JP2021059926A - ブローアウトパネル閉止システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本来の電力源を喪失しても閂装置を駆動することができるブローアウトパネル閉止システムを提供する。【解決手段】建屋の開口部を開閉するブローアウトパネル閉止装置と、ブローアウトパネル閉止装置に閂をかける閂装置21と、閂装置21を駆動して閂を開閉する第2駆動装置23と、パワーセンタからの電力で動作し、第2駆動装置23を駆動する駆動源となる第2モータ34と、第2駆動装置23を駆動する駆動源となる第3モータ41と、第3モータ41と電力供給ライン42で接続され第3モータ41の電力源となる電池43とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、ブローアウトパネル閉止システムに関する。
本技術分野の背景技術として、特許第6494850号公報(特許文献1)がある。この公報には、建屋に配置されたブローアウトパネルが開放された後の開口部を開閉板で塞ぐ技術について開示されている(特許請求の範囲参照)。
特開第6494850号公報
ブローアウトパネル閉止装置は、原子炉建屋に複数個設けられた開口部にそれぞれ設けられている。当該開口部には、ブローアウトパネルが設けられており、当該ブローアウトパネルは原子炉建屋の内圧が高まったときに開放する。ブローアウトパネル閉止装置は、開放された当該開口部を開閉可能であり、ブローアウトパネル閉止装置が所定の閉位置や開位置にあるとき、それぞれ閂装置で閂をかけて不用意に動かないようにする。
このようなブローアウトパネル閉止装置は電動機が駆動源だが、念のため、可能性は低いものの信頼性向上のために、本来の電力源を喪失してもブローアウトパネル閉止装置の駆動に支障がないようにしておきたい。
そこで、本発明は、本来の電力源を喪失しても駆動することができるブローアウトパネル閉止システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、建屋の開口部を開閉するブローアウトパネル閉止装置と、所定の電源の電力によって前記ブローアウトパネル閉止装置を駆動する電動機と、前記電動機と電力供給ラインを介して接続され当該電動機の前記所定の電源とは別電源となる電池とを備えている。
本発明によれば、本来の電力源を喪失しても駆動することができるブローアウトパネル閉止システムを提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係るブローアウトパネル閉止システムの正面図である。 本発明の実施例1に係るブローアウトパネル閉止システムの上面図である。 本発明の実施例1に係るブローアウトパネル閉止システムのブローアウトパネル閉止装置の駆動系を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係るブローアウトパネル閉止システムのブローアウトパネル閉止装置の駆動系を示すブロック図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は、原子炉建屋の開口部を開閉するブローアウトパネル閉止システムの正面図であり、図2は、同上面図である。原子炉建屋の例えば外壁100(二次格納容器(以下、同様))には、開口部101が形成されている。開口部101は外壁100の複数個所に設けられていて、各開口部101にはブローアウトパネル閉止システム1が設置されている。ブローアウトパネル閉止システム1は、ブローアウトパネル閉止装置11を備えている。ブローアウトパネル閉止装置11は、開口部101に設けられている図示しないブローアウトパネル(BOP)が原子炉建屋の内圧が高まって開放した後に、開いている開口部101を閉止する装置である。ブローアウトパネル閉止装置11は、例えば縦長長方形の扉であり、原子炉建屋内から視てブローアウトパネル閉止装置11の右端部の上下(図1)はそれぞれ蝶番12によって外壁100の外側の面に扉枠102を介して取り付けられている。そして、ブローアウトパネル閉止装置11は、蝶番12によって開閉自在であり、閉じたときは開口部101を閉止する。ブローアウトパネル閉止装置11の例えば下側の蝶番12には、所定の連結機構で構成され、ブローアウトパネル閉止装置11を開閉駆動する第1駆動装置13を介して第1モータ14が連結しており、この第1モータ14の駆動によってブローアウトパネル閉止装置11は開閉する。
