JP3015572U - 正座用クッション - Google Patents
正座用クッションInfo
- Publication number
- JP3015572U JP3015572U JP1995001549U JP154995U JP3015572U JP 3015572 U JP3015572 U JP 3015572U JP 1995001549 U JP1995001549 U JP 1995001549U JP 154995 U JP154995 U JP 154995U JP 3015572 U JP3015572 U JP 3015572U
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- Japan
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- main body
- cushion
- sitting
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- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気圧を利用することにより、正座したとき
の足部、脚部および臀部の圧迫を低減して足のしびれを
防止でき、しかも手軽に保管または運搬できる正座用ク
ッションを提供する。 【構成】 (a)その内部の空気圧の変化に応じて膨脹
または収縮しうる軟質材料で作製された略円筒形の袋体
からなる本体1と、(b)該本体1の上面1aに設けら
れた板部材からなる蓋2と、(c)前記本体1の下面1
bに設けられた板部材からなる底板3と、(d)前記本
体1内部の空気を出し入れするためのバルブ4と、
(e)前記本体1の胴部分1cの少なくとも一部にしぼ
り部5を形成させるためのリング6とからなる正座用ク
ッション。
の足部、脚部および臀部の圧迫を低減して足のしびれを
防止でき、しかも手軽に保管または運搬できる正座用ク
ッションを提供する。 【構成】 (a)その内部の空気圧の変化に応じて膨脹
または収縮しうる軟質材料で作製された略円筒形の袋体
からなる本体1と、(b)該本体1の上面1aに設けら
れた板部材からなる蓋2と、(c)前記本体1の下面1
bに設けられた板部材からなる底板3と、(d)前記本
体1内部の空気を出し入れするためのバルブ4と、
(e)前記本体1の胴部分1cの少なくとも一部にしぼ
り部5を形成させるためのリング6とからなる正座用ク
ッション。
Description
【0001】
本考案は正座用クッションに関する。さらに詳しくは、正座したときの足部、 脚部および臀部の圧迫を低減して足のしびれを防止でき、しかも手軽に保管また は運搬できる正座用クッションに関する。
【0002】
従来より、法事、仏事などの和式の祭礼行事においては、その参加者は、長時 間にわたり正座を行なうばあいが多い。しかし、長時間の正座を行なえば、足部 または脚部は長時間圧迫され、足がしびれたり、種々の血行障害の症状が発生し やすくなり、健康上好ましくない。一方、正座を崩して楽な姿勢、たとえば、あ ぐらの形で座るのは、神聖な祭礼行事にふさわしい姿勢とはいえず好ましくない 。そこで、足を圧迫せずに正座の姿勢を保つための補助具が提案されているが、 この補助具は、ゲタ状のものや、ウデマクラ状のもので、硬質材料からなるコア のまわりにスポンジなどのクッション材およびカバー材が被覆されている。この 補助具は、前述した足部の圧迫感は緩和することができるが、ある程度の重さが あり、嵩ばるため、保管や携帯に不便であった。
【0003】 本考案は、かかる問題を解消するためになされたものであり、空気圧を利用す ることにより、正座したときの足部、脚部および臀部の圧迫を低減して足のしび れを防止でき、かつ空気の量を調整することにより使用する人の大小に合わせて 、高低の調整が可能であり、しかも手軽に保管または運搬できる正座用クッショ ンを提供することを目的とする。
【0004】
本考案の正座用クッションは、 (a)その内部の空気圧の変化に応じて膨脹または収縮しうる軟質材料で作製さ れた略円筒形の袋体からなる本体と、 (b)該本体の上面に設けられた板部材からなる蓋と、 (c)前記本体の下面に設けられた板部材からなる底板と、 (d)前記本体内部の空気を出し入れするためのバルブと、 (e)前記本体の胴部分の少なくとも一部にしぼり部を形成させるためのしぼり 形成手段 とからなることを特徴とするものである。
【0005】 前記しぼり形成手段が前記本体の外径よりも小さい内径を有するリングである のが好ましい。
【0006】 前記しぼり形成手段が帯状部材であるのが好ましい。
【0007】 また、本考案の他の正座用クッションは、 (a)その内部の空気圧の変化に応じて膨脹または収縮しうる軟質材料で作製さ れかつ、胴部分の少なくとも一部にしぼり部を有する袋体である本体と、 (b)該本体の上面に設けられた板部材からなる蓋と、 (c)前記本体の下面に設けられた板部材からなる底板と、 (d)前記本体内部の空気を出し入れするためのバルブ とからなることを特徴とするものである。
【0008】 さらに、本考案のさらに他のクッションは、 (a)その内部の空気圧の変化に応じて膨脹または収縮しうる軟質材料で作製さ れた略円筒形の袋体からなる本体と、 (b)該本体の上面に設けられた板部材からなる蓋と、 (c)前記本体の下面に設けられた板部材からなる底板と、 (d)前記本体内部の空気を出し入れするためのバルブ とからなることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】 本考案の正座用クッションによれば、本体を空気で膨らませたのち、本体上面 に設けられた蓋に臀部を載せ、正座するように脚を折り曲げれば、ちょうど膝か ら下の部分がしぼり部周辺の空間部に収容され、ほぼ通常の正座の姿勢になる。 臀部は、本体の空気圧を用いた復元力の作用により、上方に持ち上げられている ため、足部または脚部は圧迫されなくてすむ。使用後、本体内部の空気をバルブ を通じてぬけば、平たく畳むことができるので、運搬または保管に便利である。
