JP2003027182A - 合金ならびにこれを用いたドレッサーおよびツルアー - Google Patents

合金ならびにこれを用いたドレッサーおよびツルアー

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JP2003027182A
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Tetsuya Nakayama
哲也 中山
Mari Yanagiyama
麻里 柳山
Misa Numao
美佐 沼尾
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NOOZAN SEIMITSU KK
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NOOZAN SEIMITSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超砥粒工具または超砥粒砥石の砥粒粒子の消
失した鋭利なエッジを復元させることのできる合金を提
供する。 【解決手段】 合金の基材として鉄(Fe),コバルト
(Co)およびニッケル(Ni)からなる鉄系金属の群
から選択された少なくとも一種の金属を含むとともに、
被添加材として3B族、4B族または2A族から選択さ
れた少なくとも一種の元素を含む。被添加材の含有量
は、合計で0.5重量%〜15重量%の範囲にあり、合
金の常温における密度が、3.5g/cm3 から7.0
g/cm3 の範囲にあることが好ましい。被添加材の組
み合わせとしては、例えば、ケイ素(Si、4B族)、
アルミニウム(Al、3B族)およびマグネシウム(M
g、2A族)の組み合わせが挙げられる。この合金から
なるドレッシング部11を支持部12に固定することに
よりドレッサー10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術的分野】本発明は、超砥粒工具ある
いは超砥粒砥石の研削機能を回復させるためのドレッサ
ーまたは超砥粒工具あるいは超砥粒砥石の形状を修正す
るためのツルアーに用いられる合金、ならびにこの合金
を用いたドレッサーおよびツルアーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ホワイトアルミナ(WA)やグリ
ーンセラミックス(GC)などのセラミックスを用いた
一般の工業用砥石によっては研削できない極めて堅い材
料に対して、ダイヤモンドまたはCBN(Cubic Boron
Nitride ;立方晶窒化ホウ素)を用いた超砥粒工具また
は超砥粒砥石が利用されている。超砥粒工具または超砥
粒砥石は、ダイヤモンドまたはCBNを樹脂などの結合
材(マトリックス)に練り込んで燒結し、ホイール、ハ
ンドヤスリなど所望の形状に成形することにより製造さ
れる。CBNは鉄を含んだ材料の研削に有効であり、ダ
イヤモンドは非鉄金属の研削に用いられている。
【0003】ところで、このような超砥粒工具または超
砥粒砥石は、使用に伴い表面状態が劣化し、研削能力が
低下するので、研削能力を回復させるためのドレッシン
グ作業が必要となる。能力低下の主要な二つの原因とし
ては、砥粒粒子の鋭利なエッジの消失(丸まり)と、被
削材が砥粒粒子間に詰まる目詰まりとが挙げられる。ま
た、超砥粒工具または超砥粒砥石は、使用により形状に
歪みを生じるので、形状を修正するためのツルーイング
(型直し)を行う必要がある。
【0004】従来のドレッシング方法としては、放電・
電解による電気的方法、遊離砥粒を吹き付ける方法、ド
レッシング用砥石を用いて砥石を研削する方法、棒状・
ブロックあるいはホイ−ル状のダイヤモンドを利用した
ドレッサ−と呼ばれる工具を押しつける方法などがあ
る。ドレッサーとしては、ダイヤ砥粒を固定して使用す
る単石または多石ドレッサ−を始めとする粒子状ダイヤ
ドレッサー、または多結晶燒結ダイヤを使用したドレッ
サーなどが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のドレッシングま
たはツルーイングの主眼は、超砥粒粒子間の目詰まりを
もたらしている被削材を除去すること、切れ味の落ちた
砥粒をかき落として内部に埋もれている鋭利な砥粒粒子
を露出させること、そして、砥粒マトリックスの除去に
よる型くずれをドレッサ−やツルア−を機械的に押しつ
けることにより修正することにあった。
