JP3014851B2 - 除湿乾燥方法 - Google Patents

除湿乾燥方法

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JP3014851B2
JP3014851B2 JP4103622A JP10362292A JP3014851B2 JP 3014851 B2 JP3014851 B2 JP 3014851B2 JP 4103622 A JP4103622 A JP 4103622A JP 10362292 A JP10362292 A JP 10362292A JP 3014851 B2 JP3014851 B2 JP 3014851B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低湿度の空気を穀物に
与えることで、供給された空気が穀物中の水分を吸収し
乾燥させることができる除湿乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一定能力を有する除湿機により得
られた常温定湿空気を乾燥用空気として、乾燥機内に収
納した穀物に浴びせて穀物の水分をゆっくりと吸収する
ことにより除湿乾燥するようにした除湿乾燥方法は、本
出願前例えば特開平3−274381号公報に記載され
ていて公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従前のこの
種、除湿乾燥方法においては、一定の出力を備えた除湿
機により得られた常温定湿空気を穀物の水分および外気
湿度に関係なく穀物に浴びせてゆっくりと除湿乾燥せし
めていたものである。しかしながら、上述のように常温
定湿空気により穀物を除湿乾燥せしめた際においては、
除湿機の出力は予め制限されているため、乾燥の進行に
伴い穀物水分が16%以下と低くなったり、或は外気湿
度が70%以上と高くなった時には表1に示されたよう
に、外気温度に関係なく除湿能力が極端に低下し、乾燥
条件によっては逆に外気の水分を穀物が吸湿して穀物水
分が高くなり、乾燥が停止されるという問題点を有して
いた。
【表1】
【0004】本発明は、除湿乾燥に際して穀物水分が一
定値以下の場合と外気湿度が一定値以上の場合には、外
気温度に関係なく除湿空気の通風量を減少させて除湿空
気湿度を低下させ乾燥を促進させることができる除湿乾
燥方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の除湿乾燥方法は、穀物を低湿度の空気の除
湿作用で除湿乾燥せしめる際に、該穀物の水分が16%
以下に、また、外気湿度が70%以上となったら、外気
温度に関係なく除湿空気の通風量を減少して除湿空気の
湿度を低下させながら乾燥するものである。
【0006】
【作用】乾燥機内に例えば水分20%の穀物を所定量投
入した後、出力5000Kal/Hの除湿機により得ら
れた除湿空気を通風量1m3 /sをもって乾燥機に送風
して除湿乾燥を行えば、表2に示されたような乾減率を
もって穀物の除湿乾燥がなされる。
【表2】 ところで、上述のような除湿乾燥作業により穀物水分が
16%以下となり、しかも外気湿度が70%以上になる
と乾減率は表1に示されたように0からマイナス状態に
移行され、外気の水分を穀物が吸湿して穀物水分が逆に
高くなり乾燥が進行しなくなる。
【0007】このように、穀物水分が16%以下に、ま
た外気湿度が70%以上となったことを適宜の水分検出
器および外気湿度検出器により検出されたら除湿空気の
通風量を0.5m3 /sに減少して除湿空気湿度を低下
させながら乾燥作業を行なえば、外気温度に関係なく表
3に示されたような数値の乾減率をもって順次乾燥がな
され、所期の水分例えば14.5%の乾燥穀物が得られ
る。
【表3】 したがって、本発明の除湿乾燥方法によれば、除湿空気
の通風量を穀物水分が所定値以下に、また外気湿度が所
定値以上となった時に減少させ、除湿空気湿度を低下さ
せることで、たとえ水分が低い穀物であっても、吸湿現
象を発生させることなく所期水分まで乾燥させることが
できる。
【0008】
【実施例】本発明に係る除湿乾燥方法を実施させるため
のブロック回路について説明する。図1において、1
は、乾燥時間中被乾燥穀物の水分を経時的に検出して、
その検出信号を比較回路4へ送るための水分検出器であ
って、本実施例の水分検出器1は例えば1時間おきに被
乾燥穀物の水分を乾燥初期より乾燥終了時まで経時的に
検出するようになっている。2は、籾乾燥時間中外気湿
