JP3014929B2 - マニュアルフォーカスカメラ - Google Patents

マニュアルフォーカスカメラ

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JP3014929B2
JP3014929B2 JP6247877A JP24787794A JP3014929B2 JP 3014929 B2 JP3014929 B2 JP 3014929B2 JP 6247877 A JP6247877 A JP 6247877A JP 24787794 A JP24787794 A JP 24787794A JP 3014929 B2 JP3014929 B2 JP 3014929B2
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稔 石黒
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユーザが指定した距離
に焦点を合わせる電動式のフォーカス機構を搭載したマ
ニュアルフォーカスカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカメラは、焦点調整を自動に行う
オートフォーカス機構を搭載したものが多い。オートフ
ォーカスの方式は、大別するとパッシブ方式とアクティ
ブ方式に分かれる。
【0003】パッシブ方式は、三角測量と同じ原理を用
いて、被写体のコントラストを利用して測距離する方式
である。つまり、距離計と同じように二重像が合致した
場合にコントラストが一番増大するので、最もコントラ
ストが高くなるようにレンズを移動して合焦させている
のである。
【0004】また、アクティブ方式は、カメラ側からあ
る波長の光線や音波を被写体に向けて出射し、被写体に
当たって戻ってきた光線等の角度や時間から距離を求め
てレンズの位置を決める方式である。
【0005】このようにオートフォーカス機構を搭載し
たカメラは、撮影者がピント合わせを行うことなく撮影
でき、非常に便利である。ところが、オートフォーカス
による焦点合わせは、常に画面の中央に被写体を位置さ
せる必要がある。このため、高速に移動する被写体を撮
影する場合や、被写体を画面の端に置いて撮影する場合
などは、オートフォーカスでは正しく焦点を合わせるこ
とができなかった。そこで、このような特殊な被写体を
撮影する場合に、手動で焦点を合わせることのできるマ
ニュアルフォーカス機構を搭載したカメラが従来より製
品化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マニュアル
フォーカスによる焦点合わせは、カメラ上部に設けられ
たフォーカスダイヤルをユーザが操作して行う。フォー
カスダイヤルの表面には距離を示す数字が書き込まれて
おり、この数字を参照しながらフォーカスダイヤルを回
転させて距離を指定する。そしてシャッターボタンを押
すと、電動式のフォーカス機構が駆動し、その距離だけ
離れた被写体に対して焦点が合う。
【0007】しかしながら、フォーカスダイヤルの数字
は小さく且つカメラ上部に設けられているため、ユーザ
がカメラを構えた状態でフォーカスダイヤルの数字を見
て距離を指定することは困難であった。このため、ユー
ザがフォーカスダイヤルを操作する場合、カメラを一旦
持ち替えなければならず操作性に問題があった。
【0008】本発明は、このような問題を解決し、操作
性の優れたインタフェースを持ったマニュアルフォーカ
スカメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のマニュアルフォーカスカメラは、焦点を合
わせる距離の指定を受け付ける距離指定手段と、距離指
定手段で受け付けた距離のデータをカメラ上に設けられ
た表示画面に表示する表示手段と、シャッターボタンが
押されることにより、距離指定手段で受け付けた距離に
自動的に焦点を合わせるフォーカシング手段とを備え
る。
【0010】そして、表示手段は、表示画面に時刻デー
タである“日時分”を表示させることができ、この表示
画面は、時刻データを表示させる際の“時”を示す数字
列用のセグメントと距離データを表示させる際の整数部
を示す数字列用のセグメントに同一のセグメントを割り
付け、時刻データを表示させる際の“分”を示す数字列
用のセグメントと距離データを表示させる際の少数部を
示す数字列用のセグメントに同一のセグメントを割り付