【0006】このように、従来の方法はいずれも、超砥
粒粒子の消失したエッジを復元させることはできない。
すなわち、これらの従来方法は、機能の低下した砥粒自
身の能力を復元させるものではない。また、機能の低下
した砥粒を表面から脱落させることにより、ドレッシン
グの度に超砥粒工具または超砥粒砥石が小さくなってい
き、寿命が短くなる。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、超砥粒粒子の消失した鋭利なエッジ
を復元させることのできる合金ならびにこれを用いたド
レッサーおよびツルアーを提供することにある。
【0008】本発明による合金は、基材と被添加材とか
らなるものであって、基材として鉄(Fe),コバルト
(Co)およびニッケル(Ni)からなる鉄系金属の群
から選択された少なくとも一種の金属を含むとともに、
被添加材として3B族、4B族または2A族から選択さ
れた少なくとも一種の元素を含むものである。
【0009】この合金によれば、砥粒の表面に固着し、
その後砥粒の微小表面と一緒に剥離することにより、砥
粒の消失した鋭利なエッジを復元させることができる。
さらに、その固着力により、目詰まりしている被削材も
併せて除去することができる。
【0010】なお、本明細書にいう「合金」は、二種以
上の金属からなる合金に限らず、一種以上の金属とホウ
素(B),炭素(C),ケイ素(Si)などの非金属元
素とを含む固溶体も含まれるものとする。
【0011】本発明によるドレッサーは、超砥粒砥石ま
たは超砥粒工具の研削機能を回復させるためのドレッシ
ング部を備えたものであって、ドレッシング部は、基材
と被添加材とからなる合金を含み、合金は、基材として
鉄(Fe),コバルト(Co)およびニッケル(Ni)
からなる鉄系金属の群から選択された少なくとも一種の
金属を含むとともに、被添加材として3B族、4B族ま
たは2A族から選択された少なくとも一種の元素を含む
ものである。
【0012】本発明によるツルアーは、超砥粒砥石また
は超砥粒工具の形状を回復させるためのツルーイング部
を備えたものあって、ツルーイング部は、基材と被添加
材とからなる合金を含み、合金は、基材として鉄(F
e),コバルト(Co)およびニッケル(Ni)からな
る鉄系金属の群から選択された少なくとも一種の金属を
含むとともに、被添加材として3B族、4B族または2
A族から選択された少なくとも一種の元素を含むもので
ある。
【0013】このドレッサーまたはツルアーによれば、
本発明による合金を用いているので、種々の超砥粒砥石
または超砥粒工具に対して、CBNまたはダイヤモンド
砥粒の別や結合材の種類に関わらず優れたドレッシング
またはツルーイング性能を発揮する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施の形態に係る合金を
用いたドレッサーの一例を表している。このドレッサー
10は、例えば直方体形状のドレッシング部11を、例
えば直方体形状の支持部12に形成された凹部12Aに
嵌め込んだ構成を有している。支持部12は、例えば鉄
(Fe)などの金属で構成されている。ドレッシング部
11と支持部12とは、例えば支持部12の底面から2
本のねじ(図示せず)により固定されている。ドレッシ
ング部11の上面11Aに対して、例えばホイール状の
超砥粒工具13を、一定の速度および圧力で回転(図1
の矢印A)させつつ揺動(図1の矢印B)させることに
より、超砥粒工具13の表面に存在しているダイヤモン
ド砥粒またはCBN砥粒の消失した鋭利なエッジが復元
される。
【0016】図2は、本実施の形態に係るドレッサー1
0を用いたドレッシングにより三角錐形状となったダイ
ヤモンド砥粒(500番手に使用されているもの)を、
非接触三次元測定機を用いて54.1倍に拡大した写真
に基づく説明図である。図2に符号21で示した点線
は、鋭利なエッジが消失したドレッシング前のダイヤモ
ンド砥粒20の輪郭線である。一方、符号22で示した
実線が、ドレッシング後のダイヤモンド砥粒の輪郭線で
ある。実線22で示したように、ドレッシング後のダイ
ヤモンド砥粒の輪郭線は、短い直線を連続したような状
態を示しており、ダイヤモンド砥粒の表面において鋭利
なエッジが復元されていることがわかる。なお、符号2
3で示したのは、砥粒マトリックスである。
【0017】このような顕著な効果を発揮するドレッシ
ング部11は、後述する合金を含んで構成されている。
この合金は、ダイヤモンド砥粒の表面に固着し、その接