ブローアウトパネル閉止装置11の原子炉建屋の内側から視た左側の面には(図1)、閂装置21が設けられている。閂装置21はブローアウトパネル閉止装置11の中間高さから上下にそれぞれ延びる2本の閂ピン22を備えている。2本の閂ピン22の基端部は、ブローアウトパネル閉止装置11に設けられた第2駆動装置23に連結されている。第2駆動装置23は、その動作によって、上側の閂ピン22を下降し、下側の閂ピン22が上昇させる。あるいは、第2駆動装置23は、その動作によって、上側の閂ピン22を上昇させ、下側の閂ピン22を下降させる。第2駆動装置23周辺の機構や動作の詳細については後記する。
外壁100の内面に設けられた扉枠102において、ブローアウトパネル閉止装置11を閉じたときに2本の閂ピン22における先端部の上下に位置する部位には、それぞれ閂ブロック24が設けられている。第2駆動装置23が駆動して、上側の閂ピン22が上昇し、下側の閂ピン22が下降すると、各閂ピン22の先端部がそれぞれ閂ブロック24に挿入されて、ブローアウトパネル閉止装置11に閂がかかる。第2駆動装置23が駆動して、上側の閂ピン22が下降し、下側の閂ピン22が上昇すると、各閂ピン22の先端部がそれぞれ閂ブロック24から引き抜かれて、ブローアウトパネル閉止装置11の閂が解除される。図2を参照して、ブローアウトパネル閉止装置11の符号31の位置がブローアウトパネル閉止装置11の閉位置であり、符号32の位置(2点鎖線)が開位置である。図示はしないが、開位置32においても閂ブロックが設けられていて、ブローアウトパネル閉止装置11に開位置32で閂をかけることができる。
ところで、ブローアウトパネル閉止装置11の開閉や閂装置21の駆動は後記するようにモータが駆動源だが、念のため、可能性は低いものの信頼性向上のために、本来の電力源を喪失してもブローアウトパネル閉止装置11の開閉や閂装置21の駆動に支障がないようにしておきたい。
そこで、本実施例1のブローアウトパネル閉止システム1においては、以下に説明するように本来の電力源を喪失してもブローアウトパネル閉止装置11の開閉や閂装置21の駆動を行えるようにしている。
図3は、ブローアウトパネル閉止装置の駆動系を示すブロック図である。ブローアウトパネル閉止装置11を駆動する電動機は、通常は原子炉建屋の電力供給源であり所定の電源となるパワーセンタ(図示せず)の供給する電力で駆動する。
すなわち、ブローアウトパネル閉止装置11の開閉の駆動源である第1モータ14(電動機の一例)は、電力供給ライン50を介して、パワーセンタの供給する電力で駆動する。
閂装置21の第2駆動装置23は、第2モータ34(電動機の一例)を駆動源としており、第2モータ34は、パワーセンタと電力供給ライン35で接続されていて、パワーセンタの供給する電力で通常は駆動する。第2モータ34と第2駆動装置23とは所定の連結機構33を介して連結されていて、第2モータ34の回転動力は連結機構33を介して第2駆動装置23に伝達され、第2駆動装置23は駆動される。通常は、このように第2モータ34を駆動源とし、パワーセンタの供給電力によって閂装置21は動作する。
ブローアウトパネル閉止装置11は、操作パネル46を備えており、操作パネル46は、作業者の操作によりブローアウトパネル閉止システム1を制御する装置である。第1モータ14と操作パネル46とは信号線74を介して接続されている。また、第2モータ34と操作パネル46とは信号線71を介して接続されている。作業者が操作パネル46を操作することで、信号線,74,71を介して第1モータ14、第2モータ34にそれぞれ制御信号が送信される。一般に操作パネル46はブローアウトパネル閉止装置11から遠隔(例えば数百m)の場所に設定されており、操作パネル46からの制御信号によって第1モータ14を駆動し、ブローアウトパネル閉止装置11開閉動作を遠隔操作することができる。同様に、操作パネル46によって、第2モータ34を駆動し、閂装置21を遠隔操作することができる。
一方、第3モータ41(電動機の一種)は、第2モータ34よりも小消費電力、小出力のモータであり、第2モータ34と同様に連結機構33を介して第2駆動装置23を駆動することができる。第3モータ41は、電力供給ライン42を介して、電池ホルダ47と接続されている。第3モータ41は、信号線72を介して操作パネル46と接続されている。また、第1モータ14も、電力供給ライン49を介して、電池ホルダ47と接続されている。第1モータ14及び第3モータ41と電池ホルダ47とは一般には距離が離れていて(例えば数百m)、長い電力供給ライン42,49で接続されている。電池ホルダ47と操作パネル46とは互いに近傍に設置することが好ましい。電池ホルダ47には、例えば、一次電池(使い切りの電池)又は二次電池(一回限りではなく充電を行うことにより電力を蓄えて電池として使用できるようになり、繰り返し使用することができる電池)である乾電池等の電池43が着脱自在である。