け、さらに、時刻データを表示させる際の“時”と
“分”の間のコロン用のセグメントと距離データを表示
させる際の小数点を示す数字列用のセグメントに同一の
セグメントを割り付けるものである。
【0011】ここで、距離指定手段は、距離の異なる複
数の距離データが記憶され、各距離データがそれぞれ異
なる読み出し順番を有する記憶部と、押ボタンが押し下
げられた後開放されるまでの間、記憶部に記憶された複
数の距離データの中から読み出し順番の小さい順に距離
データを所定時間ごとに読み出して、一番大きな読み出
し順番の距離データを読み出した後は、一番小さな読み
出し順番の距離データに戻って読み出しを繰り返すシフ
トスイッチとを備え、表示手段は距離指定手段によって
読み出された距離データを順次表示画面に表示し、フォ
ーカシング手段は距離指定手段によって読み出された最
後の距離データの示す距離に焦点を合わせるものであっ
てもよい。
【0012】
【作用】本発明のマニュアルフォーカスカメラによれ
ば、ユーザが焦点を合わせる距離を指定すると指定した
距離は距離指定手段によって受け付けられる。受け付け
られた距離のデータは表示手段によって表示画面に表示
され、ユーザは指定した距離が正しく受け付けられたこ
とを視覚的に確認することができる。そして、受け付け
られた距離が正しいことを確認したユーザがシャッター
ボタンを押すと、フォーカシング手段がこの距離に自動
的に焦点を合わせる。
【0013】ここで、距離指定手段が記憶部とシフトス
イッチとを備えている場合は、ユーザがシフトスイッチ
の押ボタンを押すと、記憶部に記憶された複数の距離デ
ータの中から読み出し順番の小さい順に距離データが所
定時間ごとに読み出される。このように読み出された距
離データは、表示手段によって順次表示画面に表示され
る。この表示画面を見たユーザが、所望の距離データが
表示された時点でシフトスイッチの押ボタンを開放する
と、距離データの読み出しが中止される。このため、表
示画面には最後に読み出された距離データが表示され続
ける。その後、ユーザがシャッターボタンを押すと、フ
ォーカシング手段が最後に読み出された距離データの示
す距離に焦点を合わせる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して説明する。図1は、本実施例に係るオートフォー
カスカメラの外観を示す斜視図である。同図より、本実
施例のオートフォーカスカメラは、直方体形状のボディ
10上面にシャッターボタン11が配置され、ボディ1
0前面の上部に被写体との距離を測距する測距装置12
が組み込まれている。この測距装置12は被写体に光を
照射し、被写体からの反射光のコントラストを測定して
被写体までの距離を求めるパッシブ方式が用いられてい
る。ボディ10前面の中央部にはレンズの組み込まれた
レンズ鏡胴13が取り付けられている。レンズ鏡胴13
は二重構造になっており、内蔵されたモータ14を駆動
させることにより内側の鏡胴が伸縮する。この伸縮によ
って内側の鏡胴に組み込まれたレンズとフィルム間の距
離が変わり、所望の距離に焦点を合わせることができ
る。
【0015】さらに、ボディ10裏面の上部中央に電源
スイッチ15が設けられ、ボディ10裏面の裏ぶた16
上に液晶ディスプレイ17が設けられている。この液晶
ディスプレイ17には時刻或いは距離がセグメント形表
示方式で表示される。液晶ディスプレイ17の下にはモ
ードスイッチ18と,距離スイッチ19が横に配列さ
れ、ボディ10裏面の上部にはスイッチ20〜22が横
に配列されている。モードスイッチ18は自動焦点モー
ド、固定焦点モード、及び手動焦点モードのいずれかの
モードを選択する押しボタンスイッチであり、押ボタン
を押し下げる毎にモードが順次切り替わる。また、距離
スイッチ19は手動焦点モードの時に所望の距離を指定
する押しボタンスイッチであり、押ボタンを押し下げる
毎に液晶ディスプレイ17に表示される距離データが順
次切り替わる。ここで、自動焦点モードとは測距装置1
2で被写体までの距離を測定して、この距離に焦点を合
わせるモードをいう。また、固定焦点モードとは無限遠
に焦点を合わせるモードをいう。さらに、手動焦点モー
ドとはユーザが指定した距離に焦点を合わせるモードを
いう。
【0016】本実施例では、モードスイッチ18を用い
て自動焦点モードから固定焦点モードに、或いは自動焦
点モードから手動焦点モードに切り替えた際に、モード