触圧力により砥粒の表面において微小な劈開を生じさ
せ、丸くなった表面を局部的に剥離させるものと考えら
れる。なお、接触圧力は必然的に摩擦熱を誘起するが、
上記現象に摩擦熱が大きな役割を果たしているという確
証は得られていない。
【0018】さらに、上記合金が砥粒の表面に固着する
ことにより、砥粒自体の鋭利なエッジを回復させるだけ
でなく、目詰まりを起こしている被削材の除去にも有効
に作用することも見出された。
【0019】この合金の組成としては、まず、基材とし
て鉄(Fe),コバルト(Co)およびニッケル(N
i)からなる鉄系金属の群から選択された少なくとも一
種の金属を含んでいる。さらに、被添加材として周期律
表における3B族、4B族または2A族から選択された
少なくとも一種の元素を含むことにより、上記の現象が
拡大し、砥粒の鋭利なエッジを復元させる効果を有効に
発揮する。被添加材の含有量は、合計で0.5重量%〜
15重量%の範囲にあることが好ましい。また、被添加
材の組み合わせとしては、例えば、ケイ素(Si、4B
族)、アルミニウム(Al、3B族)およびマグネシウ
ム(Mg、2A族)の組み合わせを挙げることができ
る。その他、(1)カルシウム(Ca、2A族)、アル
ミニウムおよびインジウム(In、3B族)の組み合わ
せ、(2)バリウム(Ba、2A族)、アルミニウムお
よびスズ(Sn、4B族)の組み合わせ、(3)ホウ素
(B、3B族)、ケイ素(Si、4B族)の組み合わせ
などが可能である。
【0020】砥粒の鋭利なエッジを復元させる効果は、
上述のとおり、合金の接触圧力ないし接触抵抗(すなわ
ち、ドレッシング部11と超砥粒工具13との摩擦抵
抗)に由来するものである。この接触圧力は合金の硬度
により大きく異なるが、合金の硬度は合金の組成、具体
的には、基材となる鉄系金属の選択および被添加材の配
合(組み合わせおよび含有量)により決定される。した
がって、上記合金は、異なる組成、硬度ないし接触圧力
を有する多くの種類の合金を含んでおり、使用する合金
の種類によって、製造されるドレッサーの特性も異なっ
たものとなる。上記合金の硬度は、ロックウェルCスケ
ールで30〜55程度であるが、ワーク(この場合は、
超砥粒工具または超砥粒砥石)の種類・形状や砥粒マト
リックスとの関係で60を超える場合もある。
【0021】上記合金は、常温における密度が、3.5
g/cm3 から7.0g/cm3 の範囲にあることが望
ましい。この常温における密度は、製造時の溶融状態に
おいて圧力を調整することにより変化させることができ
るが、7.0g/cm3 より大きくなるとドレッサーと
して使用したときに超砥粒工具または超砥粒砥石がドレ
ッサーから跳ね返ってしまい、研削能力の回復が十分に
行われなくなる。一方、3.5g/cm3 より小さくな
ると、ドレッサーが削られて磨耗してしまう。
【0022】表1および表2は、上記合金を用いて構成
したドレッサー10を使用してドレッシングしたダイヤ
モンド砥石の研削性能を、従来のドレッサーを使用して
ドレッシングしたダイヤモンド砥石の研削性能と比較し
て説明するためのものである。
【0023】ドレッシングされるダイヤモンド砥石とし
ては、以下のダイヤモンドホイールを使用している。 ストレート型 1A1型 φ200 樹脂(レジン)結合材(ボンド) 粒度1000 集中
度100 型番 SD1000N100B5 使用機械は、平面研削盤とする。表1に、本実施の形態
のドレッサー10および従来のドレッサーのそれぞれに
ついてのドレッシング条件をまとめて示す。
【0024】
【表1】
【0025】各ドレッサーにより表1に示した条件でド
レッシングされたダイヤモンド砥石の研削性能を評価す
るため、窒化ケイ素(Si3 4 )からなる評価用ワー
クを以下の条件でそれぞれ研削した。 回転数 1500rpm 左右送り 5m/分 前後送り速度 40mm/分 切り込み量 10μm 総切り込み量 0.2mm スパークアウト 1回 研削結果を表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】表1および表2からわかるように、本発明
の合金を用いたドレッサー10は、従来にくらべドレッ
サーの磨耗量は著しく小さくなっている。最も重要な性
能である評価用ワークの面粗さにおいては、ドレッサー
磨耗量を勘案すれば、ボンドドレッサーを含め従来のい
ずれのドレッサーよりも優れていると評価しうる。ま
た、次回ドレッシングまでの時間は、ダイヤ単石ドレッ
