JP3016223B2 - メガネ用ノーズパッド及びその製造方法 - Google Patents
メガネ用ノーズパッド及びその製造方法Info
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- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C5/00—Constructions of non-optical parts
- G02C5/12—Nose pads; Nose-engaging surfaces of bridges or rims
-
- G—PHYSICS
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- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
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- Optics & Photonics (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気により目の周
りの血行を促進して目の疲れを癒すメガネ用ノーズパッ
ド及びその製造方法に関する。
りの血行を促進して目の疲れを癒すメガネ用ノーズパッ
ド及びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワ─ド
プロセッサ等の使用頻度は急速に増加するに比例して、
パーソナルコンピュータやワ─ドプロセッサ等の画面と
接する時間が増加し、これによる眼性疲労等の問題点は
社会的にもクローズアップされており、単に視力補正メ
ガネの使用者ばかりでなく、平常メガネを用いない健眼
者に対しても眼性疲労等に対する具体的な対策が望まれ
ているという課題があった。この具体的な対策として、
ノーズパッドの蝶芯に磁石を使用する、磁気入りメガネ
が考えられている。
プロセッサ等の使用頻度は急速に増加するに比例して、
パーソナルコンピュータやワ─ドプロセッサ等の画面と
接する時間が増加し、これによる眼性疲労等の問題点は
社会的にもクローズアップされており、単に視力補正メ
ガネの使用者ばかりでなく、平常メガネを用いない健眼
者に対しても眼性疲労等に対する具体的な対策が望まれ
ているという課題があった。この具体的な対策として、
ノーズパッドの蝶芯に磁石を使用する、磁気入りメガネ
が考えられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】目の周りの血行を促進
して目の疲れを癒すためのメガネとして、上記の如く、
蝶芯全体を磁石にすると、ノーズパッド本体を型形成す
る際に、型成形するための金型の蝶芯を固定する部分と
は別の場所に蝶芯が吸着し、これが原因で蝶芯を金型に
正確に位置決めすることができず、これが原因で磁気入
りノーズパッドの製造ができないという問題点があっ
た。また、蝶芯を永久磁石に成り得る材料のみで製造し
ようとすると、製造の際に破損することが多く、製造が
困難であるという問題点が生じる。また、この問題点を
解決するために、硬度がある磁性体を使用することも考
えられるが、これらは着磁した後、比較的早期に消磁し
てしまい、実用的ではないという問題点があった。
して目の疲れを癒すためのメガネとして、上記の如く、
蝶芯全体を磁石にすると、ノーズパッド本体を型形成す
る際に、型成形するための金型の蝶芯を固定する部分と
は別の場所に蝶芯が吸着し、これが原因で蝶芯を金型に
正確に位置決めすることができず、これが原因で磁気入
りノーズパッドの製造ができないという問題点があっ
た。また、蝶芯を永久磁石に成り得る材料のみで製造し
ようとすると、製造の際に破損することが多く、製造が
困難であるという問題点が生じる。また、この問題点を
解決するために、硬度がある磁性体を使用することも考
えられるが、これらは着磁した後、比較的早期に消磁し
てしまい、実用的ではないという問題点があった。
【０００４】本発明は、上記従来のメガネ用ノーズパッ
ド及びその製造方法の問題点に鑑み、目の周りの血行を
