JP3016185U - 防音型エンジン駆動作業機 - Google Patents

防音型エンジン駆動作業機

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JP3016185U
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和政 大倉
正二 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電機と外部作業機を一か所で集中して制御
でき、しかも管理・運搬・配置が容易な防音型エンジン
駆動作業機を提供する。 【構成】一の防音ケース12内にエンジン駆動発電機1
8、エンジン16及びこれらの駆動を制御する発電機制
御盤20を収納するとともに、外部作業機の駆動を制御
する作業機駆動制御盤22を同一のケース内に収納・配
置し、この作業機駆動制御盤22を介して外部作業機に
電力を供給すると共に外部作業機の運転状況を開閉扉の
窓部を介して計器類を目視確認しながら制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外部作業機に電力を供給すると共に、該外部作業機の駆動を制御可 能な防音型エンジン駆動作業機に関し、例えば、水害等の緊急時に使用される緊 急排水ポンプや、水利事業の際、河川の水の汲み上げに使用されるポンプに電力 を供給し、かつ、これらのポンプの駆動を制御可能な防音型のエンジン駆動作業 機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、河川の増水等による水害時の緊急排水作業や、河岸整備等の水 利事業を行う際に河川より水を汲み上げる作業は、エンジン66及びエンジン駆 動発電機68及び前記エンジン66とエンジン駆動発電機68の駆動を制御する 発電機制御盤70よりなる発電装置62を動力源となし、この発電装置62にポ ンプ36の駆動を制御するポンプの操作盤72を接続し、該ポンプの操作盤72 に接続盤74を接続し、さらにこの接続盤74にポンプ36を接続して該ポンプ 36を駆動させることにより行われていた(図6参照)。
【0003】 そのため、水害等の災害時の緊急内水対策や、水利事業を行う際には、ポンプ 36、接続盤74、操作盤72、発電装置62をそれぞれ作業現場に搬入し、発 電装置62、操作盤72、ポンプ36、及び前記操作盤72とポンプ36間の電 気回路を中継接続する接続盤74をそれぞれ配線ケーブルで接続して排水施設を 形成していた。
【0004】 そして、かかる内水対策や水利事業の終了等による排水施設の移動に際しても 、前記それぞれの装置を接続していた配線ケーブルをそれぞれの装置から取り外 し、各装置毎に搬出していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 前記従来の排水施設にあっては、前述の通り各装置はそれぞれ別々に構成され ているので、各装置の搬入・搬出に際しては、各装置毎に運搬作業を必要とし、 極めて煩雑であると共に、その運搬、撤去費用が膨大なものとなっていた。
【0006】 また、各装置は別々に構成されているため、その設置に広い敷地を要し、その ため各装置が設置される広い敷地内を整備する必要があり、極めて非経済的であ る。
【0007】 さらに、前記の各種装置を移動する場合、各装置は別々であるので、トラック 等への積み込み、積み下ろし作業等、その搬出入作業も各装置毎に別々に行う必 要があり、極めて煩雑であるばかりでなく、かかる作業に多大なコストがかって いた。
【0008】 また、ポンプ等の外部作業機を駆動するためには、発電装置62と操作盤72 をケーブルで接続する必要があり、緊急時の作業においては迅速な対応が行えな いばかりか、発電装置62と操作盤72の接続に使用されているケーブルは、作 業現場の地上に這わせてあるので、作業に際して該ケーブルが邪魔であるばかり か、かかるケーブルの損傷による漏電等に伴う事故の虞もあった。
