JP3015110U - スキー用エッジ研磨具 - Google Patents

スキー用エッジ研磨具

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JP3015110U
JP3015110U JP1995000967U JP96795U JP3015110U JP 3015110 U JP3015110 U JP 3015110U JP 1995000967 U JP1995000967 U JP 1995000967U JP 96795 U JP96795 U JP 96795U JP 3015110 U JP3015110 U JP 3015110U
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grindstone
polishing
resin
superabrasive
polishing tool
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JP1995000967U
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Inventor
博史 加藤
秀雄 森林
績 室谷
Original Assignee
大阪ダイヤモンド工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキーエッジの研磨をより円滑にする。 【構成】 台座1の一面に、150〜800メッシュの
粒度のダイヤモンド砥粒a及びフィラー入りのレジンb
で焼結したレジンボンド超砥粒砥石2を設け、他面には
前記ダイヤモンド砥粒bより粗いダイヤモンド砥粒a’
の電着砥石3を設ける。レジンボンド砥粒砥石aは、自
生作用によって研磨面が研磨につれて新たに再生され、
円滑の研磨作用がなされる。一方、電着砥石3は粗研磨
に用いるのが有効である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スキー(スノーボード、スケートも含む)のエッジを研磨する治 具に関するものである。
【0002】
【技術的背景】
スキー、スノーボード、スケート等の雪上、氷上で使用する器具のエッジ部は 、使用につれてそのエッジが鈍くなったり、傷がついたりするため、その都度、 摩耗及び損傷した個所を研磨してシャープにする必要ある。
【0003】 そのエッジ用研磨具として、従来から種々の考案がなされており、例えば、実 公昭44−17740号公報、特開昭59−129081号公報、実公昭62− 29000号公報、実公平1−27823号公報及び特開平5−245717号 公報などに記載のものがある。この研磨具は、炭素鋼製のヤスリが主であり、特 開平5−245717号公報のものではセラミック製の砥石としている。
【0004】 また、今日、ダイヤモンド砥粒を台座に電着したものもある。このものは、研 磨度が高いため、エッジの焼き取り、傷修正等に使用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この種の研磨具で、エッジを研磨する際、その目詰りを防止するため、水又は 油を研磨補助材として研磨面に塗布するが、水はその腐食性によって金属を錆( サビ)させる。このため、金属製のやすりは、手入れが悪いとすぐサビて、研磨 性能が低下する。また、油はその危惧はないが、滑走面は油の付着をきらうため 、油製補助剤の使用個所は限定される。このため、油を使用せずに研磨を行う場 合が多く、目詰りが早期に起って研磨不良となる場合が多い。
【0006】 さらに、スキーなどにはゴム製品が使われており、ゴムは研磨されにくいため 、エッジ部の近くにゴム製品があると、そのゴムに研磨具が触れることとなり、 円滑な研磨ができない場合があった。
【0007】 上記セラミック製砥石の研磨具は、水によっても腐食しないので、金属製やす りのようなサビの問題はないが、研磨性の点で劣り、ゴムなどに触れれば殆ど研 磨し得ないのが実情である。
【0008】 また、ダイヤモンド砥粒製砥石の研磨具は、研磨性に優れ、腐食などの恐れも 少ない。しかし、これまでのこの種の研磨具は、ダイヤモンド砥粒を台座にニッ ケル合金を介して電着したものであり、砥粒は一層(単層)であって、一度、目 こぼれ(砥粒が脱落)すると、自生(再生)作用がなされず、研磨性能がいちじ るしく低下する。
【0009】 この考案は、以上の実情の下、エッジ研磨具の研磨性を向上させることを課題 とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の考案は、台座表面に砥石を設けた スキー(スノーボード、スケートなどの雪上、氷上の滑走器具の全てを含む、請 求の範囲及び以下、同じ)用エッジ研磨具であって、その砥石をレジンボンド超 砥粒砥石で構成することとしたのである。
【0011】 請求項2記載の考案は、台座の表裏面にそれぞれ砥石を設けたスキー用エッジ 研磨具であって、一面の砥石を、レジンボンド超砥粒砥石、他の表面の砥石は、 超砥粒を電着した砥石から成る構成としたのである。このとき、電着砥石の砥粒 は、レジンボンド超砥粒より粗いものとするとよい(請求項3)。
