JP3015539U - ガス栓操作補助具 - Google Patents
ガス栓操作補助具Info
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- JP3015539U JP3015539U JP1995001512U JP151295U JP3015539U JP 3015539 U JP3015539 U JP 3015539U JP 1995001512 U JP1995001512 U JP 1995001512U JP 151295 U JP151295 U JP 151295U JP 3015539 U JP3015539 U JP 3015539U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高齢者、あるいは身体に障害を持つ人達が安
全、かつ容易にガス栓の開閉操作をすることができるガ
ス栓操作補助具を提供する。 【構成】操作つまみ(2) に外嵌して固定される軸受台
(3) と、該軸受台(3) にて上下回動自在に軸支される操
作レバー(10)と、この操作レバー(10)の作用点とガス栓
本体(1) とを連結する連結部材(13)とからなり、該連結
部材(13)と操作レバー(10)との連結部を、該連結部材(1
3)とガス栓本体(1) との連結部に対して回転方向に相対
移動可能としたガス栓操作補助具。
全、かつ容易にガス栓の開閉操作をすることができるガ
ス栓操作補助具を提供する。 【構成】操作つまみ(2) に外嵌して固定される軸受台
(3) と、該軸受台(3) にて上下回動自在に軸支される操
作レバー(10)と、この操作レバー(10)の作用点とガス栓
本体(1) とを連結する連結部材(13)とからなり、該連結
部材(13)と操作レバー(10)との連結部を、該連結部材(1
3)とガス栓本体(1) との連結部に対して回転方向に相対
移動可能としたガス栓操作補助具。
Description
【0001】
本考案は、高齢者、あるいは身体に障害を持つ人達が軽い力で、安全、かつ容 易にガス栓の開閉操作をすることができるガス栓操作補助具に関するものである 。
【0002】
家庭用のガス栓は通常、不用意な開閉を規制するために、操作つまみをわずか に押し下げて、内部のロック機構を解除し、押したままの状態で操作つまみを回 転させて、ガス栓を「開」とするようになっている。健常者ならば単純な操作で あるが、高齢者、あるいは身体に障害を持つ人によってはこの操作がおぼつかな く、確実に「開、閉」の操作を行えないばかりか、時には不完全な開、閉によっ て、危険な状況を招くおそれがあった。
【0003】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、高齢者、あるいは身体に障 害を持つ人達でも軽い力で、ガス栓を安全に、かつ容易に開閉操作できる、補助 具を提供するものである。
【0004】
上記課題を解決するための本考案の技術的手段は、『操作つまみ(2) に外嵌し て固定される軸受台(3) と、該軸受台(3) にて上下回動自在に軸支される操作レ バー(10)と、この操作レバー(10)の作用点とガス栓本体(1) とを連結する連結部 材(13)とからなり、該連結部材(13)と操作レバー(10)との連結部を、該連結部材 (13)とガス栓本体(1) との連結部に対して回転方向に相対移動可能とした』こと である。
【0005】
上記技術的手段は次のように作用する。 操作つまみ(2) がガス栓閉の位置にあるとき、該操作レバー(10)の力点側を押 し下げると、操作レバー(10)の作用点には連結部材(13)が連結されているので、 軸受台(3) は下方に押し下げられ、これを固定した操作つまみ(2) も下方へ押し 下げられる。これによりガス栓内の回動を規制するインターロック(図示せず) が解除される。
【0006】 このとき、操作レバー(10)の押し下げ力は、これのレバー比によって大幅に軽 減される。 次いで、操作レバー(10)を押し下げたままの状態でこれを開方向に回動する。 連結部材(13)と操作レバー(10)の連結部は、該連結部材(13)とガス栓本体(1) と の連結部に対して回転方向に相対移動可能となっているので、操作レバー(10)は 、軸受台(3) 、操作つまみ(2) とともに一体的に回動し、押し回し式のガス栓の 「開」操作が完了する。この場合にも操作レバー(10)の回動力は、これのレバー 比によって、大幅に軽減される。
【0007】 ガス栓「閉」の操作は、操作レバー(10)を押し下げずに、又は、一定ストロー ク押し下げて閉方向へ回動する。これで、ガス栓の「閉」操作が完了し、インタ ーロックが再セットされ、不用意なガス栓の回動が規制される。
【0008】
本考案は、上述したように、小さな、操作つまみ(2) をつまんで押し回し操作 をするのではなく、大きな操作レバー(10)により軽い力で押し下げられ且回動出 来るので、高齢者、あるいは身体に障害を持つ人でも軽い力で容易にガス栓の開 閉操作をすることができる。
【0009】
次に、上記した本考案の実施例を図1、図2に従って詳述する。 この実施例のガス栓では、胴上部にガス出口としてのホースエンド接続口(16) を設けると共に頂部に押し回し式の操作つまみ(2) を装備させたガス栓本体(1) と、これに内蔵させ且前記操作つまみ(2) によって回動されて開閉される栓体( 図示せず)及びガス栓の不用意な開操作を規制するロック機構(図示せず)を内 蔵させる。前記ロック機構は、前記操作つまみ(2) をわずかに押し下げると、ロ ック状態からロック解除状態になって前記栓体が一定角度(90度)回動可能と なり、全開位置及び全閉位置で前記押し下げ力を解除すると、ロック状態になる ものである。
