JP3014543U - 独立気泡の、多孔質弾性体を持つ容器、袋。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 容器、袋の内容物の保存性が、より安全に、
品質の維持ができ、取り扱いが容易で、繰り返しの、開
封、密封ができ、かつ、ガス湿度の機密性の良い袋を、
供給する。 【構成】 ２−１は、独立気孔体より成る多孔質弾性体
を、指で軽く加圧すると、弾性体は、圧縮し、独立気孔
体の孔より、空気は排気される、指を離すと弾性体は、
元に戻ろうとする、２−２この時、独立気孔体は吸気を
行なおうとするが、２−３対面する袋の面を吸引する、
独立気孔体は、気孔の入り口を塞がれ減圧状態が生じ、
対面する袋の面を吸着する。袋を開封する場合、捻りの
作用で独立気孔は、簡単に吸着作用を開放し、２−４の
ように、対面体より剥離を始める、独立気孔体全てが剥
離すると、２−５独立気孔体は復元する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、紙、プラスチック、紙プラスチック積層品、プラスチック積層品、 あるいわ、これ等の複合品からなる容器、袋の開口部の、密封方法を改良する方 法に関するものである。

【０００２】 ［従来の技術］ 従来、紙業プラスチック業における、容器、袋の密封は、糸、接着剤、熱シー ル、によって、行なわれてきました。これ等の方法は、広く知られた方法である 。近年、ファースナー形状の凸凹の勘合によって、袋の密封を行なう方法がある 、この方法は、消費者にとっては、容易に開封でき、取り扱いの上で好のまれて いる。

【０００３】 しかし、ファースナーの凸凹が立体的であり、容器、袋に、ファースナーを、 取り付ける場合、ファースナーの立体部の、両端の処理と、容器、袋とのとりつ けに関して、均一性、密封性を、安定して製造することは、困難であり、特に、 容器、袋の内圧が、外気より、多少高い、又は、低い要求の場合には、密封性を 維持することができかねる要因があった。

【０００４】 ［考案が解決しようとしている課題］ 本考案の目的は、容器、袋の使用目的から、内容物の保存性、取り扱いの容易 性が強く望まれている、商品市場において、紙、プラスチックによる、商品包装 において、繰り返し開封、密封ができ、取り扱いが、容易でかつ、ガス、湿度の 機密性の良好な商品を提供することにある。

【０００５】 ［課題を解決する手段］ 本考案は、容器、袋の内容物の保存性が、より安全に、品質の維持が、叫ばれ ている、商品市場において、商品包装の一翼をになう、紙、プラスチック業会に 要望されている、取り扱いの容易性があり、繰り返しの、開封、密封性がよく、 ガス、湿度の機密性が高く、内部微高圧、内部微減圧の維持の可能なる手段は、 容器、袋の構成、構成材料では、解決しているが、開口部への対応は、今だ未解 決であり、鋭研労苦の結果、独立気孔体よりなる、多孔質弾性体によって、本課 題を解決できることを見いだした。すなわち、連続する独立気泡の、吸引作用に よって、対面する部分を、吸着し、開口部を密封することにより、本目的を達成 しうることを知りこの考案を完成するに至った。