促進して目の疲れを癒すための磁気入りメガネにおい
て、スムーズにかつ容易に製造することができるととも
に、磁性を保持することが可能であるメガネ用ノーズパ
ッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
ド及びその製造方法の問題点に鑑み、目の周りの血行を
促進して目の疲れを癒すための磁気入りメガネにおい
て、スムーズにかつ容易に製造することができるととも
に、磁性を保持することが可能であるメガネ用ノーズパ
ッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のメガネ用ノーズパッドは、金属材料から成
り、メガネフレーム接合部を有する第１部材と、永久磁
石に成り得る材料からなる第２部材とが、感熱性のある
接着材を介し衝合して成る蝶芯と、型成形により該蝶芯
のメガネフレーム接合部を除いた部分を埋め込んである
ノーズパッド本体とからなり、該第２部材を着磁してあ
ることを特徴とする。上記蝶芯の外側全体にメッキを施
しているとよい。また、上記永久磁石に成り得る材料と
して、硬質フェライトを使用していると最適である。さ
らに、上記ノーズパッド本体をプラスチック成形によっ
て型成形しているとよい。
に本発明のメガネ用ノーズパッドは、金属材料から成
り、メガネフレーム接合部を有する第１部材と、永久磁
石に成り得る材料からなる第２部材とが、感熱性のある
接着材を介し衝合して成る蝶芯と、型成形により該蝶芯
のメガネフレーム接合部を除いた部分を埋め込んである
ノーズパッド本体とからなり、該第２部材を着磁してあ
ることを特徴とする。上記蝶芯の外側全体にメッキを施
しているとよい。また、上記永久磁石に成り得る材料と
して、硬質フェライトを使用していると最適である。さ
らに、上記ノーズパッド本体をプラスチック成形によっ
て型成形しているとよい。
【０００６】また、メガネ用ノーズパッドの製造方法
は、蝶芯衝合工程、ノーズパッド本体成形工程、及び着
磁工程の順からなり、該蝶芯衝合工程において、金属材
料から成り、メガネフレーム接合部を有する第１部材
と、永久磁石に成り得る材料からなる第２部材とから成
る蝶芯の該第１部材と第２部材との間に、感熱性のある
接着材を介して、該第１部材と第２部材とを衝合して蝶
芯を構成し、該ノーズパッド本体成形工程において、該
蝶芯のメガネフレーム接合部を金型内に位置決めして、
該金型にノーズパッド本体の原料を流し込んで型成形
し、該第１部材と第２部材とを該接着材により熱接合す
るとともに、該蝶芯のメガネフレーム接合部分を除いた
部分を埋め込んでノーズパッド本体を型形成して、ノー
ズパッドを成形し、該着磁工程において、該ノーズパッ
ドの、蝶芯の第２部材を着磁することを特徴とする。上
記蝶芯衝合工程において、該第１部材と第２部材とを衝
合し蝶芯を構成したのちに、該蝶芯の外側全体にメッキ
を施しているとよい。また、上記永久磁石に成り得る材
料として、硬質フェライトを使用していると最適であ
る。さらに、上記ノーズパッド本体成形工程における型
成形をプラスチックによって行っているとよい。
は、蝶芯衝合工程、ノーズパッド本体成形工程、及び着
磁工程の順からなり、該蝶芯衝合工程において、金属材
料から成り、メガネフレーム接合部を有する第１部材
と、永久磁石に成り得る材料からなる第２部材とから成
る蝶芯の該第１部材と第２部材との間に、感熱性のある
接着材を介して、該第１部材と第２部材とを衝合して蝶
芯を構成し、該ノーズパッド本体成形工程において、該
蝶芯のメガネフレーム接合部を金型内に位置決めして、
該金型にノーズパッド本体の原料を流し込んで型成形
し、該第１部材と第２部材とを該接着材により熱接合す
るとともに、該蝶芯のメガネフレーム接合部分を除いた
部分を埋め込んでノーズパッド本体を型形成して、ノー
ズパッドを成形し、該着磁工程において、該ノーズパッ
ドの、蝶芯の第２部材を着磁することを特徴とする。上
記蝶芯衝合工程において、該第１部材と第２部材とを衝
合し蝶芯を構成したのちに、該蝶芯の外側全体にメッキ
を施しているとよい。また、上記永久磁石に成り得る材
料として、硬質フェライトを使用していると最適であ
