JP3014654U - ソレノイド用磁気フレーム - Google Patents

ソレノイド用磁気フレーム

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JP3014654U JP1995000520U JP52095U JP3014654U JP 3014654 U JP3014654 U JP 3014654U JP 1995000520 U JP1995000520 U JP 1995000520U JP 52095 U JP52095 U JP 52095U JP 3014654 U JP3014654 U JP 3014654U
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林 浩 行 栗
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板厚を小さくしても、その板厚よりも小さい
内径のねじ孔を形成することができ、ばりがあったとし
ても、通電不良となる心配のないソレノイド用磁気フレ
ームを提供する。 【構成】 第1の面1e上に形成された第1の孔部1d
1と、この第1の孔部1d1から第1の面1eに対向す
る第2の面1fに連通し、第1の面1eから第2の面1
fまでの厚さ寸法および第1の孔部1d1の内径寸法よ
りも小さい内径の第2の孔部1d2をねじ孔1dに備え
ているソレノイド用磁気フレーム1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、キーシリンダに差し込まれているイグニションキーの位置に応じ てオートマチックトランスミッションのセレクトレバーを切換え可能としたり、 切換え不能としたりするのに利用されるシフトロック用のソレノイドに関し、特 にソレノイド用磁気フレームに関する。
【0002】
【従来の技術】
キーシリンダに差し込まれているイグニションキーの位置に応じてオートマチ ックトランスミッションのセレクトレバーを切換え可能としたり、切換え不能と するシフトロック用のソレノイドのソレノイド用磁気フレームとしては、セレク トレバー支持用のステーなどの構造材にビスによって固定するためのねじ孔が設 けられているものが知られている。ねじ孔はソレノイド用磁気フレームの板厚寸 法よりも大きく、均一の内径を有するものとして打ち抜き加工によって成形され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したようなソレノイド用磁気フレームにおいて、板厚よりも小さい内径の ねじ孔を打ち抜き加工によって成形するには、金型の寿命を極端に短くするおそ れがある。また、ねじ孔は、構造材が取り付けられる面からソレノイドのボビン が設けられている側の面に向けて打ち抜き加工されているため、ソレノイドのボ ビン側に打ち抜きの際のばりがでやすく、ねじをねじ込んだ際に、そのばりがボ ビン側に突出したものとなるため、突出したばりがボビンに巻かれているソレノ イドコイルに接触しないとは言い難く、ばりがソレノイドコイルに接触すると、 ソレノイドコイルの通電不良を起こしかねないという問題点があった。
【0004】
【考案の目的】
この考案に係わるソレノイド用磁気フレームは、板厚を小さくしてもその板厚 よりも小さい内径のねじ孔を形成することができ、ばりがあったとしても通電不 良となる心配のないソレノイド用磁気フレームを提供することを目的としている 。
【0005】
【考案の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の請求項1に係わるソレノイド用磁気フレームでは、プランジャ挿通 孔を有するボビンに巻回されたソレノイドコイルの外側に配置され、このソレノ イドコイルが励磁された際、上記プランジャ挿通孔内に移動可能に配置されたプ ランジャを戻しばねに抗して移動させるための磁気を通すとともに構造材固定用 のねじ孔を設けている磁性材製のソレノイド用磁気フレームであって、ねじ孔は 、第1の面上に形成された第1の孔部と、この第1の孔部から第2の面に連通し 、第1の面から第2の面までの厚さ寸法および第1の孔部の内径寸法よりも小さ い内径の第2の孔部を備えている構成としたことを特徴としている。この考案の 請求項2に係わるソレノイド用磁気フレームでは、平板状をなすフレーム本体と 、このフレーム本体の両端に、フレーム本体とコ字状をなしていてボビンに固着 されるボビン固定部を形成した側板とが備えられ、ねじ孔の第1の孔部は、フレ ーム本体の厚さ方向に深さを有して、このフレーム本体に対する第1の面側から 加圧成形されており、ねじ孔の第2の孔部は、第1の面側に対向する第2の面側 から打ち抜き成形されていることとしている。この考案の請求項3に係わるソレ ノイド用磁気フレームでは、第2の孔部に雌ねじが成形されていることとしてい る。この考案の請求項4に係わるソレノイド用磁気フレームでは、構造材は第2 の面側に配置され、構造材を介して第2の面側からねじが螺挿されることとして いる。