【０００６】 ［実施例］ この考案は、▲ミリ▼単位以下の独立気孔体である、円筒、壺、球等の形状及び 不定形状の気孔で、形状復元力をもつ、加流ゴム、エラストマー、プラスチック よりなる多孔質弾性体（フォーム）の形状を、第１図によって、断面図としてし めす。 独立気孔の作用を第２図によって（２−１）排気、（２−２）吸気、（２−３ ）吸着、（２−４）剥離、（２−５）復元の原理断面図によつて示す。 独立気孔体よりなる、多孔質弾性体を取り付けた袋の１例を、斜面図を持って 、第３図をもって示し、第３図の円形部を、拡大して第４図で、側面図で示す。 そこで、本考案を、図面にしたがって、実施例の１例をもって説明すれば、つ ぎのとうりであります。 この考案は、独立気孔の吸着によって、容器、袋の開口部を、繰り返し密封を するための多孔質弾性体を第一図にしめし、この材質は、多孔質弾性体で、加流 ゴム、エラストマー、プラスチック、あるいは、これ等の複合体からなる、いず れの材質でもよいが、好ましくは、ガスバリヤ性の高い、ポリエステル、ナイロ ン、ポリ塩化ビニルデン、ポリビニールエチレン、アクリルニトリル等からなる 、形状復元力をもつ、▲ミリ▼単位以下の独立気孔体よりなり、独立気孔体相互 を連結する、弾性体の多孔質は、上記加流ゴム、エラストマ、プラスチック、あ るいは、これら等の複合体が好ましく、これ等材質よりなるシート、フイルムの 外部より圧力を加えると、第２図の１−５に示すように、独立気孔体の中空部の 空気が、中空部より排気され、外圧が除かれると、形状復元力こよって、吸気を おこなう、この時、独立気孔体に、対面するフイルムを吸引する、吸引した独立 気孔体は、その中空部分が、減圧状態のまま入り口を、対面するフイルムで閉鎖 される、この作用によって、袋の開口部が密封される、袋の開封の際は、独立気 泡体の吸着力は、捻りの力に弱いので、袋を開封使用する際は、人の開封動作の ごく自然な手の動きで、開封でき、第１図、第２図で説明をした本考案を袋に、 取り付けた形状が、第３図であります。この図面の点線の部分が独立気孔体より なる、多孔質弾性体でありますが、斜側面図では、よくわかりかねるためにしめ したのが、第４図でありま。、４−１は、袋本体の紙、プラスチック、紙プラス チック複合、積層、重合体の部分及び、 プラスチック複合、積層、重合体の部 分を示し、４−２は、本考案の独立気孔体よりなる、多孔質弾性体であるシート 、フイルムを示し、４−３は、４−１と４−２の接続部分を示す、この接続方法 として、通常一般に行なわれている、熱シール、粘着剤、接着剤等で接続するこ とわ自由である、又、４−１と４−２の接続の際に、接続部分に無機、有機の板 、シート、フイルム及び、これ等の複合、積層、重合体を媒体として接続するこ と、又、接続の部分が、一部もしくは、全面であつても、本考案の独立気孔の吸 引、吸着作用による、開口部の密封という目的を損なう物でなければ、いかなる 方法で行なうのも自由である。４−４は、本考案の対面する部分を示し、この部 分に関しても、本考案の目的に、叶うものであれば、如何なる物、如何なる方法 での対面材を用いてもよいが、好ましくはポリプロピレンシートの２００ミクロ ン以上の表面強度と剛性、ガスバリヤ性が望ましい、４−５は４−１と同一であ る。

【０００７】 以上図面に従って、本考案の一実施例に従って説明してきましたが、実施例に 、とどまるだけでなく、あらゆる形態の容器、袋、又紙、プラスチック、紙プラ スチック複合体、プラスチック複合体の材質に対応する、開口部の密封方法とし てかつ、簡単で容易に密封、開封を繰り返し行なえものであり、従来の製造機を 利用して生産できるという利点を持つ。

【０００８】 ［考案の効果］ 本考案は、前記した構造、構成を有し、容器、袋の内容物の保存性がより安全 に、維持され、ガス、湿度の機密性が高く、内部微高圧、内部微減圧の維持も可 能で、繰り返し開封、密封することができ、かつ使用の際しても、特別の注意の 必要もなく、使用の障害となることれはないという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【符号の説明】

【図１】断面図 独立気孔よりなる多孔質弾性体

【図２】断面図 ２−１排気図 ２−２吸気図 ２−３吸着図 ２−４剥離図 ２−５復元図

【図３】斜面図 考案を取り付けた袋

【図４】断面図 第３図円形部の拡大図 ４−１袋本体 ４−２本考案の部分 ４−３（４−１と４−２）の取り付け部分 ４−４本考案の対面部分 ４−５袋本体（４−１）と同じ

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成７年１月９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項３

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項５

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】独立気泡の吸引作用によって、袋の開口部
   を、密封する方法。
2. 【請求項２】独立気泡よりなる、多孔質弾性体によっ
   て、袋の開口部を、密封できる袋。
3. 【請求項３】独立気泡の吸引作用によって、容器の開口
   部を、密封する方法。
4. 【請求項４】独立気泡よりなる、多孔質弾性体によっ
   て、容器の開口部を、密封できる容器。
5. 【請求項５】独立気孔の吸引作用によって、容器の開口
   部の、フイルムを、固定すること。