度を経時的に検出してその検出信号を比較回路4へ送る
ための外気湿度検出器であって、本実施例の外気湿度検
出器2は例えば1時間おきに外気を乾燥初期より乾燥終
了まで経時的に検出するものである。3は、水分および
外気湿度基準設定回路であって、この回路3は被乾燥穀
物の水分および外気湿度を経時的に検出した時に、予め
決定された水分基準値と外気湿度基準値の信号をそれぞ
れ比較回路4へ送る役目をもたせたものであり、上記水
分および外気湿度基準設定回路3中には、図2に示され
たように、例えば穀物の水分が16%となるまでは除湿
機5の通風量を1m3 /sに維持させ、また、穀物水分
が16%以下となった時に、通風量を0.5m3 /sに
減少されるような水分基準表と、図3に示されたよう
に、外気湿度が70%以下の場合には除湿機5の通風量
を1m3 /sに維持させ、また、外気湿度が70%以上
となった時に通風量を0.5m3 /sに減少されるよう
な外気湿度基準表がそれぞれ組込まれている。4は、水
分検出器1および外気湿度検出器2よりそれぞれ経時的
に送られてきた信号と、水分および外気湿度基準設定回
路3より経時的に送られてきた信号とを比較して除湿機
5に信号を送るための比較回路であって、除湿乾燥作業
中において、水分検出器1および外気湿度検出器2によ
りそれぞれ検出された穀物水分および外気湿度の数値が
図2および図3に示された水分基準表および外気湿度基
準表に決定された数値が16%以下および70%以上の
ときには除湿機5へ信号を送って除湿機5の通風量を1
3 /sより0.51m3 /sに減少制御して被乾燥穀
物が吸湿現象を発生することなく乾燥を促進せしめて、
例えば14.5%に仕上げ乾燥せしめる。上述の除湿機
5は、吸引した大気中の湿り空気をエバポレータにより
冷却除湿空気となし、これをさらにコンデンサーにより
常温除湿空気となし、得られた常温除湿空気を、吸引し
た大気中の湿り空気と混合して常温定湿空気とした後、
送風機により被乾燥穀物が収容された乾燥機6へ送風し
て該被乾燥穀物を除湿乾燥させるような構成を有するも
のであって、本実施例の除湿機5は、例えば出力500
0Kal/Hで通風量が0.5m3 /s〜1m3 /sに
調整できるような構成を備えたものである。
【0009】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような方法を有
するので、以下に記載されるような効果を奏する。穀物
を低湿度の空気の吸湿作用で除湿乾燥せしめる際に、該
穀物の水分が16%以下に、また、外気湿度が70%以
上となったら、外気温度に関係なく除湿空気の通風量を
減少して除湿空気湿度を低下させながら乾燥したので、
たとえ出力が一定の除湿機を使用して穀物を除湿乾燥し
た場合にあっても、通風量の単なる減少による除湿空気
湿度の低下作用で、乾燥作業中において外気の水分が穀
物に吸湿され乾燥が進行しなくなるという吸湿現象の発
生を未然に防止しながら所期水分まで効率的に乾燥させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法を実施させるためのブロック
回路図である。
【図2】予め設定された水分基準表の一例説明図であ
る。
【図3】予め設定された外気湿度基準表の一例説明図で
ある。
【符号の説明】
1 水分検出器 2 外気湿度検出器 3 水分および外気湿度基準設定回路 4 比較回路 5 除湿機 6 乾燥機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物を低湿度の空気の除湿作用で除湿乾
    燥せしめる際に、該穀物の水分が16%以下に、また、
    外気湿度が70%以上となったら、外気温度に関係なく
    除湿空気の通風量を減少して除湿空気の湿度を低下させ
    ながら乾燥することを特徴とする除湿乾燥方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200479848Y1 (ko) * 2015-08-31 2016-03-14 김찬식 담배 및 라이터 휴대 케이스

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200479848Y1 (ko) * 2015-08-31 2016-03-14 김찬식 담배 및 라이터 휴대 케이스

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