【0009】 加えて、発電装置62の制御を行う発電機の制御盤70、ポンプ36の駆動を 制御する操作盤72はそれぞれ別の装置として別々に配置されているので、発電 装置の制御、ポンプ等の外部作業機の制御はそれぞれ別の場所で行う必要があり 、一か所で集中していずれの制御をも行うことはできなかった。そのため、発電 機の制御盤70、ポンプ36の駆動を制御する操作盤72を別々に構成した排水 設備の使用に際しては、この2つの装置間を何度も往復しなければならず、発電 装置62内に配置された制御盤70と操作盤72を相互に調整し、発電装置62 及びポンプ36の駆動状態をいずれも最適な状態とすることは極めて困難であっ た。
【0010】 そこで、本考案の目的は、同一の防音ケース内にエンジン、エンジン駆動発電 機、及びこれらの駆動を制御する発電機制御盤を収納するとともに、外部作業機 例えば、上述ポンプの駆動を制御する作業機駆動制御盤を同一のケース内に収納 ・配置することで、従来別々の装置であった発電機と操作盤を一の装置として管 理・運搬・配置することが可能であり、設置スペースを狭小とすることができる と共に、各装置を配線接続する手間が省略でき、さらに、各装置の操作を1の装 置に設けられた操作パネル上の操作により可能とすることで、排水設備全体を一 か所で集中して制御できる防音型エンジン駆動作業機を提供することを目的とす る。
【0011】 また、本発明の別の目的は、前記操作パネル上に設けられた計器類を防音ケー スの外部より透視可能に構成することで、各機器の作動状況を扉等を開放するこ となく確認可能な防音型エンジン駆動作業機を提供することを目的とする。
【0012】 さらに、本考案の別の目的は、防音型エンジン駆動作業機を軽量化することに より、運搬・設置作業の便に優れた防音型エンジン駆動作業機を提供することに ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のエンジン駆動作業機は、防音ケース14 内にエンジン16、エンジン駆動発電機18及びこれらの駆動を制御する発電機 制御盤20を収納し、外部作業機36の駆動を制御する作業機駆動制御盤22を 介して外部作業機36と配線接続して成る防音型エンジン駆動発電機を備え、前 記作業機駆動制御盤22を前記発電機制御盤20に並設して前記防音ケース14 内に配置し、前記発電機制御盤20及び作業機駆動制御盤22に、該各制御盤2 0,22の計器類を備える操作パネル24,26を形成し、この各操作パネル2 4,26を前記防音ケースの側壁面に形成された壁孔28(28a,28b)に 臨み配置すると共に、この壁孔28(28a,28b)に該壁孔28(28a, 28b)を被蓋可能な開閉扉30(30a,30b)を設け、前記開閉扉30( 30a,30b)の、少なくとも前記計器類と対向する位置に透明体でなる窓部 (301,302,303)を設け、操作パネル24,26上の計器類50を外 部より透視可能と成すと共に、前記作業機駆動制御盤22に配線ケーブル34を 接続する接続コネクタ32を前記防音ケース14の側壁面に配置したことを特徴 とする。
【0014】 前記発電機制御盤20に形成された操作パネル24と、作業機駆動制御盤22 に形成された操作パネル26は、防音ケース14の同一側壁面に形成された壁孔 28(28a,28b)内に配置することとすれば好適であり、例えば、防音ケ ース14の前面側壁40に2の壁孔28a,28bを形成し、1の壁孔28aに 発電機制御盤20に形成された操作パネル24を、他の壁孔28bに作業機駆動 制御盤22に形成された操作パネル26をそれぞれ配置する。
【0015】 さらに、前記接続コネクタ32を作業機駆動制御盤22に一体的に設けると共 に、前記接続コネクタ32を前記防音ケース14の側壁面に形成された壁孔28 (28c)内に配置し、この壁孔28(28c)を被蓋可能な開閉扉30(30 c)を配設すると共に、該開閉扉30(30c)に前記接続コネクタ32に接続 された配線ケーブル34を挿通可能な開口部33を設けることもでき、例えば、 前記接続コネクタ32の配置された壁孔30cは、防音ケース14の右側壁42 に形成する。
【0016】 なお、前記作業機駆動制御盤22は、複数の外部作業機に接続可能に構成する こともでき、また、前記防音ケース14の前記開閉扉及び外壁の少なくとも全面 積の1/2以上をアルミニウム部材により形成することもできる。
【0017】 さらに、より詳細には、前記防音型エンジン駆動作業機12に接続される外部 作業機をポンプ36とすれば、上述の水害時等に用いて好適である。