スイッチ18の押ボタンが押し下げられている時間が検
出される。そして、この時間が所定時間(3秒間)より
短い場合は、切り替えたモード(固定焦点モード又は手
動焦点モード)で一回撮影した後に自動焦点モードに戻
す。また、監視した時間が所定時間(3秒間)以上の場
合は、次にモードスイッチ18が押されるまで、切り替
えたモード(固定焦点モード又は手動焦点モード)を保
持する。
【0017】このような処理を行うため、本実施例のオ
ートフォーカスカメラには、図2のブロック図に示す制
御ユニット30が内蔵されている。
【0018】図2より、制御ユニット30は、モードス
イッチ18の押ボタンが押し下げられた時間を検出する
検出手段であると共に、検出された時間が3秒より短く
且つ固定焦点モード或いは手動焦点モードの場合に自動
焦点モードに切り替えるモード再設定手段である制御部
31を備えている。制御部31はモード設定部31aと
ラッチ設定部31bとを備えており、モード設定部31
aには“自動焦点モード”と“固定焦点モード”と“手
動焦点モード”のいずれかのモードが設定される。ま
た、ラッチ設定部31bには“ラッチ有り”と“ラッチ
無し”のどちらかが設定される。
【0019】“ラッチ有り”はモードスイッチ18の押
ボタンが押し下げられた時間が3秒以上の場合に設定さ
れ、“ラッチ無し”はモードスイッチ18の押ボタンが
押し下げられた時間が3秒未満の場合に設定される。ラ
ッチ設定部31bに“ラッチ有り”が設定された場合、
固定焦点モード或いは手動焦点モード下でシャッターボ
タン11が押された後も同一のモードが保持される。こ
れに対して、ラッチ設定部31bに“ラッチ無し”が設
定された場合、固定焦点モード或いは手動焦点モード下
でシャッターボタン11が押された後は、自動焦点モー
ドに切り替わる。
【0020】制御ユニット30は、0.3m、0.4
m、0.5m、0.6m、0.7m、0.8m、0.9
m、1.0m、1.2m、1.5m、2.0m、2.5
m、3.0m、5.0m、10.0m、30.0m、∞
といった長さの異なる複数の距離データが記憶された距
離記憶部32と、モードスイッチ18及び距離スイッチ
19の押ボタン押し下げ時間を測定するタイマー33と
を備えている。距離記憶部32に記憶された各距離デー
タはそれぞれ異なる読み出し順番を有しており、各距離
データはこの読み出し順番に従って順番に読み出され
る。
【0021】さらに、制御ユニット30は、時計回路3
4と水晶発振器35とを備えており、水晶発振器35か
ら出力されたパルス信号が時計回路34に入力され、時
計回路34ではこのパルス信号に基づいて正確な時刻を
カウントする。
【0022】さらにまた、制御ユニット30は、表示制
御部36を備えており、表示制御部36には時計回路3
4でカウントされた時刻データと距離記憶部32から読
み出された距離データのいずれかが与えられる。表示制
御部36ではこれらのデータに基づいて、液晶ディスプ
レイ17に時刻或いは距離を表示させる。
【0023】制御ユニット30には、シャッターボタン
11からの信号、測距装置12からの距離データ、及び
電源スイッチ15からの投入信号が入力される。制御ユ
ニット30は、シャッターボタン11からの信号を受け
ると、モード設定部31aに設定されたモードに合った
制御信号をモータ14に与える。
【0024】次に、制御ユニット30による処理の詳細
を、図3〜図7のフローチャート、及び図8,9の画面
表示例の図を用いて説明する。
【0025】この処理は、ユーザによって電源スイッチ
15が投入されることにより開始される。図3に示すよ
うに、電源スイッチ15の投入信号を受けた制御部31
は、モード設定部31aに“自動焦点モード”を、ラッ
チ設定部31bに“ラッチ無し”をそれぞれ設定する
(ステップ100)。次に、時計回路34でカウントさ
れた時刻を示す数字列を液晶ディスプレイ17に点灯表
示するよう、表示制御部36から液晶ディスプレイ17
に制御信号を送る(ステップ101)。この制御信号に
よって液晶ディスプレイ17には、図8(a)に示すよ
うな画像が表示される。そして、モードスイッチ18、
距離スイッチ19、及びスイッチ20〜22のいずれか
が押されたかを調べ(ステップ102)、いずれのスイ
ッチも押されていない場合に、シャッターボタン11が
押されたかを調べる(ステップ103)。
【0026】制御ユニット30では、シャッターボタン