サーの場合の時間に対する比として示しているが、従来
のどのドレッサーに比べても明らかに長くなっている。
【0028】表3は、本実施の形態のドレッサー10を
用いたドレッシングを、従来のドレッシング方法と比較
してまとめたものである。
【0029】
【表3】
【0030】表3から、本実施の形態のドレッサー10
は、ダイヤモンド砥粒に対してもCBN砥粒に対しても
同様に優れたドレッシング性能を発揮することが確認で
きる。この優れたドレッシング性能は、樹脂(レジ
ン),ビト(ガラス系)または金属(メタル)など結合
材の種類には依存しないこともわかる。さらに、本実施
の形態のドレッサー10によるドレッシング後の砥石
は、ワーク(被研削物)に対しすっと滑らかに入るので
砥石を駆動するモータに対する負荷が少なくて済む。ま
た、コスト面での優位性はもちろんのこと、ドレッシン
グ作業が簡単であり、粉塵の発生がないなど、作業性や
作業環境の面でも優れている。
【0031】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、合金の基材として鉄(Fe),コバルト(Co)お
よびニッケル(Ni)からなる鉄系金属の群から選択さ
れた少なくとも一種の金属を85%以上含むとともに、
被添加材として周期律表における3B族、4B族または
2A族から選択された少なくとも一種の元素を含むよう
にし、この合金を用いてドレッサー10のドレッシング
部11を構成したので、この合金の接触圧力により超砥
粒工具または超砥粒砥石の砥粒の消失した鋭利なエッジ
を復元させることができる。さらに、目詰まり解消の効
果も発揮する。
【0032】ドレッサー10は、平面研削盤用、円筒研
磨用、センターレス研削盤用、電着ハンドヤスリなど種
々の超砥粒工具または超砥粒砥石のドレッシングに適用
可能である。
【0033】ドレッサー10によるドレッシングの際に
は、通常のドレッサーやツルアーの場合と同様にクーラ
ントの付与が有効であるが、ドライにても可能である。
なお、ドレッサー10に対するクーラントとしては、水
性のものが主である。
【0034】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態で
は、ドレッシング部11および支持部12はいずれも直
方体形状としたが、上記実施の形態の合金は金属であっ
て加工性に富み、ごく一般的な種々の形状のドレッシン
グ部11を形成することが可能である。例えば、図3に
示したドレッサー14のように棒状の支持部12の先端
に段部を設け、この段部に棒状のドレッシング部11を
取り付けることも可能である。また、図4に示したドレ
ッサー15のように、円筒形の支持部12の一端面に円
筒形のドレッシング部11を固定するようにしてもよ
い。図1に示したドレッサー10は機械駆動に適してい
るが、図3に示したドレッサー14や図4に示したドレ
ッサー15は手作業に適している。
【0035】また、上記実施の形態では、ドレッシング
部11はねじにより支持部12に固定するようにした
が、嵌合のみ、または磁石により固定するなど様々の方
法により固定することができる。
【0036】上記実施の形態では、本発明の合金を用い
てドレッサーを構成した例について説明したが、本発明
の合金はツルアーにも適用することができ、同様の優れ
た効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし4
のいずれか1に記載の合金によれば、基材として鉄(F
e),コバルト(Co)およびニッケル(Ni)からな
る鉄系金属の群から選択された少なくとも一種の金属を
含むとともに、被添加材として3B族、4B族または2
A族から選択された少なくとも一種の元素を含むように
したので、砥粒の消失した鋭利なエッジを復元させると
いう効果を奏する。さらに、その固着力により、目詰ま
りしている被削材も併せて除去することができるという
効果も期待できる。
【0038】特に、請求項2記載の合金によれば、被添
加材の含有量を、合計で0.5重量%〜15重量%の範
囲としたので、上述の顕著な効果をさらに確実にするこ
とができる。
【0039】また、特に、請求項3に記載の合金によれ
ば、常温における密度が、3.5g/cm3 から7.0
g/cm3 の範囲にあるようにしたので、ドレッサーに
対する超砥粒工具または超砥粒砥石の跳ね返りやドレッ
サーの過度の磨耗を防ぎ、ドレッシング性能を高めるこ
とができる。
【0040】請求項5ないし7のいずれか1に記載のド