【0018】
【作用】 一の防音ケース14内にエンジン16、エンジン駆動発電機18、発電機制 御盤20、及び外部作業機たるポンプ36の駆動を制御する作業機駆動制御盤2 2を収納・配置した本願の防音型エンジン駆動作業機12は、前記作業機駆動制 御盤22に設けた配線コネクタ32が防音ケース14の右側壁42に形成された 壁孔28cに臨み配置され(図4参照)、前記壁孔28cを被蓋する開閉扉30 cを開放して、前記配線コネクタ32に配線ケーブル34を接続し、この配線ケ ーブル34を接続盤38を介して外部作業機であるポンプ36に接続する。開閉 扉30a,30bを開放して、防音ケース14の前面側壁40に形成された壁孔 28a,28bに臨み配置された前記発電機制御盤20及び作業機駆動制御盤2 2の操作パネル24,26上のスイッチの操作により、エンジン16、エンジン 駆動発電機18及び外部作業機たるポンプ36の駆動を開始し、制御する(図2 参照)。
【0019】 外部作業機たるポンプ36に接続された防音型エンジン駆動作業機12は、発 電機制御盤20上の操作パネル24に設けられたスタータスイッチ等のスイッチ の操作により、防音ケース14内に配置されたエンジン16が始動し、該エンジ ン16の駆動により、エンジン駆動発電機18が駆動されて発電が開始される。
【0020】 防音ケース14内では、前記エンジン駆動発電機18は作業機駆動制御盤22 に接続されており、該作業機駆動制御盤22を介して、作業機駆動制御盤22に 設けられた配線コネクタ32及びこれに接続された配線ケーブル34及び接続盤 38を介して外部作業機たるポンプ36に電力が供給されると共に、窓部301 ,302,303により計器類を目視しながら作業機駆動制御盤22に設けられ た操作パネル26上のスイッチ類の操作により、ポンプ36の駆動制御が行われ る。
【0021】
【実施例】
次に、実施例につき図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0022】 図1は、本考案の防音型エンジン駆動作業機の使用状態を示す概略図であり、 12は、防音型エンジン駆動作業機を示す。
【0023】 この防音型エンジン駆動作業機12は、本実施例では、河川等の支流の水を汲 み出して、これを鋼管を介して本流に排水するためのポンプ36に電力を供給し 、かつ、このポンプ36の駆動を制御するために使用している。
【0024】 以下、本考案の防音型エンジン駆動作業機12をかかる河川の排水作業に使用 する実施例について説明するが、本考案の防音型エンジン駆動作業機12の用途 は、以下の実施例に限定されない。
【0025】 防音型エンジン駆動作業機12は、図2及び図3に示すように、防音ケース1 4を備え、本実施例ではこの防音ケース14を一例として、高さ2,400mm ×幅1, 700mm ×長さ6,465mm に形成し、また、防音型エンジン駆動作業機12の軽量化 を図るべく、前記防音ケース14の開閉扉及び外壁等をアルミニウム部材にて形 成している。
【0026】 この防音ケース14内には、エンジン16、エンジン駆動発電機18及びこの エンジン16とエンジン駆動発電機18の駆動制御を行うための発電機制御盤2 0が配置されている。
【0027】 さらに、この防音型ケース14内には、前記エンジン駆動発電機18に接続さ れ、エンジン駆動発電機18により発電された電力を外部作業機36に出力する と共に、この外部作業機36の駆動を制御する作業機駆動制御盤22が収納され ている。
【0028】 この発電機制御盤20及び作業機駆動制御盤22は、後述するそれぞれ回転計 や表示ランプ等の計器類や各種のスイッチ類を備えた操作パネル24,26を備 え(図5参照)、この発電機制御盤20の操作パネル24及び作業機駆動制御盤 22の操作パネル26は、図2に示すようにいずれも前記防音型ケース14の前 面側壁40に、相互に近接して形成された壁孔28a,28b内に配置されてい る。したがって、エンジン16及びエンジン駆動発電機18の制御と、ポンプ3 6の制御は、いずれも防音型ケース14の前面側壁40に形成された壁孔28a ,28bを介して操作パネル24,26上のスイッチ類を操作することによって 一か所で集中して制御することができる。