【0007】
【考案の作用】
この考案の請求項1に係わるソレノイド用磁気フレームでは、第2の孔部がソ レノイド用磁気フレームの第1の面から第2の面までの板厚から第1の孔部の深 さ分を引いた寸法の板厚に対して設けられているため、この第2の孔部のある部 分の板厚に対する大きい内径として第2の孔部が設けられても、第2の孔部はソ レノイド用磁気フレームの板厚よりも小さい寸法に定められる。また、第2の孔 部の第1の孔部側には第2の孔部から第1の面までの間に第2の孔部の内径より も大きい空間が定められるため、第2の孔部の端部にばりなどがあったとしても 、そのばりは第1の面上に突出することはない。この考案の請求項2に係わるソ レノイド用磁気フレームでは、第2の孔部がフレーム本体の板厚から第1の孔部 の深さ分を引いた寸法の板厚に対して設けられているため、この第2の孔部のあ る部分の板厚に対する大きい内径として第2の孔部が設けられても、第2の孔部 はフレーム本体の板厚よりも小さい寸法に定められる。また、第2の孔部の第1 の孔部側には第2の孔部から第1の面までの間に第2の孔部の内径よりも大きい 空間が定められるため、第2の孔部の端部にばりなどがあったとしても、そのば りは第1の面上に突出することはない。この考案の請求項3に係わるソレノイド 用磁気フレームでは、第2の孔部がソレノイド用磁気フレームの第1の面から第 2の面までの板厚から第1の孔部の深さ分を引いた寸法の板厚に対して設けられ ているため、この第2の孔部のある部分の板厚に対する大きい内径として第2の 孔部が設けられても、第2の孔部はソレノイド用磁気フレームの板厚よりも小さ い寸法に定められる。また、第2の孔部の第1の孔部側には第2の孔部から第1 の面までの間に第2の孔部の内径よりも大きい空間が定められるため、第2の孔 部の端部にばりなどがあったとしても、そのばりは第1の面上に突出することは ない。この考案の請求項4に係わるソレノイド用磁気フレームでは、第2の孔部 がソレノイド用磁気フレームの第1の面から第2の面までの板厚から第1の孔部 の深さ分を引いた寸法の板厚に対して設けられているため、この第2の孔部のあ る部分の板厚に対する大きい内径として第2の孔部が設けられても、第2の孔部 はソレノイド用磁気フレームの板厚よりも小さい寸法に定められる。また、第2 の孔部の第1の孔部側には第2の孔部から第1の面までの間に第2の孔部の内径 よりも大きい空間が定められるため、第2の孔部の端部にばりなどがあったとし ても、第2の面側に配置される構造材にばりが接触することはなく、構造材を介 して第2の面側からねじが螺挿されても、ばりは第1の面上に突出することはな い。
【0008】
【実施例】
図1ないし図5にはこの考案に係わるソレノイド用磁気フレームの実施例が示 されており、図1および図2はソレノイド用磁気フレームの構造図、図3ないし 図5はソレノイド用磁気フレームの製造方法の手順の説明図である。
【0009】 図示するソレノイド用磁気フレーム1が用いられるソレノイド30は、主とし て、プランジャ2、戻しばね3、ボビン4、ソレノイドコイル5、ソレノイド用 磁気フレーム(以下、フレームと言う。)1から構成されている。
【0010】 プランジャ2は、磁性材によって円柱形に形成されており、一端側に設けられ た出力部材取付け孔2aにオーリング(Oリング)9を介して棒状をなす出力部 材6が固着されている。この出力部材6は後述する図示しないオートマチックト ランスミッションのシフトロック機構に結合される。プランジャ2の他端側には 凹状の穴2bが設けられている。
【0011】 プランジャ2の他端側にはねじりコイルばねである戻しばね3の一端が係止さ れており、戻しばね3の他端は磁性材製のボトム7に係止されている。ボトム7 は、プランジャ2とほぼ同一の外径寸法を有する磁性材製のものであって、プラ ンジャ2側に形成された凸部7aがプランジャ2の穴2bに収納可能になってお り、端部に形成された軸部7bが後述するフレーム1に固着される。