11が押された場合に、モード設定部31aに設定され
た内容に基づいて、モータ14に制御信号を送る(ステ
ップ104)。具体的には、モード設定部31aに“自
動焦点モード”が設定されている場合は、測距装置12
から入力された距離データが示す距離に焦点が合うよう
にレンズ鏡胴13を伸縮させるための制御信号をモータ
14に送る。また、モード設定部31aに“固定焦点モ
ード”が設定されている場合は、無限遠に焦点が合うよ
うにレンズ鏡胴13を伸縮させるための制御信号をモー
タ14に送る。さらに、モード設定部31aに“手動焦
点モード”が設定されている場合は、距離スイッチ19
を用いてユーザが選択した距離に焦点が合うようにレン
ズ鏡胴13を伸縮させるための制御信号をモータ14に
送る。
【0027】次に、モード設定部31aに“自動焦点モ
ード”が設定されているか調べ(ステップ105)、
“自動焦点モード”でない場合にラッチ設定部31bに
何が設定されているか調べる(ステップ106)。ラッ
チ設定部31bに“ラッチ無し”が設定されている場合
はモード設定部31aに“自動焦点モード”を設定し
(ステップ107)、処理をステップ102に戻す。ス
テップ103でシャッターボタン11が押されていない
場合、ステップ105でモード設定部31aが“自動焦
点モード”の場合、及びステップ106でラッチ設定部
31bが“ラッチ有り”の場合も、処理をステップ10
2に戻す。
【0028】ステップ102でいずれかのスイッチが押
された場合、制御ユニット30はどのスイッチが押され
たかを調べる(ステップ108)。モードスイッチ18
又は距離スイッチ19が押された場合には、後述する各
処理を行う。また、スイッチ20〜22が押された場合
には、このスイッチが現在ON状態か調べ(ステップ1
09)、ON状態の場合はこのスイッチの処理を行う
(ステップ110)。ステップ109でスイッチが既に
OFF状態になっていた場合とステップ110の処理が
終了した場合に、処理をステップ102に戻す。
【0029】次に、ステップ108でモードスイッチ1
8が押された場合の処理を図4を用いて説明する。
【0030】図4より、まず、モードスイッチ18がO
N状態か調べる(ステップ120)。モードスイッチ1
8がON状態の場合、ラッチ設定部31bに“ラッチ無
し”を設定する(ステップ121)。そして、モード設
定部31aに何が設定されているか調べ(ステップ12
2)、“自動焦点モード”が設定されている場合にはタ
イマー33をスタートさせる(ステップ123)。さら
に、モード設定部31aに“固定焦点モード”を設定し
(ステップ124)、液晶ディスプレイ17の左上に
“INF”マークを点滅表示するよう、表示制御部36
から液晶ディスプレイ17に制御信号を送る(ステップ
125)。この制御信号によって液晶ディスプレイ17
には、図8(b)に示すような画像が表示される。
【0031】このような表示が行われている状態で、タ
イマー33を用いてモードスイッチ18が押されてから
3秒経過したか調べ(ステップ126,127)、3秒
経過時にモードスイッチ18がON状態の場合、ラッチ
設定部31bに“ラッチ有り”を設定する(ステップ1
28)。そして、液晶ディスプレイ17の右上に“LA
TCH”マークを点灯表示するよう、表示制御部36か
ら液晶ディスプレイ17に制御信号を送る(ステップ1
29)。この制御信号によって液晶ディスプレイ17に
は、図8(c)に示すような画像が表示される。
【0032】ステップ129の処理終了後にモードスイ
ッチ18がOFF状態となった場合(ステップ130)
には、タイマー33をストップさせる(ステップ13
1)。そして、液晶ディスプレイ17の左上に“IN
F”マークを点灯表示するよう、表示制御部36から液
晶ディスプレイ17に制御信号を送る(ステップ13
2)。この制御信号によって液晶ディスプレイ17に
は、図8(d)に示すような画像が表示される。
【0033】また、モードスイッチ18が押されてから
3秒経過する前にモードスイッチ18がOFF状態とな
った場合(ステップ127)にも、タイマー33をスト
ップさせる(ステップ131)。そして、液晶ディスプ
レイ17の左上に“INF”マークを点灯表示するよ
う、表示制御部36から液晶ディスプレイ17に制御信
号を送る(ステップ132)。この制御信号によって液
晶ディスプレイ17には、図8(e)に示すような画像
が表示される。