電池ホルダ47に電池43を装着し、操作パネル46を操作することで、電池43の電力は第1モータ14又は第3モータ41に供給される。具体的には、電力供給ライン49と電力供給ライン42とは電池ホルダ47から1本になっていて途中で分岐しており、その分岐点には切替スイッチ48が設けられている。切替スイッチ48と操作パネル46とは信号線73で接続されており、操作パネル46の操作によって切替スイッチ48を切り替えることによって、選択的に第1モータ14又は第3モータ41に電池ホルダ47に装着された電池43の電力を供給して駆動することができる。電池43は、市販の乾電池を複数個直列接続して用いてもよい。
電池43の供給する電力は比較的小さく、これに合わせて第3モータ41も比較的小型で比較的小さなトルクしか出力できない。そのため、連結機構33は第3モータ41の小さなトルクでも時間をかけて連結機構33を駆動することができる構成(ギア比等)となっている。第2モータ34、第3モータ41、連結機構33は、ブローアウトパネル閉止装置11に設けられている。
なお、ブローアウトパネル閉止装置11の開閉も第1モータ14のみならず、第1モータ14より小消費電力、小出力の図示しない第4モータによっても行えるようにしてもよい。この場合は、閂装置21と同様、電池43を電力源とするときは、その第4モータを駆動源としてブローアウトパネル閉止装置11の開閉を行うようにする。そして、ブローアウトパネル閉止装置11の開閉に大きなトルクを要するときは、小出力の第4モータでも時間をかけてブローアウトパネル閉止装置11の開閉ができる第1駆動装置13の構成(ギア比等)とするのが好ましい。
電力供給ライン42,49には、発電機45も接続されている。すなわち、電力供給ライン42,49の分岐する手前位置(切替スイッチ48の手前位置)と発電機45とは電力供給ライン75を介して接続されている。発電機45は手動式の発電機であって、手回しハンドルなどを取り付けて手動回転することによって発電することができる。
なお、第2モータ34と第3モータ41とは、一台のモータで兼用してもよい。
次に、本実施例1の作用効果について説明する。
ブローアウトパネル閉止装置11を動作させる緊急時においても、第1モータ14、第2モータ34にパワーセンタから電力を供給することができるときは、信号線74,72,73を介して操作パネル46から操作信号を出力することによって、第1モータ14、第2モータ34を駆動源として、ブローアウトパネル閉止装置11を閉じ(あるいは開き「)、さらには閂をかける、あるいは解除することができる。
一方、パワーセンタからの電力供給が消失しているときは、電池ホルダ47に電池43を装着し、操作パネル46を操作することで、信号線74,71,73を介して制御信号を送信することで、電池43の電力を第1モータ14や第3モータ41に供給する。これによって、第1モータ14、第3モータ41を駆動源としてブローアウトパネル閉止装置11を閉じ(あるいは開き)、さらには閂をかける、あるいは解除することができる。
なお、電池43が消耗していたりして、電池43を電力源として第1モータ、第3モータ41を駆動できないときは、発電機45を手動で駆動して発電し、第1モータ、第3モータ41を駆動するようにすればよい。
以上の手段によって、本来の電力源であるパワーセンタからの電力を喪失してもブローアウトパネル閉止装置11を駆動することができるブローアウトパネル閉止システム1を提供することができる。
また、前記のとおり、第2モータ34と第3モータ41とを一台のモータで共用してもよい。すなわち、1台のモータをパワーセンタからの電力でも電池43の電力でも駆動できる構成である。この場合は、閂装置21の駆動系の部品点数を削減して、ブローアウトパネル閉止システム1を低製造コストで製造することができる。
図4は、本実施例2に係るブローアウトパネル閉止装置11の駆動系を示すブロック図である。本実施例2において、実施例1と同一部材等は実施例1と同一の符号を用いて詳細な説明は省略する。
本実施例2が実施例1と異なるのは、まず、第1モータ14、第2モータ34及び第3モータ41の電力供給源として電池43等に代えて二次電池である蓄電池51を用いていることである。蓄電池51は、電力供給ライン55を介して図示しないパワーセンタと接続されていて、平常時には当該パワーセンタから電力供給を受けて充電する。