【0029】 前記発電機制御盤20の操作パネル24には、電流計、水温計、油温計、油圧 計、燃料計、回転計、エンジン16及び発電機18の運転状態を表示する表示ラ ンプ等の各種計器類、及びスタータスイッチ、アイドルスイッチ、速度ノブ、バ ッテリースイッチ等、エンジン16及びエンジン駆動発電機18の制御に必要な スイッチ類が配置されており、また、作業機駆動制御盤22には、電流計、電圧 計及び作業機駆動制御盤22の運転状態を表示する表示ランプ等の計器類及び出 力調整用スイッチ等のポンプの駆動制御に必要なスイッチ類が配置されている。
【0030】 さらに、前記作業機駆動制御盤22には、作業機駆動制御盤22に配線ケーブ ル34を接続するための接続コネクタ32が設けられており、図4に示すように 、この接続コネクタ32を防音型ケース12の右側壁42に設けられた壁孔28 c内に配置している。この壁孔28cには、該壁孔28cを被蓋する開閉扉30 cが設けられており、この開閉扉30を開放して前記接続コネクタ32に配線ケ ーブル34を接続し、この配線ケーブルを接続盤38を介してポンプ36と接続 してポンプ36に対する電力の供給及び駆動制御を行う。
【0031】 なお、本実施例では、1の作業機駆動制御盤22に2機のポンプ36に接続可 能な数の接続コネクタ32を設け、また、前記接続コネクタ32に接続された2 機のポンプ36をそれぞれ制御可能に構成し、1の作業機駆動制御盤により2機 のポンプの集中制御を可能にしている。
【0032】 前記各制御盤20,22上に設けられた操作パネル24,26の配置された壁 孔28a,28bは、それぞれ開閉扉30a,30bにより被蓋されており、こ の開閉扉30a,30bを開放することによって前記操作パネル24,26を操 作可能に構成されている。
【0033】 この、操作パネル24,26上を被蓋している開閉扉30a,30bの一部で あって、開閉扉30a,30bの閉塞時、前記開閉扉30a,30bが操作パネ ル24,26上に設けられた各種計器類と対向する位置は、透明ガラス板や透明 アクリル等のプラスチック板などの透明体により内部を透視可能に構成した窓部 301,302,303をそれぞれ設け、内部に配置された各種計器類を開閉扉 30を開放することなく視認可能に構成している。このように、操作パネル24 ,26上に配置された計器類を開閉扉30を開放することなく外部より視認可能 とすることにより、開閉扉30の開放に伴って防音ケース14内に生じた騒音が 防音ケース14外に漏れることを防止できると共に、雨天時等に開閉扉30を開 放して内部の計器類を確認することにより生じる計器類、スイッチ類の濡れや、 これに伴う装置の故障、漏電による事故の発生を防止でき、さらには計器類、ス イッチ類の寿命を延ばすことがでる。なお、前記開閉扉30a,30bは、前述 のように操作パネル24,26上に設けられた計器類の配置位置に対応する部分 のみ透明の窓部と成すこともできるが、開閉扉30a,30b全体をガラス板や 透明アクリル板等で構成して開閉扉30a,30bの全面を透明とすることもで きる。このように、開閉扉30a,30b全面を透明とすることにより、各種計 器類の他、各種スイッチ類の切替え状態(例えばON/OFF状態)等、開閉扉 30a,30bにより被蓋された操作パネル24,26全体が、開閉扉30a, 30bを開放することなく外部より確認可能となり便利である。
【0034】 なお、前記接続コネクタ32の設けられた壁孔28cを被蓋する開閉扉30c には、前記接続コネクタ32に接続された配線ケーブル34を開閉扉30cを閉 じた状態で防音ケース14外に延出可能とするために、開閉扉30cに配線ケー ブル34を挿通可能な開口部33を形成している(図4参照)。従って、防音型 エンジン駆動作業機12の作動に際し、前記接続コネクタ32に配線ケーブル3 4を接続した場合であっても、該配線ケーブル34の存在により前記開閉扉30 cが開放状態とされることなく、装置の作動中、同開閉扉30cは常に閉じた状 態として使用することができ、開閉扉30cの開放による騒音の漏れや、接続コ ネクタ32と配線ケーブル34の連結部分が雨水等によって濡れることにより生 じる漏電等の事故を防止することができる。