【0034】次に、ステップ122でモード設定部31
aに“固定焦点モード”が設定されている場合の処理を
図5を用いて説明する。
【0035】図5より、まず、液晶ディスプレイ17に
表示された時刻を示す数字列を消灯するよう、表示制御
部36から液晶ディスプレイ17に制御信号を送る(ス
テップ140)。さらに、液晶ディスプレイ17に表示
された“INF”マークと“LATCH”マークを消灯
するよう、表示制御部36から液晶ディスプレイ17に
制御信号を送る(ステップ141)。そして、タイマー
33をスタートさせ(ステップ142)、モードスイッ
チ31aに“手動焦点モード”を設定する(ステップ1
43)。
【0036】次に、液晶ディスプレイ17の右下に
“m”マークを点滅表示するよう、表示制御部36から
液晶ディスプレイ17に制御信号を送る(ステップ14
4)。さらに、距離記憶部32に記憶された複数の距離
データの中から、読み出し順番の小さい距離データを読
み出して液晶ディスプレイ17の中央に表示するよう、
表示制御部36から液晶ディスプレイ17に制御信号を
送る(ステップ145)。これらの制御信号によって液
晶ディスプレイ17には、図9(a)に示すような画像
が表示される。
【0037】このような表示が行われている状態で、タ
イマー33を用いてモードスイッチ18が押されてから
3秒経過したか調べ(ステップ146,147)、3秒
経過時にモードスイッチ18がON状態の場合、ラッチ
設定部31bに“ラッチ有り”を設定する(ステップ1
48)。そして、液晶ディスプレイ17の右上に“LA
TCH”マークを点灯表示するよう、表示制御部36か
ら液晶ディスプレイ17に制御信号を送る(ステップ1
49)。この制御信号によって液晶ディスプレイ17に
は、図9(b)に示すような画像が表示される。
【0038】ステップ149の処理終了後にモードスイ
ッチ18がOFF状態となった場合(ステップ150)
には、タイマー33をストップさせる(ステップ15
1)。そして、液晶ディスプレイ17の左下に“m”マ
ークを点灯表示するよう、表示制御部36から液晶ディ
スプレイ17に制御信号を送る(ステップ152)。さ
らに、液晶ディスプレイ17の中央に距離記憶部32か
ら読み出された距離データを点灯表示するよう、表示制
御部36から液晶ディスプレイ17に制御信号を送る
(ステップ153)。これらの制御信号によって液晶デ
ィスプレイ17には、図9(c)に示すような画像が表
示される。
【0039】また、モードスイッチ18が押されてから
3秒経過する前にモードスイッチ18がOFF状態とな
った場合(ステップ147)にも、タイマー33をスト
ップさせる(ステップ151)。そして、液晶ディスプ
レイ17の左下に“m”マークを点灯表示するよう、表
示制御部36から液晶ディスプレイ17に制御信号を送
る(ステップ152)。さらに、液晶ディスプレイ17
の中央に距離記憶部32から読み出された距離データを
点灯表示するよう、表示制御部36から液晶ディスプレ
イ17に制御信号を送る(ステップ153)。これらの
制御信号によって液晶ディスプレイ17には、図9
(d)に示すような画像が表示される。
【0040】次に、ステップ122でモード設定部31
aに“手動焦点モード”が設定されている場合の処理を
図6を用いて説明する。
【0041】図6より、まず、液晶ディスプレイ17に
表示された距離データを消灯するよう、表示制御部36
から液晶ディスプレイ17に制御信号を送る(ステップ
160)。次に、液晶ディスプレイ17に表示された
“LATCH”マークと“m”マークを消灯するよう、
表示制御部36から液晶ディスプレイ17に制御信号を
送る(ステップ161)。さらに、モードスイッチ31
aに“自動焦点モード”を設定し(ステップ162)、
時計回路34でカウントされた時刻を示す数字列を液晶
ディスプレイ17に点灯表示するよう、表示制御部36
から液晶ディスプレイ17に制御信号を送る(ステップ
163)。これらの制御信号によって液晶ディスプレイ
17には、図9(e)に示すような画像が表示される。
そして、モードスイッチ18がOFF状態になるまで待
機して、OFF状態になった場合に処理をステップ10
2に戻す。
【0042】次に、ステップ108で距離スイッチ19
が押された場合の処理を図7を用いて説明する。
【0043】図7より、まず、距離スイッチ19がON
状態か調べる(ステップ170)。距離スイッチ19が
ON状態の場合、モード設定部31aに“手動焦点モー