蓄電池51からは電力供給ライン62と電力供給ライン63とが一本になって延びていて、これは途中で電力供給ライン62と電力供給ライン63とに分岐する。この分岐点には、切替スイッチ61が設けられている。切替スイッチ61は、蓄電池51の電力を選択的に電力供給ライン62又は電力供給ライン63に供給する。電力供給ライン63は切替スイッチ61の先でさらに第2モータ34に電力を供給する電力供給ライン53と、第3モータ41に電力を供給する電力供給ライン54とに分岐する。電力供給ライン62は第1モータ14に電力を供給する。
操作パネル57は、作業者の操作によりブローアウトパネル閉止システム1を制御する装置である。第1モータ14と操作パネル57とは信号線76を介して接続されている。第2モータ34と操作パネル57とは信号線65を介して接続されている。第3モータ41と操作パネル57とは信号線66を介して接続されている。切替スイッチ61と操作パネル57とは信号線64を介して接続されている。蓄電池51と操作パネル57とは信号線77を介して接続されている。これらにより、操作パネル57は、第1モータ14、第2モータ34、第3モータ41、切替スイッチ61、蓄電池51を制御することができる。
操作パネル57は、充電制御部67、選択駆動部68、充電検出部69、駆動制御部70の機能を備えている。
充電検出部69は、蓄電池51の充電レベル(充電量の程度)を検出する。
充電制御部67は、操作パネル57の制御信号の出力によって第1モータ14、第2モータ34、第3モータ41の何れもが駆動されていないときに、前記パワーセンタから電力供給ライン55を介して供給される電力で蓄電池51を充電するように制御する。また、蓄電池51の充電レベルが所定の上限値を超えて過度に高くならないように、充電検出部69の検出値に基づいて充電レベルが当該上限値に達したときは充電を中止する制御も行う。
選択駆動部68は、第2モータ34又は第3モータ41を選択的に駆動する制御を行う。この場合、作業者は充電検出部69によって操作パネル57で蓄電池51の充電レベルを確認することができる(ディスプレイ表示される)。そこで、作業者は閂装置21を駆動させる場合に、操作パネル57を操作して、充電レベルが高かったら第2モータ34を駆動し、充電レベルが低かったら第3モータ41を駆動するようにしてもよい。
駆動制御部70は、閂装置21を駆動させるに際して、充電検出部69で検出した蓄電池51の充電レベルが予め設定された所定の基準値を上回るときは選択駆動部68により第2モータ34を駆動し、所定の基準値以下のときは第3モータ41を駆動するように制御する。充電レベルが低いときに第3モータ41を選択し、高いときに第2モータ34を選択するのは、後者が前者に比べて必要電力量が多いからである。
蓄電池51には、電力供給ライン58を介して発電機59が接続されている。発電機59は手動式の発電機である。発電機59は手回しハンドルなどを取り付けて手動回転することによって発電することができる。操作パネル57と発電機59は蓄電池51とはある程度距離の離れた位置(例えば数百m程度)に設置されている。
次に、本実施例2の作用効果について説明する。
平常時のブローアウトパネル閉止装置11を駆動する必要のないときには、蓄電池51はパワーセンタから電力供給を受けて充電される。ブローアウトパネル閉止装置11の開閉駆動や閂の駆動を行うときも、蓄電池51の充電電力で第1モータ14、第2モータ34を駆動することで行う。しかし、非常時にパワーセンタからの電源を喪失したときに、ブローアウトパネル閉止装置11を駆動する必要が生じたときは、作業者が操作パネル57を操作して、蓄電池51に充電済みの電力で第1モータ14を駆動することでブローアウトパネル閉止装置11を閉じる(あるいは開く)。また、蓄電池51に充電済みの電力で第3モータ41を駆動して閂装置21でブローアウトパネル閉止装置11に所定位置(開位置、閉位置)で閂をかける、あるいは解除する。あるいは、操作パネル57を操作して蓄電池51に充電済みの電力で第2モータ34を駆動して閂装置21でブローアウトパネル閉止装置11に閂をかけてもよい。このとき、第3モータ41と第2モータ34との選択的駆動は、作業者が充電検出部69の検出値をモニタして手動操作で行ってもよいし、駆動制御部70によって自動制御で行ってもよい。
ブローアウトパネル閉止装置11の開閉駆動を行うか、閂装置21の駆動を行うかの選択は、作業者が操作パネル57を操作することによって切替スイッチ61を切り替えて行うことができる。
また、非常時に蓄電池51の充電量が十分でなかったときは、発電機59を手動操作することにより発電して、これにより蓄電池51を充電し、この充電電力でブローアウトパネル閉止装置11を駆動することができる。