【0035】 このように形成された防音型エンジン駆動作業機12は、外部作業機の駆動を 制御する操作盤と、エンジン、エンジン駆動発電機よりなる発電装置とを別体と して形成した従来の装置に比較し、軽量化を図ることができた。
【0036】 因みに、従来の高揚程の発電装置及び操作盤の重量は、両装置の合計重量が 8,950kg であったが、前記実施例の防音型エンジン駆動作業機にあっては、その 重量を7,840kg に減少させることができた。そのため、従来の装置の搬出入にあ っては、10t 車を使用する必要があったが、本実施例の防音型エンジン駆動作 業機12は、8t 車での運搬が可能であり、運送にかかる費用が低減できると共 に、狭い河岸等への搬入も可能となる。
【0037】 このように構成された防音型エンジン駆動作業機12の作動は、先ず、防音ケ ース14の右側壁42に形成された壁孔28cを被蓋する開閉扉30cを開放し 、前記壁孔28c内に配置されている、作業機駆動制御盤22の接続コネクタ3 2に接続したケーブルで接続盤38を介してポンプ36を接続する。そして、次 に開閉扉30aを開放して壁孔28a内に配置された発電機制御盤20の操作パ ネル上に配設されたスイッチを操作すると、前記発電機制御盤20により制御さ れているエンジン16が始動する。このエンジン16の出力軸は、同様に防音ケ ース12内に収納されているエンジン駆動発電機18に接続されており、このエ ンジン16の始動により、前記エンジン駆動発電機18が駆動され、発電が行わ れる。
【0038】 このようにして、エンジン16によるエンジン駆動発電機18の駆動により発 電を開始すると、この発電された電力は、前記発電機18に接続された作業機駆 動制御盤22に供給され、この作業機駆動制御盤22を介して外部作業機たるポ ンプ36に供給される。
【0039】 そして、壁孔28bを被蓋する開閉扉30bを開放し、壁孔28b内に配置さ れた、作業機駆動制御盤22の操作パネル26上に配置された計器類を見ながら 、必要に応じ、同様に操作パネル26上に配置された各種スイッチ類を調整して ポンプ36を制御する。
【0040】 このように、ポンプ36の制御は、作業機駆動制御盤22の操作パネル26上 に配置されたスイッチ類の操作により行われる。
【0041】 前述のように、各制御盤20,22の操作パネル24,26上のスイッチ類を 調整してエンジン16、エンジン駆動発電機18及びポンプ36の安定した作動 状態が得られると、各スイッチ類を該位置で固定して前記操作パネル24,26 の配置された壁孔28a,28bを開閉扉30a,30bにより被蓋する。
【0042】 その後、定期的にエンジン16運転状態、エンジン駆動発電機18の作動状態 、電力の出力状態を前記操作パネル24,26上に設けられた計器類を確認する ことにより行うが、かかる目視確認は、窓部301,302,303を通して開 閉扉30a,30bの外部より行うことができる。
【0043】 そして、作業が終了すると作業機駆動制御盤22からの出力を停止してポンプ 36の駆動を停止し、その後エンジン16の駆動を停止して発電を終了する。
【0044】 なお、前記作業機駆動制御盤22には、河川中に配置された水位計と連動して 、電力の供給・停止を自動制御するような回路を設けることも可能である。かか る回路を設けることにより、河川の水位の変化に連動して、自動でポンプ36の 制御を行うよう構成すれば、水位を監視しながら作業機駆動制御盤22の操作を 行う必要がない。
【0045】
【効果】
以上のように構成された本考案の防音型エンジン駆動作業機は、以下の顕著な 効果を有する。
【0046】 (1)同一の防音ケース内にエンジン、エンジン駆動発電機、及びこれらの駆動 を制御する発電機制御盤を収納すると共に、外部作業機の駆動を制御する作業機 駆動制御盤を同一のケース内に収納・配置することで、複数の機器を一の装置と して管理・運搬・配置することが可能であり、設置スペースを狭小とすることが できると共に、同一のケース内に収納・配置された前記各装置を予め配線接続し ておくことにより、これら各装置を配線接続する必要がなく、さらに、各装置の 操作を1の装置の操作により可能とすることで、各装置を一か所で集中して制御 できる防音型エンジン駆動作業機を提供することができた。