レッサーまたは請求項8に記載のツルアーによれば、本
発明による合金を用いているので、種々の超砥粒砥石ま
たは超砥粒工具に対して、CBNまたはダイヤモンド砥
粒の別や結合材の種類に関わらず優れたドレッシングま
たはツルーイング性能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るドレッサーの構成
を表す斜視図である。
【図2】図1に示したドレッサーを用いたドレッシング
により三角錐形状となったダイヤモンド砥粒の拡大写真
に基づく説明図である。
【図3】ドレッサーの変形例を表す斜視図である。
【図4】ドレッサーの他の変形例を表す斜視図である。
【符号の説明】
10,14,15…ドレッサー、11…ドレッシング
部、12…支持部、13…超砥粒工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳山 麻里 神奈川県川崎市高津区坂戸3−2−1 か ながわサイエンスパーク東棟610号 ノー ザン精密株式会社内 (72)発明者 沼尾 美佐 神奈川県川崎市高津区久末20 松の荘203 Fターム(参考) 3C047 AA13 EE04 EE18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と被添加材とからなる合金であっ
    て、 前記基材として鉄(Fe),コバルト(Co)およびニ
    ッケル(Ni)からなる鉄系金属の群から選択された少
    なくとも一種の金属を含むとともに、 前記被添加材として3B族、4B族または2A族から選
    択された少なくとも一種の元素を含むことを特徴とする
    合金。
  2. 【請求項2】 前記被添加材の含有量は、合計で0.5
    重量%〜15重量%の範囲にあることを特徴とする請求
    項1記載の合金。
  3. 【請求項3】 常温における密度が、3.5g/cm3
    から7.0g/cm 3 の範囲にあることを特徴とする請
    求項1記載の合金。
  4. 【請求項4】 超砥粒砥石または超砥粒工具のドレッサ
    −またはツルア−に用いられることを特徴とする請求項
    1記載の合金。
  5. 【請求項5】 超砥粒砥石または超砥粒工具の研削機能
    を回復させるためのドレッシング部を備えたドレッサー
    であって、 前記ドレッシング部は、基材と被添加材とからなる合金
    を含み、 前記合金は、 前記基材として鉄(Fe),コバルト(Co)およびニ
    ッケル(Ni)からなる鉄系金属の群から選択された少
    なくとも一種の金属を含むとともに、 前記被添加材として3B族、4B族または2A族から選
    択された少なくとも一種の元素を含むことを特徴とする
    ドレッサー。
  6. 【請求項6】 更に、前記ドレッシング部を支持するた
    めの支持部を備えたことを特徴とする請求項5記載のド
    レッサー。
  7. 【請求項7】 前記ドレッシング部は棒状、直方体形状
    または円筒形状を有する ことを特徴とする請求項5記載のドレッサー。
  8. 【請求項8】 超砥粒砥石または超砥粒工具の形状を回
    復させるためのツルーイング部を備えたツルアーであっ
    て、 前記ツルーイング部は、基材と被添加材とからなる合金
    を含み、 前記合金は、 前記基材として鉄(Fe),コバルト(Co)およびニ
    ッケル(Ni)からなる鉄系金属の群から選択された少
    なくとも一種の金属を含むとともに、 前記被添加材として3B族、4B族または2A族から選
    択された少なくとも一種の元素を含むことを特徴とする
    ツルアー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079112A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Mitsubishi Materials Corp 切断ブレードのドレッシング方法およびドレッシング装置
JP2015100862A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 株式会社ディスコ 切削方法
CN105458930A (zh) * 2015-12-28 2016-04-06 华南理工大学 一种粗金刚石砂轮的微磨粒出刃尖端修平修齐装置及方法

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