JP3015530U - マット苗 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事費を、おさえる事により、より多くの面
積の縁化ができ、なおかつ、一年草以外あらゆる地被品
種の緑化材料を提供する。 【構成】 苗床（１），（２）に、種子（３）等をま
き、苗（４）を密生させたマットをそのまま張り付けて
いくことを、特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、マット状の苗床に、苗（４）を密生させた緑化材料に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、次のものがあった。 （イ）コンテナ苗 （ロ）マット栽培品

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）コンテナ苗（６）については、１つ１つを植付ける為、作業時間と 労務費がかかりすぎ、密生するまでの雑草処理がたいへんであった 。 （ロ）マット栽培品については、多数の根と根をからめマット状に整形す る為、発根力の非常に強い品種に限られていた。 本考案は、これらの欠点を除く為になされたものである。

【０００４】

【問題を解決する為の手段】

植物性繊維をマット状に成型した苗床（１）と、保水性の良い繊維を成型 した苗床（２）を重ね合わせ、その上に種子（３）をまき苗（４）を密生 させる。 本考案は、以上のような構成よりなる緑化材料である。

【０００５】

【作用】

植え付け場所に良質土を敷き均して、その上に図２の苗（４）を密生させ たマットをそのまま張る。法面の場合は、図３が示すようにくし（５）で 、ずれ止めをする。これにより作業時間が短く、労務費が少なくなり交通 規制の短縮や工事費の大幅な削減につながる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ）植物の繊維を成型した苗床（１）と、保水性の良い繊維を成型した 苗床（２）を重ね合わせ、その上に種子（３）をまき、苗（４）を 密生させる。 （ロ）苗床（１），（２）が、プラスチック製である実施例（イ）の緑化 材料。 （ハ）苗床（１），（２）が、ビニール製である実施例（イ）の緑化材料 。 （ニ）株分した株や球根、ササ類のチカケイを植付けてもよい。 （ホ）苗床（１），（２）が天然繊維と保水材とを混合し、成型した実施 例（イ）の緑化材料。 （ヘ）苗床（１），（２）が、ウレタン製である実施例（イ）の緑化材料 。

【０００７】

【考案の効果】

本案は以上のような構造で、これを使用する時は、植付け場所に良質土を 敷き均して、その上に図２の苗（４）を密生させたマットを張る。法面の 場合は、図３が示すようにくし（５）でずれ止めをする。やがて根が土に おりて成長する。そしてあらゆる品種の花、緑を楽しむことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一部を切り欠いた図面である。

【図２】 本考案の斜視図である。

【図３】 本考案の作用を示す断面図である。

【図４】 本考案の他の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 苗床 ２ 苗床 ３ 種子 ４ 苗 ５ くし ６ コンテナ苗

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 植物性繊維をマット状に成型した苗床
   （１）と、保水性の良い繊維を成型した苗床（２）を重
   ね合わせ、その上に種子（３）をまき、苗（４）を密生
   させた緑化材料。