る。さらに、上記ノーズパッド本体成形工程における型
成形をプラスチックによって行っているとよい。
【０００７】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態は実施例に基づ
いて説明する。図１は本発明メガネ用ノーズパッドの斜
視図、図２は本発明メガネ用ノーズパッドの側面断面図
である。本発明メガネ用ノーズパッド１０は、蝶芯１
１、及びノーズパッド本体１６から構成されている。蝶
芯１１は第１部材１２及び第２部材１３から構成されて
おり、第１部材１２は金属材料で構成しているのに対し
て、第２部材１３は永久磁石に成り得る材料から構成し
ている。また、第１部材１２はメガネフレームと接合す
るためのメガネフレーム接合部１２Ａを設けている。第
１部材１２と第２部材１３との間には、接合するための
感熱性のある接着材１４が介しており、また、蝶芯１１
の外側全体にはメッキ１５がされている。また、ノーズ
パッド本体１６は合成樹脂で型成形されたもので、型成
形の際にノーズパッド本体１６と蝶芯１１のメガネフレ
ーム接合部１２Ａを除いた部分を埋め込んでいる。この
ように構成したノーズパッド１０において、永久磁石に
成り得る材料から構成している第２部材１３のみを着磁
する。
いて説明する。図１は本発明メガネ用ノーズパッドの斜
視図、図２は本発明メガネ用ノーズパッドの側面断面図
である。本発明メガネ用ノーズパッド１０は、蝶芯１
１、及びノーズパッド本体１６から構成されている。蝶
芯１１は第１部材１２及び第２部材１３から構成されて
おり、第１部材１２は金属材料で構成しているのに対し
て、第２部材１３は永久磁石に成り得る材料から構成し
ている。また、第１部材１２はメガネフレームと接合す
るためのメガネフレーム接合部１２Ａを設けている。第
１部材１２と第２部材１３との間には、接合するための
感熱性のある接着材１４が介しており、また、蝶芯１１
の外側全体にはメッキ１５がされている。また、ノーズ
パッド本体１６は合成樹脂で型成形されたもので、型成
形の際にノーズパッド本体１６と蝶芯１１のメガネフレ
ーム接合部１２Ａを除いた部分を埋め込んでいる。この
ように構成したノーズパッド１０において、永久磁石に
成り得る材料から構成している第２部材１３のみを着磁
する。
【０００８】図３乃至図５は本発明メガネ用ノーズパッ
ドの製造方法における蝶芯衝合工程、図６及び図７はノ
ーズパッド本体成形工程、図８は着磁工程を夫々示した
図である。蝶芯衝合工程においては、先ず、図３で示す
ように、金属材料から成り、メガネフレーム接合部１２
Ａ及び第２部材衝合部１２Ｂを有する蝶芯１１の第１部
材１２及び永久磁石に成り得る材料から構成している蝶
芯１１の第２部材１３、並びに感熱性のある接着材１４
を用意し、第１部材１２と第２部材１３との間に接着材
１４を介している。次に、図４で示すように、接着材１
４を介して、第１部材１２の第２部材衝合部１２Ｂと第
２部材１３とを衝合する。さらに、第１部材１２の第２
部材衝合部１２Ｂと第２部材１３とを接着材１４を介し
衝合して蝶芯１１を構成したら、図５で示すように、蝶
芯１１の外側全体にメッキ１５を施す。これで蝶芯衝合
工程は終了する。なお、ここで蝶芯１１の外側全体にメ
ッキ１５を施すのは、第１部材１２と第２部材１３と
を、接着材１４を介して、常温状態で衝合するので、粘
着力が比較的弱く、次のノーズパッド本体成形工程にお
いて、ノーズパッド本体１６の原料を流し込む際に、流
体圧によって分離する恐れがあるからこれを防ぐためで
ある。
ドの製造方法における蝶芯衝合工程、図６及び図７はノ
ーズパッド本体成形工程、図８は着磁工程を夫々示した
図である。蝶芯衝合工程においては、先ず、図３で示す
ように、金属材料から成り、メガネフレーム接合部１２
Ａ及び第２部材衝合部１２Ｂを有する蝶芯１１の第１部
材１２及び永久磁石に成り得る材料から構成している蝶
芯１１の第２部材１３、並びに感熱性のある接着材１４
を用意し、第１部材１２と第２部材１３との間に接着材
１４を介している。次に、図４で示すように、接着材１
４を介して、第１部材１２の第２部材衝合部１２Ｂと第