【0010】 軸受台(3) は所定の大きさの環状体で、前記操作つまみ(2) に外嵌され、該軸 受台(3) に穿たれた複数箇所のネジ孔(8) にねじ込まれた止めネジ(9) (9) によ り操作つまみ(2) の外周に固定されている。前記止めねじ(9) (9) は、先端部が 操作つまみ(2) の外周面に臨むように軸受台(3) を半径方向に貫通しており、ね じ込みによって軸受台(3) の内周面から突出した前記止めねじ(9) の先端部が操 作つまみ(2) の外周面に圧接されて、この摩擦係合力により、軸受台(3) が操作 つまみ(2) に対して相対回動阻止状態に固定されることとなる。
【0011】 前記軸受台(3) の上面の直径線上に位置する2ケ所は、山形に隆起させて、隆 起部(4) (4) としてある。 さらに、該軸受台(3) の上部には、略同径のレバーリング(5) が配設され、こ れの直径線上から垂下させた一対の支点腕(6) (6) の下端部が、軸受台(3) の前 記隆起部(4) (4) の下方にてピン(7) により軸支されている。また、前記レバー リング(5) に於ける前記支点腕(6) (6) の中間点から水平方向に延びる操作レバ ー(10)が設けられている。従って、この操作レバー(10)と前記レバーリング(5) とは、前記支点腕(6) (6) の軸支部を中心として上下に一定範囲回動出来ること となる。
【0012】 なお、この実施例では、レバーリング(5) の取付け状態において、これの下端 面が軸受台(3) の前記隆起部(4) (4) と接するように設けられている。 前記レバーリング(5) 及び軸受台(3) の前記隆起部(4) (4) と直交する側の後 部、すなわち前記操作レバー(10)の作用点となる位置には、それぞれ同一箇所に 貫通孔(11)(12)が設けられ、これらに対して、連結部材(13)が余裕をもって挿通 されている。
【0013】 該連結部材(13)は、金属製の撚り線からなり、その下端がガス栓本体(1) の基 部(17)に首振自在に連結され、上端は、前記軸受台(3) の貫通孔(12)、レバーリ ング(5) の貫通孔(11)を貫通し、前記レバーリング(5) の上面に突出する端部が 、このレバーリング(5) に対して抜止め状態に係合している。具体的には、連結 部材(13)の下端に設けた連結環(15)を基部(17)に固定した掛金具(18)に首振自在 に連結し、レバーリング(5) からの突出端に設けた係止金具(14)が貫通孔(11)の 周縁部に係合するようになっている。従って、連結部材(13)は基部(17)及び軸受 台(3) に対して操作つまみ(2) の回動方向に対して相対的に首振自在で、レバー リング(5) は上昇移動阻止状態に基部(17)に連結されたものとなる。
【0014】 上記構成により、操作レバー(10)は、操作つまみ(2) と共に一体回動出来るも のとなり、操作レバー(10)の力点部を降下させることにより、操作つまみ(2) を 押し込めることとなる。 従って、ガス栓が閉状態にある時に、操作レバー(10)の操作部を下方に押し込 むと、レバーリング(5) が連結部材(13)によって基部(17)と連結されていること から、前記レバーリング(5) の支点腕(6) (6) の軸支部(ピン(7) )を介して操 作つまみ(2) が押し込まれ、ロック機構がロック解除状態になり、このまま開方 向に回動させると、この操作レバー(10)と操作つまみ(2) とが一体回動して全開 状態になる。そして、全開位置で操作レバー(10)の押し込み力を解除すると、ロ ック状態に復帰する。
【0015】 このあと、ガス栓を閉操作するには、前記操作と逆の操作をする。そして全閉 位置に復帰した状態で操作レバー(10)の押込力を解除すると再度ロック状態に復 帰する。 上記開閉操作の際、押し下げ操作力及び回動操作力は、操作レバー(10)のピン (7) からの長さと、このピン(7) から連結部材(13)の連結部までの長さとの比に よって決定されるから、操作つまみ(2) を直接操作するものに比べて、押し下げ 操作力及び回動操作力は大幅に軽減される。因に、この実施例では、前記比は4 :1程度に設定されているから、約1/4程度に軽減される。
【0016】 上記実施例のものでは、連結部材(13)は、金属製撚り線としたが、チェーンや 鎖等に置き換えても、上記作用効果にはかわりはない。 なお、この実施例では、押し回し式のロック機構として、ガス栓の全開位置及 び全閉位置の両方でロック状態となる構成のものを採用しているが、このロック 機構としては、全開位置でのみ一定ストローク押し込む形式のロック機構を採用 してもよく、この場合には、全開位置から全閉位置に閉回動させるときに操作レ バー(10)を押し下げることなくそのまま閉方向に回動させれば全閉位置では自動 的にロック状態に復帰するものとなる。
【0017】 さらに、上記実施例では連結部材(13)として可撓性のある撚り線やチェーン等 を使用したが、連結部材(13)の上下両端の連結部が操作つまみ(2) の回転方向に おいて首振自在である限り、この連結部材(13)は、金属棒や合成樹脂製の棒体等 であってそれ自体が可撓性を有しないものであってもよい。 例えば、棒状の連結部材(13)がユニバーサルジョイントによって、基部(17)、 及び、操作レバー(10)の揺動支点部(上記実施例のレバーリング(5) の一部)と 連結される構成でもよい。