ド”が設定されているか調べる(ステップ171)。そ
して、モード設定部31aに“手動焦点モード”が設定
されている場合、次の距離データを距離記憶部32から
読み出す(ステップ172)。さらに、読み出された距
離データを液晶ディスプレイ17の中央に点灯表示する
よう、表示制御部36から液晶ディスプレイ17に制御
信号を送り(ステップ173)、タイマー33をスター
トさせる(ステップ174)。
【0044】液晶ディスプレイ17に距離データが表示
された状態で、タイマー33を用いて距離スイッチ19
が押されてから0.5秒経過したか調べ(ステップ17
5,176)、0.5秒経過時に距離スイッチ19がO
N状態の場合、タイマー33を再スタートさせる(ステ
ップ177)。さらに、次の距離データを距離記憶部3
2から読み出し(ステップ178)、この距離データを
液晶ディスプレイ17の中央に点灯表示するよう、表示
制御部36から液晶ディスプレイ17に制御信号を送
り、ステップ175に処理を戻す。
【0045】また、距離スイッチ19が押されてから
0.5秒経過する前に距離スイッチ19がOFF状態と
なった場合(ステップ176)には、タイマー33をス
トップさせる(ステップ180)。そして、ステップ1
70で距離スイッチ19がOFF状態の場合、ステップ
171でモード設定部31aに“手動焦点モード”が設
定されていない場合、及びステップ180の処理が終了
した場合に、処理をステップ102に戻す。
【0046】ステップ175〜180のループ処理によ
って、ユーザが距離スイッチ19を押し続ける間、距離
記憶部32に記憶された複数の距離データ(0.3m、
0.4m、0.5m、0.6m、…)の中から読み出し
順番の小さい順に距離データが0.5秒ごとに読み出さ
れる。そして、一番大きな読み出し順番の距離データが
読み出された後は、一番小さな読み出し順番の距離デー
タに戻って読み出しが繰り返される。読み出された距離
データは液晶ディスプレイ17に順番に表示されるの
で、ユーザは容易に所望の距離データを選択することが
できる。
【0047】さらに、図9(c)(e)に示すように、
液晶ディスプレイ17への距離データの表示は、時刻表
示の際の“時”示す数字用のセグメント40と、“分”
を示す数字用のセグメント41と、“時”と“分”の間
のコロンの下部セグメント42とを流用して行ってい
る。つまり、上述したように液晶ディスプレイ17はセ
グメント形表示方式が用いられているので、時刻表示と
距離表示といった2種類の画面表示を行う場合、できる
だけセグメントを共用化してセグメント電極を少なくす
るのが、耐久性及びコスト低減の面から望ましい。
【0048】このため、本実施例では、時刻表示の
“時”示す数字用のセグメント40と距離表示の距離デ
ータの整数部を示す数字用のセグメント50を共用化し
ている。また、時刻表示の“分”示す数字用のセグメン
ト41と距離表示の距離データの少数部を示す数字用の
セグメント51を共用化している。さらに、時刻表示の
“時”と“分”の間のコロンの下部セグメント42と距
離表示の距離データの少数点を示す数字用のセグメント
52を共用化している。
【0049】このようなセグメントの共用化によって、
セグメントを増加させることなく液晶ディスプレイ17
に2種類の画面の表示を行うことが可能となった。
【0050】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
となく、種々の変形が可能である。例えば、本実施例で
はパッシブ方式の測距装置12が用いられているが、本
発明はこの測距方式に限定されることなく、アクティブ
方式の測距装置を用いてもよい。また、本実施例では表
示手段として液晶ディスプレイ17を用いているが、E
LD(electroluminescent display)やPD(plasma d
isplay)などのその他のディスプレイデバイスを用いて
もよい。
【0051】さらに、本実施例では、押しボタン式の距
離スイッチ19を用いて、距離データの読み出しを行っ
ているが、ダイヤル式のスイッチであってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のマ
ニュアルフォーカスカメラは、焦点を合わせる距離の指
定を受け付ける距離指定手段と、距離指定手段で受け付
けた距離のデータを表示画面に表示する表示手段と、シ