【0010】 また、本考案の正座用クッションの他の態様では、本体がすでにしぼり部を有 しているので、空気を充填するだけで、鼓状の形態になる。その使用法は、前記 正座用クッションと同様である。
【0011】 また、本考案の正座用クッションのさらに他の態様では、本体は略円筒形であ るが、充填する空気量を若干少なめにしてやれば、前記しぼり部を形成しなくと も、本体の周面に邪魔されることなく自然な状態で正座することができる。
【0012】
つぎに、図面を参照しながら、本考案の正座用クッションを詳細に説明する。 図1は本考案の正座用クッションの一実施例の使用時の形態を示す斜視説明図、 図2は図1の正座用クッションの空気を抜いた状態を示す斜視説明図、図3は本 考案の正座用クッションの他の実施例を示す斜視説明図である。
【0013】 図1に示される正座用クッションは、軟質材料からなる円筒形の袋体である本 体1の上面1aおよび下面1bにそれぞれ硬質の板部材からなる蓋2および底板 3が設けられ、本体1の胴部分1cには本体1内部の空気を出し入れするための バルブ4が設けられている。さらに本体1の胴部分1cの少なくとも一部にしぼ り部5を形成させるためのしぼり形成手段として、リング6が胴部分1cに嵌め 込まれている。
【0014】 本体1は、塩化ビニル系樹脂などの軟質材料からなり、ヒートシールまたは接 着剤を用いて気密性よく円筒形の袋体に作製されている。
【0015】 蓋2および底板3は、座ったときに形状を維持できる程度の硬さを有する硬質 材料からなる円板であり、たとえば、段ボール、厚紙、合成樹脂板などで作製す ることができる。
【0016】 図1に示される正座用クッションでは、本体1の上面1aおよび下面1bがそ れぞれ二層構造になっており、前記蓋2および底板3はそれぞれ両層のあいだに 挿入されている。しかし、本考案では、かかる例に限定されるものではなく、蓋 2および底板3を本体1の内側または外側から上面1aおよび下面1bに接着剤 などにより固着してもよいことはいうまでもない。
【0017】 バルブ4は、本体1の胴部分に設けられており、本体内部の空気の出し入れを できるようにしている。バルブ4は、たとえば、従来より用いられている浮き輪 やゴムボートなどの製品に用いられる栓付きのバルブを採用することができる。
【0018】 リング6は、その内径が前記本体1の外径よりも小さくなるように塩化ビニル 系樹脂、ABS樹脂、アクリル系樹脂などの合成樹脂で作製されている。
【0019】 図1では、本体1の胴部分1cのほぼ中間位置が、リング6によって締め付け られることにより、本体1の胴部分1cにしぼり部5が形成される。したがって 、本体1の全体の形状は、前記しぼり部5を境にして、上面1aおよび下面1b に向かうにつれて連続的に拡がる形状(いわゆる、鼓状)になっている。
【0020】 たとえば、本実施例の正座用クッションは、以下の寸法で設計される。
【0021】 本体の膨脹時の寸法が、直径100〜250mm程度、高さ100〜250m m程度、好ましくは直径120〜180mm程度、高さ150〜200mm程度 で設計される。
【0022】 蓋2および底板3は、前記本体1の上面1aおよび下面1bの直径と同じかま たは若干小さい程度に設計される。蓋2および底板3の厚さは、使用者が正座用 クッションに座ったときに本体1の上面1aおよび下面1bを平面の状態に維持 できる程度の強度がえられる範囲で設定される。たとえば、段ボールのばあい、 厚さ2〜10mm程度、好ましくは4〜6mm程度がよい。
【0023】 しぼり部5の直径は、使用者の膝から下の部分が違和感なく収容されるように 直径50〜200mm程度、好ましくは直径70〜100mm程度に設定される のがよい。しぼり部5の直径は、リング6の内径を変更することにより、適宜変 更することができる。
【0024】 本体1およびリング6は、平均的な体格を有する使用者の使用に耐えうるよう に、少なくとも耐荷重が100kgf以上になるように設計されるのが好ましい 。
【0025】 また、前記リング6の代わりに、図3に示されるような一端に接着布(いわゆ る、マジックテープ)またはフックなどの固着手段が設けられたバンド7を用い れば、使用者の体格、座り心地などの個人差に応じて、容易にしぼり部の直径を 調整することができるので便利である。バンド7の材質としては、塩化ビニル系 樹脂、布、皮などの軟質材料が採用されうる。
【0026】 図1の正座用クッションを使用する際、本体1の内部に空気をバルブ4を通じ て充填し、本体1を膨らますとともに、本体1の胴部分1cをリング6によりし ぼってしぼり部5を形成することにより、ほぼ鼓状の形態に変形させる。変形後 の正座用クッション上面1aの蓋2に臀部を載せ、正座するように脚を折り曲げ れば、ちょうど膝から下の部分(とくに、ふくらはぎ)がしぼり部5周辺の空間 部8に収容され、ほぼ通常の正座の姿勢になる。臀部は、本体1の空気圧を用い た復元力の作用により、上方に持ち上げられているため、足部または脚部は圧迫 されなくてすむ。また、臀部への圧迫力もやわらかい感じとなる。使用後、図2 に示されるように、本体1の内部の空気をバルブ4を通じてぬけば、平たく畳む ことができるので、携帯または保管に便利である。