２部材１３とを衝合する。さらに、第１部材１２の第２
部材衝合部１２Ｂと第２部材１３とを接着材１４を介し
衝合して蝶芯１１を構成したら、図５で示すように、蝶
芯１１の外側全体にメッキ１５を施す。これで蝶芯衝合
工程は終了する。なお、ここで蝶芯１１の外側全体にメ
ッキ１５を施すのは、第１部材１２と第２部材１３と
を、接着材１４を介して、常温状態で衝合するので、粘
着力が比較的弱く、次のノーズパッド本体成形工程にお
いて、ノーズパッド本体１６の原料を流し込む際に、流
体圧によって分離する恐れがあるからこれを防ぐためで
ある。
【０００９】ノーズパッド本体成形工程においては、図
６で示すように、金型２１の蝶芯装入部２１Ａに蝶芯１
１のメガネフレーム接合部１２Ａを装入し位置決めし
て、金型２１と金型２２とを衝合する。衝合した金型２
１と金型２２内に、ノーズパッド本体１６の原料を流し
込み、金型２１，２２との間にある成形溝２３で、ノー
ズパッド本体１６を型形成する。この際比較的高温状態
で行うので、感熱性のある接着材１４は融けて第１部材
１２と第２部材１３とが熱接合する。また、ノーズパッ
ド本体１６の原料は蝶芯１１のメガネフレーム接合部１
２Ａを除く部分に融着する。流し込んだノーズパッド本
体１６の原料が型通りに固まると、ノーズパッド本体成
形工程は終了する。
６で示すように、金型２１の蝶芯装入部２１Ａに蝶芯１
１のメガネフレーム接合部１２Ａを装入し位置決めし
て、金型２１と金型２２とを衝合する。衝合した金型２
１と金型２２内に、ノーズパッド本体１６の原料を流し
込み、金型２１，２２との間にある成形溝２３で、ノー
ズパッド本体１６を型形成する。この際比較的高温状態
で行うので、感熱性のある接着材１４は融けて第１部材
１２と第２部材１３とが熱接合する。また、ノーズパッ
ド本体１６の原料は蝶芯１１のメガネフレーム接合部１
２Ａを除く部分に融着する。流し込んだノーズパッド本
体１６の原料が型通りに固まると、ノーズパッド本体成
形工程は終了する。
【００１０】図８は、図７で示したノーズパッド１０が
着磁されている様子を示した図である。完成したノーズ
パッド１０を、蝶芯１１の第１部材１２を上にして、搬
送しながら、永久磁石に成り得る材料から構成している
蝶芯１１の第２部材１３をコイルで構成されている電磁
石２４，２４あるいはソレノイドで着磁する。本実施例
では以上のように着磁しているが、ベルトコンベアーに
よって搬送する必要はなく、製造ロボット又は人間の手
で、一つずつ着磁台に置くなどの方法によって、着磁し
てもよい。また、着磁においても、電磁石２４，２４お
るいはソレノイドに限定されることはない。
着磁されている様子を示した図である。完成したノーズ
パッド１０を、蝶芯１１の第１部材１２を上にして、搬
送しながら、永久磁石に成り得る材料から構成している
蝶芯１１の第２部材１３をコイルで構成されている電磁
石２４，２４あるいはソレノイドで着磁する。本実施例
では以上のように着磁しているが、ベルトコンベアーに
よって搬送する必要はなく、製造ロボット又は人間の手
で、一つずつ着磁台に置くなどの方法によって、着磁し
てもよい。また、着磁においても、電磁石２４，２４お
るいはソレノイドに限定されることはない。
【００１１】なお、蝶芯１１の第２部材１３に使用する
永久磁石に成り得る材料として、フェライトを使用する
とよい。また、感熱性のある接着材１４の材料として、
感熱アクリル、エポキン又はポリエステル等を使用する
とよい。また、メッキ１５の手段としては、金色メッキ
又はクロームメッキがよい。さらに、ノーズパッド本体
１６を型成形することにおいて、金属の融点及び永久磁
石に成り得る材料の焼点温度に近い温度で行うと蝶芯１
１が融けだしたり、永久磁石に成り得る材料が燃えだし
たりする恐れがあるので、プラスチック成形が望まし
い。
永久磁石に成り得る材料として、フェライトを使用する
とよい。また、感熱性のある接着材１４の材料として、
感熱アクリル、エポキン又はポリエステル等を使用する
とよい。また、メッキ１５の手段としては、金色メッキ
又はクロームメッキがよい。さらに、ノーズパッド本体
１６を型成形することにおいて、金属の融点及び永久磁
