JP3015894U - クッション材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案のクッション材は、４つ折り重ねが容
易にでき、おり重ねが正確できれいにでき、コンパクト
に収納できる。 【構成】 中心点から側面中央点まで切断され４つ折り
重ねができるクッション材。

Description

【考案の詳細な説明】

【００１０】

【産業上の利用分野】 本考案は、幅広の敷き布団やマットレス等に使用される クッション材でコンパクトに折り重ね使用される分野に関する。

【従来の技術】 敷き布団やマットレス等に使用されるクッション材は、長さ方 向に２つ又は３つ折りにして収納される。その場合、一般の布団では特に細工せ ず、成りゆきで折り重ねることが出来るが、ウレタンやポリエステル繊維をバイ ンダーで固着して成るもの等、比較的厚く、折り重ねの自由度が低いものは、折 り目を入れたり、いくつかのブロックに分け、縫製したりして使用される。

【００１１】

【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、長さ方向のみの折り重ねは出 来るものの、例えば４つ折りは非常に困難で、特に外縁をきちんとそろえること は不可能であった。図３−ａ参照。また３つ折りでは幅方向が大きいままである 。図３−ｂ参照。 生活環境、住宅環境の変化から比較的大型のクッションの使用頻度が増し、例 えば、Ｗ−サイズのマット、セミ−Ｗ−サイズのマットの普及、人体の体型が大 きくなる等、その反面、そうしたマットの収納面積は小型化し、よりコンパクト な収納方法が望まれている。 本考案は、上記問題に鑑み、よりコンパクトに収納するための折り重さね可能 なクッション材を提供することを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】 かかる課題を解決する為、本考案は鋭意研究の 結果、平板状クッション材の一辺から対辺へ切れ目をいれ折り重ねが可能な構造 をもつクッション材を考案するに至った。 中心点から側面中央点まで切断され４つ折り重ねができるクッション材。 中心点から側面中央点までの切断線が１個、中心点から他の側面中央点まで折 りしろ線が３個ある上記のクッション材。 切断線を延長した折りしろ線に添って折られ、残りの２個の折りしろを逆面に 折られた上記のクッション材。 図面で説明する。図１に示すように、本考案のクッション材は、中心点から側 面中央点まで切断されていればよい。この切断線は、中心点から短辺の側面中央 点まで、中心点から長辺の側面中央点まで、または中心点から正方形の等辺の側 面中央点までのいずれでもよく、１個である。 本考案のクッション材は、中心点から側面中央点までの切断線が１個、中心点 から他の側面中央点まで折りしろ線が３個あり、切断線を延長した折りしろ線に 添って折られ、残り２個の折りしろを逆面に折られる。折りしろ線は、クッショ ン材の断面方向に薄皮を残し折りしろを入れたものでもよく、クッション材材を ４分割し、クッション布を縫製したものでもよい。その結果図２に示すように折 り重ねが可能となる。

【００１３】

【実施例】 以下考案の実施例をさらに詳しく説明する。 厚さ５ｃｍ、巾１３５ｃｍ、長さ２ｍのウレタンマットに図１に示すような切 断線及び折りしろ線を入れ、折り重ねたところ、図２に示すような巾６７ｃｍ、 長さ１ｍ、厚さ約２１ｃｍの直方体に、きちんと正確に、折り重ねができた。 又長さ、巾、厚さの各辺の合計は１８８ｃｍであり、一般家庭の押し入れにすん なりと収納出来た。 ［比較例］ 実施例１と同じウレタンマットを図３−ｂに示すように３つ折り し、重ねたところ、巾６６ｃｍ、長さ１３５ｃｍ、厚さ１６ｃｍの直方体となっ た、これを持つと長さが長く実施例１に比べもちにくかった。又長さ、巾、厚さ の各辺の合計は２１６ｃｍであり、押し入れの収納は困難であった。

【００１４】

【考案の効果】 本考案のクッション材は、４つ折り重ねが容易にでき、おり重 ねが正確で、きれいであり、コンパクトに収納できた。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の概念の斜視図

【図２】 本考案の重ねられたクッション材の斜視図

【図３】 従来の４つ折り、３つおりの斜視図

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中心点から側面中央点まで切断され４つ
   折り重ねができるクッション材。
2. 【請求項２】 中心点から側面中央点までの切断線が１
   個、中心点から他の側面中央点まで折りしろ線が３個あ
   る請求項１のクッション材。
3. 【請求項３】 切断線を延長した折りしろ線に添って折
   られ、残りの２個の折りしろを逆面に折られた請求項２
   のクッション材。