【0027】 つぎに、本考案の正座用クッションの他の実施例について図4を参照しながら 説明する。図4に示される正座用クッションは、前記図1〜3の正座用クッショ ンと比較して、本体11が、胴部分11cの少なくとも一部,たとえば中間位置 に、あらかじめしぼり部5が形成された袋体である点、およびしぼり形成手段が ない点で異なる。その他の蓋2、底板3およびバルブ4については、前記図1〜 3の正座用クッションと共通の構成である。
【0028】 この図4に示される正座用クッションでは、本体11がすでにしぼり部5を有 しているので、空気を充填するだけで、鼓状の形態になり、空間部8が確保され る。その他の使用法は、前記図1〜3の正座用クッションと同様である。
【0029】 なお、前述したふたつの実施例では、本体にしぼり部を形成しているが、本考 案ではかかるしぼり部を設けなくてもよい。このばあいは、本体内に充填する空 気の量を若干少なめにしておく。そうすると、自然な状態で正座しても膝から下 の部分が本体に押し返されて違和感を感じることがない。
【0030】
本考案の正座用クッションによれば、正座したときの足部または脚部の圧迫を 低減して足のしびれを防止でき、しかも、本体内部の空気を抜けば、非常にコン パクトになるため、手軽に保管または携帯できる。
【図1】本考案の正座用クッションの一実施例の使用時
の形態を示す斜視説明図である。
の形態を示す斜視説明図である。
【図2】図1の正座用クッションの空気を抜いた状態を
示す斜視説明図である。
示す斜視説明図である。
【図3】本考案の正座用クッションの他の実施例を示す
斜視説明図である。
斜視説明図である。
【図4】本考案の正座用クッションのさらに他の実施例
として使用時の形態を示す斜視説明図である。
として使用時の形態を示す斜視説明図である。
1 本体 1a 上面 1b 下面 1c 胴部分 2 蓋 3 底板 4 バルブ 5 しぼり部 6 リング 7 バンド 11 本体
Claims (5)
- 【請求項1】 (a)その内部の空気圧の変化に応じて
膨脹または収縮しうる軟質材料で作製された略円筒形の
袋体からなる本体と、(b)該本体の上面に設けられた
板部材からなる蓋と、(c)前記本体の下面に設けられ
た板部材からなる底板と、(d)前記本体内部の空気を
出し入れするためのバルブと、(e)前記本体の胴部分
の少なくとも一部にしぼり部を形成させるためのしぼり
形成手段とからなる正座用クッション。 - 【請求項2】 前記しぼり形成手段が前記本体の外径よ
りも小さい内径を有するリングである請求項1記載の正
座用クッション。 - 【請求項3】 前記しぼり形成手段が帯状部材である請
求項1記載の正座用クッション。 - 【請求項4】 (a)その内部の空気圧の変化に応じて
膨脹または収縮しうる軟質材料で作製されかつ胴部分の
少なくとも一部にしぼり部を有する袋体からなる本体
と、(b)該本体の上面に設けられた板部材からなる蓋
と、(c)前記本体の下面に設けられた板部材からなる
底板と、(d)前記本体内部の空気を出し入れするため
のバルブとからなる正座用クッション。 - 【請求項5】 (a)その内部の空気圧の変化に応じて
膨脹または収縮しうる軟質材料で作製された略円筒形の
袋体からなる本体と、(b)該本体の上面に設けられた
板部材からなる蓋と、(c)前記本体の下面に設けられ
た板部材からなる底板と、(d)前記本体内部の空気を
出し入れするためのバルブとからなる正座用クッショ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995001549U JP3015572U (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 正座用クッション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995001549U JP3015572U (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 正座用クッション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015572U true JP3015572U (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=43151128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995001549U Expired - Lifetime JP3015572U (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 正座用クッション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015572U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS528396B2 (ja) * | 1974-12-13 | 1977-03-09 |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP1995001549U patent/JP3015572U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS528396B2 (ja) * | 1974-12-13 | 1977-03-09 |
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