JP3015938U - ブックエンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実用性に加え、視覚的な興趣を生じさせる装
飾性も備えて、実用品としてだけではなく、例えば贈り
物などとしても供することができ、有用性に優れ商品価
値の高い斬新なブックエンドを提供する。 【構成】 台板１に対し垂直に起立して本を支えるため
の側板２に星座絵３を表わしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、立てて並置した本の側面に当てがって本の傾倒を防止するブックエ ンドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のブックエンドは、実用的な機能のみが重視され、装飾があまり施されて おらず、見て楽しむという要素が殆ど存在しなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、実用性に加え、視覚的な興趣を生じさせる装飾性も備えて、実用品 としてだけではなく、例えば贈り物などとしても供することができ、有用性に優 れ商品価値の高い斬新なブックエンドの提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のブックエンドは、台板１に対し垂直に起 立して本を支えるための側板２に星座絵３を表わしたことを特徴とする構成を採 るものである。

【０００５】 また、装飾効果をより一層高めるために、星座絵３の全体を蓄光性塗料を用い て表わすか、もしくは星座絵３の中の主要ないくつかの星の位置に蓄光性材料を 配した構成とするのが望ましい。

【０００６】

【作用】

側板２に星座絵３を表わすことによって装飾性が豊かになり視覚的な興趣が増 大することになる。

【０００７】

【実施例】 以下、図示した本考案の実施例について説明する。まず台板１は、略正方形の 金属板で、その一辺の近くの端部にその辺に平行な長孔４を穿設し、その長孔４ における台板１の中心側に位置する内縁に一定間隔で複数のヒンジ用筒部５を設 け、又、下面の四隅にそれぞれゴム製で円板状の扁平な脚６を接着している。

【０００８】 次に側板２は、縦長の長方形で、上記の台板１と同じ金属板で、その下端に外 側へ垂直に屈曲した支え板７を設け、その支え板７に上記台板１の長孔４と連通 する長孔８を設け、その長孔８の内縁で且つ側板２の下辺位置にヒンジ用筒部９ を設け、又、支え板７の下面の両端で長孔８の外側位置にそれぞれ凹部１１を設 け（図３参照）、その凹部１１にそれぞれ磁石１２を嵌入して固定している。な お、下面側に凹部１１を設けることによって、支え板７の上面にはその凹部１１ の上にそれぞれ突出部１０が生じている。

【０００９】 側板２の下辺位置に設けたヒンジ用筒部９と、台板１に設けたヒンジ用筒部５ とを一直線上に交互に配して、それらヒンジ用筒部５，９に対し一本の細い棒状 のヒンジ用芯１３を挿通することにより台板１と側板２は蝶着され、側板２は台 板１に対し回動自在となって、側板２は図３に示すように台板１の上に伏臥して 重なり合うことができ、又、図１及び図２に示すように、側板２は台板１に対し 垂直に起立することもできる。そして、側板２が起立した状態では、上記の支え 板７が台板１と重なり合い、且つ上記の磁石１２が台板１に吸着するので、側板 ２の起立姿勢が安定する。通常の使用方法では、すなわち本を支えるときは、勿 論側板２を起立して使用するが、包装状態で搬送や保管する場合は台板１の上に 伏臥させて嵩張らないようにすることができる。

【００１０】 側板２の外側面にはオリオン座の星座絵３が表わされている。この星座絵３は 紙（プラスチックフィルムなどでもよい）に印刷したものを側板２に貼付したも のであるが、直に側板２に対し印刷したり、描くことも可能である。星座絵３の 対象とする星座はオリオン座に限定するものではなく、他の任意の星座を表わす ことができる。

【００１１】 星座絵３において、その星座の中のいくつかの主要な星の位置には、蓄光顔料 （夜光顔料）を含んだプラスチックを細小に切断した蓄光性の小片１４を接着し ている。なお、蓄光性塗料を直に星の位置に塗布してもよい。これら蓄光性材料 によって星座の中の主要な星の位置が夜間でも発光するので、より一層装飾効果 が増大することになる。

【００１２】 なお、上記のように星座絵３の中のいくつかの主要な星の位置に部分的に蓄光 性材料を配してもよいが、星座絵３の全体を蓄光性塗料（インキ）を用いて印刷 したり、描くことにより、より一層きらびやかにすることができる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は上記のとおりであり、側板２に星座絵３を表わすことによって装飾性 が向上し視覚的な興趣が増大する。従って、実用的に用いるだけでなく、置き物 や飾り物としても用いることができる。また、星座絵３に、例えば、星占いに使 用する十二の星座を表わせば、ある人の誕生日が属する星座を表わしたものを、 その人の誕生日のプレゼントなどとして贈ることもできる。従って、本考案のブ ックエンドは有用性に優れ商品価値が高い。なお、請求項２に記載したように、 星座絵３の全体を蓄光性塗料を用いて表わすか、もしくは星座絵３の中の主要な いくつかの星の位置に蓄光性材料を配せば、夜間などにも光り輝くので、より一 層装飾性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線における断面図である。

【図３】側板を台板上に伏臥させた状態を示すもので、
支え板に取付けた磁石の位置で切断した断面図である。

【符号の説明】 １ 台板 ２ 側板 ３ 星座図 ４ 長孔 ５ ヒンジ用筒部 ６ 脚 ７ 支え板 ８ 長孔 ９ ヒンジ用筒部 １０ 突出部 １１ 凹部 １２ 磁石 １３ ヒンジ用芯 １４ 蓄光性の小片

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 台板１に対し垂直に起立して本を支える
   ための側板２に星座絵３を表わしたことを特徴とするブ
   ックエンド。
2. 【請求項２】 星座絵３の全体を蓄光性塗料を用いて表
   わすか、もしくは星座絵３の中の主要ないくつかの星の
   位置に蓄光性材料を配した請求項１記載のブックエン
   ド。