石に成り得る材料の焼点温度に近い温度で行うと蝶芯１
１が融けだしたり、永久磁石に成り得る材料が燃えだし
たりする恐れがあるので、プラスチック成形が望まし
い。
【００１２】また、蝶芯１１がノーズパッド本体１６に
埋め込まれる点、及び第２部材１３を着磁したことによ
る効果を最大限に発揮できるようにする点を考慮して、
第１部材１２にメガネフレーム接合部１２Ａより平面積
が大きく成している第２部材衝合部１２Ｂを設けるとよ
く、第２部材衝合部１２Ｂ及び第２部材１３における厚
みを夫々略０．５ｍｍにするとよく、ノーズパッド本体
１６の厚みを略２．０ｍｍにするとよい。さらに、図示
した実施例では、蝶芯１１の第１部材１２及び第２部材
１３を方形状のものを示したが、円形状のものであって
もよい。
埋め込まれる点、及び第２部材１３を着磁したことによ
る効果を最大限に発揮できるようにする点を考慮して、
第１部材１２にメガネフレーム接合部１２Ａより平面積
が大きく成している第２部材衝合部１２Ｂを設けるとよ
く、第２部材衝合部１２Ｂ及び第２部材１３における厚
みを夫々略０．５ｍｍにするとよく、ノーズパッド本体
１６の厚みを略２．０ｍｍにするとよい。さらに、図示
した実施例では、蝶芯１１の第１部材１２及び第２部材
１３を方形状のものを示したが、円形状のものであって
もよい。
【００１３】
【発明の効果】叙上の如く本発明メガネ用ノーズパッド
及びその製造方法によれば、金属材料から成り、メガネ
フレーム接合部を有する第１部材と、永久磁石に成り得
る材料からなる第２部材とが、感熱性のある接着材を介
し衝合して成る蝶芯と、型成形によって該蝶芯のメガネ
フレーム接合部を除いた部分を埋め込んであるノーズパ
ッド本体とからなり、第２部材を着磁していることよ
り、着磁する部分は、蝶芯の第２部材のみであり、蝶芯
の第２部材はノーズパッド本体及び金属材料から成る蝶
芯の第１部材に囲まれているので、製造の際に破損する
恐れがなく、スムーズかつ安定した着磁をすることがで
きるとともに、着磁した第２部材は永久磁石となり、本
発明メガネ用ノーズパッドをメガネに取り込むことによ
り、従前製造できなかった磁気入りメガネとして提供す
ることができる。
及びその製造方法によれば、金属材料から成り、メガネ
フレーム接合部を有する第１部材と、永久磁石に成り得
る材料からなる第２部材とが、感熱性のある接着材を介
し衝合して成る蝶芯と、型成形によって該蝶芯のメガネ
フレーム接合部を除いた部分を埋め込んであるノーズパ
ッド本体とからなり、第２部材を着磁していることよ
り、着磁する部分は、蝶芯の第２部材のみであり、蝶芯
の第２部材はノーズパッド本体及び金属材料から成る蝶
芯の第１部材に囲まれているので、製造の際に破損する
恐れがなく、スムーズかつ安定した着磁をすることがで
きるとともに、着磁した第２部材は永久磁石となり、本
発明メガネ用ノーズパッドをメガネに取り込むことによ
り、従前製造できなかった磁気入りメガネとして提供す
ることができる。
【００１４】蝶芯の外側全体にメッキを施していること
により、ノーズパッド本体を成形する過程において、ノ
ーズパッド本体の原料を流し込むと、粘着力が比較的弱
い第１部材と第２部材との間にかかる流体圧等によっ
て、第１部材と第２部材とを分離することを防ぐことが
できるので、スムーズにノーズパッド本体を型成形する
ことができる。また、蝶芯の第２部材の永久磁石に成り
得る材料として、硬質フェライトを使用することより、
他の永久磁石に成り得る材料より磁性を長期間保持する
ことができるので、磁気入りメガネとしての実用性がよ
り増す。さらに、ノーズパッド本体を型成形する際に、
蝶芯の形を変形させることなく、また接着材が融けて粘
着力が増すようにするために、蝶芯の融点より融点が低
く、接着材の融点より融点が高いプラスチックでノーズ
パッド本体を型成形することにより、容易にノーズパッ
ド本体を型成形することができる。
により、ノーズパッド本体を成形する過程において、ノ
ーズパッド本体の原料を流し込むと、粘着力が比較的弱
い第１部材と第２部材との間にかかる流体圧等によっ
て、第１部材と第２部材とを分離することを防ぐことが