【0012】 プランジャ2、戻しばね3、ボトム7は、円筒の磁性材製スリーブ8内に配置 されている。このスリーブ8内でボトム7は他端側に配置され、プランジャ2は 一端側に配置され、戻しばね3はボトム7とプランジャ2の間に配置されている ため、プランジャ2は戻しばね3の弾性反発力によってスリーブ8の一端に向け 、ボトム7から予め定められた距離を置いて付勢されている。スリーブ8はボビ ン4内に収められている。
【0013】 ボビン4は、樹脂成形されており、中央に設けられたプランジャ挿通孔4a内 にスリーブ8が組込まれている。また、プランジャ挿通孔4aの外側にはコイル 巻回部4bが形成されているため、このコイル巻回部4bにコイル線5aを巻回 したソレノイドコイル5が設けられている。ソレノイドコイル5のコイル線5a は両端がコイルターミナル10、11に電気的に接続されている。そして、ボビ ン4の外側にフレーム1が配置されている。
【0014】 フレーム1は、平板状をなすフレーム本体1aと、このフレーム本体1aの両 端にフレーム本体1aとコ字状をなして形成された第1、第2の側板(側板)1 b、1cとが磁性材を素材として成形されている。
【0015】 フレーム本体1aの一端側に配置された第1の側板1bのほぼ中央には、一方 のボビン固定部であるスリーブ支持孔1b1が設けられているため、このスリー ブ支持孔1b1にスリーブ8の一端側が係止されている。第1の側板1bはスリ ーブ8の一端側に電気的に接続されているため、この第1の側板1bからスリー ブ8に磁気を通す。また、フレーム本体1aの他端側に配置された第2の側板1 cのほぼ中央にはボトム7の軸部7bを加締固定するための他方のボビン固定部 であるボトム取付け孔1c1が設けられているため、このボトム取付け孔1c1 にスリーブ8内に収容されたボトム7が加締することによって固定されている。 第2の側板1cはボトム7に電気的に接続されているため、ボトム7からの磁気 がこの第2の側板1cに通される。
【0016】 フレーム本体1aには構造材固定用のねじ孔1dが2個所に形成されている。 ねじ孔1dは、図2に示されるように、それぞれ予め定められた距離を置いて配 置されており、フレーム本体1aにおいてソレノイドコイル5側である第1の面 1eの反対側で構造材40が固定される第2の面1fに連通させて形成されてい る。
【0017】 ねじ孔1dは、図5に示されるように、フレーム本体1aの第1の面1e上に 形成された第1の孔部1d1と、この第1の孔部1d1から第2の面1fに連通 したものとして第1の面1eから第2の面1fまでの板厚寸法T0および第1の 孔部1d1の内径寸法D1よりも小さい内径寸法D2に形成された第2の孔部1 d2とが備えられている。
【0018】 第1の孔部1d1は、フレーム本体1aの第1の面1e上の第1の方向からこ のフレーム本体1aの厚さ方向に深さ寸法L1を有するものとして内径寸法D1 に加圧成形されている。
【0019】 そして、第2の孔部1d2は、第1の方向に対向する第2の方向である第2の 面1fから第1の孔部1d1に連通するものとして内径寸法D2に打ち抜き成形 されているため、第2の孔部1d2はフレーム本体1aの板厚寸法T0から第1 の孔部1d1の深さ寸法L1を引いた長さ寸法L2を有するものとなるので、第 2の孔部1d2の内径寸法D2が第2の孔部1d2のある部分の板厚寸法L2に 対して大きく成形されていても、フレーム本体1aの板厚寸法T0よりも小さい 値に定められる。
【0020】 第2の孔部1d2には雌ねじ1gがタッピングによって成形されている。雌ね じ1gには、図1に示されるように、フレーム本体1aの第2の面1fに当接さ れる構造材40のねじ穴40aを介してビス41がねじ込まれ、ビス41によっ てソレノイド30は構造材40に固定される。ビス41が第2の孔部1d2にね じ込まれた状態で、第2の孔部1d2の第1の孔部1d1側に第2の孔部1d2 の内径寸法D2よりも大きい内径寸法D1の空間Cが設けられているため、第2 の孔部1d2の第1の孔部1d1側に端部に打ち抜き成形やタッピングの際のば りが発生していたとしても、そのばりは空間C内に配置されてフレーム本体1a の第1の面1e上に突出することはない。