ャッターボタンが押されることにより、距離指定手段で
受け付けた距離に自動的に焦点を合わせるフォーカシン
グ手段とを備えている。このように、ユーザは指定した
距離が表示手段によって表示画面に表示されるので、ユ
ーザは指定した距離が正しく受け付けられたことを視覚
的に確認することができ、視覚的に優れたマニュアルフ
ォーカスカメラが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るオートフォーカスカメラの外観
を示す斜視図である。
【図2】制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【図3】制御ユニットによる処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図4】制御ユニットによる処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図5】制御ユニットによる処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図6】制御ユニットによる処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図7】制御ユニットによる処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図8】液晶ディスプレイへの画面表示の例を示す図で
ある。
【図9】液晶ディスプレイへの画面表示の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
11…シャッターボタン、12…測距装置、13…レン
ズ鏡胴、14…モータ、15…電源スイッチ、17…液
晶ディスプレイ、18…モードスイッチ、19…距離ス
イッチ、31…制御部、31a…モード設定部、31b
…ラッチ設定部、32…距離記憶部、36…表示制御
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/18 - 17/20 G02B 7/02 - 7/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点を合わせる距離の指定を受け付ける
    距離指定手段と、 前記距離指定手段で受け付けた距離のデータをカメラ上
    に設けられた表示画面に表示する表示手段と、 シャッターボタンが押されることにより、前記距離指定
    手段で受け付けた距離に自動的に焦点を合わせるフォー
    カシング手段とを備え、 前記表示手段は、前記表示画面に時刻データである“日
    時分”を表示させることができ、 前記表示画面は、時刻データを表示させる際の“時”を
    示す数字列用のセグメントと距離データを表示させる際
    の整数部を示す数字列用のセグメントに同一のセグメン
    トを割り付け、時刻データを表示させる際の“分”を示
    す数字列用のセグメントと距離データを表示させる際の
    少数部を示す数字列用のセグメントに同一のセグメント
    を割り付け、さらに、時刻データを表示させる際の
    “時”と“分”の間のコロン用のセグメントと距離デー
    タを表示させる際の小数点を示す数字列用のセグメント
    に同一のセグメントを割り付けることを特徴とするマニ
    ュアルフォーカスカメラ。
  2. 【請求項2】 前記距離指定手段は、距離の異なる複数
    の距離データが記憶され、各距離データがそれぞれ異な
    る読み出し順番を有する記憶部と、押ボタンが押し下げ
    られた後開放されるまでの間、前記記憶部に記憶された
    複数の距離データの中から読み出し順番の小さい順に距
    離データを所定時間ごとに読み出して、一番大きな読み
    出し順番の距離データを読み出した後は、一番小さな読
    み出し順番の距離データに戻って読み出しを繰り返すシ
    フトスイッチとを備え、 前記表示手段は前記距離指定手段によって読み出された
    距離データを順次表示画面に表示し、 前記フォーカシング手段は前記距離指定手段によって読
    み出された最後の距離データの示す距離に焦点を合わせ
    ることを特徴とする請求項1記載のマニュアルフォーカ
    スカメラ。
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