できるので、スムーズにノーズパッド本体を型成形する
ことができる。また、蝶芯の第２部材の永久磁石に成り
得る材料として、硬質フェライトを使用することより、
他の永久磁石に成り得る材料より磁性を長期間保持する
ことができるので、磁気入りメガネとしての実用性がよ
り増す。さらに、ノーズパッド本体を型成形する際に、
蝶芯の形を変形させることなく、また接着材が融けて粘
着力が増すようにするために、蝶芯の融点より融点が低
く、接着材の融点より融点が高いプラスチックでノーズ
パッド本体を型成形することにより、容易にノーズパッ
ド本体を型成形することができる。
【図１】本発明メガネのノーズパッドの斜視図である。
【図２】図１の側面断面図である。
【図３】本発明メガネのノーズパッドの第一製造工程を
示す側面断面図である。
示す側面断面図である。
【図４】本発明メガネのノーズパッドの第二製造工程を
示す側面断面図である。
示す側面断面図である。
【図５】本発明メガネのノーズパッドの第三製造工程を
示す側面断面図である。
示す側面断面図である。
【図６】本発明メガネのノーズパッド本体を成形をする
状態を示す側面断面図である。
状態を示す側面断面図である。
【図７】本発明メガネのノーズパッド本体を成形をした
状態を示す側面断面図である。
状態を示す側面断面図である。
【図８】本発明メガネのノーズパッドの製造方法におけ
る着磁をしている状態を示す平面図である。
る着磁をしている状態を示す平面図である。
１０ ノーズパッド １１ 蝶芯 １２ 第１部材 １２Ａ メガネフレーム接合部 １２Ｂ 第２部材衝合部 １３ 第２部材 １４ 接着材 １５ メッキ １６ ノーズパッド本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G02C 5/12
Claims (8)
- 【請求項１】 金属材料から成り、メガネフレーム接合
部を有する第１部材と、永久磁石に成り得る材料からな
る第２部材とが、感熱性のある接着材を介し衝合して成
る蝶芯と、型成形により該蝶芯のメガネフレーム接合部
を除いた部分を埋め込んであるノーズパッド本体とから
なり、該第２部材を着磁してあることを特徴とするメガ
ネ用ノーズパッド。 - 【請求項２】 上記蝶芯の外側全体にメッキを施してい
る請求項１記載のメガネ用ノーズパッド。 - 【請求項３】 上記永久磁石に成り得る材料として、硬
質フェライトを使用している請求項１又は２記載のメガ
ネ用ノーズパッド。 - 【請求項４】 上記ノーズパッド本体をプラスチック成
形によって型成形している請求項１乃至３のいずれかに
記載のメガネ用ノーズパッド。 - 【請求項５】 蝶芯衝合工程、ノーズパッド本体成形工
程、及び着磁工程の順からなり、 該蝶芯衝合工程において、金属材料から成り、メガネフ
レーム接合部を有する第１部材と、永久磁石に成り得る
材料からなる第２部材とから成る蝶芯の該第１部材と第
２部材との間に、感熱性のある接着材を介して、該第１
部材と第２部材とを衝合して蝶芯を構成し、 該ノーズパッド本体成形工程において、該蝶芯のメガネ
フレーム接合部を金型内に位置決めして、該金型にノー
ズパッド本体の原料を流し込んで型成形し、該第１部材
と第２部材とを該接着材により熱接合するとともに、該
蝶芯のメガネフレーム接合部分を除いた部分を埋め込ん
でノーズパッド本体を型形成して、ノーズパッドを成形
し、 該着磁工程において、該ノーズパッドの蝶芯の第２部材
を着磁することを特徴とするメガネ用ノーズパッドの製
造方法。 - 【請求項６】 上記蝶芯衝合工程において、該第１部材
と第２部材とを衝合し蝶芯を構成したのちに、該蝶芯の
外側全体にメッキを施している請求項５記載のメガネ用
ノーズパッドの製造方法。 - 【請求項７】 上記永久磁石に成り得る材料として、硬
質フェライトを使用している請求項５又は６記載のメガ
ネ用ノーズパッドの製造方法。 - 【請求項８】 上記ノーズパッド本体成形工程における
型成形をプラスチックによって行っている請求項５乃至
７のいずれかに記載のメガネ用ノーズパッドの製造方
法。
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