【0021】 このような構造を有するソレノイド30は、コイルターミナル10,11が図 示しないコネクタを介して外部のシフトロックコントローラに電気的に接続され る。シフトロックコンローラは、イグニションスイッチがオン位置にあってセレ クトレバーがパーキング位置にあるか、あるいはブレーキペダルが踏まれていな い状態であると、コイルターミナル10,11に電流を供給し、上記の条件が揃 わないとコイルターミナル10,11への電流供給は行わないため、コイルター ミナル10,11に電流が供給されると、ソレノイドコイル5は励磁され、ソレ ノイドコイル5によって発生した磁力がフレーム1のフレーム本体1a、第1の 側板1b、プランジャ2、ボトム7、フレーム1の第2の側板1c、フレーム1 のフレーム本体1aを通るので、プランジャ2は戻しばね3の弾性力に抗してボ トム7側に吸引移動され、プランジャ2がボトム7側に移動されることによって 出力部材6もボトム7側に移動されるため、シフトロック機構をロックの状態と してセレクトレバーをロックさせてセレクトレバーを無作為に切り替ることがで きないようにする。
【0022】 このようなソレノイド30に用いられるフレーム1は第1の孔部1d1および 第2の孔部1d2が図3,図4,図5に示される手順によって成形される。
【0023】 図3に示される第1の工程において、ホルダ51上にフレーム本体1aとなる 磁性材製のフレーム母材50を置き、プレス上型を加圧降下させることによって フレーム母材50の上方に配置された外径寸法D1の丸型ポンチ52を上面から 深さ寸法L1に対応したA位置まで移動させてフレーム母材50上に第1の孔部 1d1となる外径寸法D1の円形凹部50aを加圧成形する。
【0024】 次に、図4に示される第2工程において、第1工程で成形された円形凹部50 aを有するフレーム母材50の下方、すなわち、円形凹部50aを下面にしたフ レーム母材50を打ち抜き孔成形機53のホルダ54上において、円形凹部50 aの中心にボタンダイ55のダイ切刃55aの中心を一致させて置き、プレス上 型をプレス下型に対して加圧降下させることによって外径寸法D2のパンチ56 により円形凹部50aに同心で打ち抜き成形を行うことによって第2の孔部1d 2となる丸孔50bを成形する。
【0025】 このとき、第1工程で成形された円形凹部50aのあるフレーム母材50は、 円形凹部50aが形成されたことによって、円形凹部50a部分がフレーム母材 50の板厚寸法T0から円形凹部の深さ寸法L1を引いた板厚寸法L2を有する ものとなるので、この板厚寸法L2に対して設ける丸孔50bの孔径が板厚寸法 L2よりも大きいものとなっていても、丸孔50bの孔径はフレーム母材50の 板厚寸法T0よりも小さい値を選ぶことができる。
【0026】 そして、第3工程において、丸孔50bにタッピングによって雌ねじ1gを成 形することによって、図5に示されるように、第1工程で潰し成形した円形凹部 50aは第2工程で打ち抜き成形されることによって、第1の面1e上に形成さ れた第1の孔部1d1と、この第1の孔部1d1から第2の面1fに連通したも のとして第1の面1eから第2の面1fまでの板厚寸法T0および第1の孔部1 d1の内径寸法D1よりも小さい内径寸法D2に形成されていて雌ねじ1gを有 する第2の孔部1d2とが備えられたフレーム本体1aを得るものとなる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案の請求項1に係わるソレノイド用磁気フレ ームによれば、第2の孔部がソレノイド用磁気フレームの第1の面から第2の面 までの板厚から第1の孔部の深さ分を引いた寸法の板厚に対して設けられている ため、この第2の孔部のある部分の板厚に対する大きい内径として第2の孔部が 設けられても、第2の孔部はソレノイド用磁気フレームの板厚よりも小さい寸法 に定められる。また、第2の孔部の第1の孔部側には第2の孔部から第1の面ま での間に第2の孔部の内径よりも大きい空間が定められるため、第2の孔部の端 部にばりなどがあったとしても、そのばりは第1の面上に突出することはない。 この考案の請求項2に係わるソレノイド用磁気フレームによれば、第2の孔部が フレーム本体の板厚から第1の孔部の深さ分を引いた寸法の板厚に対して設けら れているため、この第2の孔部のある部分の板厚に対する大きい内径として第2 の孔部が設けられても、第2の孔部はフレーム本体の板厚よりも小さい寸法に定 められる。また、第2の孔部の第1の孔部側には第2の孔部から第1の面までの 間に第2の孔部の内径よりも大きい空間が定められるため、第2の孔部の端部に ばりなどがあったとしても、そのばりは第1の面上に突出することはない。この 考案の請求項3に係わるソレノイド用磁気フレームによれば、第2の孔部がソレ ノイド用磁気フレームの第1の面から第2の面までの板厚から第1の孔部の深さ 分を引いた寸法の板厚に対して設けられているため、この第2の孔部のある部分 の板厚に対する大きい内径として第2の孔部が設けられても、第2の孔部はソレ ノイド用磁気フレームの板厚よりも小さい寸法に定められる。