以上の手段によって、本来の電力源であるパワーセンタからの電力を喪失してもブローアウトパネル閉止装置11を駆動することができるブローアウトパネル閉止システム1を提供することができる。
また、蓄電池51の充電レベルに応じて第2モータ34か第3モータ41かを選択するので、蓄電池51の充電レベルに応じた適切なモータで閂装置21を駆動することができる。
また、これを駆動制御部70で行う場合は、蓄電池51の充電レベルに応じて第2モータ34か第3モータ41かを自動で選択するので、作業者の負担を軽減することができる。
なお、ブローアウトパネル閉止装置11の開閉駆動に使用するモータとして実施例1と同様に、第1モータ14の他に第4モータを用意して、2台のモータで前記した閂装置21で行うものと同様の制御を行うようにしてもよい。
また、前記のとおり、第2モータ34と第3モータ41とを一台のモータで共用してもよい。この場合は、閂装置21の駆動系の部品点数を削減して、ブローアウトパネル閉止システム1を低製造コストで製造することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 ブローアウトパネル閉止システム
11 ブローアウトパネル閉止装置
13 第1駆動装置
14 第1モータ(電動機)
21 閂装置
23 第2駆動装置
34 第2モータ(電動機)
41 第3モータ(電動機)
43 電池
45 発電機
47 電池ホルダ
51 蓄電池(電池、二次電池)
59 発電機
101 開口部

Claims (12)

  1. 建屋の開口部を開閉するブローアウトパネル閉止装置と、
    所定の電源の電力によって前記ブローアウトパネル閉止装置を駆動する電動機と、
    前記電動機と電力供給ラインを介して接続され当該電動機の前記所定の電源とは別電源となる電池とを備えていることを特徴とするブローアウトパネル閉止システム。
  2. 前記ブローアウトパネル閉止装置を開閉駆動する第1駆動装置と、
    前記電動機の少なくとも一つであり、前記第1駆動装置の駆動源となる第1モータとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のブローアウトパネル閉止システム。
  3. 前記ブローアウトパネル閉止装置に閂をかける閂装置と、
    前記閂装置を駆動して閂を開閉する第2駆動装置と、
    前記所定の電源で動作して前記第2駆動装置の駆動源となる第2モータと、
    前記電動機の少なくとも一つであり、前記第2駆動装置の駆動源となる第3モータとを備えていることを特徴とする請求項2に記載のブローアウトパネル閉止システム。
  4. 前記電力供給ラインに接続された電池ホルダを備え、
    前記電池ホルダは、前記電池が着脱自在であることを特徴とする至請求項3に記載のブローアウトパネル閉止システム。
  5. 前記電池は、二次電池であることを特徴とする請求項3に記載のブローアウトパネル閉止システム。
  6. 前記第2モータと前記第3モータとは同じモータであることを特徴とする請求項3に記載のブローアウトパネル閉止システム。
  7. 前記電池は、前記所定の電源に代えて前記第2モータの電力源でもあることを特徴とする請求項5に記載のブローアウトパネル閉止システム。
  8. 前記第2モータ又は前記第3モータに選択的に前記電池の電力を供給して前記第2モータ又は前記第3モータを選択的に駆動させる選択駆動部を備えていることを特徴とする請求項7に記載のブローアウトパネル閉止システム。
  9. 前記第2モータは前記第3モータよりも駆動に大きな電力を要し、
    前記電池の充電レベルを検出する充電検出部と、
    前記充電検出部で検出した前記充電レベルが予め設定された所定の基準値を上回るときは前記選択駆動部により前記第2モータを駆動し、前記所定の基準値以下のときは前記第3モータを駆動するように制御する駆動制御部とを備えていることを特徴とする請求項8に記載のブローアウトパネル閉止システム。
  10. 前記第1モータ、前記第2モータ及び第3モータを駆動していない際に前記電池に充電を行うように制御する充電制御部を備えていることを特徴とする請求項7乃至請求項9の何れかの一項に記載のブローアウトパネル閉止システム。
  11. 前記第2モータの電力源となる電力の発電を行う手動式の発電機を備えていることを特徴とする請求項4に記載のブローアウトパネル閉止システム。
  12. 前記電池の充電のための電力の発電を行う手動式の発電機を備えていることを特徴とする請求項5,7乃至10の何れかの一項に記載のブローアウトパネル閉止システム。
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