスイ
ッチの電気的なシーケンス回路にて各パレットはインタ
ーロック制御となり、よって横行や昇降及び停止などの
動きはすべて自動的に制御され、尚且つ非常時には安全
装置が働いて緊急停止するように安全面にも配慮されて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパズルパ−キングの装置の参考斜視図で
ある。
【図2】本発明の正面図である。
【図3】本発明の一部を欠截した側面図である。
【図4】本発明の説明のための参考斜視図である。
【図5】本発明の要部の縦断面図である。
【図6】本発明の一部を欠截した側面図である。
【図7】本発明の要部の側面図である。
【図8】本発明の要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 横柱 3 側柱 4 右側の上段パレット 5 中央の上段パレット 6 左側の上段パレット 7 右側の中段パレット 8 左側の中段パレット 9 右側の下段パレット 10 左側の下段パレット 11 横行フレ−ム 12 横行フレ−ム 13 車輪 14 下段パレットの左車輪 15 下段パレットの右車輪 16 L形移動杆 17 昇降駆動装置 18 チェーン 19 移動杆 20 補強杆 21 凹溝 22 昇降駆動装置 23 チェーン 24 位置確認ストッパ− 25 位置確認ストッパ− 26a,26b 駆動装置 27 ベ−ス用フレ−ム 28 共通スロ−プ 29 レール 30 側柱 31 横柱 32 凹溝 33 コ字形杆 34 コ字形溝板 35 取付板 36 孔 37 シャフト 38 脚部 39 基台 40 突板 41 孔 42 ソレノイド 43 取付部 44 車軸 45 横行用レール 46 横行枠 47 昇降用チェーン 48 駐車パレット A 空間 B 空間 C 空間 D 進行方向 E 進行方向

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上,中,下段のパレットに自動車を駐車
    する駐車装置に於て、地耐力のある地表上にレールを設
    けたベース用フレームを載置し、自動車を駐車できる上
    段のパレットを昇降させるためのフレームを組立設置し
    た後、ベース用フレームのレール上には、中段と下段の
    パレットを載置した横行フレームを走行できるよう構成
    し、上段のパレットは、それぞれ中段と下段のパレット
    上の自動車を出庫させることなく駐車させたままの横行
    フレ−ムをベ−ス用フレ−ムのレ−ル上を走行できるよ
    うにし、フレームの上段のパレットを下降させる操作に
    よって出庫可能にし、中段のパレット上に駐車してある
    自動車は、下段のパレットを位置確認ストッパ−でベー
    ス用フレームに固定し、ベ−ス用フレ−ムのレ−ル上を
    横行フレ−ムを再び逆方向に走行させることで自動車の
    出庫を可能に構成した昇降や走行及び停止を操作パネル
    の操作でプログラマブルコントローラによって任意の位
    置で行なえるようにしたことを特徴とする多段横行フレ
    −ム駐車装置。
  2. 【請求項2】 下段パレットの後端中央に横行用の駆動
    装置を取付け、プログラマブルコントローラによって下
    段パレットのみを横行走行させ、リミットスイッチとギ
    ヤモートル(ブレーキ付)により停止位置にて停止した
    後、下段パレットを位置確認ストッパ−でベース用フレ
    ームに固定し、中段のパレット上に駐車してある自動車
    を横行フレームを横行させることなく中段パレットを下
    降させる操作によって出庫可能に構成したことを特徴と
    する請求項1記載の多段横行フレ−ム駐車装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106522617A (zh) * 2016-12-23 2017-03-22 梁崇彦 一种上下滚轮移动载车框式纵列两层停车设备
CN106760774A (zh) * 2016-12-23 2017-05-31 梁崇彦 一种移动载车板框的纵列两层停车设备
CN109339533A (zh) * 2018-12-07 2019-02-15 东北大学 一种升降横移式立体停车装置

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