【0018】 また、図3及び図4に示すように、軸受台(3) を、既設のガス栓の操作つまみ (2) の外表面に一致した内周面を具備するキャップ状部(31)に軸受板(32)(32)を 上方に連設した構成として、この軸受台(3) を操作つまみ(2) に対して相対回動 しない態様にそのまま装着出来る構成とし、連結部材(13)の下端が連結される基 部(17)を、図3及び図5に示すように、ガス栓本体(1) の胴部に装着される一部 開放の弾性合成樹脂製のリング体(171) とし、前記リング体の両端部を取り外し 可能に連結する構成としても良い。このものもでは、前記軸受板(32)(32)によっ て操作レバー(10)が上下揺動自在に軸支され、この操作レバー(10)の後端部とリ ング体(171) に於ける後方突出部とが連結部材(13)によって連結されると共にそ の連結部が抜止め状態の球面対偶部となるから、上記実施例と同様の効果を有す るものとなる。なお、前記連結部材(13)はその両端の球状部(131) が球面対偶す ることから、可撓性を具備しない特性のものであってもよい。
【0019】 なお、この実施例では、軸受台(3) のキャップ状部(31)を操作つまみ(2) に外 嵌させると共にリング体(171) をその開放部(172) で強制開放してホースエンド 接続部(16)より下方の胴部に外嵌し、その後前記開放部の両端相互を小ボール(1 73) ネジ止めすると、図3のように、操作レバー(10)がリング体(171) からなる 基部(17)に連結されたものとなる。そして、前記基部(17)は、ホースエンド接続 部(16)によって上昇移動阻止状態に且回動自在にガス栓本体(1) に装着されるも のとなる。
【図1】ガス栓操作補助具をガス栓本体に取付けた状態
を示す、一部切欠の側面図
を示す、一部切欠の側面図
【図2】レバーリング(5) と軸受台(3) との関係を示す
断面図
断面図
【図3】他の実施例の説明図
【図4】その平面図
【図5】基部(17)の平面図
(1) ・・・ガス栓本体 (2)・・・操作つまみ (3) ・・・軸受台 (10)・・・操作レバー (13)・・・連結部材 (17)・・・基部 (171) ・・リング体
Claims (4)
- 【請求項1】 操作つまみ(2) に外嵌して固定される軸
受台(3) と、該軸受台(3) にて上下回動自在に軸支され
る操作レバー(10)と、この操作レバー(10)の作用点とガ
ス栓本体(1) とを連結する連結部材(13)とからなり、該
連結部材(13)と操作レバー(10)との連結部を、該連結部
材(13)とガス栓本体(1) との連結部に対して回転方向に
相対移動可能としたガス栓操作補助具。 - 【請求項2】 軸受台(3) は既設のガス栓の操作つまみ
(2) に相対回動阻止状態に装着出来る構成とすると共
に、 連結部材(13)のガス栓本体(1) 側の連結部は、ガス栓本
体(1) に対して上昇移動阻止状態に且取り外し可能に装
着される基部(17)に対して首振自在に抜止め状態に連結
される構成とした請求項1に記載のガス栓操作補助具。 - 【請求項3】 軸受台(3) を、既設のガス栓の操作つま
み(2) の外表面に一致した内周面を具備するキャップ状
部(31)に軸受板(32)(32)を上方に連設した構成とし、 前記軸受台(3) の軸受板(32)(32)により操作レバー(10)
を上下方向に回動出来るように軸支し、 連結部材(13)の下端が連結される基部(17)を、既設のガ
ス栓のガス栓本体(1)の胴部に上昇移動阻止状態に外嵌
装着可能な一部開放のリング体(171) とした請求項2に
記載のガス栓操作補助具。 - 【請求項4】 一部開放のリング体(171) を弾性材料製
とし、ガス栓本体(1) に外嵌した状態にて、その開放部
相互を連結可能にした請求項3に記載のガス栓操作補助
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995001512U JP3015539U (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | ガス栓操作補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995001512U JP3015539U (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | ガス栓操作補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015539U true JP3015539U (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=43151098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995001512U Expired - Lifetime JP3015539U (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | ガス栓操作補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015539U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101405861B1 (ko) | 2012-11-28 | 2014-06-11 | 동아대학교 산학협력단 | 밸브핸들 작동용 반력지지장치 |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP1995001512U patent/JP3015539U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101405861B1 (ko) | 2012-11-28 | 2014-06-11 | 동아대학교 산학협력단 | 밸브핸들 작동용 반력지지장치 |
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