【0047】 (2)また、発電機制御盤及び作業機駆動制御盤の操作パネルをケースの外部よ り透視可能な開閉扉を有する壁孔内に配置することで、各機器の作動状況を開閉 扉を開放することなく確認可能な防音型エンジン駆動作業機を提供することがで きた。
【0048】 (3)さらに、防音型エンジン駆動作業機を軽量化することにより、運搬・設置 作業の便に優れた防音型エンジン駆動作業機を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】防音型エンジン駆動作業機の使用状態を示す概
略図。
【図2】防音型エンジン駆動作業機の正面図。
【図3】防音型エンジン駆動作業機の平面図。
【図4】防音型エンジン駆動作業機の右側面図。
【図5】図2の操作パネル部分の要部拡大図。
【図6】従来の発電装置の使用状態を示す概略図。
【符号の説明】
12 防音型エンジン駆動作業機 14 防音ケース 16 エンジン 18 エンジン駆動発電機 20 発電機制御盤 22 作業機駆動制御盤 24 操作パネル(発電機制御盤の) 26 操作パネル(作業機駆動制御盤の) 28a,28b,28c 壁孔 30a,30b,30c 開閉扉 301,302,303 窓部 32 接続コネクタ 33 開口部 34 配線ケーブル 36 ポンプ(外部作業機) 38 接続盤 40 前面側壁 42 右側壁 50 計器類 62 発電装置 66 エンジン 68 エンジン駆動発電機 70 発電機制御盤 72 操作盤(ポンプの) 74 接続盤

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防音ケース内にエンジンと、エンジン駆
    動の発電機及びこれらの駆動を制御する発電機制御盤を
    収納し、外部作業機の駆動を制御する作業機駆動制御盤
    を介して外部作業機と配線接続して成る防音型エンジン
    駆動発電機を備え、 前記作業機駆動制御盤を前記発電機制御盤に並設して前
    記防音ケース内に配置し、 前記発電機制御盤及び作業機駆動制御盤は、該各制御盤
    の計器類を備える操作パネルを有し、この各操作パネル
    を前記防音ケースの側壁面に形成された壁孔内に配置す
    ると共に、この壁孔に該壁孔を被蓋可能な開閉扉を設
    け、 前記操作パネル上の計器類を外部より透視可能と成すよ
    う前記開閉扉の少なくとも前記計器類と対向する位置に
    透明体でなる窓部を設けると共に、 前記作業機駆動制御盤に配線ケーブルを接続する接続コ
    ネクタを前記防音ケースの側壁面に配置したことを特徴
    とする防音型エンジン駆動作業機。
  2. 【請求項2】 発電機制御盤に形成された操作パネル
    と、作業機駆動制御盤に形成された操作パネルが防音ケ
    ースの同一側壁面に形成された壁孔内に隣接して配置さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の防音型エンジ
    ン駆動作業機。
  3. 【請求項3】 前記接続コネクタを作業機駆動制御盤に
    一体的に設けると共に、前記接続コネクタを前記防音ケ
    ースの側壁面に形成された壁孔内に配置し、この壁孔を
    被蓋可能な開閉扉を配設すると共に、該開閉扉に前記接
    続コネクタに接続された配線ケーブルを挿通可能な開口
    部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の防音
    型エンジン駆動作業機。
  4. 【請求項4】 前記防音ケースの開閉扉及び外壁の少な
    くとも全面積の1/2以上がアルミニウム部材により形
    成されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1
    項記載の防音型エンジン駆動作業機。
  5. 【請求項5】 前記外部作業機は、ポンプであることを
    特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の防音型エン
    ジン駆動作業機。
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