【0012】 請求項4記載の考案は、上記各構成の考案において、そのレジンに研磨補助材 であるフィラーを混在させたものであり、請求項7記載の考案は、その超砥粒が 150〜800メッシュの粒度である構成としたものである。超砥粒には周知の ダイヤモンド、CBNなどを採用し得る(請求項5、6)。
【0013】
【作用】
このように構成するこの考案は、砥石(砥面)が、レジンで結合された超砥粒 からなるため、研磨につれて、砥粒が脱落しても、そのバインダーであるレジン も同時に摩耗し、レジン中の砥粒が新たに表われて、研磨面を形成する。すなわ ち、研磨面の自生(再生)作用が行われて円滑な研磨がなされる。
【0014】 このとき、他面が電着砥石であれば、通常、電着砥石は研磨性がよく、荒(粗 )研磨に適しているため、電着側の超砥粒砥石によって粗研磨を行い、レジンボ ンド側の超砥粒砥石で仕上げ研磨を行う。また、電着側砥石の砥粒がレジンボン ド側砥石の砥粒より粗いものであれば、粗研磨がより円滑となり、一方、仕上げ は精度の高いものとし得る。すなわち、研磨作用がより円滑になる。
【0015】 また、レジン中にフィラーが混在されておれば、研磨面の自生作用とともに、 フィラーも露出して、新たなフィラーが研磨作用に参加することとなり、潤滑作 用などの研磨補助材としての役目を果し、より円滑な研磨がなされる。
【0016】 ダイヤモンド砥粒は鉄(ステンレスなど)以外のものの研磨には十分な威力を 発揮するが、鉄ではその作用が劣化するため、その場合にはCBN砥粒を使用す る。
【0017】 超砥粒が800メッシュを越えると、目詰りが激しく、円滑な自生作用がなさ れにくく、一方、150メッシュ以下では、砥粒の脱落がはげしく、それぞれ円 滑な研磨作用がなされにくい。このため、砥粒は150〜800メッシュが好ま しい。
【0018】
【実施例】 図1乃至図3に、台座1の一面に砥石2を設けた各実施例を示し、その台座1 は、鉄等の金属、プラスチックから成り、持ち易さ、研磨時の応力の加わり度合 などによって、その形状・大きさ・長さを適宜に設定する。砥石2は、所望粒度 、例えば600メッシュのダイヤモンド砥粒aとレジンbを焼結成形したもので あり、レジンbには適宜にフィラーを混在し、周知の焼結成形型によって、前記 台座1の所要位置に、所要の大きさ・厚さで設ける。
【0019】 図4には、台座1の一面に上記砥石2、他面に従来と同様の、ダイヤモンド砥 粒a’の電着砥石3を設けたものである。但し、その砥粒a’は前記砥粒aより 粒いもの、例えば400メッシュのものととする。
【0020】 この各実施例でもって、スキーのエッジを研磨したところ、円滑な研磨作用が なされ、その作業能率が向上し、なおかつ、仕上度合も向上した。また、近くに ゴム製品があってもその研磨作用に支障はなかった。さらに、電着砥石3を有す るものは、研磨がより円滑に行い得た。また、フィラーを混在したレジンボンド 超砥粒砥石は、より研磨作用が円滑であった。
【0021】 ダイヤモンド砥粒aに代えて、CBN砥粒を使用しても前記従来例に比べて同 様な効果を得る。
【0022】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成したので、スキー等のエッジを円滑に研磨し得る 効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の斜視図
【図2】他の実施例の斜視図
【図3】他の実施例の斜視図
【図4】他の実施例の斜視図
【符号の説明】
1 台座 2 レジンボンドダイヤモンド砥粒砥石 3 電着ダイヤモンド砥粒砥石 a、a’ ダイヤモンド砥粒 b レジン

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座1表面に、レジンボンド超砥粒砥石
    2を設けたことを特徴とするスキー用エッジ研磨具。
  2. 【請求項2】 台座1の一面にレジンボンド超砥粒砥石
    2を設け、台座1の他面には超砥粒a’の電着砥石3を
    設けたことを特徴とするスキー用エッジ研磨具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のスキー用エッジ研磨具で
    あって、そのレジンボンド超砥粒砥石2の砥粒aより電
    着砥石3の砥粒a’を粗いものとしたことを特徴とする
    もの。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    スキー用エッジ研磨具であって、そのレジンボンド超砥
    粒砥石2のレジンb中に研磨補助材であるフィラーを混
    在させたことを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    スキー用エッジ研磨具であって、その超砥粒a、a’が
    ダイヤモンド砥粒であることを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    スキー用エッジ研磨具であって、その超砥粒a、a’が
    CBN砥粒であることを特徴とするもの。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
    スキー用エッジ研磨具であって、その超砥粒a、a’が
    150〜800メッシュの粒度であることを特徴とする
    もの。
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