また、第2の孔部 の第1の孔部側には第2の孔部から第1の面までの間に第2の孔部の内径よりも 大きい空間が定められるため、第2の孔部の端部にばりなどがあったとしても、 そのばりは第1の面上に突出することはない。この考案の請求項4に係わるソレ ノイド用磁気フレームによれば、第2の孔部がソレノイド用磁気フレームの第1 の面から第2の面までの板厚から第1の孔部の深さ分を引いた寸法の板厚に対し て設けられているため、この第2の孔部のある部分の板厚に対する大きい内径と して第2の孔部が設けられても、第2の孔部はソレノイド用磁気フレームの板厚 よりも小さい寸法に定められる。また、第2の孔部の第1の孔部側には第2の孔 部から第1の面までの間に第2の孔部の内径よりも大きい空間が定められるため 、第2の孔部の端部にばりなどがあったとしても、第2の面側に配置される構造 材にばりが接触することはなく、構造材を介して第2の面側からねじが螺挿され ても、ばりは第1の面上に突出することはなく、この考案に係わるソレノイド用 磁気フレームによれば、板厚を小さくしてもその板厚よりも小さい内径のねじ孔 を形成することができ、ばりがあったとしても通電不良となる心配がないという 優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるソレノイド用磁気フレームを
用いたソレノイドの車体取付け状態の縦断側面図であ
る。
【図2】図1に示したソレノイドの底面図である。
【図3】この考案に係わるソレノイド用磁気フレームの
製造手順を説明する縦断側面図である。
【図4】この考案に係わるソレノイド用磁気フレームの
製造手順を説明する縦断側面図である。
【図5】この考案に係わるソレノイド用磁気フレームの
部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 ソレノイド用磁気フレーム 1a フレーム本体 1b,1c 側板 1b1 スリーブ支持孔(ボビン固定部) 1c1 ボトム取付け孔(ボビン固定部) 1d ねじ孔 1d1 第1の孔部 1d2 第2の孔部 1e 第1の面 1f 第2の面 1g 雌ねじ 2 プランジャ 3 戻しばね 4 ボビン 4a プランジャ挿通孔 5 ソレノイドコイル

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プランジャ挿通孔を有するボビンに巻回
    されたソレノイドコイルの外側に配置され、このソレノ
    イドコイルが励磁された際、上記プランジャ挿通孔内に
    移動可能に配置されたプランジャを戻しばねに抗して移
    動させるための磁気を通すとともに構造材固定用のねじ
    孔を設けている磁性材製のソレノイド用磁気フレームで
    あって、 上記ねじ孔は、第1の面上に形成された第1の孔部と、
    この第1の孔部から第2の面に連通し、第1の面から第
    2の面までの厚さ寸法および第1の孔部の内径寸法より
    も小さい内径の第2の孔部を備えていることを特徴とす
    るソレノイド用磁気フレーム。
  2. 【請求項2】 平板状をなすフレーム本体と、このフレ
    ーム本体の両端に、フレーム本体とコ字状をなしていて
    ボビンに固着されるボビン固定部を形成した側板とが備
    えられ、 ねじ孔の第1の孔部は、フレーム本体の厚さ方向に深さ
    を有して、このフレーム本体に対する第1の面側から加
    圧成形されており、 ねじ孔の第2の孔部は、第1の面側に対向する第2の面
    側から打ち抜き成形されている請求項1に記載のソレノ
    イド用磁気フレーム。
  3. 【請求項3】 第2の孔部に雌ねじが成形されている請
    求項1または2に記載のソレノイド用磁気フレーム。
  4. 【請求項4】 構造材は第2の面側に配置され、構造材
    を介して第2の面側からねじが螺挿される請求項1、
    2、3のいずれかに記載のソレノイド用磁気フレーム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101144654B1 (ko) * 2011-10-20 2012-05-11 파코스(주) 오토레버용 솔레노이드 장치
KR101326911B1 (ko) * 2011-12-08 2013-11-20 현대자동차주식회사 솔레노이드와 이를 적용한 오토레버장치

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